JPH03275949A - ディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジン

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Publication number
JPH03275949A
JPH03275949A JP2074184A JP7418490A JPH03275949A JP H03275949 A JPH03275949 A JP H03275949A JP 2074184 A JP2074184 A JP 2074184A JP 7418490 A JP7418490 A JP 7418490A JP H03275949 A JPH03275949 A JP H03275949A
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JP
Japan
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cylinders
engine
cylinder group
operating state
compression ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP2074184A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sakurai
茂 櫻井
Masaaki Kashimoto
正章 樫本
Yasuhiro Yuzuriha
楪 泰浩
Saburo Nakamura
三郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2074184A priority Critical patent/JPH03275949A/ja
Publication of JPH03275949A publication Critical patent/JPH03275949A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数のシリンダを備えるとともに過給機が設
けられたディーゼルエンジンにMする。
(従来の技術) 車両に搭載されるディーゼルエンジンの分野にあっては
、エンジン本体内に形成されたシリンダ乙こ対する吸気
充填効率を改善して、特にエンジンが中高負荷運転状態
にあるときその出力を高めるべく、エンジン本体に接続
された吸気通路に、シリンダに供給される吸入空気の量
を増大させる過給機が設置されたものが知られている。
例えば、実開昭62−41842号公報においては、シ
リンダからの排気ガスによって駆動されるターボ式過給
機が装備されたディーゼルエンジンであって、ターボ式
過給機による過給状態に応じて、燃料噴射装置からシリ
ンダ上部に形成される燃焼室に噴射される燃料の量が調
整されるようムこなされたものが提案されている。
(発明が解決しようとする課B) 上述の如くに、ディーゼルエンジンにおける特に中高負
荷運転状態にあるときの出力の向上が、過給機が備えら
れることによって図られるようにされる場合、過給機に
よる最大過給圧ができるだけ高いものとなるように設定
されることが得策とされる。しかしながら、このような
過給機による最大過給圧は、エンジン本体における許容
最大燃焼圧に応じて定められることになり、過給機によ
る最大過給圧を増大させるべくエンジン本体における許
容最大燃焼圧を増大させることは、エンジン本体の重量
増加をまねくとともに製造コストの上昇を伴うことにな
るため、自ずと所定の限界が設けられる。
また、ディーゼルエンジンのエンジン本体における許容
最大燃焼圧は、圧縮比の累乗と大気圧に対してのシリン
ダ上部に形成される燃焼室内の圧力の比とされる圧力比
との積に、燃焼室内での燃焼による圧力上昇分を加えた
値に略等しい値を有するものとされる。従って、ディー
ゼルエンジンにおける許容最大燃焼圧が決定されるにあ
たり、エンジン本体の始動性の改善あるいは失火限界の
改善等が考慮されて圧縮比が比較的大に設定される場合
には、それに応して圧力比が比較的小とされることにな
り、エンジン出力の向上が図られることが困難とされる
斯かる点に鑑み、本発明は、複数のシリンダを有するエ
ンジン本体に接続された吸気通路に過給機が備えられた
