JPH03290542A - 多目的吸入処理装置および多目的洗浄車 - Google Patents

多目的吸入処理装置および多目的洗浄車

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JPH03290542A
JPH03290542A JP9285490A JP9285490A JPH03290542A JP H03290542 A JPH03290542 A JP H03290542A JP 9285490 A JP9285490 A JP 9285490A JP 9285490 A JP9285490 A JP 9285490A JP H03290542 A JPH03290542 A JP H03290542A
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健 山本
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大谷 昌永
Osamu Ichikawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は側溝等から吸入した汚泥中の水分を高圧洗浄
水として再利用できる吸入処理装置であって、7′r5
泥の吸引と汚泥中の水分の再利用を連続的に行うことを
簡易にでき且つこれ以外に単に汚泥の吸引または高圧洗
浄水の噴射のみとしても又汚泥の吸引と汚水の排出との
連続動作としてのみでも利用できる多目的吸入処理装置
及びこの装置を備えた多目的洗浄車の提供にある。
(従来の技術) 側溝等の汚泥を清掃、吸引してこの汚泥を固液分離して
、水分を前記汚泥の清掃、吸引に再利用する吸入処理装
置としては、例えば本願出願人か既に開示した特公昭6
147936号に記載のものがある。
この吸入処理装置を第3図(A) (B)に基つき説明
する。
タンク(a)が仕切壁(b)を介して固型分貯留空間(
c)と上澄水貯留空間(d)とに区画され、固型分貯留
空間(c)の上流側(U)は吸引機構(図示省略)に、
また下流側(L)は汚泥吸引パイプ(図示省略)に連通
されている。
前記固型分貯留空間(c)と上澄水貯留空間(d)とは
前記仕切壁(b)上部に穿設された通水口(e)によっ
て連通されている。
上澄水貯留空間(d)は上、中、下の二空間Cf”)(
g) (h)に区画され、隣接する各空間同士は上下の
気密弁(i) (j)によって開閉自在とされている。
また、中空間(g)内にはフロート弁(k)と負圧解除
機構(Iりが設けられている。
このようになる吸入処理装置の作動状態はまず吸引機構
による吸引によりタンク(a)内が負圧とされ、この状
態でタンク(a)内に汚泥が吸引される。
この汚泥中の固型分(m)はその重力によって下部へ沈
澱し、上部には上澄水(n)が残る。この上澄水(n)
は前記通水口(e)を通って上澄水貯留空間(d)の中
空間(g)内に溜まる。
次にフロート弁(k)の上昇を受けて前記上気密弁(i
)が閉じ、これに伴う負圧解除機構(1)の作動により
中空間(g)内の負圧が解除され、下気密弁(j)が開
く。
これにより中空間(g)内の上澄水(n)が下空間(h
)内に落下し、放水ホース(図示省略)へ送られて再び
側溝の洗浄に利用される。
(発明が解決しようとする課題) 上記した吸入処理装置は汚泥の吸引を中止することなく
、汚泥中の水分を側溝等の洗浄用に再利用できるという
優れた発明であるが、以下に述べる課題があった。
前記上澄水貯留空間(d)内に流入した上澄水は前記フ
ロート弁(k)と負圧解除機構(1)による中空間(g
)内の負圧の解除がなされるまでこの中空間(g)内に
溜められるため、放水ホースへの上澄水の供給が間欠的
であり、側溝等に連続的に給水するという機能において
