JPH10199689A - 放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents
放電ランプ点灯装置および照明装置Info
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- JPH10199689A JPH10199689A JP502997A JP502997A JPH10199689A JP H10199689 A JPH10199689 A JP H10199689A JP 502997 A JP502997 A JP 502997A JP 502997 A JP502997 A JP 502997A JP H10199689 A JPH10199689 A JP H10199689A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】寿命末期に安全化手段を継続的に作用させ、ラ
ンプ脱時には放電ランプを再装着したときに始動電圧を
発生できるように安全化手段を制御する放電ランプ点灯
装置およびこれを用いた照明装置を提供する。 【解決手段】放電ランプの異常時に放電ランプを付勢す
る高周波発生手段などを保護する安全化手段に対して保
持手段を設け、放電ランプが寿命末期のときは保持手段
によって安全化手段の作用を継続させ、ランプ脱のとき
は保持手段を動作させないで、安全化手段のみを作用さ
せる。寿命末期およびランプ脱を検出するための手段を
用いるが、放電ランプと直列のインダクタおよびコンデ
ンサの直列回路の電圧を検出すると、ランプ脱時に放電
回路が開放されない構成や他励形の高周波発生手段であ
っても寿命末期およびランプ脱を的確に検出することが
できる。
ンプ脱時には放電ランプを再装着したときに始動電圧を
発生できるように安全化手段を制御する放電ランプ点灯
装置およびこれを用いた照明装置を提供する。 【解決手段】放電ランプの異常時に放電ランプを付勢す
る高周波発生手段などを保護する安全化手段に対して保
持手段を設け、放電ランプが寿命末期のときは保持手段
によって安全化手段の作用を継続させ、ランプ脱のとき
は保持手段を動作させないで、安全化手段のみを作用さ
せる。寿命末期およびランプ脱を検出するための手段を
用いるが、放電ランプと直列のインダクタおよびコンデ
ンサの直列回路の電圧を検出すると、ランプ脱時に放電
回路が開放されない構成や他励形の高周波発生手段であ
っても寿命末期およびランプ脱を的確に検出することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプを高周波
で点灯する放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明
装置に関する。
で点灯する放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電ランプの交流点灯においては、放電
ランプが寿命末期になると、半波放電を起こすことが多
い。半波放電になると、直流モードになってしまうた
め、これが継続すると、インバータなどの高周波発生手
段によって放電ランプを点灯する場合には、高周波発生
手段を損傷するおそれがある。また、放電ランプにおい
ても、フィラメントが過熱してリング垂れにより管壁に
クラックが発生するなどの問題がある。そこで、安全装
置を付設して高周波発生手段や放電ランプを保護するよ
うにしている。また、点灯中に放電ランプが何らかの原
因によって脱落し、または取り外され、あるいは放電回
路の一部たとえばフィラメントが断線した場合(以下、
本発明においてはこれらを総称して「ランプ脱」とい
う。)には、始動時に放電灯に印加する高電圧が連続し
て発生するため、高周波発生手段または負荷回路の絶縁
不良を招く恐れがある。したがって、このようなランプ
脱に対しても安全回路が作動して回路を保護するように
している。
ランプが寿命末期になると、半波放電を起こすことが多
い。半波放電になると、直流モードになってしまうた
め、これが継続すると、インバータなどの高周波発生手
段によって放電ランプを点灯する場合には、高周波発生
手段を損傷するおそれがある。また、放電ランプにおい
ても、フィラメントが過熱してリング垂れにより管壁に
クラックが発生するなどの問題がある。そこで、安全装
置を付設して高周波発生手段や放電ランプを保護するよ
うにしている。また、点灯中に放電ランプが何らかの原
因によって脱落し、または取り外され、あるいは放電回
路の一部たとえばフィラメントが断線した場合(以下、
本発明においてはこれらを総称して「ランプ脱」とい
う。)には、始動時に放電灯に印加する高電圧が連続し
て発生するため、高周波発生手段または負荷回路の絶縁
不良を招く恐れがある。したがって、このようなランプ
脱に対しても安全回路が作動して回路を保護するように
している。
【0003】図11は、特開平1−122599号公報
に記載されている従来のこの種放電ランプ点灯装置の第
1の例を示す回路図である。
に記載されている従来のこの種放電ランプ点灯装置の第
1の例を示す回路図である。
【0004】図において、111は電源回路、112は
タイマ回路、113は主スイッチングトランジスタ、1
14は並列共振回路、115は蛍光ランプ、116は限
流インピーダンス、116aは帰還巻線、117は駆動
回路、118は電圧検出回路、119は遮断回路であ
る。
タイマ回路、113は主スイッチングトランジスタ、1
14は並列共振回路、115は蛍光ランプ、116は限
流インピーダンス、116aは帰還巻線、117は駆動
回路、118は電圧検出回路、119は遮断回路であ
る。
【0005】主スイッチングトランジスタ113、並列
共振回路114および駆動回路117によりインバータ
主回路が構成され、インバータの出力により蛍光ランプ
115が付勢される。駆動回路117は、限流インピー
ダンス116に磁気結合している帰還巻線116aから
駆動信号および駆動エネルギーを得ている。タイマ回路
112は、始動時に蛍光ランプ115を所定時間フィラ
メント予熱するように作用する。
共振回路114および駆動回路117によりインバータ
主回路が構成され、インバータの出力により蛍光ランプ
115が付勢される。駆動回路117は、限流インピー
ダンス116に磁気結合している帰還巻線116aから
駆動信号および駆動エネルギーを得ている。タイマ回路
112は、始動時に蛍光ランプ115を所定時間フィラ
メント予熱するように作用する。
【0006】ところで、この従来の放電ランプ点灯装置
においては、蛍光ランプ115が寿命末期になると、過
大電流が流れて帰還巻線116aの帰還量が増加する。
これに伴い、電圧検出回路118の検出電圧が高くなる
ので、遮断回路119がオンする。すると、主スイッチ
ングトランジスタ113のベース・エミッタ間が短絡さ
れるので、主スイッチングトランジスタ113がオフ
し、インバータ動作を停止する。
においては、蛍光ランプ115が寿命末期になると、過
大電流が流れて帰還巻線116aの帰還量が増加する。
これに伴い、電圧検出回路118の検出電圧が高くなる
ので、遮断回路119がオンする。すると、主スイッチ
ングトランジスタ113のベース・エミッタ間が短絡さ
れるので、主スイッチングトランジスタ113がオフ
し、インバータ動作を停止する。
【0007】ランプ脱の場合は、放電が停止して限流イ
ンピーダンス116に電流が流れないので、帰還巻線1
16aの出力がなくなり、主スイッチングトランジスタ
113は駆動されない。したがって、インバータはその
動作を停止する。
ンピーダンス116に電流が流れないので、帰還巻線1
16aの出力がなくなり、主スイッチングトランジスタ
113は駆動されない。したがって、インバータはその
動作を停止する。
【0008】図12は、特開平1−166495号公報
に記載されている従来のこの種放電ランプ点灯装置の第
2の例を示す回路図である。
に記載されている従来のこの種放電ランプ点灯装置の第
2の例を示す回路図である。
【0009】図において、121は直流電源、122は
ハーフブリッジ形のインバータ、123は限流インダク
タ、124は直流カットコンデンサ、125は蛍光ラン
プ、126はフィラメント予熱電流通電用のインピーダ
ンス、127はフィラメント予熱電流検出回路、128
は発振制御回路である。
ハーフブリッジ形のインバータ、123は限流インダク
タ、124は直流カットコンデンサ、125は蛍光ラン
プ、126はフィラメント予熱電流通電用のインピーダ
ンス、127はフィラメント予熱電流検出回路、128
は発振制御回路である。
【0010】フィラメント予熱電流検出回路127は、
フィラメント予熱電流に比例した電圧を発生するように
構成されている。
フィラメント予熱電流に比例した電圧を発生するように
構成されている。
【0011】発振制御回路128は、それぞれ異なった
