JPH0327732Y2 - - Google Patents

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JPH0327732Y2
JPH0327732Y2 JP12043484U JP12043484U JPH0327732Y2 JP H0327732 Y2 JPH0327732 Y2 JP H0327732Y2 JP 12043484 U JP12043484 U JP 12043484U JP 12043484 U JP12043484 U JP 12043484U JP H0327732 Y2 JPH0327732 Y2 JP H0327732Y2
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roller
spherical roller
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casing
robot
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JP12043484U
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JPS6136373U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、溶接ロボツトとして使用されるダイ
レクト教示ロボツト用テイーチング装置に関す
る。
従来例の構成とその問題点 近年、産業用ロボツトとして、テイーチング作
業の観点から、教示者がロボツトの動作部先端
(溶接トーチ、切断トーチ等)を持ち、直接動作
を教示する、いわゆるダイレクト教示ロボツトが
広く用いられるようになつてきている。第5図は
従来のダイレクト教示ロボツト用テイーチング装
置を示し、教示時には、ロボツトの動作部先端に
取付けられた回転円板21を、被作業部材22の
教示線に沿つて回転進行させるものである。この
回転円板21には周方向数箇所に孔23が明けら
れており、たとえば移動距離lmmごとにこの孔2
3がフオトカプラ24点を通過するようにセツト
すれば、フオトカプラ24からの信号発生時にロ
ボツトの各作動軸の位置を読み取ると、lmmごと
の位置をメモリ上に記憶できる。
ところが、このような従来のものでは、回転円
板21を用いて位置信号のタイミング取りを行な
つているため、教示点の軌跡はなめらかなものに
限定されるという問題がある。よつて、たとえば
第6図に示すような溶接の角部など、軌跡25を
急に方向転換させる必要がある場合は、教示が不
可能となる。
考案の目的 そこで本考案は、教示方向の急激な転換を可能
なようにすることを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため本考案は、ロボツトの
動作部に取付けられるケーシングと、 動作部先端位置に対応したケーシング部分に取
付けられ、被作業部材面上を回転進行する全周回
転式の球状ローラと、 被作業部材面と平行でかつ球状ローラの中心を
含んだ面内において互いに直交して配置され、前
記球状ローラにて摩擦駆動される第1および第2
の検出ローラと、 第1および第2の検出ローラの回転量をそれぞ
れ検出可能な第1および第2の回転量検出器と、 を有するようにしたものである。
このような構成によれば、球状ローラはどの方
向にも自由に回転できるため、教示方向の急激な
転換が可能となり、また第1および第2の検出ロ
ーラと、第1および第2の回転量検出器とによ
り、直交座標系におけるロボツト動作部先端の位
置決めを確実に行なうことができる。
実施例の説明 第1図aにおいて、1はロボツトの動作部とし
ての溶接トーチで、テイーチング装置取付用のフ
ランジ2を有している。第1図bは本考案による
テイーチング装置を溶接トーチ1に取付けた状態
を示し、3は止め金具4により溶接トーチ1に取
付けられるケーシングである。溶接トーチ1の先
端位置に対応したケーシング3部分には、被作業
部材面5上を回転進行する全周回転式の球状ロー
ラ6が取付けられている。なお第4図は、ロボツ
ト18に本考案によるテイーチング装置19を取
付けたときの全体図を示す。
第2図は本考案装置のシステムブロツク図を示
し、6は前述の球状ローラである。7,8は互い
に直交して配置された第1および第2の検出ロー
ラであり、被作業部材面5と平行でかつ球状ロー
ラ6の中心を含む平面内においてこの球状ローラ
6に当接し、この球状ローラ6にて摩擦駆動され
るようになつている。9は第1の検出ローラ7の
回転量を検出可能な回転量検出器としての第1の
エンコーダで、y軸方向の移動量を検出可能とな
つている。また10は第2の検出ローラ8に対応
した同様の第2のエンコーダで、x軸方向の移動
量を検出可能となつている。両エンコーダ9,1
0からの出力は、I/Oデバイス11を経て
CPU12に導かれている。
第3図はケーシング3内の断面構造を示すもの
である。図示のように、球状ローラ6はケーシン
グ3の中にはめこまれており、ケーシング3の内
部の全周に設けられた支持ローラ16によつて、
全方向に自在に回転可能である。第1の検出ロー
ラ7は、ケーシング3の内部において球状ローラ
6に接して設けられている。第3図においては図
示を省略したが、第2の検出ローラ8も、第1の
検出ローラ7と同様にケーシング3の内部に設け
られ、かつ第1の検出ローラ7と直交する方向に
配置されている。
第1図bに示すように、ケーシング3には、球
状ローラ6と同心状のねらい位置設定ローラ13
が遊転自在に外嵌されており、このねらい位置設
定ローラ13は対象する肉板面14に沿つて回転
進行可能とされている。第7図に示すように、溶
接においては、対象すみ肉板面14からトーチね
