JPH03290484A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH03290484A
JPH03290484A JP9016490A JP9016490A JPH03290484A JP H03290484 A JPH03290484 A JP H03290484A JP 9016490 A JP9016490 A JP 9016490A JP 9016490 A JP9016490 A JP 9016490A JP H03290484 A JPH03290484 A JP H03290484A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は瞬間接着剤として知られるα−シアノアクリレ
ート系接着剤の改質に関するものである。
(従来の技術とその課ffiり a−シアノアクリレート系接着剤は、被着体表面に付着
するわずかの水分と重合反応し、急速に硬化し、金属、
ゴム、プラスチック、ガラス等数多くの被着体材質に対
して優れた接着力を有するため、あらゆる産業分野で接
着、固定、充填等の用途に広く使用されている。
しかしながら従来知られたa−シアノアクリレート系接
着剤は剪断方向の荷重に対して高い接着力を有する反面
、剥離方向の荷重や、衝撃力に対しては満足できろ性能
を有していない。これを改善するため、アクリロニトリ
ルゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム等を添加する方法
(特公昭53−37263)やカルボン酸もしく(よそ
の無水物を添加する方法(特公昭56−54029)等
が提案されている。これらの方法により耐衝撃力に対す
る接着力においては、他の接着剤、たとえば、ゴム弾性
体を配合した二液混合型のアクリル系構造用接着剤等と
比較するとその性能が依然不十分であり、用途が制限さ
れる等の問題を有する。
かかる実情に鑑み、本発明の目的はα−シアノアクリレ
ート系接着剤のもつ特性を損なうことなく、剥離接着力
、衝撃接着力、剪断接着力が顕著に優れたα−シアノア
クリレート系接着剤組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明はa−シアノアクリレート、α−シアノアクリレ
ートに05!量%以上溶解可能なエラストマー状重合体
及び式但しRはH又はCH3,X、Yは置換基を有して
いてもよい炭素数1〜6のアルキレン基、pは1〜10
、qは0〜10、nは1〜2を示す、 で示されるリン酸化合物からなる接着剤組成物である。
本発明の接着剤組成物の主成分であるa−シアノアクリ
レートすなわちa−シアノアクリル酸エステルとしては
従来知られた適宜の化合物を用いることができる。その
具体例としては、メチル、エチル、ブチル、プロピル、
アリル、シクロヘキシル、フェニル、メトキシエチル、
エトキシエチル等のエステルがあげられる。これらは単
独でも2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の第1の添加成分であるエラストマー状重合体1
まa−シアノアクリレートに05重量%以上溶解可能な
エラストマー特性をもつものであるが、通常ゴム弾性を
有する合成ゴムが好ましく用いられる。物性の点からみ
ろと、■ 平均分子量が5000以上で、 ■ JIS K2SO3で規定されるムーニー粘度10
〜60 (ML1+3100℃)で、 ■ ガラス転移温度(T g)が15℃以下のもの、が
好ましく用いられる。
代表的なエラストマー状重合体の例としては、ブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体(通称NBRゴム)、日
本合成ゴム社から、JARN−2203の商品名で販売
されているもの等)、アクリル酸メチル−エチレン共重
合体(通称エチレンアクリルゴム、デュポン社から、V
AMACGの商品名で販売されているもの等)、アクリ
ル酸エチルやアクリル酸ブチルと2−クロルエチルビニ
ルエーテルやアクリロニトリルの共重合体(通称ACM
、ANMと呼ばれるアクリルゴム、日本ゼオン社から、
N I POL AR−51の商品名で販売されている
もの等)、更には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、カ
ルボキシル化アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、
スチレン−ブタジェン共重合体、クロロプレンエラスト
マー、ポリエステルエラストマー、フッ素系エラストマ
ーポリイソプレンエラストマー、エピクロルヒドリンエ
ラストマー、エチレン−プロピレン共重合体エラストマ
ー、ポリウレタンエラストマー、シアノアクリルエラス
トマー等がある。
また−船釣なゴムの範囲でなく、どちらかと言えば樹脂
の範囲に入るものでもエラストマー特性をもつものは用
いうる。
これらの例としては、大日本インキ化学工業社よりバン
ディックスT−5201の商品名で販売されているウレ
タン樹脂や板上工業社よりH1pearl M 420
3の商品名で販売されているアクリロニトリル−アクt
Jル酸ブチルーメタアクリル酸メチル共重合体等がある
また特開昭53−30643に開示されているアクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS樹脂
)やメタアクリル酸メチル−ブタジェン−スチレン共重
合体(MBS樹脂)等を使用しても効果が認められる。
本発明のエラストマー状重合体の添加量は、それらの重
合度及びa−シアノアクリレートとの相溶性によって異
