JP4759688B2 - 被試験体の検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ等の被試験体の良否、例えば、ネジ山の有無、メッキの状態、ネジの長さ等を選別する装置に関する。
ネジの検査装置にとって、時間当りの処理能力は、選別特性に勝るとも劣らない程重要な特性である。というのは、自動機で製造されたネジは、その数量が膨大な数量に及び、しかもこの種の装置が比較的高価になるため、処理能力が少ないと、製造業者は相当数の検査装置を必要とし、採算が取れないことになる。本発明者は、光学式の検査方式を開発して、検査時間を著しく迅速化することに成功した。
これにより、ネジの検査装置は、ネジの送りと取り出しを速やかに処理できるなら、処理能力を飛躍的に向上できることになった。さらに、本発明者は、図1に示す装置を開発して、処理能力を飛躍的に向上することに成功した。(特許文献1参照)
この装置は、円盤92とガイド95との間に、ノズル96でもって、供給ガイド94から円盤2にネジ91を供給する。円盤92は、外周に、ネジ91を案内して移送する凹部93を設けている。ガイド95は、円盤92の円周の一部に接近して配設されて、円盤92との間に移送隙間98を設けている。移送隙間98は、ネジ91の外径よりも狭い隙間としている。ネジ91は、ノズル96の空気流に押されて、供給ガイド94から円盤92の凹部93に送り込まれる。凹部93に案内されたネジ91は、ガイド95で凹部93から漏れないように、回転する円盤92で移送され、ガイド95に沿って移動するときに、ネジ91の良否が検査される。
特開昭55−113906号公報
以上の装置は、供給ガイドから円盤の凹部に、スムーズにネジを供給して、処理能力を高くできる。しかしながら、この装置は、移送隙間にネジがブリッジの状態となって詰まって円盤の回転が停止することがある。この弊害を解消するために、本発明者は、図2に示すように、ガイド85と円盤82との移送隙間88を弾性的に拡開できる構造とし、ここにネジ81がブリッジとなって詰まると、移送隙間88を拡開する装置を試作した。しかしながら、この構造では、図に示すように、複数のネジ81がブリッジの状態となって詰まって、円盤82の回転の停止を有効には阻止できなかった。それは、移送隙間88を拡開しても、ブリッジのネジ81が円盤82の回転で移送隙間88の狭い方向に移送されるからである。
本発明は、さらにこの欠点を解消することを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、供給機構から円盤に供給される被試験体の詰まりを有効に防止して、被試験体をスムーズに円盤の案内部に移送できる被試験体の検査装置を提供することにある。
本発明の被試験体の検査装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
被試験体の検査装置は、被試験体1を入れて移送する案内部3を所定の間隔で外周に設けている円盤2と、この円盤2を回転させる回転機構6と、回転している円盤2の案内部3に被試験体1を供給する供給機構4と、この供給機構4で円盤2の案内部3に案内された被試験体1を案内部3に位置させるように、円盤2の外周に接近して配設されて、円盤2の外周との間に、被試験体1の外径よりも狭い移送隙間8を形成しているガイド5とを備える。この検査装置は、供給機構4から円盤2の案内部3に被試験体1を供給し、円盤2を回転させて案内部3の被試験体1を検査位置で検査する。さらに、検査装置は、円盤2との移送隙間8を拡開できるようにガイド5を配設すると共に、このガイド5に連動して被試験体1の移送を停止するシャッター7を供給機構4の排出側に設けている。検査装置は、供給機構4から移送隙間8に供給されて案内部3に案内されない被試験体1がガイド5を拡開し、拡開されたガイド5が、被試験体1の移送を停止するようにシャッター7を制御している。
本発明の被試験体の検査装置は、供給機構4が、被試験体1を1列に並べて円盤2の案内部3に供給する供給ガイド12と、この供給ガイド12の被試験体1を、空気流で円盤2に向かって移送するノズル14とを備えることができる。
本発明の被試験体の検査装置は、ガイド5とシャッター7をリンク機構18で連結することができる。このリンク機構18は、供給機構4から移送隙間8に供給されて案内部3に案内されない被試験体1でガイド5が拡開されると、拡開されたガイド5で、被試験体1の移送を停止するようにシャッター7を制御することができる。
本発明の被試験体の検査装置は、シャッター7を、供給機構4の排出側と円盤2の外周との間に配設することができる。このシャッター7は、円盤2の接線方向に往復運動して、供給機構4からの被試験体1の移送を停止することができる。
