JPH03286578A - ニオブ膜エッチング用アルミニウムマスクの加工方法 - Google Patents
ニオブ膜エッチング用アルミニウムマスクの加工方法Info
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- JPH03286578A JPH03286578A JP2088706A JP8870690A JPH03286578A JP H03286578 A JPH03286578 A JP H03286578A JP 2088706 A JP2088706 A JP 2088706A JP 8870690 A JP8870690 A JP 8870690A JP H03286578 A JPH03286578 A JP H03286578A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、超伝導集積回路等の製造工程において用いら
れるニオブ膜エツチング用のアルミニウムマスクの加工
方法に関する。
れるニオブ膜エツチング用のアルミニウムマスクの加工
方法に関する。
超伝導集積回路等の製造工程において用いられるニオブ
膜のエツチング用マスクとしてアルミニウム膜を用いる
方法は、第36回応用物理学会関係連合講演会予稿集第
1分冊、第75頁講演番号4P−A−4,(1989年
)にあるように、ニオブ膜の微細パターンが制御性良く
加工できる方法として従来知られていた。以下第2図を
用いて説明する。
膜のエツチング用マスクとしてアルミニウム膜を用いる
方法は、第36回応用物理学会関係連合講演会予稿集第
1分冊、第75頁講演番号4P−A−4,(1989年
)にあるように、ニオブ膜の微細パターンが制御性良く
加工できる方法として従来知られていた。以下第2図を
用いて説明する。
まず第2図(a)に示すように、シリコン基板11上に
ニオブ(Nb)膜12を形成したのち、第2図(b)に
示すように、その上にアルミニウム(A1)膜14を成
膜する。
ニオブ(Nb)膜12を形成したのち、第2図(b)に
示すように、その上にアルミニウム(A1)膜14を成
膜する。
次に第2図(C)に示すよに、アルミニウム膜14を加
工しアルミニウムからなるマスク14Aを形成する。こ
のアルミニウム膜14の加工方法としては、塩素ガスに
よる反応性イオンエツチング法が一般によく用いられる
。
工しアルミニウムからなるマスク14Aを形成する。こ
のアルミニウム膜14の加工方法としては、塩素ガスに
よる反応性イオンエツチング法が一般によく用いられる
。
次に第2図(d)に示すように、マスク14Aを用い、
四フッ化炭素に代表されるフッ素系ガスを用いた反応性
イオンエツチング法によりニオブ膜12を加工しニオブ
パターン12Aを形成する。フッ素系ガスによる反応性
イオンエツチングではアルミニウムはほとんどエツチン
グされないため、アルミニウムのマスク14Aは被エツ
チング物であるニオブ膜12に比べて十分薄くできる。
四フッ化炭素に代表されるフッ素系ガスを用いた反応性
イオンエツチング法によりニオブ膜12を加工しニオブ
パターン12Aを形成する。フッ素系ガスによる反応性
イオンエツチングではアルミニウムはほとんどエツチン
グされないため、アルミニウムのマスク14Aは被エツ
チング物であるニオブ膜12に比べて十分薄くできる。
上述した従来の加工方法においては、アルミニウム膜1
4はニオブ膜12威膜後、同一真空中で連続成膜するこ
とが一般的であった。その理由は超伝導集積回路におい
ては、完成したニオブパターン12Aに対して、縦方向
に別のニオブパターンを積み重ね、両者の間で超伝導コ
ンタクトを取る必要がある場合があり、その際ニオブパ
ターン12Aとアルミニウムのマスク14Aとの間に酸
化物が存在するとこれを除去するために、アルミニウム