基準電圧を設定してある一対のコンパレータ128a、
128bを備えていて、それらの出力に応じてインバー
タ122を制御するように構成されている。
基準電圧を設定してある一対のコンパレータ128a、
128bを備えていて、それらの出力に応じてインバー
タ122を制御するように構成されている。
【0012】さて、蛍光ランプ125が寿命末期になっ
て半波放電状態になると、フィラメント予熱電流通電用
のインピーダンスに流れる電流が増加するので、フィラ
メント予熱電流検出回路127の出力が高くなる。する
と、発振制御回路128の各コンパレータ128a、1
28bがともにHレベルになり、これに伴ってインバー
タ122は発振周波数が高くなるように制御される。そ
の結果、蛍光ランプ125に流れる電流が絞られるた
め、予熱状態になる。
て半波放電状態になると、フィラメント予熱電流通電用
のインピーダンスに流れる電流が増加するので、フィラ
メント予熱電流検出回路127の出力が高くなる。する
と、発振制御回路128の各コンパレータ128a、1
28bがともにHレベルになり、これに伴ってインバー
タ122は発振周波数が高くなるように制御される。そ
の結果、蛍光ランプ125に流れる電流が絞られるた
め、予熱状態になる。
【0013】次に、蛍光ランプ125がランプ脱になる
と、フィラメント予熱電流通電用のインピーダンスの回
路が開放されるため、フィラメント予熱電流検出回路1
27は出力がなくなるから、発振制御回路128の両コ
ンパレータ128a、128bはともにLレベルにな
り、これに伴ってインバータ122は発振周波数が予熱
時と同じに高くなるように制御される。
と、フィラメント予熱電流通電用のインピーダンスの回
路が開放されるため、フィラメント予熱電流検出回路1
27は出力がなくなるから、発振制御回路128の両コ
ンパレータ128a、128bはともにLレベルにな
り、これに伴ってインバータ122は発振周波数が予熱
時と同じに高くなるように制御される。
【0014】ところで、ランプ脱の状態から再び蛍光ラ
ンプ125が装着された場合は、リセット動作を行い、
電源投入時と同じように所定時間発振周波数を高くして
予熱状態にしてから、周波数を徐々に下げるように制御
される。
ンプ125が装着された場合は、リセット動作を行い、
電源投入時と同じように所定時間発振周波数を高くして
予熱状態にしてから、周波数を徐々に下げるように制御
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来の放
電ランプ点灯装置は、放電ランプの寿命末期およびラン
プ脱に対して必要な保護動作を行うことができる。
電ランプ点灯装置は、放電ランプの寿命末期およびラン
プ脱に対して必要な保護動作を行うことができる。
【0016】しかし、第1の従来技術においては、放電
回路のインピーダンスに帰還巻線を設けることができ
て、かつ放電ランプが取り外されたときにはインバータ
の出力側の回路が完全に開放されるような回路方式のも
のに限定され、他の回路方式に適用することができない
という問題がある。
回路のインピーダンスに帰還巻線を設けることができ
て、かつ放電ランプが取り外されたときにはインバータ
の出力側の回路が完全に開放されるような回路方式のも
のに限定され、他の回路方式に適用することができない
という問題がある。
【0017】図12に示す第2の従来技術においては、
寿命末期時に予熱状態にすると述べられているが、どの
ような態様の予熱状態にするのか、またどのような構成
により実現するのか不明である。すなわち、この回路に
おいては、寿命末期時にインバータ122の出力を絞っ
て予熱状態に制御すると、フィラメント予熱電流検出回
路127の出力も低減するため、インバータ122は再
び出力が増加してしまう。すると、またフィラメント予
熱電流検出回路127が出力増加することで、インバー
タ122が出力低減の制御を受けるという間欠的な制御
動作を行うことになるため、放電ランプ125が明滅を
繰り返して甚だ気障りである。
寿命末期時に予熱状態にすると述べられているが、どの
ような態様の予熱状態にするのか、またどのような構成
により実現するのか不明である。すなわち、この回路に
おいては、寿命末期時にインバータ122の出力を絞っ
て予熱状態に制御すると、フィラメント予熱電流検出回
路127の出力も低減するため、インバータ122は再
び出力が増加してしまう。すると、またフィラメント予
熱電流検出回路127が出力増加することで、インバー
タ122が出力低減の制御を受けるという間欠的な制御
動作を行うことになるため、放電ランプ125が明滅を
繰り返して甚だ気障りである。
【0018】本発明は、寿命末期には継続的に安全化手
段を作用させ、ランプ脱時には放電ランプを再装着した
ときに始動電圧を発生できるように安全化手段を制御す
る放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置を提
供することを目的とする。
段を作用させ、ランプ脱時には放電ランプを再装着した
ときに始動電圧を発生できるように安全化手段を制御す
る放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置を提
供することを目的とする。
【0019】本発明は、放電ランプの寿命末期およびラ
ンプ脱の異常を的確に検出して安全化を図ることができ
る放電ランプ点灯装置を提供することを他の目的とす
る。
ンプ脱の異常を的確に検出して安全化を図ることができ
る放電ランプ点灯装置を提供することを他の目的とす
る。
【0020】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電ラ
ンプ点灯装置は、高周波発生手段と;高周波発生手段の
高周波出力により付勢される放電ランプと;放電ランプ
の異常時に高周波発生手段などを保護する安全化手段
と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;放電ラ
ンプが寿命末期のときに安全化手段および保持手段を作
動させるとともに、ランプ脱のときに安全化手段を作動
させるが保持手段を作動させない制御手段と;を具備し
ていることを特徴としている。
ンプ点灯装置は、高周波発生手段と;高周波発生手段の
高周波出力により付勢される放電ランプと;放電ランプ
の異常時に高周波発生手段などを保護する安全化手段
と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;放電ラ
ンプが寿命末期のときに安全化手段および保持手段を作
動させるとともに、ランプ脱のときに安全化手段を作動
させるが保持手段を作動させない制御手段と;を具備し
ていることを特徴としている。
【0021】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0022】高周波発生手段は、高周波を発生するもの
であれば、インバータまたはインバータおよびチョッパ
の組み合わせなどどのような構成のものであってもよ
い。インバータは、一石式インバータ、並列インバー
タ、ハーフブリッジインバータ、フルブリッジインバー
タまたは上記各インバータの変形などどのようなインバ
ータであってもよい。
であれば、インバータまたはインバータおよびチョッパ
の組み合わせなどどのような構成のものであってもよ
い。インバータは、一石式インバータ、並列インバー
タ、ハーフブリッジインバータ、フルブリッジインバー
タまたは上記各インバータの変形などどのようなインバ
ータであってもよい。
【0023】高周波とは、点灯装置の小形化、軽量化お
よびまたは点灯効率向上を目的とする点から、本発明に
おいては10KHz以上、好ましくはスイッチング手段
のスイッチング損失およびコストの観点から40KHz
〜250KHzとする。
よびまたは点灯効率向上を目的とする点から、本発明に
おいては10KHz以上、好ましくはスイッチング手段
のスイッチング損失およびコストの観点から40KHz
〜250KHzとする。
【0024】放電ランプは、寿命末期時に異常放電にな
るものには全て効果的であり、フィラメント電極を備え
た放電ランプに限定されない。しかし、蛍光ランプのよ
うにフィラメント電極を備えた放電ランプに好適であ
る。
るものには全て効果的であり、フィラメント電極を備え
た放電ランプに限定されない。しかし、蛍光ランプのよ
うにフィラメント電極を備えた放電ランプに好適であ
る。
【0025】安全化手段は、放電ランプの異常時に高周
波発生手段など所要のものを保護するものであれば、ど
のような保護態様および構成であってもよい。
波発生手段など所要のものを保護するものであれば、ど
のような保護態様および構成であってもよい。
【0026】放電ランプの異常とは、放電ランプの寿命
末期およびランプ脱の状態を含む。ランプ脱には、原因
の如何を問わないで、放電ランプが取り外され、放電ラ