らい位置15までの距離Sが溶接結果への重要な
要因となるものであるが、第1図bのねらい位置
設定ローラ13は、その半径が距離Sに等しくな
るような寸法とされている。
このような構成によれば、球状ローラ6で軌跡
ならいを行ない、この球状ローラ6はどの方向に
も自由に回転できるため、急激な方向転換が可能
となる。また、球状ローラ6の直交2方向(x軸
方向とy軸方向)の移動距離成分は検出ローラ
7,8およびエンコーダ9,10にて検出され、
CPU12にて計算される。すなわち、x軸方向
の移動距離をLx,y軸方向の移動距離をLyとす
ると、溶接トーチ1の移動距離Lは L=√22 と計算される。これにより、等距離移動ごとの位
置検出も可能となる。
また、前述のように、溶接においては、第7図
に示す対象すみ肉板面14からねらい位置15ま
での距離Sが重要となるが、従来の回転円板21
を用いたものでは教示者の手の振れ等によりねら
い位置が定まらず、著しく作業性を損ううえに良
好な結果が得られないという問題がある。これに
対し、上記のようなねらい位置設定ローラ13を
利用すると、このねらい位置設定ローラ13を対
象すみ肉板面14に接触させて教示することによ
り、ねらい位置15を一定の距離Sで正確に維持
することが可能となる。
考案の効果 以上述べたように本考案によると、球状ローラ
はどの方向にも自由に回転できるため、教示方向
の急激な転換が可能となり、また第1および第2
の検出ローラと、第1および第2の回転量検出器
とにより、直交座標系におけるロボツト動作部先
端の位置決めを確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは溶接トーチを示す図、同図bは本考
案の一実施例によるテイーチング装置を同図aの
溶接トーチに取付けた状態を示す図、第2図は本
考案によるテイーチング装置のシステムブロツク
図、第3図は同テイーチング装置をロボツトに取
付けた状態を示す全体図、第4図はケーシングの
内部構造を示す断面図、第5図は従来例を示す
図、第6図は教示方向の急激な転換を説明する
図、第7図はねらい位置を説明する図である。 1……溶接トーチ(動作部)、3……ケーシン
グ、5……被作業部材面、6……球状ローラ、7
……第1の検出ローラ、8……第2の検出ロー
ラ、9……第1のエンコーダ(第1の回転量検出
器)、10……第2のエンコーダ(第2の回転量
検出器)、13……ねらい位置設定ローラ、15
……トーチねらい位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ロボツトの動作部に取付けられるケーシング
    と、 動作部先端位置に対応したケーシング部分に
    取付けられ、被作業部材面上を回転進行する全
    周回転式の球状ローラと、 被作業部材面と平行でかつ球状ローラの中心
    を含んだ面内において互いに直交して配置さ
    れ、前記球状ローラにて摩擦駆動される第1お
    よび第2の検出ローラと、 第1および第2の検出ローラの回転量をそれ
    ぞれ検出可能な第1および第2の回転量検出器
    と、 を有することを特徴とするダイレクト教示ロボ
    ツト用テイーチング装置。 2 ケーシングは、球状ローラと同心状に配置さ
    れるとともに対象すみ肉板面に沿つて回転進行
    しかつその半径が前記すみ肉板面からねらい位
    置迄の距離に等しい寸法とされたねらい位置設
    定ローラを備えていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のダイレクト教
    示ロボツト用テイーチング装置。
JP12043484U 1984-08-03 1984-08-03 ダイレクト教示ロボツト用テイ−チング装置 Granted JPS6136373U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12043484U JPS6136373U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ダイレクト教示ロボツト用テイ−チング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12043484U JPS6136373U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ダイレクト教示ロボツト用テイ−チング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136373U JPS6136373U (ja) 1986-03-06
JPH0327732Y2 true JPH0327732Y2 (ja) 1991-06-14

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ID=30679252

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JP12043484U Granted JPS6136373U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ダイレクト教示ロボツト用テイ−チング装置

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JP (1) JPS6136373U (ja)

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JPS6136373U (ja) 1986-03-06

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