JPH03294250A - ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法 - Google Patents

ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法

Info

Publication number
JPH03294250A
JPH03294250A JP9579890A JP9579890A JPH03294250A JP H03294250 A JPH03294250 A JP H03294250A JP 9579890 A JP9579890 A JP 9579890A JP 9579890 A JP9579890 A JP 9579890A JP H03294250 A JPH03294250 A JP H03294250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dadmac
allyl chloride
monoallyldimethylamine
chloride
dimethylamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9579890A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Takeda
武田 静雄
Hirobumi Okamura
博文 岡村
Junichi Watabe
純一 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP9579890A priority Critical patent/JPH03294250A/ja
Publication of JPH03294250A publication Critical patent/JPH03294250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染料固着荊1紙バルブ補強剤、下水処理剤等の
分野に使用されるジアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド重合体の原料である同モノマーの製造方法に関する
〔従来の技術〕
ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単量体(以下
DADMACと略称する)の製造方法としては、か性ソ
ーダのような、無機アルカリ水溶液中でジメチルアミン
と2倍モル量のアリルクロライドとを反応させ、反応中
生成する食塩をtr=遇しDADMACを水溶液として
得る方法、あるいは特開昭60 =184052号で開
示されているように、過剰のジメチルアミンとアリルク
ロライドとを反応させ、かつ発生する塩化水素をジメチ
ルアミンとを反応させ、生成したモノアリルジメチルア
ミン層を分離後、新たに水を加えた系にアリルクロライ
ドを反応させDADMAC水溶液を得る方法等が擾案さ
れている。これらの方法は、いずれも反応中間体である
モノアリルジメチルアミンとアリルクロライドとを多量
の水の存在下で反応させる液相系の反応であり、生成す
るDADMACはいずれも水溶液として得られるもので
ある。
しかしながらこれらの方法で製造した DADMACはその水溶液中に不純物を含有する。
例えば未反応物としてアリルクロライド、ジメチルアミ
ン、モノアリルジメチルアミン、モノアリルジメチルア
ミン塩酸塩5原料中のモノアリルアミンに起因するとこ
ろのトリアリルモノメチルアンモニウムクロライドやゲ
ル分7反応中に生成するところの食塩等が不純物として
存在する。
DADMACを重合体として使用する場合は物性の安定
した重合体を得ることが重要となる。
ところが、DADMAC中に不純物が含まれると、DA
DMACより重合体を製造する際に、重、合速度が遅く
、重合率及び重合度が上がらず、まこの問題の解決案は
既にいくつか提案されており、例えばゼオライト、活性
炭等を用いて原料のジメチルアミン中のモノメチルアミ
ンやゲル分を除去せしめる方法があるが、これらの方法
は吸着の選択性が不十分でありジメチルアミンまでも一
部除去されてしまう欠点を有する。また反応後残存する
不純物については、反応後得られたDADMAC水溶液
をpH調整しながら真空トッピングを行い不純物を除く
方法(特公昭54−1282号)等が提案されている。
しかし真空トッピング等の操作を行う際には、反応液の
温度を高温で長時間係たねばならず、真空トッピング中
においても不純物の生成、不溶性ゲルの生成が促進され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は製品中に不純物を含有せず、かつ高純度
のDADMACを製造する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点について鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成した。
本発明はすなわち、モノアリルジメチルアミンとアリル
クロライドとを無溶媒中、もしくは生成するジアリルジ
メチルアンモニウムクロライドを溶解させない溶媒中で
反応させ、析出したジアリルジメチルアンモニウムクロ
ライド単量体の結晶を分離することを特徴とするジアリ
ルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法である。
本発明で用いられるモノアリルジメチルアミンは、ジメ
チルアミンにアリルクロライドを反応させて得られるが
、反応の際に無機アルカリを使用して製造したもの、過
剰のジメチルアミンを使用し製造したものや、その他い
ずれの方法により製造されたモノアリルジメチルアミン
でも使用可能であり、特に製造方法に限定されない、こ
の際モノアリルジメチルアミンを蒸留精製したり脱水剤
を使用するなどして、不純物や水分を除去して使用する
のが好ましい、ただし前記のような方法で生成したモノ
アリルジメチルアミン層を水層より分離して得られたモ
ノアリルジメチルアミンについては飽和溶解度の水分が
含まれているが、この程度の水分は本発明法を行うに際
し特に障害となリルクロライドとの無溶媒中での反応と
は、反応に際し第三成分としての溶媒を加えず反応を行
わせることで、反応形態には特に限定されない、すなわ
ち、モノアリルジメチルアミン中にアリルクロライドを
滴下する方法、アリルクロライド中にモノアリルジメチ
ルアミンを滴下する方法等の液相系での反応、また、モ
ノアリルジメチルアミン中にガス状のアリルクロライド
を吹込む方法、アリルクロライド中にガス状のモノアリ
ルジメチルアミンを吹込む方法等の液相−気相系の反応
、あるいはガス状のモノアリルジメチルアミンとガス状
のアリルクロライドとを気相中で反応させる隻の気相系
の反応が含まれる。
また、本発明における生成するDADMACを溶解させ
ない溶媒とは、例えばn−へキサン、ンクロヘキサン、
トルエン、クロロホルム等が挙ケられる1例えば水、メ
タノール、エタノール、アセトン、メチルエチルケトン
、酢酸エチル等はDADMACを溶解するので不適当で
ある。
本発明の反応におけるモノアリルジメチルアミンの量は
、アリルクロライドに対し0.2〜5倍モルの範囲が適
当であり、特に0.3〜3倍モルの範囲が好ましい1モ
