JPH03284326A - 多孔性の中空糸膜 - Google Patents

多孔性の中空糸膜

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JPH03284326A
JPH03284326A JP8556290A JP8556290A JPH03284326A JP H03284326 A JPH03284326 A JP H03284326A JP 8556290 A JP8556290 A JP 8556290A JP 8556290 A JP8556290 A JP 8556290A JP H03284326 A JPH03284326 A JP H03284326A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多孔性の中空糸膜、特番こ高い透水性と優れた
分画性を有し、かつ親水性に優れた多孔性の中空糸膜暑
こ関するものである。
(従来の技術) 近年、分離操作において選択透過性を有する中空糸膜を
用いた技術の進展はめざ箇しく、各種の分野において実
用化されている。かかる中空糸膜の素材として、セルロ
ース系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系、ポリ
ビニルアルコール系、ポリスルホン系等の樹脂が使用さ
れている。中でもポリスルホン系樹脂は、耐熱性、耐酸
性、耐アルカリ性、耐酸化剤性等の物理的及び化学的性
質に優れ、また製膜が容易な点から、各種用途において
使用されている0 しかし、ポリスルホン系樹脂のような疎水性高分子から
なる中空糸膜の欠点として、中空糸膜を乾燥させると透
過速度が著しく減少することが挙げられる。この欠点を
解決する方法として、例えば特開昭58−104940
号公報や特開昭61−93801号公報には膜中に親水
性のポリビニルピロリドンを含有させてポリスルホン膜
を親水化させることが記載されている。また、特開昭6
1−238306号公報及び特開昭61−238834
号公報にはポリスルホン樹脂、ポリビニルピロリドン、
膨潤剤、溶媒jり構成される紡糸原液を使用して、膜の
両表面に平均孔径が500大以上の細孔を有する透水性
の高い親水化ポリスルホン膜が記載されている0 (発明が解決しようとする課題) しかしながら前者のポリスルホン膜は孔径0.001〜
0.05ttnの微小な細孔を有するスキン層をもつ膜
であるため透水性が極めて低いという問題があった0 また後者のポリスルホン膜は膜表面の微細孔が平均50
0λ以上であるため、透水性に高いが、分画性が大きく
濾過によるFLUXの低下が太きいという問題があった
したがって、本発明の目的は高い透水性と優れた分画性
を有し、使用時におけるFLUXの低下が少ない親水性
を有する多孔性の中空糸膜を提供することにある。
CRMを解決するための手段) 本発E!Aは、疎水性高分子に対して0.5〜10チの
親水性高分子を含有した多孔性の中9糸膜であつて、該
多孔性の中空糸膜は内表面tこ平均孔径500λ以下の
不定形の微細孔全開孔率10〜50チの割合で有する、
厚さ05〜5岬の緻密層と、該緻密層に一体に連続して
形成された網状組繊とからなる多孔構造であり、かつ外
表面は該網状組織の一部が開孔してできた最大孔径0.
5〜5虜の孔を有し、25℃における純水透過速度がs
 o o t7ゼ・hr−kg/−以上であることを特
命とする多孔性の中空糸膜である。
本発明の中空糸膜の内表面に形成される微細孔の形状は
特に制限はなく、例えば単独微細孔、孔が連続につなが
った多孔性微細孔、スリット状微細孔、網状微細孔等が
挙げられる。かかる微細孔の平均孔径は500λ以下で
ある。ここでいう平均孔径とは、表面の電子顕微鏡写真
より存在する全ての不定形微細孔の最大内接円の直径を
測定して総和したものを細孔の総数で割った値である。
この不定形微細孔の開孔率は10〜50チの割合で存在
し、厚さ0.5〜51Ir11の緻密層を形成している
。本発明でいう開孔率とは、内表面に開孔している微細
孔の全孔面積の外表面積に対する割合を百分率で示した
ものである。開孔率がio1未満であると透水性が低く
なり、50%を越えると表面強度が小さくなり中空糸膜
の取り扱いが悪くなるため好1しくない。開孔率が10
〜30チであると中空糸膜の透過性能と機械的強度のバ
ランスの点で好ましい。また、この微細孔の分布密fは
できるだけ均一であることが好ましいが、不均一であっ
てもよい。
本発明の中空糸膜は内表面に形成される緻密層に一体に
網状組織の多孔構造が連続して形成され、かつ外表面は
該網状組繊の一部が開孔してできた最大孔径0.1〜5
虜の孔を有している。かがる中空糸膜内部に形成された
