JPH03280042A - 処理液の水補充方法 - Google Patents

処理液の水補充方法

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JPH03280042A
JPH03280042A JP8182690A JP8182690A JPH03280042A JP H03280042 A JPH03280042 A JP H03280042A JP 8182690 A JP8182690 A JP 8182690A JP 8182690 A JP8182690 A JP 8182690A JP H03280042 A JPH03280042 A JP H03280042A
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JP
Japan
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water
tank
processing
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replenished
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JP8182690A
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Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀感光材料の連続処理における処
理液の蒸発量に相当する水を補充する方法に関する。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料という。)
は、露光後、現像、脱銀、水洗、安定化等の工程により
処理される。
現像には現像液、脱銀処理には漂白液、漂白定着液、定
着液、水洗には水道水またはイオン交換水、安定化処理
には安定液がそれぞれ使用される。 各処理液は通常3
0〜40℃に温度調節され、感光材料はこれらの処理液
中に浸漬され処理される。
このような処理には、通常、自動現像機等の処理装置が
用いられており、感光材料は上記処理液を満たした処理
槽間を順次搬送して処理される。
ところで、自動現像機による連続処理では、感光材料の
処理量に応じて補充液を補充するとともに、補充分をオ
ーバーフローさせ、処理により疲弊した処理液を補充液
で置換し、処理液の組成と性能を一定に保つようにして
いる。
しかし、このような感光材料の処理量に応じた処理液の
補充を行なっても、処理量に依存することなく処理液の
蒸発が起こり、オーバーフローが十分行なわれず、ある
いは場合によってはオーバーフローが全く行なわれず、
処理液が濃縮し、また疲弊処理液が蓄積される。
そして、これにより処理液の組成変化が起こり、処理性
能が損なわれてしまう。
このため、蒸発水分を補充することが行なわれており、
例えば、処理に際し、朝1回、一定量の水を補充する方
法や、処理液液面が目に見えて低下したときのみ水を補
充する方法が行なわれている。
このように、従来の方法では、水補充の時期が限定され
たものとなっている。
一方、槽内に設置した液レベルセンサ等により槽内の処
理液の減員分を実測し、この減員分を補充することも考
えられる。 このときの簡易かつメンテナンス性の良い
液レベルセンサとしては、電極対やフロート、静電容量
変化によるもの等がある。
しかし、これらの液レベルセンサによる検出では精度が
低く、水補充レベルがバラツキやす(、処理液の処理性
能にバラツキが生じ、常に一定した写真性能の画像を得
ることが困難である。
〈課題を解決しようとする課題〉 本発明の目的は、処理液の蒸発量を正確かつ簡易に求め
ることができ、安定した写真性能の画像を得ることがで
きる処理液の水補充方法を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記目的は、下記の構成(1)の本発明によって構成さ
れる。
(1)露光後のハロゲン化銀感光材料を処理する写真処
理装置の処理槽内の処理液に対し、この装置外気の温湿
