JPH03293542A - カムシャフトの表面欠陥検査方法 - Google Patents

カムシャフトの表面欠陥検査方法

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JPH03293542A
JPH03293542A JP90210894A JP21089490A JPH03293542A JP H03293542 A JPH03293542 A JP H03293542A JP 90210894 A JP90210894 A JP 90210894A JP 21089490 A JP21089490 A JP 21089490A JP H03293542 A JPH03293542 A JP H03293542A
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camshaft
optical sensor
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岡田 寛作
Ryuji Kawakami
川上 隆二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、カムシャフトの表面欠陥検査方法に関するも
のである。
「従来の技術」 従来、カムシャフトを回転させながら、光学手段を用い
て、カムシャフトのカム摺動面の表面欠陥を検査する場
合に、次のような問題がある。すなわち、カムシャフト
の中心からカム摺動面までの距離が異なるので、カムシ
ャフトに対して光学手段を固定位置に設けたのでは、正
確な検査が困難である。そこで、この問題を解決するた
めの検査装置として、例えば、特開昭61−19530
2号公報に示されるものがある。
上記公報の検査装置において、スライドテーブルには、
光学式センサと、該センサを案内するための円弧状のガ
イドと、カムシャフトの回転に同期して回転するダブル
カムにより前記光学式センサを前記円弧状のガイドに沿
って移動させるセンサ駆動手段と、が設けられており、
光学式センサからの光がカム面に対して直角に入射する
ようになっている。更に、カムシャフトの回転に同期し
て回転するマスクカムによって前記ガイドの円弧中心が
常にカムシャフトのカム面上の被検査点に対応する位置
になるように、スライドテーブルを移動させるスライド
テーブル駆動手段が設けられている。
従って、カムシャフトの回転中に、光学式センサ用ガイ
ドの円弧中心が常にカムシャフトのカム面上の被検査点
に対応する位置に移動されて光学式センサとカム面上の
被検査点との距離が一定に維持され、且つ、光学式セン
サがガイドに沿って移動させられて該光学式センサから
の光がカム面に対して直角に入射するので、簡単な構成
にて、カムシャフトのカム面の表面欠陥を高精度に検査
することができる。
「発明が解決しようとする課題」 上記公報の検査装置において、光学手段からの光電変換
された検出信号は、一般に、次のように処理されて、カ
ム面の表面欠陥の検査がなされる。
カム面の回転と、並びに、カムシャフトの軸方向に沿っ
たカム面及び光学式センサ間の相対移動により、カム面
上には、マトリクス状の複数の検出点が得られる。そし
て、異常な検出点が隣接して所定個数(例えば5個)以
上あった場合には、カム面に表面欠陥があると判定して
いる。
しかしながら、上記のようにカム面の全周にわたって同
じ基準値(異常な検出点が隣接して存在する所定個数)
を用いて判定すると、次のような問題がある。
カム面を、円周面、カム立上り面及びカム立下り面、カ
ムトップ面に分けて考えると、カム立上り面及びカム立
下り面には、円周面より負荷が加わり、また、カムトッ
プ面には、カム立上り面及びカム立下り面より負荷が加
わる。それゆえ、カム面の表面欠陥に対する基準値は、
カムトップ面については厳しい必要があり、また、円周
面についてはゆるくともよい。
このような状況で、カム面の表面欠陥に対する基準値を
厳しく設定すると、円周面に許容可能な表面欠陥があっ
た場合であっても、カム面は不良であるとして誤って判
定されてしまうという問題がある。逆に、カム面の表面
欠陥に対する基準値をゆるく設定すると、カムトップ面
に許容できない表面欠陥があった場合であっても、カム
面は良であるとして誤って判定されてしまうという問題
がある。
本発明の目的は、カムシャフトのカム摺動面の表面欠陥
を効率的且つ正確に検査することができるカムシャフト
の表面欠陥検査方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、カムシャフトを回転させながろ、光1手段を
用いて、該カムシャフトのカム摺動面の表面欠陥を検査
する方法において、 検査されるべきカム摺動面は、円周方向に沿って複数の
検査領域に分割されており、 前記各検査領域の表面欠陥を、異なる基準値を用いて、
検査することを特徴とする特 「作 用」 本発明においては、検査されるべきカム摺動面は、円周
方向に沿って複数の検査領域に分割されており、前記各
検査領域の表面欠陥を、異なる基準値を用いて、検査し
ている。例えば、カム摺動面は、円周面領域、カム立上
り面領域及びカム立下り面領域、カムトップ面領域に分
割され、カムトップ面領域については、厳しい基準値を
用いて、表面欠陥を検査し、一方、円周面領域について
は、ゆるい基準値を用いて、表面欠陥を検査するように
する。このように、各検査領域の表面欠陥を、異なる基
準値を用いて、検査しているので、各検査領域にとって
適切な基準値で表面欠陥を検査することができ、効率的
且つ正確な検査が可能である。
「実施例」 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
第1図には、検査されるべきカムシャフトのカム摺動面
が示されている。
第1図において、カムシャフト10は、回転軸12のま
わりで回転可能であり、該カムシャフトlOのカム摺動
面14は、円周方向に沿って複数の検査領域に分割され
、すなわち、円周面領域d1カム立上り面領域及びカム
立下り面領域c、e。
カムトップ面領域aSb、fに分割されている。
なお、各領域a−eは、好ましくは、カム面の傾斜角度
、すなわち、カム面の接線の傾斜角度を基準として、分
割される。
次に、第2.3図には、それぞれ、本発明の実施例によ
る検査方法を実施するための第5ステーシヨン、第6ス
テーシヨンが示されている。なお、第1〜4ステーシヨ
ンについては、後述する。
第2図はおいて、第5ステーシヨン16は、カムシャフ
ト100回転中に、カム摺動面14のうち円周面領域d
、カム立上り面領域及びカム立下り面領域c、eの表面
欠陥を検査するものである。
このために、第5ステーシヨン16は、3つの光センサ
ユニットS、 5ScSS、を含ろ、これらの光センサ
ユニット5dScS、は、それぞれ、円周面領域d1カ
ム立上り面領域及びカム立下り面領域c、eに対応する
専用のものである。
すなわち、光センサユニット5dSe、S、 は、それ
