JPH0328241A - キトサン含有セルロース複合粒子 - Google Patents

キトサン含有セルロース複合粒子

Info

Publication number
JPH0328241A
JPH0328241A JP1163232A JP16323289A JPH0328241A JP H0328241 A JPH0328241 A JP H0328241A JP 1163232 A JP1163232 A JP 1163232A JP 16323289 A JP16323289 A JP 16323289A JP H0328241 A JPH0328241 A JP H0328241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chitosan
viscose
cellulose
weight
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1163232A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Yamagishi
山岸 敢児
Shinta Sasaki
笹木 信太
Shigeru Osumi
大隅 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP1163232A priority Critical patent/JPH0328241A/ja
Publication of JPH0328241A publication Critical patent/JPH0328241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はキトサン含有セルロース粒子に関する。
さらに詳しくは、固定化酵素用担体、液クロ用充填剤、
化粧品添加剤、食品添加剤、着色剤等に好適な微小キト
サン含有セルロース粒子に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) キチンは下等動物、特に節足動物に多《含まれているが
強固な水素結合のため、取り扱いが容易でない。そのた
め、アルカリ処理してアセトアミド基を、加水分解させ
、アミノ基含量が多いキトサン(通常脱アセチル化度7
0〜98%)の形にしてはじめて酸に溶解することがで
き、aSS状、フィルム状、粒子状に加工することを可
能にしている。
キチンの分子構造は、セルロースの0−!位のOH基の
代わりにアセトアミド基が結合したものであり、キトサ
ンはそのアセトアミド基が第一級のアミノ基に変換され
た構造を有し、塩基性多糖である。そのため、新しい機
能材料として重要な地位を占めつつある。
本発明は、セルロースをマトリックスにし、塩基性多糖
であるキトサンを、セルロースマトリックスに均一内包
させることによりセルロースにキトサンの機能を付与し
た新規構造物を提案するものである。
本発明の目的は、キトサンを含有した微小セルロース粒
子を提供することにある。本発明の他の目的は、平均粒
径がs o o um以下の微小セルロース複合粒子を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、 1. キトサンを含有し、平均粒径が500μm以下で
ある微小セルロース複合粒子、 L キトサンをセルロース1重量部当り0.02〜IM
!1部含有する微小セルロース複合粒子、によって達成
される。
本発明にいう微小セルロース複合粒子は、粒子径300
μm以下である。粒子径が′500μmを越えると、キ
トサンがセルロースマトリックス中に均一に分散され難
く、粒子が変形したりするため、形態の安定な複合粒子
が得られない。
キトサンは、カニ、エービの甲殻を水洗いしたのち希塩
酸で炭酸カルシウムを除き、水酸化ナトリウム水溶液中
で加熱し、タンパク質を除去したキチンをアルカリ処理
することによって得られるもので、ゲル形成に必要な重
合度を有するものであって、且つ脱アセチル化度が70
%以上のものが挙げられる。
キトサンの含有量は、セルロース1重量部当り0.01
〜1重量部が好ましく、0.04〜0,07重量部がよ
り好ましい。含有量が0.02重量部未満では、セルロ
ース複合粒子のキトサンによる塩基性効果が乏しく、1
重量部を越えると、セルロースマトリックス中に均一に
分散され難く、強度面で不安定tJ複合粒子となる。
本発明のキトサン含有セルロース複合粒子は、例えば次
のようにして製造することができる。
(1)  キトサンを含有するビスコースを準備し、(
2)キトサン含有ビスフースと水溶性のアニオン性高分
子化合物とを混合して、キトサンを含有したビスコース
の微粒子分散液を生成せしめ、(a)  上記分散液を
加熱することによって該分散液中のビスコースを凝固さ
せ、次いで酸で中和してキトサンを含有したセルロース
の微粒子を生成し、 O)該セルロースの微粒子を母液から分離し、そして必
要により水洗あるいは乾燥する、ことによって得られる
上記本発明方法によれば、111の工程によりキトサン
を含有するビスコースを準備し、第2の工程によりキト
サンを含有したビスコースの微粒子分散液を生成し、第
6の工稈によりキトサンを含有したセルロースの徴粒子
を生成し、そしてjl4の工程で該セルロースの複合粒
子を母液から分離する。
キトサンを含有するビスコースを準備する第1の工程は
、キトサン酸性溶液とビスコースとを混合することによ
って実施される。
使用するキトサン酸性溶液は、前記のキトサンを、酸性
の水溶液IC溶解したもので、酸性の水溶が低下し、ビ
スコースが凝固しやすくなるので好ましくない。
使用するビスコースは、例えば次のよりな性質を有する
ガンマ価sO〜100.より好ましくは66〜80であ
る。アルカリ濃度は5〜1s重j1%、より好ましくは
8〜12重量%である。セルロース濃度は、3〜10重
量%で用いられ、ビスコース中のセルロースに対するア
