JPH03289925A - 浴槽洗浄方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、浴槽内を自動的に洗浄して奇麗にする洗浄方
法とその装置に関するものである。

［従来の技術］ 現在、自動風呂と称されるものが存在し、これは浴槽に
対する水張り（湯張り）の自動監視と、湯温の自動維持
管理を行う風呂のことである。

しかし、一方風呂の場合は毎回ごとに風呂洗いつまり浴
槽内を洗浄することが必要であるが、現状は手洗い以外
に実用化された浴槽の自動洗浄方法とその装置はなく、
公知例としては特開平２−５７８５７に掲載されている
ような入浴後に排水弁を開いて給湯口から浴槽内にお湯
を流し、髪の毛を流してしまうという洗浄方法のみであ
る。

［従来技術の課題］ したがって、手洗いの場合には洗浄に手間がかかり大変
であると共に浴槽内に手を入れて洗浄する際に大変無理
な姿勢をとるため老人や身体の不自由な人には苦労か多
く、又危険てすらある。

又、特開平２−５７８５７の場合は、確かに髪の毛等は
ある程度流すことはできるか、浴槽の側壁の汚れは無理
で、特に一番汚れがひどく、然も固形物の付着が顕著な
吃水部分の汚れを落とすことは不可能である。

本発明は、浴槽内を自動的に完全に洗浄する方法とその
装置を提案するのが目的である。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために提案される本発明の方法と装
置は以下のとおりである。

１、浴槽内の残り湯を排水し、次に浴槽内全域に洗浄液
混入の洗浄水を噴射して浴槽内の汚れを化学力と噴射エ
ネルギーにより洗い落し、次に奇麗な水を浴槽内に噴射
して洗浄液を洗い流して水張り又は湯張りに備える浴槽
洗浄方法。

２、浴槽の蓋に浴槽内に向けて噴射ノズルを取り付けた
こと、 浴槽の底部にバッファを形成し、このバッファの底部に
循環口と排木弁付の排水口を設けたこと、 給水管を前記噴射ノズルに接続すると共に加熱装置の出
側を三方弁を介して給水管に接続し、加熱装置の入側を
前記バッファの循環口に接続したこと、 循環ポンプを加熱装置の出側と噴射ノズル間に取り付け
たこと、 洗浄液容器内に洗浄液を充填し、この洗浄液容器と前記
バッファ間を洗浄液供給管で接続すると共にこの洗浄液
供給管に洗浄液弁を取り付けたこと、 排水弁を開いて浴槽内から残り湯を排水する工程、排水
弁を閉じ、三方弁を開いて給水管から噴射ノズルを経由
して浴槽内に少量の水を給水してこの水をバッファ内に
ためる工程、三方弁を加熱装を側に切り替えると共に洗
剤液弁を開いて洗剤液をバッファ内に注入して洗浄水な
作る工程、加熱装置及び循環ポンプの運転を開始して噴
射ノズルから浴槽内全域に加熱された洗浄水を噴射して
浴槽内の洗浄を行う工程、加熱装置及び循環ポンプを停
止し、排水弁を開いて洗浄水を排水する工程、排水弁を
閉じ、三方弁を給水側に切り替えて噴射ノズルから奇麗
な水を浴槽内に噴射してバッファ内に水をため、循環ポ
ンプを運転して噴射ノズル→浴槽内→バッファ→循環口
→（加熱装置）→循環ポンプ→三方弁→噴射ノズルに至
る循環を繰り返して洗浄液を洗い流す工程、循環ポンプ
を停止し、排水弁を開いて排水を行ったのち、排水弁を
閉じて水張り又は湯張りに備える工程、を制御する制御
器を設けたこと、 を特徴とする浴槽洗浄装置。

上記装置において、残り湯を排水したのち排水弁を開い
たまま三方弁を開いて給水管→噴射ノズルを経由して浴
槽内に水を噴射することにより大きなゴミ類を先ず除去
し、その後排水弁を閉じて洗浄水による洗浄工程に入る
ように制御してもよい 又、洗浄水による洗浄は排水を混えて数回繰り返しても
よい。