のマスク14Aごと取りさる必要があった。これに対し
て前記のように酸化物等が存在しないと、特開昭63−
205974号広報にあるように、マスク14A表面の
酸化物等だけを取り去ればよいからであった。
4はニオブ膜12威膜後、同一真空中で連続成膜するこ
とが一般的であった。その理由は超伝導集積回路におい
ては、完成したニオブパターン12Aに対して、縦方向
に別のニオブパターンを積み重ね、両者の間で超伝導コ
ンタクトを取る必要がある場合があり、その際ニオブパ
ターン12Aとアルミニウムのマスク14Aとの間に酸
化物が存在するとこれを除去するために、アルミニウム
のマスク14Aごと取りさる必要があった。これに対し
て前記のように酸化物等が存在しないと、特開昭63−
205974号広報にあるように、マスク14A表面の
酸化物等だけを取り去ればよいからであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
アルミニウム膜14の加工には、塩素ガスを用いた反応
性イオンエツチング法が最も適しているが、塩素ガスに
よる反応性イオンエツチングにおいては、エツチングレ
ートが非常に高く、かつニオブとのエツチング選択比が
低いという問題点があった。例えば、−船釣なエツチン
グ条件である塩素ガス流量303CCM、塩素ガス圧力
5Pa、エツチング電力0.24W/cm3では、アル
ミニウムとニオブのエツチングレートは、どちらも約2
50 nm7分となる。パターン転写精度を上げるため
にアルミニウムのマスク14Aはできるだけ薄い方が望
ましく、通常30nm以下である。このため前記条件で
アルミニウム膜14の加工を行うと、エツチングをアル
ミニウム膜14だけで止めることが難しく、ニオブ膜1
2まで大きくエツチングされてしまう恐れがあった。
性イオンエツチング法が最も適しているが、塩素ガスに
よる反応性イオンエツチングにおいては、エツチングレ
ートが非常に高く、かつニオブとのエツチング選択比が
低いという問題点があった。例えば、−船釣なエツチン
グ条件である塩素ガス流量303CCM、塩素ガス圧力
5Pa、エツチング電力0.24W/cm3では、アル
ミニウムとニオブのエツチングレートは、どちらも約2
50 nm7分となる。パターン転写精度を上げるため
にアルミニウムのマスク14Aはできるだけ薄い方が望
ましく、通常30nm以下である。このため前記条件で
アルミニウム膜14の加工を行うと、エツチングをアル
ミニウム膜14だけで止めることが難しく、ニオブ膜1
2まで大きくエツチングされてしまう恐れがあった。
さらに、塩素ガスを用いる反応性イオンエツチング法に
よるアルミニウムのエツチングには、アルミニウム表面
の酸化膜等の変質層に起因するエツチングが進行しない
エツチングのオフセット時間がある。このオフセット時
間はアルミニウム膜の表面状態に応じて容易に変化する
ため、エツチングをアルミニウム膜だけで止めるのはな
おさら困難である。
よるアルミニウムのエツチングには、アルミニウム表面
の酸化膜等の変質層に起因するエツチングが進行しない
エツチングのオフセット時間がある。このオフセット時
間はアルミニウム膜の表面状態に応じて容易に変化する
ため、エツチングをアルミニウム膜だけで止めるのはな
おさら困難である。
エツチングレートを下げるために、エツチング電力を例
えば3分の2の0.16W/cm2に下げると、前記ア
ルミニウム表面の変質層にアルミニウムが保護されてエ
ツチング反応はおこらず、10分間のエツチングを行っ
てもアルミニウムはほとんどエツチングされない。この
ため、エツチング電力を低くすることによってエツチン
グレートを低すくることはできない。
えば3分の2の0.16W/cm2に下げると、前記ア
ルミニウム表面の変質層にアルミニウムが保護されてエ
