JPH03281570A - アルキレンオキサイドグラフトポリアミド組成物 - Google Patents

アルキレンオキサイドグラフトポリアミド組成物

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JPH03281570A
JPH03281570A JP8060090A JP8060090A JPH03281570A JP H03281570 A JPH03281570 A JP H03281570A JP 8060090 A JP8060090 A JP 8060090A JP 8060090 A JP8060090 A JP 8060090A JP H03281570 A JPH03281570 A JP H03281570A
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JP
Japan
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alkylene oxide
polyamide
polymer
acid
parts
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Application number
JP8060090A
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English (en)
Inventor
Hidemasa Okamoto
岡本 秀正
Yoji Okushita
洋司 奥下
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルキレンオキサイドグラフトポリアミドとハ
ロゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくとも一種を
有するポリマーとのアロイに関する。
本発明の組成物は柔軟性、耐衝撃性、染色性、吸水性、
吸湿性、帯電防止を要求される分野で利用される。
〔従来技術〕
一方、ハロゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくと
も一種を有するポリマーは、各々特長を持ったポリマー
であるが、帯電防止性、吸湿性、染色性、耐衝撃性、柔
軟性に劣る。
上記、ハロゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくと
も一種を有するポリマーにおいて帯電防止性、吸湿性を
改善する方法としては、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレンオキサイド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリ
ドン等の親水性ポリマーをブレンドすることが知られて
いる。しかしながら、これら親水性ポリマーが上記ハロ
ゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくとも一種を有
するポリマーと相溶しなかったり、又親水性ポリマーが
水溶性の場合には相溶しても水で簡単に抽出されたりし
て帯電防止性、吸湿性が永く持続しない。
又、上記、ハロゲン原子、アミノ基および水酸基の少な
くとも一種を有するポリマーにおいて耐衝撃性、柔軟性
を改善する方法としては、各種ゴ防止性や吸湿性を改良
するものではない。
本願発明者らは互いに相溶し合い、かつ各々の長所を永
続させる方法を提供することを目的に鋭意研究し、アル
キレンオキサイドグラフトポリアミドとハロゲン原子、
アミノ基および水酸基の少なくとも一種を有するポリマ
ーとを混合することで、各々の樹脂の持つ欠点を改良で
きることを見出し、この発明を完成させた。
C問題点を解決するための手段〕 本願発明はアルキレンオキサイドグラフトポリアミドと
ハロゲン原子、アミノ基および水tlI基の少なくとも
一種を有するポリマーとからなる樹脂組成物である。
本願発明におけるアルキレンオキサイドグラフトポリア
ミドとは、炭素数2〜4個の1,2−アルキレンオキシ
ドで変性された分子中にカルボンアミド基を有するポリ
マーである。
炭素数2〜4個の1.2−アルキレンオキサイドとしで
は、エチレンオキシド、1.2−プロピレンオキシド、
1,2−ブチレンオキシドが好適である。
分子中にカルボンアミド基を有するポリマー(以下ポリ
アミド)とは、分子主鎖中に繰り返される一Co −N
H−基を有する公知の線状ポリアミドを用いることがで
きる。
好適なポリアミドはたとえば次ぎのポリアミド形成性出