本発明の被試験体の検査装置は、供給機構から円盤に供給される被試験体の詰まりを確実に阻止し、供給機構から円盤の案内部に被試験体をスムーズに移送して能率よく被試験体の検査ができる特徴がある。この特徴は、本発明の被試験体の検査装置が、円盤との移送隙間を拡開できるようにガイドを配設すると共に、このガイドに連動して被試験体の移送を停止するシャッターを供給機構の排出側に設けることで実現している。この被試験体の検査装置は、移送隙間に供給された被試験体が円盤の案内部に案内されないで、円盤の外周とガイドとの間に挟まれると、この被試験体がガイドを拡開し、拡開したガイドがシャッターを制御して、次の被試験体が移送隙間に供給されないようにする。さらに、検査装置は、案内部に案内されないで移送隙間に挟まれた被試験体を、弾性的に拡開するガイドと回転する円盤によってスムーズに案内部に案内して移送する。したがって、本発明の検査装置は、複数の被試験体が移送隙間に詰まってブリッジとなるのを確実に阻止しながら、移送隙間に詰まった被試験体をスムーズに案内部に案内して移送し、能率よく被試験体を検査できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための被試験体の検査装置を例示するものであって、本発明は被試験体の検査装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図3ないし図7に示す被試験体の検査装置は、被試験体1を入れて移送する案内部3を所定の間隔で外周に設けている円盤2と、この円盤2を回転させる回転機構6と、回転している円盤2の案内部3に被試験体1を供給する供給機構4と、円盤2の外周に接近して配設されて、円盤2の外周との間に移送隙間8を形成しているガイド5と、円盤2で移送される被試験体1を検査する検査機構40とを備えている。この検査装置は、供給機構4から円盤2の案内部3に被試験体1を供給し、円盤2を回転させて被試験体1を検査位置まで移送して、案内部3の被試験体1を検査機構40で検査する。
被試験体1は、図7に示すように、軸部1Bの先端に軸部1Bよりも外形の大きな頭部1Aを有する部品である。本発明の検査装置は、被試験体1として、たとえば、ネジ等のように、軸部にネジ山を有する部品を検査するのに適している。ただ、本発明の検査装置は、被試験体をネジには特定しない。検査装置は、被試験体として、ボルトやビス、あるいは、釘、ピン等を検査することもできる。
円盤2は、図3と図7に示すように、内側に貫通部10を設けており、内周と外周を円形として、全体を円形のリング状としている。リング状の円盤2は、貫通部10に、円盤2を水平姿勢に保持する保持機構を設けて、所定の姿勢に保持することができる。ただ、円盤は、必ずしも、貫通部を有するリング状とする必要はなく、中心部に貫通部のない円盤形状とすることもできる。
円盤2は、被試験体1を案内して移送する案内部3を、一定の間隔で設けている。案内部3は、被試験体1の軸部1Bを入れて頭部1Aを上面に引っかける状態で移送できる形状としている。図の円盤2は、案内部3として、被試験体1を案内できる凹部を円弧状の外周縁部に一定の間隔で設けている。図に示す凹部はU溝状としている。ただ、凹部である案内部は、被試験体の軸部を案内できる全ての形状、たとえば三角形状とすることもできる。さらに、案内部3は、図8と図9に示すように、リング状の円盤2の上面に設けたスリットとすることもできる。このスリットである案内部3は、リング状の円盤2を内側から外側に向かって貫通する状態で設けている。このように、スリットである案内部3は、被試験体1を入れて移送する状態で、被試験体1の全体のシルエットを検出できる特徴がある。
回転機構6は、円盤2を所定の速度で回転させる。図に示すように、リング状の円盤2は、貫通部10に、円盤2を回転させる回転機構6を配設している。図の回転機構6は、円盤2の貫通部10に駆動ローラー11Aを備えており、この駆動ローラー11Aで円盤2の内周を駆動して回転させている。駆動ローラー11Aは、図7の断面図に示すように、円盤2を上下で弾性的に挟着して、円盤2を回転させる。図3の装置は、貫通部10に3組のローラー11を配設している。複数のローラー11は、いずれかひとつを駆動ローラー11Aとして円盤2を駆動し、他のローラー11を支持ローラー11Bとして円盤2を所定の姿勢に保持して円盤2を回転させる。円盤2を駆動する駆動ローラー11Aは、図7に示すように、モーター17に連結されて、モーター17で回転される。円盤2は、脱着できるようにローラー11の外側に配設される。円盤2を脱着するために、ローラー11は、バネ等の弾性体(図示せず)でリング状の円盤2の内周に向かって弾性的に移動されるようにしている。この構造は、ローラー11を円盤2の中心側に移動させて、円盤2を交換する。
ただ、回転機構は、必ずしも貫通部に駆動ローラーを配設する必要はなく、円盤の貫通部に配設するローラーをすべて支持ローラーとして、円盤を所定の姿勢に保持しながら、貫通部の外側に設けた駆動ローラーで円盤を駆動して回転させることもできる。また、貫通部のない円盤は、中心に回転軸を設けてこの回転軸を中心として回転させることができる。この回転機構は、たとえば、回転軸を円盤に固定し、回転軸をモーターで駆動して円盤を回転させ、あるいは、回転軸を円盤に固定することなく、円盤の外周部を駆動ローラー等で駆動して回転させることができる。