度を検知し、予め組み込まれた計算式により蒸発水分を
計算し、それに基づいた水量を補充して蒸発水分を補正
することを特徴とする処理液の水補充方法。
〈作用〉 本発明では、処理液の蒸発量を温湿度条件に応じて求め
、これを蒸発量に相当する水として補充しているので、
蒸発量を実測する手間を省くことができ、操作が単純化
する。
また、この際、センサとしては、精度が高くかつ安価な
温湿度センサを用いればよいので、正確かつ簡易な蒸発
補正を行なえる。
したがって、蒸発量を正確に求めることができ、処理液
の処理性能を一定に保持することができ、常に安定した
写真性能の画像が得られる。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図には、本発明を実施するのに用いられる写真処理
装置(以下、装置)の代表的な構成例が示されている。
第1図に示されるように、装置1は、露光後の感光材料
に発色現像−漂白一漂白定着一定着一水洗一安定化の工
程を施すものであり、この工程に従って、発色現像槽1
1、漂白槽12、漂白定着槽13、定着槽14、水洗槽
15.16および安定槽17を有する。
そして、これらの処理槽内には、それぞれ、発色現像液
110、漂白液120、漂白定着液130、定着液14
0、水洗水Wおよび安定液170が満たされている。
また、各処理槽11〜17の上部には、処理槽全体を覆
うように蓋体65が設置されている。
この蓋体65と各処理槽内の各処理液面との間には、処
理槽上部空間60が形成されている。
また、この上部空間60には、安定槽17の後方に設置
される乾燥部の熱が処理槽方向に流入するのを防止し、
かつ露結を防止するために、図示矢印方向に、処理時に
て、通風されるようになっている。
なお、この通風は、感光材料が装填された装置では、感
光材料が吸湿によりべとつくのを防止するためのもので
もある。
また、発色現像槽11、漂白槽12、定着槽14および
安定槽17には、それぞれ、発色現像補充槽21、漂白
補充槽22、定着補充槽24および安定補充槽27が設
置されている。
そして、各補充槽には、発色現像補充液210、漂白補
充液220、定着補充液240および安定補充液270
が満たされており、各補充槽から各処理槽に、補充ポン
プ41〜44を介して各補充液が補充されるように構成
されている。
また、装置1は、発色現像槽11、漂白槽12および水
洗槽16に、それぞれ、これら各種にて蒸発分に相当す
る水を補充するための水タンク31を有する。
水タンク31には水Wが満たされており、水補充ポンプ
46〜48を介して、水Wが補充されるように構成され
ている。 この水Wの補充は、後述のように装置1が設
置されている室内の温湿度条件に応じて行なわれるよう
になっているので、装置外気、通常装置近傍の温度およ
び湿度を検出する温度センサ5および湿度センサ6が設
置されている。 このとき用いる温湿度センサは公知の
いずれであってもよい。
なお、水タンク31は、水洗槽16の補充槽を兼ねるも
のであり、水洗補充液Wが水補充ポンプ48を介して補
充されるようになっている。
また、漂白槽12および定着槽14に、それぞれ、漂白
補充液220および定着補充液240が補充されたとき
、そのオーバーフローが漂白定着槽13に流入されるよ
うになっている。 これにより、漂白定着補充液を新た
に調製する必要がない。
さらに、水洗槽16に水洗補充液Wが補充されたとき、
そのオーバーフローが水洗槽15に流入されるようにな
っており、向流方式が採用されている。
また、水洗槽15のオーバーフローは定着槽14に流入
されるようになっている。 これにより廃液を減少させ
ることができる。
また、漂白槽12には、図示のように、エアレーション
装置29を設置することが好ましく、処理中にエアレー
ションすることが好ましい。
このエアレーションは、酸化剤にアミノポリカルボン酸
鉄(m)錯塩を用いたときに、特に、有効である。
次に、漂白槽12を代表的にとりあげ、温湿度条件に応
じて蒸発水分を補正する水補充方法について説明する。
漂白槽12では、処理の開始時にて漂白液120が液面
レベルL0まで満たされており、液面レベルL。にてオ
ーバーフローが行なわれる。 処理が開始されると通常
