JPH03275688A - 新規なチェノ‐トリアゾロ‐ジアゼピン誘導体の製造法 - Google Patents

新規なチェノ‐トリアゾロ‐ジアゼピン誘導体の製造法

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JPH03275688A
JPH03275688A JP7358390A JP7358390A JPH03275688A JP H03275688 A JPH03275688 A JP H03275688A JP 7358390 A JP7358390 A JP 7358390A JP 7358390 A JP7358390 A JP 7358390A JP H03275688 A JPH03275688 A JP H03275688A
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ブラク,ピエール
Andre Esanu
エサヌ,アンドレ
Jean-Pierre Laurent
ローラン,ジヤン‐ピエール
Alain Rolland
ローラン,アラン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗喘息剤、抗アレルギー剤及び胃腸保護剤(
protectors)として特に有用なチエツートリ
アゾロ−ジアゼピンの新規誘導体の製造法に関する。
更に詳しくは1本発明は、次の式(I):NH。
(式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
化合物とオルト酢酸トリ(低級アルキル)エステルとを
窒素循環下にプロトン性溶媒中で室温(式中、Yは酸素
原子又は硫黄原子を表わし、Rは多くてC9までの低級
直鎖アルケニル基;多くてC2°までの直鎖又は分岐鎖
アルキル基;多くてC1までの環式基;アリール基又は
ヘテロアリール基で置換された多くてC9までの直鎖又
は分岐鎖アルキル基;多くてC9までのアルキル基又は
低級アルコキシ基、フェノキシ基、多くて05までの低
級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又はトリ
フルオロメチル基の1個又は数個で置換されたフェニル
基;異種原子を含有する縮合した二環式残基;及びフェ
ニル基、ヘテロアリール基又は縮合した二環式基で置換
されたスルホニル基を表わす)で表わされるチエツート
リアゾロ−ジアゼピン誘導体及びその医薬的に許容され
る塩の製造法に関する。
本発明の技術分野における先行技術文献としては米国特
許第4,621,083号明細書(又は欧州特許第17
6.927号明細書)が挙げられ、それにはPAF (
血小板活性化因子)−拮抗活性を有するチエツートリア
ゾロ−ジアゼピンが記載されている。
本発明の方法で製造された上記の式(1)で表わされる
新規化合物は、前記特許明細書に記載された前記のジア
ゼピン類のPAF−拮抗活性よりも10〜1000倍強
いPAF−拮抗活性を示し、しかもより一層有力な有効
性も示す。
本発明の要旨によれば、次の式(1) (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Rは多く
て05までの低級直鎖アルケニル基;多くてC20まで
の直鎖又は分岐鎖アルキル基:多くてC6までの環式基
;アリール基又はヘテロアリール基で置換された多くて
C5までの直鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC5まで
のアルキル基又は低級アルコキシ基、フェノキシ基、多
くてC1までの低級アルキルスルホニル基、弗素原子、
塩素原子又はトリフルオロメチル基の1個又は数個で置
換されたフェニル基;異種原子を含有する縮合した二環
式残基:及びフェニル基、ヘテロアリール基又は縮合し
た二環式基で置換されたスルホニル基を表わす)で表わ
されるチエツートリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製造法
であって、次式(A):(式中、Yは前記の意義を有す
る)で表わされるチエツートリアゾロ−ジアゼピン化合
物とR−N=C=Y誘導体(式中、R及びYは前記の意
義を有する)(R−N=C=Y誘導体の使用量は理論量
好ましくは理論量よりわずかに過剰である)とを窒素循
環下にプロトン性溶媒中で還流下172〜24時間反応
させ、次いで得られた次式(B): (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
化合物とヒドラジン水和物(理論量好ましくは理論量よ
りわずかに過剰量を使用する)とを窒素循環下に非プロ
トン性溶媒中で0℃〜室温の温度で5分〜約1時間反応