供給機構4は、円盤2の案内部3に被試験体1を供給する供給ガイド12を備える。図3ないし図6の供給ガイド12は、被試験体1を1列に並べて円盤2の案内部3に供給する構造としている。供給ガイド12は、被試験体1を1列に並べて移送できるように、一対の側壁13を備えており、これらの側壁13の間隔を、被試験体1の頭部1Aより狭く、軸部1Bよりも広くして直線状に配置している。さらに、この供給ガイド12は、振動によって、被試験体1を並べて移送する構造としている。供給ガイド12は、その先端を、円盤2の外周縁の近傍であって、ガイド5の先端部と円盤2との間に位置させている。直線状の供給ガイド12は、送り出す被試験体1をスムーズに案内部3に送り込みできるように、円盤2の接線方向に対して、たとえば、45〜80度傾けて配設している。
さらに、図に示す供給機構4は、被試験体1の供給部分に、ノズル14を配設しており、このノズル14から吹き出される空気流でもって、被試験体1を円盤2の案内部3に移送するようにしている。ノズル14は、被試験体1を案内部3に押し出すもので、被試験体1を案内部3に向けて移送する方向に空気を噴射する。空気ノズル14は、供給ガイド12の最先端に位置する被試験体1に空気を吹き付けてこれを加速し、先端の被試験体1を次に送られてくる被試験体1から離して、最先端の被試験体1を空気流でもって円盤2の外周縁に押圧する。円盤2が回転して供給ガイド12の前方に案内部3が来ると、最先端の被試験体1は、空気流で押圧されて案内部3に押し込まれる。
ノズル14は、空気を吹き付けて被試験体1を供給ガイド12から円盤2の案内部3へ押し出す。ノズル14は、空気の吹き出しを制御する開閉弁15を介して空気源16であるコンプレッサに連結している。供給機構4は、図10に示すように、上下2本のノズル14を配設することもできる。この供給機構4は、下のノズル14から被試験体1の軸部1Bに空気を吹き付け、上のノズル1から被試験体1の頭部1Aに空気を吹き付けて、上下のノズル14でもって、被試験体1の頭部1Aと軸部1Bとを押圧できる。この構造は、上下に配置されるノズル14から噴射する空気圧を、被試験体1の形状、たとえば、軸部1Bと頭部1Aの重量比や形状に応じて調整して、種々の形状の被試験体1を確実に円盤2の案内部3に移送できるを特徴がある。
ガイド5は、供給機構4で円盤2の案内部3に案内された被試験体1を案内部3に位置させるように、円盤2の外周に接近して配設している。ガイド5は、円盤2の外周縁と対向する対向面を、円盤2の外周に沿う円弧状としている。ガイド5は、円盤2の外周との間に、被試験体1の外径よりも狭い移送隙間8を形成している。図のガイド5は、一方の端縁5Aを供給ガイド12の排出側に接近して配設している。このガイド5は、供給ガイド12から移送される被試験体1を端縁5Aに沿って円盤2の案内部3に案内する。
さらに、ガイド5は、円盤2との移送隙間8を弾性的に拡開できる構造としている。図のガイド5は、円盤2と同一面内で回動させて、移送隙間8を拡開するようにしている。ガイド5は、図4と図6の矢印Aで示すように、供給ガイド12の排出側に位置する端部を、円盤2の外周から離れる方向に移動させて、円盤2との移送隙間8を拡開する。ガイド5は、拡開する端部と反対側の端部に回転軸20を設けて、ガイド5を水平面内で回動できるようにしている。さらに、図4のガイド5は、弾性的に拡開できるように、すなわち、弾性的に元の位置に復帰できるように、弾性体21を連結している。弾性体21は、回動するガイド5を円盤2に向かって付勢するように配設している。図に示す弾性体21は引きバネで、ガイド5に固定した連結片22を弾性的に引っ張って、拡開した端部が円盤2の外周に向かって移動するようにガイド5を回動させている。さらに、図のガイド5は、円盤2との移送隙間8を調整する隙間調節ネジ23を連結片22に挿通している。隙間調節ネジ23は、連結片22を貫通しており、その先端を、基台19に固定したストッパ片24に当接させてガイド5の回動を制限して移送隙間8を調整するようにしている。このガイド5は、隙間調節ネジ23の突出量を大きくすると移送隙間8が広くなり、隙間調節ネジ23の突出量を小さくすると移送隙間8が狭くなる。
以上の構造のガイド5は、供給ガイド12から供給される被試験体1が移送隙間8にブリッジとなって詰まると、移送隙間8を拡開する方向に弾性的に回動する。ガイド5が回動して移送隙間8が拡開されると、この移送隙間8に詰まった被試験体1が円盤2の外周縁に沿って移動して、案内部3に案内される。被試験体1が案内部3に案内されると、ガイド5は弾性的に元の位置に復帰する。以上のようにして、弾性的に拡開するガイド5は、移送隙間8に詰まった被試験体1を速やかに案内部3に案内する。