ツチング反応はおこらず、10分間のエツチングを行っ
てもアルミニウムはほとんどエツチングされない。この
ため、エツチング電力を低くすることによってエツチン
グレートを低すくることはできない。
ニオブパターン12Aの寸法精度を上げるために、複数
回の加工でアルミニウムのマスク14Aを形成する場合
がある。この場合も特に前述した、エツチング深さの制
御性が問題となる。
回の加工でアルミニウムのマスク14Aを形成する場合
がある。この場合も特に前述した、エツチング深さの制
御性が問題となる。
以上述べたように、従来のアルミニウムマスクの加工方
法においては、アルミニウム膜加工時に下地のニオブま
でエツチングされてしまうという問題点があった。
法においては、アルミニウム膜加工時に下地のニオブま
でエツチングされてしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上記従来の技術の問題点を克服し、塩
素ガスを用いる反応性イオンエツチングによるアルミニ
ウムマスクの加工時のエツチング終点の制御性を向上さ
せたニオブ膜エツチング用アルミニウムマスクの加工方
法を提供することにある。
素ガスを用いる反応性イオンエツチングによるアルミニ
ウムマスクの加工時のエツチング終点の制御性を向上さ
せたニオブ膜エツチング用アルミニウムマスクの加工方
法を提供することにある。
本発明のニオブ膜エツチング用アルミニウムマスクの加
工方法は、ニオブ膜上にアルミニウム膜を形成したのち
、塩素ガスを用いる反応性イオンエツチング法によりア
ルミニウム膜をバターニングするニオブ膜エツチング用
アルミニウムマスクの加工方法において、前記ニオブ膜
成膜後ニオブ膜表面を酸化したのちアルミニウム膜を形
成するものである。
工方法は、ニオブ膜上にアルミニウム膜を形成したのち
、塩素ガスを用いる反応性イオンエツチング法によりア
ルミニウム膜をバターニングするニオブ膜エツチング用
アルミニウムマスクの加工方法において、前記ニオブ膜
成膜後ニオブ膜表面を酸化したのちアルミニウム膜を形
成するものである。
アルミニウム膜やニオブ膜表面に酸化物等の変質層があ
ると、その部分は、塩素ガスによる反応性イオンエツチ
ング法ではエツチングされず、塩素プラズマの物理的な
スパッタによりわずかにエツチングされるだけである。
ると、その部分は、塩素ガスによる反応性イオンエツチ
ング法ではエツチングされず、塩素プラズマの物理的な
スパッタによりわずかにエツチングされるだけである。
このため、前記変質層が除去されない間はアルミニウム
およびニオブは塩素ガスによりエツチングされない、こ
の変質層が除去される時間がエツチングのオフセット時
間となる。
およびニオブは塩素ガスによりエツチングされない、こ
の変質層が除去される時間がエツチングのオフセット時
間となる。
本発明においてはニオブ膜成膜後、アルミニウム膜成膜
前にニオブ膜表面を酸化する。このため、塩素ガスを用
いる反応性イオンエツチング法によるアルミニウムマス
ク加工時に、アルミニウム膜がエツチングされ終わった
段階でニオブの酸化膜が現われるため、エツチングはし
ばらくの間道まない。このニオブ膜表面の酸化膜に起因
するエツチングのオフセット時間がエツチングのマージ
ンとなり、従来困難であった下地のニオブ膜をエツチン
グすることなしにアルミニウム膜だけをエツチングする
ことが可能となる。
前にニオブ膜表面を酸化する。このため、塩素ガスを用
いる反応性イオンエツチング法によるアルミニウムマス
ク加工時に、アルミニウム膜がエツチングされ終わった
段階でニオブの酸化膜が現われるため、エツチングはし
ばらくの間道まない。このニオブ膜表面の酸化膜に起因
するエツチングのオフセット時間がエツチングのマージ
ンとなり、従来困難であった下地のニオブ膜をエツチン
グすることなしにアルミニウム膜だけをエツチングする