ぞれ、領域d、c、eに対して、検出に際しての最適な
位置に配置され、各光センサユニー/ 、1−5dsS
CSS@ において、投光器20d120C120eか
らの光22d、22C122eは、最適な角度で、すな
わち、光22d、22C,22eがそれぞれ、対応する
各領域d、c、eから、受光器26d、26c、26e
に向かって反射するように、各領域d、c、eに入射す
る。従って、領域dSc、eからの反射光24d、24
c、24eは、受光器26d、26C,26eに受光さ
れる。
このように、光センサユニットSa   5cSS@は
、それぞれが受は持つ領域d、c、eについて最適な位
置に配置されているので、光センサユニットsd、 5
eSS、 において、受は持ち領域d1c、eからの反
射光24d、24C,24eは強いが、他の領域からの
反射光は、弱い。これにより、光センサユニットS、 
5SeS、からの検出信号のうち、それぞれが受は持つ
領域d、c。
eについての検出信号のみを抽出することができる。
また、光センサユニットS、 、S、 SS、は、カム
ンヤフト10に対してその回転軸12に沿って移動可能
であり、これにより、回転軸12に沿ってカムンヤフト
10のカム摺動面14を検査することができる。
次に、第3図において、第6ステーシヨン28は、カム
ンヤフトIOの回転中に、カム摺動面14のうちカムト
ップ面領域a、bS fの表面欠陥を検査するものであ
る。このたtに、第6ステーシヨン28は、3つの光セ
ンサユニー/)SaS6、S (を含み、これらの光セ
ンサユニットS1、Sb SSf は、それぞれ、カム
トップ面領域a1b、fに対応する専用のものである。
すなわち、光センサユニツ)S−Sb 、Sr は、そ
れぞれ、領域a、b、fに対して、検出に際しての最適
な位置に配置され、各光センサユニ7)S−1Sb、S
、においで、投光器30a、301)、30fからの光
32a、32b、32fは、最適な角度ですなわち、光
32a、32b、32fがそれぞれ対応する各領域a、
b、fから、受光器36a、36b、26fに向かって
反射するように、各領域a、b、fに入射する。従って
、領域a、b、fからの反射光34a、34b、34f
は、受光器36a、36b、36f11m受光サレル。
このように、光センサユニットS、 、Sb、S。
は、それぞれが受は持つ領域aSb、fについて最適な
位置に配置されているので、光センサユニγ)S、 、
Si、 、 SF において、受は持ち領域abS f
からの反射光34a、34b、34fは、強いが、他の
領域からの反射光は、弱い。これにより、光センサユニ
ットS−1Sb   Sr からの検出信号のうち、そ
れぞれが受は持つ領域a、b、fについての検出信号の
みを抽出することができる。
また、光センサユニットS、、S、   S、ハ、カム
シャフト10に対してその回転軸12に沿って移動可能
であり、これにより、回転軸12に沿ってカムシャフト
10のカム摺動面14を検査することができる。
次に、上記光センサユニットSd、ScS。
S、 、S= 、Sr からの検出信号を処理して、カ
ム摺動面14の領域d、C,eSa、b、fの表面欠陥
を検査することについて、第4.5.6図を参照しなが
ら説明する。
第4図には、カム立上り面領域及びカム立下り面領域c
、eの表面欠陥の検査状態が示されている。
検査中に、カムシャフト10は、回転軸12のまわりで
回転し、且つ、光センサユニツ)SC。
S、、は、カムシャフト10に対してその回転軸12に
沿って移動する。また、光センサユニットSe SS@
 は、光を投射して、検査を行う。そして、光電ンサユ
ニッ)Sc、S、からの検圧信号は、所定時間ごとに処
理され、これにより、領域c、e上には、第4図に示さ
れるようなマトリクス状の複数の検出点が得られる。な
お、マトリクスの各交点がそれぞれ検出点を示す。そし
て、領域c、eのある検出点に表面欠陥がある場合には
、該検出点では、反射光24C124eの肘度が低いの
で、これにより、該検出点に表面欠陥が存在することが
わかる。ここで、カム立上り面領域及びカム立下り面領
域c、eにおいては、φl mm以上の表面欠陥がある
と、領域c、eは、不良と判定されるべきであり、この
φl mm以上の表面欠陥は、表面欠陥を検圧した異常
な検出点が隣接して5個以上あることに相当する。
そこで、第4図に示されるように、異常な検出点り、〜
D、が隣接して5個ある場合には、領域c、eは、不良
であると判定される。
また、第5図には、円周面領域dの表面欠陥の検査状態
が示されている。
この円周面領域dでは、使用時に大きな負荷が加わらな
いので、φ2 mm以上の表面欠陥があった場合に、領
域dを不良と判定すれば充分である。
そして、このφ2釦以上の表面欠陥は、表面欠陥を検出
した異常な検出点が隣接して10個以上あることに相当
する。
そこで、第5図に示されるように、異常な検出点り、〜
Dl(lが隣接して10個ある場合には、領域dは、不
良であると判定される。
また、第6図には、カムトップ面領域a、b、「の表面
欠陥の検査状態が示されている。
カムトップ面領域a、b、fを検査するための第6ステ
ーンヨン28(第3図参照)においては、第5ステーシ
ヨン16(第2図参照)と比較して、カムシャフト10
の回転軸12のまわりの回転速度、及び、カムンヤフ)
10の回転軸12に沿った光センサユニッ)S、   
Sb、Sr の移動速度は、各である。それゆえ、第6
図に示されるマトリクスは、前記第4.5図に示される
マトリクスと比較して、密の状態である。そして、この
カムトップ面領域a、b、fには、使用時に大きな負荷
が加わるので、φ0.5 mm以上の表面欠陥があった
場合には、領域a、b、fは、不良と判定されるべきで
あり、このφ0.5 m111以上の表面欠陥は、第6
図のマトリクスにおいて、表面欠陥を検出した異常な検
出点が隣接して5個以上あることに相当する。
そこで、第6図に示されるように、異常な検a点D1〜
D5 が隣接して5個ある場合には、領域a%bS f
は、不良であると判定される。
次に、光センサユニットからの検出信号を処理して表面
欠陥を検査する方法について、第6A。
6B、6C図を参照しながら、詳細に説明する。
なお、ここでは、例として、光センサユニットSc及び
領域Cをとり上げる。
第6A図には、カム中心からの距離及び光センサユニッ
トからの検出信号レベルが示されている。
前述したように、光センサユニットScは、領域Cに対
応するものであるので、検出信号レベルは、領域Cに対
応するときには、高く、一方、他の領域に対応するとき
には、低い。それゆえ、光センサユニットSc からの
検出信号レベルは、カム中心からの距離に対応して、第
6A図に示されるように変化する。また、検出信号レベ
ルがしきい値TH,を越える点は、カム中心からの距離
の最大値(領域a1第1図参照)に対応し、検圧信号レ
ベルがしきい値TH,から下がる点は、カム中心からの
距離の最小値(領域d1第1図参照)に対応する。
そして、第6A図において検出信号レベルは、時刻1.
