JP3726408B2 - インバータ装置、放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

インバータ装置、放電ランプ点灯装置および照明装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインバータ装置、放電ランプ点灯装置および照明装置に関する。
【従来の技術】
図11は、従来の電流帰還形自励発振式のインバータ装置を示す回路図である。
【0002】
図において、101は交流電源、102は直流電源、103はインバータ主回路、104は絶縁形の出力トランス、105は負荷たとえば放電ランプ、106はランプ脱検出回路である。
【0003】
直流電源102は、整流回路からなり、交流電源101の非平滑直流を出力する。
【0004】
インバータ主回路103は、出力トランス104の1次巻線にスイッチングされた電圧を印加するように直列的に接続された第1および第2のスイッチング手段Q1およびQ、スイッチング手段を交互にオンオフさせる制御回路BD1、D2、一方のスイッチング手段の両端間に設けられた第1のコンデンサCおよび出力トランス104の1次巻線の直列回路、各スイッチング手段Q、Qのオンオフに応じて出力トランス104と協働して共振する第2のコンデンサC、1次巻線を出力トランス104の1次側回路に挿入するとともに2次巻線を制御回路BD1、BD2に挿入した電流変成器CT、ならびに起動回路Trigなどから構成されている。
【0005】
ランプ脱検出回路106は、負荷105の蛍光ランプの一方の電極の両端子間電圧を監視することにより、ランプを外したか否かを判定する。
【0006】
そうして、上記従来のインバータ装置は、電流帰還用の電流変成器CTが出力トランスの1次側の電流を帰還するため、一次側電流が増加すればスイッチング手段のドライブ電流も比例して増加するから、起動直後から安定動作に至るまで良好なスイッチング特性を示す利点がある。
【0007】
しかしながら、いくつかの問題もある。すなわち、負荷105がなくても発振が継続して無駄な電力消費が発生する。このため、ランプ脱検出回路106を設ける必要があり、コストが高くなる。また、負荷105を外すと、高い2次無負荷電圧が発生する。このため、ランプの電極端子間にコンデンサCを接続して2次無負荷電圧を低減させる必要がある。さらに、ランプ脱検出回路106にランプ再装着を検出させて再装着時に起動信号を発生させる必要がある。
【0008】
そこで、電流帰還を出力トランス104の2次側から行うことが考えられる。
【0009】
図12は、電流帰還を出力トランス112の2次側から行う従来の電流帰還形自励発振式のインバータ装置を示す回路図である。
【0010】
図において、111はインバータ主回路、112は出力トランス、113は負荷たとえば放電ランプ、CTは電流変成器、114はランプ電圧検出回路、115は安全回路である。
【0011】
インバータ主回路111は図11のそれと同様な構成である。
【0012】
このインバータ装置は、電流帰還を出力トランス112の2次側から行うので、前述のような問題はなくなった。
【0013】
図13は、電流帰還を負荷回路から行う従来の電流帰還形自励発振式で直結形のインバータ装置を示す回路図である。
【0014】
図において、121はインバータ主回路、122は負荷回路、123は負荷の放電ランプ、124はフィラメント加熱用コンデンサ、125はインバータケース、CTは電流変成器、l1、l2、l3、l4は配線路、CSは浮遊静電容量である。
【0015】
インバータ主回路121は、基本的に図11と同様な構成である。
【0016】
負荷回路122は、限流用のインダクタ122a、直流カットコンデンサ122bから構成され、放電ランプ123を直列接続して閉回路になり、この負荷回路にはインバータ主回路121によって発生したスイッチングされた電圧が印加される。
【0017】
フィラメント加熱用コンデンサ124は、放電ランプ123の非電源側端子間に接続され、始動時に所要のフィラメント加熱電流をフィラメントに通流させてフィラメントを予熱する。
【0018】
電流変成器CTは、1次巻線が負荷回路122に直列に挿入され、2次巻線が図11および図12と同様にインバータ主回路121のスイッチング手段Q、Qのそれぞれの制御回路BD1、BD2に接続されている。
【0019】
インバータケース125は、インバータ主回路121、負荷回路122、電流変成器CT、フィラメント加熱用コンデンサ124およびインバータ主回路の直流電源などを収納している。
【0020】
配線路l、l、l、lは、インバータケース125と放電ランプ123との間を接続する線路である。配線路l、lは、負荷回路122を放電ランプ123に接続している線路である。配線路l、lは、フィラメント加熱用コンデンサ125の両端を放電ランプ123の非電源側端子に接続する線路である。これらの配線路l〜lの距離が長い場合に浮遊静電容量Cの問題が生じる。
【0021】