なお、浴槽に対して蓋が正しくセットされているときに
のみ洗浄工程に入るように蓋にはセンサを取り付けてお
くと安全である。

［作用］ 入浴か終り、蓋か正しくセットされており、浴槽内に湯
か残っている状態で運転ボタンをＯＮにすると、排水弁
が開いて残り湯が排水される。排水の終了を例えば圧力
センサが検出すると、次に三方弁が開いて例えば上水が
給水管を通って噴射ノズルに供給され、噴射ノズルから
浴槽内に噴射し、浴槽内に残っている大きなゴミ例えば
頭髪等を排水弁（排出口）から排出する。なお、この大
きなゴミ類の洗い流しはゴミ類か無い時は行われないよ
うに制御することもできる。

ゴミ類の洗い流しは時間単位で終了し、次に排水弁が閉
じ、噴射ノズルからの給水かバッファ内にためられる。

バッファ内に水がためられると、洗浄液弁が開いて洗浄
液容器内から洗浄液かバッファ内に注入される。次に三
方弁が加熱側に切り替り、加熱装置及び循環ポンプか運
転を開始して加熱された洗浄水か噴射ノズルから浴槽内
に噴射される。洗浄水は約６０°Ｃ程度に加熱維持され
、その化学的な洗浄力と噴射エネルギーにより浴槽の内
壁に付着した汚れを洗い落とす。この洗い落としは時間
単位で制御され、一定時間を経過すると、次に加熱装置
及び循環ポンプが停止し、排水弁が開いて汚れた洗浄水
を排水する。

次に排水弁が閉じ、三方弁が給水側に切り替り、噴射ノ
ズルから奇麗な水が浴槽内に噴射してバッファ内にため
られる。（又は排水弁を開いたまま噴射ノズルから奇麗
な水を浴槽内に噴射してそのまま洗い流してしまう。）
次に循環ポンプか運転を開始して噴射ノズル→浴槽内→
バッファ→循環口→（加熱装置）→循環ポンプ→三方弁
→噴射ノズルに至る循環を繰り返して浴槽及びバッファ
内並びに循環ポンプを経由する回路内に付着した洗浄液
（洗剤）を洗い流す。

この洗い流しは、−旦排水し、奇麗な水に切り替えて数
回繰り返してもよい。次に循環ポンプを停止し、排水弁
を開いて排水を行い、この終了後排水弁を閉じて洗浄工
程のすべてを終る。以上の工程は、すべて制御器からの
信号により行われる。

なお、浴槽内の汚れは、入浴者数によって大きく異なる
のて、洗浄時間はこの汚れの度合いにより制御して、無
駄或いは洗浄不足か無いように注意されている。

自動風呂においては、上記洗浄か終了すると、次に水張
り、又は湯張りが行われ、水張りの場合は浴槽加熱か開
始して適温まて昇温されたのち、湯温の管理か行われる
。一方、湯張りの場合は追い焚きにより湯温の維持、管
理か行われる。

［実施例］ 図は本発明の実施例を示すもので、符号の１は浴槽、２
は浴槽ｌの底部に形成したバッファ、３はバッファ２に
設けた排水口にして、この排水口３には排水弁（電磁弁
）４か取り付けられている。

５は浴槽１の蓋にして、この蓋５の内側中央には水圧に
より回転する噴射ノズル６か取り付けられている。

７は蓋５か浴槽１に正しくセットされているか否かを検
出するセンサである。

８は浴槽ｌに付設した洗浄液容器にして、この洗浄液容
器８内には洗浄液が充填されていると共にこの洗浄液容
器８と前記バッファ２間は洗浄液供給管９で接続され、
この洗浄液供給管９には洗浄液弁（電磁弁）１０が取り
付けられている。