ことが可能となる。
なお、完成したニオブパターンと上層のニオブパターン
との間の超伝導コンタクトを取る際に、このニオブパタ
ーンとアルミニウムマスクとの間の酸化物は邪魔になる
が、アルミニウムマスクが比較的薄いことと、超伝導コ
ンタクトを取る際に行うアルゴンガスを用いたスパッタ
エツチングにおいて、アルミニウムのエツチングレート
はニオブのエツチングレートの約2.5倍であることか
ら、超伝導コンタクトを取る際にアルミニウムマスクを
除却した上でニオブ表面の酸化物を取り去ることはさほ
ど困難なことではない。
との間の超伝導コンタクトを取る際に、このニオブパタ
ーンとアルミニウムマスクとの間の酸化物は邪魔になる
が、アルミニウムマスクが比較的薄いことと、超伝導コ
ンタクトを取る際に行うアルゴンガスを用いたスパッタ
エツチングにおいて、アルミニウムのエツチングレート
はニオブのエツチングレートの約2.5倍であることか
ら、超伝導コンタクトを取る際にアルミニウムマスクを
除却した上でニオブ表面の酸化物を取り去ることはさほ
ど困難なことではない。
第1図は本発明の一実施例を説明するための工程順に示
した半導体チップの断面図である。以下第1図を用いて
本発明の詳細な説明を行う。なおアルミニウム膜14表
面には、当然酸化膜が存在するが、煩雑さを避けるため
、第1図では省略した。
した半導体チップの断面図である。以下第1図を用いて
本発明の詳細な説明を行う。なおアルミニウム膜14表
面には、当然酸化膜が存在するが、煩雑さを避けるため
、第1図では省略した。
まず第1図(a)に示すように、表面を熱酸化したシリ
コン基板11上にニオブ膜12を300nmスパッタ法
で成膜する。
コン基板11上にニオブ膜12を300nmスパッタ法
で成膜する。
次に第1図(b)に示すように、酸素流量50SCCM
、酸素圧力10Pa、放電電力0,16W / 、c
m 2の条件で3分間のプラズマ酸化を行い、ニオブ膜
12表面にニオブ酸化膜13を厚さ約6nm形戒する。
、酸素圧力10Pa、放電電力0,16W / 、c
m 2の条件で3分間のプラズマ酸化を行い、ニオブ膜
12表面にニオブ酸化膜13を厚さ約6nm形戒する。
次に第1図(c)に示すように、このニオブ酸化膜13
上にアルミニウム膜14を15nmスパッタ法で成膜す
る。
上にアルミニウム膜14を15nmスパッタ法で成膜す
る。
次に第1図(d)に示すように、フォトレジストのマス
クを形成したのち、平行平板型エツチング装置を用いて
、塩素流量30SCCM、塩素ガス圧5Pa、エツチン
グ電力0、24 W / c m 2の条件で反応性イ
オンエツチングを行い、アルミニウムのマスク14Aを
形成する。上記条件の反応性イオンエツチングにおいて
は、アルミニウム膜14表面の酸化膜を除去するために
約30秒間のオフセット時間を要した後、250 nm
7分のエツチングレートでエツチングが進む。このため
、膜厚15nmのアルミニウム膜14は、オフセット時
間接約4秒でエツチングされてしまう。
クを形成したのち、平行平板型エツチング装置を用いて
、塩素流量30SCCM、塩素ガス圧5Pa、エツチン
グ電力0、24 W / c m 2の条件で反応性イ
オンエツチングを行い、アルミニウムのマスク14Aを
形成する。上記条件の反応性イオンエツチングにおいて
は、アルミニウム膜14表面の酸化膜を除去するために
約30秒間のオフセット時間を要した後、250 nm
7分のエツチングレートでエツチングが進む。このため
、膜厚15nmのアルミニウム膜14は、オフセット時
間接約4秒でエツチングされてしまう。
ここでもし従来例のようにニオブ酸化膜13がなければ
、ニオブM12も250nm/分のエツチングレートで
エツチングされる。従って、エツチングレートが非常に
大きいことと、オフセット時間はアルミニウム表面の状
