JPH0327897A - 正確な寸法のブリケットを製作するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ，　産業上の利用分野 本発明は、特許請求の範囲第１項の上位概念に記載の粉
末材料から正確な寸法のブリケット（ｐｒｅｓｓｌｉｎ
ｇ）を製作する方法及びこの方法を実施する装置に関す
る。

ｂ．　従来の技術 西独特許出願第２９５１７１６号明細書から、一定の高
さ及び密度の戒形体を製作する、金属粉末から少なくと
も１つの工程により戒形体をプレス加工する方法が公知
である。このためにプレスラム及びプレスベッドのプレ
ス力の変化が工程に依存して測定されて記憶され、行程
に依存する前もって与えられている目４！値と比較され
る。この場合にブリケントの高さの精度は機械的ストッ
パと、固定設定できるプレスラムの行程とにより保証さ
れる。所定の精度限界の中で密度を一定に維持すること
は、プレス力の比較により目標値の上回りが検出される
と金型の充填容積が次の動作サイクルで減少されること
により可能である． この方法により、最終的には粉末のみかけ密度ひいては
金型の中に充填された粉末堆積のプレス特定に影響を与
える使用金属粉末特性変化又はその他の変化（例えば特
定の機械的振動の発生）に応動ずることが可能である。

しかしながらこの場合に補正は常に次のブリケットにお
いてのみ作用する、何故ならば目標値偏差が検出された
ブリケットの金型充填容積を変化させることはできない
からである。しかしこの公知の方法は、それに先行する
公知の従来の技術に比して、ブリケットの密度と成形精
度とを同時に維持すること′に関して著しい改善をもた
らした．しかしブリケットの精度に対する要求が特に厳
しい場合にはこの方法で十分であるとはかぎらず、使用
調整方法における不可避なむだ時間のために欠陥品の多
数製作される。

Ｃ．　発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、ブリケノトの威形精度の公差をさらに
狭くすることを可能にし、同時に欠陥品製作の危険をさ
らに低減する方法及びこの方法を実施する装置を提供す
ることにある。

ｄ．　課題を解決するための手段 上記課題は、特許請求の範囲第ｌ項の特徴部分に記載の
特徴により解決される。この方法の有利な実施例は特許
請求の範囲第２項ないし第４項に記載されている．この
方法を実施する装置は特許請求の範囲第５項の特徴部分
に記載の特徴を有する． 本発明の基礎は、粉末材料から製作されたブリケットの
戒形品精度が、或形するブリケットの幅に対応する相対
的間隔にプレスラムとプレスベッドのプレス面が位置す
るようにプレスラムとプレスベッドを移動することにだ
け依存するのではないという認識である。

すなわち各ブリケットはある程度弾力を有し、したがっ
て金型から取出すと弾力により膨張する。

この弾力による膨張の大きさはブリケットの密度に依存
し、ひいては印加プレス力に間接的に依存する．原理的
には、プレス力が大きいほど膨張も大きい。しかし密度
とプレス力との間の関連は線形でなく、用いられる粉末
材料に依存する。したがって、それ自体としては同一の
威形形状のブリケットを製作する場合にはプレスラム及
びプレスベッドはプレス終位置において正確に同一の相
互位置に移動することができても、２つの正確に同一の
大きさのブリケットが得られることが保証されるわけで
はない．すなわち一方のブリケットのみかけ密度が他方
のブリケットより大きいために一方のブリケフトに他方
のブリケットより大きいプレス力が印加されるとこれら
のブリケットが必然的に互いに異なって或形される、何
故ならば金型からの取出し後のブリケットの膨張の程度
は必然的に異なるからである． この認識を本発明は利用している、すなわち本発明では
戒形品の膨張は、プレス終位置におけるプレスラムの終
位置の最終的な検出において考慮される。このために印
加プレス力は当該プレスラム又はプレスベッドにおいて
測定されなければならず、この個所におけるブリケット
の弾性特性に対応じて（例えば階段状ブリケットの場合
には各踊り場で）弾力路を求めなければならない。予測
される膨張が大きいほど、互いに対向するプレスラムと
プレスベッドのプレス面を互いに接近させなければなら
ない。本発明ではプレス力の変化は、ブリケットにおけ
る高寸法精度部分を成形する少なくとも１つのプレスラ
ム又はプレスベッド又は極端な場合には各プレスラム及
びプレスベッドの行程に依存して検出され、行程に依存
する公差帯域と比較される． プレス力が公差帯域を離れると、当該プレスラム又はプ
レスベッドの最初に設定された目標値位置に対する対応
する補正が求められる．有利にはこの補正は、偏差が検
出されたブリケットがプレス成形されている間に行われ
る。