は、感光材料による発色現像液110の持込量と漂白液
120の持出量はほぼ同じであるので、液面レベルL0
はほぼ保持される。
しかし、処理中にて漂白液120の水分が蒸発するため
、液面レベルL0は次第に低下する。
本発明においては、この蒸発により漂白液120が例え
ば液面レベルL1まで低下したとき水補充ポンプ47が
作動し、水タンク31から水Wの補充が開始される。
この場合、水の補充量は装置1が設置される外気の温湿
度を温度センサ5および湿度センサ6によって検知し、
予め組み込まれた計算式により計算制御手段7が蒸発水
分を算出するものである。
蒸発水分の算出に際しては、例えば、温度に基づ(因子
として、検知温度における水蒸気圧(Ps/mmHg)
、また湿度は、相対温度(RH/%)をそのまま用い、
下記式(1)に従って蒸発量を求める。
蒸発量としては、例えば、漂白槽にて漂白液と空気とが
接触する気/液界面面積ll11!当たり、1時間当た
りの蒸発量β(ml/m”−Hr)を求める。 この場
合には、実際の蒸発量に相当する水の量は、βに気/液
界面面積(m2)と時間(Hr)とを乗じたものである
β= 15X (1+Q/Vx K) (Pw−PsX
 RH) [mj/Hr−m”]・・・(1) 上記式(1)において、Pwは液温での飽和蒸気圧(m
mHg)であり、処理時(温調時)と停止時(予熱時)
とでは異なる値を示す。
また、■は、前記の処理液の上部空間の容積(lを示す
また、Qは、前記の処理時の通風量(j/分)を示し、
停止時は0(17分)である。
Kは、上記空間の容積V (lや空間でのタンク等の形
状に依存し、通風効果が異なることに起因する定数を示
す。
定数にとしては1/2以上5以下が好ましいが、特に好
ましいのは1である。
このように(Q/VXK)は装置により定まる値である
この定数には実験的に求めてお(。
βは、処理時と休止時にて異なる値をとるので、通常は
、停止時、処理時ごとにQ、V、K、Pwを定数化して
、停止時のβ。、処理時のβ、をPsおよびRHの関数
として設定しておけばよい。
この際、外気の温湿度条件、すなわちPsおよびRHは
経時的に変化する。
従って、温度およびRHを、温度センサ58よび湿度セ
ンサ6にてモニタする。
そして、この検知温度およびRHは計算制御手段7に入
力される。
計算制御手段7においては、Psを2〜5℃ごとのステ
ップ、RHを3〜10%ごとのステップとし、温度およ
び湿度が異なるステップに移行するごとに、処理時か停
止時かに応じβ0、β1を求め、これにステップ経過時
間および気/液界面面積を乗じ、これらを積算して、水
量Wを算出する。 温湿度とβ0およびβ1との関係は
予めテーブル化しておけばよい。
そして、水量Wが規定量、例えば5〜801に到達した
とき、その水量を水補充ポンプ47により補充すればよ
い。
これにより液面レベルはオーバーフローレベルL0に回
復する。
また、レベルセンサを液面レベルL1のところに設けて
おき、Llに到達したときβに基づく水量Wを補充して
もよい。
このような水補充の操作が繰り返し行なわれ、所定量の
感光材料が処理された後に、感光材料の処理量に応じて
漂白補充液220がまとめて補充されることが好ましい
この補充に先立っては、水補充によるオーバーフロー等
により液面レベルL0を回復しておくことが好ましい。
図示の装置1では漂白槽12のみならず、他の処理槽で
も水補充が行なわれるが、例えば、以下のようにするこ
とが好ましい。
漂白定着槽13では、漂白槽12と同様に、βに基づ(
水補充を行なえばよい。 ただし、この場合、図示のよ
うに、標準の液面レベルを回復する水量が漂白定着槽1
3内に補充されるように水洗槽16に水補充を行なうよ
うに構成されている。 これにより、定着槽14、水洗
槽15および16にても水補充がなされることとなり、
各種の水補正を適切に行なうことができる。
漂白定着槽13での水補充量は、この他、漂白槽12に
おける水量Wに比例する量として求めてもよい。
また、第1図の装置1では、漂白槽12での水補充の際
に発色現像槽11に水を補充することが好ましい。
このときの水の補充量は、漂白液や漂白定着液と同様に
、式(1)を用いて求めたβに基づいて設定することが