１１は加熱装置にして、この加熱装置ｌｌ内には熱交換
器１２、ガスバーナ１３が組み込まれている。なお、実
施例は独立した加熱装置であるか、これは浴槽加熱用の
追い焚き加熱装置と兼用させてもよい。

１４はバッファ２の循環口２′と熱交換器１２の入側を
結ぶ出管、１５は熱交換器１２の出側と給水管１７に取
り付けた三方弁１９間を結ぶ入管、１６は入管１５に取
り付けられた循環ポンプである。なお、給水管１７と噴
射ノズル６間において、蓋５の処にはワンショット継手
１８か取り付けられており、蓋５が正しくセットされる
とこのワンショット継手１８も正しく接続されるように
なっている。

２０は制御器にして、次の如き制御を行う。

入浴が終り、Ｍ５か正しくセットされており、浴槽１内
に湯が残っている状態で運転ボタンをＯＮにすると、排
水弁４か開いて残り湯を排水する。排水の終了を例えば
圧力センサが検出すると、次に三方弁１９を開いて上水
を給水管１７から噴射ノズル６に供給し、噴射ノズル６
から浴槽ｌ内に噴射し、浴槽１内に残っている大きなゴ
ミ例えば頭髪等を排水弁４（排水口３）から排出する。

一定時間この洗い流しを行ったのち、排水弁４を閉じ、
噴射ノズル６から給水してバッファ２内に水をためる。

バッファ２内に水をためたのち、洗浄液弁ｌＯを開いて
洗浄液容器８内から洗浄液をバッファ２内に注入する。

次に三方弁１９を加熱側に切り替え、加熱装置１１及び
循環ポンプ１６の運転を開始して約６０℃に加熱維持さ
れた洗浄水を噴射ノズル６から浴槽ｌ内に噴射して浴槽
工の洗浄を行い、一定時間を経過すると、次に加熱装置
１１及び循環ポンプ１６を停止し、排水弁４を開いて汚
れた洗浄水を排水する。

次に排水弁４を閉じ、三方弁１９を給水側に切り替え、
噴射ノズル６から奇麗な水を浴槽ｌ内に噴射してバッフ
ァ２内にためる。次に循環ポンプ１６の運転を開始して
噴射ノズル６→浴槽１内→バッファ２→循環口２′→（
加熱装置１１）→循環ポンプ１６→三方弁１９→噴射ノ
ズル６に至る循環を繰り返して浴槽１内及びバッファ２
内、循環ポンプ１６を経由する回路内に付着している洗
浄液を洗い流す。この洗い流しは、奇麗な水に切り替え
て数回繰り返す。次に循環ポンプ１６を停止し、排水弁
４を開いて排水を行い、この終了後排水弁４を閉じて洗
浄工程のすべてを終る。

なお、浴槽内の汚れは、入浴者数によって大きく異なる
ので、制御器２０には洗浄時間のセット機能が付加され
ている。

自動風呂の場合、上記制御が終了すると、自動風呂側に
信号を送り、自動風呂の運転を可能にする。

ｆ本発明の効果］ 本発明は以上のように、洗浄液の混入した洗浄水を噴射
ノズルから浴槽内に噴射して化学的作用と水の噴射エネ
ルギーにより汚れを落とし、最後に奇麗な水を噴射して
洗浄液を洗い流し、仕上げるようにした。この結果、次
の如き効果かある６ａ、浴槽を洗う手間が無くなり、特
に老人や身体の不自由な人に便利である。