においてしきい値TH,を越え、時刻t。
においてしきい値TH,から下がっている。ここで、時
刻t1 から所定時間T、経過した時刻t2と、時刻t
、から所定時間T2以前の時刻t、と、の間は、領域C
に対応するようになっている。それゆえ、時刻t2 と
時刻t6 との間の領域Cにおいて、表面欠陥の検査を
行うこととなる。
なお、時刻t2 と時刻t6 との間では、カム中心か
らの距離が変化し、更に、光の入射角が変化しているの
で、検出信号レベルは、2点鎖線で示されるように、上
方にわずかにわん曲する。そこで、カム中心からの距離
に応じて、光センサユニットSc の投光器20Cから
の光レベルを自動的に調整し、これにより、時刻t2 
と時刻t6  との間で、検出信号レベルが一定になる
ようにしている。
次に、第6B図において、領域識別信号は、時刻t2 
において「H」レベルになり、時刻t6 において「L
」レベルに復帰する。このようにして、領域Cては、領
域識別信号は、「H5・レベルである。ここて、前述し
たように、領域のある位置で表面欠陥があると、検出信
号レベルは低くなる。
そして、第6B図にふいては、時刻t3 において、検
出信号レベルがしきい値TH2から下がるので、判定信
号は、rH」レベルになる。それゆえ、領域Cに表面欠
陥があることがわかる。なお、表面欠陥が検出された時
刻t、に基づいて、領域Cのどの位置に表面欠陥が存在
するかがわかる。
次に、第6C図には、他の検出方法が示されている。第
6C図において、検出信号レベルは、時刻t4 で下が
り、時刻t5で元のレベルに復帰しており、この検出信
号レベルの変化に基づいて、カム中心からの距離の波形
(カム摺動面)は、図示のように変化する。このカム摺
動面の変化に基づいてカム摺動面の変化率の差を作成す
ると、該変化率の差は、同じ割合で変化しているときに
は、「O」であるが、時刻t、   ts では上しき
い値THup、下しきい値T Hdownを越える。そ
れゆえ、時刻1.  1s では、判定信号は「H」レ
ベルになり、この結果、領域Cに表面欠陥があることが
わかる。なお、表面欠陥が検出された時刻t4 、t、
に基づいて、領域Cのどの位置に表面欠陥が存在するか
がわかる。
なお、上記第6B、6C図のようにして求められた領域
Cの表面欠陥の位置及びその広さから、前述したマトリ
クスのどの位置にいくつの不良検出点があるかが求tら
れる(第4図参照)。
次に、第7.8図には、それぞれ、本発明の実施例によ
る検査方法を実施するための検査装置の正面、平面が示
されている。
第7.8図において、装置40は、第2ステーシヨン4
2、第3ステーシヨン44、第4ステーシヨン46、第
5ステーシヨン16 C第2図参照>、第6ステーシヨ
ン28(第3図参照)を含む。
第2ステーシヨン42は、第1ステーション(図示せず
)からカムシャフト10を受は取って該カムシャフト1
0を洗浄する。
第3ステーシヨン44は、第2ステーンヨン42から洗
浄されたカムシャフト10を受は取って、該カムンヤフ
ト10をエアブロ−により乾燥する。
第4ステーシヨン46は、第3ステーシヨン44から乾
燥されたカムシャフト10を受は取って、該カムシャフ
ト10のジャーナル面を検査しすなわち、ジャーナル面
が円周状になっているか否かを検査する。
第5ステーシヨン16は第4ステーシヨン46からカム
シャフト10を受は取って、前述したように、光センサ
ユニットS、 、Se、 S、 ヲ用いて、カムシャフ
ト10のカム摺動面14の円周面領域d1カム立上り面
領域及びカム両立下り面領域c、eの表面欠陥を検査す
る。
第6ステーシヨン28は、第5ステーシヨン16からカ
ムシャフト10を受は取って、前述したように、光セン
サユニッ) S−Sb   Sr及ヒSa   Sb 
 、Sf  を用いて、カムシャフト10のカム摺動面
14のカムトップ面領域a1bS fの表面欠陥を検査
する。
なお、第6ステーシヨン28からのカムシャフト10は
、排出機構48に供給される。
以下、装置の内部構造を詳述する。
装置40は、ベース50に脚52〜52により支持され
た下板54と、及び該下板54に支柱56〜56を介し
て設けられた上板58と、を含む。上板58には、第2
ステーシヨン42〜第6ステー7ヨン28、排出機構4
8のための開口60〜60が形成され、該開口60〜6
0を通して、カムシャフト10は、上板58の下方から
上方に移動させられることができる。下板54の上面に
は、ガイドレール62が設けられ、一方、5つの移動体
64〜64のそれぞれには、ガイド体66.66が設け
られており、これにより、各移動体64及びガイド体6
6は、ガイドレール62に沿って移動可能である゛。な
お、移動体64〜64は、結合体67により一体的に結
合されており、アクチュエータ69の駆動fm69aに
より、結合体67が移動させられると、移動体64〜6
4は、一体的にガイドレール62に沿って移tbする。
そして、各移動体64は、その受は持つ範囲が定められ
ており、例えば、第7図において右端の移動体64は、
第2ステーンヨン42と第3ステーシヨン44との間を
移動するようになっている。
各移動体64の上面には、フレーム68により支持され
たガイドシャツ)70が垂直に配置され、移動体72は
、該ガイドシャフト70に沿って垂直に移動可能である
。移動体72には、移動体72をガイドシャフト70に
沿って移動させるだめのアクチュエータ74が設けられ
、該アクチュエータ74の上部には、フレーム76を介
して、アクチュエータ78が設けられている。ここで、
アクチュエータ78は、一対のフィンガ80.80を開
閉して、カムシャフト10を把持したり解放したりする
そして、例えば、第2ステーシヨン42から第3ステー
ンヨン44に移動体64が移動する場合について考える
と、移動体64は、その一対のフィンガ80.80が洗
浄されたカムンヤフト10を把持した状態で、第3ステ
ーシヨン44まで移動し、この移動終了時に、フィンガ
80.80は、第3ステーシヨン44の開口60に整合
する。その後、アクチュエータ74の作動により、アク
チュエータ74及び移動体72は、上昇し、フィンガ8
0.80が把持されたカムンヤフト10は、開口60を
通して、上方に突出する。これにより、カムシャフト1
0は、第3ステーシヨン44により把持されるとともに
