JP3386291B2 - 鍋等の煮炊具の警笛付つまみ - Google Patents

鍋等の煮炊具の警笛付つまみ

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の鍋、圧力鍋等の
煮炊具の蓋に取付けて使用することができる警笛付きつ
まみに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の警笛付つまみとして、操
作部材を摺動して蒸気孔を開閉するものが実公昭59−
1617号公報により知られている。この従来構造はボ
ール弁を採用して発音空間の頂部の蒸気孔を開閉すると
いうものであり、本体内に摺動自在に挿入した操作部材
によりボール弁を小さな蒸気孔から外し、または塞ぐと
いうものであるから、通常の鍋にあっては吹きこぼれ防
止のために、圧力鍋では減圧のために、つまみ利用して
鍋内の蒸気を外部に流出させるということに難点があ
り、またそれらが可能であったとしても蒸気の噴出の警
報が鳴り続けるという不都合が生じた。
【0003】そこで発音空間を避けて蒸気の流出を可能
とする構造の警笛付きつまみとしては、実公平4−30
983号公報に記載されているような回動式が採用され
ている。この従来構造は、鍋蓋の裏側より表面側に貫設
される中空のねじ部材と、そのねじ部材と螺合する凹状
の底部を有する円筒部の周囲に把持部を一体成形し、底
部側壁に噴出口を開設した本体と、該本体内に回動かつ
上下動自在に嵌挿された内部に空間を有する栓状の操作
部材とからなり、円筒部の底部内周囲に環状溝を形成す
るとともに底板中央に笛孔を穿設し、笛孔の開閉部材を
前記操作部材の内部に突設する一方、操作部材の下部側
壁に噴出口と重合する複数の開放口を横方向に設けてな
る、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この回動式のもので
は、本体側部の噴出口が操作部材の底部内と連通してい
るときに、鍋内の蒸気がねじ部材の通孔より噴出口から
外部に流出し、操作部材を回動して開放口を他方に切換
え、その回動に伴う操作部材の上方移動により開閉部材
で閉ざされていた笛孔が開くと、蒸気の噴出と同時に警
笛が発せられるが、蒸気を外部に放出する流路と警笛を
発する流路の切換えのために、開閉部材や案内溝などと
いった各部を操作部材または本体部側に形成しなければ
ならないことから、構造が複雑で製造コストが嵩という
課題を有し、また本体部の表面側から蒸気の噴出する箇
所が確認し難く、噴出口から流出する鍋内の蒸気が本体
部の下部から鍋蓋表面に向かって噴出することなどから
取扱にも注意を要し、操作性と安全性にも課題を有する
ものであった。
【0005】本発明は前記従来の課題を解決するために
考えられたものであって、その目的とするところは、操
作部材を摺動するものであっても、開閉及び警笛の三つ
の切換動作を確実にでき、また蒸気を側方に噴出させて
操作を安全に行い得る新たな構成の鍋等の煮炊具の警笛
付つまみを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的による本発明
は、側部にて開口した蒸気路を内部に備え、その蒸気路
の中央部の下側板に蒸気穴を設けて鍋蓋等との接続筒を
突設する一方、蒸気路の上側板に操作穴を開設した所要
形状の本体と、前記操作穴に上部の操作片を挿入して本
体の蒸気路に摺動自在に収容した函状で一端が開口した
操作部材とからなり、その操作部材の閉鎖端部内を仕切
板により区画しかつ該仕切板と底板とに通孔を設けて発
音空間に形成するとともに開口側の底板に流出穴を開設
し、その流出穴を本体の開口側に位置させて操作部材を
蒸気路に収容してなる、というものであり、また本体の
操作穴の側縁に沿って操作片を指標とする操作部材の位
置表示を有する、というものである。
【0007】
【作 用】前記構成では、操作部材の摺動により発音空
間の底板の通孔を蒸気穴の上に位置させて煮炊き等を行
うと、鍋内にて発生した蒸気が底板の通孔から発音空間
をへて仕切の通孔から操作部材内に勢いよく噴出し、そ
の際に高音を発生する。この高音が警笛として鍋内の圧
力上昇を報知するので、次に流出穴が蒸気穴と重なる位
置まで操作部材を摺動すると、鍋内の蒸気が操作部材内
を経て本体の蒸気路から外部に噴出する。これにより通
常の鍋では吹きこぼれが防止され、また圧力鍋では減圧
を行うことができる。蒸気の噴出を完了した後に操作部
材を発音空間の手前まで摺動すると、底板により蒸気穴
が塞がれて外気の流入が防止され、鍋内の温度は徐々に
低下するようになる。この操作部材の摺動操作は本体の
摺動穴に挿入された操作片を摘んで行われ、また操作部
材の切換位置は摺動穴に沿って施した位置表示により確
認される。
【0008】
【実施例】図中1は平面形状が円形で所要高さのつまみ
の本体で、内部中央に本体1の一側部に形成した突出部
1aにて開口する蒸気路2が区画形成してある。この蒸
気路2の下側板3の中央部には蒸気穴4を設けて鍋蓋5
に貫設したねじ筒6と嵌合する接続筒7が突設してあ
り、また前記蒸気路2の上側板8の中央部には操作穴9
が開設してある。
【0009】10は平面形状が長方形で前記蒸気路2に
収まる函状の操作部材で、蒸気路2と同様に一端が開口
し他端は閉鎖してある。この操作部材10の上部中央に
は前記摺動穴9に挿入位置する操作片11が一体的に突
設してあり、また閉鎖端部内に発音空間12が仕切板1