浮遊静電容量Cは、実際にはCS1〜CS6からなる。すなわち、配線路lおよびlの間の浮遊静電容量CS1、配線路lおよびl間の浮遊静電容量CS2、配線路lおよびl間の浮遊静電容量CS3、配線路lおよびl間の浮遊静電容量CS4、配線路路lおよびl間の浮遊静電容量CS5、配線路lおよびl間の浮遊静電容量CS6が主な浮遊静電容量である。これらの各浮遊静電容量CS1〜CS6の合成静電容量が配線路lおよびl間から見ると、に浮遊静電容量Cが接続されているのと等価である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12において、負荷113に至る配線路間に無視し得ない浮遊静電容量CSが存在している場合、負荷を外している状態において微弱な帰還電流が発生し、これによって発振が継続することがある。この状態の発振は、帰還電流が少ないので、インバータ主回路111内のスイッチング手段に対してドライブ不足となるため、異常発振となる。すなわち異常発振時にはドライブが少ないので、スイッチング手段の電圧降下が大きく、したがってスイッチング損失が増大し、スイッチング手段の温度上昇が過大となり、ときにはスイッチング手段が破壊される。
【0023】
この問題は、図13においても存在する。すなわち、絶縁形の出力トランスの有無にかかわらず、配線路に無視し得ない浮遊静電容量Cが存在していると、負荷の放電ランプ125を取り外したことにより、本来開放しているはずの負荷回路122の開放端間に浮遊静電容量Cが接続される。このため、負荷回路122のインダクタ122aと浮遊静電容量Cとが共振して共振電流が通流する。この共振電流を電流変成器CTが検出してしまい、スイッチング手段Q、Qを駆動する。
【0024】
図14は、図12においてランプ脱時の各部の電圧、電流波形を示す波形図である。
【0025】
すなわち、時間Tにおいて負荷113すなわちランプを外した場合、スイッチング手段Qのコレクタ電圧VCQ2は残存し、コレクタ電流ICQ2も若干ではあるが流れ続けるので、スイッチング損失が発生することを示している。一方、2次開放電圧VOUTは非常に高くなる。そして、起動信号発生回路が作用して起動信号電圧VTtigが再び発生し、これがスイッチング手段Qに印加されることを示している。なお、電圧VC3と電流IPC1については後述する。
【0026】
また、浮遊静電容量の値によっては浮遊静電容量と出力トランスの2次側インダクタンスとの共振点近くでインバータ装置が動作することになり、2次開放電圧が極端に高くなり、ランプ交換の際に人体に電撃を与えるという問題がある。
【0027】
さらに、ランプ脱時における起動から安定動作に至るまでの間のスイッチング特性が良好でないという問題もある。
【0028】
本発明は、出力トランスの2次側から電流帰還する場合において、負荷に至る配線路間に無視し得ない浮遊静電容量が存在していても負荷を外した際に確実にインバータ動作を停止するインバータ装置、放電ランプ点灯装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明のインバータ装置は、配線路および負荷を接続できるようにした負荷回路と;負荷回路にスイッチングされた電圧を印加するように接続されたスイッチング手段と;負荷回路に1次巻線を挿入し、2次巻線をスイッチング手段が電流帰還形の自励発振動作を行うようスイッチング手段の制御回路に接続した電流変成器と;スイッチング手段および負荷回路の間に介在する出力トランスと;出力トランスの2次巻線と並列に接続して負荷を外した際に配線路間の浮遊静電容量による電流が実質的に電流変成器を通流しないように作用するインピーダンス手段と;を具備していることを特徴としている。
【0030】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0031】
配線路は、インバータ装置と負荷との間を接続する線路であって、その具体的な構成は問わない。しかし、実際上配線路の亘長が長くなると、浮遊静電容量が数pFないし数百pFになり得るものである。
【0032】
負荷は、どのようなものでもよいが、放電ランプ特に蛍光ランプを負荷とするときに上記の問題が発生しやすい。
【0033】
負荷回路は、出力トランスを介して負荷が接続される回路であって、スイッチングされ、かつ負荷に印加される値の電圧が印加される。出力トランスがスイッチング手段と負荷との間に介在しているので、出力トランスの2次側が負荷回路となる。そして、この負荷回路から負荷が取り外され、配線路の浮遊静電容量が前記の値である場合に、本発明のインピーダンス手段がないと、電流変成器が電流帰還を継続して行ってインバータ装置が停止しない可能性がある。
【0034】
スイッチング手段は、インバータ装置において使用されている各種のスイッチング手段たとえば内蔵している寄生ダイオードを逆電流通流に利用することができる電界効果トランジスタなどを全て許容するものであるが、負荷回路の開放電圧の変化に安全手段を応動させる場合には、特にバイポーラ形トランジスタはスイッチング手段として好適である。バイポーラ形トランジスタを用いる場合には、逆電流を通流させるために、トランジスタのコレクタ・エミッタ間にダイオードを逆接続することができる。
【0035】
スイッチング手段を用いてインバータ主回路を構成するに当たり、通常使用されるインバータ回路は全て許容する。すなわち、ハーフブリッジ形回路、一石式回路、並列形回路などを用いることができる。また、ハーフブリッジ形回路の変形として同一出願人の出願にかかわる特開平8−98555号に記載の回路もまた用いることができる。この回路構成によれば、入力電圧を平滑化して出力電圧の脈動を小さくするとともに、入力力率を高くして、入力電流の高調波を低減することができる。
