JPH03294379A - 紫外線硬化型シリコーン系剥離剤並びに粘着部材及びセパレータ - Google Patents

紫外線硬化型シリコーン系剥離剤並びに粘着部材及びセパレータ

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JPH03294379A
JPH03294379A JP9721190A JP9721190A JPH03294379A JP H03294379 A JPH03294379 A JP H03294379A JP 9721190 A JP9721190 A JP 9721190A JP 9721190 A JP9721190 A JP 9721190A JP H03294379 A JPH03294379 A JP H03294379A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、油性インキ印字性と剥離特性に優れる剥離性
皮膜を形成する紫外線硬化型のシリコーン系剥離剤、並
びにががる皮膜を有する粘着部材及びセパレータに関す
る。
従来の技術及び課題 粘着テープ等の粘着部材における支持基材の背面を剥離
剤で処理して、基材背面より粘着面を容易に剥がせるよ
う対処されているが、その処理皮膜にはセパレータの場
合と同様、宛名書き等の必要から印字可能なことが望ま
れる。また、環境衛生性、火災に対する安全性、省エネ
ルギー性、剥離性付与処理の効率性などの点より、無溶
剤塗工の可能な剥離剤であることが望ましい。
従来、印字可能な剥離性皮膜を形成するシリコーン系剥
離剤としては、特殊なポリシロキサンに微粉末シリカや
エチルセルロースを配合したものが知られていた(特開
昭59−126475号公報、同59−147048号
公報)。しかし、剥離剤が充分に硬化せず、形成される
皮膜が剥離特性に乏しいという致命的な問題点があった
。また、剥離剤の粘度や均質性の確保の点より有機溶剤
による分散液として槍工する必要があり、無溶剤塗工が
困難な問題点もあった。
一方、分子中にエポキシ基官能性成分を含有するポリオ
ルガノシロキサンにオニウム塩系硬化触媒を配合し、紫
外線照射で硬化するようにした無溶剤塗工型のシリコー
ン系剥離剤が知られていた(特開昭56−38350号
公報、同60−47064号公報)。
しかし、形成される皮膜に油性インキで印字できない問
題点があった。また、形成皮膜の硬化が不充分となりや
すく、実用的レベルまで硬化させるには多くの紫外線照
射量を要し、その場合でも形成皮膜の剥離特性がバラツ
キやす(、これに貼着される粘着面が汚染されて接着力
が低下する問題点もあった。
課題を解決するための手段 本発明者らは上記の課題を克服し、紫外線による良好な
硬化性を示してその形成皮膜が油性インキ印字性と剥離
特性に優れ、かつ無溶剤塗工性の付与も可能な紫外線硬
化型のシリコーン系剥離剤等を開発するために鋭意研究
を重ねた結果、分子中にポリエーテル・ポリメチレン成
分とエポキシ成分を含有するポリオルガノシロキサン、
及びビニルエーテル基を有する化合物を併用することに
よりその目的を達成できることを見出し、本発明をなす
に至った。
すなわち本発明は、一般式 (ただし、Rは炭素数1〜20のアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基又はアラルキル基であり、Xはエ
ポキシ基官能性有機基であり、Yはポリエーテル・ポリ
メチレン基であり、m/(e十m + n )が0.0
5〜90%であり、n/ (e十m+n)が0.5〜9
0%である。)で表される数平均分子量が500〜50
0.000のポリオルガノシロキサンと、ビニルエーテ
ル基を有する化合物と、オニウム塩系・硬化触媒を成分
とすることを特徴とする紫外線硬化型シリコーン系剥離
剤、並びに 支持基材の片面に前記の紫外線硬化型シリコーン系剥離
剤からなる剥離性皮膜を有し、他面に粘着層を有するこ
とを特徴とする粘着部材、及び支持基材の片面又は両面
に前記の紫外線硬化型シリコーン算剥離剤からなる剥離
性皮膜を有することを特徴とするセパレータを提供する
ものである。
作用 上記の一般式で表されるポリオルガノシロキサンは、分
子中に含有するポリエーテル・ポリメチレン成分に基づ
いてオニウム塩系硬化触媒との相溶性に優れ、良好で安
定な紫外線硬化性を示す。
一方、ビニルエーテル基を有する化合物は、紫外線硬化
性、形成皮膜の油性インキ印字性をより向上させる。他