ルカリ(苛性ソーダとして)の重量割合は50〜100
!J1%、より好ましくは60〜sort%であり、キ
トサン酸性溶液をビスコースに混合する際に凝固しない
安定な混合液が得られるように、適宜選択される。
第2の工程により、キトサンを含有するビスコースは水
溶性のア二オン性高分子化合物と混合することによって
キトサンを含有したビスコースの微粒子分散液を生成せ
しめる。混合はビスコースの微粒子分散液が生成するな
らば如何なる手段を用いるζともできる。例えば、撹拌
翼や邪魔板等による機械的撹拌、超音波撹拌あるいはス
タテックミキサーによる混合を単独であるいは紹合せて
実施することができる。
水溶性のア二オン性高分子化合物はポリアクリル酸ソー
ダ、ポリスチレンスルホン酸ソーダ等が挙げられ、好ま
しくは水溶液として、より好ましくは該高分子化合物の
濃度が0.5〜26重量%、特に好ましくは2〜22重
量%の水溶液として用いられる。かかる水溶液は、さら
に20℃における粘度が5センチポイズ〜5万センチポ
イズ、特に5センチポイズ〜S万センチボイズであるも
のが好ましい。
キトサン含有ビスコースと水溶性のアニオン性高分子化
合物とはセルローズ1重量部当り該高分子化合物01〜
100重量部、より好ましくは1〜45重量部、特に好
ましくは4〜20!!量部で用いられ、混合せしめられ
る。
尚、キトサンはセルローズ1重量部当り0.02〜1重
量部、より好ましくは0.04〜0.7重量部用いられ
、混合せしめられる。
混合はビスコース中に含まれる二硫化炭素の沸点よりも
低い温度で実施するのが有利であり、より好ましくは0
〜40℃の範囲で実施される。
本発明方法によれば、上記第2工程で生成したキトサン
を含有するビスコースの微粒子分散液は、次いで第3工
程によって凝固および中和せしめられキトサンを含有す
るセルローズの微粒子を生成する。
加熱による凝固はビスコース中に含まれる二硫化炭素の
沸点以上の温度例えば500〜90°の温度で有利に実
施できる。
中和剤として用いられる酸としては、例えば硫酸、塩酸
の如き無機酸が好ましく用いられる。中和剤はビスコー
スを中和するに適当な量で用いられ、セルローズの微粒
子を生或する。
上記第2工程で生成したキトサンを含有するセルローズ
の微粒子は、本発明方法によれば、次いで第4工程にお
いて母液から分離され、必要により水洗あるいは乾燥せ
しめられる。母液からの微粒子の分離は、例えば戸過、
遠心分離等によって行うことができる。
かくして本発明によれば、上記したとおり、キトサンを
含有するセルローズ複合粒子を得ることができ、適当な
製造条件の選択によって平均粒径が200−300μm
の稍々大きいものから、平均粒径がto−2oμmの微
小なセルローズ複合粒子を得ることができる。
(実施例) 実施例1 キトサン(共和油脂■製:アロンフロック)101を6
0℃、6M量%塩酸水溶液9501に溶解した。この溶
液に撹拌しながら苛性ソーダをpH8になるまで添加し
てキトサン分散液(キトサン濃度6重量%)を得た。該
分散液20Fとビスコース801C苛性ソーダam量%
、セルロース10M!量%)とを撹拌回転数2 0 O
 rpm  で混合し、キトサン含有ビスコース液を得
た。
キトサン含有ビスコース60gとポリアクリル酸ソーダ
(重合度SOO ,濃度t2:XItffi%)水溶液
240gとを室温下10分町回転数2 0 0 rpf
nで混合し、キトサン含有ビスコースの微粒子を得た。
約SO分間かけて80℃に昇温し、さらに30分間、8
0℃にて該微粒子を凝固せしめた。
ガラスフィルターにて凝固粒子をF別し0.6重量%塩
酸にて中和し、さらに水洗してキトサンを含有したセル
ロースを得た。このキトサン含有セルロース粒子は真球
状で平均粒子径が60μmであった。
本キトサン含有セルロース粒子はキトサンを10重量%
/セルロース含有し、赤色2号(酸性染料:1%owf
 )にて常法で染色すると、濃色の赤色として着色した
実施例2 実施例1で調整したキトサン含有ビスコース601とポ
リアクリル酸ソーダ(重合度5 0 0 G.濃度8重
量%)水溶[2 4 0 fとを室温下10分間、回転
数6 0 O rpm で混合し、キトサン含有ビスコ
ースの微粒子を得た。以後の処理は実施例1と同様にし
て、キトサン含有セルロース粒子1t得、平均粒子径は
50μmであった。
(発明の効果) 本発明のセルローズ複合粒子は微細であり、しかもセル
ロースとキトサンの複合素材であるため、化学薬品に対
し比較的安定であり、固定化酵素用担体、液クロ用充屓
剤、化粧品添加剤、食品添加剤、着色材として広範囲む
産業分野に使用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キトサンを含有し、平均粒径が300μm以下で
    ある微小セルロース複合粒子。
  2. (2)キトサンをセルロース1重量部当り0.02〜1
    重量部含有する特許請求の範囲第1項に記載の微小セル
    ロース複合粒子。
JP1163232A 1989-06-26 1989-06-26 キトサン含有セルロース複合粒子 Pending JPH0328241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1163232A JPH0328241A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 キトサン含有セルロース複合粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1163232A JPH0328241A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 キトサン含有セルロース複合粒子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0328241A true JPH0328241A (ja) 1991-02-06