ものとされ、エンジン本体における許容最大燃焼圧が格
別に高められることなく、始動性の改善と中高負荷運転
状態ムこあるときにおけるエンジン出力の向上との両立
が図られるようにされたディーゼルエンジンを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るディーゼルエン
ジンは、夫々において所定の圧縮比が得られるもとで混
合気の燃焼が行われる複数のシリンダにより形成される
第1のシリンダ群、及び、夫々において上述の所定の圧
縮比より高い圧縮比が得られるもとで混合気の燃焼が行
われる複数のシリンダにより形成される第2のシリンダ
群を有したエンジン本体と、第1のシリンダ群を構成す
る複数のシリンダに供給される吸気を過給する過給機と
、エンジン本体の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、シリンダ動作制御部とを備え、シリンダ動作制御部
が、運転状態検出手段によりエンジン本体が始動運転状
態を含む低負荷運転状態とされるべきことが検出される
ときには、第2のシリンダ群に混合気の燃焼動作を行わ
せるとともに、運転状態検出手段によりエンジン本体が
始動運転状態を含む低負荷運転状態以外の運転状態とさ
れるべきことが検出されるとき、過給機が作動せしめら
れるもとで第1のシリンダ群及び第2のシリンダ群の両
者に混合気の燃焼動作を行わせるものとされて、構成さ
れる。
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係るディーゼルエンジ
ンにおいては、エンジン本体が始動運転状態を含む低負
荷運転状態とされる際には、夫々が比較的高い圧縮比が
得られるもとで混合気の燃焼が行われるものとされた複
数のシリンダにより形成される第2のシリンダ群が燃焼
動作状態とされ、それによって始動性の改善が図られる
ことになり、また、エンジン本体が始動運転状態を含む
低負荷運転状態以外の中高負荷運転状態とされる際には
、第2のシリンダ群に加えて、夫々が過給機による過給
がなされて比較的低い圧縮比が得られるもとで混合気の
燃焼が行われるものとされた複数のシリンダにより形成
される第1のシリンダ群が燃焼動作状態とされ、それに
より、第1のシリンダ群を形成する各シリンダにおいて
、許容最大燃焼圧が格別に高められることなく圧力比が
比較的大とされる状態が得られ、エンジン出力の向上が
図られることになる。
(実施例) 第1図は、本発明に係るディーゼルエンジンの一例を示
す。
第1図において、エンジン本体10は、V型に配された
2個のシリンダバンク12及び14を備えるものとされ
、シリンダバンク12には、第1のシリンダ群を形成す
る4個のシリンダ12A。
1.2B、12C及び12Dが直列に配置されており、
また、シリンダバンク14には、第2のシリンダ群を形
成する4個のシリンダ14A、14B。
14C及び14Dが直列に配置されている。シリンダ1
4A〜14D及びシリンダ12A〜12Dは、各々の内
部を往復動するものとされたピストンが、シリンダ14
A−14Dの夫々がシリンダ12A〜12Dの夫々より
高い圧縮比が得られるものとなるように設定されたもの
となされており、例えば、シリンダ12A〜12Dの夫
々における圧縮比が“12”程度とされてシリンダ14
A〜14Dの夫々における圧縮比が“16”程度とされ
、従って、相対的に、第1のシリンダ群が低圧縮比シリ
ンダ群とされるとともに第2のシリンダ群が高圧縮比シ
リンダ群とされている。
そして、シリンダ12A〜12Dの夫々の上部に形成さ
れる燃焼室には、燃料噴射弁16A、16B、16C及
び16Dが夫々臨設され、また、シリンダ14A〜14
Dの夫々の上部に形成される燃焼室には、燃料噴射弁1
8A、18B、18C及び18Dが夫々臨設されている
。これらの燃料噴射弁16A〜16D及び18A〜18
Dの夫々には、エンジン本体10のクランク軸からの回
転駆動力が与えられて駆動される燃料ポンプ20から、
所定の圧力をもって圧送される燃料が供給される。
また、シリンダ12A−12Dの夫々の上部に形成され
る燃焼室には、吸気通路22がその下流側端部を形成す
る分岐吸気通路形成部22Aを通して接続され、同様に
、シリンダ14A〜14. Dの夫々の上部に形成され
る燃焼室には、吸気通路24がその下流側端部を形成す