は今一つとの感があった。
すなわち、負圧下で吸引された汚泥中の水分をタンク内
から放水ホースへ送るにはタンク内に正圧の空間を設け
る必要があるため、上澄水の再利用がどうしても間欠的
になってしまう。
もし、上記した正圧の空間を設けずに連続的に汚泥中の
水分の再利用を行なうとすれば、タンク内が負圧である
からタンクと放水ホースとの間に吸込揚程の大きなポン
プを介在させる必要があり、その設置が高価なものにな
ってしまうという問題があった。
一方、側溝等を高圧水で洗浄し、側溝内の汚泥を吸引車
の汚泥タンク内に吸引させる場合、高圧水洗浄車とこの
洗浄車に給水する給水車と汚泥の吸引を行う吸引車とい
う3台の車両が作業現場で必要となっていた。
このため、この3台の車両を現場の道路に停車させねば
ならず他の交通の障害となったり、それぞれの車両に作
業員を配さねばならないといった不都合があった。
この発明では以上のような実情に照らし吸込揚程の小さ
い安価なポンプを使用しても汚泥中の水分のリサイクル
が連続的に行なえ、且つ高圧水による洗浄作業を1台の
洗浄車で行え、しかも多目的に使用できる吸入処理装置
の提供を課題とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、貯留タンクと排水ポンプと濾過タンクと高
圧水ポンプとを有してなる吸入処理装置であって、貯留
タンク内はフィルターを介して汚泥回収室と汚水室とに
区画されるとともに汚泥回収室の上流側には吸引機構か
連設され下流側にはサクションホースか連設され前記汚
水室内にはサクションフィルターか設けられ、排水ポン
プは前記サクションフィルターに連通されるとともに前
記貯留タンクの下方に設けられ、濾過タンクは前記排水
ポンプに連通遮断自在に設けられているとともに排水ポ
ンプと濾過タンクとの間には汚水排出管か前記排水ポン
プに連通遮断自在に分岐され、濾過タンクは少なくとも
砂分除去槽と浮遊汚泥除去槽と濾過水貯留槽とが連設さ
れてなり、高圧水ポンプはその吸入側が前記濾過タンク
の濾過水貯留槽に連通されるとともに吐出側は洗浄用ホ
ースに連通されてなることを特徴とする多目的吸引処理
装置及びこの装置が搭載された多目的洗浄車によって上
記課題を悉く解決する。
(作用) 貯留タンクの汚泥回収室の上流側に連接された吸引機構
による吸引によって貯留タンク内に負圧が生起されると
ともにサクションホースによって側溝内等の汚泥が前記
汚泥回収室内に吸引される。
汚泥中の汚水はフィルターを通って汚水室に流入する。
ここで前記フィルターによって大粒径の固型分が除去さ
れる。
次に貯留タンク下方に設けられた排水ポンプによって前
記汚水室内の汚水が吸引され、これが濾過タンクへ送ら
れる。
濾過タンクを構成する砂分除去槽、浮遊汚泥除去槽によ
って汚水中の微小粒子までもが除去され、この後、濾過
水は高圧水ポンプへ送られて、二の高圧水ポンプによっ
て洗浄用ホースへ高圧水が圧送される。
前記排水ポンプと前記濾過タンクとは連通遮断自在とさ
れ、またこの間には汚水排出管が連通遮断自在に分岐さ
れているからこれらの連通、遮断の切替えによって、或
いは前記各ポンプ等の駆動、停止の切替え等によって、
吸入処理装置を多目的に使用できる。
(実施例) 以下、この発明に係る多目的吸入処理装置を第1図、第
2図に基づき説明する。
第1図は多目的吸入処理装置全体の機構を示し、第2図
はこの吸入処理装置が搭載された多目的洗浄車(60)
を示す。
多目的吸入処理装置は貯留タンク(1)と排水ポンプ(
2)と濾過タンク(3)と高圧水ポンプ(4)とを有し
てなる。
貯留タンク(1)は横型円筒形のタンクで内部は金属製
のフィルター(5)によって汚泥回収室(6)と汚水室
(7)とに区画されている。