Family

ID=15769841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1163232A Pending JPH0328241A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 キトサン含有セルロース複合粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0328241A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0824107A2 (de) * 1996-08-12 1998-02-18 Lenzing Aktiengesellschaft Cellulosepartikel
DE19717764A1 (de) * 1997-04-26 1998-10-29 Josef Stuhler Viskoseplüsch
KR100430165B1 (ko) * 2000-11-20 2004-05-10 이걸주 진공 포장용 비닐팩

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0824107A2 (de) * 1996-08-12 1998-02-18 Lenzing Aktiengesellschaft Cellulosepartikel
EP0824107A3 (de) * 1996-08-12 1998-04-22 Lenzing Aktiengesellschaft Cellulosepartikel
DE19717764A1 (de) * 1997-04-26 1998-10-29 Josef Stuhler Viskoseplüsch
KR100430165B1 (ko) * 2000-11-20 2004-05-10 이걸주 진공 포장용 비닐팩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101613422B (zh) 一种天然橡胶胶乳蛋白质的固定方法
DK173005B1 (da) En fremgangsmåde til fremstilling af vanduopløseligt polymerpulver, der kan redispergeres i en væskefase og en fremstilling
CN113956500B (zh) 一种玉米醇溶蛋白复合粒子及运载体系、制备方法、应用
US5959073A (en) Method for preparing polymeric beads
US4325741A (en) Fibroin-coated pigment and processes for producing same
CN107511135A (zh) 一种三氯化铁‑水滑石‑壳聚糖聚合物及其制备方法
CN109293976A (zh) 一种多孔壳聚糖微球的制备方法
CN105622991A (zh) 纳米微晶纤维素增强壳聚糖/瓜尔胶复合膜的制备方法
CN107970228A (zh) 一种以壳聚糖-tpp-kgm为复合壁材的纳米微囊的制备方法
KR20200132584A (ko) 안정화된 아스타잔틴 나노입자와 그 제조방법
CN109721740A (zh) 一种连续制备不同脱乙酰度的甲壳素/壳聚糖溶液的方法
JPH0328241A (ja) キトサン含有セルロース複合粒子
WO2021024900A1 (ja) 多孔質セルロース粒子及びその製造方法
CA2407584A1 (en) Process for preparing chitosan particles
CN113024864A (zh) 一种食品用可降解塑料膜及其制备方法
CN107141494B (zh) 一种甲壳素纳米凝胶的制备方法
JPH0455610B2 (ja)
CN114886110A (zh) 一种基于淀粉基颗粒-聚合物界面的双层乳液的制备方法
JPS63182304A (ja) 微結晶キトサンおよびその製造方法
EP2233144A1 (en) Chitosan-containing compositions and process for production thereof
JPS61257906A (ja) パツク化粧料
CN113841784A (zh) 一种贻贝肌原纤维蛋白的改性方法
JPS63202671A (ja) シリコーン被覆微粒子の製造方法
JPH0491135A (ja) キトサン含有セルロース複合粒子の製造法
US20050159593A1 (en) Method for deproteinization of chitosan