JPH03287069A - 測定試薬 - Google Patents

測定試薬

Info

Publication number
JPH03287069A
JPH03287069A JP8889290A JP8889290A JPH03287069A JP H03287069 A JPH03287069 A JP H03287069A JP 8889290 A JP8889290 A JP 8889290A JP 8889290 A JP8889290 A JP 8889290A JP H03287069 A JPH03287069 A JP H03287069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
serum
peptide
antibody
measuring reagent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8889290A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumasa Arima
暉勝 有馬
Kyoko Yamada
恭子 山田
Tadashi Hatanaka
唯史 畑中
Toshihiko Nanba
難波 敏彦
Masao Tsuji
正男 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP8889290A priority Critical patent/JPH03287069A/ja
Publication of JPH03287069A publication Critical patent/JPH03287069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は非A非B型肝炎関連抗原に特異性を有する抗体
(以下、これを抗HCV抗体と略称する)の測定試薬に
関する。
本発明によって提供される測定試薬は、血清または血漿
中の抗HCV抗体を高感度および高度に特異的に検出す
る能力を有しており、抗HCV抗体の測定に有用である
[従来の技術] 肝疾患の大部分を占めるウィルス性肝炎の病因ウィルス
としては現在5[類が知られており、それぞれA型、B
型、C型、D型、C型肝炎ウィルスと呼ばれている。ウ
ィルス性肝炎のなかでもA型肝炎およびC型肝炎は経口
感染であり、一過性感染のみで慢性化することはないが
、B型肝炎およびC型肝炎は輸血によって感染し、さら
に持続111染により慢性化し、貰い確率で肝硬変また
は肝癌に移行するため、大きな問題となっている。A型
肝炎。
B’8肝炎およびD型肝炎についてはそれらの原因ウィ
ルスが見い出され、現在では免疫学的な診断が可能とな
っている。C型肝炎ウィルスについても最近遺伝子が単
離されたとの報告がある。輸血後非A非B型肝炎(以下
、これをPTNANBHと略称する)の病因ウィルスに
ついては多くの研究者による研究にもかかわらず長い間
不明であったが、1988年にアメリカのカイロン社(
Chiron Corporation)の研究グルー
プによって、  PTNANBHに感染させたチンパン
ジーの血漿からPTNANBHウィルスの遺伝子の単離
、同定がなされ[サイエンス(5cience)、第2
44巻、  11359頁(1988年)およびサイエ
ンス、第244巻、51362頁(1988年ン参照〕
、C型肝炎ウィルスC以下、 これをHCVと略称する
)と命名された。その遺伝子の塩基配列と推定されるも
のの一部はすでに明らかにされており[ヨーロッパ特許
口0318216号明細書参照コ、抗HCV抗体の検出
ができるようになり、)ICvIB染についての血清学
的診断が可能となっている。
また1本発明者らの1人を含む数人によってPTNAN
B)Iの原因となるウィルスの遺伝子と推定されるリボ
核酸がPTNANB)I患者の血清から単離され。
同定されたことが報告されている[ガストロエンテD 
ロシア−ジャポニカ(Gastroenterolog
iaJaponica)、 3124巻、 jlS号、
  11540頁 (1989年);ガストロエンテロ
ロシア・ジャポニカ、第24巻、第5号、 jl 54
5頁(IH9年)および内科、 1!64巻、第6号、
 第1022頁(1989年)参照コ。
これまでcDNAライブラリーからの必要なcDN^の
スクリーニングの手段として、λファージを利用した抗
原抗体反応によって抗HC■抗体の陽性または陰性の判
定を行うことが一般的に行われてきたが、上記のイムノ
スクリーニング法は定量性がなく、大腸菌の発現産物中