アクチュエータ78の作動によりフィンガ80.80が
開いて、カムンヤフト10は、フィンガ80.80から
解放される。
その後、アクチュエータ74の作動により、アクチュエ
ータ74、移動体72、フィンガ80.80は、下降し
、一方、カムンヤフト10は、第3ステーンヨン44で
エアブロ−により乾燥される。この乾燥処理の間に、第
2ステーシヨン42と第3ステーシヨン44との間を受
は持つ移動体64は、第2ステーシヨン42の下方に復
帰し、また、第3ステーシヨン44と第4ステーシヨン
46との間を移動する次の移動体64は、第3ステーシ
ヨン44の下に復帰する。そして、該次の移動体64に
おいて、アクチュエータ74の作動により、アクチュエ
ータ74及び移動体72は、上昇し、更にアクチュエー
タ78の作動により、フィンガ80,80は、乾燥処理
されたカムシャフト10を把持する。なお、このとき、
第3ステーシヨン44は、乾燥処理されたカムシャフト
10を解放する。その後、フィンガ80.80がカムシ
ャフト10を把持した状態でアクチュエータ74の作動
により、アクチュエータ74及び移動体72は、下降す
る。
次に、各ステーション42.44.46.16.28に
ついて詳述する。
第2ステーシヨン42において、カムシャフト10の端
部10a、10bは、それぞれ、軸支部82.84によ
り支持され、モータ86、動力伝達機構88、及び、動
力結合機構90により、軸支部84を介して、カムシャ
フト10は、回転させられる。そして、カムシャフト1
0の回転の間に、該カムシャフト10は洗浄される。な
お、軸支部82は、矢印92方向に往復移動して、カム
シャツ)10の端n l Q aを支持したり端部10
aから離れたりできるようになっている。また、符号9
3は、洗浄機構を示す。
第3ステーシヨン44において、カムシャフト10の端
部10a、10bは、それぞれ、軸支部94.96によ
り支持され、エアブロ−により、カムシャフト10は、
乾燥させられる。なお、軸支部94は、矢印98方向に
往復移動して、カムシャフト10の端部10aを支持し
たり端部10aから離れたりできるようになっている。
第4ステーシヨン46において、カムシャフト10の端
1110a、10bは、それぞれ、軸支部100.10
2により支持されている。なお、軸支部100は、矢印
104方向に往復移動して、カムシャフトlOの端部1
0aを支持したり端部10aから離れたりできるように
なっている。また、カムシャフト10は、モータ106
、動力伝達機構108、及び、動力結合機構110によ
り軸支部102を介して、回転させられるようになって
いる。
また、上板58の開口60の両側の支持部121、送り
部122には、ガイドレール112.114.116が
設けられ、移動ユニツ)118は、該ガイドレール11
2.114.116に沿って移動できるようになってい
る。この移動ユニット118は、光センサユニット12
0を有してふり、カムシャフト10の回転中に、移動ユ
ニット118がガイドレール112.114.116に
沿って移動すると、該移動ユニット118の光センサユ
ニット120により、カムシャフト10のジャーナル面
が検査される。なお、ガイドレール112.114.1
16に沿った移動ユニット118の移動は、送りB12
2によりなされる。
第5ステーシヨン16において、カムシャフト10の端
B10a、10blt、それぞれ、軸支部124.12
6により支持されている。なお、軸支部124は、矢印
128方向に往復移動して、カムシャフト10の端部1
0aを支持したり端部10aから離れたりできるように
なっている。また、カムンヤフト10は、モータ13つ
、動力伝達機構132、及び、動力結合機構134によ
り、軸支B126を介して、回転させられるようになっ
ている。
また、上板58の開口60の両側の支持部143、送り
B144には、ガイドレール136.138.140が
設けられ、移動ユニット142は、該ガイドレール13
6.138.140に沿って移動できるようになってい
る。この移動ユニット142は、光センサユニットSd
、ScS’S。
を有しており、カムシャフト100回転中に、移動ユニ
ット142がガイドレール136.138.140に沿
って移動すると、該移動ユニット142の光センサユニ
ット5dSscSs、により、カムンヤフト10のカム
摺動面14の円周前領域d、カム室上り面領域及びカム
立下り面領域cSeが検査される。なお、ガイドレール
136、138.140に沿った移動ユニット142の
移動は、送りB144によりなされる。
第6ステーシヨン28において、カムシャフト10の端
部10a、10bは、それぞれ、軸支部146.148
により支持されている。なお、軸支部146は、矢印1
50方向に往復移動して、カムシャフト10の端部10
aを支持したり端部10aから離れたりできるようにな
っている。また、カムシャフト10は、モータ152、
動力伝達機構154、及び、動力結合機構156により
、軸支部148を介して、回転させられるようになって
いる。
また、上板58の開口600両側の支持部15B、送り
部160には、ガイドレール162.164.166が
設けられ、移動ユニット168は、該ガイドレール16
2.164.166に沿って移動できるようになってい
る。この移動ユニット168は、光センサユニットS、
、Sいsr、 及US、’Sb、Sr′を存しており、
カムシャフト100回転中に、移動ユニット168がガ
イドレール162.164.168に沿って移動すると
、該移動ユニッ)168の光センサユニー/ ) S−
1SbSf、及び5aSb’、Sr′により、カムシャ
フト10のカム摺動面14のカムトップ面領域a、b、
f及びa’  b’   f′が検査される。
なお、カイトレール162.164.166に沿った移
動ユニット168の移動は、送り部160によりなされ
る。
なお、第6ステーシヨン28において、移動ユニット1
68は、2組の光センサユニットS。
Sl、Sr、及びS−Sb、Sr  を有しているので
、カムシャフト10の2つの摺動面14.14を同時に
検査することができる。ここで、第6ステーシヨン28
においては、前述したように、カムシャフト100回転
軸12のまわりの回転速度、及び、カムシャフト10の