【0036】
制御回路は、スイッチング手段を交互にオン、オフするものであればどのような回路構成のものであってもよい。交互にオン、オフするとは、一方がオンからオフし、他方がオフからオンする間に実質的に両者がオフしている期間があってもよいし、なくてもよい。また、オン、オフの周波数は交流電源の周波数より高いものであり、数KHz以上好ましくは20KHz以上とする。
【0037】
インピーダンス手段は、負荷を外した際に配線路間の浮遊静電容量による電流が実質的に電流変成器に通流しなければ、どのような回路構成であってもよい。ここで実質的とは、多少の電流が電流変成器に流れてもスイッチング手段がスイッチングを継続し得ない程度までをいう。インピーダンスの種類も抵抗、キャパシタンスまたはインダクタンスのいずれでもよく、特に制限がない。
【0038】
インピーダンス手段の接続の態様としては、たとえば浮遊静電容量が形成するインピーダンスより小さいインピーンダンスを呈するインピーダンス手段を電流変成器に対して並列的な関係に配設することによって、電流が帰還されないようにすることは容易に実現できる。この場合、インピーダンス手段は、浮遊静電容量およびインピーダンス手段によって負荷回路側のインダクタンスとの共振条件を外れさせるか、共振が発生してもその程度を緩和する。また、このときに通流する電流をインピーダンス手段にバイパスすることで、電流変成器に流れる電流を少なくする。
【0039】
そうして、本発明においては、負荷を外したときにたとえ配線路間に無視し得ない浮遊静電容量が存在していても、インピーダンス手段の作用によって電流変成器には実質的に電流が通流しないので、電流帰還がなされないから、インバータ装置は確実にそのインバータ動作を停止する。
【0040】
また、本発明においては、スイッチング手段および負荷回路の間に介在する出力トランスを具備し、インピーダンス手段が出力トランスの2次巻線と並列に接続されているので、インピーダンス手段の接続がいろいろ考えられる中で比較的回路構成が簡単である。
【0041】
請求項2の発明のインバータ装置は、請求項1記載のインバータ装置において、インピーダンス手段は、配線路間の浮遊静電容量により形成されるインピーダンスより小さいインピーダンスを有していることを特徴としている。
【0042】
本発明は、負荷を外した場合に、インピーダンス手段のインピーダンスが浮遊静電容量によるインピーダンスより小さいから、負荷を外したときには電流変成器に殆ど電流が流れない。したがって、インバータ動作は確実に停止する。
【0043】
請求項3の発明のインバータ装置は、請求項1または2記載のインバータ装置において、インピーダンス手段は、コンデンサにより構成されていることを特徴としている。
【0044】
本発明は、上記のように構成することにより、加えて無負荷時の負荷回路の共振周波数を低い方へシフトさせる、すなわち無負荷時に共振点から大きく外すことができる。このため、負荷を外した際に負荷回路の開放電圧の異常な上昇を回避することが可能となる。このことは、無負荷時に電流変成器に通流する電流をさらに低減することができるという効果を伴うものである。
【0045】
請求項4の発明のインバータ装置は、請求1ないしのいずれか一記載のインバータにおいて、負荷は、非電源側端子間にフィラメント予熱用のコンデンサ接続した放電ランプであり;インピーダンス手段は、フィラメント予熱用のコンデンサと直列接続されて負荷回路に並列接続されている;ことを特徴としている。
【0046】
本発明は、負荷が蛍光ランプのようにフィラメントを備えた放電ランプであって、電極の非電源側端子間に予熱用のコンデンサを接続する点灯回路の場合に好適である。
【0047】
請求項の発明のインバータ装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載のインバータ装置において、インピーダンス手段は、直列接続された複数のコンデンサを含み;インピーダンス手段の一部のコンデンサの端子電圧に応動する負荷電圧検出手段を具備している;ことを特徴としている。
【0048】
本発明は、負荷を外したときの電流変成器を電流が流れないためのインピーダンス手段と負荷電圧検出手段の入力回路とを兼用している。負荷電圧検出手段は、負荷の端子電圧を監視して負荷の異常を検出するもので、たとえば負荷が放電ランプの場合、寿命末期の半波放電を検出するようにすることができる。また、負荷が外れた場合に、負荷回路の開放電圧が上昇したのを検出し、これに応じてインバータ装置を動作停止させることもできる。
【0049】
請求項の発明のインバータ装置は、請求項1ないしのいずれか一記載のインバータ装置において、インバータ主回路は、交流を整流して非平滑直流を得る整流手段、直列的に接続されて非平滑直流が印加される第1および第2のスイッチング手段、スイッチング手段を交流の周波数より高い周波数で交互にオン、オフさせる制御回路、一方のスイッチング手段の両端間に設けられ交流の周波数に対して平滑作用を行う第1のコンデンサおよびインダクタの直列的回路、各スイッチング手段のオン、オフに応じてインダクタと協働して共振する第2のコンデンサ、インダクタおよび第2のコンデンサの共振に基づいて高周波出力を得る出力回路、ならびに負荷電流を制御回路に帰還する電流帰還回路を備えてなることを特徴としている。
【0050】
本発明は、インバータ主回路が高調波歪を低減するものである。