の非特異な抗[成分との反応が起こる場合があり、現在
、)ICVの遺伝子をクローニングし、ファージに組み
込んで酵母を宿主として発現させた抗原蛋白を用いて行
う酵素免疫測定法による抗HCV抗体の検査薬の開発が
検討されている[内科、第64巻、116号、l 10
27頁(1989年)参照コ、さらに、ウィルスまたは
その抗原成分によって感作されたゼラチン粒子が抗ウイ
ルス抗体存在下で凝集する性質を利用した粒子凝集法ま
たは酵素免疫側窓をウィルスまたはその抗at分をコー
ティングしたビーズを用いて行うビーズ法の開発が進め
られている。
[発明が解決しようとするi1g] 1(CV関連抗原を利用したこれまでの酵素免疫測定法
では、測定対象が臨床的にPTNANBHと診断された
場合においても、抗!(CV抗体陽性率は約75%であ
り、抗HCV抗体に陰性であるPTNANBHが約25
%の割合で含まれている。またHCVの遺伝子をクロニ
ングし、ファージに組み込んで酵母を宿主として発現さ
せた抗KM白は非特異な種々の抗原成分を含有している
ことから、その抗原蛋白を試薬として用いて抗HCV抗
体の測定を行う場合には、その試薬が試料中の抗HCv
抗体以外の他の非特異な抗体成分をも認識することにな
り、測定結果は必ずしも抗HCV抗体の存在を正確に表
しているとは限らないことになる。このようにHCV関
連抗原を利用したこれまでの酵素免疫測定法によれば、
抗HCV抗体の存在を正確に知ることができないのが現
状である。
しかして、本発明の目的は抗HCV抗体と特異的に結合
する能力を有する合成抗原ペプチドを用いた抗)ICV
抗体の測定試薬を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、  PT?1AND)I関連遺伝子にコ
ードされるペプチドから選択されたペプチド断片の中が
ら、  PTNANBH関連抗原に対して特異性を有す
る抗体と特異的に結合する能力を有する特定の合成ペプ
チドを抗原物質として用いた場合に抗HCV抗体の検出
が高感度および特異的に行われることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
本発明によれば、上記の目的は、式 8式% で示されるアミノ酸配列を有するペプチドからなる抗H
CV抗体の測定試薬を提供することによって達成される
本明細書においては各種アミノ酸残基を次の略号で記述
する。
^1a:  L−アラニン残基 Arg:  L−アルギニン残基 Asn:  L−アスパラギン残基 Asp:  L−アスパラギン残基残基Cys:  L
−システィン残基 Gin:  L−グルタミン残基 Glu:  L−グルタミン酸残基 Gly:  グリシン残基 His:  L−ヒスチジン残基 IIs:  L−イソロイシン残基 Leu:  L−ロイシンWtJ1g Lys:  L−リシン残基 Met:  L−メチオニン残基 Phe:  L−フェニルアラニン残基Pro:  L
−プロリン残基 Ser:  L−セリン残基 Thr:  L−トレオニン残基 丁rp:L−)リプトファン残基 T、:  L−チロシン残基 Van:  L−バリン残基 また本明細書においては、常法に従ってアミノ酸配列を
N末端のアミノ酸残基が左釘に位置し、C末端のアミノ
酸残基が右銀に位置するように記述する。
本発明におけるペプチドの合成は、ペプチドの合成にお
いて通常用いられる方法、例えば、固相合成法または段
階的伸長法、フラグメント縮合法のような液相合成法に
より行われるが、固相合成法により行うのが操作上簡便
である[例えば、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・
ケミカル・ソサエティ(Journal of eha
 American ChemicalSociety
) 、  5185巻、  I! 2149〜2154
頁 (1963年);日本生化学全編「生化学実験講座
1タンパク質の化学■化学修飾とペプチド合成」 (昭
和52年11月15日 株式会社東京化学同人発行)、
jI 207〜495頁; 日本生化学全編「続生化学
実験騨座2 タンパク質の化学(下)」(昭和62年5
月20日 株式会社東京化学同人発行)、j[641〜
694頁など参照]、本発明におけるペプチドの固相合
成法による製造は、例えば、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体などの反応溶媒に不溶性である重合体に。
目的とするペプチドのC末端に対応するア萼ノ駿または
そのアミドをそれらが有するα−COO1基またはα−
CON)12基からそれぞれ水素原子を除いて得られる