ただ、移送隙間8に被試験体1が詰まった状態で、供給機構4から次の被試験体1が供給されると、図2に示すように、2個の被試験体1が移送隙間8に詰まる状態となることがある。この状態になると、ガイド5が拡開しても被試験体1は案内部3に案内されることなく、2個の被試験体1がブリッジとなって移送隙間8に詰まった状態となる。この状態となるのを防止するために、本発明の検査装置は、移送隙間8に被試験体1が詰まってガイド5が拡開すると、供給機構4から次の被試験体1が円盤2に供給されるのを阻止するシャッター7を備えている。
シャッター7は、供給機構4から移送隙間8に供給されて案内部3に案内されない被試験体1がガイド5を拡開すると、拡開されたガイド5に制御されて被試験体1の移送を停止する。図のシャッター7は、移送隙間8を拡開するガイド5に連動して移動し、供給機構4からの被試験体1の移送を停止する。シャッター7は、供給ガイド12の排出側と円盤2の外周との間に配設している。このシャッター7は、円盤2の接線方向に往復運動して、供給ガイド12からの被試験体1の移送を停止する。図に示すシャッター7は、円盤2の接線方向に往復運動できるように、この接線に沿うスライド面を有するガイド台30に、往復運動できるように連結している。シャッター7は、先端部を供給ガイド12の排出側に位置させており、シャッター7が押し出される状態で供給ガイド12の排出部を閉塞して被試験体1が排出されるのを停止する。
シャッター7は、往復運動機構31で往復運動される。図の往復運動機構31は、シャッター7の後端を押圧してシャッター7を閉塞位置に移動させる駆動アーム32と、シャッター7を非閉塞位置に復帰させる弾性体33とを備える。駆動アーム32は、水平面内で回動できるように、基台19に固定された固定台34に回転軸35を介して連結している。駆動アーム32は、後端部を、回転軸35を介して固定台34に連結すると共に、先端部をシャッター7の後端に位置させている。この駆動アーム32は、詳細には後述するが、拡開するガイド5に連動して回動し、シャッター7の後端を押圧してシャッター7を閉塞位置に移動させる。図に示す往復運動機構31は、駆動アーム32の回動を制限する位置決ストッパ36を備え、この位置決ストッパ36に、駆動アーム32に連結した位置調節ネジ37の先端を当接させて駆動アーム32の回動を制限している。さらに、図の駆動アーム32は、シャッター7の後端に当接する押圧ネジ38を先端部に備えており、この押圧ネジ38の突出量を調整してシャッター7の停止位置を調整できる構造としている。弾性体33は、シャッター7を弾性的に非閉塞位置に復帰させる。図に示す弾性体33は引きバネで、シャッター7を非閉塞位置に移動させる方向に付勢している。このように、弾性体33を備える往復運動機構31は、拡開するガイド5が元の位置に復帰すると、弾性体33の弾性力で、シャッター7を速やかに非閉塞位置に復帰できる特長がある。ただ、この弾性体は、必ずしも必要ではなく、駆動アームの先端をシャッターの、後端に直接に連結して、駆動アームでシャッターを往復運動させることもできる。
以上の往復運動機構31は、駆動アーム32と弾性体33で構成しているが、本発明は、往復運動機構を以上の構造に特定しない。往復運動機構は、シャッターを往復運動できる他のすべての機構が使用できる。たとえば、シャッターに設けたラックを、サーボモーターで回転されるピニオンギアで駆動してシャッターを往復運動させることができ、あるいは、エアーシリンダー等のシリンダーでシャッターを往復運動させることもできる。
さらに、図に示す検査装置は、移送隙間8を拡開するガイド5に連動して、シャッター7を往復運動させるために、ガイド5とシャッター7をリンク機構18で連結している。リンク機構18は、案内部3に案内されない被試験体1でガイド5が拡開されると、拡開されたガイド5に連動して、被試験体1の移送を停止するようにシャッター7を移動させる。図に示すリンク機構18は、ガイド5に連結されて、ガイド5と共に回動する固定アーム25と、シャッター7を駆動する駆動アーム32に連結されて、駆動アーム32と共に回動する連結アーム39と、固定アーム25と連結アーム39に両端を連結しているコンロッド27とを備える。
固定アーム25は、回転軸20を介してガイド5に固定している。回転軸20は、基台19に固定された支持台26を上下に貫通して配設されており、上端にガイド5を、下端に固定アーム25をそれぞれ固定している。固定アーム25は、ガイド5が移送隙間8を拡開する方向に回動すると、ガイド5と一体的に回動して、先端部に連結されたコンロッド27を固定アーム25の回動方向に移動させる。固定アーム25は、コンロッド27の一端を、水平面内で回動できるように連結している。
連結アーム39は、回転軸35を介して駆動アーム32に固定している。回転軸35は、基台19に固定された固定台34を上下に貫通して配設されており、上端に駆動アーム32を、下端に連結アーム39をそれぞれ固定している。連結アーム39は、先端部に、コンロッド27の他端を、水平面内で回動できるように連結している。
以上の構造のリンク機構18は、以下のようにして、ガイド5に連動してシャッター7で供給ガイド12を閉塞する。