【0051】
請求項の発明の放電ランプ点灯装置は、請求項1ないしのいずれか一記載のインバータ装置と;インバータ装置の出力によって付勢される放電ランプと;を具備していることを特徴としている。
【0052】
本発明は、請求項1ないしの作用および特徴を有する放電ランプ点灯装置である。
【0053】
請求項の発明の照明装置は、照明装置本体と;照明装置本体に配設された請求項記載の放電ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴としている。
【0054】
本発明は、照明器具などの照明装置において、請求項1ないしの作用および特徴を有している。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0056】
図1は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【0057】
図において、1は交流電源、2は直流電源、3はインバータ主回路、4は負荷たとえば放電ランプ、5は負荷電圧検出手段、6はインピーダンス回路である。
【0058】
直流電源2は、交流を非平滑整流して得る形式のものである。
【0059】
インバータ主回路3は、絶縁形の出力トランスT、出力トランスTの1次巻線にスイッチングされた電圧を印加するように直列的に接続された第1および第2のスイッチング手段QおよびQたとえばバイポーラ形トランジスタ、スイッチング手段Q、Qを交互にオン、オフさせる制御回路BD1、BD2、一方のスイッチング手段Qの両端間に設けられた第1のコンデンサCおよび出力トランスTの1次巻線の直列回路、各スイッチング手段Q、Qのオン、オフに応じて出力トランスTと協働して共振する第2のコンデンサC、1次巻線を出力トランスTの2次側回路に挿入するとともに、一対の2次巻線を制御回路BD1、BD2に挿入した電流変成器CT、ならびに起動信号発生回路Trigなどから構成されている。なお、各スイッチング手段Q、Qと逆並列に接続されているのは逆電流を通流させるダイオードDである。
【0060】
負荷4は、図においては取り外した状態を示している。なお、Cは負荷4のフィラメント予熱用のコンデンサである。
【0061】
負荷電圧検出手段5は、負荷電圧を監視して異常電圧が現れたときには、インバータ装置を停止させるか、出力低減または間欠発振させて安全を図るか、異常を表示するように作用する。
【0062】
インピーダンス回路6は、配線路間の浮遊静電容量Cより容量が大きいコンデンサCからなり、出力トランスTの2次巻線と並列に接続されている。なお、負荷が蛍光ランプで照明用途の場合、通常配線路間の浮遊静電容量は数pFないし数100pF程度である。
【0063】
そうして、インバータ装置が発振しているときに負荷4を外すと、電流変成器CTと浮遊静電容量との直列回路はインピーダンス回路6によって側路ないし短絡されたような状態となり、さらにはインピーダンス回路の加入によって出力トランスの2次側の共振周波数のシフトによって2次開放電圧の上昇を回避することにより、電流変成器CTには電流が殆ど流れない。このため、電流帰還は実質的になくなるので、インバータ主回路3のインバータ動作は停止する。したがって、異常発振は発生しない。
【0064】
本実施形態のインバータ主回路3は、特願平7−73754号に記載のものと同様である。
【0065】
すなわち、第1のコンデンサCにより非平滑化直流をある電圧レベルで平滑化する。また、第2のコンデンサCおよび出力トランスのインダクタンスとは一対のスイッチング手段Q、Qのオン・オフに応じて共振電圧を発生する。この共振電圧は非平滑直流電圧の谷部を持ち上げ高周波出力電圧の包絡線を平滑化したものである。共振電圧の作用により第1のコンデンサCおよび第2のコンデンサCの両端電圧または第1のコンデンサCの両端電圧を一対のスイッチング手段Q、Qのスイッチングの一周期中に非平滑化直流電圧より低くしようとする。
したがって、一対のスイッチング手段Q、Qのスイッチングの一周期中に第1のコンデンサCに交流電源から充電電流が流入する。このように第1のコンデンサCに交流電源から充電電流が流入することにより、交流電源の電圧の波高値が低い期間にも入力電流を確保して入力力率を高めるとともに、入力電流を低歪化して入力電流の高調波を減少させる。
【0066】
図2は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【0067】
図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0068】
本実施形態は、インピーダンス回路6'が第1の実施形態と異なる。
【0069】
すなわち、負荷4がフィラメント予熱用のコンデンサCfを非電源側端子間に接続した放電ランプである場合に、コンデンサCfの両端と出力トランスTの2次巻線の両端との間に一対のコンデンサC'、C'からなるインピーダンス回路6'を接続している。
【0070】
したがって、電流変成器CTはインピーダンス回路6'のコンデンサC'によって短絡されるようになっている。
【0071】
なお、電流変成器CTは制御回路BD1、BD2ごとに分離した一対を用いている。そして、コンデンサC'はCに比べ十分大きな容量のものとしている。
【0072】