α−coo−g *たはα−CONI+−基を介して結
合させ1次いで該ア且ノ歎またはそのアミドに目的とす
るペプチドのN末端の方向に向って、対応するアミノ酸
またはペプチド断片を該アミノilまたはペプチド断片
が有するα−COO1(基以外のα−アミノ基などの官
能基を保護したうえで縮合させて結合させる操作と、該
結合したアミノaまたはペプチド断片におけるな一アミ
ノ基などのペプチド結合を形成するアミノ基が有する保
護基を除去する操作を順次繰返すことによって、ペプチ
ド鎖を伸長させ、目的とするペプチドに対応するペプチ
ド鎖を形成し、次いで該ペプチド鎖を重合体から駅離さ
せ、かつ保護されている官能基から保護基を除去するこ
とにより目的とするペプチドを得、次いでこれを精製す
ることによって実施される。ここで、ペプチド鎖の重合
体からのa離および保護基の除去は、フッ化水素を用い
て同時に行うのが副反応を抑刺するfltAから好まし
い、また、得られたペプチドの111製は逆相液体クロ
マトグラフィーで行うのが効果的である。
本発明の測定試薬を利用した抗)ICV抗体の測定は、
蛍光免疫測定法、放射免疫測定法、酵素免疫測定法、受
身血球凝集法または粒子凝集法のいずれかによって行わ
れる。これらの方法はいずれも公知であるが、例えば酵
素免疫測定法を利用する場合について以下に説明する。
測定系全体の構成要素は担体1本発明の測定試薬、 ブ
ロッキング剤、被検試料、**用抗体として用いられる
抗ヒト免疫グロブリン、#素および基質からなる。担体
に抗原物質として本発明の測定試薬をコーティングし1
次いで酊定試薬コーティング担体にブロッキング剤を作
用させて担体上の非特異的な蛋白結合部位をブロックし
、測定試薬コーティング担体に被検試料を加えてインキ
ュベートし、続いて酵素**抗体を接触させてインキュ
ベートし、次にこのように処理した担体に基質を加えて
インキュベートし、基質の分解量を吸光度計を用いて測
定する。担体としてはエンザイムイムノアッセイ用カッ
プ、ガラスもしくは樹脂製のチューブ、またはガラスも
しくは樹脂製のビーズを用いるのが好ましい、S定に先
立ち、測定試薬を0.0IM炭I![緩衝液に溶解し、
その溶液を例えばポリスチレン製エンザイムイムノアシ
セイ用カップに加えたのち、4℃で一夜または室温で3
時間静置することにより、担体表面は測定試薬によって
コートされる。担体上の非特異的な蛋白結合部位をブロ
ックするためのブロッキング剤としては例えば、牛血清
アルブミン、カゼイン、m脂粉乳、抗ヒト免疫グロブリ
ンを得るための免疫原動物の血清、ゼラチンなどが用い
られる。抗ヒト免疫グロブリンとしては例えば、抗ヒト
Im、抗ヒ) IgG (Fe)、抗ヒト1gG (F
 (ab’) 2)−抗ヒトIKM抗体などが用いられ
る。またそれらの抗ヒト免疫グロブリンを得るための免
疫原動物としては例えば、ヤギ、マウスなどが用いられ
る。酵素としては例えば、アルカリフォスファターゼ、
グルコースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、ベータガ
ラクトシダーゼなどが挙げられる。測定に先立ち、 ゲ
ルタールアルデヒドなどの2m以上の官能基を有する化
合物を用いて、榎諏用抗体に酵素を結合せしめてコンジ
ュゲートとし、測定系全体の構成要素の一部として予め
準備しておくことが好ましい、基質は選択した酵素に応
じて適宜使用すればよい0例えば、酵素としてペルオキ
シダーゼを選択した場合には0−フェニレンジアミンな
どを使用することが好ましい。
測定系全体の構成要素のうち、被検試料は血漿または血
清として与えられ、例えば輸血用血液からのJth漿ま
たは血清として提供される。被検試料をそのまま測定系
に加えてもよいが、測定に先立ち0.OIMリンm緩暫
生理食塩水(以下、 これをPBSと略称する)によっ
て適当な濃度に希釈したのち測定系に加えてもよい。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが5本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。
参考例1 式 %式% で示されるペプチドをペプチド自動合成装置C米国アプ
ライド・バイオシステムズ(AppliedBiosy
steis)社製、モデル431A (Model 4
’31A)コを用いて固相合成法により合成した。
すなわち、4−[No−(t−ブトキシカルボニル)−
NY−(メシチレン−2−スルフォニル)−L−アルギ
ニンーフェニルアセトメチルコ基 を0.64ミリモル/K(樹n)の割合で有するスチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合体[スチレンとジビニルベ