ンプが高周波発生手段に適正に接続されないで照明装置
に装着され、または放電ランプのフィラメントまたは導
入線が断線している状態を含む。
末期およびランプ脱の状態を含む。ランプ脱には、原因
の如何を問わないで、放電ランプが取り外され、放電ラ
ンプが高周波発生手段に適正に接続されないで照明装置
に装着され、または放電ランプのフィラメントまたは導
入線が断線している状態を含む。
【0027】安全化のための保護の態様の一例をあげれ
ば、高周波発生手段の出力を絞ること、または出力を停
止することである。出力を絞る方法としては、出力周波
数を高くして限流インピーダンス手段のインピーダンス
値を大きくしたり、高周波発生手段のスイッチング手段
のオンデューティを小さくするなどどのような方法であ
ってもよい。
ば、高周波発生手段の出力を絞ること、または出力を停
止することである。出力を絞る方法としては、出力周波
数を高くして限流インピーダンス手段のインピーダンス
値を大きくしたり、高周波発生手段のスイッチング手段
のオンデューティを小さくするなどどのような方法であ
ってもよい。
【0028】保持手段は、安全化手段の動作を保持する
ことができればどのようなものであってもよい。
ことができればどのようなものであってもよい。
【0029】制御手段は、寿命末期のときに安全化手段
および保持手段を作動させる機能と、ランプ脱のときに
安全化手段を動作させるが保持手段は動作させない機能
を備えていれば、どのような構成であってもよい。
および保持手段を作動させる機能と、ランプ脱のときに
安全化手段を動作させるが保持手段は動作させない機能
を備えていれば、どのような構成であってもよい。
【0030】そうして、本発明においては、放電ランプ
が寿命末期になると、制御手段がこれを判別して安全化
手段および保持手段を動作させるので、安全化手段は保
持手段によってその作用を継続する。安全化手段が動作
すると、高周波発生手段は保護動作となり、たとえば出
力が絞られる。この保護動作は正常な放電ランプに交換
されるまで継続する。しかも、保護動作は継続するか
ら、放電ランプが気障りな明滅を繰り返すようなことは
ない。放電ランプが交換のために取り外されると、制御
手段が、ランプ脱と判別し、保持手段が動作を停止する
ように構成して、新しい放電ランプの交換と同時に始動
電圧が自動的に発生するようにしてもよい。また、新し
い放電ランプに交換するときに電源をいったんオフにす
る、すなわちリセットすることによって、高周波発生手
段が始動電圧を発生して放電ランプを始動させ、点灯す
るように構成してもよい。
が寿命末期になると、制御手段がこれを判別して安全化
手段および保持手段を動作させるので、安全化手段は保
持手段によってその作用を継続する。安全化手段が動作
すると、高周波発生手段は保護動作となり、たとえば出
力が絞られる。この保護動作は正常な放電ランプに交換
されるまで継続する。しかも、保護動作は継続するか
ら、放電ランプが気障りな明滅を繰り返すようなことは
ない。放電ランプが交換のために取り外されると、制御
手段が、ランプ脱と判別し、保持手段が動作を停止する
ように構成して、新しい放電ランプの交換と同時に始動
電圧が自動的に発生するようにしてもよい。また、新し
い放電ランプに交換するときに電源をいったんオフにす
る、すなわちリセットすることによって、高周波発生手
段が始動電圧を発生して放電ランプを始動させ、点灯す
るように構成してもよい。
【0031】次に、ランプ脱の場合は、安全化手段のみ
が動作するので、放電ランプが装着されると、高周波発
生手段が始動電圧を発生するから、放電ランプは速やか
に始動して点灯する。
が動作するので、放電ランプが装着されると、高周波発
生手段が始動電圧を発生するから、放電ランプは速やか
に始動して点灯する。
【0032】請求項2の発明の放電ランプ点灯装置は、
高周波発生手段と;高周波発生手段の高周波出力により
付勢される放電ランプと;高周波発生手段および放電ラ
ンプの間に直列に介在するインピーダンス手段と;放電
ランプの異常時に高周波発生手段などを保護する安全化
手段と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;放
電ランプの異常を電圧の変化として検出する電圧検出手
段と;放電ランプの異常時において電圧検出手段の電圧
が第1の所定値より高いときに安全化手段および保持手
段を作動させるとともに、第2の所定値より低いときに
安全化手段を作動させる制御手段と;を具備しているこ
とを特徴としている。
高周波発生手段と;高周波発生手段の高周波出力により
付勢される放電ランプと;高周波発生手段および放電ラ
ンプの間に直列に介在するインピーダンス手段と;放電
ランプの異常時に高周波発生手段などを保護する安全化
手段と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;放
電ランプの異常を電圧の変化として検出する電圧検出手
段と;放電ランプの異常時において電圧検出手段の電圧
が第1の所定値より高いときに安全化手段および保持手
段を作動させるとともに、第2の所定値より低いときに
安全化手段を作動させる制御手段と;を具備しているこ
とを特徴としている。
【0033】本発明において、電圧検出手段は、放電ラ
ンプの異常を電圧の変化として検出できるのであればそ
の構成を問わない。たとえば放電ランプの両端間の電圧
を検出してもよいし、放電ランプと直列接続されるイン
ピーダンス手段の端子電圧を検出してもよい。また、放
電ランプのフィラメント加熱回路に流れる電流を電圧の
変化として検出してもよい。
ンプの異常を電圧の変化として検出できるのであればそ
の構成を問わない。たとえば放電ランプの両端間の電圧
を検出してもよいし、放電ランプと直列接続されるイン
ピーダンス手段の端子電圧を検出してもよい。また、放
電ランプのフィラメント加熱回路に流れる電流を電圧の
変化として検出してもよい。
【0034】放電ランプと直列接続されるインピーダン
ス手段の電圧を検出する場合、放電ランプの安定な点灯
のための限流インピーダンス手段の一部または全部であ
ってもよいし、要すれば電圧を検出するためのみで接続
されたインピーダンス手段であってもよい。
ス手段の電圧を検出する場合、放電ランプの安定な点灯
のための限流インピーダンス手段の一部または全部であ
ってもよいし、要すれば電圧を検出するためのみで接続
されたインピーダンス手段であってもよい。
【0035】電圧検出手段の電圧の第1の所定値は、以
下により決定する。すなわち、放電ランプの異常時すな
わち寿命末期になって半波放電が生じたとき、電圧検出
手段の検出電圧が正常点灯時のそれより上昇するように
しておき、異常時の上昇電圧電圧と、正常点灯時の電圧
との中間に第1の所定値を設定する。また、第2の所定
値は、正常点灯時の電圧と0Vとの間に設定する。
下により決定する。すなわち、放電ランプの異常時すな
わち寿命末期になって半波放電が生じたとき、電圧検出
手段の検出電圧が正常点灯時のそれより上昇するように
しておき、異常時の上昇電圧電圧と、正常点灯時の電圧
との中間に第1の所定値を設定する。また、第2の所定
値は、正常点灯時の電圧と0Vとの間に設定する。
【0036】そうして、本発明においては、電圧検出手
段の電圧が第1の所定値より高いか第2の所定値より低
いかにより、放電ランプの異常の種類を判別するので、
正確かつ迅速に検出でき、しかも異常の内容にしたがっ
て最適な安全化を図ることができる。
段の電圧が第1の所定値より高いか第2の所定値より低
いかにより、放電ランプの異常の種類を判別するので、
正確かつ迅速に検出でき、しかも異常の内容にしたがっ
て最適な安全化を図ることができる。
【0037】請求項3の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項2記載の放電ランプ点灯装置において、電圧検出
手段は、少なくとも一部が放電ランプのバラスト要素で
あるところのインピーダンス手段の電圧を検出するよう
に構成されていることを特徴としている。
請求項2記載の放電ランプ点灯装置において、電圧検出
手段は、少なくとも一部が放電ランプのバラスト要素で
あるところのインピーダンス手段の電圧を検出するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0038】バラスト要素とは、放電ランプを安定に点
灯するための限流インピーダンスであり、インダクタ、
コンデンサおよび抵抗器のいずれか一または任意の組み
合わせであることを許容する。
灯するための限流インピーダンスであり、インダクタ、
コンデンサおよび抵抗器のいずれか一または任意の組み
合わせであることを許容する。
【0039】少なくとも一部が放電ランプのバラスト要
素であるとは、バラスト要素以外の機能を有するインピ
ーダンスを含むことを許容するという意味である。たと