金型の中にある粉末堆積のプレス特性の変化した原因は
通常は突然にまったく別のものにならないので、求めら
れた補正値を次の戒形品で考慮するだけで十分である。

本発明の改善形では、当該プレスラム又はプレスベッド
のプレス力の、行程に依存する第２の公差帯域が設けら
れ、この公差帯域を離れるとこれに対応じて補償するよ
うに・制御装置により次の動作サイクルで金型の充填容
積が変化される．この第２の公差帯域は第１の公差帯域
よりいかなる場合でも広く第１の公差帯域を完全にカバ
ーしている。このようにして粉末充填物のみかけ密度の
大きい変化がブリケット形状に与える影響でも補償する
ことができる． 最後に次のことを述べておく．行程に依存するさらに幅
の広いプレス力公差帯域を設けることもでき、この公差
帯域を出るとプレス装置は遮断される．最大許容プレス
力を上回った場合には例えばプレスラムとプレスベッド
との冷間溶接が原因であることもあり、したがってプレ
ス装置を停止することにより工具のより大きい損傷を回
避することができる。逆に最小プレス力を下回った場合
には金型が、例えば粉末供給の故障のために不十分に充
填されたか又はまったく充填されていないこともあり、
したがってこのような場合にはプレス装置を遮断して、
戒形工具の損傷を防がなくてはならない． ｅ．　実施例 次に本発明を実施例に基づき図を用いて詳しく説明する
。下型ｌの中に充填されている鉄粉２はプレスラム３と
プレスベッド４とにより、プレスラム３とプレスベッド
４との間の間隔が、ブリケット２の目標の高さに対応す
るまで固められる。

この状態は第１図に示されている．得られた鉄粉密度に
依存して、ブリケット２が金型から解放されると発生す
るブリケットの弾力に対応するプレス力が得られる．ブ
リケットの弾力に依存するプレス力の変化曲線は、用い
られた鉄粉のための先行の実験で求められた。通常はこ
の曲線は、公差帯域に支障のない区間で十分な近似で線
形化することができる。第２図に示されているようにプ
レスラム３及びプレスベッド４はこの弾力の値だけさら
に互いに近寄る。この方法において、ブリケット２を解
放すると発生する弾力によりブリケット２の目標の高さ
が正確に得られる（第３図）。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の方法の実施例を説明する
ための側面図である． １・・・下型、　　　　２・・・フ゛リケット、３・・
・プレスラム、　　４・・・プレスベッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）プレスラム及びプレスベッドがプレス終位置で、前
   もって与えられている目標位置に移動され、プレス動作
   の間にプレスラム及びプレスベッドのうちの少なくとも
   １つのプレスラム又はプレスベッドのプレス力の変化が
   行程に依存して検出され、行程に依存する前もって与え
   られているプレス力公差帯域とその都度に比較される、
   少なくとも１つのプレスラムと少なくとも１つのプレス
   ベッドを有する金型の中のプレス装置で例えば金属粉末
   である粉末状材料から正確な寸法のブリケットを製造す
   るための方法において、公差帯域を上回る場合には、プ
   レス力が高まると一緒に高まる成形後のブリケット弾力
   に対応する値だけブリケットの高さがプレス終位置で減
   少されるように当該プレスラム又はプレスベッドの目標
   位置がプレス終位置で変化され、公差帯域を下回ると逆
   の動作が行われることを特徴とする正確な寸法のブリケ
   ットを製作するための方法。 ２）前記プレスラム又はプレスベッドの終位置の目標値
   変化が、プレス力の目標値偏差が検出される動作サイク
   ルと同一の動作サイクルの間に行われることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の正確な寸法のブリケット
   を製作するための方法。 ３）第１の公差帯域を完全にカバーする、行程に依存す
   る第２のプレス力公差帯域が前もって与えられ、この第
   ２の公差帯域を上回る場合には金型の充填容積の低減が
   次の動作サイクルで行われ、下回る場合には逆の動作が
   行われることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の正確な寸法のブリケットを製作するための
   方法。 ４）行程に依存する第３のプレス力公差帯域が前もって
   与えられ、この公差帯域は第１の公差帯域と場合に応じ
   て第２の公差帯域とを完全にカバーし、実際のプレス力
   が第３の公差帯域から出るとただちに前記プレス装置が
   自動的に遮断されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第３項のうちのいずれか１項に記載の正確な
   寸法のブリケットを製作するための方法。 ５）少なくとも１つのプレスラムと少なくとも１つのプ
   レスベッドとを具備し、これらのプレスラム及びプレス
   ベッドのうちの少なくとも１つが力手段により他方に対
   して相対的に移動されることが可能であり、当該プレス
   ラム又はプレスベッドの位置を検出するための少なくと
   も１つの測定装置と、プレスラム及びプレスベッドのう
   ちのうちの少なくとも１つのプレス力を行程に依存して
   検出する少なくとも１つの測定装置と、これらの測定装
   置と接続されている、プレスラム及びプレスベッドの移
   動ための電子制御装置とをさらに具備する特許請求の範
   囲第１項記載の方法を実施する装置において、電子制御
   装置においてプレス終位置でのプレスラム及びプレスベ
   ッドの位置のための、目標値プレス力に対して変化され
   たブリケット弾力特性に対応する補正位置がプレス力に
   依存して呼出し可能又は計算可能でありることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の方法を実施する装置。