(1) 供給機構4から円盤2に供給される被試験体1が移送隙間8に詰まってブリッジとなると、図4と図6の矢印Aで示す方向にガイド5が回動して、移送隙間8を弾性的に拡開する。
(2) 回動するガイド5は、回転軸20を介して一体的に連結している固定アーム25を、図4の矢印Cで示す方向に回動させる。
(3) 回動する固定アーム25は、コンロッド27を図の矢印Dで示す方向に移動させる。
(4) 図の矢印Dで示す方向に移動するコンロッド27は、連結アーム39を矢印Eで示す方向に回動させる。
(5) 回動する連結アーム39は、回転軸35を介して一体的に連結している駆動アーム32を、図の矢印Fで示す方向に回動させる。
(6) 回動する駆動アーム32は、先端部でシャッター7の後端部を押圧して、シャッター7を図の矢印Bで示す方向に移動させる。
(7) 矢印Bの方向に移動するシャッター7は、供給ガイド12の排出部を閉塞して、次の被試験体1が円盤2に供給されるのを停止する。
以上のように、移送隙間8に被試験体1が詰まってガイド5が拡開されると、拡開するガイド5に連動して、シャッター7が供給ガイド12を閉塞して、次の被試験体1が供給されるのを停止する。したがって、複数の被試験体1が移送隙間8に詰まるのを確実に防止する。リンク機構18は、移送隙間8に被試験体1が詰まる状態となってガイド5が拡開されると、シャッター7が速やかに供給ガイド12の排出側を閉塞するように連動させる。すなわち、リンク機構18は、ガイド5が移送隙間8を被試験体1の軸部1Bの太さ以上に拡開すると、シャッター7の移動量が供給ガイド12の排出部を閉塞できる移動量となるように調整する。
さらに、検査装置は、ガイドの拡開に連動して、ノズルからの空気の吹き出しを制御することもできる。この検査装置は、たとえば、ガイドが拡開したことをスイッチやセンサーで検出して開閉弁の開閉を制御する。この検査装置は、ガイドが拡開したことを検出すると、開閉弁を閉じてノズルからの空気の吹き出しを停止し、ガイドが元の位置に復帰すると、開閉弁を開いてノズルからの空気の吹き出しを再開する。
さらに、リンク機構18は、以下のようにしてガイド5とシャッター7を元の位置に復帰させて供給ガイド12を開放する。
(1) 移送隙間8に詰まった被試験体1が、回転する円盤2で案内部3に案内されると、ガイド5は、図4と図6の矢印Aと反対の方向に回動する。ガイド5は、弾性体21の弾性力で元の復帰位置まで回動する。
(2) 元の位置まで回動するガイド5は、回転軸20を介して一体的に連結している固定アーム25を、図4の矢印Cと反対の方向に回動させる。
(3) 回動する固定アーム25は、コンロッド27を図の矢印Dと反対方向に移動させる。
(4) 移動するコンロッド27は、連結アーム39を図の矢印Eと反対方向に回動させる。
(5) 回動する連結アーム39は、回転軸35を介して一体的に連結している駆動アーム32を、図の矢印Fと反対方向に回動させる。
(6) 回動する駆動アーム32は、先端部でシャッター7の後端部を押圧しなくなるので、シャッター7が弾性体33で付勢されて、矢印Bと反対の方向に移動する。
(7) この方向に移動するシャッター7は、供給ガイド12の排出部を開放して、供給ガイド12から円盤2の案内部3に被試験体1を供給できる状態とする。
以上の検査装置は、ガイド5とシャッター7とをリンク機構18で連結しており、拡開するガイド5に連動してシャッター7が往復運動する構造としている。ただ、本発明の検査装置は、ガイドが拡開するとシャッターが供給機構の排出側を閉塞する構造をリンク機構に特定しない。検査装置は、ガイドが拡開したことをセンサーやスイッチで検出して、この状態になるとシャッターを駆動させて、供給機構の排出側を閉塞するようにシャッターを移動させることもできる。たとえば、検査装置は、ガイドが拡開されるとオンになるスイッチを備え、このスイッチがオンになると往復運動機構でシャッターを移動させて供給機構の排出部を閉塞するように制御し、ガイドが弾性的に元の位置に復帰すると、スイッチがオフになって往復運動機構がシャッターを元の位置に移動させて被試験体の供給を再開できる状態とすることもできる。このように、スイッチやセンサーで連動する往復運動機構には、前述のシリンダーやモーター等の機構が採用できる。
以上のようにして、本発明の検査装置は、移送隙間8に被試験体1が詰まっても、弾性的に拡開するガイド5でもって、詰まった被試験体1を案内部3に案内しながら、また、複数の被試験体1が移送隙間8に詰まるのを防止しながら、供給される被試験体1を円盤2の案内部3に確実に案内して移送する。円盤2の案内部3に案内されて移送される被試験体1は、検査位置まで移送されて検査機構40で検査される。
さらに、図に示す検査装置は、案内部3に供給された被試験体1を、案内部3に保持して移送する移送部9を備える。図の移送部9は、円盤2の外周に沿って配設されており、円盤2の案内部3の開口縁を閉塞して、円盤2で移送される被試験体1が案内部3から落下するのを防止している。移送部9は、円盤2の外周縁に接触してもよいが、好ましくは、円盤2をよりスムーズに回転させるために、接近するが接触しない非接触状態とするのがよい。移送ガイド9は、円盤2の外側の一部の領域であって、供給機構4で供給された被試験体1を検査機構40で検査した後、排出するまでの領域にのみ配置されている。