発物質を、中性又は酸性の触媒の存在下に普通に重縮合
させることにより製造されたものであってよい、2〜1
2個の炭素原子を有するジアミンたとえばベンター、ヘ
キサ−又はデカメチレンジアミンと、4〜12個の炭素
原子を有するジカルボン酸たとえばアジピン酸、ピメリ
ン酸、セバシン酸及びその同族体、テレフタル酸、フェ
ニレンジ酢酸又はフェニレンジプロピオン酸からの混合
物又は塩であって、炭素鎖が異種原子たとえば酸素又は
硫黄により中断されていてもよいもの。他の好適なポリ
アミド形成性出発物質は、アルキル基により置換されて
いてもよい4〜12個の炭素原子を有するポリアミド形
成性ω−アミノカルボン酸、たとえばω−アミノ酪酸、
ω−アミノカプロン酸、ω−アミノカプリル酸、ω−ア
ミノカプリン酸、ω−アミノデカン酸及びω−アミノド
デカン酸、ω−アミノカルボン酸に対応するラクタム又
は前記ポリアミド形成性出発物質の混合物である。特に
好ましいポリアミドはポリカプロラクタム及びポリヘキ
サメチレンアジパミドである。
アルキレンオキサイドグラフトポリアミドの製造は公知
の方法を用いることができる。例えば、特開昭47−8
97号、ドイツ特許第907701号、同第71395
7号、ベルギー特許第665018号、同左第7405
77号に記載されている。
具体的にはポリアミドを不活性ガス雰囲気下、60〜1
20℃で数時間アルキレンオキサイドと接触することで
得られる。
アルキレンオキサイドグラフトポリアミド中の1.2−
アルキレンオキサイドのグラフト量は、ポリアミド10
0重量部に対して10〜200重量部、好適には20〜
150重量部である。200重量部より多くなると、強
度が著しく低下する。
また、10重量部より少ないとハロゲン原子、アミノ基
および水酸基の少な(とも一種を有するポリマーとの相
溶性が著しく低下する。
本願発明に使用するハロゲン原子を含むポリマーとして
は、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプゴム、塩素化ゴ
ム、クロロブレンゴム、アクリルゴム等の塩素原子含有
ゴム状物。ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、塩ビ
ー塩化ビニリデン共重合体、塩ビー酢酸ビニル共重合体
等の塩素原子含有ポリマー等。
ポリフッ化ビニル、ボリフフ化ビニリデン、ポリ三フフ
化塩化エチレン、ポリへキサフルオロプロピレン、フッ
素ゴム等のフッ素元素含有ポリマー等を挙げることがで
きる。
アミノ基を有するポリマーとして、ポリアミド、ポリビ
ニルピリジン、メラミン樹脂、ポリエチレンイミン等を
挙げることができる。
水酸基を有するポリマーとしては、ポリビニルアルコー
ル、エチレン−酢ビ共重合体、ポリエステル、これらの
ケン化物および水酸基含有不飽和化合物による変性物等
を挙げることができる。
上記、ハロゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくと
も一種を有するポリマーは単独でも、二種以上併用する
こともできる。
また、上記のポリマーに、ハロゲン原子、アミノ基およ
び水酸基を持たないポリマー、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリフェニレンエーテル、ポリサルフ
ァイド等のスパーエンプラ等を少量併用することもでき
る。
また、充てん剤として炭酸カルシウム、タルク、シリカ
、マイカ、硫酸バリウム、二酸化チタン、アルミナ、ア
ルミニウム粉、ニッケル粉、銅粉、カーボンブランチ等
、また補強材としてガラス繊維、カーボン繊維、チタン
酸カルシウムウィスカ、アルミナ繊維、シリコンカーバ
イド性等、また、ポリアミド、ハロゲン原子、アミノ基
および水酸基の少なくとも一種を有するポリマーの各々
の耐熱、耐候剤、安定剤等を単独または併用することが
できる。
アルキレンオキサイドグラフトポリアミドとハロゲン原
子、アミノ基および水酸基の少なくとも一種を有するポ
リマーとの重量比は99〜1:工〜99、好ましくは、
95〜5:5〜95、より好ましくは90〜10:10
〜90である。
これらの混合は、押出機、バンバリーミキサ−等により
溶融混練することで達成できる。また、互いに溶解する
溶媒に溶解して溶液状態で混合することもできる。溶媒
としては、互に溶解するものであれば制限されないが、
N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等のような極
性溶媒の単独あるいは混合物、あるいはこれらと良好に