この実施例では前記フィルター(5)の目の径は3Uと
されている。
そして前記?f5泥回収室(6)の上流側の土壁には吸
引機構(8)が連設され、下流側の土壁にはサクション
ホース(9)が連設されている。
吸引機構(8)としては従来からの機構か採用されこの
実施例では吸引管00)とルーツブロワODと負荷解放
弁O2と湿式集塵槽03と四方弁00とミストキャッチ
ャ09とプレッシャーブレーカ00とバキュームブレー
カ卸とを有してなり、場合によっては湿式集塵槽03と
ミストキャッチャ0ジとの間にサイクロンを具備させて
もよい。
前記吸引管GO+の汚泥回収室(6)寄りの端部には自
動負荷解放弁0秒か設けられ、さらにこの吸入管(10
)から前記汚泥回収室(6)の内部にはボール収納部0
もが延設されている。
このボール収納部09は下部と汚水室(7)寄り側部に
開口が形成されており、内壁上部にはストッパー片(2
1)が形成され、内部には満量ボール■か収容されてい
る。
前記サクションホース(9)は可撓性のホースであって
途中には弁(59)が設けられている。
前記汚水室(7)にはサクションフィルター(22)及
び下限レベル計(23)、上限レベル計(24)が設け
られている。
このサクションフィルター(22)は箱型で複数設けら
れており、管(25)を介して貯留タンク(1)外部に
通している。
サクションフィルター(22)の目の径は本実施例では
1.5価とされている。
また、このようになる貯留タンク(1)の後部は開閉自
在とされるとともにこの後部にはメーンホースリール(
26)か兵役されこのホースリール(26)には洗浄用
ホース(27)か巻回されている。
メーンホースリール(26)は油圧によって駆動され、
作業効率を高めるため左右に旋回可能とされている。
尚、この貯留タンク(1)中の(28)は吸排弁、(2
9)はボール弁、(41)は点検口である。
排水ポンプ(2)は前記サクションフィルター(22)
から延設された管(25)に連通されており、且つこの
排水ポンプ(2)は前記貯留タンク(1)の下方(貯留
タンク(1)より低い位置)に設けられている。
この排水ポンプ(2)としては簡易なルーツ型容積ポン
プが採用されている(吸込揚程の大きなポンプを使用す
る必要がなくなっている)。
前記管(25)には逆洗浄用弁(58)が介在されてい
る。
濾過タンク(3)はこの排水ポンプ(2)にボール弁(
30)によって連通遮断自在に設けられている。
また、排水ポンプ(2)と濾過タンク(3)との間には
汚水排出管(31)が前記排出ポンプ(2)にボール弁
(32)によって連通遮断自在に分岐されている。
この汚水排出管(31)の先端(図示省略)は本装置外
部に開放されている。
前記濾過タンク(3)は排水ポンプ(2)側から順に砂
分除去槽(33)、浮遊汚泥除去槽(34)、濾過水貯
留槽(35)の3檜が連設されてなる。
多槽の下部にはドレン弁(36) (37) (38)
が取付けられている。
まず砂分除去槽(33)では前記排水ポンプから送られ
てきた汚水中の砂分がその重力沈降によって除去される
この砂分除去槽(33)と次の浮遊汚泥除去槽(34)
との間は本実施例では金属製のフィルター(39)が介
在されているが、砂分の大部分が重力沈降によって除去
されるのであれば、フィルターでなく仕切板を介在させ
てその上部を切欠き、この切欠部分からオーバーフロー
した水を次記浮遊汚泥除去槽(34)に流入させる構造
としてもよい。
浮遊汚泥除去槽(34)には、図示しないが、活性炭等
の濾材が投入されるか、或いは網状フィルターが多層に
設けられ、汚水中の浮遊汚泥がこれらにより除去される
この浮遊汚泥除去槽(34)と次の濾過水貯留槽(35
)との間には金属製のフィルター(40)が介在されて
いる。
濾過水貯留槽(35)では前記砂分除去槽(33)浮遊
