JPH03285416A

JPH03285416A - Ｐｃｍ信号の自動等価装置

Info

Publication number: JPH03285416A
Application number: JP8711290A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Tsujimoto; 雅俊辻本
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-03-30
Filing date: 1990-03-30
Publication date: 1991-12-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ＰＣＭ信号を記録すると共に、記録したＰＣ
Ｍ信号の再生が可能な磁気記録再生装置に係り、より詳
細には、再生されたＰＣＭ信号帯域内の高周波数の信号
成分と低周波数の信号成分とのレベルが等しくなるよう
に、等価増幅器の周波数特性を変化させるＰＣＭ信号の
自動等価装置に関する。

（従来の技術）近時、ビデオテープレコーダも一般家庭に普及している
が、最近では映像の高画質化を図るだけでなく、音声に
ついても高品位の再生音声が得られるようにするために
、音声信号をＰＣＭ符号化して記録媒体に記録する方式
のビデオテープレコーダが提供されている。

この種のビデオテープレコーダでは、記録媒体から再生
したＰＣＭ信号をＰＣＭプロセッサに導く前に、ＰＣＭ
信号帯域内の信号レベルを等しくする処理を行っている
。

このようなＰＣＭ信号の等価を行う方法として、従来は
再生信号のアイ・パターンをモニタに映し出し、映し出
されたアイ・パターンを見ながら、そのアイ開口率が最
も良くなるように等価器の周波数特性を手動で調整する
といった操作を行っていた。

（発明が解決しようとする課題）このように、従来のビデオテープレコーダでは、等価器
の周波数特性を手動で調整するといった面倒な操作が必
要であった。また、磁気テープに記録されているＰＣＭ
信号の周波数特性が異なると、磁気テープ毎に等価器の
周波数特性を手動で調整する必要があり、極めて煩わし
い操作となっていた。

本発明は係る実情に鑑みてなされたもので、その目的は
、再生ＰＣＭ信号の等価を自動的に行うことのできるＰ
ＣＭ信号の自動等価装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するため、本発明に係わるＰＣＭ信号の
自動等価装置は、ＰＣＭ信号を記録すると共に、記録し
たＰＣＭ信号の再生が可能な磁気記録再生装置において
、記録媒体から再生されたＰＣＭ信号帯域内の低周波数
の信号成分を取り出すバンドパスフィルタと、記録媒体
から再生されたＰＣＭ信号帯域内の高周波数の信号成分
を取り出すバンドパスフィルタと、取り出された低周波
数の信号成分と高周波数の信号成分とのレベルを比較す
る比較器と、この比較器の比較結果に基づき、両信号成
分のレベルが等しくなるように周波数特性を変化させる
等価増幅器とを備えた構成を採用する。

（作用）各バンドパスフィルタによってＰＣＭ信号帯域内の高周
波数の信号成分と低周波数の信号成分とを取り出し、両
信号成分のレベルを比較して、そのレベル差が無くなる
ように等価増幅器の周波数特性を変化させる。これによ
り、モニタに映し出されたアイ・パターンを見ながら等
価器を手動で操作するといった煩わしい操作が不要とな
る。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明に係わるＰＣＭ信号の自動等価装置の
電気的構成を示すブロック線図である。

同図において、記録媒体である磁気テーブエに記録され
たＰＣＭ信号を再生する再生ヘッド２の出力は、再生プ
リアンプ３に導かれており、再生プリアンプ３の出力は
、等価増幅器４の入力に導かれている。そして、等価増
幅器４の出力は、再生ＰＣＭ信号の復調、デインターソ
ープ、誤り訂正等を行うＰＣＭプロセッサ５に導かれる
と共に、再生されたＰＣＭ信号帯域内の低周波数の信号
成分を取り出すバンドパスフィルタ９（通過帯域：２．
５Ｍ）１２±５０ＫＨ２）と、再生されたＰＣＭ信号帯
域内の高周波数の信号成分を取り出すバンドパスフィル
タ１０　（通過帯域：　３．５ＭＨ２±５０ＫＨ，）と
に導かれている〔第３図（′ｂ）参照〕。

ＰＣＭプロセッサ５は、ワーキングエリアとしてのメモ
リ部６と双方向性の接続となっており、このＰＣＭプロ
セッサ５の出力は、デインターリーブ、誤り訂正等が施
されたＰＣＭ信号の復号化を行うＤ／Ａコンバータ７に
導かれており、Ｄ／Ａコンバータ７の出力は、平滑化等
を行う音声出力回路８に導かれている。

また、バンドパスフィルタ９の出力は、取り出された信
号成分のレベルを検出する検波回路１１に導かれており
、検波回路１１の出力は、比較器１３の一方の入力に導
かれている。また、バンドパスフィルタ１０の出力は、
取り出された信号成分のレベルを検出する検波回路１２
に導かれており、検波回路１２の出力は、比較器１３の
他方の入力に導かれている。そして、再入力の電圧差を
示す比較器１３の出力が、等価増幅器４の制御入力に導
かれた構成となっている。