図3の検査機構40は、被試験体1に向かって光を照射する光源41と、光源41から照射された光を受光して被試験体1の輪郭を示すシルエットの映像信号に変換するカメラ42と、このカメラ42から出力される映像信号を演算して、被試験体1を画像処理して検査する演算検査器43とを備えている。検査機構40は、図11と図12に示すように、被試験体1に側方から光を照射して全体のシルエットを検出して検査する第1検査部40Aと、被試験体1に上方から光を照射して頭部1Aのシルエットを検出して検査する第2検査部40bとを備える。第1検査部40Aは、全体の形状や全長、メッキの状態、さらには、軸部1Bのネジ山の状態等を検査し、第2検査部40Bは頭部1Aの形状やメッキの状態等を検査する。ただ、検査機構は、必ずしも被試験体を上方と側方の両方から検査する必要はなく、どちらか一方の検査のみを行うこともできる。
図に示す光源41は面光源である。面光源は、表面から均一な光を正面に照射する。面光源である光源41は、複数本の被試験体1に同時に光を照射する。さらに、図11に示す第1検査部40Aの光源41は、被試験体1の頭部1Aに光を照射する上部光源41Aと、被試験体1の軸部1Bに光を照射する下部光源41Bとを備える。上部光源41Aは、下部光源41Bよりも被試験体1から離れて被試験体1に光を照射する。このように、上部光源41Aと下部光源41Bとに分割して、上部光源41Aで被試験体1頭1Aに光を照射し、下部光源41Bで被試験体1の軸部1Bに光を照射する光源41は、被試験体1の検査精度を高くできる。それは、外径が異なる頭部1Aと軸部1Bの両方を、シルエットの外周縁ににじみができないように、カメラ42が鮮明な輪郭の画像として撮像できるからである。シルエットで被試験体1の輪郭を撮像する場合、光源41から被試験体1までの距離が近すぎると、シルエットの外周縁ににじみが発生する。この弊害を避けるために、光源41を被試験体1から離すと、被試験体1のシルエットと光源41とのコントラストが低下する。上部光源41Aが、下部光源41Bよりも被試験体1から離れて被試験体1に光を照射する構造は、頭部1Aと軸部1Bの両方のシルエットを鮮明な画像として撮像できる。外径の大きい頭部1Aは、光源41を接近させるとにじみができる。外径の小さい軸部1Bは、光源41を離すとコントラストが低下する。にじみとコントラストは、被試験体1と光源41との間の距離で変化する。外径の大きい頭部1Aは、光源41を接近させるとにじみが発生しやすくなる。頭部1Aに最適なように光源41を被試験体1から離すと、軸部1Bのコントラストが低下する。上部光源41Aと下部光源41Bとに分割している光源41は、上部光源41Aをにじみができないように頭部1Aから離し、被試験体1の軸部1Bはコントラストを高くするために接近して、被試験体1の全体を鮮明なシルエットとしてカメラ42で撮像できる。ただ、第1検査部の光源は、必ずしも上部光源と下部光源とに分割する必要はなく、同一平面状の面光源として、頭部と軸部の両方に光を照射することもできる。
面光源は、白色光を被試験体1に照射し、あるいは赤、青、緑等の光を被試験体1に照射する。光源41は、発光ダイオード、冷陰極管、電球が使用できるが、面光源は、これ等の表面に均一に分散して被試験体1を照射する。面光源は、液晶のバックライト等に使用される構造とすることができる。面光源は、被試験体1の全体に均一に光を照射できるので、被試験体1の検査精度を高くできる。ただ、本発明の検査装置は、光源を必ずしも面光源とする必要はなく、点光源も使用できる。
第1検査部40Aの光源41は、円盤2に設けた貫通部10の内部に配設している。この光源41は、円盤2の内側から外周に向かって光を照射し、案内部3の被試験体1に向かって光を照射するように配置している。カメラ42は、円盤2の外側に配設されて、光源41から被試験体1に向かって照射される光を受光して、被試験体1をシルエットの映像として撮像して映像信号を出力する。
図に示す第1検査部は、円盤2の貫通部10に光源41を、円盤2の外側にカメラ42を配設しているが、第1検査部は、円盤の貫通部の内部にカメラを配設して、円盤の外側に光源を配設することもできる。この検査装置は、光源が円盤の外側から内側に向けて光を照射して、案内部の被試験体に向かって光を照射するように配置する。光源から被試験体に向かって照射される光はカメラで受光され、カメラは被試験体をシルエットの映像として撮像して映像信号を出力する。カメラから出力される映像信号を演算検査器で演算処理して被試験体1を検査する。
