JPH0328847Y2 - - Google Patents

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JPH0328847Y2
JPH0328847Y2 JP1986134104U JP13410486U JPH0328847Y2 JP H0328847 Y2 JPH0328847 Y2 JP H0328847Y2 JP 1986134104 U JP1986134104 U JP 1986134104U JP 13410486 U JP13410486 U JP 13410486U JP H0328847 Y2 JPH0328847 Y2 JP H0328847Y2
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whistle
hole
kettle
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lower plate
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JP1986134104U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、笛付きケツトルの鳴動停止装置に
関する。
(従来の技術) 笛付きケツトルは、これを使用して湯を沸かす
際に水蒸気の圧力で自動的に笛を鳴らし、特有の
鳴動音によつて内部の水が沸騰温度に達している
ことを報知する機能を備えており、ケツトルを火
にかけてから湯が沸くまでの間、終始ガスレンジ
等の傍にいて加熱状態を監視する必要がないた
め、取扱いが便利であつて、その普及が非常に目
覚ましく、多数の家庭で極く一般的に使用される
ようになつて来たが、此の種の笛付きケツトルに
は、鳴動音の発生を停止するための装置が設けら
れていないのが普通である。
(考案が解決しようとする問題点) けれども、炊事や調理の状況によつては、その
作業中、主婦が他の用事で台所を離れることがな
く、火にかけたケツトルの湯が沸いた事を容易に
確認できるとき、或いは内容量の関係でケツトル
から湯が吹きこぼれる恐れがない場合、湯が沸い
たことを察知し且つその安全性を充分に認識して
いるにも拘らず、ケツトルの笛が特有の高い鳴動
音を発しながら鳴り続けると、この不快な鳴動音
を消去するために、他の大切な調理作業、例えば
揚げ物や焼き物等の調理をそのまゝ一時中断して
ガスレンジの火を消しに走らねばならぬ関係上、
前記ケツトルの優れた鳴動機能が反つて邪魔にな
ると云う不都合な問題点があつた。
この考案は、上記の問題に対処するために案出
されたものであつて、その目的は、蓋の中央部に
設けられている摘みを回動して二つの位置に切換
えるだけの簡単な操作により、前記笛の鳴動音の
発生と停止とを全く自由自在に制御し、笛付きケ
ツトルに特有の不都合な欠点を見事に解消し得る
使用機能を備えた鳴動停止装置を提供することに
ある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案による笛付きケツトルの鳴動装置は前記
目的を達成するために開発されたもので、蓋の摘
みを上板と下板の二体に分離して下板の上面に上
板を回動可能に枢着し、下板の中心より一方に偏
心した位置に透孔と、この透孔の上方に気室及び
該気室に連らなる蒸気吹出し口を設け、前記透孔
の下方に笛を装着すると共に、上板の下面に当該
上板を所定の位相に回動した時にのみ前記笛の鳴
動孔と合致する位置に棒状の消音子を、該消音子
の先端部と笛の鳴動孔との間に僅かな間〓を隔て
て突設したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案を実施例の図面について具体的に
説明すると、図面中符号1は前端部に注ぎ口1a
と上面に開口部1bを設けたケツトルの本体、2
は前記本体1の開口部1bに嵌着した蓋で、本体
1の上部には俗に「ダルマ」と呼ばれている前後
の支持金具3,3を介して持手4aを有するツル
4が揺動可能に枢着され、鳴動音を発する笛5は
蓋2の中央部に着設した摘み6の下部に内蔵され
ている。
第1図は摘み6の内蔵構造を示したもので、摘
み6はメラミン、フエノール等の耐熱性合成樹脂
により上板6aと下板6bの二体に分離して成形
し、本実施例の場合、上板6aと下板6bは、別
の色彩で二色に色分けしてカラーフルに形成さ
れ、上板6aの上面後部には半月形の操作用把手
7が突設してある。
摘み6を構成する上板6aと下板6bのうち、
下板6bは、蓋2の裏側から上方に貫通して下板
6b上面のナツト8,8に螺合する2本のビス
9,9によつて蓋2の中央部上面に取付固定さ
れ、上板6aは下板6b中央の縦孔10に上方か
ら突入して嵌合するボス部11をビス12の頭部
及び座金13で下板6bに連結し、下板6bの周
縁部内面に嵌合する段部14を介して回動可能に
支持され、その回動範囲は、下板6b上面の後部
に設けた円弧状の凹溝15に係合するストツパー
16を上板6aの下面に突設し、このストツパー
16と凹溝15とにより後記する如く二つの位置
P1,P2に規制されている。
また、図面中符号17は蓋2に設けた笛取付用
の透孔であつて、この透孔17は、摘み6の下板
6bの中心より一方(図示のものは前方)に偏心
した位置に穿設され、その上方には、上板6aと
下板6bとの間に気室18を形成し、気室18の
前方には、下板6bの周壁の一部を切欠した適数
の蒸気吹出し口19が設けられており、本実施例
の場合、笛5は前記の透孔17内に主体5aを嵌
着し、鍔部5bを透孔17の周縁部に引掛けて上
方から下板6bでこれを抑止する手段で取付固定
され、上板6aの下面には、当該上板6aを所定
の位相に回動した時にのみ前記笛5の鳴動孔5c
と合致する位置に、笛5の鳴動を阻止する棒状の
消音子20が該消音子の先端部と笛5の鳴動孔5
cとの間に僅かな間〓Sを隔てて突設してある。
この場合、消音子20先端部の直径Dは、笛5の
鳴動孔5cの直径dよりも稍大きく、両者間の間
〓Sは、消音子の直径D=5mmφ、鳴動孔の直径
d=4mmφとすれば、間〓S=0.5〜1.0mm程度に
形成することが望ましく、間〓Sが2.5mmを超え
ると、笛5が少しづつ鳴り始め、鳴動音の発生を
完全に停止させることが難しくなる。
本考案の装置を備えた笛付きケツトルは上記の
ような構造になつているので、通常の状態、即ち