できる。 さらには、漂白槽12での水量Wに比例させ
た量としてもよい。
この場合、発色現像槽11に隣接する漂白槽12が、発
色現像槽11に対してモニター水槽的な役割を果すこと
になり、発色現像槽11における水補充のタイミングお
よび水補充量を適切なものとすることができる。
また、安定槽17では、漂白定着槽13での水補充の際
に安定補充液270を蒸発分に相当するものとして補充
することが好ましい。
この場合の安定補充液270の量は、式(1)を用いて
求めても、漂白定着槽13での水補充量に比例させた量
としてもよい。
なお、定着液140および水洗水Wにおいて、上記の態
様に限定されることなく、式(1)を用いて水の蒸発量
を求め、これにより水補充を行なうことができる。
以上のように、各処理槽11〜17では、水補充と処理
液補充とが適宜行なわれることになる。
本発明を適用することが可能な処理液とじては、上記例
に限らず、種々のものを挙げることができる。
例えば、黒白現像液、停止液、反転液、調整液等である
これら処理液の詳細については、日本写真学会編「写真
工学の基礎」コロナ社刊(昭和54年)P299 r第
4章現像処理」等の記載を参照することができる。
このような処理液のなかで、本発明は、酸化還元電位が
150mV以上、好ましくは180mV以上、より好ま
しくは200mV以上の酸化剤(高電位酸化剤)を含む
漂白能を有する処理液、主に漂白液に適用することがで
きる。
このような処理液は酸化力が大きいため、沃臭化銀から
構成されるカラー感光材料(カラーネガフィルム、カラ
ー反転フィルム等)にても迅速処理を可能とするが、こ
のものでは液の蒸発濃縮による処理性能の低下が顕著と
なるので、特に、本発明の適用は有効である。
なお、上記の酸化還元電位は、トランスアクションズ・
オブ・ザ・ファラデイ・ソサイエテイ(Transac
tions of the Faraday 5oci
ety)、55巻(1959年)  1312〜131
3頁に記載しである方法によってpH6,0の条件で測
定して得られたものである。
上記の高電位酸化剤としては、環境保全、取り扱い上の
安全性、金属の腐食性等の点からアミノポリカルボン酸
鉄(III)錯塩を使用するのが好ましい。
具体的には、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸鉄
([1)錯塩、メチルイミノニ酢酸鉄(III)錯塩、
イミノニ酢酸鉄(I)錯塩、1゜4−ブチレンジアミン
四酢酸鉄(I)錯塩、ジエチレンチオエーテルジアミン
四酢酸鉄(III)錯塩、グリコールエーテルジアミン
四酢酸鉄(I[I)錯塩、1,3−プロピレンジアミン
四酢酸鉄(III)錯塩等であり、なかでも1.3−プ
ロピレンジアミン四酢酸鉄(I)錯塩(1゜3−PDT
A −Fe (I[I) )が好ましい。
本発明は、種々のカラーないし黒白感光材料の処理に適
用することができる。
例えば、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カ
ラー印画紙、カラーポジフィルム、カラー反転印画紙、
製版用写真感光材料、X線写真感光材料、黒白ネガフィ
ルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等が挙げられる
なお、本発明において、長期に亘って感光材料が処理さ
れない状態が継続した場合も、βに基づく水量を補充す
ることが好ましい。 これにより、この後すぐ処理を再
開しても処理液を交換することなく、直ちに良好な処理
性能が得られることになる。
また、上記においては、漂白槽等にて感材による持込量
と持出量をほぼ同じとして水の補充を行なっているが、
持込量と持出量を考慮して処理液補充の際に補正するよ
うにしてもよい。
例えば、感材の処理量に応じた補充量をv8 持込量を
■、。、持出量をV、。とじたとき、v、l+ (Vl
。−■2゜)の値が正の場合にてこの処理液量を槽内か
らポンプにより汲み出すようにしてもよい。
以上の水補充および処理液補充の操作は、前記の計算制
御手段を設置して行なう。
本発明は、銀塩写真式複写機、自動現像機、プリンター
プロセッサー ビデオプリンタープロセッサー 写真プ