ｂ、洗浄水を加熱装置で加熱して使うようにしたのて、
汚れ落ちが早く、然も良い。

Ｃ０洗浄水は循環して使うのて無駄かない。

ｄ、噴射ノズルを水の噴射エネルギー（反力）により自
転させて浴槽内全域に噴射するようにしたのて、動力費
（電力）が不要であると共に故障も少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る浴槽洗浄方法とその装置の説明図
、第２図は浴槽の断面図である。 ・・・　　浴槽　　　　　　２　・・・　バッファ′・
・・　循環口　　　　　３　・・・　排水口・・・　排
水弁　　　　　５　・・・　蓋・・・　噴射ノズル　　
　７　・−・　センサ・・・　洗浄液容器　　　９　・
・・　洗浄液供給管０　・・・　洗浄液弁　　　１１−
・・　加熱装置２　・・・　熱交換器　　　１３　・・
・　ガスバーナ４　・・・　出管　　　　　１５　・・
・　入管６　・・・　循環ポンプ　　１７　・・・　給
水管８　・・・　ワンショット継手

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　浴槽内の残り湯を排水し、次に浴槽内全域に洗浄液
   混入の洗浄水を噴射して浴槽内の汚れを化学力と噴射エ
   ネルギーにより洗い落し、次に奇麗な水を浴槽内に噴射
   して洗浄液を洗い流して水張り又は湯張りに備える浴槽
   洗浄方法。 ２　浴槽の蓋に浴槽内に向けて噴射ノズルを取り付けた
   こと、 浴槽の底部にバッファを形成し、このバッファの底部に
   循環口と排水弁付の排水口を設けたこと、 給水管を前記噴射ノズルに接続すると共に加熱装置の出
   側を三方弁を介して給水管に接続し、加熱装置の入側を
   前記バッファの循環口に接続したこと、 循環ポンプを加熱装置の出側と噴射ノズル間に取り付け
   たこと、 洗浄液容器内に洗浄液を充填し、この洗浄液容器と前記
   バッファ間を洗浄液供給管で接続すると共にこの洗浄液
   供給管に洗浄液弁を取り付けたこと、 排水弁を開いて浴槽内から残り湯を排水する工程、排水
   弁を閉じ、三方弁を開いて給水管から噴射ノズルを経由
   して浴槽内に少量の水を給水してこの水をバッファ内に
   ためる工程、三方弁を加熱装置側に切り替えると共に洗
   剤液弁を開いて洗剤液をバッファ内に注入して洗浄水を
   作る工程、加熱装置及び循環ポンプの運転を開始して噴
   射ノズルから浴槽内全域に加熱された洗浄水を噴射して
   浴槽内の洗浄を行う工程、加熱装置及び循環ポンプを停
   止し、排水弁を開いて洗浄水を排水する工程、排水弁を
   閉じ、三方弁を給水側に切り替えて噴射ノズルから奇麗
   な水を浴槽内に噴射してバッファ内に水をため、循環ポ
   ンプを運転して噴射ノズル→浴槽内→バッファ→循環口
   →（加熱装置）→循環ポンプ→三方弁→噴射ノズルに至
   る循環を繰り返して洗浄液を洗い流す工程、循環ポンプ
   を停止し、排水弁を開いて排水を行ったのち、排水弁を
   閉じて水張り又は湯張りに備える工程、を制御する制御
   器を設けたこと、 を特徴とする浴槽洗浄装置。 ３　残り湯を排水したのち排水弁を開いたまま三方弁を
   開いて給水管→噴射ノズルを経由して浴槽内に水を噴射
   することにより大きなゴミ類を除去し、その後排水弁を
   閉じて洗浄水による洗浄工程に入るように制御する請求
   項２記載の浴槽洗浄装置。 ４　洗浄水による洗浄を排水を混えて数回繰り返すよう
   に制御する請求項２記載の浴槽洗浄装置。 ５　排水弁を開いたまま給水管を経由して噴射ノズルか
   ら水を浴槽内に噴射して洗浄水を洗い流すように制御す
   る請求項２記載の浴槽洗浄装置。 ６　浴槽の蓋の内側に噴射ノズルを取り付けると共に蓋
   が正しくセットされているときにのみ洗浄工程に入るよ
   うに制御する請求項２記載の浴槽洗浄装置。 ７　噴射ノズルが水圧により自転して噴射方向を変える
   構成であるところの請求項２記載の浴槽洗浄装置。