JPH03294168A - 研磨装置における周細溝端面の研磨機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、研磨フィルムにワークを接触させて研磨する
ようにした研磨装置における周細溝端面の研磨機構に関
し、特に周細溝を備えたワークの該周細溝の両内側面の
同時超仕上加工に適したちのである。

「従来の技術」 従来、胴細溝を備えるワークの胴細溝の両内側面を研磨
フィルムを使用して超仕上する場合、１、研磨フィルム
のみを胴細溝に挿入し、研磨フィルムの剛性と張力で両
内側面を超仕上する。

２、ワークに研磨フィルムを押しつけるための加圧部材
な細溝内に１つ挿入し、その加圧部材の両側にワークの
周線溝内内側面に砥粒面が接するように配した研磨フィ
ルムを交互に両内側面に押しつけて超仕上するものが一
般的であった。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の技術では、前記１．で
は研磨フィルムの剛性と張力のみで超仕上する方法のた
め、加工面への押付力を一定以上大きくする事ができず
、非常に加工能率が悪く、面粗度も不安定になりやすい
。

２、では研磨フィルム砥粒面を加工面に押し付けるため
１つの加圧部材しか用いていないので、十分な押付力を
与えることができ、面粗度が安定するが、１つの加圧部
材を交互に片端面ずつ押しつける機構のため、１ケ所の
細溝に対して２動作分の加工時間がかかるという問題点
があった。

本発明の目的は、上記従来機構の問題点を解消し、効率
の良い研磨加工を可能にすることである。

「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 １　回転するワークにリング状に陥入形成された胴細溝
に研磨フィルムを通して研磨するようにした研磨装置に
おける周細溝端面の研ｊ！Ｆ＃１構において、 ワークの胴細溝の両内側面に研磨フィルムの砥粒面か当
接するよう、研磨フィルムをその背面を向き合わせた二
重にしてワークの胴細溝に通るよう配置し、 前記二重にした研磨フィルムの間に位置してワークの周
線溝内に挿通する一対の加圧部材を設け、 研磨フィルムをワークの胴細溝の内側面に押し付けるよ
う研磨フィルムに圧接する研磨位置と解除位置との間に
前記加圧部材を転換位置させる駆動機構を設けたことを
特徴とする研磨装置における周細溝端面の研磨機構。

２　回転するワークの周線溝内内側面に、回転方向の接
線方向に研磨フィルムを送るとともに、ワークの周線溝
内内側面に研磨フィルムを押し付けワークの周線溝内内
側面を同時に研磨加工する研磨装置における周細溝端面
の研磨機構てあって。

研磨フィルムをワークを銹導・ガイドし、周線溝内内側
面に砥粒面が接する様に研磨フィルムを折り返すガイド
ローラと、研磨フィルムを周線溝内内側面に同時に押し
つける１対の加圧部材と、加圧部材を開閉させるスライ
ド機構と、加圧部材を開閉駆動するシリンダとを備えて
成る研磨装置における周細溝端面の研磨機構に存する。

「作用」 ワークの胴細溝の両内側面を研磨する場合、研磨フィル
ムの砥粒面か両内側面に当接するよう背面を向き合わせ
た二重にしてワークの胴細溝に研磨フィルムを通し、一
対の加圧部材を相互に閉じた解除位置にしてワークの周
線溝内の研磨フィルムの間に挿入する。

駆動機構により相反する方向に２つの加圧部材を開いて
研磨位置にし、研磨フィルムをワークの胴細溝の内側面
に圧接させ、ワークを回転させれば胴細溝の両内側面を
同時に研磨加工することがてきる。

所定の加工が終り、あるいは研磨フィルムか摩耗あるい
は目詰まりしたら、駆動機構により加圧部材を相互に閉
して解除位置にし、研磨フィルムをピッチ送りしてから
再び加圧部材を研磨位置にし、ワークを回転させれば研
磨フィルムの新しい位置に胴細溝の内側面が当って研磨
がなされる。

一対の加圧部材の分割線をワークの中心線延長上に維持
することにより、周線溝内内側面の両面全面にわたり研
磨することが出来、１つの加工部材を交互に片端面ずつ
研磨加工する従来のやり方の１／２の加工時間で済み、
研磨加工能率が向上する。

