JPH03285294A

JPH03285294A - 放電灯点灯装置

Info

Publication number: JPH03285294A
Application number: JP8677190A
Authority: JP
Inventors: Katsuaki Nakano; 勝昭中野
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-03-31
Filing date: 1990-03-31
Publication date: 1991-12-16
Anticipated expiration: 2015-01-24
Also published as: JP3003154B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は熱陰極形の放電灯を高周波電圧で点灯するとと
もに、前記放電灯のフィラメントを直流予熱するように
した放電灯点灯装置に関する。

（従来の技術）熱陰極形の放電灯を高周波発生装置を用いて点灯するも
のにおいて、前記放電灯のフィラメント予熱用の巻線を
前記高周波発生装置の出カドランスに設けようとすると
、この出カドランスが複雑化かつ大形化されるので、製
造コストが上昇して装置が高価になり、また、装置全体
が大形化することがあった。そこで、放電灯を高周波発
生装置の出力で点灯するとともに、フィラメント予熱を
前記高周波発生装置の入力直流電源の出力で行うものが
提案されている。このものは、直流電源の出力端子間に
フィラメントを直列に含む予熱回路を形成し、かつ、こ
の予熱回路に高周波カット用のインダクタ装置を直列に
介挿してなるものである。

（発明が解決しようとする課題）上記のようなものにおいて、消費電力の削減を図るため
に点灯中のフィラメント加熱を停止しようとする場合に
は、フィラメント予熱回路にスイッチを設けることが考
えられる。しかし、この場合、スイッチの開放時にイン
ダクタ装置に蓄積されたエネルギによりパルス状の大き
な電圧が発生し、このパルス状の電圧が前記スイッチに
加わって、前記スイッチを破壊する危険性があることが
分かった。これを防止するためには、前記スイッチに高
耐圧のものを用いる必要があるので、その分高価になる
ものであった。

本発明は、このような課題を解決するためになされたも
ので、フィラメント予熱回路にスイッチを設けて、フィ
ラメントの予熱、停止を自由に制御できるようにすると
ともに、前記スイッチに過大な電圧が加わるのを防止し
て前記スイッチが破壊されるのを防ぎ、したがって、比
較的低耐圧のスイッチを使用できて安価な放電灯点灯装
置を提供することを目的とするものである。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）本発明は、直流電源装置の出力端子間にフィラメントお
よび前記高周波発生装置の出力部を直列に含むフィラメ
ント予熱回路を形成してフィラメントを直流予熱するよ
うにし、前記フィラメント予熱回路にはスイッチ、限流
抵抗およびインダクタ装置を直列に設け、さらに、前記
スイッチの開放時に前記インダクタ装置の蓄積エネルギ
を、前記スイッチをバイパスしながら前記フィラメント
および前記高周波発生装置の出力部を介して放出させる
素子を設けたことを構成上の特徴とするものである。

本発明において、前記インダクタ装置の蓄積エネルギを
放出させる素子としては、たとえばダイオード、小容量
のコンデンサあるいはこれらを組合わせたものを用いる
ことができる。また、前記フィラメント予熱回路には、
前記スイッチ、限流抵抗、インダクタ装置、エネルギ放
出用の素子以外の部品を含むことを許容するし、特に、
前記スイッチ、限流抵抗およびインダクタ装置の接続順
序は特定されるものではない。

（作用）本発明は、放電灯の始動の際には、フィラメント予熱回
路のスイッチを閉成しておく。これによって直流電源装
置から、スイッチ、限流抵抗、インダクタ装置、フィラ
メント、高周波発生装置の出力部を介して直流電流が流
れ、フィラメントを予熱する。このとき、高周波発生装
置を作動させるか否かは任意であるが、高周波発生装置
が放電灯をそのフィラメントが十分予熱されないうちに
強制的に始動できる電圧を出力可能な場合には、作動を
前記フィラメント予熱開始より遅らせるべきである（一
般には、０．５〜数秒程度）。

