JPH03279930A - 音声写し込みカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、音声入力を認識し、その認識結果に基づく
音声データをフィルムに写し込むことができる音声写し
込みカメラに関するものである。

［従来の技術］ 従来、日付、時刻等のデータをフィルムに写し込むこと
ができるカメラとして、日付、時刻等のデータを予めＲ
ＯＭ　（Ｒｅｑｄ　　Ｏｎ　１　ｙ　　Ｍｅｍｏｒｙ）
に焼き付けておき、これを外部から入カキ−で呼び出し
、液晶表示体に数字データとして表示し、かつ、これを
ランプにて照射してフィルムに写し込むように構成され
たものがあった。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の音声写し込みカメラは、写し込まれた日付等
により撮影時の手がかりがある程度は得られるが、撮影
したときから日が経つにつれ、記録内容についての記憶
が次第に薄れていくので、写真プリントの横等にメモ書
きを添えてアルバム等に貼付ける工夫をしない限り、ど
ういう条件、状況のときの写真かが判別困難になるとい
う問題点があった。従って、上記問題点を解消しなけれ
ばならないという課題がある。

発明の目的 この発明は、上記課題を解決するためになされたもので
、写真撮影時に、撮影条件等を音声入力によりその場で
フィルムに写し込めるようにした音声写し込みカメラを
得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る音声写し込みカメラは、音声人力を認識
し、その認識結果に基づき音声データを出力する手段と
、前記音声データを表示する表示体と、前記表示体に表
示された音声データを投影露光してフィルムに写し込む
手段とを備えており、前記音声データをフィルムの一部
に写し込み可能に形成されたものである。

［作用］ この発明における音声写し込みカメラは、撮影条件等を
述べた音声入力を認ましその認識結果に基づき音声デー
タを出力し、その音声データを表示体に表示するととも
に、この表示体に表示された音声データをフィルムに投
影露光し写し込むことができる。したがって、撮影時に
撮影条件等を音声入力により入力することにより、その
場でフィルムに写し込み、記録することができる。また
、音声データがそのままフィルムに投影露光されるため
、フィルムには勿論のこと、フィルムからプリントした
画面にも音声データを表示できる。

［実施例コ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は、この発明による音声写し込みカメラの一実施例の
全体構成を示すブロック図である。

同図において、（１）は、たとえばカメラの裏面に配置
された音声入力用マイクロホン、（２）は音声増幅アン
プ、（３）は、音声増幅アンプ（２）を介して入力され
た音声が既に登録された音声と合致するか否かを判別し
、合致したときにはその音声に応じた信号を出力する音
声認識回路、（４）は、音声認識回路（３）からの出力
信号に応じて音声データを出力するＣＰＵ　（マイクロ
コンピュータ）、（５）は、音声データを記憶するＲＡ
Ｍ　（ランダム　アクセス　メモリ）、（６）は表示駆
動回路である。また、（７）は、表示部駆動回路（６）
により駆動され、入力された音声データを確認する表示
部、（８）は、同じく表示部駆動回路（６）により駆動
される液晶表示体であり、ＣＰＵ（４）からの信号によ
り点灯されるランプ（９）とフィルム（１０）との間に
配置されている。液晶表示体（８）上に表示された音声
データは、フィルム（１０）を露光するためのランプ（
９）により、フィルム（１０）上に写し込み、記録され
る。（１１）は音声を登録する命令を入力するための音
声登録スイッチである。

第２図及び第３図は、それぞれ、この発明による音声写
し込み機構を組み込んだカメラの裏面及び前面の一例を
示す図である。第２図に示すように、カメラ筐体（１５
）の裏面には、音声入力用マイクロホン（ＩＡ）と表示
部（７）及びファインダ（１６）の接眼部が設けられ、
また、第３図に示すように、カメラ筐体（１５）の前面
には、音声入力用マイクロホン（ＩＢ）とファインダ（
１６）の対物部が設けられている。