回転軸12に沿って光センサユニットSa、 Sb、S
r、及びS、 /SI、′、Sf  の移動速度は、第
5ステーシヨン16と比較して%であるが、第6ステー
シヨン28においては、2組の光センサユニットS1、
S6、S l s及びS、   Sb   S、  に
より2つの摺動面14.14が同時に検査されるので、
第6ステーシヨン28においては、第5ステーンヨン1
6と比較して、検査速度が遅くなることはない。
また、第6ステーシヨン28において、移動ユニット1
68上には、移動ユニット170がカムシャフト10の
回転軸12に沿って移動可能に設けられており、一方の
光センサユニットSいsb、Sf は、移動ユニット1
68に設けられ、また、他方の光センサユニットSa、
Sb’Sr′ は、移動ユニット170に設けられてい
る。それゆえ、移動ユニット168上で移動ユニット1
70がカムシャフト10の回転軸12に沿って移動する
ことにより、移動ユニット170の光センサユニッ)S
、’   Sb’   Sr  は、移動ユニット16
8の光センサユニットS−、Sb 、Sr に対して近
づいたり離れたりすることができる。このようにして、
光センサユニットSa 、Sb   Sr  ト光’t
!ンサユニッ) S−Sb   Sr’ との間の間隔
を調整することにより、カムシャフト10の2つの摺動
面14.14の間隔が異なる場合であっても、2つの摺
動面14.14を同時に検査することが可能である。
次に、排出機構48について説明する。
上板58の開口60の両側には、支持板172.174
が立設され、支持板172の上部には、水平なガイドレ
ール176が設けられ、また、支持板174の上部には
、水平なガイド体178が設けられている。また、符号
180は、移動ユニットを示し、該移動ユニット180
の両端に設けられた移動体182.184は、それぞれ
、前記ガイドレール176.178に関連し、これによ
り、移動ユニット180は、ガイドレール176.17
8に沿って移動できるようになっている。
移動ユニット180には、垂直なガイドレール186が
設けられ、移動体188は、該カイトレール186に沿
って垂直に移動できるようになっている。二の移動体1
88には、結合具190を介して、アクチユエータ19
2が設けられており、該アクチユエータ192は、一対
のフィンガ194.194を閉じたり開いたりして、カ
ムシャフト10を把持したり解放したりすることができ
る。
そして、移動体188がガイドレール186に沿って下
降し、フィンガ194.194が閉じてカムシャフト1
0を把持すると、移動体188は、ガイドレール186
に沿って上昇する。その後、移動ユニット180がガイ
ドレール176.178に沿って所定位置まで移動する
と、移動体188は、ガイドレール186に沿って下降
し、フィンガ194.194が開いてカムシャフト10
を所定の場所に解放する。
次に、第5ステーシヨン16及び第6ステーシヨン28
について詳細に説明する。
まず、第9図には、第5ステーシヨン16の移動ユニッ
ト142の正面が示され、第10.11図には、それぞ
れ、移動ユニット142と支持部143との関係、移動
ユニツ)142と送り部144との関係が、側面にて示
されている。
第9.10.11図において、上板58のドロ600両
側には、それぞれ、ボルト196.198により、支持
部143、送り部144が設けられ、支持部143には
、ボルト200により、ガイドレール136が設けられ
、また、送り部144には、ガイドレール138.14
0が設けられている。
前記移動ユニット142は、逆U字状の垂直プレート2
02と、及び、水平プレート204.206と、を含み
、垂直プレート202の一方の下端202aと水平プレ
ート204とは、ブラケット208、ボルト210によ
り結合され、また、垂直プレート202の他方の下端2
02bと水平プレート206とは、ブラケット212、
ボルト214.216により結合されている。水平プレ
ート204の下部には、ボルト218により、−スライ
ダ220が固定され、該スライダ220は、前記ガイド
レール136に沿って移動することができる。また、水
平プレート206の下部には、ボルト222.223に
より、それぞれ、スライダ224.226が固定され、
該スライダ224.226は、前記ガイドレール138
.140に沿って移動することができる。それゆえ、移
動ユニット142は、ガイドレール136.138.1
40に沿って移動することが可能である。
前記移動ユニッ)142の垂直プレート202には、光
センサユニツ)S、  ’Sc、 S、が設けられてい
る。なお、光センサユニットS1、SeS、とカムシャ
フト10との関係については、前述した′!J2図をも
参照されたい。
ここで、光センサユニットS、は、モータ228及びボ
ールネジ230により、垂直プレート202に対してZ
軸方向に移動可能である。また、光センサユニットSc
は、Z軸モータ232及びボールネジ234により、移
動ブロック236に対してZ軸方向に移動可能であり、
更に、移動ブロック236は、Y軸モータ238及びボ
ールネジ240により垂直プレート202に対してY軸
方向に移動可能である。従って、光センサユニ7)Sc
 は、垂直プレート202に対してZ軸方向及びY軸方
向に移動可能である。同様にして、光センサユニットS
、は、Z軸モータ242及びボールネジ244により、
移動ブロック246に対してZ軸方向に移動可能であり
、更に、移動ブロック246は、Y軸モータ248及び
ボールネジ250により垂直プレート202に対してY
軸方向に移動可能である。従って、光センサユニットS
、は、垂直プレート202に対してZ軸方向及びY軸方
向に移動可能である。
そして、検査の際には、前記第2ステーシヨン42で得
られたカムシャフト100回転軸12方向の長さから、
予め設定されたデータに基づいて、カムシャフト100
種類(カム摺動面14のカム面の傾き、サイズ等)を判
定し、この判定結果に基づいて、光センサユニー/ )
Sd 、se % Se は、垂直プレート202に対
してZ軸方向、Y軸方向に移動させられて位置調整され
る。これにより、カムシャフト10の種類に応じて、光
センサユニットS、   5cSS、 は、それぞれ、
カムシャフト10のカム摺動面14の領域dScSeに