態に依存するため、一定ではないことからニオブ膜12
に損傷を与えずアルミニウム膜14だけを除去すること
は困難である。しかし、本実施例によれば、ニオブ膜1
2表面にニオブ酸化膜13が存在するため、アルミニウ
ム膜14のエツチングが終了した後、ニオブ膜12がエ
ツチングされはじめるまで約1分間のオフセット時間が
ある。このため、アルミニウムwA14の加工を確実に
行うため、オーバーエツチングを行っても、それが1分
以内であればニオブ膜12はエツチングされることはな
い。
、ニオブM12も250nm/分のエツチングレートで
エツチングされる。従って、エツチングレートが非常に
大きいことと、オフセット時間はアルミニウム表面の状
態に依存するため、一定ではないことからニオブ膜12
に損傷を与えずアルミニウム膜14だけを除去すること
は困難である。しかし、本実施例によれば、ニオブ膜1
2表面にニオブ酸化膜13が存在するため、アルミニウ
ム膜14のエツチングが終了した後、ニオブ膜12がエ
ツチングされはじめるまで約1分間のオフセット時間が
ある。このため、アルミニウムwA14の加工を確実に
行うため、オーバーエツチングを行っても、それが1分
以内であればニオブ膜12はエツチングされることはな
い。
次に第1図(e)に示すように、基板温度20℃、四フ
ッ化炭素流量30SCCM、四フッ化炭素ガス圧5Pa
、エツチング電力0.16W/Cm3の条件で、アルミ
ニウムマスク14Aを用いてニオブ膜12を加工しニオ
ブパターン12Aを形成する。四フッ化炭素ガスを用い
た反応性イオンエラキング法では、陰極降下電圧が塩素
ガスを用いた場合の3倍程度高くなるため、エツチング
電力0.16W/cm2でもニオブ酸化膜13は約1分
間で除去され、その後ニオブ膜12は60nm分のエツ
チングレートでエツチングされる。基板温度20℃の条
件で四フッ化炭素ガスを用いる反応性イオンエツチング
を行うと、加工されたニオブは極めて垂直なエツチング
プロファイルを有する。なおエツチングガス中にフッ素
が存在すると、非常に安定なアルミニウムフッ化物がで
きるため、アルミニウムのマスク14Aは、上記エツチ
ングで5nmはどしかエツチングされない。
ッ化炭素流量30SCCM、四フッ化炭素ガス圧5Pa
、エツチング電力0.16W/Cm3の条件で、アルミ
ニウムマスク14Aを用いてニオブ膜12を加工しニオ
ブパターン12Aを形成する。四フッ化炭素ガスを用い
た反応性イオンエラキング法では、陰極降下電圧が塩素
ガスを用いた場合の3倍程度高くなるため、エツチング
電力0.16W/cm2でもニオブ酸化膜13は約1分
間で除去され、その後ニオブ膜12は60nm分のエツ
チングレートでエツチングされる。基板温度20℃の条
件で四フッ化炭素ガスを用いる反応性イオンエツチング
を行うと、加工されたニオブは極めて垂直なエツチング
プロファイルを有する。なおエツチングガス中にフッ素
が存在すると、非常に安定なアルミニウムフッ化物がで
きるため、アルミニウムのマスク14Aは、上記エツチ
ングで5nmはどしかエツチングされない。
上記プロセスにより完成されたニオブパターン12Aと
上層のニオブパターンとの超伝導コンタクトを取る場合
には、アルゴンガス圧1.3Pa、エツチング電力0.
16W/cm2の条件でスパッタエツチングを行う。こ
のエツチング条件でのアルミニウム、ニオブのエツチン
グレートはそれぞれ2.5nm/分、1.0nm/分で
あるので、ニオブパターン12A形戒後に残ったマスク
14A(約10nm>は、約4分間で除去でき、さらに
6分間以上のスパッタエツチングを行うことでニオブパ
ターン12Aのニオブ酸化膜13は完全に除去でき、超
伝導コンタクトに際して問題とならない。
上層のニオブパターンとの超伝導コンタクトを取る場合
には、アルゴンガス圧1.3Pa、エツチング電力0.
