JPH03278107A - 位置決め装置の原点設定装置 - Google Patents

位置決め装置の原点設定装置

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JPH03278107A
JPH03278107A JP7665790A JP7665790A JPH03278107A JP H03278107 A JPH03278107 A JP H03278107A JP 7665790 A JP7665790 A JP 7665790A JP 7665790 A JP7665790 A JP 7665790A JP H03278107 A JPH03278107 A JP H03278107A
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Seiichi Iino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、各種工作機械のテーブル位置決め装置など位
置決め装置の原点設定方法及び装置に関する。
(従来の技術) 各種位置決め装置は、インクリメンタルエンコーダを備
え、該エンコーダが検出した移動量を原点位置を基準と
して積算することによりテーブルなど移動体の移動位置
を求め、移動位置が目標位置となるよう前記移動体を位
置決め制御している。
また、前記原点位置を規定するため、例えば原点位置付
近にドグを設け、移動体に取付けたリミットスイッチで
このドグを検出することにより前記移動体が原点位置付
近に近づいたことを知り、次に現われる前記インクリメ
ンタルエンコーダのZ相信号の検出位置を原点に設定し
ている。
ここに、前記リミットスイッチが前記ドグを検出しての
ちZ相信号が現われるまでの距離が周期的に現われるZ
相信号の約半分量となるよう、前記ドグの位置が定めら
れる。
前記ドグ位置が適正位置に設定されていない場合には、
前記リミットスイッチの検出誤差内に前記Z相信号が現
われて原点位置がZ相信号間隔たけずれて設定されてし
まうことがある。
そこで、従来は、前記ドグ位置を正確に設定するよう注
意を払い、もしずれて取付けられていた場合には、ドグ
位置調整を行っていた。
この調整作業は、調整方向及び調整量を考えた上で、ド
グ取付用のビスを緩め、ハンマで軽く叩いて例えば0.
5mm位の微調整を行い、その後ビスを固定し、再動作
をさせてみて、試行錯誤で最適位置を捜すというような
ものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如きドグ位置調整作業は、面倒で
、時間がかかり、作業者によっては調整不良を生じると
いう問題点があった。
そこで、本発明は、インクリメンタルエンコーダを用い
た位置決め装置において、移動体が原点位置付近に到来
したことを検出する位置の調整作業を行うことなく、こ
の位置の検出に次いでの2相信号の検出を適正に行うこ
とができる原点設定方法及び装置に関する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明は、移動体の移動量を
検出するインクリメンタルエンコーダを備え、該エンコ
ーダのZ相信号を基準として移動量を積算し、積算位置
が目標位置と一致するよう前記移動体を位置決め制御す
る位置決め装置の原点設定方法において、 前記移動体が原点位置付近に到来したことを検出してか
らの前記移動体の移動量を積算し、前記移動体が原点付
近に到来したことを検出してから次のZ相信号が現われ
るまでの前記移動体の移動量が、2相信号間隔の約半分
j1表なっていないとき、 前記移動体が原点位置付近に到来したことを検出してか
らの前記移動体の移動量が、次に現われるZ相信号位置
までの距離が2相信号間隔の約半分量となるよう予め設
定された値となってがら、次いで検出される2相信号検
出位置を原点位置に設定することを特徴とする。
また、移動体の移動量を検出するインクリメンタルエン
コーダを備え、該エンコーダのZ相信号を基準として移
動量を積算し、積算位置が目標位置と一致するよう前記
移動体を位置決め制御する位置決め装置の原点設定装置
において、前記移動体が原点付近に到達したことを検出
する手段を設け、 該手段により前記移動体が原点付近に到達したことを検
出したのち前記インクリメンタルエンコーダの出力信号
を積算し前記移動体の移動量を求める手段を設け、 該手段が求めた移動量が、次に現われるZ柑信号位置ま
での距離がZ相間隔の約半分量となるよう予め設定され