えば高周波発生手段がトランスレスタイプの場合に、高
周波発生手段と放電ランプとの間を直流的に遮断するた
めに、直流カットコンデンサを挿入することがあるが、
この直流カットコンデンサをインピーダンス手段の一部
として用いることができる。
素であるとは、バラスト要素以外の機能を有するインピ
ーダンスを含むことを許容するという意味である。たと
えば高周波発生手段がトランスレスタイプの場合に、高
周波発生手段と放電ランプとの間を直流的に遮断するた
めに、直流カットコンデンサを挿入することがあるが、
この直流カットコンデンサをインピーダンス手段の一部
として用いることができる。
【0040】また、インピーダンス手段の電圧を検出す
るには、インピーダンス手段全体の電圧降下を検出して
もよいし、インピーダンス手段の一部の電圧降下を検出
してもよい。インピーダンス手段の一部または全部と並
列に検出手段を接続してもよいし、誘導的に検出しても
よい。インピーダンス手段の少なくとも一部がインダク
タである場合には、インダクタに2次巻線を配設して電
圧検出してもよい。
るには、インピーダンス手段全体の電圧降下を検出して
もよいし、インピーダンス手段の一部の電圧降下を検出
してもよい。インピーダンス手段の一部または全部と並
列に検出手段を接続してもよいし、誘導的に検出しても
よい。インピーダンス手段の少なくとも一部がインダク
タである場合には、インダクタに2次巻線を配設して電
圧検出してもよい。
【0041】そうして、本発明においては、放電ランプ
のバラスト要素の電圧を検出するようにしたので、検出
が容易で、回路構成も簡単にすることができる。
のバラスト要素の電圧を検出するようにしたので、検出
が容易で、回路構成も簡単にすることができる。
【0042】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項3記載の放電ランプ点灯装置において、インピー
ダンス手段は、直列接続されたインダクタおよびコンデ
ンサを含むことを特徴としている。
請求項3記載の放電ランプ点灯装置において、インピー
ダンス手段は、直列接続されたインダクタおよびコンデ
ンサを含むことを特徴としている。
【0043】本発明においては、インピーダンス手段の
電圧は放電ランプのランプ電圧にほぼ比例しており、し
かも放電ランプのフィラメント電極と並列にインピーダ
ンスを接続しているために、ランプ脱でも放電回路が開
放されないような場合や高周波発生手段が他励形であっ
てもランプ脱の検出ができるので、放電ランプの異常検
出に最適である。
電圧は放電ランプのランプ電圧にほぼ比例しており、し
かも放電ランプのフィラメント電極と並列にインピーダ
ンスを接続しているために、ランプ脱でも放電回路が開
放されないような場合や高周波発生手段が他励形であっ
てもランプ脱の検出ができるので、放電ランプの異常検
出に最適である。
【0044】請求項5の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、保持手段は、高周波発生手段の電源から保
持電流を得ることを特徴としている。
請求項1ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、保持手段は、高周波発生手段の電源から保
持電流を得ることを特徴としている。
【0045】本発明は、高周波発生手段の電源から保持
電流を得るので、高周波発生手段の動作の如何にかかわ
らず保持電流を安定に得ることができる。したがって、
異常時に高周波発生手段の動作を停止させるなど保護動
作を多様化することができる。
電流を得るので、高周波発生手段の動作の如何にかかわ
らず保持電流を安定に得ることができる。したがって、
異常時に高周波発生手段の動作を停止させるなど保護動
作を多様化することができる。
【0046】請求項6の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、保持手段は、高周波発生手段の高周波出力
から保持電流を得ることを特徴としている。
請求項1ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、保持手段は、高周波発生手段の高周波出力
から保持電流を得ることを特徴としている。
【0047】安全化手段が動作したときに高周波発生手
段の出力を絞るように構成されている場合、高周波発生
手段は動作しているので、絞られた出力でも所要の保持
電流を確保できるように構成することにより、保持電流
を高周波発生手段の出力から得ることができる。
段の出力を絞るように構成されている場合、高周波発生
手段は動作しているので、絞られた出力でも所要の保持
電流を確保できるように構成することにより、保持電流
を高周波発生手段の出力から得ることができる。
【0048】請求項7の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし6のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、制御手段は、所定値を設定する定電圧手段
を含むとともに、保持電流源の電圧を定電圧手段により
定電圧化し;保持手段は、安全化手段と直列に接続され
たスイッチ手段を含む;ことを特徴としている。
請求項1ないし6のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、制御手段は、所定値を設定する定電圧手段
を含むとともに、保持電流源の電圧を定電圧手段により
定電圧化し;保持手段は、安全化手段と直列に接続され
たスイッチ手段を含む;ことを特徴としている。
【0049】本発明は、制御手段および保持手段の具体
的な回路構成例を規定しているもので、所定値を定電圧
手段で設定し、保持手段を定電圧手段と直列接続された
スイッチで構成しているので、制御手段の回路構成を簡
単にするとともに、動作の安定性を良好にすることがで
きる。
的な回路構成例を規定しているもので、所定値を定電圧
手段で設定し、保持手段を定電圧手段と直列接続された
スイッチで構成しているので、制御手段の回路構成を簡
単にするとともに、動作の安定性を良好にすることがで
きる。
【0050】請求項8の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし7のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、安全化手段は、高周波発生手段を制御する
フォトカプラであることを特徴としている。
請求項1ないし7のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、安全化手段は、高周波発生手段を制御する
フォトカプラであることを特徴としている。
【0051】本発明は、安全化手段をフォトカプラで構
成しているので、回路設計が容易であり、高周波発生手
段の制御も容易となる。
成しているので、回路設計が容易であり、高周波発生手
段の制御も容易となる。
【0052】請求項9の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし8のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、安全化手段は、高周波発生手段の出力を低
減させることで安全を図ることを特徴としている。
請求項1ないし8のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、安全化手段は、高周波発生手段の出力を低
減させることで安全を図ることを特徴としている。
【0053】本発明においては、高周波発生手段の出力
を低減する方法は問わない。
を低減する方法は問わない。
【0054】請求項10の発明は、高周波発生手段と;
高周波発生手段の高周波出力により付勢される放電ラン
プと;高周波発生手段および放電ランプの間に直列に介
在するインダクタおよびコンデンサの直列回路と;放電
ランプが異常時に高周波発生手段を保護する安全化手段
と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;インダ
クタおよびコンデンサの直列回路の電圧を検出する電圧
検出手段と;電圧検出手段の出力に応じて安全化手段を
作動させる制御手段と;を具備していることを特徴とし
ている。
高周波発生手段の高周波出力により付勢される放電ラン
プと;高周波発生手段および放電ランプの間に直列に介
在するインダクタおよびコンデンサの直列回路と;放電
ランプが異常時に高周波発生手段を保護する安全化手段
と;安全化手段の動作を保持させる保持手段と;インダ
クタおよびコンデンサの直列回路の電圧を検出する電圧
検出手段と;電圧検出手段の出力に応じて安全化手段を
作動させる制御手段と;を具備していることを特徴とし
ている。