ル比が5倍より多い場合、0.2倍未満の場合は、いず
れの場合も析出するDADMACの結晶が少なく収率が
低下する。
このようにして得られる結晶は不純物をほとんど含まな
い白色の結晶である。さらに DADMACを重合するときには適量の水を加え任意の
濃度の水溶液にすることができる。
〔作用〕
本発明方法はモノアリルジメチルアミンとアリルクロラ
イドを無溶媒下もしくは生成物を溶解しない溶媒下で反
応させ、晶出する結晶を分離することにより実質的に不
純物を含まない DADMACが得られる。
〔実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する1例中組成%
はすべで重量基準である。
実施例1 攪拌装置、冷却器、及び温度針を取りつけたフラスコに
ジメチルアミン50%水溶液361g(4゜0モル)を
仕込み同一モル数のアリルクロライド306g(4,0
モル)を2時間で滴下した。
滴下開始より40分後から48%か性ソーダ水溶液33
3g(4,0モル)を1時間20分でアリルクロライド
と同時に滴下した0滴下は同時に終了させ同し温度を保
つようにそのまま2時間攪拌させ、反応液を1晩放置後
モノアリルジメチルアミン層を分離した。モノアリルジ
メチルアミン層は255gあった。そのモノアリルジメ
チルアミン255g(3,0モル)を新たに攪拌装置、
冷却器。
及び温度計を取りつけたフラスコに仕込みアリルクロラ
イド230g(3,0モル)を1時間30分滴下した0
反応途中より反応液が白濁し、DADMAC結晶が析出
してきた0反応液を堀遇しDADMAC結晶を取り出し
た後乾燥を行った。
白色のDADMAC結晶209gを得た。
DADMAC結晶に純水を加え濃度60%DADMAC
水溶液にした後物性を測定した。得られたDADMAC
水溶液の分析結果を第1表に示した。
実施例2 実施例1と同一の装置を使い同様の操作でモノアリルジ
メチルアミンを得た。このモノアリルジメチルアミン2
55g(3,0モル)を攪拌装置。
冷却器、及び温度計を取りつけたフラスコに仕込み、ア
リルクロライド77g(1,0モル)を40分間で滴下
した0反応途中より反応液が白濁し、DADMAC結晶
が析出してきた0反応後、反応液を堀遇しDADMAC
結晶を取り出した後、乾燥を行った。白色のDADMA
C結晶40gを得た。DADMAC結晶に純水を加え6
0%のDADMAC水溶液にした後物性を測定した。得
られたDADMAC水溶液の分析結果を第1表に示した
実施例3 実施例1と同様の装置及び方法でモノアリルジメチルア
ミンを得た。アリルクロライド230g(3,0モル)
をa押装置、冷却器、及び温度計を取りつけたフラスコ
に仕込み、モノアリルジメチルアミン85g(1,0モ
ル)を40分で滴下した。
実施例1と同様にして白色のDADMAC結晶59gを
得、これを60%水溶液としたものの分析結果を第1表
に示した。
実施例4 実施例1と同様の装置及び方法でモノアリルジメチルア
ミンを得た。撹拌装置、温度計及び吹き込み用ノズルを
取りつけたオートクレーブ中にモノアリルジメチルアミ
ン255g(3,0モル)を仕込んだ、撹拌しながら、
気化装置で気化させたアリルクロライド蒸気77g(1
,0モル)を2時間30分で吹き込んだ、実施例】と同
様にして白色(7)DADMAC結晶87gを得り、コ
レを60%水?8/&としたものの分析結果を第1表に
示した。
実施例5 実施例1と同様の装置及び方法でモノアリルジメチルア
ミンを得た。実施例4と同様のオートクレーブ中にアリ
ルクロライド230g(3,0モル)を仕込んだ、撹拌
しながら気化装置で気化させたモノアリルジメチルアミ
ン蒸気170g(2,0モル)を5時間で吹込んだ、実
施例1と同様にして白色のDADMAC結晶191gを
得た。これを60%水溶液としたものの分析結果を第1
表に示した。
実施例6 実施例1と同一の装置を使い同様の操作でモノアリルジ
メチルアミンを得た。このモノアリルジメチルアミン2
55g(3,0モル)とトルエン500gとを攪拌装置
、冷却器及び温度計を取りつけたフラスコに仕込み、ア
リルクロライド230g(&0モル)を40分間で滴下
した0反応途中より反応液が白濁し、DADMAC結晶
が析出してきた0反応後、反応液を堀遇しDADMAC
結晶を取り出した後、乾燥を行った。
白色のDADMAC結晶231gを得、これを60%水
溶液としたものの分析結果を第1表に示した。
比較例 攪拌装置、冷却器及び温度計を取りつけたフラスコにジ
メチルアミン50%水溶液361g(4,0モル)を仕
込みアリルクロライド306g(4,0モル)を2時間
で滴下した0滴下開始より40分後から48%か性ソー
ダ水溶液333g(4,0モル)を1時間20分でアリ
ルクロライドと同時に滴下した0滴下は同時に終了させ
同し温度を保つようにそのまま2時間撹拌し、さらに続
けてアリルクロライド306g(4,0モル)を2時間
で滴下した0反応液には多量の食塩が析出しているが、
DADMAC結晶の析出はみられなかった。さらに2時
間反応を続けその後減圧下でトッピングを行い、活性炭
を加え攪拌した後、堀過を行いDADMAC水溶液を得
た。得られた60%DADMAC水溶液の分析結果を第
1表に示した。
(以下余白) 第1表の60%DADMAC水溶液物性において、本発
明方法においては水溶液中tこモノアリルジメチルアミ
ン、アリルクロライドは検出されず高純度のDADMA
Cが得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、従来法で行っていたような水溶液
の状態で不純物を除去する真空トンピング等の精製工程
を行わず高純度のDADMAC結晶を得ることができる
。さらに、DADMACを重合させるに際し、通量の水
を加え任意の濃度の水溶液にできるため適切な重合条件
を選択でき、物性の安定した重合体が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モノアリルジメチルアミンとアリルクロライドとを無溶
    媒中、もしくは生成するジアリルジメチルアンモニウム
    クロライドを溶解させない溶媒下で反応させ、析出した
    ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単量体の結晶
    を分離することを特徴とするジアリルジメチルアンモニ
    ウムクロライドの製造方法。
JP9579890A 1990-04-11 1990-04-11 ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法 Pending JPH03294250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9579890A JPH03294250A (ja) 1990-04-11 1990-04-11 ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9579890A JPH03294250A (ja) 1990-04-11 1990-04-11 ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03294250A true JPH03294250A (ja) 1991-12-25

