JPH0328938Y2 - - Google Patents

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JPH0328938Y2
JPH0328938Y2 JP7510985U JP7510985U JPH0328938Y2 JP H0328938 Y2 JPH0328938 Y2 JP H0328938Y2 JP 7510985 U JP7510985 U JP 7510985U JP 7510985 U JP7510985 U JP 7510985U JP H0328938 Y2 JPH0328938 Y2 JP H0328938Y2
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JP
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conveyor
water film
coating
film plate
painting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動塗装装置に係り、特に塗料ミスト
等を水に吸収又は吸着させて流動的に回収処理す
る水洗ブースに設置される自動塗装装置の改良に
関する。
〔従来技術とその問題点〕
水洗ブースは、塗装機からオーバースプレーさ
れた塗料の回収率が良く、しかもドライブース等
に比較して火災の危険性も極めて少ないため、自
動車部品等の連続的な多量塗装に好適である。
ところで、水洗ブースにより多量の被塗装物に
対して連続的に自動塗装を施す場合には、コンベ
アのハンガに懸吊された被塗装物を、水洗ブース
本体の前面に配設された水膜板と該水膜体に対向
配設された塗装機との間に移送し、コンベアで搬
送中の被塗装物に対して直接塗装機から塗料を噴
射させて吹き掛けるのが従来一般の方法である。
しかしながら、被塗装物の中には例えば略円形
状に形成された自動車のブレーキドラムのように
ハンガで懸吊して塗装することができないものが
あり、この場合には被塗装物をフロアコンベア等
の上に載置して搬送しなければならないが、該コ
ンベア上を搬送される被塗装物に対してその上か
ら直接塗料を吹き掛けると、コンベアにも多量の
塗料が付着してコンベアの故障を引き起こす原因
となる。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、コンベア上に載せられて水洗
ブースに搬送される被塗装物に対して自動塗装を
施す場合であつても該コンベアに塗料が直接吹き
掛けられることのない自動塗装装置を提供し、塗
料の付着によるコンベアの故障を防止することを
主目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、水洗ブ
ース本体の前面に配設された水膜板と、該水膜板
に対向配設された塗装機との間に被塗装物を移送
して自動塗装を施す自動塗装装置において、被塗
装物を間歇的に搬送するコンベアが前記塗装機の
後方に配設されると共に、前記塗装機の下方には
前記水膜板に相対する水膜板が配設され、該水膜
板の後方に前記コンベアの下方から該コンベア上
の被塗装物を取り上げて所定の塗装位置まで移送
し、塗装終了後に再びコンベア上に返送するよう
に成された自動移送装置が配設されていることを
特徴とする。
〔考案の作用〕
本考案によれば、被塗装物を搬送するコンベア
が塗装機の後方に配設されており、コンベア上の
被塗装物を自動移送装置によつて該コンベアから
取り上げ、所定の塗装位置まで移送して塗装する
ように成されているから、コンベアに塗料が直接
吹き掛けられることがない。
また、前記自動移送装置も塗装機の下方に配設
された水膜板の後方に配設されているから、該自
動移送装置に塗装機から噴射された塗料が直接吹
き掛けられることがない。
更に、塗装機と対向せられる水洗ブース本体の
前面のみならず、塗装機の下方にも水膜板が配設
されているから、オーバースプレーされた塗料の
回収率が高い。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
第1図は本考案による自動塗装装置の全体構成
を概略的に示す正面図、第2図はその自動移送装
置の一例を示す正面図である。
水洗ブース本体1の前面には、水膜板2が配設
され、該水膜板2から所定距離だけ離隔して水膜
板2に対向するように塗装機3が配設されてい
る。
水膜板2の上部には、該水膜板2の表面に流水
による水膜を形成してウオータスクリーンを作る
オーバーフロータンク4が配設され、該オーバー
フロータンク4内にはウオータースクリーン用の
給水配管5が配設されている。
ブース本体1の下方には水膜板2から流下した
水を回収して貯留するブース水槽6が配設される
と共に、ブース本体1の下端にはブース水槽6の
水面に対向して空気吸込口7が開口形成されてい
る。また、ブース本体1内には空気吸込口7に向
かつて水を微粒化して噴射するスプレーノズル8
が配設され、該スプレーノズル8の上方には未捕
集の塗料ミストや水滴を捕集するエリミネータ9
と、軸流フアン等の排気フアン10が内装されて
いる。また、塗装機3の下方には、水膜板2と相
対する水膜板11がブース水槽6の上部まで延長
して配設され、該水膜板11の後方には略円形状
の被塗装物としてのブレーキドラム12を間歇的
に搬送するコンベア13が配設されている。
更に、水膜板11で遮蔽されるコンベア13の
下方には、コンベア13上のブレーキドラム12
を取り上げ、塗装機3と対向する所定の塗装位置
Xまで移送して回転させ、塗装終了後にコンベア