対して最適な位置に位置制御され、最適な感度状態にて
、領域d、c、eを検査することができる。
なお、検査の際には、前述したように、カムシャフト1
0を回転させるとともに、移動ユニット142をガイド
レール136.138.140に沿って移動させ、該移
動ユニット142の光センサユニットS、   Sc、
S、により、カムシャフト10の摺動面140円周面領
域d、カム立上り面領域及びカム立下り面領域cSeが
検査される。
次に、!12.13図には、第6ステーシヨン28の移
動ユニット168の正面、平面が示され、第14.15
図には、それぞれ、移動ユニット168と支持部158
との関係、移動ユニット168と送り部160との関係
が、側面にて示されている。
第12.13.14.15図において、上板58の開口
60の両側には、支持部158、送り部160が設けら
れ、支持部158には、ボルト252により、ガイドレ
ール162が設けられ、また、送り116clには、ガ
イドレール164.166が設けられている。
前記移動ユニット168は、逆U字状の垂直プレート2
54と、及び、水平プレート256.258と、を含み
、垂直プレート254の一方の下端254aと水平プレ
ート256とは、ブラケット260、ボルト262によ
り結合され、また、垂直プレート254の他方の下端2
54bと水平プレート258とは、ブラケット264、
ボルト266.268により結合されている。水平プレ
ー)256の下部には、ボルト270により、スライダ
272が固定され、該スライダ272は、前記ガイドレ
ール162に沿って移動することができる。また、水平
プレート258の下部には、ボルト274.275によ
り、それぞれ、スライダ276.278が固定され、該
スライダ276.278は、前記ガイドレール164.
166に沿って移動することができる。それゆえ、移動
ユニット168は、ガイドレール162.164.16
6に沿って移動することが可能である。
前記移動ユニブ)168の垂直プレート254には、光
センサユニ7 ) S、   Sb   St が設け
られている。なお、光センサユニッ)S、   S。
Sr  とカムシャフト10との関係については、前述
した第3図をも参照されたい。
ここで、光センサユニットS、は、Z軸モータ280及
びボールネジ282により、移動ブロック284に対し
てZ軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック28
4は、Y軸モータ286及びボールネジ288により垂
直プレート254に対してY軸方向に移動可能である。
従って、光センサユニットS6 は、垂直プレート25
4に対シてZ軸方向及びY軸方向に移動可能である。ま
た、光セジサユニッ)Sb は、Z軸モータ290及び
ボールネジ292により、移動ブロック294に対して
Z軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック294
は、Y軸モータ296及びボールネジ298により垂直
プレート254に対してY軸方向に移動可能である。従
って、光センサユニットsb は、垂直プレート254
に対してZ軸方向及びY軸方向に移動可能である。同様
にして、光センサユニットS、は、2軸モータ300]
びボールネジ302により、移動ブロック304に対し
てZ軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック30
4は、Y細モータ306及びボールネジ308により垂
直プレート254に対してY軸方向に移動可能である。
従って、光センサユニットSf は、垂直プレート25
4に対してZ軸方向及びY軸方向に移動可能である。
前記移動ユニット168上には、補助移動ユニット31
0が、カムシャフト10の回転軸12方向に移動可能に
設けられており、以下、この点について説明する。
移動ユニット168の水平プレート256.258上に
は、それぞれ、ガイドレール312.314がボルト3
16.318により設けられ、一方、補助移動ユニット
310の下部には、それぞれ、前記ガイドレール312
.314に対応して、スライダ320.322がボルト
324.326により設けられている。そして、スライ
ダ320.322がガイドレール312.314に沿っ
て移動することにより、補助移動ユニット310は、移
動ユニッ)168に対して、ガイドレール312.31
4に沿って移動することが可能である。なお、移動ユニ
ット168に対する補助移動ユニッ)310の移動は、
移動ユニット168上に設けられ補助移動ユニット31
0に結合されたエアシリンダ328及び駆動ロッド33
0により、なされる。
前記補助移動ユニット310は、前記移動ユニット16
8の垂直プレート254とほぼ同様な垂直プレート33
2を含み、該垂直プレート332には、前記垂直プレー
ト254と同様に、光センサユニツ)S、’  S、 
  Sf  が設けられている。そして、光センサユニ
ットS%s、/、Sfは、前配光センサユニットS−、
Sb 、St と同様の位置関係に配萱され(第3図を
も参照)、垂直プレート332に対してZ軸方向及びY
軸方向に移動可能である。
すなわち、光センサユニットS、 は、Z軸モータ28
0′及びボールネジにより、移動ブロック284′に対
してZ軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック2
84′は、Y軸モータ286′及びボールネジにより垂
直プレート332に対してY軸方向に移動可能である。
従って、光センサユニッ) S、’は、垂直プレート3
32に対してZ軸方向及びY軸方向に移動可能である。
また、光センサユニッ)sb’ は、2軸モータ290
′及びボールネジにより、移動ブロック294′に対し
てZ軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック29
4′は、Y軸モータ296′及びボールネジにより垂直
プレート332に対してY軸方向に移動可能である。従
って、光センサユニットS 、 /は、垂直プレート3
32に対してZ軸方向及びY軸方向に移動可能である。
同様にして、光センサユニットSf′は、Z軸モータ3
00’及びボールネジにより、移動ブロック304′に