汚泥除去槽(34)で濾過された濾過水が貯留される。
この濾過水貯留槽(35)には温度計(42)及び上限
、下限のレベル計(43) (44)が設けられている
濾過タンク(3)は本実施例では3槽構造とされている
が、これ以上の多槽としてもよい。
またこの濾過水貯留槽(35)と前記浮遊汚泥除去槽(
34)の上部からは前記フィルター(39) (40)
に向けて高圧水噴射ノズル(45)(46) (または
エアー噴射ノズル)が設けられており、この高圧水噴射
ノズル(45) (46)は次に述べる高圧水ポンプ(
4)に弁(47)によって連通遮断自在に設けられてい
る。
高圧水ポンプ(4)の吸入側は管(48)によって前記
濾過タンク(3)の濾過水貯留槽(35)から連通され
ている。
さらにこの高圧水ポンプ(4)は給水ポンプ(49)に
弁(50)を介して連通遮断自在とされている。
この高圧水ポンプ(4)としてはプランジャーポンプか
使用される。
この高圧水ポンプ(4)の吐出側は管(51)を介して
前記洗浄用ホース(27)及びサブホースリール(52
)に巻回されている補助ノズル(53)に連通されてい
る。
各ホース(27)の高圧水ポンプ(4)寄りには弁(5
4)(55)が介在されている。
また前記管(51)の途中にはアキュムレータ(56)
と圧力調整弁(57)が設けられている。
次に以上のように構成されている吸入処理装置の作動状
態を説明する。
まず、この発明に係る吸入処理装置を洗浄水再利用型高
圧洗浄装置として作動させるには、吸弓機構(8)のル
ーツブロワa1)を作動させて吸引管Go+と貯留タン
ク(1)内に負圧を生じさせる。
次にこの状態でサクションホース(9)により側溝(A
)等から汚泥水(B)を汚泥回収室(6)内に吸引する
汚泥の吸引の際に同時に吸引された粉塵は空気と共に貯
留タンク(1)、吸引管(10)を経て吸引機構(8)
に吸引され湿式集塵槽03内で除去され、この後、空気
のみがミストキャッチャCl5)を通って外部に放出さ
れる。
汚泥回収室(6)内に吸引された汚泥水(B)のうち固
型分の多くは重力による沈澱とフィルター(5)による
遮断によってこの汚泥回収室(6)底部に堆積する。
モして粒径の小さい砂利等を含む汚水(C)が前記フィ
ルター(5)を介して汚水室(7)に流入する。
汚泥回収室(6)内が満量になれば、満量ボール■が浮
上してボール収納部α9内のストッパー片(21)に係
合し、貯留タンク(1)に吸引が及ばなくなる。
しかし次記する排水ポンプ(2)による汚水(C)の吸
引によって汚泥回収室(6)の満量状態が解除されれば
、再び汚泥水の吸引を行うべきであるが、前記吸引管α
0)内が依然として負圧状態となっているため、前記満
量ボールのはストッパー片(21)と係合したまま落下
しない。
これを防ぐため、汚水室(7)内の汚水(C)の水位が
上限レベル計(24)に達すると、自動的に自動負荷解
放弁a秒を開いて前記吸引管QQI下流側の負圧を解除
させ、前記満量ボール■を落下させる。
次に前記汚水室(7)内の汚水(C)は予め作動されて
いる排水ポンプ(2)に吸引されて管(25)を通るが
、この時、本実施例では粒径1.5肛以上の砂粒がサク
ションフィルター(22)によって除去される。
尚、このサクションフィルター(22)や前記フィルタ
ー(5)に目詰まりした砂粒は逆洗浄用弁(58)を開
くことによる外気の流入によって逆洗浄される。
また、前記排水ポンプ(2)は貯留タンク(1)内の汚
水(C)の水位が下限レベル計の高さ以上になったとき
のみ作動される。
この排水ポンプ(2)と前記吸引機構とによる吸引は前
記汚泥回収室(6)内が汚泥(固型分)で満杯になるま
で行われる。
排水ポンプ(2)によって吸引された汚水は濾過タンク
(3)へ送られる。