方、必要に応じて用いられるエポキシ系官能基を有する
単量体は、前記のビニルエーテル基を有する化合物との
相乗作用のもと、紫外線硬化性をさらに向上させる。そ
の結果、油性インキ印字性と剥離特性に優れるシリコー
ン系の剥離性皮膜が形成される。
発明の構成要素の例示 本発明において用いられるポリオルガノシロキサンは下
記の一般式で表される。
前記の一般式中、Rは炭素数が1〜20のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基である
。剥離性能の点よりはメチル基であることが好ましい。
前記一般式中のXはエポキシ基官能性有機基である。そ
の例としては、γ−グリシジルオキシプロビル基: β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルβ−(
4−メチル−3,4−エポキシシクロヘキなどがあげら
れる。
前記一般式中のYはポリエーテル・ポリメチレン基であ
る。この基は、オニウム塩系硬化触媒と相溶性のよいポ
リエーテル・ポリメチレン基含有化合物であればよい。
その例としては、一般式:%式% で表されるものがあげられる。式中、R1はポリメチレ
ン基である。R2は、エチレン基: (−CH2CH2
)、プロピレン基: (−CH2CH(CH3)  )
 、又はブチレン基: (−CH2CH(C2H5) 
 )である。R3は水素原子又は炭素数が1〜20のア
ルキル基である。なお本発明では、そのポリメチレン基
(R1)がトリメチレン基: (CH2CH2CH2)
であるものが入手容易さの点で好ましい。ポリエーテル
部分の重合度yは、ポリオルガノシロキサンにおけるポ
リエーテル・ポリメチレン基の含有割合にもよるが、一
般には硬化触媒との相溶性の向上の点から2〜100が
適当であり、就中2〜40が好ましい。
前記一般式中のelm、nは各構造単位の含有数を意味
する。本発明においてはm/ Ce +m+n)が0.
05〜90%で、n/ (e +m+n)が0.5〜9
0%のものが適当である。そのm/ (e + m +
n)が0.05%未満であると得られる剥離剤が紫外線
による硬化性に乏しくなり、90%を超えると形成され
る剥離性皮膜が剥離性能に乏しくなる。また、n/ (
e +m+ n )が0.5%未満であるとオニウム塩
系硬化触媒との相溶性、得られる剥離剤の紫外線による
硬化性が乏しくなり、90%を超えると形成される剥離
性皮膜が剥離性能に乏しくなる。
本発明においては無溶剤塗工性を付与する目的より、数
平均−分子量が500〜soo、ooo、好ましくは1
.000〜50.000のポリオルガノシロキサンが用
いられる。
上記した、分子中にエポキシ基官能性有機基とポリエー
テル・ポリメチレン基を含有するポリオルガノシロキサ
ンの調製は、例えば次の方法により行うことができる。
すなわち、前記した各構造単位の含有割合となるように
所定数の未置換水素を有し、残りの水素は炭素数が1〜
20のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、又
はアラルキル基で置換されたポリシロキサンと、オレフ
ィン・グリシジルエーテルの如きエチレン性二重結合を
有する、あるいはケイ素に結合した水素と反応しつる官
能基を有するエポキシ基含有化合物の所定量と、オレフ
ィン・エチレングリコールの如きエチレン性二重結合を
有する、あるいはケイ素に結合した水素と反応しつる官
能基を有するポリエーテル系化合物の所定量とを反応さ
せて、前記のポリシロキサンにおける未置換水素を介し
てエポキシ基含有化合物及びポリエーテル系化合物をヒ
ドロシリル化などにより導入する方法により得ることが
できる。
なお本発明において、 の各構造単位の連なりはブロック状でもよいし、ランダ
ムでもよい。
本発明において用いられるビニルエーテル基を有する化
合物としては例えば、 式:CH2=CH+0CH2CH2すτO−CH= C
H2(ただし、nは2以上の整数であり、無溶剤塗工性
の点よりは1000以下が好ましい。)で表されるポリ
エチレングリコールジビニルエーテルや、式: CH2
=CH−0CH2(つ←CH20CH=CH2で表され
る1、4−シクロヘキサンジメタツールジビニルエーテ
ルなどがあげられる。
ビニルエーテル基を有する化合物の配合量は、ポリオル
ガノシロキサン100重量部あたり、1〜10.000
重量部が適当であり、就中10〜1000重量部が好ま
しい。その配合量が1重量部未満では得られる剥離剤が