そうして、電流変成器CTはインピーダンス回路6'によって側路される結果、放電ランプ4を外したときには電流変成器CTには電流が実質的に流れないので、インバータ主回路3のインバータ動作は停止する。
【0073】
図3は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第3の実施形態を示す回路図である。
【0074】
図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0075】
本実施形態は、インピーダンス回路6"が先行する実施形態と異なる。
【0076】
すなわち、インピーダンス回路6"が複数のコンデンサCB1、CB2の直列回路を含み、そのうちの一部のコンデンサCB2の端子電圧に応動するように負荷電圧検出手段5'を設けている。
【0077】
また、負荷電圧検出手段5'は、コンデンサCB2と並列に接続された第1のダイオードD、第1のダイオードDと互いに順方向の閉回路を形成するような極性にした第2のダイオードDおよびコンデンサCからなり、第1のダイオードDと並列に接続された直列回路、コンデンサCの両端間に接続されたツェナーダイオードDおよびフォトカプラPCの直列回路、ならびにコンデンサCに並列接続された放電用の抵抗器Rから構成されている。
【0078】
本実施形態において、インピーダンス回路6"は、配線路間に無視し得ない浮遊静電容量が存在しても、負荷4を外した際にインピーダンス回路6"が側路を提供して電流変成器CTに電流が通流しないようにする作用と、負荷電圧検出手段5'の入力用の分圧器としての作用とを兼ねている。
【0079】
負荷電圧検出手段5'は、倍電圧整流方式であるため、放電ランプのランプ電圧のピーク間電圧を検出することができ、このため負荷4が放電ランプの場合に寿命末期に発生する半波放電を検出することができる。このピーク間電圧が、ツェナーダイオードDZによって設定された所定値を超えると、フォトカプラPC1が発光して、負荷の放電ランプが寿命末期になったことを示す。
【0080】
また、負荷4を外していてインバータ動作が停止していない場合に、浮遊静電容量Cと出力トランスのインダクタンスとの共振点近傍の非常に高い電圧が発生されるが、負荷電圧検出手段5'は、この高い電圧を検出することができる。インバータ装置側に上記高い電圧が検出されたときに応動してインバータ装置を安全方向に制御する手段を配設すれば、このような場合に安全化を図ることが可能である。
【0081】
図4は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図である。
【0082】
図3と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0083】
本実施形態は、負荷電圧検出手段5"、制御回路BD1'、BD2'および安全手段7を配設している点において、図3に示す第3の実施形態と異なる。
【0084】
負荷電圧検出手段5"は、ツェナーダイオードDZに抵抗器Rを直列接続し、抵抗器Rの端子電圧に応動するようPUTを配設し、さらにPUTのオン時に発光するようフォトカプラPCを接続して構成されている。
【0085】
制御回路BD1'、BD2'は、コンデンサの容量をFETQ、Qによって変化させることができるように構成されている。すなわち、制御回路中の並列接続されたコンデンサC、Cの一方CをFETQ、Qと直列接続してある。
【0086】
安全手段7は、以下のように構成されている。すなわち、起動信号発生回路Trigの点AとフォトカプラCPに応動するようにトランジスタQを配設している。また、直流電源2からツェナーダイオードDZ1により所定電圧に充電される電解コンデンサCとこのコンデンサの充電電圧および電圧分割回路VDの電圧とを比較して決定されるレベルでオンされるトランジスタQとを配設し、トランジスタQがオンとしているときに、前記一方のFETQがオンされるように接続されている。他方のFETQは前記トランジスタQがオフしているときにオンされるように接続されている。なお、RはコンデンサCの放電抵抗である。
【0087】
そうして、負荷電圧検出手段5"は、負荷4を外した際に高い2次開放電圧が発生した場合、ツェナーダイオードDが導通する。ツェナーダイオードDの導通に伴ってPUTがオンする。すると、フォトカプラPCが発光する。
【0088】
なお、PUTはその保持電流が流れている間オン状態を維持すなわちラッチし、これによって安全手段7がラッチされる。この状態では帰還電流がなくなっているのに加え、スイッチング手段Q、Qのオンデューティが小さくなるので、インバータ主回路3の発振は急速に減衰し、やがて停止する。インバータ主回路3のインバータ動作が停止して保持電流が遮断されると、PUTはリセットされ、これによって安全手段7のラッチが解除される。
【0089】
負荷電圧検出手段5"が上記のように作動すると、安全回路7は次のように作動する。すなわち、フォトカプラPCが発光すると、それをフォトカプラPCが受光するので、トランジスタQがオンする。これによりFETQはオフする。したがって、コンデンサC開路するので、制御路BD1の容量が減少する。一方、トランジスタQのオンに伴い電解コンデンサCの充電電荷はトランジスタQによって短絡されるので、電位が低下し、このためトランジスタQはオフする。これによってFETQはオフするから、制御回路BD2の容量も減少する。