る分岐吸気通路形成部24Aを通じて接続されている。
吸気通路22及び24の夫々の上流端部は、エアクリー
ナ26から伸びる共通吸気通路28から分岐するものと
されており、吸気通路22には、ターボ過給機30にお
けるコンプレッサ30Cを収容したコンプレッサ収容部
22B及びインタークーラ34が設けられ、また、吸気
通路24には、ターボ過給機32におけるコンプレッサ
32Cを収容したコンプレ、ツサ収容部24B及びイン
タークーラ36が設けられている。そして、吸気通路2
2におけるコンプレッサ収容部22Bの上流側には、吸
気通路22内のコンプレッサ収容部22B側からその上
流側への吸気流を阻止する逆止弁38が設けられており
、また、吸気通路22におけるコンプレッサ収容部22
Bとインタークーラ36とが連通路40によって連結さ
れており、連通路40には過給圧制御弁42が設けられ
ている。
さらに、シリンダ12A−12Dの夫々の上部に形成さ
れる燃焼室には、排気通路44がその上流側端部を形成
する分岐排気通路形成部44Aを通して接続され、同様
に、シリンダ14A〜14Dの夫々の上部に形成される
燃焼室には、排気通路46がその上流側端部を形成する
分岐排気通路形成部46Aを通して接続されている。排
気通路44には、ターボ過給N30におけるタービン3
0Tを収容したタービン収容部44Bが設けられるとと
もに、ウェイストゲート弁48が配された、タービン収
容部44Bに対するバイパス50が設けられており、ま
た、排気通路46には、ターボ過給機32におけるター
ビン32Tを収容したタービン収容部46Bが設けられ
るとともに、ウェイストゲート弁52が配された、ター
ビン収容部46Bに対するバイパス54が設けられてい
る。
そして、排気通路44におけるタービン収容部44Bよ
り下流側の部分44Cは、その下流端部が排気通路46
におけるタービン収容部46Bより上流側の部分に接続
されたものとされている。
上述の如くの構成に加えて、制御ユニット60が設けら
れており、制御ユニット60には、エンジン本体10に
おけるクランク軸の回転数(エンジン回転数)を検出す
る回転数センサ62から得られるエンジン回転数をあら
れず検出出力信号Sn、アクセルペダルの踏込量を検出
するアクセルセンサ64から得られるエンジン負荷をあ
られす検出出力信号Sa、及び、他のエンジン本体10
の動作状態をあられす検出出力信号Sxが供給され、制
御ユニ・7160は、これらの検出出力信号Sn、Sa
及びSxに基づいて、燃料噴射制御パルス信号PI、P
2.P3.P4.P5.P6゜P7及びP8を形成し、
それらを適宜シリンダ12A〜12D及び14A〜14
Dに配された燃料噴射弁16A〜16D及び18A〜1
8Dに夫々供給して、燃料噴射弁1.6A〜1.6 D
及び18A〜1.8 Dの夫々における燃料噴射時期及
び燃料噴射量を制御し、また、制御信号Cvを形成し、
それを適宜過給圧制御弁42に供給して過給圧制御弁4
2の開閉制御を行う。
このようなもとで、制御ユニット60は、エンジン本体
(0が始動運転状態とされる際には、シリンダ14A〜
14Dに配された燃料噴射弁18八〜18Dには燃料噴
射制御パルス信号P5.P6  P7及びP8を夫々供
給するが、シリンダ12A〜12Dに配された燃料噴射
弁16A〜16Dに対する燃料噴射制御パルス信号PI
、P2P3及びP4の供給を行わず、さらに、過給圧制
御弁42に制御信号Cvを供給しない状態をとる。
それにより、過給圧制御弁42が連通路40を閉状態に
維持するものとされるとともに、エンジン本体10にお
ける、高圧縮比シリンダ群であるシリンダ14.A〜1
.4 Dから成る第2のシリンダ群のみが、燃焼動作を
行う状態とされる。
斯かる際には、エアクリーナ26からの吸気が、共通吸
気通路28から吸気通路24に流入し、作動状態とされ
たターボ過給機32におけるコンプレッサ32Cにより
加圧され、インタークーラ36を経た後、分岐吸気通路
形成部24Aを通してシリンダ14A〜14Dに過給さ
れるとともに、燃料噴射弁18A〜1.8 Dから燃料
噴射制御パルス信号P5.P6.P7及びP8に応して
噴射される燃料が夫々シリンダ14A〜14Dに供給さ
れて混合気が形成され、シリンダ14A〜14Dの夫々
の上部に形成される燃焼室において、例えば、“’ 1
6 ”程度とされる比較的高い圧縮比が得られるもとで