【0055】本発明は、放電ランプの異常を検出するの
に最適な構成を明確にするものである。すなわち、イン
ダクタおよびコンデンサの直列接続からなるインピーダ
ンス手段を放電ランプと直列に接続すると、前記したよ
うに放電ランプの異常を的確に、しかも簡単な構成で検
出することができる。制御手段は、安全化手段を作動さ
せればよく、保持手段の有無および制御の手法は問わな
い。
に最適な構成を明確にするものである。すなわち、イン
ダクタおよびコンデンサの直列接続からなるインピーダ
ンス手段を放電ランプと直列に接続すると、前記したよ
うに放電ランプの異常を的確に、しかも簡単な構成で検
出することができる。制御手段は、安全化手段を作動さ
せればよく、保持手段の有無および制御の手法は問わな
い。
【0056】請求項11の発明の照明装置は、照明装置
本体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし10
のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置と;を具備して
いることを特徴としている。
本体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし10
のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置と;を具備して
いることを特徴としている。
【0057】本発明の照明装置は、各種照明器具、画像
表示装置、電球形蛍光ランプなど何らかの目的で放電ラ
ンプの発光を利用するあらゆるものに適応する。
表示装置、電球形蛍光ランプなど何らかの目的で放電ラ
ンプの発光を利用するあらゆるものに適応する。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0059】図1は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態を示す回路図である。
1の実施形態を示す回路図である。
【0060】図において、1は直流電源、2は高周波発
生手段、3は放電ランプ、4はフィラメント加熱用コン
デンサ、5はインピーダンス手段、6は電圧検出手段、
7は保護手段である。
生手段、3は放電ランプ、4はフィラメント加熱用コン
デンサ、5はインピーダンス手段、6は電圧検出手段、
7は保護手段である。
【0061】高周波発生手段2は、一石式トランジスタ
インバータからなり、このインバータはトランジスタ2
a、インダクタ2cおよびコンデンサ2bからなる並列
形の共振回路2d、駆動回路2eならびにダイオード2
gを主体として構成されている。駆動回路2eは、後述
する保護手段7からの信号により、出力を低減すること
ができるように構成されている。
インバータからなり、このインバータはトランジスタ2
a、インダクタ2cおよびコンデンサ2bからなる並列
形の共振回路2d、駆動回路2eならびにダイオード2
gを主体として構成されている。駆動回路2eは、後述
する保護手段7からの信号により、出力を低減すること
ができるように構成されている。
【0062】放電ランプ3は、フィラメント電極3aを
備えた蛍光ランプである。
備えた蛍光ランプである。
【0063】フィラメント加熱用コンデンサ4は、放電
ランプ3の両フィラメント電極3aの非電源側端子間に
接続されてフィラメント加熱回路を形成している。
ランプ3の両フィラメント電極3aの非電源側端子間に
接続されてフィラメント加熱回路を形成している。
【0064】インピーダンス手段5は、放電ランプ3と
直列接続されてバラスト要素を構成している。
直列接続されてバラスト要素を構成している。
【0065】電圧検出手段6は、インピーダンス手段5
の両端間に接続されていて、インピーダンス手段5の電
圧を検出する。
の両端間に接続されていて、インピーダンス手段5の電
圧を検出する。
【0066】保護手段7は、制御手段、安全化手段およ
び保持手段から構成されている。
び保持手段から構成されている。
【0067】制御手段は、電圧検出手段6の出力に応動
するもので、放電ランプの異常時に所定値を基準にして
電圧検出手段6の出力が第1の所定値より高ければ、放
電ランプが寿命末期であると判別し、だい2の所定値よ
り低ければランプ脱と判別する。そして、制御手段は、
判別が寿命末期であるときは、安全化手段を動作させる
と同時に保持手段を動作させて安全化手段の動作を保持
させる。また、制御手段は、ランプ脱と判別したときに
は、安全化手段のみを動作させる。さらに、制御手段
は、放電ランプが正常点灯しているときには、電圧検出
手段6の出力は第1および第2の所定値の中間にあるの
で、そのため安全化手段を動作させるまでに至らない。
するもので、放電ランプの異常時に所定値を基準にして
電圧検出手段6の出力が第1の所定値より高ければ、放
電ランプが寿命末期であると判別し、だい2の所定値よ
り低ければランプ脱と判別する。そして、制御手段は、
判別が寿命末期であるときは、安全化手段を動作させる
と同時に保持手段を動作させて安全化手段の動作を保持
させる。また、制御手段は、ランプ脱と判別したときに
は、安全化手段のみを動作させる。さらに、制御手段
は、放電ランプが正常点灯しているときには、電圧検出
手段6の出力は第1および第2の所定値の中間にあるの
で、そのため安全化手段を動作させるまでに至らない。
【0068】したがって、ランプ脱の場合には、放電ラ
ンプを再装着すれば、始動電圧が印加されて放電ランプ
を再動作させることができる。
ンプを再装着すれば、始動電圧が印加されて放電ランプ
を再動作させることができる。
【0069】これに対して、放電ランプが寿命末期には
保持手段が動作して安全化手段が継続的に動作するの
で、新しい放電ランプに交換するために、異常の放電ラ
ンプを取り外すと、制御手段はランプ脱を判別して、保
持手段の動作を停止させるから、高周波発生手段2は始
動電圧を発生し、新しい放電ランプを始動する。
保持手段が動作して安全化手段が継続的に動作するの
で、新しい放電ランプに交換するために、異常の放電ラ
ンプを取り外すと、制御手段はランプ脱を判別して、保
持手段の動作を停止させるから、高周波発生手段2は始
動電圧を発生し、新しい放電ランプを始動する。
【0070】図2は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態における要部を示す回路図である。
1の実施形態における要部を示す回路図である。
【0071】図において、図1と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
を付して説明は省略する。
【0072】インピーダンス手段5は、バラスト要素を
構成するインダクタ5aおよび直流カットコンデンサ5
bの直列回路にて構成されている。
構成するインダクタ5aおよび直流カットコンデンサ5
bの直列回路にて構成されている。
【0073】電圧検出手段6は、抵抗分圧器6a、コン
デンサ6b、6cとダイオード6d、6eとで形成され
た倍電圧整流回路および放電用の抵抗器6fから構成さ
れている。
デンサ6b、6cとダイオード6d、6eとで形成され
た倍電圧整流回路および放電用の抵抗器6fから構成さ
れている。
【0074】8は安全化手段で、フォトカプラにて構成
されている。8aはフォトカプラの発光ダイオードであ
る。
されている。8aはフォトカプラの発光ダイオードであ
る。
【0075】9は保持手段で、安全化手段8と直列接続
されたPUT素子9aおよびPUT素子9aと並列接続
されたトランジスタ9bにて構成にて構成されている。
トランジスタ9bのベースには電圧検出手段6の出力が
印加される。
されたPUT素子9aおよびPUT素子9aと並列接続
されたトランジスタ9bにて構成にて構成されている。
トランジスタ9bのベースには電圧検出手段6の出力が
印加される。
【0076】10は制御手段で、電圧検出手段6の出力
を受けて安全化手段8およびPUT素子9aの直列回路
に対して電解コンデンサ10aによって平滑化された電
源を供給するとともに、定電圧ダイオード10bを備え
ている。定電圧ダイオード10bには、抵抗器10cを
介して電圧検出手段6の出力が電解コンデンサ10aで
平滑化されて印加される。抵抗器10cおよび定電圧ダ
イオード10bの接続点は保持手段9のPUT素子9a
のゲートに接続されている。
を受けて安全化手段8およびPUT素子9aの直列回路
に対して電解コンデンサ10aによって平滑化された電
源を供給するとともに、定電圧ダイオード10bを備え
ている。定電圧ダイオード10bには、抵抗器10cを
介して電圧検出手段6の出力が電解コンデンサ10aで
平滑化されて印加される。抵抗器10cおよび定電圧ダ
イオード10bの接続点は保持手段9のPUT素子9a
のゲートに接続されている。
【0077】そうして、放電ランプ3が寿命末期になる