紫外線による硬化性に乏しくなり、形成される剥離性皮
膜が油性インキ印字性に乏しくなる。他方、10,00
0重量部を超えると形成される剥離性皮膜が剥離性能に
乏しくなる。
本発明の剥離剤は、オニウム塩系硬化触媒を用いて紫外
線照射により硬化処理できるようにしたものである。用
いるオニウム塩系硬化触媒については特に限定はなく、
公知物のいずれも用いることができる。その例としては
、式:  ArN2 ” Z″″R3S”Z″″   
R21”Z−(ただし、Arはアリール基、Rはアルキ
ル基又はアリール基、Z−はBF4−  PF6−  
AsF6− 5bFa −8bC1s″″   H8O
4’″   C10<−の如き非塩基性、かつ非求核性
の陰イオンである。)で表されるようなジアゾニウム塩
、スルホニウム塩、ヨードニウム塩などがあげられる。
オニウム塩系硬化触媒の配合量は、被硬化成分であるポ
リオルガノシロキサンと、ビニルエーテル基を有する化
合物と、必要に応じて配合されるエポキシ系官能基を有
する単量体の合計100重量部あたり0.1〜20重量
部が適当であり、就中0.5〜lO重量部が好ましい。
その配合量が0.1重量部未満では紫外線による硬化性
に乏しいし、20重量部を超えると剥離性能が阻害され
る場合がある。
本発明の剥離剤においては、前記したように必要に応じ
1個又は2個以上のエポキシ系官能基を有する単量体を
配合してもよい。かかる単量体はオニウム塩系硬化触媒
の分散剤等としても有効である。一般に用いられるエポ
キシ系官能基を有する単量体の例としては、 エチレングリコールジグリシジルエーテル:グリセリン
ジグリシジルエーテル: ビニルシクロヘキセンジオキサイド: す 3.4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’、4’エ
ポキシシクロヘキサン力ルポキシレート:ビス−(6−
メチル−3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート
: などがあげられる。
エポキシ系官能基を有する単量体は他成分と同様、1種
又は2種以上を用いてよく、その配合量は紫外線硬化性
の向上効果の点より、ポリオルガノシロキサン100重
量部あたり1〜10.000重量部が適当であり、就中
10〜1000重量部が好ましい。
本発明の紫外線硬化型シリコーン系剥離剤の調製は、配
合成分を適宜に混合することにより行うことができる。
混合粘度が高くなり過ぎる場合や無溶剤塗工性である必
要がない場合などには、適宜な有機溶剤を用いて各成分
を溶液ないし分散液とし、これを混合する方式などとし
てもよい。なお、剥離剤の調製に際しては、必要に応じ
て充填剤、カップリング剤、顔料や色素等の各種の着色
剤などの適宜な添加剤を配合してもよい。
本発明の紫外線硬化型シリコーン系剥離剤を用いての剥
離性の付与処理は、従来の紫外線硬化型シリコーン系剥
離剤と同様に行うことができる。
すなわち例えば、スクイズコータ等の適宜な塗工機を用
いて被処理体に剥離剤を塗工し、塗工層を高圧水銀ラン
プやメタルハライドランプなどの適宜な紫外線源により
紫外線を照射する方法などにより硬化処理することがで
きる。剥離剤の塗工量は0.1〜5g/Iiが一般的で
ある。紫外線の照射量は、剥離剤の硬化特性に応じ適宜
に決定してよい。なお、紫外線による硬化処理は加熱処
理下に行ってもよい。
本発明の紫外線硬化型シリコーン系剥離剤は、例えばセ
パレータの形成や、粘着テープ等の粘着部材における背
面処理など、粘着面に接着され、その粘着面より容易に
剥離できることが望まれる用途などに好ましく用いられ
る。
本発明の粘着部材は、前記の紫外線硬化型シリコーン系
剥離剤からなる剥離性皮膜を支持基材の片面に設け、他
面に粘着層を設けたものである。
一方セパレータは、かかる剥離性皮膜を支持基材の片面
又は両面に設けたものである。用いる支持基材ついては
特に限定はない。一般には、紙、プラスチックラミネー
ト紙、布、プラスチックラミネート布、プラスチックフ
ィルム、金属箔、発泡体などが用いられる。なお粘着部
材の形成は、予め剥離性皮膜を設けた支持基材の他面に
粘着剤を付設する方法など、公知の方法で行ってよい。
発明の効果 本発明のシリコーン系剥離剤は、オニウム塩系硬化触媒
の相溶性が良好で紫外線による硬化性に優れており、被
処理体との密着性に優れて脱落しにくいなど剥離特性に
優れる剥離性皮膜を形成する。また、その剥離性皮膜に