16W/cm2の条件でスパッタエツチングを行う。こ
のエツチング条件でのアルミニウム、ニオブのエツチン
グレートはそれぞれ2.5nm/分、1.0nm/分で
あるので、ニオブパターン12A形戒後に残ったマスク
14A(約10nm>は、約4分間で除去でき、さらに
6分間以上のスパッタエツチングを行うことでニオブパ
ターン12Aのニオブ酸化膜13は完全に除去でき、超
伝導コンタクトに際して問題とならない。
また本実施例においては、第1図(b)のニオブM12
上にニオブ酸化膜を形成する工程では、酸化手段として
酸素プラズマ酸化を用いたが、基板を真空室から取り出
し大気中に放置するだけでもニオブ酸化物を形成でき、
反応性イオンエツチング時に約30秒間のオフセット時
間が得らえる。
上にニオブ酸化膜を形成する工程では、酸化手段として
酸素プラズマ酸化を用いたが、基板を真空室から取り出
し大気中に放置するだけでもニオブ酸化物を形成でき、
反応性イオンエツチング時に約30秒間のオフセット時
間が得らえる。
以上本実施例で述べた本発明の加工方法を用いればニオ
ブ膜上のニオブ酸化膜がエツチング保護層となり、ニオ
ブ膜に損傷を与えることなくアルミニウムマスクを加工
することが可能となる。
ブ膜上のニオブ酸化膜がエツチング保護層となり、ニオ
ブ膜に損傷を与えることなくアルミニウムマスクを加工
することが可能となる。
以上説明したように本発明は、ニオブ膜表面を酸化した
のちアルミニウム膜を形成することにより、塩素ガスを
用いる反応性イオンエツチング法によりニオブ膜エツチ
ング用アルミニウムマスクを形成する場合、ニオブ膜に
損傷を与えることなくアルミニウムだけを加工すること
ができるという効果を有する。
のちアルミニウム膜を形成することにより、塩素ガスを
用いる反応性イオンエツチング法によりニオブ膜エツチ
ング用アルミニウムマスクを形成する場合、ニオブ膜に
損傷を与えることなくアルミニウムだけを加工すること
ができるという効果を有する。
第1図(a)〜(e)は本発明の一実施例を説明するた
めの半導体チップの断面図、第2図(a)〜(d)は従
来例を説明するための半導体チップの断面図である。 11・・・シリコン基板、12・・・ニオブ膜、12A
・・・ニオブパターン、13・・・ニオブ酸化膜、14
・・・アルミニウム膜、14A・・・マスク。
めの半導体チップの断面図、第2図(a)〜(d)は従
来例を説明するための半導体チップの断面図である。 11・・・シリコン基板、12・・・ニオブ膜、12A
・・・ニオブパターン、13・・・ニオブ酸化膜、14
・・・アルミニウム膜、14A・・・マスク。
Claims (1)
- ニオブ膜上にアムミニウム膜を形成したのち、塩素ガ
スを用いる反応性イオンエッチング法によりアルミニウ
ム膜をパターニングするニオブ膜エッチング用アルミニ
ウムマスクの加工方法において、前記ニオブ膜成膜後ニ
オブ膜表面を酸化したのちアルミニウム膜を形成するこ
とを特徴とするニオブ膜エッチング用アルミニウムマス
クの加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088706A JPH03286578A (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ニオブ膜エッチング用アルミニウムマスクの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088706A JPH03286578A (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ニオブ膜エッチング用アルミニウムマスクの加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03286578A true JPH03286578A (ja) | 1991-12-17 |
Family
ID=13950334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2088706A Pending JPH03286578A (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ニオブ膜エッチング用アルミニウムマスクの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03286578A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017529695A (ja) * | 2014-08-13 | 2017-10-05 | ディー−ウェイブ システムズ,インコーポレイテッド | 低磁気雑音の超伝導配線層を形成する方法 |
US11856871B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-12-26 | D-Wave Systems Inc. | Quantum processors |
US11957065B2 (en) | 2017-02-01 | 2024-04-09 | 1372934 B.C. Ltd. | Systems and methods for fabrication of superconducting integrated circuits |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP2088706A patent/JPH03286578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017529695A (ja) * | 2014-08-13 | 2017-10-05 | ディー−ウェイブ システムズ,インコーポレイテッド | 低磁気雑音の超伝導配線層を形成する方法 |
US11957065B2 (en) | 2017-02-01 | 2024-04-09 | 1372934 B.C. Ltd. | Systems and methods for fabrication of superconducting integrated circuits |
US11856871B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-12-26 | D-Wave Systems Inc. | Quantum processors |
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