混合気が燃焼せしめられる。そして、このような燃焼の
結果、シリンダ1.4 A〜14Dの夫々から分岐排気
通路形成部46Aを通して排出されて排気通路46を流
れる排気ガスにより、ターボ過給機32におけるタービ
ン32Tが駆動されてターボ過給機32の作動状態が得
られることになる。しかしながら、斯かる際におけるタ
ーボ週給機32のコンプレッサ32Cによる過給圧は比
較的低いものとされる。
また、このとき、エアクリーナ26からの吸気は、共通
吸気通路28から吸気通路22にも流入し、逆止弁3日
及び非作動状態とされたターボ過給機30におけるコン
プレッサ30Cを通過してインタークーラ34を経た後
、分岐吸気通路形成部22Aを通してシリンダ12A〜
12Dに過給され、それにより、シリンダ12A〜12
Dの各々の内部を往復動するピストンによるボンピング
ロスが低減せしめられる。なお、シリンダ12A〜12
Dの夫々からは排気ガスが排出されないので、ターボ過
給機30はそのタービン30Tの排気ガスによる駆動が
なされず、ターボ過給機30が非作動状態におかれるこ
とになる。
このようにして、エンジン本体10が始動運転状態をと
るものとされる際には、比較的高い圧縮比が得られるも
とで混合気の燃焼が行われるシリンダ14A〜14Dに
より形成される第2のシリンダ群のみが燃焼動作を行う
状態とされることにより、エンジン本体10の始動性の
改善が図られる。
上述の如くにしてエンジン本体10が始動運転状態とさ
れた後、エンジン本体10の加速が行われていく際には
、制御ユニット60は、回転数センサ62からの検出出
力信号Snがあられすエンジン回転数Na及びアクセル
センサ64からの検出出力信号Saがあられすエンジン
負荷Laを、制御ユニット60に内蔵されたメモリにデ
ータマ・ノブ化されて記憶されている、横軸にエンジン
回転数Nがとられ、縦軸にエンジン負荷りがとられてあ
られされる第2図に示される如くの特性図における、切
換制御線Xaによって区分される領域と照合し、エンジ
ン回転数Na及びエンジン負荷Laが切換制御線Xaよ
り低負荷側の領域にあって、エンジン本体10が始動運
転状態を含む低負荷運転状態にあるときには、上述の如
くのエンジン本体10における高圧縮比シリンダ群であ
るシリンダ14A〜14Dから成る第2のシリンダ群の
みが燃焼動作を行う状態を継続させる。
その後、エンジン回転数Na及びエンジン負荷Laが切
換制御線Xa上もしくは切換制御線Xaより高負荷側の
領域にあるものとなって、エンジン本体10が中高負荷
運転状態にされると、制御ユニ・ノド60は、シリンダ
14A〜14Dに配された燃料噴射弁18A−18Dに
燃料噴射制御パルス信号P5.P6.P7及びP8を夫
々供給するとともに、シリンダ12A〜12Dに配され
た燃料噴射弁16A−16Dに燃料噴射制御パルス信号
PL、P2.P3及びP4を供給し、さらに、過給圧制
御弁42に制御信号Cvを供給する状態をとる。それに
より、過給圧制御弁42が連通路40を開状態に維持す
るものとされるとともに、エンジン本体10における、
高圧縮比シリンダ群であるシリンダ14A〜14Dから
威る第2のシリンダ群と低圧縮比シリンダ群であるシリ
ンダ12A〜12Dから成る第1のシリンダ群との両者
が、燃焼動作を行う状態とされる。
斯かる際には、エアクリーナ26からの吸気が、共通吸
気通路28から吸気通路22及び24の夫々に流入し、
吸気通路22に流入した吸気が、逆止弁38を通じて流
れ、作動状態とされたターボ過給機30におけるコンプ
レッサ30Cにより加圧されて、インタークーラ34を
経た後、分岐吸気通路形成部22Aを通してシリンダ1
2A〜12Dに過給され、一方、吸気通路24に流入し
た吸気が、作動状態とされたターボ過給機32における
コンプレッサ32Cにより加圧されて、インタークーラ
36を経た後、分岐吸気通路形成部24Aを通してシリ
ンダ14A〜14Dに過給される。それとともに、燃料
噴射弁16A〜16Dから燃料噴射制御パルス信号PL
、P2.P3及びP4に応して噴射される燃料が夫々シ
リンダ12A〜12Dに供給されて混合気が形成され、
シリンダ12A〜12Dの夫々の上部に形成される燃焼
室において、例えば、“’12”程度とされる比較的低
い圧縮比が得られるもとで混合気が燃焼せしめられる。
そして、このような燃焼の結果、シリンダ12A〜12
Dの夫々から分岐排気通路形成部44Aを通して排出さ
