JPH0329239Y2 - - Google Patents

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JPH0329239Y2
JPH0329239Y2 JP512885U JP512885U JPH0329239Y2 JP H0329239 Y2 JPH0329239 Y2 JP H0329239Y2 JP 512885 U JP512885 U JP 512885U JP 512885 U JP512885 U JP 512885U JP H0329239 Y2 JPH0329239 Y2 JP H0329239Y2
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JP
Japan
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tonneau board
shaft
parcel side
vehicle
holder
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JP512885U
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JPS61120646U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ハツチバツク型車の車室内後部に配
設されてラゲージルームを画成するトノボードの
取付構造に関する。
従来の技術 従来ハツチバツク型車においては、第7,8図
に示した構造によりトノボードが取り付けられて
いる(昭和56年6月、日産自動車(株)発行
「NISSANサービス周報」第440号、230頁)。す
なわちハツチバツク型車1の車室内に定置された
リヤシートバツク2,2の後方にはラゲージフロ
ア3が設けられており、該ラゲージフロア3の両
側には、リヤパーセルサイドトリム4が配設され
ている。該リヤパーセルサイドトリム4には車体
前後方向に渡つて段部5が形成されており、該段
部5の前端部には、ホルダ6が固定されている。
一方トノボード7の前端両側には、シヤフト8が
突設されている。そして該シヤフト8を前記ホル
ダ6に嵌装するとともに、前記トノボード7の両
側部を前記段部5上に位置させることにより、ト
ノボード7とラゲージフロア3間にラゲージルー
ム9が画成されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の構造において、
トノボード7の両側部を支承する前記段部5は、
リヤパーセルサイドトリム4の全長に渡つて形成
されている。したがつてリヤパーセルサイドトリ
ム4は、この全長に渡る段部5を有する構造に起
因して、幅及び厚さ寸法が大きくなり、必然的に
全体形状は大型なものとなる。このため大型のリ
ヤパーセルサイドトリム4に遠因して、車体重量
が増加し燃費低下の一因となるとともに、リヤパ
ーセルサイドトリム4を成形するための金型が大
型化し、成形時に高コストを要する等の不利が伴
うものであつた。
本考案は、かかる従来の実情に鑑みてなされた
ものであり、トノボードを支持するリヤパーセル
サイドトリムの小型軽量化を図るとともに、後面
衝突時におけるトノボードの車室内侵入を阻止す
ることが可能なトノボード取付構造を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、ハツチバツク型車のラゲージルームを画成す
る面を有する両リヤパーセルサイドトリムの前端
部及び後端部のみに、それぞれ車室内方向に突出
するフランジ及び突片を設け、一方トノボードの
前端部両側には、車体側方に突出するシヤフトを
固持すると共に、前記フランジには前記シヤフト
を車体前後方向に移動可能に遊挿可能なホルダを
設け、前記シヤフトを前記ホルダに挿入し、且つ
前記トノボードの後端を前記突片に載置すること
により、前記トノボードを前記両リヤパーセルサ
イドトリムに架設するようにしたものである。
作 用 したがつて、前記リヤパーセルサイドトリムに
は、全長に渡つて段部が形成されることなく、両
リヤパーセルサイドトリムの前端部及び後端部の
みに、それぞれ車室内方向に突出するフランジ及
び突片が形成されるにすぎないことから、全体の
小型、軽量化を図ることが可能となるとともに、
成形型を小型化して成形コストの低減を図ること
が可能となる。又車両の後面衝突によつてトノボ
ードの後端部に前向き荷重が生じた場合には、ト
ノボードは所定寸法前方に移動する。このとき前
記突片は、この前方移動寸法以下の領域にてトノ
ボード後端部を支承していることから、該トノボ
ードの後端部は前方移動によつて突片による支承
を失なう。よつてトノボードは、前端部の枢支点
を中心に後端部を下方に向けて回動し、ラゲージ
ルーム内に斜状に収容され、前述の前向き荷重が
生じた際トノボードの車室内への侵入を防止する
ことができるのである。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従つて説
明する。すなわち第1図に示したように、ハツチ
バツク型車1の車室内に定置されたリヤシートバ
ツク2,2の後方にはラゲージフロア3が設けら
れている。該ラゲージフロア3の両側上方には、
リヤパーセルサイドトリム4が配設されており、
該リヤパーセルサイドトリム4の前端部には、第
2図に示したように車室内方向に突出するフラン
ジ10が形成されている。該フランジ10には、
車体前後方向に長孔11が形成されており、該長
孔11の後端部には、第3図に示したようにグロ
メツト12が嵌装されている。該グロメツト12
には、後方に開口状のフツク部14を有するホル
ダ6に挿通されたビス13が螺着されている。し
たがつて、このホルダ6は、所定以上の前向き荷
重によつて、グロメツト12とともに、長孔11
に沿つてA寸法前方移動自在に取りつけられてい
る。又リヤパーセルサイドトリム4の後端部に
は、第4図に示したように車室内方向に突出する
屈曲片15が形成されており、該屈曲片15に
は、車体前方を指向して突片16が一体に成形さ
れている。該突片16の車体前後方向の長さ寸法
Bは、前記寸法Aより短い値に設定されている。
一方トノボード7の前端部裏面には、第2,3図
に示したように車体側方に突出するシヤフト8が
ビス17,17によつて固持されており、このシ
ヤフト8の先端部には、円盤状のストツパ8aが
形成されている。さらにトノボード7の後端両隅
