JPH03293005A - サイホン型逆洗方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は上下水の濾過等に使用されている充填材が充填
された塔の逆洗のだめのサイホン型逆洗方法および装置
に関するものである。

（従来の技術） 塔内の充填材の逆洗を行う際には、逆洗水の削減及び逆
洗時間の短縮を図り逆洗効率を上げるために、空気逆洗
と水逆洗を組合わせるのが通例となっている。このよう
な従来の逆洗装置は第２図に示されるとおりであり、（
１）は塔、（２）は充填材、（３）は逆洗水ポンプ、（
４）はブロア、（５）は逆洗排水管、（６）は水位計で
ある。逆洗の際にはまず処理水弁（７）を開いて塔（１
）内の水位を水位計（６）の下端まで下げ、次に処理水
弁（７）を閉してブロア（４）により塔（１）の底部に
空気を送り一定時間にわたる空気逆洗を行う。その後、
逆洗水ポンプ（３）から逆洗水を供給して空気逆洗と水
逆洗とを同時に行い、水位が水位計（６）の中段（中位
）に達すると、空気供給弁をまず停止し、その後水逆洗
を一定時間行なう。以下同様の工程を数回くり返す方法
によって逆洗が行われる。

ところがこのような従来の逆洗技術では空気逆洗のため
のブロア（４）が必要であるのでイニシャルコストおよ
びランニングコストが高くなる欠点があり、また空気逆
洗と水逆洗とを同時に行う際に水位計（６）に故障があ
ると充填材（２）が逆洗排水管（５）から流出してしま
うことがある欠点があった。

（発明が解決しようとする課Ｂ） 本発明は上記したような従来の欠点′を解決して、ブロ
アを用いることなく空気逆洗を行うことができ、また充
填材が流出するおそれをなくするとともにイニシャルコ
ストおよびランニングコストの削減を図ることができる
サイホン型逆洗方法および装置を提供するために完成さ
れたものである（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するためになされた第１の発明は、充
填材が充填された塔の底部から逆洗水を供給して水逆洗
を行い、塔内の水位が塔上部の逆洗排水管まで達した後
にサイホンを利用して塔の底部から空気を吸入し空気逆
洗を行わせることを特徴とするサイホン型逆洗方法を要
旨とするものである。

また第２の発明は、充填材が充填された塔の底部に逆洗
水ポンプを備えた逆洗管を接続するとともに、塔の上部
には下端が塔の下端よりも下方に達する逆洗排水管を接
続し、また上記逆洗管には上端が塔の上端よりも上方に
達する逆洗用空気管を接続したことを特徴とするサイホ
ン型逆洗装置を要旨とするものである。

（実施例） 以下に本発明を第１図に示す実施例によって更に詳細に
説明する。

第１図において、（１）は充填材（２）が充填された塔
であり、その底部の逆洗管（８）に逆洗水ポンプ（３）
が接続されていることは第２図のものと同様であるこの
逆洗管（８）には逆洗弁（９）と逆洗水弁０ＩＩＩｌと
が設けられており、その途中から逆洗用空気管（１０が
分岐している。この逆洗用空気管θＤの上端は塔（］）
の上端よりも上方に達しており、またその基部には逆洗
用空気弁０２１が設けられている。

一方、塔（１）の上部には逆洗排水弁０３）を備えた逆
洗排水管側が接続されており、その下端は塔（１）の下
端よりも下方に達する長さとされている、二のほか、塔
（１）の上端には空気抜弁０９と、原水流入弁０６）を
備え原水ポンプｑ′７）により塔（１）内に原水を供給
する原水流入管０８）が設けられている。なお、０９）
は水位電極、ＱＯは処理水弁（７）付きの処理水流出管
である。

（作用） このように構成された塔（１）の内部の充填材（２）の
逆洗を行うには、まず原水流入弁０（９と空気抜弁Ｑ５
）と処理水弁（力とを閉し、原水ポンプ（＋７）を停止
する。次に逆洗弁（９）と逆洗水弁Ｇｏ）と逆洗排水弁
側を開くとともに逆洗水ポンプ（３）を起動して塔（１
）の底部の逆洗管（８）から逆洗水を供給し、水逆洗を
行う。

一定時間が経過し、かつ塔（１）及び逆洗排水管（１４
）の内部が水で満たされた状態となったときに逆洗水弁
００）が閉して逆洗水ポンプ（３）が停止し、逆洗用空
気弁０りが開かれる。この結果、サイホンの原理によっ
て逆洗用空気管（１１）から塔（１）内に空気が吸込ま
れ、空気逆洗が行われる。このようにして塔（１）内の
水が減少しサイホン状態が絆了したことを水位電極０９
）で感知すると逆洗用空気弁Ｑ２）が閉し、次に再び逆
洗水ポンプ（３）を起動させて水逆洗を行う。

以上の水逆洗−空気逆洗−水逆洗の工程を数回繰り返し
、逆洗が完了したら逆洗弁（９）と逆洗排水弁面を閉じ
、処理水弁（７）と空気抜弁（１５）と原水流入弁θ０
とを開いて原水ポンプＧ力から原水を供給して通常の濾
過工程に戻る。

このように本発明によれば、塔（１）の上部に接続され
た逆洗排水管（１４）の内部が逆洗水で満たされた時に
塔（１）の底部に接続された逆洗用空気管０２）からサ
イホンの原理により空気を吸引して空気逆洗を行わせる
ので、ブロア（４）等の補助機器をなくすることができ
、イニシャルコスト及びランニングコストの低減を図る
ことができる。また本発明によれば逆洗水を連続的に塔
（］）内に供給しつつ逆洗用空気を注入することもない
ので、仮に水位電極θ９）が故障した場合においても塔
（＋）の内部から充填材（２）が外部へ流出することが
ない。またこれと同時に、逆洗水量の削減を図ることも
可能とブ【る。

（発明の効果） 本発明は以上に説明したように、サイホンの原理を利用
してブロアを用いることなく空気逆洗を行わせることが
できイニシャルコスト及びランニングコストの削減を図
ることができるとともに、水逆洗と空気逆洗とを交互に
行うことによって充填材が流出するおそれをなくしたも
のであり、濾過用の塔などの逆洗に適したものである。

よって本発明は従来の問題点を一掃したサイホン型逆洗
方法および装置として、産業の発展に寄与するところは
極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す配管図、第２図は従来例
を示す配管図である。 （１）：塔、（２）：充填材、（３）：逆洗水ポンプ、
（８）：逆洗管、（１１）：逆洗用空気管、（１４１：
逆洗排水管。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、充填材（２）が充填された塔（１）の底部から逆洗
   水を供給して水逆洗を行い、塔内の水位が塔上部の逆洗
   排水管（１４）まで達した後にサイホンを利用して塔（
   １）の底部から空気を吸入し空気逆洗を行わせることを
   特徴とするサイホン型逆洗方法。 ２、充填材（２）が充填された塔（１）の底部に逆洗水
   ポンプ（３）を備えた逆洗管（８）を接続するとともに
   、塔（１）の上部には下端が塔（１）の下端よりも下方
   に達する逆洗排水管（１４）を接続し、また上記逆洗管
   （８）には上端が塔（１）の上端よりも上方に達する逆
   洗用空気管（１１）を接続したことを特徴とするサイホ
   ン型逆洗装置。