油性インキで良好に印字することができる。
その結果、かかる剥離性皮膜を有する本発明の粘着部材
及びセパレータは、剥離性皮膜で粘着面が汚染されに<
<、接着力が良好に維持される。
実施例 参考例1 撹拌羽根、温度計、滴下ロートを備えたガラス製三ツロ
フラスコに、4−ビニルシクロヘキセンモノオキサイド
37.8部(重量部、以下同様)と、ポリエチレングリ
コールアリルメチルエーテル(数平均分子量450) 
137.1部をテトラヒドロフラン500部に溶解させ
た溶液を加え、乾燥窒素気流下で30分間撹拌後、これ
にヒドロシリル化用白金触媒(白金−ビニルシロキサン
錯塩)2.0部を添加して更に10分間撹拌後、系を4
0℃に加温した。次に式:再度減圧乾燥機にてn−へブ
タンを乾燥除去した。
得られた生成物は、赤外吸収スペクトル、NMRスペク
トル分析の結果、下記の分子構造を有するものであった
。また、その数平均分子量は4700であった。
(ただし、p / q =18/10であり、はランダ
ムに配列している。) で表される数平均分子量が2100のポリジメチル・メ
チルハイドロジエンシロキサン共重合体100部を、撹
拌下にある前記の40℃に加温した系に約1時間かけて
徐々に滴下し、その後、系を45℃に保持して24時間
反応させた。
得られた反応液を減圧乾燥機に入れてテトラヒドロフラ
ンを乾燥させたのち、その乾燥物をnヘプタン中で繰り
返し精製して未反応物を除去し、(ただし、Xaは−C
2Ha G。
Yaは−C3He  0(CH2CH20h■CH3で
あり、p/r/5=181515である。また、参考例
2 4−ビニルシクロヘキセンモノオキサイドの使用量を7
5.5部とし、テトラヒドロフランの使用量を350部
とすると共に、ポリエチレングリコールアリルメチルエ
ーテルを使用しないほかは参考例1に準じて数平均分子
量が3200のポリオルガノシロキサンを得た。
このポリオルガノシロキサンは、前記の式におけるp 
/ r / sが18/1010であり、従って分子中
にポリエーテル・ポリメチレン基を有しないものである
実施例1 参考例1で得たポリオルガノシロキサン100部に、ト
リエチレングリコールジビニルエーテル100部、及び
スルホニウム塩系硬化触媒2.5部を加えて充分に撹拌
混合し、本発明のシリコーン系剥離剤(無溶剤塗工型)
を調製した。
次に、前記の剥離剤をスクイズコータにて厚さ38tn
aのポリエチレンテレフタレートフィルムに、塗工量が
1g/dとなるよう塗工し、これを高圧水銀ランプを設
置した紫外線照射装置にて塗工面に紫外線を照射して硬
化処理し、セパレータを形成した。なお、紫外線の照射
量は1ジユール/c11?とした。
実施例2 参考例1で得たポリオルガノシロキサン100部に、ト
リエチレングリコールジビニルエーテル50部、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3゛4°−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート50部、及びスルホニ
ウム塩系硬化触媒2.5部を加えて充分に撹拌混合して
本発明のシリコーン系剥離剤(無溶剤塗工型)を調製し
、これを用いて実施例1に準じセパレータを得た。
比較例1 参考例2で得たポリオルガノシロキサン100部に、ト
リエチレングリコールジビニルエーテル100部、及び
スルホニウム塩系硬化触媒2.5部を加えて充分に撹拌
混合してシリコーン系剥離剤(無溶剤塗工型)を調製し
、これを用いて実施例1に準じセパレータを得た。
比較例2 参考例1で得たポリオルガノシロキサン100部にスル
ホニウム塩系硬化触媒2.5部を加えて充分に撹拌混合
してシリコーン系剥離剤(無溶剤塗工型)を調製し、こ
れを用いて実施例1に準じセパレータを得た。
特性を調べた。
[硬化性] セパレータにおける剥離性皮膜にベトッキがない場合を
○、少々ある場合を△、ベトッキが大きい場合を×とし
て評価した。
比較例3 市販の熱硬化タイプの付加反応型シリコーン系剥離剤を
スクイズコータにて厚さ38umのポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、塗工量がIg/−となるよう塗工
し、これを120’Cのオーブン中で5分間熱キユアー
させてセパレータを得た。
比較例4 厚さ38uIIlのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを剥離剤で処理せずにそのままセパレータとして用い