カメラ42は、複数本の被試験体1の輪郭をシルエットの映像として受光して、複数本の被試験体1のシルエットの映像信号を演算検査器43に出力する。カメラ42は、たとえば、図13に示すように、3本の被試験体を同時に撮像して、その映像信号を演算検査器43に出力する。演算検査器43は、入力される映像信号を演算して、同時に3本の被試験体1の検査をする。このように、複数の被試験体1を一緒に撮像して、演算検査器43で演算処理する装置は、1本の被試験体1を検査する時間を短縮して、短時間に多量の被試験体1を検査できる。ただ、カメラは、2本あるいは4本以上の被試験体を一緒に撮像して演算検査器に映像信号を出力することができ、また、1本の被試験体を撮像して、その映像信号を演算検査器に出力することもできる。
カメラ42は、円盤2の案内部3の位置を検出する位置センサー44から出力されるタイミング信号に同期して被試験体1を撮像する。この構造は、円盤2の回転位置に同期して、カメラ42が被試験体1を撮像するので、カメラ42は常に一定の位置で被試験体1を撮像できる。位置センサー42は、案内部3の凹部と凸部を光で検出してタイミング信号を出力し、あるいは案内部3の間の凸部を光で検出してタイミング信号を出力し、あるいはまた、案内部3を光で検出してタイミング信号を出力する。また、位置センサーは、円盤に設けている位置を示す磁気信号を検出して、タイミング信号を出力することもできる。
光源41は、位置センサー44から出力されるタイミング信号に同期して点滅させ、あるいは連続して点灯される。位置センサー44のタイミング信号に同期して点滅する光源41は、カメラ42が被試験体1を撮像するタイミングに点灯し、カメラ42が被試験体1を撮像しないときに消灯される。カメラ42が被試験体1を撮像するタイミングに同期して、光源41を点灯する装置は、光源41の点灯時間を短くして、移動している被試験体1をくっきりと撮像できる。
演算検査器43は、カメラ42から入力される映像信号から、被試験体1の全長、軸部1Bの長さ、頭部1Aの高さ、頭部1Aの外径、軸部1Bの山径と谷径、被試験体1のリード角、軸部1Bの先端尖り形状、被試験体1のメッキの状態等を演算する。演算された結果から、検査する被試験体が規格の被試験体であると正常被試験体とし、規格外の被試験体であると規格外被試験体と判別する。
規格外被試験体は、除去手段45で正常被試験体から分離される。除去手段45は、演算検査器43で検出された規格外被試験体が除去位置にきたときにこれを除去するもので、除去センサー46と、除去ノズル47と、この除去ノズル47から噴射される空気流を制御する除去ノズル47の制御部材である開閉弁48とを備える。
被試験体を並べて移送する場合、規格外被試験体を検出位置で直ちに除去するよりは、一旦これを所定の距離だけ移送して除去するのが便利である。これを実現するには、被試験体の良否を検出する位置と規格外被試験体を除去する位置とに何個の被試験体が存在するかを検出し、除去位置を何個目に通過する被試験体を除去するかを決定すればよい。
除去センサー46は、規格外被試験体が定位置にきたことを検出する。除去センサー46は、除去が必要な規格外被試験体が除去ノズル47の前を通過すると、このことを演算検査器43に出力する。演算検査器43は、除去ノズル47と空気源16との間に接続された開閉弁48を御制している。演算検査器43は、規格外被試験体に向かって空気を噴射するように開閉弁48を開いて、規格外被試験体を空気流で除去する。
除去センサー46は、図14に示すように、光源49が発光した光ビームを受ける受光体50を備え、光源49の光が頭部1Aで遮光されることによって被試験体1が定位置に来たことを検出する。したがって、光源49は、円盤2の半径方向に向けて、しかも頭部1Aに向けて光ビームを照射し、受光体50は、光源49から出る光ビームの前方で光源49との間に頭部1Aを挟む位置に配設される。この構造の除去センサー46は、光源49と受光体50との間に頭部1Aがきて、光源49からの入射光が減少したことを受光体50で検出して、被試験体1が定位置に来たことを検出する。
受光体50の出力信号は演算検査器43に送られる。被試験体1が規格外被試験体の場合、開閉弁48が開かれて除去ノズル47から空気が噴射され、良品の被試験体の場合、開閉弁48は開かず、即ち除去ノズル47が空気を吹き出さず、円盤2の案内部3で次工程に送られる。
除去ノズル47から空気が噴射されると、図14と図15に示すように、規格外被試験体は直ちに円盤2の案内部3から吹き飛ばきれ、除去ガイド51に送り込まれる。除去ノズル47から空気が吹き出されない場合、正常被試験体は、除去ノズル47の前方を通り過ぎた後、進行方向に向かって傾斜して被試験体1の通路に配設された取出アーム52に当たり、これによって、良品ガイド53に送り込まれる。
ところで、図14に示すように、一般的には、除去センサー46と除去ノズル47とは多少離されて配設される。よって、除去ノズル47の空気噴射を制御する開閉弁48は、被試験体1が除去センサー46から除去ノズル47の前方まで移動する時間だけ遅れて開かれ、かつ、1個の被試験体1を吹き飛ばす時間だけパルス状に空気を吹き出した後、閉弁される。