させ、最後に、得られた次式(C): ■ H11 (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
化合物とオルト酢酸トリ(低級アルキル)エステル(理
論当量より過剰量好ましくは4倍当量を使用する)とを
窒素循環下にプロトン性溶媒中で室温で15分〜3時間
、次いで還流下に1/2〜5時間環化反応させることか
らなる前記チエツートリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製
造法が提供される。前記のオルト酢酸トリ(低級アルキ
ル)エステルの低級アルキル基は(C工〜CS)アルキ
ル基であり、特にエチル基が好ましい。
前記の式(A)で表わされる出発原料化合物は、以下の
各工程(参考例I〜■)に記載のようにして製造できる
ム      一70℃で窒素循環下に置いた適当な反応器に、無水T
HF7Qと予め乾燥したシアノ酢酸115.9g(1,
36モル)とを入れた。次いで、ヘキサンに溶解したブ
チルリチウムの1.6M溶液1,715m(1(2,7
4モル)を滴加した。その間、温度は一70℃からO℃
迄上昇した。次いでこの反応混合物を1時間撹拌した。
その後、反応混合物を再度−70℃に冷却し、これに、
無水TI(FIQに2−クロロベンゾイルクロリド12
0g (0,685モル)を溶解した溶液を滴加した。
−70℃に保持しながら1時間撹拌した後、温度を1時
間で一70℃からO℃迄上昇させた。次いで1N−HC
1溶液3Qを滴加し、数分間撹拌した後に、反応混合物
をクロロホルムで抽出した。有機層を10%炭酸水素ナ
トリウム水溶液で洗滌し、次いで。
塩化ナトリウム飽和水溶液で洗滌し1.乾燥し、濾過し
、次いで溶媒を蒸発させ残溜物135 gを得た。
これにジイソプロピルエーテルを加えて再結晶を行ない
、生成物を濾過し、次いでヘキサンで洗滌し標題化合物
97.2 g (収率79%)を得た。
LIJsJL2−アミノ−3−2−クロロベンゾ ルー
6−ニトキシカルボニルー4567−−トラヒドローピ
リド34−bチオフェン 止遣欠工」4道 式の ベンゾ ルー6−エトキシカルボニル−45エン  式
の ム  の ′ 冷却管を取り付けた2Qエルレンマイヤーフラスコに、
メタノール550a+Rに溶解したN−カルボエトキシ
−4−ピペリドン85.5 g (0,501モル)と
前記参考例■で製造した化合物90 g (0,501
モル)と硫黄華19.3 g (0,600モル)とモ
ルホリン44.4 g (0,501モル)とを入れた
。この混合物を1時間還流させた。溶媒250mQを蒸
発させた後に、生成した所望の化合物の沈澱を濾過し、
エタノールで洗滌し、次いでジエチルエーテルで洗滌し
、その後に乾燥して標題化合物155.4 g (収率
85%)得た。
棗工班旦2−ブロモアセ アミ −3−2−クロロ適当
な装置及び分液ロートを備えた5氾反応器に、クロロホ
ルム2.5にと前記参考例■で製造した化合物146g
 (0,400モル)とを入れた。次いで、分液ロート
に入れたブロモアセチルプロミド87.7g (0,4
3モル)を滴加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し
、次いで氷冷水300mMで洗滌し、得られた有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、その後に濾過した。得
られた濾液からクロロホルムを蒸発させ1次いで残溜物
をエタノールで処理した。生成した沈澱を濾過し、エタ
ノールで洗滌し、次いでジエチルエーテルで洗滌し、そ
の後に乾燥して標題化合物184.6 g (収率95
%)を得た。
ン   式のヒム   の  ゛ えた。デカンテーション後に、有機層を10%塩化ナト
リウム水溶液300ff1111で1回、水300mQ
で3回それぞれ洗滌し、次いで無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。濾過後、ロータリーエバポレーターで溶媒を
一部蒸発させた。次いで冷蔵庫中に一夜放置し沈澱物を
生成させた。沈澱物を濾過した後に、ジエチルエーテル
で洗滌し、次いで乾燥し標題化合物119gを得た。残
りの有機層を濃縮し1次いでジエチルエーテル/ T)
IF混合物(容量比で3/l)1.5Qで処理し標題化
合物14.6 gを得た(全収率88%)。
ガス吹込み管を取り付けた5Q反応器に前記参考例■で
製造した化合物174.8 g (0,36モル)とT
HF3Qを入れた。得られた懸濁液を0℃に冷却し、次
いで予め水酸化カリウムで乾燥したガス状アンモニアを
加えた。アンモニアの添加は8時間行なった(60gの
アンモニアが吸収された)、得られた混合物を0℃で1