「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。

各図は本発明の一実施例を示している。

研磨装置１０は、回転するワークＷにリング状に陥入形
成された周線溝Ｗ１に研磨フィルムＦを通して研磨する
ものであって、ベースプレート１１に研磨部２０を設置
し、研磨部２０に加圧部材１５．１６を開閉させる駆動
部３０を設けて成り、加圧部材１５．１６と駆動部３０
とが周細溝端面の研磨機構を構成している。

ベースプレート１１には、先端部に先端側ブロック２１
が固設され、基部に基部側ブロック２２か固設され、先
端側ブロック２１と基部側ブロック２２との間にワーク
Ｗがセットされるようになっている。

研磨フィルムＦの幅方向へのズレを規制するためのツバ
を有するガイトローラ２３．２４が枢支ビン２３ａ、２
４ａにより基部側ブロック２２に取付けられている。さ
らに、研磨フィルムＦを加圧部材１５の側面に誘導する
一方、折り返してきた研磨フィルムＦを後方へ案内する
ローラ２５゜２６が枢支ビン２５ａ、２６ａにより基部
側ブロック２２に取付けられている。

先端側で研磨フィルムＦを加圧部材１５の側面に誘導す
る一方、折り返してきた研磨フィルムＦを加圧部材１６
の側面に案内するローラ２７゜２８が枢支ビン２７ａ、
２８ａにより先端側ブロック２１に取付けられている。

さらに、ガイドローラ２９が枢支ビン２９ａにより先端
側ブロック２１に装着されている。ガイトローラ２９は
、研磨フィルムＦの幅方向へのズレな規制するためのツ
バな有している。

ガイトローラ２９は研磨フィルムＦを加圧部材１５の側
面から加圧部材１６の側面に導くための折り返しローラ
で、枢支ビン２９ａは取付ブラケット２９ｂに植設され
ている。取付ブラケット２９ｂは、枢支ビン２９ａを移
動させて加圧部材１５から加圧部材１６に至る研磨フィ
ルムＦの長さを調整できるよう先端側ブロック２１に取
付ボルト２９ｃ、２９ｃで位置調整可能に取り付いてい
る。

これにより、加圧部材１５て１度加工使用した研磨フィ
ルムＦかピッチ送りして巻き取られてガイトローラ２９
て折り返したとき、加圧部材１６の加工箇所に重ならな
いようになっている。

研磨フィルムＦをワークＷの周線溝Ｗｌの戸内側面に押
しつけるための加圧部材１５．１６は対称形で、ワーク
Ｗの中心線の延長線上て２分割されるように設置され、
駆動部３０を構成するスライド３１．３２にそれぞれ単
独にかつ平行に動作するように固定されている。

駆動部３０は、研磨フィルムＦをワークＷの周線溝Ｗｌ
の内側面に押し付けるよう研磨フィルムＦに圧接する研
磨位置と解除位置との間に加圧部材１５．１６を転換位
置させるものである。

加圧部材１５．１６を開閉するためのシリンダ３３．３
４がベースプレート１１に設置され、シリンダ３３．３
４はジヨイント３５．３６によりスライド３１．３２と
連結されている。

研磨フィルムＦは、ワークＷの周線溝Ｗｌの戸内側面に
研磨フィルムＦの砥粒面が当接するよう背面を向き合わ
せた二重にしてワークＷの周線溝Ｗｌに通るように配設
する。

すなわち、研磨フィルムＦは、図外の供給リールからガ
イドローラ２３に巻き掛って案内され、幅方向の規制を
されなからローラ２５，２７により加圧部材１５の側面
へと誘導されている。研磨フィルムＦの砥粒面がワーク
Ｗに接するよう、加圧部材１５に接する面は研磨フィル
ムＦの裏面側になっている。

先端側ブロック２１のガイドローラ２９で研磨フィルム
Ｆは折り返し、ローラ２ｇ、２６により加圧部材１６の
側面へと誘導されている。さらに、研磨フィ°ルムＦは
、ローラ２６からガイトローラ２４を経て図外の巻取部
へ導かれてぃる。

加圧部材１５．１８がワークＷの周細溝Ｗ１の中央に中
心が来るようスライド３１．３２の位置を調節するため
、調整ボルト３７．３８が設けられている。

次に作用を説明する。

ワークＷは回転させながら研磨する。研磨フィルムＦは
砥粒面が両内側面に当接するよう背面を向き合わせた二
重にしてワークＷの周細溝Ｗ１に通す、すなわち、加圧
部材１５．１６が背面に当接するよう、研磨フィルムＦ
をガイドローラ２３、ローラ２．５．ローラ２７．ガイ
ドローラ２９、ローラ２Ｂ、ローラ２６．ガイドローラ
２４と掛は渡す。