以上のように、本発明の検査装置は、円盤の回転を停止することなく、連続回転する円盤に被試験体を送り込みながら、時間当りの処理能力を相当に高くし、しかも被試験体の詰まり等の故障を極減できて保守ならびに取り扱いを簡単にできる等、数々の卓効を備える。
本発明者が先に開発した被試験体の検査装置の概略平面図である。 拡開するガイドに複数の被試験体が詰まってブリッジとなる状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかる被試験体の検査装置の概略平面図である。 図3に示す検査装置のリンク機構を示す拡大斜視図である。 図3に示す検査装置のガイドとシャッターを拡大平面図である。 図4に示すガイドとシャッターが連動して動作する状態を示す拡大平面図である。 図3に示す検査装置の回転機構を示すA−A線断面図である。 本発明の他の実施例にかかる検査装置の概略平面図である。 図8に示す検査装置の拡大平面図である。 供給機構の他の一例を示す断面図である。 図3に示す検査機構の第1検査部を示す垂直断面図である。 図3に示す検査機構の第2検査部を示す垂直断面図である。 第1検査部が撮像した被試験体の画像を示す図である。 図3に示す検査装置の除去手段を示す拡大平面図である。 図14に示す除去ノズルが規格外の被試験体を吹き飛ばす状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…被試験体 1A…頭部
1B…軸部
2…円盤
3…案内部
4…供給機構
5…ガイド 5A…端縁
6…回転機構
7…シャッター
8…移送隙間
9…移送部
10…貫通部
11…ローラー 11A…駆動ローラー
11B…支持ローラー
12…供給ガイド
13…側壁
14…ノズル
15…開閉弁
16…空気源
17…モーター
18…リンク機構
19…基台
20…回転軸
21…弾性体
22…連結片
23…隙間調節ネジ
24…ストッパ片
25…固定アーム
26…支持台
27…コンロッド
30…ガイド台
31…往復運動機構
32…駆動アーム
33…弾性体
34…固定台
35…回転軸
36…位置決ストッパ
37…位置調節ネジ
38…押圧ネジ
39…連結アーム
40…検査機構 40A…第1検査部
40B…第2検査部
41…光源 41A…上部光源
41B…下部光源
42…カメラ
43…演算検査器
44…位置センサー
45…除去手段
46…除去センサー
47…除去ノズル
48…開閉弁
49…光源
50…受光体
51…除去ガイド
52…取出アーム
53…良品ガイド
81…ネジ
82…円盤
85…ガイド
88…移送隙間
91…ネジ
92…円盤
93…凹部
94…供給ガイド
95…ガイド
96…ノズル
98…移送隙間

Claims (4)

  1. 被試験体(1)を入れて移送する案内部(3)を所定の間隔で外周に設けている円盤(2)と、この円盤(2)を回転させる回転機構(6)と、回転している円盤(2)の案内部(3)に被試験体(1)を供給する供給機構(4)と、この供給機構(4)で円盤(2)の案内部(3)に案内された被試験体(1)を案内部(3)に位置させるように、円盤(2)の外周に接近して配設されて、円盤(2)の外周との間に、被試験体(1)の外径よりも狭い移送隙間(8)を形成しているガイド(5)とを備え、
    供給機構(4)から円盤(2)の案内部(3)に被試験体(1)を供給し、円盤(2)を回転させて案内部(3)の被試験体(1)を検査位置で検査するようにしてなる被試験体の検査装置であって、
    ガイド(5)が、円盤(2)との移送隙間(8)を拡開できるように配設されると共に、このガイド(5)に連動して被試験体(1)の移送を停止するシャッター(7)を供給機構(4)の排出側に設けており、
    供給機構(4)から移送隙間(8)に供給されて案内部(3)に案内されない被試験体(1)がガイド(5)を拡開し、拡開されたガイド(5)が、被試験体(1)の移送を停止するようにシャッター(7)を制御するようにしてなる被試験体の検査装置。
  2. 供給機構(4)が、被試験体(1)を1列に並べて円盤(2)の案内部(3)に供給する供給ガイド(12)と、この供給ガイド(12)の被試験体(1)を、空気流で円盤(2)に向かって移送するノズル(14)とを備える請求項1に記載される被試験体の検査装置。
  3. ガイド(5)とシャッター(7)をリンク機構(18)で連結しており、このリンク機構(18)は、供給機構(4)から移送隙間(8)に供給されて案内部(3)に案内されない被試験体(1)でガイド(5)が拡開されると、拡開されたガイド(5)で、被試験体(1)の移送を停止するようにシャッター(7)を制御する請求項1に記載される記載される被試験体の検査装置。
  4. シャッター(7)が、供給機構(4)の排出側と円盤(2)の外周との間に配設され、このシャッター(7)は、円盤(2)の接線方向に往復運動して、供給機構(4)からの被試験体(1)の移送を停止する請求項1に記載される被試験体の検査装置。
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