た。
評価試験 実施例、比較例で得たセパレータにつき下記の[印字性
] 市販の油性インキベンでセパレータにおける剥離性皮膜
の表面に文字を書き、ハジキのない場合を○、少々ある
場合を△、著しい場合を×として評価した。
[剥離力] 20℃、65%R,H,下でセパレータの剥離性皮膜面
の上に幅25+wnの市販粘着テープ(日東電工社製、
クラフトテープN11712)を重さ2kIrのゴムロ
ーラを一往復させて圧着し、その粘着テープの上に50
g/c−の荷重をかけた状態で20℃下に48時間放置
したのち、荷重を解いて20℃、65%R,H,下に2
時間放置し、得られたものについてショツパーにより粘
着テープを300 ms /分の速度で引き剥がして(
180度ビール)、その剥離に要する力を求めた(4サ
ンプルの平均値)。
[残留接着率J(粘着剤面の非汚染性)20℃、65%
R,H,下でステンレス板(SIIS27CP )の耐
水研摩紙(280番)で充分に研摩して洗浄した面に、
上記の剥離力を測定した後の粘着テープを重さ2kgの
ゴムローラを一往復させて圧着し、30分間放置したも
のについて上記と同様にして剥離に要する力を求めた。
そして得られた測定値の、前記と同様にして剥離性皮膜
面に接触させたことがない粘着テープについて求めた測
定値に対する残留接着力の割合を残留接着率として算出
した(4サンプルの平均値)。
表から明らかなように、本発明の紫外線硬化型シリコー
ン系剥離剤は、紫外線による硬化性が良好で、形成され
た剥離性皮膜は油性インキ印字性に優れると共に、剥離
力(粘着面との接着力)や粘着面の非汚染性等の剥離特
性に優れている。
結果を次表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Rは炭素数1〜20のアルキル基、シクロア
    ルキル基、アリール基又はアラルキル基であり、Xはエ
    ポキシ基官能性有機基であり、Yはポリエーテル・ポリ
    メチレン基であり、m/(l+m+n)が0.05〜9
    0%であり、n/(l+m+n)が0.5〜90%であ
    る。)で表される数平均分子量が500〜500,00
    0のポリオルガノシロキサンと、ビニルエーテル基を有
    する化合物と、オニウム塩系硬化触媒を成分とすること
    を特徴とする紫外線硬化型シリコーン系剥離剤。 2、エポキシ系官能基を有する単量体を含有する請求項
    1に記載の紫外線硬化型シリコーン系剥離剤。 3、支持基材の片面に請求項1に記載の紫外線硬化型シ
    リコーン系剥離剤からなる剥離性皮膜を有し、他面に粘
    着層を有することを特徴とする粘着部材。 4、支持基材の片面又は両面に請求項1に記載の紫外線
    硬化型シリコーン系剥離剤からなる剥離性皮膜を有する
    ことを特徴とするセパレータ。
JP9721190A 1990-04-12 1990-04-12 紫外線硬化型シリコーン系剥離剤並びに粘着部材及びセパレータ Expired - Lifetime JP2788933B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525443A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Nitto Denko Corp 硬化型シリコーン系剥離剤及びそのセパレータ
WO1997029723A1 (fr) * 1996-02-14 1997-08-21 Nitto Denko Corporation Feuille d'emballage d'article pour serviette hygienique et serviette hygienique emballee dans ladite feuille

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WO1997029723A1 (fr) * 1996-02-14 1997-08-21 Nitto Denko Corporation Feuille d'emballage d'article pour serviette hygienique et serviette hygienique emballee dans ladite feuille

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