JPH0328428A - 衛生洗浄便座装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、用便後の局部の洗浄手段を組込んだ衛生洗
浄便座装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の局部洗浄手段を組込んだ衛生洗浄便座装置の外観
斜視図を第４図に示す。衛生洗浄便座装置ｌ′は、便座
本体２と便座３と便蓋４とからなり、便座本体２は便器
本体５の上に設置される。

便器本体５の後部にはロータンク６が設けられている。

便座本体２の袖部７の上面には操作部８を設け、袖部７
の内部に洗浄用の貯湯タンク（図示せず）が設置してあ
る。貯湯タンクへの給水は、口−タンク６から給水ホー
ス９によって行う。この貯湯タンクから便器本体２内の
ボンブ（図示せず）によって給水の送りを行い、洗浄ノ
ズルｌＯから局部洗浄水を噴出する。

第５図は衛生洗浄便座装置ｌ′を裏側から示す斜視図で
ある。便座本体２の裏板ｌ１に、あり溝状の一対の取付
ボルト用スライド溝ｌ２が設けられ、取付ボルト１３の
頭部が前後移動自在に嵌入される。

第６図は衛生洗浄便座装ＩＩｔ１′の設置作業の途中の
状態を示し、取付ボルトｌ３を便器本体５の便座取付孔
ｌ４に挿入する。この後、第７図に示すように、便器本
体５の裏面よりパッキングｌ５を介在させてナットｌ６
を締め付け、衛生洗浄便座装置１′を便器本体５に固定
する。

第８図は前記と異なる形式の便器本体ｌ７の例を示す。

この便器本体ｌ７は、便座取付孔１４に対して下面から
のナット締めが不可能な構造のものである。

この構造の便器本体ｌ７では、上面のみからの作業で衛
生洗浄便座装ｆｉ！１の設置を可能にする必要がある。

いわゆる上面取付が必要となる。一般的には、別部品の
スベーサｌ８を設け、これをゴム付ねじＩ９により便器
本体ｌ７の便座取付孔１４に固定する。このスベーサ１
８に対して衛生洗浄便座装置１′を固定する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このようにスペーサｌ８に取付ける構造である
と、別部品のスベーサｌ８が必要となって部品点数が増
え、構造が複雑となる。

また、スペーサ１８を設けた高さ分だけ、第４図に示す
衛生洗浄便座装置１′の便座本体２と便座３の高さが高
くなる。そのため、便座３の脚ゴム２０（第７図に示す
）をかさあげする必要があり、第７図に示す一般的な構
成の便器本体５の場合と、脚ゴム２０について異なる仕
様としなければならない。このように、仕様の異なるも
のを準備しなければならないため、コスト高になる。

さらに、スベーサｌ８に取付ける構成では次のように位
置決めが困難となる。すなわち、衛生洗浄便座装置１′
の便座３と便器本体１７の先端部２ｌとを合わせるため
に、スペーサ１８を取付けた後に、衛生洗浄便座装置１
′を設置し、便器本体ｌ７との前後のずれを確認し、前
後のずれが発生した場合には再度衛生洗浄便座装置１′
を取り外し、スペーサＬ８の取付位置を変える必要があ
る。このような位置調整作業を数回繰り返すことにより
、衛生洗浄便座装置１′の便座３と便器本体ｌ７の先端
部２１とを合わせることができる。

この発明の目的は、便座設置作業を上面のみからしか行
えない上面取付形式の便器本体に対して容易に設置する
ことができ、かつこの上面取付形式の便器本体と一般的
な形式の便器本体とに対して、便座高さが変ｂることな
く互換性を持たせることができ、さらに便器本体に対し
て前後位置の調整が容易で、部品点数も少なく低コスト
に製造できる衛生洗浄便座装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、人体局部を洗浄する洗浄手段を有し便器本
体の後部に賊せられる便座本体と、この便座本体に上下
回動自在に取付けられて前記便器本体の上面に載置され
る便座とを備えた衛生洗浄便座装置において、次の構成
を採用したことを特徴とする。