網状組織は、平均1〜5−の多数の連続孔を有し、かっ
10.cm以上の巨大空洞は存在しない。このため、長
期間の使用時における圧密、化性が優れ、さらには強度
も優れている。中空糸膜の外表面の孔の形状や開孔率F
i特に制限はないが1通常円形、楕円形が好ましく、ま
た開孔率は内表面と同程度の10〜5oqbが好ましい
。外表面の孔径が5p以上になると耐圧性の点で問題に
なるばかりではなく、外圧でP遇した場合に中空糸膜内
部に残留物が堆積し易くなって透過速度の低下が早く、
また薬洗や逆洗による膜の再生が十分性われないという
傾向があり好ましくない。逆をこ最大孔径が0.IAf
nより小さくなると透水性が小さくなり好ましくない。
本発明の中空糸膜は内表面(こ不足形の微細孔を有する
緻密層と網状組織からなる多孔S造で構成されている。
そして緻密層の厚みが05〜511I′nと薄いため、
例えば、135大の粒子を90チ以上阻止するにもかか
わらず、25℃の純水透過速度が800 t/rr?・
hr−kf/cfd以上と高い透水性を示す。
また実際に水を戸通した場合、外圧濾過では、外表面で
サプミクaンオーダー以上の粒子を捕捉し中空糸膜壁、
または内表面のlB密層で溶解ポリマー等のサブミクロ
ン以下の物質が補捉される。すなわち外表面及び中空糸
膜壁がプレフィルタ−的な役割を果たすため、透過速度
の低下が少なく高い透過速度が維持できる。逆に内圧濾
過では、内表面に緻密層を有しているためクロスフロ一
方式のν過に有効であり、中空糸膜を透過した物質は中
空糸膜壁で留まりにくいため汚染されにくい。
また本発明の中空糸膜は、緻密層と多孔構造が一体化し
ており、コーティング法などで得られる複合中空糸膜の
ようlこ緻密層のピンホールや#密層と支持層との剥離
の問題1lt1つたくない。
さらに、本発明の中空糸膜ij疎水性高分子に対して0
.5〜10%の親水性高分子を含有する。そのため、親
水性に優れ、タンパク等の吸着が少なく、濾過をこよる
透過性能の低下が小さい。また、乾燥によって実質的な
透水性の低下や中空糸膜の寸法変化がなく、完全なドラ
イ中空糸膜を作製することができる。これは、中空糸膜
の取り扱い、モジュール化、モジュールの輸送等多数の
面で有利であり、作業性や生産性を向上させることがで
きる。
次に、本発明の多孔性の中空糸膜の製造方法について説
明する。
本発明の中空糸膜を製造するための紡糸原液は、疎水性
高分子、親水性高分子、微孔形成剤及びこれらを溶解す
る極性溶媒から構成される0疎水性高分子としては、例
えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ7フ
化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ビニル等が挙げられ
る0中でもポリスルホンやポリエーテルスルホンは耐熱
性。
耐薬品性、耐酸化剤性、強度に優れ、しかも分子間凝集
力が強いために紡糸が容易で好適である。
親水性高分子としては、例えばポリビニルピロリドン、
平均分子量20,000以上のポリエチレングリコール
、ホリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール
共重合体等やこれらの変性ポリマーが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。かかる親水性高分子は
疎水性高分子と溶媒中での相溶性が優れている庵のが望
ましく、またポリビニルピロリドン等の水溶性高分子で
は架橋等で容易に不溶化できるものが望ましい。親水性
高分子の添加量は高分子量でおるほど少なくてすむ。特
に水溶性高分子の場合は中空糸膜中に残存しやすいため
水洗、熱水処理中や中空糸膜使用中での溶出が少なく好
ましく用いられる。これら親水性高分子の徨類に、製造
プロセス、使用する用途における適合性等を考慮にいれ
て選択することができる。
本発明の中空糸膜はミクロ相分離によって微細孔が形成
されるが、微孔形成剤はそのミクロ相分離を起こしやす
くする目的で添加される。従来より、微孔形成剤として
メタノール、エタノール等のアルコール類、エチレング
リコール、プロピレングリコール、平均分子量400〜
20,000の低分子量のポリエチレングリコール等の
グリコール類、Liα、 Znα2 等の無機塩類、水
郷が用いられており、本発明においても上記微孔形成剤
が使用できる。微孔形成剤の添加量は紡糸原液が均一透
明を保つ範囲内に抑える必要があるが、微孔形成剤が孔
の核となると推足されるためGこ添加量はできるだけ多
い方が望ましい。中でも分子量400〜20.000の
低分子量のポリエチレングリコールは紡糸原液への添加
量を多くすることができるため好適である。この低分子