ンゼンの構成モル比二99対1]からなる粒状樹脂[米
国アプライド・バイオシステムズ社襲、PA?I  ア
ルギニン(^rHinine)、t−Boc−L−^r
g (MTS)コを781B用い、 これに311表に
示す一連の操作に従って、目的とするペプチドのN末端
方向に向って対応するL−アラニン、L−アルギニン、
L・グルタ電ン11.  L−リジン、L−トレオニン
、 L−チロシンを順次結合させた。縮合反応において
、上記のアミノ酸はそれぞれN−(t−ブトキシカルボ
ニル)−し−アラニン無水物、No−(t−ブトキシカ
ルボニル)−NY−(メシチレン−2−スルフォニル)
−L−アルキニン無水物、N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−L−グルタミン酸−γ−ベンジルエステル、N”
−(t−ブトキシカルボニル)−N’−(2−クロロベ
ンジルオキシカルボニル)−L−リジン無水物、N−(
t−ブトキシカルボニル)−0−ベンジル−L4レオニ
ン、N−(t−ブトキシカルボニル)−0−(2−ブロ
モベンジルオキシカルボニル) −L−チロシン無水物
として用い、それらの使用量は基質に対して約4倍モル
量とした。縮合反応は室温下で行った。全工程を含む反
応時間は105分間であった。全てのアミノ酸について
の反応操作が終了したのち、得られた樹脂をグラスフィ
ルター上でジクロロメタンおよびメタノールを用いて順
次洗浄し、次いで真空乾燥することによって1.48g
の乾tlkfM脂を得た。
次に、ポリトリフルオロモノクロロエチレン製の反応容
器(株式会社ペプチド研究所製、HF−反応装fI型)
中で、得られた乾燥樹脂1.02をアニソール1.5鵬
1およびエチルメチルスルフィド0、25m1と混合し
、この混合物に一20℃の温度でフッ化水素10.0m
lを加え、同温度で30分間1次いで0℃の温度で30
分間攪拌した。得られた反応混合物からフッ化水素、ア
ニソールおよびエチルメチルスルフィドを減圧下に除去
し、残留物をグラスフィルター上でジエチルエーテルお
よびジクロロメタンを用いて充分洗浄した。得られたそ
の残留物を2規定の酢酸水溶液で抽出し、抽出液を凍結
乾燥することによりペプチドの粗製物を50(lsg得
た。得られた粗製物を分取用逆相高速液体クロマトグラ
フィー[カラム: オクタデシル化シリカゲル(粒径:
15μm1)充填カラム(内径=5011L、  長さ
=300mm+) 、  日本ウォーターズ社製、 μ
BONDASPHERE15μ C18−100人; 
移動相: トリプルオロ酢酸を0.05容量%含有する
アセトニトリルと水との混合溶媒(アセトニトリルの濃
度は30分間で20容量%から30容量%になるように
漸次変化させた); 流速:  5ml/分; 検出法
: 波長210n+aにおける吸光度コで精製すること
によって、目的とするペプチドの1f製物を200璽【
得た。得られた精製物を分析用逆相高速液体クロマトグ
ラフィー[カラム: オクタデシル化シリカゲル(粒径
: 5μ璽)充填カラム(内径:41L  長さ:  
150mm)、  東ソー株式会社製、丁SK−gel
 ODS−80TM;  移動相: トリフルオロ!1
″酸を0.05容量%含有するアセトニトリルと水との
混合溶媒(アセトニトリルの濃度は30分間で5容量%
から50容量%になるように漸次変化させた): 流速
:  1ml/分; 検出法: 波長210nmにおけ
る吸光度]に付したところ、21.7分に単一の鋭いピ
ークが示された。高速原子質草法マススペクトルにより
求めた精製物の分子量は1453であった(理論値=1
452.59)。
以下余白 第1表 1 t−ブトキン  トリフルオロ酢酸カルボニル 0 2洗浄 ジクロロメタン 4洗浄 N−メチルピロリドン ジイソプロピルエチルアミン 6洗浄 べ−メチルピロリドン ピロリトン溶液 8洗浄 ジクロロメタン 以下金白 参今例2 妖」41し杉 GPT> 2001U:  HBs)fg(−)血清 
:65検体正常ヒト血清       :10検体に 各血清検体について、下記の酵素免疫測定法により抗H
CV抗体の有無を検定した。
すなわち、本発明者らの1人を含む数人によって単離さ
れたリボ核酸からクローン化された#8クローン、#1
4クローンおよび#18クローンを持つファージλgt
llを含む溶液100μmに大11HY1090株(E
scherichia coli YI090)を支持
筒として混合したのち、37℃で15分間インキユヘー
ションし、ファージを大fil菌にglさせた。続いて