第４図は、音声データを写し込んだフィルムの一例を示
しており、音声入力された撮影データが小画面（１７）
の部分に写し込まれている。

次に、動作について説明する。まず、音声登録スイッチ
（１１）を操作して音声認識回路（３）を登録モードに
し、例えば、数字、単語等を音声入力用マイクロホン（
１）に向かって発音し入力することにより、任意の音声
を登録しておく。登録が終了したら音声登録スイッチ（
１１）を解除し、音声認識回路（３）を認識モードに設
定する。

写真撮影時に第２図に示すカメラ筐体（１５）のファイ
ンダ（１６）をのぞいて被写体をとらえ、その時に所望
の音声データ、例えば「５月１３日の富士山」という音
声を音声入力用マイクロホン（１）に入力する。この音
声が音声認識回路（３）により認識されると、その出力
がＣＰＵ（４）に送られる。更にＣＰＵ　（４）からＲ
ＡＭ　（５）に音声データが送られ、記憶される。この
時、表示位置を決定するアドレス信号もＣＰＵ　（４）
からＲＡＭ　（５）に送られる。ＲＡＭ　（５）から読
み出される表示データは、表示部駆動回路（６）を介し
て表示部（７）及び液晶表示体（８）に送られ、音声デ
ータとして表示される。表示部（７）は、第２図に示す
カメラ筐体（１５）の裏面に配置され、どのような音声
が入力されたかの確認を行なう働きをする。

液晶表示体（８）はネガ表示となっており、写し込みデ
ータは透過し、背景が黒くなる。音声データをフィルム
（１０）に写し込むときは、ＣＰＵ（４）によりパルス
８力を発生してランプ（９）を発光させ、液晶表示体（
８）を透過した光がフィルム（１０）を露光する。

以上のようにして、音声データが、第４図に示すように
、フィルムの駒の一部に例えば小画面（１７）のように
写し込まれる。

なお、上記説明では、第２図のファインダ（１６）をの
ぞきながら音声を音声入力用マイクロホン（１）に入力
する場合について述べたが、必ずしも常にこのようにす
る必要はなく、予め音声入力用マイクロホン（ＩＡ）に
音声入力し、第１図のＣＰＵ　（４）またはＲＡＭ　（
５）に記憶しておき、撮影時の任意のときにこれらを読
み出してフィルムに写し込むようにしてもよい。また、
複数個の文章等を記憶しておき、これらを次々に読み出
して、フィルムの任意の駒毎に順次写し込めるようにし
てもよい。また１、第３図に示すように、他の音声入力
用マイクロホン（ＩＢ）と切り換えて、前方の話者から
の音声人力を写し込めるようにすることもできる。

更に、外部マイクロホン入力端子を設けて、例えば遠方
からの音声入力を外部マイクロホンから入力するように
してもよい。また、フィルムへのデータ写し込み位置は
第４図に示す位置に限定されるものでなく、画枠外に配
置してもよい。縦方向、横方向、斜め方向その他種々の
データ配列をとることも可能である。

また、前記実施例では音声データを入力通りの表記とし
たが、必ずしもこれに限定されるものでなく、特殊な用
途、例えば気密保持のために特定の記号などを用いて暗
号表示とすることも可能である。

［発明の効果］ この発明は、以上説明したとおり、音声入力を音声デー
タとしてフィルム上に直接写し込めるようにした構成に
より、撮影情報を写真撮影時にその場で即音声入力し記
録することかできる。また、プリントした印画紙上にそ
の音声人力した撮影情報を記録できるので、写真の整理
が簡単になり、かつ、本人だけでなく他の人にとっても
写真を見る楽しさを一層増大させることができるなどの
顕著な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の１実施例の全体構成を示すブロッ
ク図、第２図、第３図は、それぞれ、この発明によるカ
メラ筐体の裏面と前面を示す説明図、第４図は、音声デ
ータを写し込んだフィルムの一例を示す説明図である。 図中、（１）は音声入力用マイクロホン、（３）は音声
認識回路、（８）は液晶表示体、（９）はランプ、（１
０）はフィルムである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音声入力を認識しその認識結果に基づき音声データを出
   力する手段と、前記音声データを表示する表示体と、前
   記表示体に表示された音声データを投影露光してフィル
   ムに写し込む手段とを備え、前記音声データをフィルム
   の一部に写し込み可能に形成されたことを特徴とする音
   声写し込みカメラ。