リント作成コインマシーン、検版用カラー処理機等の各
種感光材料処理装置に適用することができる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 富士写真フィルム■製のカラーネガフィルム5HG40
0 (35mn巾)を像様露光を与えた後、第1図に示
される構成の槽配列を有する自動現像機により、下記の
処理工程に従って処理した。
処理工程   処理時間   処理温度  補充量° 
タンク容量発色現像   2分3町2   38℃  
 20mff1    10j漂  白      2
時少    38℃   4.5mj      41
漂白定着    40e    38℃    −42
定  着     4中    38℃   14mj
     4j水洗(1)3叱2   38℃    
      21水洗(2)      に秒    
38℃   3軸2   22安  定     に秒
    38℃   2−   21乾燥 1分 55
℃ *補充量は35mm巾1m長さ当りの量水洗は(2)か
ら(1)への向流方式であり、また漂白槽と定着槽のそ
れぞれのオーバーフローは全て漂白定着槽へ流入させた
。 また水洗(1)の槽のオーバーフローは全部定着槽
へ流入させた。
なお、漂白槽、漂白定着槽、定着槽は、それぞれ開口率
が0.02であった。
35mm巾1m長さの感光材料の発色現像液の漂白槽へ
の持込量は2.5mj、また漂白液の持出量は2.4r
nlであった。
上記感光材料を1日当たり10本の割合で1ケ月連続処
理した。
このとき、温度センサおよび湿度センサにより温度およ
び湿度を検知して、式(1)を用いてテーブル化したも
のにより、漂白槽における温調時(処理時)のβ、と予
熱時(停止時)のβ。を求め、これと時間と槽内の気/
液界面面積(100cm”)とから水量Wを算出した。
なお、温度は5℃ステップ、湿度は10%RHステップ
とした。 ただし、自動現像機の設置場所の外気は27
℃、60%RHにて恒温恒温とした。
そして、水量が40m1になったときにこの量の水を補
充するようにした。
なお、式(1)における係数等は以下の通りであり、そ
れから算出されたβ3、β。は、それぞれ、β+ = 
608 ml/Hr−m2、β、=327mj/Hr−
m”である。
β= 15x (1+Q/VX K) (Pw−PsX
 RH) [mj/Hr−m”]・・・(1) このとき、K=1 処理時:Q/VXK=0.2 停止時:Q/VXK=0 処理時: Pw = 50mmHg (38℃)停止時
: Pw = 38mmHg (33℃)Ps  : 
27mmHg (27℃)RH=60%(但し、RH/
100で計算)である。
上記における水量Wは、温調時および予熱時の時間が、
それぞれ、単位時間、すなわち1時間に対応するもので
ある。
この水量Wを補充しつつ、27本を処理液補充を行なう
ことなく処理した。
そして、27本処理後、液面レベルをり、に補正し、そ
れから27本分に相当する漂白補充液を補充した。
一方、漂白定着槽でも、同様に、(1)式に用いてβに
基づ(水量を求め、40mjずつ水補充した。
そして、上記水量が漂白定着槽に補充されるように後段
の水洗槽に水補充を行なった。 蒸発分に対しては、こ
のとき、同時に定着液および水洗水にも水補充を行なう
ようにした。
定着槽および水洗槽への処理液の補充は9本毎とした。
なお、第1図に示されるように、漂白槽に水補充がなさ
れると、これと連動して発色現像槽にも水補充がなされ
、水洗槽に水補充がなされると、安定槽に補充(すなわ
ち、水補充に相当するもの)がなされるようにした。
このとき、発色現像槽、安定槽でも、それぞれ、漂白槽
と同様にして、式(1)に従いβに基づき水補充量を求
めて水補充を行なった。 発色現像槽、安定槽でのその
水量は、それぞれ、30mj、50mjとした。
発色現像補充液および安定補充液の処理液補充は、ネガ
フィルム24枚撮り1本毎とした。
なお、漂白槽では、感光材料の処理中のみ、漂白液をエ
アレーションするようにした。
以下に処理液の組成を示す。