と、インピーダンス手段5の電圧が高くなり、電圧検出
手段6で検出され倍電圧整流されて、制御手段10に印
加される。制御手段10は電解コンデンサ10aで平滑
化された電圧とPUT素子9aおよび安全化手段8の直
列回路に印加する。PUT素子9aのゲートには定電圧
ダイオード10bの定電圧が印加される。これによって
PUT素子9aがオンし、安全化手段8が動作してフォ
トカプラを構成している発光ダイオード8aが発光す
る。安全手段8が動作すると、図示しない高周波発生手
段2の駆動回路が制御されて高周波発生手段2はその出
力を低減する。しかし、PUT素子9aにはそのアノー
ドに保持電流が直流電源1から継続して供給されるの
で、保持手段9はオン状態を保持し、安全化手段8は動
作を継続する。すなわち高周波発生手段2は出力を絞り
続ける。新しい放電ランプに交換すると、電圧検出手段
6の出力によってトランジスタ9bのベース電流が流れ
るため、トランジスタ9bはオンし、PUT素子9aを
リセットする。これにより始動電圧が発生して放電ラン
プを始動し点灯する。
と、インピーダンス手段5の電圧が高くなり、電圧検出
手段6で検出され倍電圧整流されて、制御手段10に印
加される。制御手段10は電解コンデンサ10aで平滑
化された電圧とPUT素子9aおよび安全化手段8の直
列回路に印加する。PUT素子9aのゲートには定電圧
ダイオード10bの定電圧が印加される。これによって
PUT素子9aがオンし、安全化手段8が動作してフォ
トカプラを構成している発光ダイオード8aが発光す
る。安全手段8が動作すると、図示しない高周波発生手
段2の駆動回路が制御されて高周波発生手段2はその出
力を低減する。しかし、PUT素子9aにはそのアノー
ドに保持電流が直流電源1から継続して供給されるの
で、保持手段9はオン状態を保持し、安全化手段8は動
作を継続する。すなわち高周波発生手段2は出力を絞り
続ける。新しい放電ランプに交換すると、電圧検出手段
6の出力によってトランジスタ9bのベース電流が流れ
るため、トランジスタ9bはオンし、PUT素子9aを
リセットする。これにより始動電圧が発生して放電ラン
プを始動し点灯する。
【0078】ランプ脱の場合は、電圧検出手段6の出力
電圧が制御手段10の定電圧ダイオード10bの定電圧
に達しないので、保持手段9のPUT素子9aはオンし
ないが、トランジスタ9bが電圧検出手段6の出力が低
いのでオンする。放電ランプ3の異常を検出してPUT
素子9aがオンした後にランプ脱とすれば、PUT素子
9aの保持電流をトランジスタ9bのエミッタ・コレク
タ間に流すので、PUT素子9a保持しなくなる。これ
により、安全化手段8が動作し高周波発生手段2は出力
を絞る。ランプ脱なので、電圧検出手段6の出力は0V
のままであるから、トランジスタ9bはオンを維持する
ことができる。放電ランプを装着して電圧検出手段6の
出力が第2の所定値以上になったときに安全か手段8が
解除される。
電圧が制御手段10の定電圧ダイオード10bの定電圧
に達しないので、保持手段9のPUT素子9aはオンし
ないが、トランジスタ9bが電圧検出手段6の出力が低
いのでオンする。放電ランプ3の異常を検出してPUT
素子9aがオンした後にランプ脱とすれば、PUT素子
9aの保持電流をトランジスタ9bのエミッタ・コレク
タ間に流すので、PUT素子9a保持しなくなる。これ
により、安全化手段8が動作し高周波発生手段2は出力
を絞る。ランプ脱なので、電圧検出手段6の出力は0V
のままであるから、トランジスタ9bはオンを維持する
ことができる。放電ランプを装着して電圧検出手段6の
出力が第2の所定値以上になったときに安全か手段8が
解除される。
【0079】正常点灯時はインピーダンス手段5の端子
電圧が第1および第2の所定値の中間にあるため、保持
手段のPUT素子9aおよびトランジスタ9bをオンす
ることはないので、安全化手段8は動作しない。
電圧が第1および第2の所定値の中間にあるため、保持
手段のPUT素子9aおよびトランジスタ9bをオンす
ることはないので、安全化手段8は動作しない。
【0080】図3は、図2における各部の電圧波形図で
ある。
ある。
【0081】点線Aは所定値、実線Bは電解コンデンサ
10aの端子電圧、曲線Cは直流電源1の出力電圧をそ
れぞれ示す。図はランプ脱時のものである。
10aの端子電圧、曲線Cは直流電源1の出力電圧をそ
れぞれ示す。図はランプ脱時のものである。
【0082】図3から明らかなように、制御手段10は
安定な電圧Bの増減によって作動するので、信頼性が高
い。
安定な電圧Bの増減によって作動するので、信頼性が高
い。
【0083】図4は、図2において直流電源電圧を電解
コンデンサ10aに印加した場合の各部の電圧波形図で
ある。
コンデンサ10aに印加した場合の各部の電圧波形図で
ある。
【0084】図において、点線Aは所定値、実線B’は
電解コンデンサ10aの端子電圧、実線Cは直流電源1
の出力電圧をそれぞれ示す。この場合は、電解コンデン
サ10aの端子電圧が所定値を超える可能性があり、P
UT素子9aにゲート電流が供給されてPUT素子9a
が誤動作をするので好ましくない。
電解コンデンサ10aの端子電圧、実線Cは直流電源1
の出力電圧をそれぞれ示す。この場合は、電解コンデン
サ10aの端子電圧が所定値を超える可能性があり、P
UT素子9aにゲート電流が供給されてPUT素子9a
が誤動作をするので好ましくない。
【0085】図5は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
2の実施形態における直流電源および高周波発生手段の
回路図である。
2の実施形態における直流電源および高周波発生手段の
回路図である。
【0086】図6は、同じく要部の回路図である。
【0087】図7は、同じく駆動回路の一部を示す回路
図である。
図である。
【0088】各図において、図2と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
号を付して説明は省略する。
【0089】本実施形態は、図1および図2のものと比
較において、より実際的な構成である。
較において、より実際的な構成である。
【0090】図5において、直流電源1は、交流電源1
aおよび全波整流回路からなる。
aおよび全波整流回路からなる。
【0091】高周波発生手段2は、一石式トランジスタ
インバータである。高周波出力を正弦波に成形する共振
回路2dは、トランジスタ2aのコレクタ・エミッタ間
に並列接続されたコンデンサ2bと、トランジスタ2a
のコレクタと直流電源1の正極との間に接続されたイン
ダクタ2cとの直列共振回路で構成されている。
インバータである。高周波出力を正弦波に成形する共振
回路2dは、トランジスタ2aのコレクタ・エミッタ間
に並列接続されたコンデンサ2bと、トランジスタ2a
のコレクタと直流電源1の正極との間に接続されたイン
ダクタ2cとの直列共振回路で構成されている。
【0092】駆動回路2eは、トランジスタ2aのコレ
クタとインダクタ2cとの間に1次巻線を挿入し、2次
巻線をトランジスタ2aのベースに接続した電流変成器
2e1を備えた電流帰還形の構成で、トランジスタ2a
のベース・エミッタ間に並列接続した一対のコンデンサ
2e2、2e3の一方2e3を図7に示す回路によって
FET素子2e4をオフして開放することにより、イン
バータの発振周波数が高くなるようになっている。
クタとインダクタ2cとの間に1次巻線を挿入し、2次
巻線をトランジスタ2aのベースに接続した電流変成器
2e1を備えた電流帰還形の構成で、トランジスタ2a
のベース・エミッタ間に並列接続した一対のコンデンサ
2e2、2e3の一方2e3を図7に示す回路によって
FET素子2e4をオフして開放することにより、イン
バータの発振周波数が高くなるようになっている。
【0093】図7において、線l1〜l4は図5における
同一符号を付した線に接続する。図7は、主として駆動
回路の一部を構成している調光制御手段を示している。
すなわち、図6における発光ダイオード8aとともに安
全化手段8のフォトカプラを構成しているところのフォ
トトランジスタ8bがオンすると、トランジスタ2e5
がオンする。これにより、トランジスタ2e6、2e7
がオフする。トランジスタ2e7がオフすることによっ
て図5に示すFET素子2e4がオフする。反対にフォ
トトランジスタ8bがオフすると、上記と逆の動作によ
り、FET素子2e4がオンし、コンデンサ2e3が回
路に挿入される。コンデンサ2e3が接続された状態で
は正常な点灯時の周波数となる。
同一符号を付した線に接続する。図7は、主として駆動
回路の一部を構成している調光制御手段を示している。
すなわち、図6における発光ダイオード8aとともに安
全化手段8のフォトカプラを構成しているところのフォ
トトランジスタ8bがオンすると、トランジスタ2e5
がオンする。これにより、トランジスタ2e6、2e7