部には、第4図に示したように前記屈曲片15に
沿つた形状に切欠部18が設けられている。この
切欠部18,18間には、後端膨出部19が形成
されており、該後端膨出部19は、第5図に示し
たようにトノボード7を装着した状態において、
リヤパーセルサイドトリム4の後端よりA寸法突
出するように構成されている。かかるトノボード
7は、第1図に示したように、前記ホルダ6にシ
ヤフト8を遊挿するとともに、前記突片16に後
端部裏面を当接させて装着され、これによつてト
ノボード7とラゲージフロア3間にラゲージルー
ム9が画成されている。
以上の構成に係る本実施例において、リヤパー
セルサイドトリム4はフランジ10と突片16等
によつて要部的にトノボード7を支持するように
構成されている。
したがつてリヤパーセルサイドトリム4には、
全長に渡つてトノボード7を支持するため段部を
成形する必要はなく、リヤパーセルサイドトリム
4の小型、軽量化による燃費向上や、成形型の小
型化によるコストの低減を図ることができる。又
第5図に示したように後面衝突によつてバツクド
ア20に前向き荷重GFが生ずると、該バツクド
ア20はこの前向き荷重GFによつて前方変位し、
リヤパーセルサイドトリム4よりA寸法後方に突
出している前記後端膨出部19に当接する。する
とトノボード7に同方向の荷重GFが加わり、該
荷重GFは、シヤフト8、ホルダ6を介してグロ
メツト12に伝達され、該グロメツト12は長孔
11の前端部に当接するまでA寸法前方移動し、
トノボード7の前方移動を許容する。このとき前
記突片16は、寸法Bからなる領域にてトノボー
ド7の後端部を支承しており、両寸法A,Bの関
係はA>Bであることから、トノボード7の後端
部は、前記移動によつて突片16より離脱する。
よつてトノボード7は後端部において支承を失な
い、第6図に破線で示したように、シヤフト8を
中心に、後端膨出部19側をラゲージルーム9内
に侵入させる方向(矢示イ方向)に回動する。こ
のため前記前向き荷重GFが生じた場合において、
トノボード7は、車室内に侵入することなく、ラ
ゲージルーム9内に収容され、リヤシートバツク
2,2にトノボード7が当接してリヤシートに着
座する乗員に衝撃を支える現象を確実に防止する
ことができるのである。なおシヤフト8の先端部
には、ストツパ8aが設けられていることから、
衝突荷重によつてシヤフト8がホルダ6より、横
方向に抜けるようなことはなく、確実に前方移動
を行ない得ることは勿論である。
考案の効果 以上説明したように本考案は、トノボードの前
端部を所定寸法前方移動可能に枢支するととも
に、リヤパーセルサイドトリムにトノボード後端
部を前記寸法以下の領域にて支承する突片を形成
する構造とした。よつてリヤパーセルサイドトリ
ムには、トノボードを支承する部分が局部的に成
形されるにすぎず、リヤパーセルサイドトリムの
小型化を図ることができ、車体重量の軽減による
燃費の向上、及び成形型の小型化による低コスト
化を図ることができる。
又車両の後面衝突によつて、トノボードに前向
き荷重が生じた際には、トノボードは、所定寸法
前方移動した後、後端部を下方に回動させて斜状
に変位し、ラゲージルーム内に収容される。よつ
て後面衝突時において、トノボードの車室内侵入
を確実に防止することができ、後席乗員の保護を
図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は、ホルダ及びシヤフトの取付状態を示す斜
視図、第3図は、トノボードを着装した状態にお
ける第2図−線に相当する断面図、第4図
は、リヤパーセルサイドトリムとトノボードの後
端部の構造を示す斜視図、第5、6図は本実施例
の作用を示す第1図C矢視に相当する一部破断説
明図、第7図は、従来のトノボード取付構造を示
す斜視図、第8図は第7図−線断面図であ
る。 1……ハツチバツク型車、4……リヤパーセル
サイドトリム、6……ホルダ、7……トノボー
ド、8……シヤフト、9……ラゲージルーム、1
1……長孔、12……グロメツト、16……突
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハツチバツク型車のラゲージルームを画成する
    面を有する両リヤパーセルサイドトリムの前端部
    及び後端部のみに、それぞれ車室内方向に突出す
    るフランジ及び突片を設け、 一方トノボードの前端部両側には、車体側方に
    突出するシヤフトを固持すると共に、前記フラン
    ジには前記シヤフトを車体前後方向に移動可能に
    遊挿可能なホルダを設け、 前記シヤフトを前記ホルダに挿入し、且つ前記
    トノボードの後端を前記突片に載置することによ
    り、前記トノボードを前記両リヤパーセルサイド
    トリムに架設することを特徴とするトノボード取
    付構造。
JP512885U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0329239Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP512885U JPH0329239Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP512885U JPH0329239Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120646U JPS61120646U (ja) 1986-07-30
JPH0329239Y2 true JPH0329239Y2 (ja) 1991-06-21

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ID=30481349

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP512885U Expired JPH0329239Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541079Y2 (ja) * 1987-07-14 1993-10-18

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Publication number Publication date
JPS61120646U (ja) 1986-07-30

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