た量となってのち、次に現われるZ相信号位置を原点位
置に設定する手段を備えたことを特徴とする。
また、この原点設定装置において、前記移動体の通常の
移動領域の脱出を検出するオーバトラベル検出用のセン
サの機能を、原点復帰モードでは、到来する移動体を反
転動作させる機能に切り換えることを特徴とする。
(作用) 本発明の位置決め装置の原点設定方法及び装置では、上
記構成であるので、移動体が原点位置付近に到来したこ
とを検出してのち移動量の設定値aを通過してから、次
のZ相信号の検出位置を原点設定するので、原点位置付
近の検出位置が適正でない場合には移動量の設定値aに
例えばZ相間隔の約半分量を与えることにより、Z相検
出をZ相間隔の中央付近で検出することができる。
また、オーバトラベル検出用のセンサを利用し、原点復
帰モード下で、通常の移動領域から脱出する移動体を反
転移動させる場合には、任意の方向に移動される移動体
を方向転換できるので、自動的な原点復帰処理を行うこ
とができる。
(実施例) 第2図を参照するに、本例で用いる位置決め装置は、一
端を適宜減速機を介してサーボモータMと結合し、他端
を軸受1で支承したボールねじ2を有し、このボールね
じ2に移動体(ナツト部材)3を螺合することにより、
ボールねじ2を回転駆動することにより、ナツト部材3
を位置決め制御するようになっている。移動体3の移動
方向をX軸に取る。
前記サーボモータMにはインクリメンタルエンコーダE
が結合されている。前記サーボモータM及びエンコーダ
EはNC装置4と接続され、このNC装置内部に前記エ
ンコーダの検出信号を得てサーボモータMを駆動する位
置決めモジュールと、水素を実施するための原点設定モ
ジュールとが組み込まれている。
前記X軸のマイナス(−)端及びプラス(+)端にはオ
ーバトラベル状態を機械的に検出するセンサ(−)MO
T、(+)MOTが設けられている。また、それら位置
より少し内側には、オーバトラベル状態をソフトウェア
上で事前に検出するためのソフト位置(−)SOT、(
+)SOTが設定されている。このソフト位置(−)S
OT。
(+)SOTは、通常の移動領域よりは外側に設定され
、移動体3がこの位置に到来した場合には、オーバトラ
ベルが発生する恐れがあることを事前に知るためのもの
である。センサ(−)MOT。
(+)MOTは常時はオン状態となっており、通常は移
動体3を検出するとオフ状態となり機械を停止させる。
ただし、本例のセンサ(−)MOT、(+)MOTは、
原点復帰モード下では、これらセンサ(−)MO’T、
(+)MOTが移動体3を検出した場合には、これで機
械を停止させるのではなく、移動体3の移動方向を変化
させるように機能する。
これは、NC装置4を一度電源断とすると、NC装置4
の位置決めモジュールは移動体3の移動位置の情報だけ
でなく、その方向情報をも失うので、原点復帰モード下
で、移動体3を反転動作させることにより、いずれの方
向からでも原点方向に近ずけるようにするためである。
ソフト位置(−)SOT、(+)SOTは任意に数値設
定できる。
一方、図において前記ソフト位置(−)SOTの近傍で
それより内側にはドグ5が配置され、また前記移動体3
のドグ5と対応する位置にはこのドグ5との接触を検出
するリミットスイッチ(原点LS)6が設けられている
前記ドグ5及び原点LS46は、移動体3が原点位置X
。付近に到達したことを検出するためのもので、原点L
S6がドグ5に接触すると、原点LS6はオンからオフ
状態となり、離れるとオフ状態となる。
第3図に、一般的な原点復帰動作のパターンを示した。
動作Aはマイナス(−)方向からの復帰動作につき、■
〜■の順て動作することにより、最後の動作■でエンコ
ーダEのZ相信号を検出し、この位置を原点位置X。に
設定しようとするものである。
すなわち、■の動作で原点LSがオフすると、その位置
を通り過ぎてのち一時停止し、■の動作でゆっくりと反
対方向に移動し、原点LSオンで一時停止する。その後
、■の動作でゆっくりとプラス(+)方向へ移動し、2
相検出したら一時停止する。その後の動作でマイナス(
−)方向へ微速で移動し、Z相検出で原点設定する。
動作Bは、プラス(+)方向の復帰動作につき、上記の
■、■、■の動作で原点設定するものである。
動作Cは、■の動作で原点とは反対方向に移動してしま
った場合、センサ(+)MOTで移動体3を検出しての
ち反転動作させ、以後、Aのパターンと同様の■〜■の
動作で原点設定するようにしたものである。
動作パターンCの如く、センサ(−)MOT。