量のポリエチレングリコールは微細孔形成に優れ、かつ
紡糸原液の増粘効果を有しているため紡糸の安定性を向
上させる利点がある。
極性溶媒は、疎水性高分子、親水性高分子および微孔形
成剤を溶解するものであれば特に制限はなく1例えば、
N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等が挙
げられる。
これら411i類の組成はそれぞれ任意の割合で選択す
ることができるが、本発明の中空糸膜を製造するために
は、紡糸原液をある一足の温度以下で相分離を起こす(
低温相分離型)、あるいはある一定m度以上で相分離を
起こす(高温相分離型)ように調製することが好ましい
本発明の中空糸膜は、上記の紡糸原液を使用し、公知の
乾湿式法によって製造される。紡糸原液とともにノズル
中心部より吐出される内部凝固液は、水、水と極性溶媒
の混合液、アルコール類、グリコール類等の単独、ある
いはこれらの2種類以上の混合物などが使用される。こ
の内部凝固液の組威を変えることにより中空糸膜の内表
面の微細孔の形状、平均孔径、開孔率および緻密層の厚
み等の中空糸膜内表面近傍の構造が制御される。
内表面に不定形微細孔を形成させるためには、通常内部
凝固液として水、または水と溶媒の混合液が使用される
。かかる内部凝固液の濃度(溶媒/水)は0/100〜
85/15が好ましい。溶媒/水の比率が0/Zoo〜
75/25でめれば紡糸性と膜性能のバランスの点で特
に好ましい。
ノズルより吐出された紡糸原液は、気中(ドライゾーン
)を走行したのち番こ、水を主成分とする外部凝固液中
に浸漬される。本発明ではこのドライゾーンの長さ、ド
ライゾーン中の雰囲気湿度や温度を変化させること番こ
より、ドライゾーン中に存在する微量の水分量を調節し
て、外表面の孔構造の制御を行う。このドライゾーンの
長さは紡糸の安定性と中空糸膜の性能のバランスの点で
0,1〜20051.通常1〜50a1が適当である。
また、ドライゾーンの雰囲気は湿度が高いほど大きな孔
が形成されやすく、開孔率も多くなる。
凝固液で製膜した中空糸膜は、次いで、溶媒や微孔形成
剤を抽出するために水洗される。また。
必要に応じて、微孔形成剤の抽出や中空糸膜の耐圧性を
向上させるために、水を主成分とした浴中で温熱処理さ
れる。親水性高分子として水溶性高分子を用いた場合は
、中空糸膜中に過剰に残存する親水性高分子の抽出も水
洗や湿熱処理で同時に行うことができる0ただし、この
抽出効果は親水性高分子の種類や分子量によって異なる
ため1こ、場合によっては別の抽出操作を行ない、最終
的に中空糸膜に残存させる冠水性高分子の量を調節する
ことが好ましい。通常中空糸膜中に残存する親水性高分
子は使用中Gこ溶出することは#よとんどないが医療用
途等の特殊な用途Gこよっては、親水性高分子を物理的
または化学的に不溶化させて、使用中における親水性高
分子の溶出を完全に防止しておくことが好ましい。この
親水性高分子の定量は、重量法や元素分析等の適当な手
段で容易に行うことができる。
上記の方法で得られた中空糸膜は、疎水性高分子に対し
て0.5〜10%の親水性高分子を含有する。親水性高
分子の含有量が10−を越えると、疎水性高分子の持つ
特性を親水性高分子が阻害してしまう可能性があり、ま
た0、5チ未満では親水効果を得ることができない。親
水性高分子の含有量は、中空糸膜に親水性を与えること
ができる最少の童が好ましい。また、中空糸膜中の親水
性高分子の分散状態にFi特に制限がないが、中空糸膜
に親水性を与えるためにできるだけ均一に分散させるこ
とが好ましい。
(実施例) 以下l!施例により本発明を更に具体的に説明する。な
お、純水透過速度および分画性の測定は以下の方法で行
った。
(i)純水透過速度 25本の中空糸膜で有効長205Iの外圧濾過型のラボ
モジュールを作製し、25℃の純水を濾過圧1ke/−
で中空糸膜外部に供給し、一定時間後に中空糸膜を透過
した純水の量を測定した0 (11)分画性 測定液として135λのコロイダルシリカ(触媒化成工
業 5I−30)の1チ分散液を調製し、濾過圧0.5
kf/cj1循環線速0.3 m / seaで外圧濾
過を行い、採取した透過液と測定液の蒸発残置の重量を
測定し除去率を算出した。
実施例1 ポリスルホン樹脂(アモコ社製UDFJL P−170
0)19重量部、平均分子量120万のポリビニルビロ
リドy(GAF社製に−90)1.9重量部、平均分子
量600のポリエチレングリコール(三洋化成社裏 P
EGφ600)30.4重量部、ジメチルホルムアミド
48.7重量部を120℃で6時間加熱溶解した。この
紡糸原液t′175℃以上と29℃以下で相分離をおこ
す原液であった。この紡糸原液を45℃に保ち、2重環
状ノズルより内部凝固液として同じ温度に保ったジメチ