制御回路BD1、BD2の容量減少により、スイッチング手段Q、Qの制御信号はオンデューティが短くなるので、インバータ装置の出力は低下するから、安全を図れる。
【0090】
次に、スイッチング手段Q、Qのスイッチング異常に対する安全手段の安全化作用について説明する。
【0091】
スイッチング手段Q、Qが正常動作時においては、起動信号発生回路TrigのA点は、コンデンサCの電荷がスイッチング手段Qのオン時に放電されるため、実質的に0である。
【0092】
ところが、負荷4を外した際に電流帰還が減少して制御信号電流が低下すると、スイッチング手段Qは十分にオンできないため、電圧降下を生じ、これに伴ってA点電位も上昇する。すると、安全回路7のB点電位も上昇し、トランジスタQがオンする。トランジスタQがオンすると、以後は前述と同様の作動が行われ、インバータ装置の出力は低下し、安全を図れる。
【0093】
図5は、図4における負荷を外した状態の各部の電圧、電流波形を示す波形図である。
【0094】
すなわち、時間Tにおいて負荷すなわち放電ランプを外した場合、スイッチング手段Qのコレクタ電流ICQ2は非常に少なくなるが、インバータ動作は継続するためにインバータ装置の出力電圧VOUTは一時的に高くなり、スイッチング手段Qのコレクタ電圧も残存するが、負荷電圧検出手段5"および安全手段7が作動するため、その時以降インバータ主回路3はインバータ動作を停止する。そして、出力電圧VOUTは消滅する。
【0095】
インバータ装置の出力がなくなると、起動信号発生回路Trigが再動作して起動電圧VTrigが発生するが、負荷電圧検出手段5"が検出動作をラッチしているため、トランジスタQはオン状態を維持して電解コンデンサCの電位VC3が0状態を継続しているから、インバータ装置は停止を継続する。フォトカプラPCの電流波形IPC1から理解できるように負荷電圧検出手段5"したがって安全手段のラッチ時間が起動信号の発生期間より長いので、インバータ装置は再動作しない。なお、図5はスイッチング手段の数サイクルの間においてインバータ主回路3の動作が停止することを示しているが、この時間は主として負荷電圧検出手段5"および安全手段7の回路部品の定数により定まるものであり、したがって回路部品の定数を変えることにより、動作時間の遅速を任意に設定することができる。
【0096】
これに対して、図12に示す従来のインバータ装置においては、負荷電圧検出回路が放電ランプの非電源側端子間に接続されているから、ランプを外した場合には作動しないため、ランプ電圧検出回路のフォトカプラに応動する図4におけるのと同様な安全回路115を設けていても図13に示すようにIPC1は0、電解コンデンサCの電位は変化しない。
【0097】
図6は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第5の実施形態を示す回路図である。
【0098】
図4と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0099】
本実施形態は、インバータ主回路3'および直流電源2が異なる。
【0100】
すなわち、インバータ主回路3'は、トランジスタQをスイッチング手段とする一石式のもので、これに伴って直流電源2'は平滑化直流を供給する。トランジスタQのコレクタを出力トランスTの1次巻線を介して直流電源の正極に、エミッタを負極にそれぞれ接続し、1次巻線と並列に共振用のコンデンサCを接続している。トランジスタQの制御回路BのコンデンサC、CのうちCをFETQにより開路できるようにしている点は図4と同様である。
【0101】
電流変成器CTは、1次巻線が出力トランスの2次側に挿入され、2巻線が制御開路Bに挿入されている点も図4と同様である。
【0102】
安全手段7'は、トランジスタQ、Qを備えて図4と同様な作用をするように構成されている。
【0103】
直流電源2'は、整流回路および平滑化回路から構成される平滑化直流を出力する。
【0104】
そうして、本実施形態の作用もまた図4と基本的には同様である。
【0105】
図7は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第6の実施形態を示す回路図である。
【0106】
図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0107】
本実施形態は負荷を外した際に異常発振を生じたら、これを検出してインバータ装置をして自励発振を維持できなくさせることにより、インバータ動作を停止させようとするものである。
【0108】
すなわち、図4のときと同様の理由で異常発振時には起動信号発生回路TrigのA点の電位が上昇するので、トランジスタQ10がオフし、これに伴ってFETQがオフするから、コンデンサCが開路されて制御回路Bの容量がスイッチング手段Qがスイッチングできない程度に小さくなり、インバータ動作は停止する。
【0109】
図8は、図7における負荷を接続した状態での各部の電圧、電流波形を示す波形図である。
【0110】
図9は、同じく負荷を外した状態での各部の電圧、電流波形を示す波形図である。
【0111】
各図において、VTrigは起動時の起動信号電圧、VCQ2はスイッチング手段Qのコレクタ電圧、ICQ2は同じくコレクタ電流、IBQ2はベース電流、VGQ9はFETQのゲート電圧である。
【0112】