、50μg/alのアンピシリンを含む寒天培地に上記
の混合液を植菌し、43℃で3時間培養した0次に、1
0aMのl PTG水溶液に2時間浸漬したのち風乾し
て得られたニトロセルロース膜を、上記の寒天培地上に
載せ、37℃で3時間インキュベーションした。
こうして得られたニトロセルロース膜をNaC1を含む
10mM )リス塩1! (pH7,5)  (以下、
これをTS Bufferと略称する)で3回洗浄し、
次いで500鳳M NaC1および3%ゼラチンを含む
20mM )リス@Ml (pH7,5)中で室温で一
晩振盪して腰上の非特異的な蛋白結合部位をブロックし
た。続いて、TS Buffer中で2分間振盪して膜
を洗浄した。血清検体を1%ゼラチンを含むTS Bu
fferで希釈して得られた溶液中に、上記で得られた
ニトロセルロース票を浸漬し、*温で3時間振盪した。
こうして得られたニトロセルロース膜をO,OS% 丁
ween20を含むTS Buffer (以下、 こ
れを丁S−T Bufferと略称する)中で室温で5
分間振盪し、この操作を5回繰り返した。読いて、ヤギ
抗ヒトIrG−ペルオキシダーゼコンジュゲート(1%
ゼラチンを含むTSBufferで至適漠度に希釈した
もの)中にニトロセルロース膜を浸漬し、室温で1.5
時間振盪した。
こうして得られたニトロセルロース膜を丁5−TBuf
fer中で室温で5分間振盪し、この操作を5回繰り返
した。
次に、  0.05%HR1”color (バイオラ
ンド社製)、0.05%H2O2,17%メタノールを
含むTS Buffeerてニトロセルロース膜を振盪
し、発色反応を行ったのち、蒸留水中で室温で5分間振
盪し、この操作を5回繰り返した。風乾後、発色の有無
により、用いた血清中の抗+(CV抗体の有無を検定し
た6鯰( 検定結果を第2表に示す、その結果より被検試料である
GPT> 2001U;  HBs)l、g(−)血清
65検体は3群に分類できることが判った。すなわち、
#14クローンおよび#18クローンの2つにおいて陽
性と判定された群A、#8クローン、#14クローンお
よび#18クローンの3つにおいて陽性と判定された群
Bならびに#8クローン、#14クローンおよび#18
クローンのいずれにおいても陰性と判定された群Cの3
群である。
以下金白 第2表 以下金白 実施例1 !&A11 GPT> 200111;  HBsAz(−)血清A
:30検体GPT >200Iυ;  1(BsA4(
−)血清B:15検体GPT > 200I[];  
HBsAに(−)血清C:20検体正常ヒト血清   
    D:10検体゛に 各血清検体について、下記の酵素免疫測定法により吸光
度を測定し、抗)ICV抗体の有無を検定した。
すなわち、抗原物質として参考例1で得られた合成ペプ
チドを0.01M炭酸緩衝液(pH9,5)に溶解し、
得られたペプチド溶液をポリスチレン製エンザイムイム
ノアンセイ用カップ(ダイナチック社製)に各100μ
mづつ加えたのち、4℃で12時間静置することにより
、ペプチドによるコーティングを行った1次いで、それ
らのカップを0.05容量%7ween20を含むPB
Sで3呵洗浄した。続いて、それらのカップに20容t
%のヤギ血清を含むPBS200μmを加えて室温で3
時間静置し、非特異的な蛋白結合部位をブロックした6
次いで、ブロッキングに用いたPBSを除いたのち、各
アッセイ用カップを乾燥させた。
血清希釈用溶液として10容量%の正常ヤギ血清を含む
PBSを上記の各アッセイ用カップに100μmづつ加
えたのち、各被検血清(GPT> 200Iυ;HBs
Ag(−)血清A  30検体、 GPT> 200I
υ;  HBsA((−)血清B  15検体、GPT
> 200IU;  HBsAz(−)血清C20検体
および正常ヒト血清D 10検体)を血清希釈用溶液と
被検血清の割合が20対1(容量比)となるように加え
た。37℃で1時間インキュベーション後、それらのカ
ップを0.05容量%の丁ween20を含むPBSで
3回洗浄した。
得られた各アッセイ用カップに、ヤギ抗ヒトIgG−ペ
ルオキシダーゼコンジュゲート(10容量%の正常ヤギ
血清を含むPBSで至適濃度に希釈したもの)100μ
mを加えた。37℃で30分間インキュベーション後、
それらのカップを0.05容量%のTween20を含
むPBSで3回洗浄した。続いて、得られた各アッセイ
用カップに基質(0−)二二レンジアミンを0.3重量
%となるように0.02容量%の過酸化 素を含む0.
1Mクエン酸−リン*m*液(pif5.5’+ h、
7溶解したもの)100μmを加えた。室温で15分間