フィラメントを十分予熱されると、放電灯は高周波電圧
を印加されて点灯する。放電灯の点灯後は、前記スイッ
チを開放してフィラメント予熱を停止するが、スイッチ
の開放時に前記インダクタ装置がパルス状の大きな電圧
を発生する。しかし、このパルス状電圧はフィラメント
、高周波発生装置の出力部、エネルギ放出用の素子を介
して放出されるから、前記スイッチに印加されることが
ない。

放電灯の点灯中は、前記インダクタ装置により、高周波
電流の前記直流電源側への回込みが確実に防止され、放
電灯を高周波点灯できるとともに、前記エネルギ放出素
子に漏れることがない。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

１は直流電源装置であり、たとえばバッテリ、商用交流
電圧を整流平滑したものである。

２はこの直流電源装置１から付勢されてたとえば２０Ｋ
Ｈｚ以上の高周波電圧を出力する高周波発生装置である
。本実施例では、リーケージ形の出カドランス３および
インバータ４を備えてなるものである。前記インバータ
４としては、どのようなものでもよい。５は熱陰極形の
放電灯たとえばけい光ランプであり、前記高周波発生装
置２の出力にて点灯されるものである。すなわち、前記
出カドランス３の出力巻線３ｂの両端子間にフィラメン
ト５１１．５１２の各一方の端子を接続されている。

６はフィラメント予熱回路である。このフィラメント予
熱回路６は、前記直流電源の出力端子間に前記放電灯５
のフィラメント５１１．５【２および前記高周波発生装
置２の出力部すなわち本実施例では出力巻線３ｂを直列
に含んで形成されている。

また、フィラメント予熱回路６は、スイッチ７、限流抵
抗８およびインダクタ装置９を直列的に含んでいる。さ
らに、前記インダクタ装置９が発生するパルス状の電圧
を前記スイッチ７をバイパスしながら前記フィラメント
５１１．５１２および前記出力巻線３ｂを介して放出さ
せるためのエネルギ放出用素子１０たとえばダイオード
を有してる。

なお、本実施例においては、前記スイッチを外部からの
制御信号にてオン・オフするものである。

したがって、前記制御信号を受ける制御信号入力端子１
１および前記制御信号に応じて前記スイッチをオン・オ
フさせる制御回路１２を有している。

さらに、本実施例ではフィラメント予熱回路６と、イン
バータ４とを背反的に作動させるようにしている。すな
わち、前記制御信号に応じて前記フィラメント予熱回路
６を作動させるときは前記インバータ４を作動させない
ように、また、前記インバータ４が作動しているときは
前記フィラメント予熱回路６を作動させないようにして
いる。このため、制御装置１２の出力を前記インバータ
４にも供給するようにしている。

つぎに、本実施例の作用を説明する。制御信号入力端子
１１にフィラメント予熱回路６を作動させる信号が入力
されると、制御装置１２はスイッチ７をオンさせるとと
もに、インバータ４を不作動に制御する。したがって、
放電灯５のフィラメント５ｆｌ、５１２には、直流電源
装置１−スイッチ７−限流抵抗８−インダクタ装置９−
フィラメント５１１−出力巻線３ｂ−フィラメント５ｆ
２−直流電源装置１の経路で電流が流れ、フィラメント
５ＩＩ、５ｆ２は予熱される。ついで、フィラメント予
熱回路６を不作動にする制御信号が入力されると、制御
装置１２はスイッチ７をオフするとともに、インバータ
４を作動させる。したがって、フィラメントを予熱され
た放電灯５は高周波電圧を印加されて点灯する。前記ス
イッチ７のオフ時にインダクタ装置９は、パルス状の電
圧を発生するが、この電圧は、インダクタ装置９−フィ
ラメント５１１−出力巻線３ｂ−フィラメント５ｆ２−
エネルギ放出用素子１〇−限流抵抗８−インダクタ装置
９の経路で消費され、前記スイッチ７に印加されること
がない。したがって、前記スイッチ７として、比較的耐
圧の低いものを用いても破壊されることがない。放電灯
５の点灯中は前記インダクタ装置９が高周波カット用と
して作用するので、高周波電流が直流電源装置１側、あ
るいは、エネルギ放出用素子１０側に回込むことを有効
に防止できる。

