JPH0531479Y2 - - Google Patents

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JPH0531479Y2
JPH0531479Y2 JP6079987U JP6079987U JPH0531479Y2 JP H0531479 Y2 JPH0531479 Y2 JP H0531479Y2 JP 6079987 U JP6079987 U JP 6079987U JP 6079987 U JP6079987 U JP 6079987U JP H0531479 Y2 JPH0531479 Y2 JP H0531479Y2
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JP
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damper
air flow
blades
duct
flow path
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、空気流の流路を形成するダクトの所
定位置に介在してダンパー羽根を開閉することに
より空気流の流路の遮断、開放を行うダンパーに
関する。
(2) 従来の技術 ビルデイング、家屋等、業務用居住用の建築物
においては、火災等の非常時に備えて、空調用ダ
クトの所定位置等にダンパーを設け、排煙や類焼
防止を行うのが通常である。
特に、大気圏への漏洩が許されない放射性元素
を扱う原子力発電所等においては、非常時におけ
る空気流が屋外へ流出することを防止するために
空気流の一定方向にのみ流路を開放する逆流防止
ダンパーが有効である。このため、第4図a,
b,cに示されるようなダンパー構成が提案され
ている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ダクト径が比較的小型に構成されている場合は
これに対応するケーシングcに配設されるダンパ
ー羽根vも小型に構成できるので第4図a,bに
示されるような1枚羽根ないし2枚羽根構成で、
強度的に問題はない。
しかしながら、原子力発電所等のような大規模
建築物においては大量の空気流量を調節せねばな
らず、これに対応するダクト径に適合するダンパ
ーを構成する場合、ダンパー羽根vが常時このダ
クト内を流れる空気流の風圧に耐えることができ
ず耐圧性に問題があつた。
このため、第4図cに示すような4枚羽根の構
成が提案されているが、コスト高になるばかりで
なく、これによれば、ダンパー羽根vの軸部sを
空気流路に少なくとも3箇所設けねばならず、こ
れら軸部sの抵抗のため逆に矢印方向の風圧低
下、即ち、圧力損失を惹起し通常時の円滑な空気
流の流通状態を阻害するという問題を生じてい
た。
本考案は、かかる上記従来の技術に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、簡単な構成で大型
ダクトにも適用でき、強度、通風特性にも優れた
逆流防止ダンパーを提供することにある。
考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、互いに
連動7して空気流の一定流方向にのみ流路を開放
し、空気流の逆流方向に対しては流路を遮断する
三枚のダンパー羽根4,5,6を有することを特
徴とする。
(2) 作用 ダクト1内の空気流量が無い場合は、バランス
ウエイト8の重量により、ダンパー羽根4,5,
6は閉状態にある。矢印方向に空気流が発生する
と、バランスウエイト8の重力に抗して、空気流
が3枚のダンパー羽根4,5,6を押し開け続け
て流通を継続する。また、矢印方向に逆流して空
気流が発生した場合は、バランスウエイト8の重
量に促されて容易に閉状態に復帰、空気流の逆流
を防止する。
(3) 実施例 以下、添付図面により、本考案の好適な実施例
について説明すると、第1図及び第2図において
空気流の流路を形成する断面矩形枠体のダクト1
の所定位置に介在して設けられた逆流防止ダンパ
ー2が示されている。この逆流防止ダンパー2
は、ケーシング3と、このケーシング内に設けら
れた3枚のダンパー羽根4,5,6と、これら3
枚のダンパー羽根を連動させる連動機構7と、ダ
ンパー羽根4,5,6の開閉動作を安定して行な
わせるバランスウエイト8と、を含む。ダンパー
羽根4は、ダクト断面最上端近縁であつて、左右
方向に貫通して設けられた軸9に固定されてい
る。また、ダンパー羽根5,6は、断面上下方向
の低部から略3分の1程度の位置であつて、左右
方向に貫通して設けられた軸10に固定されてい
る。そして、この軸9,10の回動と共にこれら
ダンパー羽根4,5,6は一定角度回転する。即
ち、これらダンパー羽根4,5,6が、第1図
上、一直線に形成される状態になる位置にストツ