(+)MOTで反転動作させたとしても、機械によって
は、何ら安全上問題ない。言い換えれば、1 安全上問題なければ、動作パターンCを用いることがで
き、原点復帰指令を与えるのみて自動的な原点復帰処理
が行える。
第1図(b)は上記原点復帰モジュールを位置決め制御
モジュールとの関係で示すブロック図である。
図において、前記位置決めモジュールの中枢部を為し前
記サーボモータMを駆動する位置決め制御部7には、エ
ンコーダEの検出信号を積算し基準位置(原点)に対す
る現在位置を管理する現在位置管理部8が接続されてい
る。
よって、位置決め制御部7は現在位置管理部8の管理す
る現在位置が指令の目標位置になるよう所定の動作パタ
ーンで前記移動体3を動作させることが可能である。
前記位置決め制御部7には、原点復帰モード下で前記セ
ンサ(−)MOT、(+)MOTの機能を切り換える機
能切換部9と接続されている。この切換部9は、自動運
転モード、手動運転モードなど通常のモード下ではこの
センサ(−)MOT。
(+)MOTが移動体3を検出したとき安全上機 2 械を即停止させるが、原点復帰モード下では、移動して
きた移動体3を低速で反対方向へ移動させるよう、位置
決め制御部7に指令するものである。
前記現在位置管理部8には、原点到来検出部10と、Z
相信号検出指令部11刀(接続されている。
原点到来検出部10は前記原点LS6と接続され、第3
図に示す動作■において、原点LS6でドグ5の左端P
が検出されたことを現在位置管理部8及びZ相信号検出
指令部11に知らせるものである。
Z相信号検出指令部11は、前記原点到来検出部10と
接続される他、Z相非非出出量設定部12、Z相信号検
出部13と接続されている。
2相非非出出量設定12は、第3図の動作■において、
原点LS6のオフに次いで一定区間だけZ相信号を検出
しないことをパラメータaで指定するためのものである
。パラメータaは、第3図の動作■において原点LSが
オフとなってからZ相検出するまでの区間が余りに近す
ぎるとき、または余りに遠すぎるとき、Z相検出失敗し
たり、あるいは2相を誤って検出する恐れがある場合に
設定されるものである。このような恐れがない場合には
、数値ゼロ(0)を設定しておいてもよい。
Z相信号検出指令部11は、動作■において原点LS6
のオフ後、2相非非出出量設定12で設定された値aを
過ぎてのち、Z相信号検出部13に2相検出指令を出力
するものである。この間に現在位置管理部8は、原点L
Sオフの時点を基準としてエンコーダの検出信号を積算
し、移動体3の移動量を求めている。
前記Z相信号検出部13には、原点設定部14が接続さ
れている。原点設定部14は、前記現在位置管理部8と
接続されている。
Z相信号検出部13は、第3図の動作■■を拡大して示
す第1図(a)に示すように、動作■において原点LS
オフとなってのち、パラメータで設定される距離aを置
いて2相信号を検出し、動作■で原点位置X。に停止し
、現在位置管理部8にこの位置X。を原点設定する。
第4図に原点復帰処理のフローチャートを示した。
ステップ401でパラメータaを設定し、ステップ40
2で原点復帰モードとすると、ステップ403でセンサ
(±)MOTの機能が、非常停止から移動方向の切換え
機能に切換えられる。
そこで、ステップ404で原点復帰指令を与えると、ス
テップ405で原点LS6が第3図に示す動作■、■を
実行し、動作■においてドグ5の一端Pを検出する。
すると、ステップ406でそれからの移動量Xが積算さ
れ、ステップ407でX=aとなったらステップ408
でZ相検出開始し、2相検出するとステップ409で原
点設定される。
パラメータ9に設定する値は、通常はゼロ(0)、検出
区間が短すぎ、あるいは長すぎる場合にはZ相区間の約
半分量とすれば良い。
以上により、本例の原点設定モジュールでは、パラメー
タaに適宜の数値を与えることにより、Z相検出位置を
Z相検出開始点からZ相間隔の約半分量の位置付近で安
定して検出させることかで 5 きる。
よって、移動体が原点位置付近に到来したことを検出し
たのちZ相検出するまでの区間が不適切である場合、ド
グ5の位置を調整すパラメータaに適宜の量、例えばZ
相間隔の約半分量を与えるだけで良い。
また、原点復帰時、移動体が反転動作をしても危険を伴
うことがない場合、移動体をオーバトラベル位置で反転
動作させることができるので、原点復帰指令を与えるの
みで自動的な復帰動作を行わせることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得るも