Family

ID=14147461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9579890A Pending JPH03294250A (ja) 1990-04-11 1990-04-11 ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03294250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357501C (zh) * 2006-04-21 2007-12-26 北京科技大学 聚二甲基二烯丙基氯化铵单链单晶及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5581839A (en) * 1978-12-09 1980-06-20 Henkel Kgaa Manufacture of quaternary ammonium halogenide
JPS62501913A (ja) * 1985-08-08 1987-07-30 ザ ダウ ケミカル カンパニ− 4級ジアリルアンモニウム化合物の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5581839A (en) * 1978-12-09 1980-06-20 Henkel Kgaa Manufacture of quaternary ammonium halogenide
JPS62501913A (ja) * 1985-08-08 1987-07-30 ザ ダウ ケミカル カンパニ− 4級ジアリルアンモニウム化合物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357501C (zh) * 2006-04-21 2007-12-26 北京科技大学 聚二甲基二烯丙基氯化铵单链单晶及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03294250A (ja) ジアリルジメチルアンモニウムクロライドの製造方法
US4684718A (en) Process for the preparation of diazocyano acids by reacting keto-acids with cyanogen compounds
JPS62164672A (ja) 1,2−ジメチルイミダゾ−ルの製造法
JP3318992B2 (ja) N−(α−アルコキシエチル)ホルムアミドの製造方法
JPH04312568A (ja) N,n′−ビス(2,6−ジアルキルフェニル)チオ尿素の製造法
JP3011493B2 (ja) 4−アルキル−3−チオセミカルバジドの製造方法
JP2000256332A (ja) 5,5’−ビ−1h−テトラゾール塩の製造法
JPS6239554A (ja) 酸型アミノカルボン酸の製造方法
JPH0597782A (ja) 塩酸ベバントロールの製造方法
JPH01186838A (ja) 3−(4’−ブロモビフェニル)−4−フェニル酪酸の製造方法
KR100196097B1 (ko) 파라디옥사논의 정제 방법
KR100877134B1 (ko) 아캄프로세이트 칼슘의 제조방법
JPH059291A (ja) 2−ピロリドン重合体の製法
JPH08127654A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP4860025B2 (ja) 高純度カチオン系重合体の製造方法
JPS60149551A (ja) Ν−(α−ヒドロキシエチル)ホルムアミドの製造方法
JPH0717943A (ja) タウリンの精製法
JPH0329063B2 (ja)
JP4085199B2 (ja) O,O−ジメチル−O−(p−シアノフェニル)ホスホロチオエートの製造方法
RU2191606C1 (ru) Способ получения полигексаметиленгуанидингидрохлорида
JPH045252A (ja) 4,4’‐ジヒドロキシ‐3,3’,5,5’‐テトラメチルジフェニルメタンの製造方法
JP3011299B2 (ja) 2−ピロリドンの精製方法
JPH03197451A (ja) 5―アミノ―2,4,6―トリヨードイソフタル酸の製造方法
JPS59227844A (ja) アミノマロンアミドの製造法
JPS63297345A (ja) クロロアルキルアミン塩酸塩の製造方法