第２図は、等価増幅器４のより具体的な回路構成を示し
ている。

同図において、オペアンプ４１の非反転入力端子が再生
プリアンプ３の出力に接続されており、出力端子がＰＣ
Ｍプロセッサ５と各バンドパスフィルタ９．ｌＯとに接
続されている。また、オペアンプ４１０反転入力端子は
、抵抗Ｒ２の一端に接続されており、抵抗Ｒ２の他端は
、アノードがアースに接続されたバリキャップ４２のカ
ソードに接続されている。また、オペアンプ４１の出力
端子は、負帰還抵抗Ｒ１を介して反転入力端子に接続さ
れており、前記抵抗Ｒ２とバリキャップ４２との接続点
Ｑに前記比較器１３の出力が導かれた構成となっている
。

この等価増幅器４の特性Ｇは、バリキャップ４２の容量
をＣ１抵抗Ｒ１の抵抗値をｒｌ、抵抗Ｒ２の抵抗値をｒ
２とすると、下式によって与えられる。

ｒｌ　＋　ｒ２　＋　１／ｊωＣＧ（ｄＢ）＝２０１ｏｇｒ２　＋　１／ｊωＣただし、ω＝２πｆ（ｆ：ＰＣＭ信号の周波数）ｊｔ＝
　　１次に、上記構成に係わるＰＣＭ信号の自動等価装置の動
作を説明する。

ビデオテープレコーダを再生モードとすると、磁気テー
プ１に記録されたＰＣＭ信号は、再生ヘッド２によって
再生され、再生プリアンプ３によって次段の信号処理に
必要なレベルまで増幅された後、等価増幅器４に入力さ
れる。そして、ここでＰＣＭ信号帯域内の低周波数の信
号成分と高周波数の信号成分とが後述する制御によって
等価された後、ＰＣＭプロセッサ５に入力される。

一方、等価増幅器４から出力されるＰＣＭ信号は、各バ
ンドパスフィルタ９．１０にも導かれており、バンドパ
スフィルタ９では、ＰＣＭ信号帯域内の２．５Ｍ）１２
±５０Ｋ）ＩＺの信号成分を取り出す。そして、その取
り出した信号レベルを検波回路１１において検波し、そ
の検波電圧を比較器１３の一方の入力に供給する。また
、バンドパスフィルタ１０では、ＰＣＭ信号帯域内の３
．５ＭＨ２±５０ＫＨ２の信号成分を取り出す。そして
、その取り出した信号レベルを検波回路１２において検
波し、その検波電圧を比較器１３の他方の入力に供給す
る。

ここで、第３図（ａ）に示すように、３．０±０．６５
Ｍ）１２のＰＣＭ信号帯域内において、２．３５ＭＨ２
の信号レベルと３．６５ＭＨ２の信号レベルとで１２ｄ
Ｂの再生出力差が生じているとすると、比較器１３では
、入力された両電圧の電圧差を求めて等価増幅器４の制
御入力に供給する。

等価増幅器４では、この電圧差に基づき、電圧差が無く
なるように、すなわち２．５ＭＨｚ±５０ＫＨ２の信号
成分のレベルと３．５ＭＨ，±５０ＫＨ２の信号成分の
レベルとが等しくなるように周波数特性が変化する。こ
れにより、等価増幅器４において再生ＰＣＭ信号が等価
される。

この等価された再生ＰＣＭ信号がＰＣＭプロセ・ンサ５
に入力され、メモリ部６をワーキングエリアとして、デ
インターリーブ及び誤り訂正等の処理が施され、Ｄ／Ａ
コンバータ７に入力される。

そして、Ｄ／Ａコンバータ７でアナログ信号に変換され
た再生音声信号は、音声出力回路８に入力され、再生音
声として、図示しないスピーカから送出されるようにな
っている。

（発明の効果）本発明に係わるＰＣＭ信号の自動等価装置は、各バンド
パスフィルタによって取り出された低周波数の信号成分
と高周波数の信号成分とのレベルを比較し、その比較結
果に基づき、両信号成分のレベルが等しくなるように等
価増幅器の周波数特性を変化させるように構成したので
、従来例のような等価器を手動で調整するといった手間
が省けると共に、磁気テープに記録されているＰＣＭ信
号の周波数特性が異なっても、その都度等価器の周波数
特性を再調整するといった手間も省ける。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わるＰＣＭ信号の自動等価装置の電
気的構成を示すブロック線図、第２図は等価増幅器の具
体的な回路図、第３図（ａｌは再生ＰＣＭ信号のスペク
トラム、同図（ｂｌは各バンドパスフィルタの通過帯域
を示す図である。・・・磁気テープ・・・再生ヘッド・・・再生プリアンプ・・・等価増幅器・・・ＰＣＭプロセッサ１１゜１６・・・メモリ部７・・・Ｄ／Ａコンバータ８・・・音声出力回路９・・・低周波数の信号成分を取り出すバンドパスフィ
ルタ０・・・高周波数の信号成分を取り出すバンドパスフィ
ルタ１２・・・検波回路３・・・比較器

Claims

【特許請求の範囲】１）ＰＣＭ信号を記録すると共に、記録したＰＣＭ信号
の再生が可能な磁気記録再生装置において、記録媒体から再生されたＰＣＭ信号帯域内の低周波数の信号成分を取り出すバンドパスフィルタと
、記録媒体から再生されたＰＣＭ信号帯域内の高周波数の信号成分を取り出すバンドパスフィルタと
、取り出された低周波数の信号成分と高周波数の信号成分とのレベルを比較する比較器と、この比較
器の比較結果に基づき、両信号成分のレベルが等しくなるように周波数特性を変化させる
等価増幅器とを備えたことを特徴とするＰＣＭ信号の自
動等価装置。