がオフする。トランジスタ2e7がオフすることによっ
て図5に示すFET素子2e4がオフする。反対にフォ
トトランジスタ8bがオフすると、上記と逆の動作によ
り、FET素子2e4がオンし、コンデンサ2e3が回
路に挿入される。コンデンサ2e3が接続された状態で
は正常な点灯時の周波数となる。
【0094】図6において、線l5〜l7は図5における
同一符号を付した線と接続する。放電ランプ3は高周波
発生手段に対してその2本が並列に接続されている。各
放電ランプ3のフィラメント電極3aにはダイオードD
が図示極性に接続されてフィラメント加熱電流を調整す
る構成となっている。各放電ランプ3と直列に接続され
ているインピーダンス手段5には、それぞれ電圧検出手
段6が並列に接続され、それぞれの出力は共通の制御手
段10に対して並列的に供給されるように構成されてい
る。
同一符号を付した線と接続する。放電ランプ3は高周波
発生手段に対してその2本が並列に接続されている。各
放電ランプ3のフィラメント電極3aにはダイオードD
が図示極性に接続されてフィラメント加熱電流を調整す
る構成となっている。各放電ランプ3と直列に接続され
ているインピーダンス手段5には、それぞれ電圧検出手
段6が並列に接続され、それぞれの出力は共通の制御手
段10に対して並列的に供給されるように構成されてい
る。
【0095】したがって、いずれかの放電ランプ3が寿
命末期またはランプ脱になると、制御手段10が動作し
て安全化手段8のフォトカプラを作動させて、発光ダイ
オード8aは発光し、図7に示すフォトトランジスタ8
bがこれを受光する。前述のようにフォトトランジスタ
8bの受光により、高周波発生手段2は発振周波数を高
くして出力が絞られ安全化を図る。
命末期またはランプ脱になると、制御手段10が動作し
て安全化手段8のフォトカプラを作動させて、発光ダイ
オード8aは発光し、図7に示すフォトトランジスタ8
bがこれを受光する。前述のようにフォトトランジスタ
8bの受光により、高周波発生手段2は発振周波数を高
くして出力が絞られ安全化を図る。
【0096】図8は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
3の実施形態を示す回路図である。
3の実施形態を示す回路図である。
【0097】図において、図2と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
を付して説明は省略する。
【0098】本実施形態は、保持電流を高周波発生手段
2の出力により賄うように構成している点において図2
の実施形態と異なる以外は構成および保護動作は図2と
同じである。
2の出力により賄うように構成している点において図2
の実施形態と異なる以外は構成および保護動作は図2と
同じである。
【0099】図9は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
4の実施形態を示す回路図である。
4の実施形態を示す回路図である。
【0100】図において、図2と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
を付して説明は省略する。
【0101】本実施形態は、放電ランプ3の作動状態を
放電ランプ3と直列接続されているインピーダンス手段
のインダクタ5aおよびコンデンサ5bの電圧から的確
に判別するようにした点が特徴である。すなわち、放電
ランプ3と直列接続されるインピーダンス手段がインダ
クタ5aおよびコンデンサ5bの直列回路であると、こ
の直列回路の電圧が正常点灯時、ランプ脱時、寿命末期
時の順に高くなる。したがって、上記直列回路の電圧を
電圧検出手段6で検出するように構成することにより、
放電ランプの異常を的確に検出することができる。
放電ランプ3と直列接続されているインピーダンス手段
のインダクタ5aおよびコンデンサ5bの電圧から的確
に判別するようにした点が特徴である。すなわち、放電
ランプ3と直列接続されるインピーダンス手段がインダ
クタ5aおよびコンデンサ5bの直列回路であると、こ
の直列回路の電圧が正常点灯時、ランプ脱時、寿命末期
時の順に高くなる。したがって、上記直列回路の電圧を
電圧検出手段6で検出するように構成することにより、
放電ランプの異常を的確に検出することができる。
【0102】電圧検出手段6の出力により、図示しない
安全化手段が制御されて高周波発生手段および放電ラン
プの安全化を図る。安全化手段はどのような構成であっ
てもよい。
安全化手段が制御されて高周波発生手段および放電ラン
プの安全化を図る。安全化手段はどのような構成であっ
てもよい。
【0103】図10は、本発明の照明装置の一実施形態
を示す照明器具の斜視図である。
を示す照明器具の斜視図である。
【0104】図において、11は照明器具本体、12は
放電ランプとしての蛍光ランプである。
放電ランプとしての蛍光ランプである。
【0105】照明器具本体11は、蛍光ランプ12を支
持するとともに、点灯装置を内蔵している。
持するとともに、点灯装置を内蔵している。
【0106】
【発明の効果】請求項1ないし9の各発明によれば、寿
命末期には安全化手段を継続して作用させ、ランプ脱時
には放電ランプを再装着したときに始動電圧を発生する
ことができるよう安全化手段を制御するので、放電ラン
プの異常に対して所要の保護ができる放電ランプ点灯装
置を提供することができる。
命末期には安全化手段を継続して作用させ、ランプ脱時
には放電ランプを再装着したときに始動電圧を発生する
ことができるよう安全化手段を制御するので、放電ラン
プの異常に対して所要の保護ができる放電ランプ点灯装
置を提供することができる。
【0107】請求項2の発明によれば、加えて放電ラン
プと直列に接続されているインピーダンス手段の電圧が
異常時において所定値より高いか低いかにより放電ラン
プの寿命末期およびランプ脱を検出するので、正確かつ
迅速に異常を判別して最適な安全化を図る放電ランプ点
灯装置を提供することができる。
プと直列に接続されているインピーダンス手段の電圧が
異常時において所定値より高いか低いかにより放電ラン
プの寿命末期およびランプ脱を検出するので、正確かつ
迅速に異常を判別して最適な安全化を図る放電ランプ点
灯装置を提供することができる。
【0108】請求項3の発明によれば、加えてバラスト
要素の電圧によって放電ランプの異常を検出するので、
回路の簡素化が図れる放電ランプ点灯装置を提供するこ
とができる。
要素の電圧によって放電ランプの異常を検出するので、
回路の簡素化が図れる放電ランプ点灯装置を提供するこ
とができる。
【0109】請求項4の発明によれば、加えてインピー
ダンス手段を直列接続されたインダクタおよびコンデン
サで構成することにより、比較的簡単な回路構成で放電
ランプの寿命末期およびランプ脱を明確に判別する放電
ランプ点灯装置を提供することができる。
ダンス手段を直列接続されたインダクタおよびコンデン
サで構成することにより、比較的簡単な回路構成で放電
ランプの寿命末期およびランプ脱を明確に判別する放電
ランプ点灯装置を提供することができる。
【0110】請求項5の発明によれば、加えて保持電流
を高周波発生手段の電源から得ることにより、高周波発
生手段が動作していなくても保持電流を確保する放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
を高周波発生手段の電源から得ることにより、高周波発
生手段が動作していなくても保持電流を確保する放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
【0111】請求項6の発明によれば、保持電流を高周
波発生手段の高周波出力から得る放電ランプ点灯装置を
提供することができる。
波発生手段の高周波出力から得る放電ランプ点灯装置を
提供することができる。
【0112】請求項7の発明によれば、加えて制御手段
が所定値を設定する定電圧手段を含むとともに、保持手
段をスイッチ手段で構成することにより、回路構成の簡
単な放電ランプ点灯装置を提供することができる。
が所定値を設定する定電圧手段を含むとともに、保持手
段をスイッチ手段で構成することにより、回路構成の簡
単な放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0113】請求項8の発明によれば、加えて安全化手
段をフォトカプラによって構成することにより、回路構
成の簡単な放電ランプ点灯装置を提供することができ
る。
段をフォトカプラによって構成することにより、回路構
成の簡単な放電ランプ点灯装置を提供することができ
る。
【0114】請求項9の発明によれば、加えて安全化手
段により高周波発生手段の高周波出力を低減する放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