なるが、通常05重量%から30重量%の範囲である。
これらエラストマー状重合体は通常a−シアノアクリレ
ートに溶解させて用いられる。この溶解は通常室温〜1
00℃での加熱溶解によって行われる。
これらエラストマーをα−シアノアクリレートに溶解さ
せる方法としては、通常室温から100℃の温度で加熱
溶解させる。特に難溶性のエラストマー状重合体を溶解
させる場合は、メチルエチルケトンや塩化メチレン等の
溶剤を使用し、エラストマー状重合体の溶解を助けても
よい。またエラストマー状重合体とa−シアノアクリレ
ートの相溶性を助けろためにあらかじめエラストマー状
重合体をロールがけし、分子切断した後使用する方法も
効果的である。さらに、エラストマー状重合体の種類に
よってはその中に含まれるアルカリ物質等の不純物によ
りα−シアノアクリレートを不安定にするものもある。
その場合は、あらかじめエラストマー状重合体を塩酸、
硫酸、有機酸、カルボン酸無水物溶液等で洗浄し、水洗
後オーブン乾燥する等の処理を施すこと【こより、不純
物の影響を排除しうろ。
本発明の第2の添加成分であるリン化合物は上記一般式
で示される化合物であれば本質的にはいずれでも用いう
る。
般式中X、Yとしてはエチレン、プロピレン、ブチレン
、ペンチリン等が例示され、これらは適宜不活性置換基
を有しうる。X、Yはそれぞれ同一分子中に異なる種類
のX及び又はYを有しうる。pは通常1〜6が好ましく
、qは通常0〜6が好ましい。nは1〜2であるが、n
が1の1又は2pJ、上の化合物とnが2の1又は2以
上の化合物の混合物の形で用いることも好ましい。これ
らリン化合物の添加量はその作用効果を示しうる範囲で
あれば特に制限はないが、通常0001〜5重量%、特
に0.01〜1重量%が好ましい。これらリン化合物製
造時の未反応物や過反応物等の共存は作用効果に悪影響
を及ぼさない範囲で許容される。
これらの特定のリン化合物をα−シアノアクリレートに
エラストマー状重合体を溶解させた組成物中に添加する
と驚くべき剥離強度、剪断強度、衝撃強度の向上がみら
れ、保存性も良好なa−シアノアクリレート組成物が得
られる。
本発明の接着剤組成物には適宜公知の安定剤、増粘剤、
着色剤、硬化促進剤、充填剤、可塑剤等の添加剤を添加
できろ。
添加剤を添加する具体例としては、アニオン重合禁止剤
として、302. BF、、スルホン酸類、サルトン等
を5 ppmから1100ppの範囲で添加したり、ラ
ジカル重合禁止剤としてハイドロキノン、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、カテコール、ピロガロール等を
、増粘剤としてポリメチルメタアクリレート、2−シア
ノアクリレート重合体等を、充填剤としてヒームドシリ
カ、カーボン、グラファイト等を、また柔軟性向上剤と
してジオクチルフタレート、セパシン酸エステル、リン
酸トリクレジルホスフェート等の可塑剤を、また硬化速
度向上剤としてシラクラウン、カリクサリンのような化
合物を添加する例等がある。
[実施例] 次に実施例及び比較例により本発明を説明する。これら
は例示であって、本発明を制限するものではない。
+1)  α−シアノアクリレートとしてはα−エチル
シアノアクリレートを使用した。
(2)エラストマー状重合体としては表1及び表2のも
のを使用した。
表1のRX−1〜RX−5は本発明のエラストマー状重
合体であり、表2のRY−1は本発明外の重合体(比較
例)である。
(3)添加剤としては表3.4,5のものを使用した。
表3のAX−1〜AX−8は本発明のアラシド型リン酸
エステル化合物であり、表4のAY−1〜AY−10は
本発明外のリン化合物(比較例)であり、表5のAY−
11〜AY−16は、公知の接着力向上を目的とする化
合物(比較例)である。
(4)配合物の評価は次のようにして行った。
各成分を配合した接着剤を用いて下記の接着力評価のた
めテストピースを作成し、25℃、湿度55%中で24
時間硬化後、室温にて強度測定を行った。
(5)実施例の結果を表6から表9(X−1からX−1
7)に示す。
(6)比較例の結果を表6から表9(Y−1からY−2
8)に示す。
表1 本発明のエラストマー状重合体の例82 (発明の効果) 本発明の接着剤組成物は、従来のa−シアノアクリレー
ト系接着剤と比較し、大幅な接着力向上効果を示す。ま
たその接着剤硬化物は、可撓性を有しており、耐ヒート
シヨツク性、耐熱老化性も優れている。さらに、耐水性
、耐候性、耐薬品性も同時に改良されている。その結果
、従来のa−シアノアクリレート系接着剤が使用できな
かった高度の信頼性を要求されろ。自動車、電気、電子
、精密等の工業分野でも使用可能であり、産業界に多大
な工程短縮、コストダウン効果をもたらすものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、α−シアノアクリレート、α−シアノアクリレート
    に0.5重量%以上溶解可能なエラストマー状重合体及
    び式▲数式、化学式、表等があります▼ 但しRはH又はCH_3、X、Yは置換基を有していて
    もよい炭素数1〜6のアルキレン基、pは1〜10、q
    は0〜10、nは1〜2を示す、 で示されるリン酸化合物からなる接着剤組成物。 2、エラストマー状重合体が平均分子量5000以上、
    JISK6300で規定されるムーニー粘度10〜60
    (ML_1_+_3100℃)ガラス転移温度15℃以
    下を有する請求項1記載の接着剤組成物。
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