13上に返送させるように成された自動移送装置
Mが配設されている。
この自動移送装置Mは、第2図に示すように、
コンベア13によつて間歇的に順次搬送されるブ
レーキドラム12に対してその下方から係合され
てブレーキドラム12を係脱自在に支持する回転
シヤフト14と、回転シヤフト14を所定の塗装
位置Xで回転駆動させるモータ15と、ブレーキ
ドラム12を支持した回転シヤフト14をモータ
15と共に垂直方向に往復運動させる昇降用シリ
ンダ16と、前記回転シヤフト14、モータ15
及び昇降用シリンダ16を搭載した台車17をコ
ンベア13と塗装位置Xとの間で水平方向に往復
運動させる移送用シリンダ18とから構成されて
いる。
なお、回転シヤフト14は、ギアボツクス19
に回転可能に立設されて、その先端にはブレーキ
ドラム12の下面に嵌合してこれを載置支持する
受台20が固設されると共に、後端側にはモータ
15の回転軸に取り付けられた傘歯車21と歯合
する傘歯車22が固設されている。
また、昇降用シリンダ16は、台車17上に立
設された伸縮自在な支柱23,23間に立設され
て、そのロツドヘツド24が支柱23,23の上
端間に架設された台板25の下面に固定され、ピ
ストンロツド26を伸縮させて台板25上に固設
された回転シヤフト14とモータ15とを上下方
向に所定距離だけ往復運動させるように成されて
いる。
台車17は、コンベア13の下方から塗装位置
X方向に延長して水平に敷設されたレール27上
を走行可能に配設されている。
更に、移送用シリンダ18は、コンベア13の
下方に水平に配設され、そのロツドヘツド28が
台車17の先端に突出形成されたアーム29に連
結されて、ピストンロツド30を伸縮させて台車
17をレール27上で所定距離だけ往復走行させ
るように成されている。
水膜板11には、第3図に示すように、ブレー
キドラム12を支持して塗装位置Xに移送する自
動移送装置Mの回転シヤフト14を挿通案内する
すり割31が形成されると共に、その後端及び左
右両端とすり割31の周縁に沿つて給水配管32
から供給される水の逸流を阻止する突片33が形
成されている。
以上が、本考案による自動塗装装置の一例構成
であり、次にその動作について説明する。
ブース本体1内に配設された排気フアン10を
稼動させて空気吸込口7からブース内の空気を吸
引すると共に、スプレーノズル8から空気吸込口
7に向かつて水を噴射させ、二つの水膜板2及び
11には夫々給水配管5及び32から水を供給し
てウオータースクリーンを形成させる。
この状態で、まずブレーキドラム12を搬送す
るコンベア13が作動されて、該ブレーキドラム
12を回転シヤフト14の直上に移送して停止す
る。そして、第2図実線図示の状態から自動移送
装置Mの昇降用シリンダ16を作動させ、そのピ
ストンロツド26を伸長させて台板25上に固設
された回転シヤフト14をモータ15と共に上方
に移動させ、回転シヤフト14の先端に固設され
た受台20をコンベア13上にあるブレーキドラ
ム12の下面に嵌合させて、ブレーキドラム12
を受台20上に載置支持して同図鎖線図示の如く
持ち上げ、コンベア12上から取り上げる。
次いで、移送用シリンダ18を作動させ、その
ピストンロツド30を伸長させて、ロツドヘツド
28に連結された台車17をレール27に沿つて
塗装位置X方向に所定距離だけ走行移動させ、回
転シヤフト14に支持されたブレーキドラム12
を塗装位置Xまで運んで定置する。
このとき、ブレーキドラム12を支持する回転
シヤフト14は、水膜板11に形成されたすり割
31内を挿通案内されて塗装位置Xまで移動せら
れ、ブレーキドラム12とこれを支持する回転シ
ヤフト14の先端のみが水膜板11上に突出し、
回転シヤフト14を除く自動移送装置Mのその他
の部分は総て水膜板11下に隠蔽されている。
この状態で、自動移送装置Mのモータ15を起
動させて回転シヤフト14を所定速度で回転駆動
させると同時に、該回転シヤフト14に支持され
て回転せられるブレーキドラム12の所望の塗装
箇所に対してその接線方向に塗装機3から塗料を
噴射させ、塗料が吹き掛けられるブレーキドラム
12の所望の箇所に環状の塗装が施される。
このとき、オーバースプレーとなつた塗料は、
塗装機3に相対して配設された本体1の水膜板2
のみならず、該水膜板2と相対して塗装機3の下
方に配設された水膜板11のウオータースクリー
ンにも吸着されてブース水槽6内に直接落とし込
まれると同時に、空気吸込口7を通じて本体1内
に吸引された塗料ミスト等がスプレーノズル8か
ら噴射する水との気液接触により捕集されてブー
ス水槽6内に回収される。
したがつて、塗装機3から噴射された塗料がそ
の後方に配設されたコンベア13に付着すること
がないばかりか、自動移送装置Mも回転シヤフト
14以外は水膜板11により隠蔽されて塗料が吹
き掛かることが防止される。
そして、塗装が終了すると、モータ15の稼動
を停止させると同時に、移送用シリンダ18を再
び作動させてピストンロツド30を収縮させ、回
転シヤフト14等を搭載した台車17を今度はコ
ンベア13方向に移動させて原位置に復帰させ
る。
次いで、昇降用シリンダ16を作動させてピス
トンロツド26を収縮させ、回転シヤフト14を
今度は下方に移動させて該回転シヤフト14に支
持された塗装済みのブレーキドラム12をコンベ
ア13上に戻す。
そして、コンベア13が作動され、塗装済みの
ブレーキドラム12を次段に搬出すると共に、新
たなブレーキドラム12を回転シヤフト14の直
上に移送して停止させ、以後は上述の動作を繰り
返して多数のブレーキドラム12に連続塗装が施
されることとなる。
このように、本考案によれば、塗装機3と相対