湯が沸いたことを笛5の鳴動音によつて知りたい
場合には、摘み6の上板6aに設けられている操
作用把手7を第5図図示の位置P1に設定してケ
ツトルを加熱すれば、この状態では上板6aの下
面に突設した消音子20が図示のように笛5の鳴
動孔5cから左側に外れた位置にあるため、本体
1内部の水Wが沸騰温度に達した時、その水蒸気
が笛5の鳴動孔5cから上方に向かつて勢よく噴
出し、気室18を通つて前記の蒸気吹出し口19
から外部に抜けるので、従来の場合と同様にピー
と云う大きな鳴動音を発しながら湯が沸いたこと
を使用者に報知する。従来の場合、前記の状態で
笛5が鳴り出した時には、使用者が直ちに台所へ
駆けつけて火を消し、速やかにケツトルをガスレ
ンジから下ろして湯を始末しない限り、単に火を
消すだけでは余熱の影響で笛が鳴り続けることが
多い。然しながら、本考案の場合には、今迄P1
の位置に設定されている摘み6の把手7を第6図
図示の如くP1からP2の位置へ右回りに回動すれ
ば、当該摘み6の上板6aの下面に突設されてい
る消音子20が笛5の鳴動孔5cと合致する位置
に移動し、鳴動孔5cから勢よく噴出していた水
蒸気の流れが消音子20の先端部に阻止されて上
方から側方に向きを変え、直ちに笛5の鳴動が停
止されるため、この後、不快な鳴動音に悩まされ
ることなく、ゆつくりとガスレンジの火を消した
り、沸かした湯の処理を行なうことができる。
また、本考案の装置を設けた笛付きケツトル
は、湯を沸かす際に、笛5の鳴動を停止させるた
めの摘み6を最初から予め停止位置にセツトして
おけば、内部の水が沸騰温度に達した時に、笛5
が鳴るのを未然に阻止することができるため、例
えば主婦が他の用事で台所を離れることがなく、
火にかけたケツトルの湯が沸き上つた事を容易に
確認できる時、或いは内容量の関係でケツトルか
ら湯が吹きこぼれる恐れがない等の場合には、不
快な鳴動音を聞くのを事前に防止し、在来の笛付
きケツトルを使用した時と違つて、他の大切な調
理作業を一時中断して火を止めに走る必要がな
い。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の鳴動停止装置を笛付き
ケツトルに適用すれば、蓋の摘みを回動して二つ
の位置に切換えるだけの簡単な操作により、前記
笛の鳴動と停止とを全く自由自在に制御し、笛付
きケツトルに特有の不快な鳴動音による問題点を
解消して、その使用機能を最大限に活用し得る効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による鳴動停止装置の具体的な
実施構造の一例を示す中央縦断面図、第2図はそ
の平面図、第3図は同じく側面図、第4図は本考
案の装置を備えた笛付きケツトルの一例を示す正
面図、第5図及び第6図は使用時に於ける摘みの
切換動作を示す平面図、第7図は消音子と笛との
関係を示す要部の断面図である。 1……本体、2……蓋、5……笛、5c……鳴
動孔、6……摘み、6a……上板、6b……下
板、7……把手、17……透孔、18……気室、
19……蒸気吹出し口、20……消音子、S……
間〓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋2の摘み6を上板6aと下板6bの二体に分
    離して下板6bの上面に上板6aを回動可能に枢
    着し、下板6bの中心より一方に偏心した位置に
    透孔17と、この透孔17の上方に気室18及び
    該気室に連らなる蒸気吹出し口19を設け、前記
    透孔17の下方に笛5を装着すると共に、上板6
    aの下面に当該上板を所定の位相に回動した時に
    のみ前記笛5の鳴動孔5cと合致する位置に棒状
    の消音子20を、該消音子20の先端部と笛5の
    鳴動孔5cとの間に僅かな間〓Sを隔てて突設し
    たことを特徴とする笛付きケツトルの鳴動停止装
    置。
JP1986134104U 1986-09-01 1986-09-01 Expired JPH0328847Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986134104U JPH0328847Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JP1986134104U JPH0328847Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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Publication Number Publication Date
JPS6339326U JPS6339326U (ja) 1988-03-14
JPH0328847Y2 true JPH0328847Y2 (ja) 1991-06-20

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ID=31035034

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JP1986134104U Expired JPH0328847Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018728B2 (ja) * 1978-01-18 1985-05-11 川崎製鉄株式会社 無酸化雰囲気焼鈍炉

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018728U (ja) * 1983-07-16 1985-02-08 株式会社 宮崎製作所 鍋、釜、湯沸用蓋
JPS624274Y2 (ja) * 1984-10-23 1987-01-30

Patent Citations (1)

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JPS6018728B2 (ja) * 1978-01-18 1985-05-11 川崎製鉄株式会社 無酸化雰囲気焼鈍炉

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JPS6339326U (ja) 1988-03-14

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