JPS5936239Y2 - 洗濯水再使用装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯槽内の洗濯水を落差によって貯水タンクに
貯水し、この貯水をポンプによって洗濯槽に強制的に再
注入して洗濯水として再度使用するようにし、水を節減
するようにしたものである。

一般に洗濯水を再度使用するときは、一度使用した洗濯
水を排水せずに洗濯槽に溜めておき、濡れた洗濯物を移
しかえているが、手間がかかり面倒であり、したがって
洗濯水を再使用することが少ない。

本考案は上記の問題点を解決するものであり、以下一実
施例を示す図面にもとづき説明する。

図において、１は洗濯槽であり、底部より排水管２を導
出している。

この排水管２は二方弁３に接続されており、二方弁３の
一方は貯水タンク４の注入管５に接続され、他方は流出
管６に接続されている。

前記注入管５は貯水タンク４内において立ち上がりその
出口５ａは洗濯槽１の底部より下方に位置しｈなる落差
を与えている。

貯水タンク４の上部には前記注入管５に近接して着脱自
在なフィルタ７を設けてあり、注入管５より注入される
洗濯水がフィルタ７を介して貯水タンク４に入れられる
ように構成している。

貯水タンク４には溢水管８を設けてあり、この溢水管８
は前述の流出管６に接続されている。

また貯水タンク４にはポンプ９が設けられ、その吐出管
１０をもって貯水タンク４の水を洗濯槽１に上方より注
入するように構成している。

前記吐出管１０は回動自在になっており、したがって洗
濯槽１以外にも注水できるようになっている。

本考案の洗濯水再使用装置は上記のように構成され、洗
濯水を貯水タンク４に溜めるには三方弁３の注入管５側
を開放することにより、洗濯水は前記注入管５ならびに
フィルタ７を経て貯水タンク４に流入する。

この貯水タンク４の流入時にフィルタ７が目詰まりを生
じたときは溢水管８を経て流出管６より流出する。

洗濯水を直接排水する場合には二方弁３の流出管側を開
放することにより、流出管６より流出する。

これら洗濯水の流水は落差によって行なわれ、したがっ
て特別に動力を要しない。

貯水タンク４内のため水を再使用する場合にはポンプ９
を運転する。

このポンプ９の運転によりため水は吐出管１０を経て洗
濯槽１にもどされ、再び洗濯水として使用でき、あるい
は吐出管１０より他の利用部に注入される。

本考案の洗濯水の再使用装置は上記のように洗濯水とし
であるいは他に再使用でき、水の節減をはかることがで
き、２方弁、ならびに貯水タンク、さらにポンプを備え
たものであるので簡単に構成でき、洗濯機そのものには
何等加工を施す必要がなく、また洗濯槽より貯水タンク
へ貯水するには落差を利用するので特別に動力を要しな
いものであり、その実用的効果の大きいものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例の洗濯水再使用装置の構成国で
ある。 １・・・・・・洗濯槽、２・・・・・・排水管、３・・
・・・・二方弁、４・・・・・・貯水タンク、５・・・
・・・注入管、６・・・・・・流出管、７・・・・・・
フィルタ、８・・・・・・溢水管、９・・・・・・ポン
プ、１０・・・・・・吐出管。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１） 洗濯槽の排水管を二方弁に接続し、二方弁の
   一方の弁より注入管を介して貯水タンクに流入する流路
   と、二方弁の他方の弁より流出管に至る流路と、貯水タ
   ンクの溢水管より前記流出管に至る流路と、貯水タンク
   の貯水を取り出す手段を備え、前記注入管の出口を洗濯
   槽の底部より下方に位置させてなる洗濯水再使用装置。
2. （２）注入管より洗濯水を着脱自在なフィルタを介して
   貯水タンクに注入するように構成してなる実用新案登録
   請求の範囲第１項に記載の洗濯水再度使用装置。
3. （３）貯水タンクにポンプと、ポンプに接続された吐出
   管を設け、前記吐出管を可動自在に構成してなる実用新
   案登録請求の範囲第１項に記載の洗濯水再度使用装置。