図8において起動直後はスイッチング特性が若干良好でないが、すぐ良好な状態で安定動作に移行する。
【0113】
図9において負荷を外すと、最初はスイッチング特性が良好でない状態でスイッチングが行われるが、起動信号発生回路のA点の電位が上昇し、制御回路Bの容量が減少するため、インバータ動作は停止する。
【0114】
図10は、本発明の照明装置の一実施形態を示す照明器具の斜視図である。
【0115】
図において、8は照明器具本体で、9は蛍光ランプである。
【0116】
照明器具本体8は、蛍光ランプ9を支持するとともに、本発明のインバータ装置(図示しない。)を内蔵している。
【0117】
図15は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第7の実施形態を示す回路図である。
【0118】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0119】
本実施形態は、インピーダンス手段6R1として負荷回路10と直列に抵抗器を接続したものである。
【0120】
インピーダンス手段6R1の抵抗器は、その抵抗値が0.5Ωである。
【0121】
なお、Lは負荷回路10に直列接続した限流用のインダクタである。
【0122】
そうして、配線路l1、l2間に浮遊静電容量として100pFのコンデンサを接続して、
負荷4を取り外すた結果、インピーダンス手段6R1の抵抗が浮遊静電容量によるインダクタLとの共振を制動するために、電流変成器CTからの電流帰還は実質的に発生しなかった。
【0123】
また、負荷4にFLR40S・W形蛍光ランプ(東芝製)をランプ電流330mAで点灯し、始動時のフィラメント加熱電流を330mA通流したが、その合成電流は446mAとなり、インピーダンス手段6R1による電力損失は0.1Wであった。
【0124】
さらに、インピーダンス手段6R1に抵抗値を1Ωに代えたところ、電力損失は0.2Wであった。この程度の電力損失ならば、実際上問題にならない。
【0125】
図16は、本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第8の実施形態を示す回路図である。
【0126】
図において、図15と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0127】
本実施形態は、負荷回路10と直列接続のインピーダンス手段6R1に代えて負荷4と並列にインピーダンス手段6R2を接続したものである。
【0128】
負荷4としてFL40S・W形蛍光ランプを用いて、調光点灯させた場合、ランプ電流が125mA、ランプ電圧が120Vのときの負荷抵抗は960Ωである。
【0129】
そこで、インピーダンス手段6R2として80KΩの抵抗器を用いた。
【0130】
また、浮遊静電容量として300pFのコンデンサを配線路l1、l2間に接続して点灯した。
【0131】
そうして、蛍光ランプを取り外した結果、電流変成器CTからの電流帰還は問題にならなかった。
【0132】
また、インピーダンス手段による電力損失は約0.2Wであった。
【0133】
さらに、負荷4としてFLR110H・D/A形蛍光ランプ(東芝製)をランプ電流0.22A、ランプ電圧190Vで調光点灯したときの負荷抵抗は860Ωであるが、この場合の点灯において、蛍光ランプを取り外したときにも問題なかった。なお、電力損失は0.45Wであった。
【0134】
【発明の効果】
請求項1ないし6の各発明によれば、出力トランスを介してスイッチング手段に接続する負荷回路から電流帰還する場合において、出力トランスの2次巻線と並列にインピーダンス手段を接続したことにより、負荷に至る配線路間に無視し得ない浮遊静電容量が存在していても、回路構成が簡単でありながら負荷を外した際に確実にインバータ動作を停止するインバータ装置を提供することができる。
【0135】
請求項2の発明によれば、加えてインピーダンス手段が配線路間の浮遊静電容量のインピーダンスより小さいインピーダンスを有していることにより、負荷回路に並列接続した場合に電流を側路して電流変成器に流れにくくしたインバータ装置を提供することができる。
【0136】
請求項3の発明によれば、加えてインピーダンス手段がコンデンサからなることにより、電力損失が少ないインバータ装置を提供することができる。
【0137】
請求項の発明によれば、加えて非電源側端子間にフィラメント加熱用コンデンサを接続した放電ランプを負荷とし、出力トランスの2次巻線にインピーダンス手段を並列接続したことにより、負荷を取り外した場合に電流を側路して電流変成器に流れにくくした放電ランプ点灯装置用として好適なインバータ装置を提供することができる。
【0138】
請求項の発明によれば、加えてインピーダンス回路を負荷電圧検出手段の一部として兼用することによって構成を簡単化したインバータ装置を提供することができる。
【0139】
請求項の発明によれば、加えて高調波歪を低減したインバータ装置を提供することができる。
【0140】
請求項の発明によれば、請求項1ないしの効果を有する放電灯点灯装置を提供することができる。
【0141】
請求項の発明によれば、請求項1ないしの効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図
【図2】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図