本発明の他の実施例を第２図を参照して説明する。なお
、第１図と同じあるいは対応する部分には、同じ符号を
付して説明を省略する（以下、他の実施例についても同
様。）。本実施例は、エネルギ放出用素子１５として、
比較的小容量のコンデンサを用いたものである。コンデ
ンサは、高調波成分であるパルス状電流を通流させるた
め、本実施例においても、インダクタ装置９がパルス状
の電圧を発生すると、前記放出用素子１５およびフィラ
メント５１Ｌ５１２等を介して前記パルス状電圧を消費
させ、スイッチ７に加わるのを防止する。また、前記放
出用素子１５としてのコンデンサは比較的小容量のもの
であるから、スイッチ７をオンしたとき、実質的に問題
となるような突入電流が流込むこともない。

さらに、本発明の他の実施例を第３図を参照して説明す
る。本実施例は、放出用の素子１６をコンデンサとする
とともに、この素子１６をスイッチ７と並列に設けたも
のである。すなわち、このものは、インダクタ装置９が
発生したパルス状電圧を直流電源装置１をも介して消費
させるようにしたものである。なお、本実施例からも、
本発明がスイッチ、限流抵抗およびインダクタ装置の接
続順序を限定されるものではないことが、−層明確に理
解されるであろう。

さらに、他の実施例を第４図を参照して説明する。本実
施例の高周波発生装置２０は、それ自体周知のハーフブ
リッジ形のインバータ２１を有しているものである。そ
して、放電灯５の各フィラメント５１１．５１２の一方
の端子を前記インバータ２１の直列共振回路を形成して
いるコンデンサ２２の両端に接続している。また、本実
施例のフィラメント予熱回路３０は、第１のものに加え
て第２のインダクタ装置３工を前記インバータ２１のコ
ンデンサ２２と並列に設けてなるものである。

したがって、前記第２のインダクタ装置３１を介してフ
ィラメント予熱用の直流電流を流すことができる。その
他の作用は容品に理解されるので、説明を省略する。

［発明の効果］以上述べたように本発明は、熱陰極形の放電灯を高周波
点灯するとともに、フィラメントを直流予熱する放電灯
点灯装置において、フィラメントの予熱、停止を任意に
行なえて省電力化を図れ、しかも、フィラメント予熱回
路に、スイッチ、限流抵抗およびインダクタ装置を直列
に設け、かつ、上記スイッチによるフィラメント予熱回
路開放時に、前記インダクタ装置の蓄積エネルギを上記
スイッチをバイパスしながら前記フィラメントおよび前
記高周波発生装置の出力部を介して放出させるエネルギ
放出用素子を設けたから、前記インダクタ装置がパルス
状電圧を発生しても、このパルス状電圧が前記スイッチ
には印加されないので、前記スイッチとしては低耐圧の
ものを使用することができ、その分装置全体を安価に提
供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はそれぞれ本発明の異なる実施例を示す
回路図である。１・・・直流電源装置、２．２０・・・高周波発生装置
６．３０・・・フィラメント予熱回路、７・・・スイッ
チ、８・・・限流抵抗、９・・・インダクタ装置１０．１５．１６・・・エネルギ放出用素子。中　１　図才　１オ　２　図才　４　因

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱陰極形の放電灯を直流電源装置から付勢される
高周波発生装置の出力にて高周波点灯するとともに、上
記直流電源装置の出力端子間に上記放電灯のフィラメン
トおよび上記高周波発生装置の出力部を含むフィラメン
ト予熱回路を形成して、上記フィラメントを直流予熱す
る放電灯点灯装置において、前記フィラメント予熱回路は、スイッチ、限流抵抗およ
び高周波カット用のインダクタ装置を直列に含み、かつ
、上記スイッチによるフィラメント予熱回路開放時に、
前記インダクタ装置の蓄積エネルギを上記スイッチをバ
イパスしながら前記フィラメントおよび前記高周波発生
装置の出力部を介して放出させるエネルギ放出用素子を
含んでなることを特徴とする放電灯点灯装置。