3により区画してある。この仕切板13と操作部材2の
底板14の一部をなす発音空間12の嵌込みによる底板
14aの同位置には、蒸気の通孔15,16が明けてあ
り、また底板14の開口側に前記蒸気穴4と同様な蒸気
の流出穴17が開設してある。
【0010】18は本体1の前記上側板8に施した装飾
シールで、その装飾シール18に操作部材10の切換位
置を示す「笛,閉,開」の位置表示が、前記操作穴9の
長手方向の側縁に沿って施してある。
【0011】前記本体1及び前記操作部材10は、熱硬
化性樹脂あるいは耐熱性の熱可塑化樹脂等を成形したも
のからなる。また本体は蒸気路2の隔壁2a,2bとな
る仕切をそれぞれ有する上半部と下半部とに分けて成形
され、その下半部の前記蒸気路2に摺動部材10を収容
した後、その両方を嵌合してねじビス19により一体に
結合してなる。
【0012】図1及び図2は摺動部材10の底板14に
より蒸気穴4を閉じた状態を示すものである。使用に際
しては摺動部材10の位置を図左の「笛」位置に切換え
る。この切換えは摺動片11を摘んで容易に行うことが
でき、またその「笛」位置では図4に示すように、発音
空間12の底板14aの通孔16が蒸気穴4の上に位置
するようになる。
【0013】この状態で煮炊きを行うと、加熱により生
じた蒸気が通孔16から発音空間12に流入し,さらに
通孔15から操作部材内に噴き出るようになる。蒸気の
圧力が弱いときには、蒸気は操作部材内に流出するだけ
であるが、沸騰により内圧が上昇すると、蒸気が通孔1
5から勢いよく噴出して高音を発生し、鍋内の圧力上昇
を報知する。
【0014】次に操作片11を摘んで「開」位置まで操
作部材10を図右に移動すると、図5に示すように、流
出穴17が蒸気穴4と重って鍋内が操作部材10及び蒸
気路2を経て鍋外と連通し、鍋内の蒸気が外部に噴出す
る。これにより通常の鍋では吹きこぼれが防止され、ま
た圧力鍋では減圧をが生ずる。蒸気の噴出を完了した後
に操作部材10を発音空間12の手前まで摺動すると、
底板14により蒸気穴が塞がれて外気の流入が防止さ
れ、鍋内の温度は徐々に低下するようになる。
【0015】例えば、煮込み料理などの場合には、始め
に操作部材10の操作片11を「笛」位置にセットし、
吹出口となる蒸気路2の本体1の開口を向こう側にして
強火にかけ、鍋内が沸騰状態となって警笛が鳴り始めた
ら弱火におとし、操作片11を「開」位置まで移動させ
ることで鍋内の蒸気を噴出させることができ、これによ
り吹きこぼれを防止してから、所定時間経過後に火を止
め、操作片11を「閉」位置に移動させておくと、鍋内
への外気の流入が阻止されて内部温度がゆっくりと下が
り、炊き上がりが良好のものとなる。
【0016】
【発明の効果】この発明は上述のように警笛付きつまみ
を構成してなることから、本体の天板に開設し摺動穴の
操作片をもって、本体内の操作部材を摺動移動するだけ
で、開閉及び警笛の切換えを容易にでき、また蒸気噴用
の開口が側部にあるので、その向きを調理側とは反対側
に向けて煮炊きを行うことができるためため、蒸気を上
向きや下向きに噴出させる場合よりも、蒸気の噴き出し
による危険がなく、蒸気を函状の操作部材により側方へ
導くことから、操作片の周辺の蒸気の立ち上がりも防止
でき、子女や年寄りでも噴き出る蒸気に恐怖心を感ずる
ことなく安全かつ容易に操作できるなどの特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の平面図である。
【図2】 図1A−A線における縦断側面図である。
【図3】 図1B−B線における縦断正面図である。
【図4】 操作部材を「笛」位置にセットした際の縦断
側面図である。
【図5】 操作部材を「開」位置にセットした場合の縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 つまみの本体 2 蒸気路 3 下側板 4 蒸気穴 5 鍋蓋 6 ねじ筒 7 接続筒 8 上側天板 9 摺動穴 10 操作部材 11 操作片 12 発音空間 13 仕切板 14 底板 15 通孔 16 通孔 17 流出穴 18 装飾シール 19 ねじビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 36/06 A47J 27/09 A47J 27/212

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部にて開口した蒸気路を内部に備え、
    その蒸気路の中央部の下側板に蒸気穴を設けて鍋蓋等と
    の接続筒を突設する一方、蒸気路の上側板に操作穴を開
    設した所要形状の本体と、前記操作穴に上部の操作片を
    挿入して本体の蒸気路に摺動自在に収容した函状で一端
    が開口した操作部材とからなり、その操作部材の閉鎖端
    部内を仕切板により区画しかつ該仕切板と底板とに通孔
    を設けて発音空間に形成するとともに開口側の底板に流
    出穴を開設し、その流出穴を本体の開口側に位置させて
    操作部材を蒸気路に収容してなることを特徴とする鍋等
    の煮炊具の警笛付つまみ。
  2. 【請求項2】 本体は操作穴の側縁に沿って操作片を標
    準とする操作部材の位置表示を有することを特徴とする
    鍋等の煮炊具の警笛付つまみ。
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