夜撹拌し、その後に減圧下でTHF2Mを蒸発させ、次
いで酢酸エチル750m12を加ゼピンー2−オン  
式の 八 の 撹拌機、冷却装置及び加熱装置を備えた2Q反応器を窒
素循環下に置き、これに前記参考例■で製造した化合物
126.6 g (0,3モル)とピリジン80〇−と
を入れた。この反応混合物を18時間撹拌した。
出発原料が全部反応したことを確認した後に、ロータリ
ーエバポレーターで減圧下にピリジンの一部を蒸発させ
た。
得られた油′状物(暗褐色)をエタノールIIlに溶解
した。水浴中で冷却した後に、生成した沈澱を濾過し、
エタノール及びジイソプロピルオキシドそれぞれで洗滌
し標題化合物101.3 g (収率83.6%)を得
た。
アゼピン−2−チオン  の ム  の造。
適当な諸装置を備えた311反応器に、前記参考例■で
製造した化合物93 g (o、z3oモル)とピリジ
ン1.75Qとを入れた。上記化合物が溶解した後に、
五硫化リン56.3 g (0,25モル)を加え、次
いでこの反応混合物を80〜85℃で3時間撹拌した。
その後、ピリジンを蒸発させ、得られた残溜物を氷冷水
で処理した0次いで、得られた混合物を塩化メチレンで
抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、塩化
メチレンを蒸発させ1次いでジエチルエーテルで処理し
た1次いで、得られた生成物を濾過し、アセトニトリル
700−で処理した。得られた懸濁液を60℃で30分
間加熱し、次いで放電して冷却した。その後、濾過し、
アセトニトリルで洗滌し、次いでジエチルエーテルで洗
滌し、その後に乾燥し標題化合物80.2 g (収率
83%)を得た。
14−ジアゼピン−2−チオン 式の 4  の適当な
装置を備えた2Q反応器に前記参考例■で製造した化合
物71.4 g (0,17モル)とペレット状水酸化
カリウム(85%016 g (1,30モル)とエタ
ノール/水(容量比で19/1)混合物IQとを入れた
反応混合物を18時間還流させた。出発原料が全て反応
したことを確認した後に、エタノールを留去し、得られ
た残留物を氷冷水で処理した0次いで混合物をクロロホ
ルムで2回抽出した。得られた水層を酢酸でpH=6.
5に酸性にし、 次いでこのpHを炭酸水素ナトリウム
を加えてpt+ = 7.5に調整した。生成した沈澱
物を濾過し、水で2回、エタノールで2回及びエーテル
で1回それぞれ順に洗浄し、次いで還流下でジクロロメ
タン/エタノール(容量比で3/l)の混合物500鳳
Rで30分間洗浄した。
次いで濾過した後に、ジエチルエーテルで洗浄し。
その後に減圧下で乾燥して標題化合物47.3g  (
収率80%)を得た。
前記の式(A)においてY=Oである原料化合物は、前
記の参考例■で得られた化合物を脱保護剤と反応させる
ことによって得られる。
14−ジアゼピン−2−オン  の ム のた残溜物を
ジイソプロピルエーテルで処理した。
ジイソプロピルエーテルで洗浄した後に、乾燥して標題
化合物55.9g(収率72%)を得た。
本発明を以下の実施例により例証する。
加熱製電を備えた反応器を窒素循環下に置き、これに前
記参考例■で製造した化合物94.5 g(0,234
モル)とペレット状の90%水酸化カリウム152、1
 、 (2,34モル)とエチレングリコールモノエチ
ルエーテル900mfiとを入れた。この混合物を1時
間にわたって還流温度まで加熱し、還流を1時間維持し
た0次いで、得られた溶液を砕氷1.2kgに加え、そ
の後塩ml(d = 1.18)でpH5,3に酸性化
した8次いで炭酸カリウムを加えてpHを8.3に調整
した1次いでこの溶液を塩化メチレン500−で3回抽
出した。得られた有機層を10%塩化ナトリウム水溶液
450−で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾
過し、次いで蒸発させた。得られ第1工程:  5−(
2−クロロフェニル)−8−C4−(メトキシ)フェニ
ルチオカルバモイル)−6,7,8,9−テトラヒドロ
−3H−ピリド(4’、3’:4,5]チエノ(3,2
−f)1.4−ジアゼピン−チオンの製造c式(A)の
化合物から式(B)の化合物の製造〕 撹拌機及び冷却装置を備えたIQ反応器を窒素循環下に
雪き、これに5−(2−クロロフェニル)−6,7゜8
.9−テトラヒドロ−3H−ピリド(4’、3’:4,
5)チェノ[3,2−fll、4−ジアゼピン−2−チ
オン(純度93%)40 g(0,115モル)とメタ
ノール500−とを入れた。その後、生成した橙色懸濁
液にp−メトキシフェニルイソチオシアネート18.5
weQ(0,123モル)を加え、次いで2時間還流し
た。出発原料全部が反応したことを確認した後に、混合