段により高周波発生手段の高周波出力を低減する放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
【0115】請求項10の発明によれば、ランプ脱時に
放電回路が開放されない構成であったり、他励形の高周
波発生手段を用いても放電ランプの寿命末期およびラン
プ脱状態を的確に検出して安全化を図る放電ランプ点灯
装置を提供することができる。
放電回路が開放されない構成であったり、他励形の高周
波発生手段を用いても放電ランプの寿命末期およびラン
プ脱状態を的確に検出して安全化を図る放電ランプ点灯
装置を提供することができる。
【0116】請求項11の発明によれば、請求項1〜1
0の効果を有する照明装置を提供することができる。
0の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図1】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
を示す回路図
を示す回路図
【図2】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
における要部を示す回路図
における要部を示す回路図
【図3】図2における各部の電圧波形図
【図4】図2において直流電源電圧を電解コンデンサに
印加した場合の各部の電圧波形図
印加した場合の各部の電圧波形図
【図5】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
における直流電源および高周波発生手段の回路図
における直流電源および高周波発生手段の回路図
【図6】同じく要部の回路図
【図7】同じく駆動回路の一部を示す回路図
【図8】本発明の放電ランプ点灯装置の第3の実施形態
を示す回路図
を示す回路図
【図9】本発明の放電ランプ点灯装置の第4の実施形態
を示す回路図
を示す回路図
【図10】本発明の照明装置の一実施形態を示す照明器
具の斜視図
具の斜視図
【図11】特開平1−122599号公報に記載されて
いる従来のこの種放電ランプ点灯装置の第1の例を示す
回路図
いる従来のこの種放電ランプ点灯装置の第1の例を示す
回路図
【図12】特開平1−166495号公報に記載されて
いる従来のこの種放電ランプ点灯装置の第2の例を示す
回路図
いる従来のこの種放電ランプ点灯装置の第2の例を示す
回路図
2…高周波発生手段 3…放電ランプ 4…フィラメント加熱用コンデンサ 5…インピーダンス手段 6…電圧検出手段 8…安全化手段 9…保持手段 10…制御手段
Claims (11)
- 【請求項1】高周波発生手段と;高周波発生手段の高周
波出力により付勢される放電ランプと;放電ランプの異
常時に高周波発生手段などを保護する安全化手段と;安
全化手段の動作を保持させる保持手段と;放電ランプが
寿命末期のときに安全化手段および保持手段を作動させ
るとともに、ランプ脱のときに安全化手段を作動させる
が保持手段を作動させない制御手段と;を具備している
ことを特徴とする放電ランプ点灯装置。 - 【請求項2】高周波発生手段と;高周波発生手段の高周
波出力により付勢される放電ランプと;放電ランプの異
常時に高周波発生手段などを保護する安全化手段と;安
全化手段の動作を保持させる保持手段と;放電ランプの
異常を電圧の変化として検出する電圧検出手段と;放電
ランプの異常時において電圧検出手段の電圧が第1の所
定値より高いときに安全化手段および保持手段を作動さ
せるとともに、第2の所定値より低いときに安全化手段
を作動させる制御手段と;を具備していることを特徴と
する放電ランプ点灯装置。 - 【請求項3】電圧検出手段は、少なくとも一部が放電ラ
ンプのバラスト要素であるところのインピーダンス手段
の電圧を検出するように構成されていることを特徴とす
る請求項2記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項4】インピーダンス手段は、直列接続されたイ
ンダクタおよびコンデンサを含むことを特徴とする請求
項3記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項5】保持手段は、高周波発生手段の電源から保
持電流を得ることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか一記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項6】保持手段は、高周波発生手段の高周波出力
から保持電流を得ることを特徴とする請求項1ないし4
のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項7】制御手段は、所定値を設定する定電圧手段
を含むとともに、保持電流源の電圧を定電圧手段により
定電圧化し;保持手段は、安全化手段と直列に接続され
たスイッチ手段を含む;ことを特徴とする請求項1ない
し6のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項8】安全化手段は、高周波発生手段を制御する
フォトカプラであることを特徴とする請求項1ないし7
のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項9】安全化手段は、高周波発生手段の出力を低
減させることで安全を図ることを特徴とする請求項1な
いし8のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項10】高周波発生手段と;高周波発生手段の高
周波出力により付勢される放電ランプと;高周波発生手
段および放電ランプの間に直列に介在するインダクタお
よびコンデンサの直列回路と;放電ランプの異常時に高
周波発生手段などを保護する安全化手段と;インダクタ
およびコンデンサの直列回路の電圧を検出する電圧検出
手段と;電圧検出手段の出力に応じて安全化手段を作動
させる制御手段と;を具備していることを特徴とする放
電ランプ点灯装置。 - 【請求項11】照明装置本体と;照明装置本体に支持さ
れた請求項1ないし10のいずれか一記載の放電ランプ
点灯装置と;を具備していることを特徴とする照明装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502997A JPH10199689A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 放電ランプ点灯装置および照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502997A JPH10199689A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 放電ランプ点灯装置および照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10199689A true JPH10199689A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11600065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP502997A Pending JPH10199689A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 放電ランプ点灯装置および照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10199689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186615A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置及び非常用照明器具 |
JP2010165546A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | 点灯装置及び照明器具 |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP502997A patent/JPH10199689A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186615A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置及び非常用照明器具 |
JP2010165546A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | 点灯装置及び照明器具 |
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