混合する脂肪族、脂環族、芳香族炭化水素、ハロゲン化
炭化水素、酸素、窒素、イオウ等へテロ原子を含む炭化
水素との混合物が好ましく用いられる。
本組成物は、フィルム、シート、繊維、加工品、筐体等
の成形品として用いられる。
〔実施例〕
以下に実施例を示す。
(実施例1) ナイロン6(宇部興産■製1022 B、融点、230
℃)100重量部に対してエチレンオキサイド(日本触
媒化学工業■製)を107重量部グラフトしたポリエチ
レンオキサイドグラフトポリアミド(融点、195℃)
100部に対してポリ塩化ビニル(日本ゼオン■製、重
合度700、安定剤としてジ−n−ブチルマレート2%
添加)を10〜100重量部を添加し、ブラベンダー(
200℃)で溶融混練した後、プレス(200℃)で厚
さ1)のシートを作成した。
相溶性 目視による観察で透明性を、また、成形したシートの屈
曲テスト(10回)で相分離の有無をみた。
酸性染料による染色性 上記シート33部あたりに、水1000部を加え、40
〜45℃で酢#(100%換算)7部を加えた。10分
後、A+m1nyl Blue E −20L (Su
+winolLeveling Blue AGG、住
友化学■製)1部を加え、40〜60分かけて85〜1
00℃に昇温し、そのままの温度で1時間束色を続けた
。その後、染色されたシートをオーバーフロー水槽で、
洗浄し、常法により乾燥した。染色状態は目視で評価し
た。
吸水率 上記シートを室温水に浸漬し重量変化の追跡により平衡
吸水率を測定した。
体積固有抵抗 ASTM D257に準拠した。
以下、結果を表1に示す。
(比較例1) 実施例1において、ポリエチレンオキシドグラフトボリ
アミドに代えて、ナイロン6(実施例1に使用したもの
と同じ)を使用し溶融混練及びプレスを235℃で行っ
た以外、実施例1と同様に行った。相溶性は不良であっ
た。
(実施例2) 実施例1において、ポリ塩化ビニルに代エテ、塩素化ポ
リエチレン(大阪曹達■製、塩素含有量35%)を用い
た以外は同様に行った。
(比較例2) 実施例2において、エチレンオキシドグラフトポリアミ
ドに代えて、ナイロン6を用い溶融混練及びプレスを2
35℃で行った以外は同様に行った。
(実施例3) 実施例1において、ポリ塩化ビニルに代えて、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物(クラレ■製、エバール
Ep−F、エチレン含量33モル%)を50重量部を用
いた以外は同様に行った。
良好な相溶性、酸性染料に対する染色性、耐衝撃性を示
した。
(実施例4) 実施例(1)のエチレンオキシドグラフトポリアミド3
0重量部とメラミン樹脂(日本カーバイド■製)70重
量部をヘンシェルミキサーで混合したのち200℃でプ
レス成形した。
良好な相溶性、耐衝撃性を示した。
(比較例3) 実施例に用いたポリ塩化ビニル、クロル化ポリエチレン
、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物単体の吸水は
なく、体積固有抵抗(Ω・cm)は各々、8X10”、
5X10”、2X10”であった。
〔発明の効果〕
本願発明アルキレンオキサイドグラフトポリアミドとハ
ロゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくとも一種を
有するポリマーとの組成物は相溶性がよく、染色性、吸
水率、体積固有抵抗、耐衝撃性等が改良される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキレンオキサイドグラフトポリアミドとハロ
    ゲン原子、アミノ基および水酸基の少なくとも一種を有
    するポリマーとからなる樹脂組成物。
JP8060090A 1990-03-30 1990-03-30 アルキレンオキサイドグラフトポリアミド組成物 Pending JPH03281570A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215727A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587486A (ja) * 1981-06-25 1983-01-17 シエル・インタ−ナシヨネイル・リサ−チ・マ−チヤツピイ・ベ−・ウイ 炭火水素混合物の製法
JPH03258850A (ja) * 1990-03-06 1991-11-19 Toray Ind Inc 熱可塑性樹脂組成物

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