濾過タンク(3)内に送られた汚水は、まず汚水中の砂
分が砂分除去槽(33)内で重力沈降によって分離され
て、フィルター(39)を通って浮遊汚泥除去槽(34
)内に流入する。
この浮遊汚泥除去槽(34)では前記濾材等によって重
力沈降しにくい浮遊汚泥か吸着等によって除去された後
、フィルター(40)を通って濾過水貯留槽(35)に
流入する。
この濾過水貯留槽(35)内の汚水は管(48)を通っ
て高圧水ポンプ(4)に吸引される。
尚、濾過タンク(3)内の水位が上限レベル計(43)
の位置になれ前記排水ポンプ(2)か停止し、この濾過
タンク(3)内の汚水がオーバーフローするのが防かれ
る。
濾過タンク(3)内の水位が下限レベル計(44)の位
置になれば弁(47)が自動的に開いて管(48)への
汚水の供給が停止され、空運転による高圧水ポンプ(4
)の損傷が防止される。
尚、前記フィルター(39) (40)に目詰まりした
砂や泥は高圧水ポンプ(4)から高圧水を高圧水噴射ノ
ズル(45) (46)によって噴射することにより逆
洗浄される。
この逆洗浄の方法としてはこれ以外に、例えば前記した
濾過タンク(3)内の水位が下限レベル計(44)以下
になり弁(47)が開いた際に、高圧水ポンプ(4)の
吐出水を前記高圧水噴射ノズル(45) (46)から
噴射させる、或いは圧力調整弁(57)からの余水を高
圧水噴射ノズル(45) (46)から噴射させること
が挙げられる。
次に前記汚水は高圧水ポンプ(4)によって管(51)
を圧送されて洗浄用ホース(27)、或いは補助ノズル
(53)から高圧噴射され側溝内壁に付着した汚泥の洗
浄に供される。
以上か多目的吸入処理装置を洗浄水再利用型高圧洗浄装
置として作動させた場合であり、汚水を高圧水として再
利用せずに自動的に外部へ排出するには排水ポンプ(2
)と濾過タンク(3)間の前記ボール弁(30)を閉じ
、ボール弁(32)を開くことによって排水ポンプ(2
)と汚水排出管(31)とを連通状態とすればこの汚水
排出管(31)から汚水か排出される。
この汚水はそのまま排出されてもよいし、高圧水を要し
ない洗浄に用いてもよい。
また、この多目的吸引処理装置を汚水を再利用しない高
圧洗浄装置として使用するには前記排水ポンプ(2)と
高圧水ポンプ(4)とを非連通状態として、高圧水ポン
プ(4)へ前記給水ポンプ(49)からの水を供給し、
これを前記ホース(27)、補助ノズル(53)へ高圧
圧送すればよい。
さらに、この多目的吸入処理装置を単に吸引装置として
使用するには、前記吸引機構(8)のみを作動させれば
よい。
前記した高圧洗浄装置としての使用や既述の洗浄水再利
用型高圧洗浄装置の使用の場合、作業前に前記貯留タン
ク(1)内に清水を満量積載しておけば水量に余裕をも
った高圧洗浄ができる。
(発明の効果) この発明は、貯留タンクと排水ポンプと濾過タンクと高
圧水ポンプとを有してなる吸入処理装置であって、貯留
タンク内はフィルターを介して汚泥回収室と汚水室とに
区画されるとともに汚泥回収室の上流側には吸引機構が
連設され下流側にはサクションホースが連設され前記汚
水室内にはサクションフィルターが設けられ、排水ポン
プは前記サクションフィルターに連通されるとともに前
記貯留タンクの下方に設けられ、濾過タンクは前記排水
ポンプに連通遮断自在に設けられているとともに排水ポ
ンプと濾過タンクとの間には汚水排出管が前記排水ポン
プに連通遮断自在に分岐され、濾過タンクは少なくとも
砂分除去槽と浮遊汚泥除去槽と濾過水貯留槽とが連設さ
れてなり、高圧水ポンプはその吸入側が前記濾過タンク
の濾過水貯留槽に連通されるとともに吐出側は洗浄用ホ
ースに連通されてなることを特徴とする多目的吸引処理
装置及びこの装置が搭載された多目的洗浄車であるから
以下の効果を奏する。