物を冷却した。混合物を濾過し、得られた残留物をエタ
ノール、次いでジイソプロピルオキシドで順に洗浄し、
次いで65℃で1夜乾燥して標題化合物49g(収率8
3%)を得た。
第2工程:  5−(2−クロロフェニル)−8−(4
−(メトキシ)フェニルカルバモイル〕−2−ヒドラジ
ノ−6,7゜8.9−テトラヒドロ−3H−ピリド(4
’ 、3’ 、4.5)チェノ)3.2−f)−1,4
−ジアゼピンの製造〔式(B)の化合物から式(C)の
化合物の製造〕 撹拌機及び冷却装置を備えた1Q反応器を窒素循環下に
11 これに5−(2−クロロフェニル)−8−〔4−
(メトキシ)フェニルチオカルバモイル]−6,7,8
゜9−テトラヒドロ−3H−ピリド(4’、3’:4.
S)チェノ〔3゜2−fll、4−ジアゼピン−2−チ
オン40 g (0,078モル)とテトラヒドロフラ
ン350mAとを入れた。その後に、この混合物を10
℃に冷却し、次いでヒドラジン水和物4.1mfl(0
,081モル)を加えた。ヒドラジン水和物の添加は1
5分以内で行なった。このようにして少量の暗色沈澱物
を有する赤褐色溶液を得1次いで濾過した。その後、濾
液からテトラヒドロフランの9/lOを留去し、残留物
に無水エタノール400−を加えた。無水エタノール添
加後(after priming)に沈澱が生成した
。混合物を水浴上で1時間撹拌した。次いで沈澱物を濾
過し、エタノールで洗浄し、次いでジイソプロピルオキ
シドで洗浄し、その後に減圧下に65℃で1夜乾燥して
標題化合物29.7 gを得た。洗浄液は濃縮し、得ら
れた残留物をエタノールで処理し、濾過し、エタノール
次いでジエチルエーテルで洗浄して標題化合物4.5g
を得た(全収率86%) 第3工程:  6−(2−クロロフェニル)−9−(4
−(メトキシ)フェニルチオカルバモイル)−7,8,
9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(
4’、3’:4,5)チェノ)3.2−f)1,2.4
− トリアゾロ(4,3−al−1,4−ジアゼピンの
製造〔式(c)の化合物から式(1)の化合物の製造〕 撹拌機及び冷却装置を備えた1立反応器を窒素循環下に
置き、 これに5−(2−クロロフェニル)−8−〔4
−(メトキシ)フェニルチオカルバモイル〕−2−ヒド
ラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド
〔4′。
3’:4,5)チェノ(3,2−f)−1,4−ジアゼ
ピン25.5g(O,OSモル)と無水エタノール50
0鳳aとを入れた。
次いで、オルト酢酸トリエチル37■Q(0,20モル
)を加えた。その30分後に溶液は赤色になり、次いで
2時間還流した(70℃で沈澱が生成し始めた)。その
後、混合物を10℃まで冷却し、生成した沈澱物を濾過
し、エタノール次いでジエチルエーテルで順に洗浄し、
次いで減圧下に90℃で乾燥して標題化合物24.6 
g (収率92%)を得た。融点=197〜204℃;
外観形状:淡ベージュ色粉末。
実施例1に記載のようにして以下の化合物を製造した。
尚、前記の式(1)においてY:Sの場合の化合物は実
施例1に記載のようにして製造した。
前記の式(I)においてY=Oの場合の化合物は実施例
1、工程lにおいて5−(2−クロロフェニル)−6,
7゜8.9−テトラヒドロ−3H−ピリド[4’ 、3
’ :4.5]チエノ[3,2−f]1.4−ジアゼピ
ン−2−チオンに代えて5− (2−クロロフェニル)
−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド(4’
、3’:4.5)チェノ(3,2−f)1.4−ジアゼ
ピン−2−オンを使用して反応を開始させ次いでインチ
オシアネート誘導体の代えて適当なイソシアネート誘導
体を反応させた以外は、実施例1に記載のようにして同
一条件で反応を3工程で行なった。
失産舊主 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メトキシ)フ
ェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ
−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チ
ェノ[3,2−f]1,2.4−トリアゾロ(4,3−
a)1,4−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=
O,R=4−メトキシフェニル基である化合物〕 融点:202℃;外観形状:淡黄白色粉末失直旌1 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メ