パ11,12を設け、矢示の空気流通方向に対し
て空気流が逆流する場合は、その流れを遮断する
ごとく構成されている。また、これらダンパー羽
根4,5,6の開方向の位置は鉛直方向に対して
少なくとも90°以内に留まるよう図示しないスト
ツパによつて、位置規制されている。ダンパー羽
根4,5,6はケーシング3の外周縁に配設され
た連動機構7によつて互いにその動きを連動規制
されている。
第3図は、この連動機構7の概略構成を示して
おり、連動機構7は、リンクアーム13、リンク
ロツド14、リンク位置規制機構15を含む。リ
ンク位置規制機構15は、例えば、規制板に長穴
を刻設し、この長穴に沿つてダンパー羽根5,6
の軸と結合したピンを係合移動させるようにして
構成される。そして、リンクアーム13は図に示
すように、ウエイトアームを介してバランスウエ
イト8と接続している。ここにおいて、バランス
ウエイト8が第3図に示すように右傾化している
場合は各ダンパー羽根4,5,6は流路遮断状態
に閉鎖し、これが鉛直方向に保持されるときに
は、連動機構7を介して流路開放状態になる。そ
して、このダンパー羽根4,5,6の開閉動作は
矢示の空気流の有無によるものであり、空気流が
無い場合は、バランスウエイト8の重力により羽
根は確実に閉状態を保つ。空気流が一定風量以上
となり、風圧が高くなると、バランスウエイト8
の重量に抗して各羽根が押し開かれる。ここにお
いて、ケーシング内の空気流通をさえぎるものは
2個の軸9,10のみであり、空気流の圧力損失
を最小限におさえることができる。のみならず、
ダンパー羽根の鋼性上も、ダクト上下幅の3分の
1づつの長さに構成でき、大型ダクトにも適合す
るダンパー羽根として構成することが可能であ
る。また、ダンパー羽根4,5間とダンパー羽根
6と低部ケーシング間を通過した空気流は互いに
干渉することなく、平行流となつて、圧力損失は
ほとんどなく円滑な空気流通性が確保されること
となる。
尚、本考案ではダンパー羽根3枚の構成とした
が、更に大口径のダクトに接続する場合には空気
流の圧力損失とダンパー羽根の強度を勘案して
5,7,9等の奇数枚の羽根構成とすることも可
能である。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る逆流防止ダ
ンパーによれば、互いに連動して空気流の一定流
方向にのみ流路を開放し、空気流の逆流方向に対
しては流路を遮断する3枚のダンパー羽根を有す
ることとしたので、空気流の流路を遮ぎるものは
2個の軸のみであるため風圧損失を最小限におさ
え、平常時の円滑な空気流通性を維持することが
できる。
また、ダンパー羽根を3枚として構成したの
で、ダンパー羽根が鋼性に優れ、長寿命の逆流防
止ダンパーを得ることができるのみならず、製造
コストも安価なものとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すダクトの長手
方向概略断面図、第2図は、本考案の実施例を示
す逆流防止ダンパーの概略断面図、第3図は、本
考案の実施例を示す連動機構の概略説明図、第4
図a,b,cは、従来の逆流防止ダンパーを示す
概略断面図である。 1……ダクト、2……逆流防止ダンパー、4,
5,6……ダンパー羽根、7……連動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気流の流路を形成するダクトの所定位置に介
    在してダンパー羽根を開閉することにより空気流
    の流路の遮断、開放を行うダンパーにおいて、互
    いに連動して空気流の一定流方向にのみ流路を開
    放し、空気流の逆流方向に対しては流路を遮断す
    る三枚のダンパー羽根を有することを特徴とする
    逆流防止ダンパー。
JP6079987U 1987-04-21 1987-04-21 Expired - Lifetime JPH0531479Y2 (ja)

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JPS63168747U JPS63168747U (ja) 1988-11-02
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JP4984664B2 (ja) * 2006-06-12 2012-07-25 パナソニック株式会社 シャッター機構
JP6032491B2 (ja) * 2013-04-26 2016-11-30 豊田合成株式会社 ダンパ開閉装置

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JPS63168747U (ja) 1988-11-02

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