れて排気通路44を流れる排気ガスにより、ターボ過給
機30におけるタービン30Tが駆動されてターボ過給
機30の作動状態が得られることになる。また、燃料噴
射弁18A〜18Dから燃料噴射制御パルス信号P5、
P6.P7及びP8に応して噴射される燃料が夫々シリ
ンダ1.4A〜14Dに供給されて混合気が形成され、
シリンダ14A−1,4Dの夫々の上部に形成される燃
焼室において、例えば、“16゛程度とされる比較的高
い圧縮比が得られるもとで混合気が燃焼せしめられる。
そして、このような燃焼の結果、シリンダ14A〜14
Dの夫々から分岐排気通路形成部46Aを通して排出さ
れて排気通路46を流れる排気ガスにより、ターボ過給
機32におけるタービン32Tが駆動されてターボ過給
機32の作動状態が得られることになる。
さらに、斯かるもとにおいては、過給圧制御弁42が連
通路40を開状態に維持するので、インタークーラ36
内のターボ過給機32におけるコンプレッサ32Cによ
り加圧された吸気の一部が、連通路40を通して吸気通
路22に供給され、逆止弁38によって吸気通路22の
上流側への遡行が阻止されて、ターボ過給機30のコン
プレッサ30Cにより加圧されることになる。従って、
吸気通路24内の過給圧が低減されるとともに、吸気通
路22内の過給圧が増大せしめられ、低圧縮比シリンダ
群である第1のシリンダ群を形成するシリンダ12.A
〜12Dの夫々に対する一段と高められた過給圧をもっ
ての過給が行われる状態とされる。
また、シリンダ12A〜12Dの夫々から分岐排気通路
形成部44Aを通して排出されて排気通路44内を流れ
、過給機30のコンプレッサ3゜Cを駆動した排気ガス
が、排気通路44におけるタービン収容部44Bより下
流側の部分44Cを通して、排気通路46におけるター
ビン収容部46Bより上流側に供給され、それにより、
ターボ過給機32におけるタービン32Tの駆動効率が
向上せしめられて、ターボ過給機32におけるコンプレ
ッサ32Cによる過給効果が高められる。
斯かる際における吸気通路22内の吸気は、バイパス5
0に配されたウェイストゲート弁48によって最大過給
圧が決められるものとされ、また、吸気通路24内の吸
気は、バイパス54に配されたウェイストゲート弁52
によって最大過給圧が決められるものとされる。
このようにして、エンジン本体10が中高負荷動運転状
態をとるものとされる際には、ターボ過給機30により
比較的高い過給圧をもっての過給がなされる状況下にお
いて、比較的低い圧縮比が得られるもとで混合気の燃焼
が行われるシリンダ12A〜12Dにより形成される第
1のシリンダ群と、ターボ過給機32による過給がなさ
れる状況下において、比較的高い圧縮比が得られるもと
で混合気の燃焼が行われるシリンダ14A−14Dによ
り形成される第2のシリンダ群との両者が燃焼動作を行
う状態とされることにより、シリンダ12A−12Dに
より形成される第1のシリンダ群において、シリンダ1
2A〜12Dの夫々における許容最大燃焼圧が格別に高
められることなく、圧力比が比較的高いものとされる状
態が得られ、それにより、エンジン出力の向上が図られ
る。
次に、エンジン本体10が中高負荷動運転状態から減速
せしめられるに際しては、制御ユニット60は、回転数
センサ62からの検出出力信号Snがあられすエンジン
回転数Na及びアクセルセンサ64からの検出出力信号
Saがあられすエンジン負荷Laを、第2図に示される
如くの特性図における、切換制御線xbによって区分さ
れる領域と照合し、エンジン回転数Na及びエンジン負
荷Laが切換制御線xbより高負荷側の領域にあって、
エンジン本体10が引き続き中高負荷運転状態にあると
きには、上述の如くのエンジン本体10における低圧縮
比シリンダ群であるシリンダ12A〜12Dから成る第
1のシリンダ群と高圧縮比シリンダ群であるシリンダ1
4A〜14Dから成る第2のシリンダ群との両者が燃焼
動作を行う状態を継続させ、その後、エンジン回転数N
a及びエンジン負荷Laが切換側m線xb上もしくは切
換制御線xbより低負荷側の領域にあるものとなって、
エンジン本体IOが低負荷運転状態にされると、制御ユ
ニット60は、エンジン本体10における低圧縮比シリ
ンダ群であるシリンダ12A〜12Dから威る第1のシ
リンダ群と高圧縮比シリンダ群であるシリンダ14A〜