対してZ軸方向に移動可能であり、更に、移動ブロック
304′は、Y軸モータ306′及びボールネジにより
垂直プレート332に対してY軸方向に移動可能である
。従って、光センサユニー/ )Sf′は、垂直プレー
ト332に対してZ軸方向及びY軸方向に移動可能であ
る。
そして、検査の際には、第5ステーシヨン16の光セン
サユニットSd で得られた検出信号からカムシャフト
lOのカムリフト長を求t、予め設定されたデータに基
づいて、カムシャフト10の種類(カム摺動面14のカ
ム面の傾き、サイズ等)を判定し、この判定結果に基づ
いて、光センサユニットS−、Sb 、Sr 及びS−
Sb、Srは、それぞれ、垂直プレート254.332
に対してZ軸方向、Y軸方向に移動させられて位置調整
される。また、判定結果に基づいて、補助移動ユニツ)
310は、移動ユニ7ト168に対してガイドレール3
12.314に沿って移動させられて位置調整され、移
動ユニット168の光センサユニッ)Sa   Sb 
  St と補助移動ユニット310の光センサユニッ
ト3 、 /  S 、 /・、Stとの間隔が、カム
シャフト14.14’間の間隔に等しくなるようにする
。これにより、カムシャツ)10の種類に応じて、光セ
ンサユニット51Sb  Sr−及びS−’  Sb 
  St  は、それぞれ、カムシャフト10のカム摺
動面14.14’の領域a、b、f、及びa′  b′
、f′に対して最適な位置に位置制御され、最適な感度
状態にて、領域a、bSf、及びa’   b’   
f’を検査することができる。
なお、検査の際には、前述したように、カムンヤフト1
0を回転させるとともに、移動ユニット168をカイト
レール162.164.166に沿って移動させ、該移
動ユニット168の光センサユニットs、   s、 
  sr、及びs、’ 、s。
Sf  により、カムンヤフト10のカム摺動面14.
14′のカムトップ面領域aSb、f、及びa′、b′
、f′が検査される。
第16図乃至第18図に、本発明による別の実施例を示
す。第16図は、第6ステーシヨンにおける光センサユ
ニットとカムシャフトとの関係を示す説明図であり、第
17図は、第16図に示す光センサユニットとカムシャ
フトとの相対的な位置関係を示す説明図であり、第18
図は、第17図に示すカムトップ面領域の拡大説明図で
ある。
なお、各図において、前述した実施例と同様の部材及び
部位については、同一の符号が付されている。
本実施例において用いられる検査装置は、前述した実施
例で説明した検査装置と基本的に同じ構成のものである
。しかしながら、本例においては、第16図に示すよう
に、検査装置は、コントロールユニットCを備えてオリ
、コントロールユニットCには、光センサユニッ)Sb
 の検査終了を指示する終了信号EDが、光センサユニ
ットsb から入力される。コントロールユニットCは
、タイマ(図示せず)を内蔵しており、終了信号EDが
入力されてから所定時間経過したときに、光センサユニ
ットS、に、光センサユニー、)S、の検査開始を指示
する作動信号OFを人力するようになっている。
第17図及び第18図には、光センサユニー/ )S−
、Sb 、Sr  とカムシャフト10との相対的な位
置関係が、カムシャフト10を固定した状態で示されて
いる。カムシャフト10は、回転軸12を中心に時計廻
り方向に回転することから、各図において、光センサユ
ニツ)S、、S、   Sfは、矢印で示すように、回
転軸12を中心に反時計廻り方向に回転するように示さ
れている。
第18図において、実線で示すカム摺動面14は、正規
のカムシャフト10のカム摺動面であり、カムシャフト
10の頂点は、回転軸12から高さhを隔てた位置に位
置している。カムシャフト10が基準となる高さhを有
する正規のカム摺動面14を有する場合、投光器30a
が仮想の基準線H−Hから角度αだけ回転したときに(
位RIV)光32aがカムトップ面領域aの開始点Aに
入射し、開始点Aからの反射光34aが受光器36aに
受光される。投光器30aは、矢印で示す方向にカム摺
動面14に対して相対回転し、所定の時間経過して、第
18図の左側に示す位置■、即ち、光32aが領域aの
終了点已に入射する位置まで相対移動したときに、領域
aの検査を終了する。
ここに、カムシャフト10の高さhは、所定の誤差範囲
Δhが許容されており、カムシャフト10が、−点鎖線
で示されるように、高さh−△hを有し、或いは、二点
鎖線で示されるように、高さh+△hを有する場合、各
カム摺動面のカムトップ面領域a’ 、a’はそれぞれ
、開始点A′A′から終了点B’ 、B’まての範囲で
ある。
このように、検査すべきカムシャフトの誤差により、カ
ムンヤフト10の高さが若干具なることから、領域a’
   a’の開始点A’ 、A’を光センサユニットS
8 の検出信号レベルにより正確に判定し難く、従って
、領域a′ a′を適当に検査できない場合がある。他
方、カムトップ面領域すの終了点Cの位置及び傾斜角度
は、カムシャフト10の高さの変化の影響を比較的受は
難く、従って、カムンヤフト10の高さが変化した場合
であっても、光センサユニットsb は、その検出信号
レベルにより、領域すの終了点Cを比較的安定して検出
することができる。
このため、本例においては、第17図に示すように、光
センサユニットS、の投光器30bが、基準線H−Hか
ら角度βを隔てた位置Iにあり、投光器30bからの光
32bが終了点Cに入射して、光センサユニットSbが
、その検出信号レベルによって領域すの終了を判定した
ときくこのとき、光センサユニットS6 の投光器30
aは、基準線H−Hから角度β′を隔てた位置■にある
)、光センサユニットS、は、終了信号巳りをコントロ
ールユニットCに人力するようになっている。光センサ
ユニッ)Sb から終了信号εDが人力されたトキ、コ
ントロールユニッ)Cは、予め所定の時間ΔTに設定さ
れたタイマを作動させ、所定時間△T経過後に、光セン
サユニットS6  に対して、光センサユニットS、に
領域aの検査開始を指示する作動信号OPを人力し、こ
れによって、光センサユニッl−3,は、領域aの検査
を開始する。
かかる所定時間△Tは、光センサユニットSbが回転軸
12に対して位置I (角度β)から位置■(角度α 