すなわち、排水ポンプを貯留タンクの下方に設けたので
、排水ポンプ内に常に水が充満する構造となり、この排
水ポンプが高価でない簡易なものであっても、汚水室内
に正圧の空間を設けることなく負圧下の汚水室からの汚
水の吸引が連続的にできる。
また、この発明に係る吸入処理装置は排水ポンプ、高圧
水ポンプ等の連通、遮断を切り換えたり、或いは各ポン
プの駆動、停止を切り換えることによって、作業目的に
応じて洗浄水再利用型高圧洗浄装置、汚水自動排出型吸
引装置、高圧洗浄装置或いは単に吸引装置としての多目
的な使用が可能である。
しかもこれらの機構、特に洗浄水再利用型高圧洗浄を行
うための機構が1台の洗浄車に搭載されているので、従
来作業車が3台必要であったことに比べ、他の交通を乱
すことがなく作業も効率的となる。
吸引された汚泥の汚水中の固型分は貯留タンク内のフィ
ルター及びサクションフィルターによって大きめのもの
が除去され、濾過タンクによって微小な浮遊汚泥まで除
去されるので、径大の固型分を全く含まない汚水を再利
用に供すべく高圧水ポンプに供給されることになり、こ
の高圧水ポンプを損傷させる危険性のない洗浄水再利用
型の高圧洗浄か円滑に行える。
本願発明者らか濾過タンクにおける濾過性能につき試験
をしたところ、当初は固型分の割合が約45%の固液混
合物が砂分除去槽−浮遊汚泥除去槽間で固型分が約27
%となり、さらに浮遊汚泥除去槽−濾過水貯留槽間で約
12%となった。
そして、残存した固型分の粒径は0.1mm以下であっ
た。
このことがらも、この濾過タンクによる濾過性能が優れ
ていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る多目的吸入処理装置の機構を示
す説明図、第2図は同上多目的吸入処理装置が搭載され
た洗浄車の側面図、第3図(A) (B)は従来の吸入
処理装置の説明図である。 (1)・・・貯留タンク  (2)・・・排水ポンプ(
3)・・・濾過タンク  (4)・・・高圧水ポンプ(
5)・・・フィルター  (6)・・・汚泥回収室(7
)・汚水室    (8)・・・吸引機構(9)・・・
サクションホース (27)・・・洗浄用ホース (33)・・・砂分除去
槽(34)・浮遊汚泥除去槽(35)・・・濾過水貯留
槽第 2 図 第 (A) 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)貯留タンクと排水ポンプと濾過タンクと高圧水ポ
    ンプとを有してなる吸入処理装置であって、貯留タンク
    内はフィルターを介して汚泥回収室と汚水室とに区画さ
    れるとともに汚泥回収室の上流側には吸引機構が連設さ
    れ下流側にはサクションホースが連設され前記汚水室内
    にはサクションフィルターが設けられ、排水ポンプは前
    記サクションフィルターに連通されるとともに前記貯留
    タンクの下方に設けられ、濾過タンクは前記排水ポンプ
    に連通遮断自在に設けられているとともに排水ポンプと
    濾過タンクとの間には汚水排出管が前記排水ポンプに連
    通遮断自在に分岐され、濾過タンクは少なくとも砂分除
    去槽と浮遊汚泥除去槽と濾過水貯留槽とが連設されてな
    り、高圧水ポンプはその吸入側が前記濾過タンクの濾過
    水貯留槽に連通されるとともに吐出側は洗浄用ホースに
    連通されてなることを特徴とする多目的吸引処理装置。
  2. (2)請求項(1)に記載の多目的吸引処理装置が1台
    の車両上に搭載されてなる多目的洗浄車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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