研磨開始時のセットは次のようにして行なう。

駆動部３０のシリンダ３３．３４によりジヨイント３５
．３６を介してスライド３１．３２を動かし、一対の加
圧部材１５．１６を相互に閉じた解除位置にしてワーク
Ｗの周細溝Ｗｌ内の研磨フィルムＦの間に挿入し、挿入
したらシリンダ３３．３４を逆方向に動作させ、加圧部
材１５゜１６を相反する方向に開いて研磨位置にするこ
とにより、加圧部材１５．１６の側面を通っている研磨
フィルムＦをワークＷの周細溝Ｗ１の両内側面に同時に
圧接させる。

ワークＷを回転させれば１周細溝Ｗ１の両内側面を同時
に研磨加工して超仕上することができる。

所定の研磨加工が終り、あるいは研磨フィルムＦが摩耗
あるいは目詰まりしたら、駆動機構３０により加圧部材
１５．１６を相互に閉じて解除位置にし、研磨フィルム
Ｆをピッチ送りしてから再び加圧部材１５．１６を研磨
位置にし、ワークＷを回転させれば研磨フィルムＦの新
しい位置に周細溝Ｗ１の内側面が当って研磨がなされる
。

研磨フィルムＦには、研磨１［ａ、ｂが残るが、枢支ビ
ン２９ａの位置を適切にしであるのて、加圧部材１５に
よる研磨［ａと加圧部材１６による研磨［ｂとが交互に
並ぶことになる。

このように加圧部材１５．１６をワークＷの中心線の延
長線上で分割し、それぞれを同時に動作させる事により
、安定した面粗度が得られ、しかも加工時間を半分に短
縮することか可能になる。

「発明の効果」 本茜明に係る研磨装置における周細溝端面の研磨機構に
よれば、研磨フィルムの加圧部材をワークの中心線の延
長線上で２分し、同時に相反する方向に動作させて周細
溝の両内側面に研磨フィルムを押し当て、両内側面を同
時に研磨加工することができるようにしたから、十分て
確実な押し当て力により面粗度の安定した研磨加工をす
ることができ、また、加工時間も大幅に短縮することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２図は本発明の一実施例を示しており、第１
図は研磨装置の正面図、第２図は同じく側面図である。 Ｗ・・・ワーク　　　　　　Ｗｌ−・・周細溝１０−・
・研磨装置 １５．１６・・・加圧部材 ２１−・・先端側ブロック ３０・・・駆動部 ３３．３４−・・シリンダ １１−・・ベースプレート ２０・・・研磨部 ２２・・・基部側ブロック ３１．３２・・・スライド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　回転するワークにリング状に陥入形成された周細溝
   に研磨フィルムを通して研磨するようにした研磨装置に
   おける周細溝端面の研磨機構において、 ワークの周細溝の両内側面に研磨フィルムの砥粒面が当
   接するよう、研磨フィルムをその背面を向き合わせた二
   重にしてワークの周細溝に通るよう配置し、 前記二重にした研磨フィルムの間に位置してワークの周
   細溝内に挿通する一対の加圧部材を設け、 研磨フィルムをワークの周細溝の内側面に押し付けるよ
   う研磨フィルムに圧接する研磨位置と解除位置との間に
   前記加圧部材を転換位置させる駆動機構を設けたことを
   特徴とする研磨装置における周細溝端面の研磨機構。 ２　回転するワークの周細溝両内側面に、回転方向の接
   線方向に研磨フィルムを送るとともに、ワークの周細溝
   両内側面に研磨フィルムを押し付けワークの周細溝両内
   側面を同時に研磨加工する研磨装置における周細溝端面
   の研磨機構であって、 研磨フィルムをワークを誘導・ガイドし、周細溝両内側
   面に砥粒面が接する様に研磨フィルムを折り返すガイド
   ローラと、研磨フィルムを周細溝両内側面に同時に押し
   つける１対の加圧部材と、加圧部材を開閉させるスライ
   ド機構と、加圧部材を開閉駆動するシリンダとを備えて
   成る研磨装置における周細溝端面の研磨機構。