)まで回転する時間に設定される。
光センサユニットS、が位置■に移動したとき、領域a
を検査するための光センサユニッhs、ノ投光器30a
は、基準線H−Hから角度αを隔てており、正規のカム
摺動面における領域aの検査を開始すべき位置、即ち、
第17図及び第18図に示す位置■まで移動している。
このことは、投光器30aが位置■に移動したとき、そ
の検出信号レベルに係わらず、領域aの検査を開始する
ことを意味する。
第18図に示すように、投光器30aは、位置■を経て
、位置■に向かって相対移動する。コン)0−)Lt:
Lニラ)Cは、光センサユニツ)5.1:検査開始を指
示して、所定時間ΔT′経過後に、光センサユニットS
、の検査終了を指示する作動信号OPを入力し、光セン
サユニー/)Sa は、領域aの検査を終了する。この
所定時間ΔT′は、投光器30aが、位置■から、正規
のカム摺動面における領域aの終了点已に光32aを入
射させる位置■まで相対移動するのに要する時間、すな
わち、投光器30aが回転角度Δθだけ相対移動するの
に要する時間に設定される。したがって、光センサユニ
ットS、は、その検出信号レベルに係わらず、投光器3
0aが位1tVTまで移動すると、領域aの検査を終了
する。
このように、本例の検査装置では、光センサユニットS
、は、投光器30aが位置■と位置■との間に位置して
いるときに、即ち、回転角度Δθの範囲にあるときに、
カムトップ面領域aの検査を実行する。したがって、第
7図に仮想線34a’、34a’で示すように、光セン
サユニットS、は、カムシャフト10の高さの変化に係
わらず、略開始点A、A’ 、A’において領域aの検
査を開始し、略終了点B、B’  B’において領域a
の検査を終了し、かくして、領域aの略全域に亘って検
査を実行することができる。
なお、上記実施例では、コントロールユニットCは、光
センサユニットS、による領域すの終了点Cの判定に基
づいて、タイマの作動を開始しているが、光センサユニ
ッ)Sb による領域すの開始点Bの判定に基づいて、
或いは、領域すと実質的に同じ条件下にある領域fを検
査するための光センサユニットSfによってなされる領
域fの開始点又は終了点の判定に基づいて、上記タイマ
の作動を開始するように構成しても良い。これらの場合
、云うまでもなく、タイマの設定時間は、上記実施例と
異なる時間に設定される。
また、上記実施例では、回転に要する時間を基準として
、投光器30aの位置■を決定しているが、検査装置に
回転軸120回転角度を検出する角度検出手段を備え、
回転軸12の回転角度を基準として、投光器30aの位
ITVを決定することも可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、各検査領域の表
面欠陥を、異なる基準値を用いて検査しているので、カ
ムシャフトのカム摺動面の表面欠陥を効率的に且つ正確
に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、検−査されるべきカムシャフトのカム摺動面
を示す説明図、 第2.3図は、それぞれ、第5ステージ褒ン、第6ステ
ーゾヨンにおける光センサユニー/ )とカムシャフト
との関係を示す説明図、 第4.5.6図は、それぞれ、カム立上り面領域及びカ
ム立下り面領域c、eの表面欠陥の検査状態、円周面領
域dの表面欠陥の検査状態、カムトップ面領域aSb、
fの表面欠陥の検査状態を示す説明図、 第6A、6B、6C図は、光センサユニットからの検出
信号を処理して表面欠陥を検査する方法を示すグラフ図
、 第7.8図は、それぞれ、本発明の実施例により検査方
法を実施するための検査装置の正面図、平面図、 第9図は、第5ステーシヨンの移動ユニ7)の正面図、 第10,11flUは、それぞれ、移動ユニットと支持
部との関係、移動ユニットと送り邪との関係を示す側面
図、 第12.13図は、第6ステーシヨンの移動ユニットの
正面図、平面図、 第14.15図は、それぞれ、移動ユニットと支持部と
の関係、移動ユニットと送り部との関係を示す側面図で
ある。 第16図乃至第18図は、本発明による別の実施例を示
す説明図であり、第16図は、第6ステーシヨンにおけ
る光センサユニットとカムシャフトとの関係を示す説明
図、第17図は、第16図に示す光センサユニットとカ
ムシャフトとの相対的な位置関係を示す説明図、第18
図は、第17図に示すカムトップ面領域の拡大説明図で
ある。 10・・・・・・カムシャフト、 12・・・・・・回転軸、 14・・・・・・カム摺動面、 16・・・・・・第5ステーシヨン、 28・・・・・・第6ステーシヨン、 d・・・・・・円周面領域、 c、e・・・・・・カム立上り面領域及びカム立下り面
領域、 a、b、f・・・・・・カムトップ面領域、S d  
 Sc   Ss   Sa   Sb   Sr ”
””光センサユニット、 C・・・・・・コントロールユニット。 第2図 第4図 第5図 光センサユニットSdの 送り方向 第6図 銅6ハ図 tl 2 6 7 第6C図 一−−−−−弯マー1何告、1置−ぢ→時刻第12図 第17図 り 第18図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カムシャフトを回転させながら、光学手段を用い
    て、該カムシャフトのカム摺動面の表面欠陥を検査する
    方法において、 検査されるべきカム摺動面は、円周方向に沿って複数の
    検査領域に分割されており、 前記各検査領域の表面欠陥を、異なる基準値を用いて、
    検査することを特徴とするカムシャフトの表面欠陥検査
    方法。
  2. (2)前記各検査領域を、該検査領域に対応する専用の
    各光学手段により検査することを特徴とする請求項(1
    )記載のカムシャフトの表面欠陥検査方法。
  3. (3)前記カム摺動面のカムトップ面に位置する所定の
    検査領域を検査する前記光学手段は、該カム摺動面に対
    して所定の位置まで相対移動したときに、該領域の検査
    を開始することを特徴とする請求項(2)記載のカムシ
    ャフトの表面欠陥検査方法。
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