(発色現像液)     母液(g) ジエチレントリアミン五 酢酸         1.0 1−ヒドロキシエチリデ シー1.1−ジホスホ ン酸           3.0 亜硫酸ナトリウム    4.0 炭酸カリウム      30.0 臭化カリウム       1.4 ヨウ化カリウム      1.5mgヒドロキシルア
ミン硫酸 塩                 2.42−メチ
ル−4−[N− エチル−N−(β−ヒ ドロキシエチル)アミ ノコアニリン硫酸塩  4.5 水を加えて       1.01 pH10,05 補充液(g) 1.1 3.2 4.9 30.0 3.6 6.0 1.0R 10,15 (漂白液) 1.3−プロピレンジア ミン四酢酸第二鉄アン モニウムー水塩 アンモニア水(28%) 臭化アンモニウム 硝酸アンモニウム ヒドロキシ酢酸 酢酸(98%) 水を加えて pH[ジェタノールアミン で調整] 母液(g) 13g、0 3.4 80.0 20.0 50.0 50.0 1.02 3.3 補充液(g) 207.0 5.1 120.0 30.0 75.0 75.0 1、OP 2.8 (定着液)       母液(g)補充液(g)エチ
レンジアミン四酢酸 ニアンモニウム塩    12.0   36亜硫酸ア
ンモニウム   20.0   60イミダゾール  
    3090 チオ硫酸アンモニウム水 溶?& (700g/j)      280.0m1
  840mff1水を加えて        1.0
1   1.0RpH7,47,45 (漂白定着液) 〈母液〉 漂白液と定着液とを1=8(容積)の割合で混合して調
製した(pH6,8) (水洗水) 母液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型強
塩基性アニオン交換樹脂(同アンバーライトIRA−4
00)を充填した混床式カラムに通水してカルシウムお
よびマグネシウムイオン瀾度を3fflビ/N:l下り
こ机理し、続いて二塩化イソシアヌール酸ナトリウt2
0mg/jと硫酸ナトリウム150 mg/jを添加し
た。 この液のpH6,5〜7.5の範囲にあ℃た。
(安定液)  母液、補充液共通(単位g)ホルマリン
(37%)        2.0mjポリオキシエチ
レンーp− モノノニルフェニルエーテ ル(平均重合度10)     0.3エチレンジアミ
ン四酢酸二ナ トリウム塩         0.05水を加えて  
        1.0jpH5,8〜8.0 なお、水補充用の水は水洗水と同じものである。
このような処理において、漂白不良、定着不良等の写真
性能を調べたところ、1ケ月の連続処理にてもバラツキ
がな(常に良好な画像が得られた。
また、実際の温湿度が変動する条件にて運転した結果で
も、写真性能のバラツキがなく、定して良好な画像が得
られた。
これに対し、毎朝1回、発色現像槽、漂白槽、漂白定着
槽、水洗槽および安定槽で定量の水補充を行なう方法で
は、実際の温湿度が変動する条件にて写真性能にバラツ
キが生じた。
〈発明の効果〉 本発明によれば、処理液の蒸発分を正確かつ簡易に補正
することができ、長期にわたる連続処理でも安定した写
真性能の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における自動現像機の槽配列を示す概
略構成図である。 符号の説明 1・・・自動現像機 11・・・発色現像槽 12・・・漂白槽 13・・・漂白定着槽 14・・・定着槽 15.16・・・水洗槽 17・・・安定槽 31・・・水タンク 5・・・温度センサ 6・・・湿度センサ 7・・・計算制御手段 願 理 同 富士写真フィルム株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後のハロゲン化銀感光材料を処理する写真処
    理装置の処理槽内の処理液に対し、この装置外気の温湿
    度を検知し、予め組み込まれた計算式により蒸発水分を
    計算し、それに基づいた水量を補充して蒸発水分を補正
    することを特徴とする処理液の水補充方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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