ルホルムアミド/水(78/22)を同時に吐出させ、
長さ10cNtz雰囲気温[45℃、雰囲気相対湿度8
5%のドライゾーンを通した後に、45℃の水に浸漬さ
せて外径0.6■、内径0.4陶の中空糸膜を得た。こ
の中空糸膜を90℃の温水で2時間温熱処理を行ない、
洗浄したのち◆こ、60℃で8時間乾燥させた。
得られた中空糸膜の純水透過速度は、1900z/♂・
hr−kp/cj、135 Aのコロイダルシリカの除
去率Fi90チであった。走査型電子顕微鏡写真から求
めた内表面′        には不均質の孔があり、
その平均孔径は300^、開孔7aは20チ、緻密層の
厚さtl、1.Op、外表面の最大孔径は1.5ID、
中空糸膜壁は平均孔1IJH1の網状多孔構造でめった
。また、元素分析で中空糸膜中のポリビニルピロリドン
量を測定したところ、ポリスルホンに対して4mでめっ
た。この中空糸膜に通水したのちに再乾燥して透水性を
再度測定したところ透水性の変化はみられなかった。こ
の中空糸膜の走査型電子顕微鏡による写真を第1図〜第
5図に示す。第1図は中空糸膜の外表面、第2図は内表
面、第3図は外表面側の断面、第4図はほぼ中央部の断
面及び第5図は内表面側の断面を示している0 実施例2〜5 実施例1と同一のポリスルホン樹脂、ポリビニルピロリ
ドン及びポリエチレングリコールを使用して紡糸原液の
組成や紡糸条件を変えて中空糸膜を作製し、得られた中
空糸膜の純水透過速度及び135大のコロイダルシリカ
の除去率を表−1に示す。
以下余白 実施例6 ポリスルホン18重量部、ポリビニルピロリドン2重量
部、無水塩化リチウム1重量部、ジメチルホルムアミド
79重量部を60℃、8時間加熱溶解し紡糸原液とした
0この原液は45℃で相分離する高温分離型の原液であ
った。実施例1と同様にして得られた中空糸膜の純水透
過速度は、1800 tlat−br−kl/cd 、
  135大のコロイダルシリカの除去率は96チでめ
った。走査型電子顕微鏡写真から求めた内表面の平均孔
径は200λ、開孔率は15%、緻密層の厚さは31I
m%外表面の最大孔径は1,57Jn、膜内部は平均孔
3$1の網状多孔構造でめった。また、元素分析により
測定した膜中のポリビニルピロリドン量を測定したとこ
ろポリスルホン(二対して4.5優であった。
比較例1 ドライブーンを0α(湿式紡糸)以外は実施例1と同様
にして中空糸膜を得た。この中空糸膜の純水透過速度は
、400 L/rl−hr−kg/−と低いものしか得
られなかった。また走査型電子顕微鏡写真より、外表面
は孔径0.1−以上の孔は存在しておらず内表面と外表
面の両方に緻密層が認められた0 実施例7 実施例1および比較例1の中空糸膜を使用し、有効膜面
積11の外圧濾過型モジュールを作製した。水道水を濾
過圧0.5kf/−で外圧全濾過を行い透過速度が半減
したときの濾過量を測定したところ、比較例1の中空糸
膜を収容したモジュールが25dであったのに対して実
施例1の中空糸膜を収容したモジュールは60dであっ
た0(発明の効果) 本発明の多孔性の中空糸膜は、特定の構造を有している
ため透水性と、分画性、耐汚染性に優れ、しかも親水性
であるため、長期間の使用に適しており、軽済的である
。そのため、工業用途や血液、腹水濾過等のメディカル
用途等の幅広い分野沓二適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は実施例1において得られたポリスルホ
ン中空糸膜の走査型電子顕微鏡写真であり、第1図は中
空糸膜の外表面の構造(倍率5.000)、第2図は中
空糸膜の内表面の構造(倍率s、ooo)、第3図は中
空糸膜の外表面側の断面構造(倍率s、ooo)、第4
図は中空糸膜の内部(はぼ中央部)の構造(倍率5,0
00)および第5図は中空糸膜の内表面側の断面構造(
倍率5,000)を示す0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  疎水性高分子に対して0.5〜10%の親水性高分子
    を含有した多孔性の中空糸膜であつて、該多孔性の中空
    糸膜は内表面に平均孔径500Å以下の不定形の微細孔
    を開孔率10〜50%の割合で有する、厚さ0.5〜5
    μmの緻密層と、該緻密層に一体に連続して形成された
    網状組織とからなる多孔構造であり、かつ外表面は該網
    状組織の一部が開孔してできた最大孔径0.5〜5μm
    の孔を有し、25℃における純水透過速度が800l/
    m^2・hr・kg/cm^2以上であることを特徴と
    する多孔性の中空糸膜。
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