すなわち、挟持取付具の一部を移動自在かつ着脱自在に
嵌入する挟持取付具用スライド溝と、取付ボルトの頭部
を移動自在かつ着脱自在に嵌入する取付ボルト用スライ
ド溝とを、各々便座本体の裏面に前後方向に伸びて設け
る。挟持取付具は、便器本体の上縁後部に突出した突出
部を上下に挟む構造のものである。

請求項（２）の構戚の場合は、便座本体の裏面に挟持取
付具用スライド溝を設ける代わりに、取付ボルト用スラ
イド溝のみを設け、この取付ボルト用スライド溝に、取
付ボルトの頭部と挟持取付具の一部との両方を選択的に
移動自在かつ着脱自在に嵌入するものである。

〔作　用〕

上面取付形式の便器本体に設置する場合は、挟持取付具
により便器本体の上縁後部に突出した突出部を上下に挟
む。挟持取付具は挟持取付具用スライド溝内で移動自在
であるため、衛生洗浄便座装置の便器本体に対する前後
の位置合わせを行える。

一般形式の便器本体に設置する場合は、取付ボルト用ス
ライド溝に設置した取付ボルトを便器本体の便座取付孔
に挿通し、裏側からナットを締め付けることにより固定
する。この場合も、取付ボルト用スライド溝内で取付ボ
ルトが移動自在であるため、前後位置の調整を設置後に
行える。

何れの形式の便座の場合も、スベーサ等を介在させない
ので、高さが変わることがない。また、取付ボルトと挟
持取付具とを交換するだけで良く、そのため両形式の便
器本体に対して衛生洗浄便座装置の互換性が得られる。

請求項（２）の衛生洗浄便座装置は、便器本体の上縁後
部に突出した突出部を上下に挟む挟持取付具を、取付ボ
ルト用スライド溝に嵌入する。

〔実施例〕

この発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づいて説
明する。第１図はこの衛生洗浄便座装置を裏側から示す
外観斜視図である。

衛生洗浄便座装置ｌは、便座本体２と便座３と、便蓋４
とからなり、便座３の裏面に脚ゴム２０を突設してある
。便座本体２の裏板部１）の横幅方向中央に、上面取付
用の挟持取付具用スライド溝２２を設け、その両側に一
般的な便器本体への取付用の一対の取付ボルト用スライ
ド溝１２を設けてある。これら挟持取付具取付用スライ
ド溝２２と取付ボルト用スライド溝ｌ２は、各々蟻溝状
に形或し、かつ便座本体２の後方に開放してある。

挟持取付具２３は、取付具本体２３ａの先端折曲片部に
固定ねじ２３ｂを貫通状態に螺着し、固定ねじ２３ｂの
先端に押え片２３ｃを回転自在に取付けたものである。

取付具本体２３ａの基端板部２３ｄは、快持取付具用ス
ライド溝２２に移動自在に嵌入してある。便器本体２は
第４図の例と同様に、洗浄ｌズルｌＯおよびその給水用
のタンクおよびボンブからなる洗浄手段２５を有してい
る。

第２図は、上面取付形式の便器本体１７に対して衛生洗
浄便座装置１を設置した局部洗浄時の状態を示す。便座
本体２は、便器本体１７の後部に載置し、便器本体１７
の上縁後部に突出したリム部からなる突出部２４を、挟
持取付具２３の固定ねじ２３ｂにより締め付け固定して
ある。この場合、挟持取付具２３が挟持取付具用スライ
ド溝２２内で移動自在であるため、衛生洗浄便座装置ｌ
を前後に動かし、衛生洗浄便座装置１の便座３のと便器
本体１７の先端部２ｌを合わせた後に、挟持取付具２３
の固定ねじ２３ｂを締付け、固定を行う。

第７図の一般形式の便器本体５に設置する場合は、第ｌ
図の挟持取付具２３を挟持取付具用スライド溝２から後
方へ抜き取り、一対の取付ボルト（図示せず）の頭部を
取付ボルト用スライド溝１２に嵌人する。この取付ボル
トにより第７図の例と同様に便器本体５に固定する。