静置したのち、2Nil m! 100μmを加えて反
応を停止し、反応液の492nmの吸光度0Dtez値
を測定した。
超二炙 測定結果を13表に示す、13表は参考例1で得られた
合成ペプチドを用いた酵素免疫抗体法で血清A、血清B
、血清Cおよび血清りを測定した場合のそれぞれの測定
結果を示す、さらに正常ヒト血清DIO検体のODne
2Mよりカントオフ値を設定し、抗11cV抗体陽性・
陰性の判定を行った。カットオフ値は、 ((正常ヒト血清の0Dae2411の平均値)+2S
D)の計算式により求めた。上記のカットオフ値に基づ
いて算出した陽性率は、血清A、血清B、血清Cおよび
正常ヒト血清りではそれぞれ30.0%(9/ 30)
 、86.7%(13/ 15) 、  10.0%(
2/ 20) 。
0.0%(0/ 10)であり、この合成ペプチドを抗
原合成ペプチドを抗原物質として用いた酵素免疫測定法
は、血ff1B群において高い陽性率を示すことが判っ
た6以上の結果より、参考例1で得られた合成ペプチド
を用いることによって、血清Bl!に代表される抗HC
V抗体保持者のスクリーニングに有効であることが示さ
れた。
以下余自 以下余白 実施例2 虻養盈圭 第4表に用いた血清検体が由来する疾患名と検体数を示
した。
第4表 第4表に示した各血清検体について、下記の酵素免疫W
J定法により吸光度を測定し、抗HCv抗体の有無を検
定した。
すなわち、実施例1におtすると同様な方法で抗原物質
として参考例1で得られた合成ペプチドをアッセイ用マ
イクロカップにコーティングし、第5表に示した各血清
検体との反応を行い、反応液の492o+mの吸光度0
0−92値を測定した。
緩l 測定結果をj15表に示す5 第5表は参考例1で得ら
れた合成ペプチドを用いた酵素免疫抗体法により第4表
に示した各血清検体を検定した場合のそれぞれの測定結
果を示す、さらに正常者血清10検体のODa*z[よ
りカットオフ値を設定し、抗1(CV抗体陽性・陰性の
判定を行った。カットオフ値は。
((正常者血清の0Djsz値の平均値)+2sD)の
計算式により求めた。第5表の正常者血清検体の測定値
に基づいて計算したカットオフ値により。
陽性または陰性の区別を判定した結果を[5表中に示し
た。第5表より、参考例1で得られた合成ペプチドによ
る酵素免疫測定法を実施した場合、非A非B型肝炎急性
期および回復期の一部の患者で陽性と判定された。さら
に正常者血清では抗HCV抗体は陰性と判定された0以
上のことがら、参考例1で得られた合成ペプチドを用い
た酵素免疫測定法はC型肝炎の早期詑断が可能であるこ
とが判った0以上の結果より、参考例1で得られた合成
ペプチドを抗原物質として用いることによって。
有効な抗)ICV抗体の有無の判定がなされることが示
された。
以下余白 以下余白 [発明の効果] 本発明によれば、抗)ICV抗体と特異的に結合する能
力を有するペプチドを抗原物質として用いた抗1(CV
抗体の測定試薬を提供することが可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 【遺伝子配列が有ります】 で示されるアミノ酸配列を有するペプチドからなる非A
    非B型肝炎関連抗原に特異性を有する抗体の測定試薬。
JP8889290A 1990-04-02 1990-04-02 測定試薬 Pending JPH03287069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8889290A JPH03287069A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 測定試薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8889290A JPH03287069A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 測定試薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03287069A true JPH03287069A (ja) 1991-12-17

Family

