JPH03288790A - 動く歩道制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、同一方向に動くように直列に設置された複
数基の動く歩道における前方の動く歩道の故障時に後方
の動く歩道を安全に停止させることのできる動く歩道制
御装置に関する。

（従来の技術） 動く歩道はエスカレータと同様に多数の人を同時に運ぶ
輸送手段である。エスカレータか主に、デパートやビル
の縦（上下）の輸送手段であるのに対し、動く歩道は、
乗客のサービスを目的とした水平の輸送手段である。動
く歩道は、同時に多くの人を運べるために、近頃では、
鉄道の駅構内や、大きな傅覧会会場や、遊園地性等に多
数設置されるようになって来ている。

このように、動く歩道は水平の輸送手段であるため、そ
の容量の多くは動く歩道をｇｌＫ動する際に発生する水
平方向の移動を妨げる摩擦力として用いられる。この摩
擦力は、乗客を」二下方向に輸送するエスカレータに比
べて小さい。このため、動く歩道は、エスカレータと同
様の輸送手段でありなから同一容量で輸送距離を長く取
ることが１ｉＪ能であり数十メートルから百メートル近
い物まである。しかしながら、移動方向が変ったり、要
求される必要輸送距離か、１台の動く歩道の許容距離よ
り長い場合には、２台以上を運転方向に対し直列に設置
し、輸送距離を長くしたり、運転方向を変えたりする方
式とするのか常である。そして、これらの動く歩道はそ
れぞれ独立に操作できるように、別々に設置され、単独
での運転か可能なようになっている。

第４図は、このように、運転方向に対し直列に設置され
た前方の動く歩道１と後方の動く歩道２を制御する従来
の動く歩道制御装置を示している。

同図中、３．４はそれぞれの動く歩道１．２の安全保護
用ブレーカ−５，６はそれぞれの動く歩道］、２の制御
装置、７．８は制御装置５．６からの指示を受けて動く
歩道１．２卵動川の三相誘導電動機９．１０を制御する
可変速駆動装置としてのインバータ装置である。一方、
］１．１２はそれぞれの動く歩道１．２に設けられた運
転指令装置であり、一般には動く歩道の乗場−に設けら
れている。

また、１３．１４は制御装置５．６の制御により動作す
るブレーキであり、動く歩道］、２の運転を機械的にロ
ックするものである。１５．１６は動く歩道１．２の各
部に設けられた安全スイッチの検出信号であり、制御装
置５．６にそれぞれ入力されている。この検出信号の検
出時には、制御装置５．６により即座に動く歩道１．２
が停止される。１７．１８はインバータ装置７．８に速
度指令を与える速度指令発生器であり、インハタ装置７
．８に対して三田誘導電動機９．１「）の回転数を指令
するための速度指令基準信号を出力するようになってい
る。１９は三相交流源である。

このように、同一構成態様で設置された２台の動く歩道
］、２は、−股間に独立した制御ユニットにより制御さ
れ、運転停止もＦ１山てあり、独立となっている。

いま、運転指令装置１１から運転指令が出力されると、
制御装置５は速度指令発生器１７に速度基ンｒ発生指令
５ａを出力すると同時に、ブレーキ１３を角＋４　ｈｋ
する。そして、インバータ’Ａ　１ｉｌｌ（７かＪ虫度
指令発生器１７からの指令を受け、三田誘導電動機９が
制御されて動く歩道１が駆動される。

ところで、動く歩道が動作中に異物が挟まったり、人が
足を挾めたりすると、安全スイッチが動作し検出信号が
制御装置に送られて動く歩道は即座に停］にする。そし
て、この故障停止した動く歩道か、前方の動く歩道１で
あった場合には、後方の動く歩道２がそのまま運転され
ているので、人が次々と前方の動く歩道１に輸送されて
来てつかえてしまい、最悪の場合は後方の動く歩道２に
乗った人や、又前方の停止Ｌシた動く歩道１に乗ってい
る人達を倒してしまうおそれがある。この対策案として
、前方の動く歩道１が故障等により停止トしたら後方の
動く歩道２も同時に停止させる方式が提案されている。

（発明か解決しようとする課題） 従来の動く歩道制御装置では、前方の動く歩道が故障等
により停止したとき、後方の動く歩道も同時に停（１−
させる方式となっている。しかしなから、後方の動く歩
道の乗客にとって、前方の動く歩道か故障等で停止トシ
たことを仝くり、１１らされていないか又は知らない場
合、後方の動く歩道の乗客にとっては何の準備もなく動
く歩道が急停止することになる。このため、故障発生に
より停止した動く歩道の乗客以外にも、急停止の衝撃を
ちぇて危険度を倍増させてしまうという問題があった。

そこで、この発明は、前方の動く歩道が故障で停止した
とき、後方の動く歩道を、乗客に衝撃をｊえることなく
安全に停止させ、前方の動（歩道と後方の動く歩道の接
合部に乗客を満員にさせることのない動く歩道制御装置
を提供することを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） この発明は上記課題を解決するために、直列に設置され
、それぞれ独立した可変速駆動装置で駆動されて同一方
向に動く前方の動く歩道と後方の動く歩道とを制御する
動く歩道制御装置であって、前記前方の動く歩道が故障
したことを検出して故障検出信号を発ｔＪｐする故障検
出装置と、該故障検出装置からの故障検出信号を入力し
て前記後方の動く歩道を駆動する可変速駆動装置に幻し
通常停止時に比べて緩かな減速度で停止させる強制減速
指令信号を出力する速度指令発生器とを有することを要
旨とする。