【図3】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第3の実施形態を示す回路図
【図4】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図
【図5】 図4における負荷を外した状態の各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図6】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第5の実施形態を示す回路図
【図7】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第6の実施形態を示す回路図
【図8】 図7における負荷を接続した状態での各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図9】 同じく負荷を外した状態での各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図10】 本発明の照明装置の一実施形態を示す照明器具の斜視図
【図11】 従来の電流帰還形自励発振式のインバータ装置を示す回路図
【図12】 電流帰還を出力トランスの2次側で行う従来の電流帰還形自励発振式のインバータ装置を示す回路図
【図13】 電流帰還を負荷回路から行う従来の電流帰還形自励発振式で直結形のインバータ装置を示す回路図
【図14】 図12においてランプ脱時の各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図15】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第7の実施形態を示す回路図
【図16】 本発明のインバータ装置および放電ランプ点灯装置の第8の実施形態を示す回路図
【符号の説明】
1…交流電源
2…直流電源
3…インバータ主回路
4…負荷
5…負荷電圧検出手段
6…インピーダンス回路
T…絶縁形の出力トランス
、Q…スイッチング手段
D1、BD2…制御回路
T…電流変成器

Claims (8)

  1. 配線路および負荷を接続できるようにした負荷回路と;
    負荷回路にスイッチングされた電圧を印加するように接続されたスイッチング手段と;
    負荷回路に1次巻線を挿入し、2次巻線をスイッチング手段が電流帰還形の自励発振動作を行うようスイッチング手段の制御回路に接続した電流変成器と;
    スイッチング手段および負荷回路の間に介在する出力トランスと;
    出力トランスの2次巻線と並列に接続して負荷を外した際に配線路間の浮遊静電容量による電流が実質的に電流変成器を通流しないように作用するインピーダンス手段と;
    を具備していることを特徴とするインバータ装置。
  2. インピーダンス手段は、配線路間の浮遊静電容量により形成されるインピーダンスより小さいインピーダンスを有していることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. インピーダンス手段は、コンデンサにより構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 負荷は、非電源側端子間にフィラメント予熱用のコンデンサを接続した放電ランプであり;
    インピーダンス手段は、フィラメント予熱用のコンデンサと直列接続されて負荷回路に並列接続されている;
    ことを特徴とする請求1ないしのいずれか一記載のインバータ装置。
  5. インピーダンス手段は、直列接続された複数のコンデンサを含み;
    インピーダンス手段の一部のコンデンサの端子電圧に応動する負荷電圧検出手段を具備している;
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のインバータ装置。
  6. インバータ主回路は、交流を整流して非平滑直流を得る整流手段、直列的に接続されて非平滑直流が印加される第1および第2のスイッチング手段、スイッチング手段を交流の周波数より高い周波数で交互にオン、オフさせる制御回路、一方のスイッチング手段の両端間に設けられ交流の周波数に対して平滑作用を行う第1のコンデンサおよびインダクタの直列的回路、各スイッチング手段のオン、オフに応じてインダクタと協働して共振する第2のコンデンサ、インダクタおよび第2のコンデンサの共振に基づいて高周波出力を得る出力回路、ならびに負荷電流を制御回路に帰還する電流帰還回路を備えてなることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載のインバータ装置。
  7. 請求項1ないしのいずれか一記載のインバータ装置と;
    インバータ装置の出力によって付勢される放電ランプと;
    を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  8. 照明装置本体と;
    照明装置本体に配設された請求項記載の放電ランプ点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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