するブース本体1の前面のみならず、塗装機3の
下方にも水膜板11が配設されているから、オー
バースプレーされた塗料の回収率が極めて良い。
また、塗装機3の後方にコンベア13を配設し
て該コンベア13上のブレーキドラム12を自動
移送装置Mにより所定の塗装位置Xまで移送する
こととしているから、コンベア13に塗料が直接
吹き掛けられることがなく、コンベアに塗料が付
着して故障を起こすことが確実に防止される。
また、コンベア13上のブレーキドラム12を
所定の塗装位置Xに移送する自動移送装置Mが水
膜板11で遮蔽されているから、該自動移送装置
Mに塗料が付着して故障を起こすことも防止され
るという効果がある。
更に、実施例によれば、自動移送装置Mによつ
て塗装位置Xに移送された略円形状のブレーキド
ラム12がその場で回転するように成されている
から、塗装機3からブレーキドラム12の所望の
塗装箇所に対してその接線方向に塗料を噴射させ
るだけでマスキングすることなく環状の塗装を施
すことができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、被塗装物
を搬送するコンベアが塗装機の後方に配設され、
該コンベア上の被塗装物を自動移送装置によつて
コンベアから取り上げ、所定の塗装位置まで移送
して塗装するように成されているから、コンベア
に塗料が直接吹き掛けられることがなく、コンベ
アに塗料が付着して故障を起こすことが確実に防
止されるという優れた効果がある。
また、被塗装物を塗装位置まで移送する自動移
送装置が塗装機の下方に配設された水膜板の後方
に配設されているから、塗装機から噴射された塗
料が該水膜板に遮られて自動移送装置に直接吹き
掛けられることがない。
更に、塗装機と対向せられる水洗ブース本体の
前面のみならず、塗装機の下方にも水膜板が配設
されていることにより、オーバースプレーされた
塗料の回収率が高いという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動塗装装置の一例を示
す正面図、第2図はその自動移送装置の一例を示
す正面図、第3図は水膜板の例を示す斜視図であ
る。 符号の説明、1……水洗ブース本体、2……水
膜板、3……塗装機、11……水膜板、12……
ブレーキドラム(被塗装物)、13……コンベア、
M……自動移送装置、14……回転シヤフト、1
5……モータ、16……昇降用シリンダ、17…
…台車、18……移送用シリンダ、33……すり
割、X……塗装位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水洗ブース本体の前面に配設された水膜板
    と、該水膜板に対向配設された塗装機との間に
    被塗装物を移送して自動塗装を施す自動塗装装
    置において、被塗装物を間歇的に搬送するコン
    ベアが前記塗装機の後方に配設されると共に、
    前記塗装機の下方には前記水膜板に相対する水
    膜板が配設され、該水膜板の後方に前記コンベ
    アの下方から該コンベア上の被塗装物を取り上
    げて所定の塗装位置まで移送し、塗装終了後に
    再びコンベア上に返送するように成された自動
    移送装置が配設されていることを特徴とする自
    動塗装装置。 (2) 前記自動移送装置が、前記コンベア上にある
    被塗装物に対して下方から係合されて該被塗装
    物を係脱自在に支持する回転シヤフトと、該回
    転シヤフトを前記塗装位置で回転駆動させるモ
    ータと、前記回転シヤフトを前記モータと共に
    垂直方向に往復運動させる昇降用シリンダと、
    これら回転シヤフト、モータ、昇降用シリンダ
    を搭載した台車を前記コンベアと前記塗装位置
    との間で水平方向に往復運動させる移送用シリ
    ンダとから構成されている前記実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の自動塗装装置。
JP7510985U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH0328938Y2 (ja)

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JP7510985U JPH0328938Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

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JP7510985U JPH0328938Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

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Publication Number Publication Date
JPS61191155U JPS61191155U (ja) 1986-11-28
JPH0328938Y2 true JPH0328938Y2 (ja) 1991-06-20

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ID=30616024

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JPS61191155U (ja) 1986-11-28

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