のである。
[発明の効果コ 以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの
位置決め装置の原点設定方法及び装置であるので、原点
位置を設定するためのZ相信号の検出が不安定のとき、
移動体が原点位置付近に到来したことを検出してから設
定値aを過ぎてのち 6 Z相信号を検出させることかでき、設定値aを適正にす
るのみて、Z相信号を安定して検出てきる。
また、原点復帰作業のとき、通常の移動領域からの脱出
を定めるオーバトラベル検出用のセンサを利用して、通
常の移動領域脱出で移動体を反転動作させる場合には、
移動体の移動方向に関係なく原点設定することができ、
自動的な原点復帰処理が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は原点設定動作の最終段階での原点LS及
びZ相並びに移動体の動作状態を示す説明図、第1図(
b)は本発明の一実施例に係る原点設定モジュールの構
成を示すブロック図、第2図は位置決め装置の機械構成
を示す説明図、第3図は3種の原点復帰動作を示す説明
図、第4図は上記原点設定モジュールの処理方式を示す
フローチャートである。 5・・・ドグ 6・・・リミットスイッチ(原点LS)10・・・原点
到来検出部 11・・・Z相信号検出指令部 12・・・Z相非非出出量設定 部3・・・Z相信号検出部 14・・・原点設定部 M・・・サーボモータ E・・・インクリメンタルエンコーダ a・・・パラメータ ーMOT、+MOT・・・オーバトラベル検出用センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)移動体の移動量を検出するインクリメンタルエン
    コーダを備え、該エンコーダのZ相信号を基準として移
    動量を積算し、積算位置が目標位置と一致するよう前記
    移動体を位置決め制御する位置決め装置の原点設定方法
    において、 前記移動体が原点位置付近に到来したことを検出してか
    らの前記移動体の移動量を積算し、前記移動体が原点付
    近に到来したことを検出してから次のZ相信号が現われ
    るまでの前記移動体の移動量が、Z相信号間隔の約半分
    量となっていないとき、 前記移動体が原点位置付近に到来したことを検出してか
    らの前記移動体の移動量が、次に現われるZ相信号位置
    までの距離がZ相信号間隔の約半分量となるよう予め設
    定された値となってから、次いで検出されるZ相信号検
    出位置を原点位置に設定することを特徴とする位置決め
    装置の原点設定方法。
  2. (2)移動体の移動量を検出するインクリメンタルエン
    コーダを備え、該エンコーダのZ相信号を基準として移
    動量を積算し、積算位置が目標位置と一致するよう前記
    移動体を位置決め制御する位置決め装置の原点設定装置
    において、 前記移動体が原点付近に到達したことを検出する手段を
    設け、 該手段により前記移動体が原点付近に到達したことを検
    出したのち前記インクリメンタルエンコーダの出力信号
    を積算し前記移動体の移動量を求める手段を設け、 該手段が求めた移動量が、次に現われるZ相信号位置ま
    での距離がZ相間隔の約半分量となるよう予め設定され
    た量となってのち、次に現われるZ相信号位置を原点位
    置に設定する手段を備えたことを特徴とする位置決め装
    置の原点設定装置。
  3. (3)請求項2において、前記移動体の通常の移動領域
    の脱出を検出するオーバトラベル検出用のセンサの機能
    を、原点復帰モードでは、到来する移動体を反転動作さ
    せる機能に切り換えることを特徴とする位置決め装置の
    原点設定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271189A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ギヤ付きモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006271189A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ギヤ付きモータ

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