JPH0328252Y2 - - Google Patents

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JPH0328252Y2
JPH0328252Y2 JP12664485U JP12664485U JPH0328252Y2 JP H0328252 Y2 JPH0328252 Y2 JP H0328252Y2 JP 12664485 U JP12664485 U JP 12664485U JP 12664485 U JP12664485 U JP 12664485U JP H0328252 Y2 JPH0328252 Y2 JP H0328252Y2
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JP
Japan
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damper
dampers
fixed
frame
ventilation passage
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JPS6236357U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、火災の類焼などを防ぐための防火区
画を貫通する部分、たとえば通風ダクトに取りつ
ける防火ダンパーに関するものである。
従来の技術 従来この種の防火ダンパーは、特定の文献を上
げることはできないが、一般に、第6図に示すよ
うな構成であつた。
すなわち壁等を貫通するように設けられる円筒
状の枠体11は両端を開口し、通風路12を形成
している。この枠体11内には通風路12を開閉
するダンパー13を軸14によつて回動自在に支
持している。前記ダンパー13の一端と枠体11
との間には温度ヒユーズ15が張架され、ダンパ
ー13を水平に保持している。またダンパー13
の他端にはおもり16が載置されている。なお、
17は機器を防火区画などに固定するために枠体
11に設けられたフランジ、18はダンパーが閉
じたときに、ダンパーを遮断位置に位置決めする
ストツパーである。
以上の構成により、異常高温空気が通風路12
に流れこむと、温度ヒユーズ15が溶断し、ダン
パー13がおもり16に働く動力を起動力として
作動し、ストツパー18に当たるところまで回動
し、通風路12を遮断する。
考案が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、温度ヒユーズ15
の取付け位置や、動作のばらつきによつて、機構
の動作の確実性に疑問があるばかりでなく、温度
ヒユーズ15の温度感知部分が共晶合金であるこ
とから、その耐久性において、非常に問題があ
り、取付けられて、数年間も、通風部に放置され
ることから、共晶合金が劣化し、作動設定温度で
の動作が起こらない危険性がある。またダンパー
13を作動させるおもりを取りつけなくてはなら
ないことから通気抵抗損失も大きく、機器取付け
方向も、おもり16に重力の作用する方向すなわ
ち、枠体11が水平になるような位置にしか取り
つけることができなかつた。
また、一度作動したダンパー13は、温度ヒユ
ーズ15が溶断してしまつていることから、もと
の状態に復帰させて使用することが困難であつ
た。
本考案は、このような問題点を解決するもの
で、ダンパーの遮断動作の安定性を確保し、おも
りを廃止して通風路の通気抵抗を低減し、さらに
あらゆる方向に取付けを可能にするとともに、一
度動作したダンパーも容易にもとの状態に復帰さ
せて使用できるようにすることを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、両端の
開口部を連通する通風路を有する筒形の枠体と、
この枠体の内部に前記通風路と直角に固定された
軸と、この軸に回動自在に板を半割り状に設けた
2枚のダンパーと、この2枚のダンパーが一平面
をなす方向に張力を有し、その両端を前記ダンパ
ーに固定したスプリングと、前記2枚のダンパー
を重ねあわせた状態で、前記ダンパーの一方に固
定し、他方に係止した熱変形体とを有する防火ダ
ンパーを構成したものである。
作 用 この構成において、通風路を通る空気が異常高
温となつたとき、熱変形体が一方の半割り状ダン
パーの係止を解除するように変形し、係止が解除
するとダンパーに固定された、スプリングによ
り、2枚のダンパーは同一平面になるように開
き、枠体の通風路を遮断する動作は確実におこな
われることとなる。また取付け方向は水平方向に
限らず、同様の動作が確実におこなわれることと
なる。
さらに一度動作した2枚のダンパーは、ふたた
び重ねあわせて熱変形体にて係止して配設できる
こととなる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第5図にもと
づき説明する。
第1図において、1は円筒状の枠体で両端を開
口し、通風路2を形成している。前記枠体1内に
は通風路2を開閉するダンパー3を設けている。
このダンパー3は円板を半割り状にした形状で、
一対の半割り板がそれぞれ枠体1に固定された軸
4に回動自在に支持されている。前記軸4にはス
プリング5をまきつけ、このスプリング5の両端
は重ねられた2枚のダンパー3を蝶開きするよう
に力を加えている。そして重ねられた状態にある
ダンパー3の一方には熱変形体6の一端を固定ね
じ7で固定してあり、熱変形体6の他端は他方の
ダンパー3が重なるように係止している。なお8
はダンパー3が開いたときに、通風路2を遮断す
る位置にダンパー3を位置決めするストツパーで
あり、9は防火ダンパー本体を防火区画などに固
定するフランジである。
上記構成において、枠体1の通風路2を通る空
気が異常高温になつたとき、熱変形体6が変形
し、係止している部分が解除されダンパー3に固
定されたスプリング5の作用により、通風路2を
遮断するように、一平面にダンパー3は開く。そ
して開いたダンパーはストツパー8で位置決めさ
れて、完全に枠体1の通風路2を遮断することと
なる。また一度動作した2枚のダンパー3は、ふ
たたび重ね合わせて熱変形体6にて係止し、もと
の状態に復帰させられることとなる。
考案の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本考案
によれば、開閉動作を熱変形体と、スプリングを
使うことによつて、おもりなどの通風路などの面
積を減少させる部品を減らすことができ抵抗損失
を小さくし、また、ダンパーの遮断機構の耐久性
を著しく向上させるとともに、機器をあらゆる方
向に取付けることができる。さらに、一度動作し
て通風路を閉じてしまつたダンパーを、ふたたび
通風路を開くように重ね合わせて熱変形体で係止
することにより、容易にもとの状態に復帰させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による防火ダンパー
を示す断面図、第2図は同防火ダンパーの要部拡
大図、第3図は同ダンパー機構の組立図、第4図
は同防火ダンパーの熱変形体の熱変形状態図、第
5図は同防火ダンパーの正面図、第6図は従来の
防火ダンパーを示す断面図である。 1……枠体、2……通風路、3……ダンパー、
4……軸、5……スプリング、6……熱変形体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端の開口部を連通する通風路を有する筒形の
    枠体と、この枠体の内部に前記通風路と直角に固
    定された軸と、この軸に回動自在に設けた2枚の
    ダンパーと、この2枚のダンパーが一平面をなす
    方向に張力を有し、その両端を前記ダンパーに固
    定したスプリングと、前記2枚のダンパーを重ね
    あわせた状態で、前記ダンパーの一方に固定し他
    方に係止した熱変形体とを有する防火ダンパー。
JP12664485U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0328252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12664485U JPH0328252Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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JP12664485U JPH0328252Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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Publication Number Publication Date
JPS6236357U JPS6236357U (ja) 1987-03-04
JPH0328252Y2 true JPH0328252Y2 (ja) 1991-06-18

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