このように、便器本体１７の上縁後部に突出した突出部
２４を上下に挟む挟持取付具２３を設けたので、上面取
付を容易に行うことができる。また、この挟持取付具２
３の一部を移動自在かつ着脱自在に嵌入する挟持取付具
用スライド溝２２と、取付ボル１・０頭部を稗動１“ｌ
　／Ｅかつｎ脱白汀に嵌入する取付ボルト用スライド溝
ｌ２とを、便座本体ｌ７の裏面に前後方向に伸びて設け
たので、上面取付形式の便器本体１７と一般的な形式の
便器本体５とのいずれに設置する場合も、従来のスベー
サが不要で、便座本体２や便座３の高さが変わることが
なく、互換性を持たせることができる。しかも、スペー
サが不要なために部品点数が少なく、低コスト化が図れ
る。さらに、各スライド溝１２２２における移動により
、前後位置調整が容易に行える。

第３図は他の実施例を示す。この例は、第ｌ図の実施例
の挟持取付具用スライド溝２２を設けずに、取付ボルト
用スライド溝ｌ２に挟持取付具２３を移動自在に嵌合し
、挟持取付具２３により便器本体１７のリム部からなる
突出部２４に固定したものである。

この構成の場合、挟持取付具用スライド溝を設ける必要
がないので、便器本体５の構成が簡単になる。

〔発明の効果〕

この発明の衛生洗浄便座装置は、便器本体の上縁後部に
突出した突出部を上下に挟む挟持取付具を設けたので、
上面取付を容易に行うことができる。また、この挟持取
付具の一部を移動自在かつ着脱自在に嵌入する挟持取付
具用スライド溝と、取付ボルトの頭部を移動自在かつ着
脱自在に嵌入する取付ボルト用スライド溝とを、前記便
座本体の裏面に前後方向に伸びて設けたので、上面取付
形式の便器本体と一般形式の便器本体とのいずれに設置
する場合も、従来のスベーサが不要で、便座本体や便座
の高さが変わることがなく、互換性を持たせることがで
きる。しかも、スベーサが不要なために部品点数が少な
く、低コスト化が図れる。さらに、前記各スライド溝に
おける移動により、前後位置調整が容易に行えるという
効果がある。

請求項（２）の発明によると、便器本体の上縁後部に突
出した突出部を上下に挟む挟持取付具を、取付ボルト用
スライド溝に嵌入し、挟持取付具用スライド溝を省略し
たので、便座本体の構成が間単になるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の衛生洗浄便座装置を裏側
から示す外観斜視図、第２図はその断面図、第３図は他
の実施例の断面図、第４図は従来の便器の外観斜視図、
第５図はその衛生洗浄便座装置を裏側から示す外観斜視
図、第６図は同じくその設置途中の状態の斜視図、第７
図はその設置状態の断面図、第８図は他の従来例の分解
斜視図である。 ｌ・・・衛生洗浄便座装置、２・・・便座本体、５・・
・一般形式の便器本体、１）・・・裏板部、ｌ２・・・
取付ボルト用スライド溝、ｌ７・・・上面取付形式の便
器本体、２２・・・挟持取付具用スライド溝、２３・・
・挟持取付具、２４・・・突出部、２５・・・洗浄手段
図 ２ 第２図 ２３　　２３ｂ １）・・・裏ｇｌ．．ｆ５ 第 ３ 図 第 ５ 図 第 ４ 図 第 ６ 図 第 ７ 図 第 ８ 図 １９

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）人体局部を洗浄する洗浄手段を有し便器本体の後
   部に載せられる便座本体と、この便座本体に上下回動自
   在に取付けられて前記便器本体の上面に載置される便座
   とを備えた衛生洗浄便座装置において、前記便器本体の
   上縁後部に突出した突出部を上下に挟む挟持取付具を設
   け、この挟持取付具の一部を移動自在かつ着脱自在に嵌
   入する挟持取付具用スライド溝と、取付ボルトの頭部を
   移動自在かつ着脱自在に嵌入する取付ボルト用スライド
   溝とを、各々前記便座本体の裏面に前後方向に伸びて設
   けたことを特徴とする衛生洗浄便座装置。
2. （２）便座本体の裏面に挟持取付具用スライド溝を設け
   る代わりに、取付ボルト用スライド溝を、取付ボルトの
   頭部と挟持取付具の一部との両方が選択的に移動自在か
   つ着脱自在に嵌入可能な形状とした請求項（１）記載の
   衛生洗浄便座装置。