（作用） 後方の動く歩道は、前方の動く歩道に同期して停＋１＝
するのではなく、前方の動く歩道か故障により停止Ｌシ
たことを受けて速度指令発生器から可変速駆動装置に強
制減速指令信号か入力され、後方の動く歩道は通常停止
時に比べて緩かな減速度で停止する。したがって後方の
動く歩道は、乗客に衝撃をちえることなく安全に停止１
．シ、また、前方の動く歩道と後方の動く歩道の接合部
に乗客か満員になることかなく、前方の停止した動く歩
道に乗っている人達を倒してしまうおそれかなくなる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を第１図ないし第３図にも（づ
いて説明する。

なお、第１図において前記第４図における機器等と同一
ないし均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重
複した説明を省略する。

ます、動く歩道制御装置の構成を説明すると、第１図中
、２０は、前方の動く歩道１の故障停止トを検出して、
後方の動く歩道２に前方の故障を通知する故障検出装置
であり、２］は、上記故障検出装置２０の故障検出信号
を受け、インバータ装置８に強制減速指令信号を与える
速度指令発生器である。

第２図は、上記減速指令発生器２１の回路構成例を示し
ている。同図中、２２〜２４は演算■曽幅器てあり、演
算Ｊ曽幅器２３とコンデンサ２８及び入力抵抗２６又は
２７とで積分回路が構成されている。入力抵抗２６は通
常の起動・停止１−時の減速度を決定し、他の入力抵抗
２７は故障検出装置２０の故障検出信号を受けた強制減
速時の減速度を決定するようになっている。２９．３ｏ
は、その入力抵抗２６．２７を切換える積分１１１ｊ定
数切換スイツチである。２５はｍ常運転時にインバータ
装置８に出力する速度指令値を設定する速度指令設定ボ
リューム、３１は故障検出装置２ｏから故障検出を受け
たとき、オフとなる速度指令開始スイッチである。

次に、上述のように構成された動く歩道制御装置の動作
を説明する。

いま、同期して運転している前方の動く歩道１と後方の
動く歩道２のうち、前方の動く歩道］が何らかの原因に
より故障したとすると、安全スイッチ検出信号］５か制
御装置５に入力され、前方の動く歩道１が停止上する。

そして、これと同時に故障検出装置２０から故障検出信
号が先生じて後方の動く歩道２に対し、前方の動く歩道
１の累常が連絡される。後方の動く歩道２は、この故障
検出信号を速度指令発生器２１に入力する。

速度指令発生器２１は、この故障検出信号を受け、速度
指令開始スイッチ３１をオフし、減速指令を出力すると
同時に、減速度を通常停止時よりも緩かに切換えるべく
積分時定数切換用スイッチが２９から３０に（′、ＪＪ
換わる。速度指令信号による減速度は、この積分四路の
時定数で決定されるため、通常時回路を構成している抵
抗２６に対し、強制減速指令時に切換え接続される抵抗
２７の値を大きく設定することにより、減速度を小さく
することができ、前方の動く歩道］が故障停止した場合
でも、後方の動く歩道２の乗客に衝撃をりえることなく
、後方の動く歩道２を安全に停止させることが可能とな
る。

第３図には通常の起動・停止時の速度指令信号と（同図
（ａ））、この実施例による強制減速時の強制減速指令
信号（同図（ｂ））との信号波形を示す。

この強制減速指令信号による減速度Ｖは次式で勺えられ
る。

ｖ＝−Ｖｌ　　−ｔ／　（ＣＲ）　　　　　　　　　−
（１）ここに、Ｖｌ　：通常速度 Ｃ：コンデンサ２８の容量 Ｒ：入力抵抗２６の抵抗値 上記（１）式から、積分回路における入力抵抗の値Ｒを
大きな値に切換えることにより減速度Ｖを緩かに調整で
きる。

［発明の効果］ ］０ 以上説明したように、この発明によれば、前方の動く歩
道か故障により停止したとき故障検出装置から故障検出
信号が発生し、この故障検出信号により速度指令発生器
から可変速駆動装置に強制減速指令信号が入力されて後
方の動く歩道は通常停止時に比べて緩かな減速度で停止
する。このため、後方の動く歩道は乗客に衝撃を与える
ことなく安全に停止し、また、前方の動く歩道と後方の
動く歩道の接合部に乗客か満員になることかなく、前方
の停止した動く歩道に乗っている人達を倒してしまうお
それがないという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明に係る動く歩道制御装置
の丈胤例を示すもので、第１図は全体構成を示すブロッ
ク図、第２図は速度指令発生器の内部構成を示す回路図
、第３図は速度指令発生器の出力信号を示す信号波形図
、第４図は従来の動く歩道制御装置を示すブロック図で
ある。 １・前方の動く歩道、　　　２：後方の動く歩道、７．
８；インバータ装置（可変速ｑ＋Ｉ動装置）、９、］〇
　三相誘導電動機、 ２０：故障検出装置、　２１：速度指令発生器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 直列に設置され、それぞれ独立した可変速駆動装置で駆
   動されて同一方向に動く前方の動く歩道と後方の動く歩
   道とを制御する動く歩道制御装置であつて、 前記前方の動く歩道が故障したことを検出して故障検出
   信号を発生する故障検出装置と、該故障検出装置からの
   故障検出信号を入力して前記後方の動く歩道を駆動する
   可変速駆動装置に対し通常停止時に比べて緩かな減速度
   で停止させる強制減速指令信号を出力する速度指令発生
   器とを有することを特徴とする動く歩道制御装置。