14Dから成る第2のシリンダ群との両者が燃焼動作を
行う状態から、前述の如くのエンジン本体10における
高圧縮比シリンダ群であるシリンダ14A〜14Dから
収る第2のシリンダ群のみが燃焼動作を行う状態への状
態切換えを行う。
なお、上述の例においては、エンジン本体10における
低圧縮比シリンダ群である第1のシリンダ群を形成する
シリンダ12A〜12Dに対する吸気通路22に対して
ターボ過給機3oが設けられるとともに、エンジン本体
10における高圧縮比シリンダ群である第2のシリンダ
群を形成するシリンダ14A−14Dに対する吸気通路
24に対してターボ過給機32が設けられているが、吸
気通路24に対するターボ過給機32は必ずしも設けら
れる必要はなく、また、ターボ過給機3゜及び32ある
いはターボ過給機30に代えて、ターボ式でない他の形
式の過給機が設けられるようにされてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るディーゼル
エンジンによれば、複数のシリンダを有するエンジン本
体に接続された吸気通路に過給機が備えられたものとさ
れたもとで、エンジン本体が始動運転状態を含む低負荷
運転状態とされる際には、夫々が比較的高い圧縮比が得
られるもとで混合気の燃焼が行われるものとされた複数
のシリンダにより形成されるシリンダ群が燃焼動作状態
とされ、それによって始動性の改善が図られることにな
り、また、エンジン本体が始動運転状態を含む低負荷運
転状態以外の中高負荷運転状態をとされる際には、夫々
が比較的高い圧縮比が得られるもとで混合気の燃焼が行
われるものとされた複数のシリンダにより形成されるシ
リンダ群に加えて、夫々が過給機による過給がなされて
比較的低い圧縮比が得られるもとで混合気の燃焼が行わ
れるものとされた複数のシリンダにより形成されるシリ
ンダ群が燃焼動作状態とされ、それにより、夫々が過給
機による過給がなされて比較的低い圧縮比が得られるも
とで混合気の燃焼が行われるものとされた複数のシリン
ダの各々において、許容最大燃焼圧が格別に高められる
ことなく圧力比が比較的大とされる状態が得られ、その
結果、エンジン出力の向上が図られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディーゼルエンジンの一例を示す
概略構成図、第2図は第1図φニホされる例の動作説明
に供される特性図である。 図中、10はエンジン本体、12A、12B1、2 C
及び12Dは第1のシリンダ群を形成するシリンダ、1
4A、14B、14C及び14Dは第2のシリンダ群を
形成するシリンダ、16A。 16B  16C16D、18A、、18B、18C及
び18Dは燃料噴射弁、20は燃料ポンプ、22及び2
4は吸気通路、30及び32はターボ過給機、34及び
36はインターターラ、42は過給圧制御弁、44及び
46は排気通路、60は制御ユニ・ノド、62は回転数
センサ、64はアクセルセンサである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 夫々において所定の圧縮比が得られるもとで混合気の燃
    焼が行われる複数のシリンダにより形成される第1のシ
    リンダ群、及び、夫々において上記所定の圧縮比より高
    い圧縮比が得られるもとで混合気の燃焼が行われる複数
    のシリンダにより形成される第2のシリンダ群を有した
    エンジン本体と、 上記第1のシリンダ群を構成する複数のシリンダに供給
    される吸気を過給する過給機と、 上記エンジン本体の運転状態を検出する運転状態検出手
    段と、 該運転状態検出手段により上記エンジン本体が始動運転
    状態を含む低負荷運転状態とされるべきことが検出され
    るときには、上記第2のシリンダ群に混合気の燃焼動作
    を行わせるとともに、上記運転状態検出手段により上記
    エンジン本体が上記低負荷運転状態以外の運転状態とさ
    れるべきことが検出されるとき、上記過給機が作動せし
    められるもとで上記第1のシリンダ群及び上記第2のシ
    リンダ群の両者に混合気の燃焼動作を行わせるシリンダ
    動作制御部と、 を備えて構成されるディーゼルエンジン。
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