ID=13955627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8889290A Pending JPH03287069A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 測定試薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03287069A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240869A (en) * 1990-10-30 1993-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for fabricating a field effect transistor
WO2006081701A1 (fr) * 2005-02-02 2006-08-10 Peng Cui Kit de detection de l'anticorps du vhc et procede de preparation de celui-ci

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240869A (en) * 1990-10-30 1993-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for fabricating a field effect transistor
WO2006081701A1 (fr) * 2005-02-02 2006-08-10 Peng Cui Kit de detection de l'anticorps du vhc et procede de preparation de celui-ci
US7658930B2 (en) 2005-02-02 2010-02-09 Peng Cui Kit for detecting the antibody of HCV and its preparing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930004055B1 (ko) 펩티드 및 그의 용도
JP2796962B2 (ja) 口蹄疫ビールスの抗原活性を有する組成物
KR0181343B1 (ko) 간염 씨 바이러스에 대한 항체 검출용 합성 항원
JPH07233200A (ja) エプスタイン・バーウィルス初期抗原(拡散)に関連する合成ポリペプチドおよび抗体
US5070025A (en) Process for the determination of a protein according to fluorescence polarization immunoassay principle
CS256960B1 (en) Peptides with properties of antigenic determinants and method of their production
JP2002512370A (ja) 還元剤を用いる改良された免疫診断アッセイ
JP4130505B2 (ja) D−アミノ酸からなるペプチドによる診断方法の干渉の排除
JPH0499799A (ja) C型肝炎ウイルス抗体検出用ペプチド抗原及びその使用方法
JP2807287B2 (ja) ペプチドおよびその用途
JPH03287069A (ja) 測定試薬
US20030108563A1 (en) Reagents for the simultaneous detection of HCV core antigens and antibodies
CN109293762A (zh) DRC3f抗原多肽,抗DRC3f的多克隆抗体及应用
JP3241057B2 (ja) ペプチドおよびその用途
JP2000515169A (ja) 活性化ペプチド類および接合体
Turner et al. Antigenic and immunological characteristics of tryptic and chymotryptic subfragments from the Cγ3 homology region of human immunoglobulin G
CN109836478B (zh) 非洲猪瘟病毒p11.5蛋白特异性多克隆抗体的制备方法及应用
JPH05301889A (ja) 非a非b型ペプチド
CN113621034A (zh) 具有免疫反应性的新冠状病毒b-细胞抗原
JPH03284696A (ja) ペプチドおよびその用途
US5436127A (en) Epitope-related peptides of human parvovirus
JP4258271B2 (ja) ポリアミノ酸担体
JP2003064098A (ja) ペプチドおよびその用途
JPH04164097A (ja) ペプチドおよびその用途
JP2002167395A (ja) ペプチドおよびその用途