チル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(3
,2−f)1,2.4− トリアゾロ(4,3−a)1
;4−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=0.1
(=tert−ブチル基である化合物〕融点:240〜
245℃;外観形状:白色粉末失嵐負土 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルチ
オカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−48−ピリド[4’、3’:4.5]チエノ
(3,2−f)1,2.4−トリアゾロ(4,3−a)
1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=S、
 R=tert−ブチル基である化合物〕融点:189
℃;外観形状:白色粉末 失廠量互 6−(2−クロロフェニル)−9−ヘキサデシルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メ
チル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(3
,2−f)1,2.4− トリアゾロ[4,3−a]1
.4−ジアゼピン〔前記の式(■)においてY=S、 
R=ヘキサデシル基である化合物〕融点:168〜17
0℃;外観形状:無定形白色粉末失五舊且 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル
−4H−ピリド(4’、3’:4,5]チエノ[3,2
−f)1,2.4− トリアゾロ(4,3−a)1.4
−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY:0、R:イ
ソプロピル基である化合物〕融点=214℃;外観形状
:白色粉末 失産監ヱ 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メ
チル−4H−ピリド(4’、3’:4.5)チェノ(3
,2−f)1.2.4− トリアゾロ(4,3−a)1
.4−ジアゼピン〔前記の式(I)においてY=S、 
R=イソプロピル基である化合物〕融点:205〜20
6℃:外観形状:白色粉末大嵐班1 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリ
メトキシ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−
テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド[4’、3’
:4,5)チェノ[3,2−f]1,2゜4−トリアゾ
ロ(4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)
においてY=O1R=3.4.5− トリメトキシフェ
ニル基である化合物〕 融点:176〜179℃;外観形状:淡黄白色粉末裏厳
旌1 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリ
メトキシ)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,1
0−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、
3’:4.5)チェノ(3,2−f)1.2.4− ト
リアゾロ(4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式
(I  )においてY=S、 R=3.4.5−トリメ
トキシフェニル基である化合物〕 融点:184℃;外観形状:白色粉末 裏蓋量■ 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−tert−ブ
チル)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テト
ラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4
,5)チェノ(3,2−f〕l、2.4−トリアゾロ(
4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)にお
いてY=O1R=4−tert−ブチルフェニル基であ
る化合物〕 融点=218〜220℃:外観形状:淡黄白色粉末失意
量■ 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−tert−ブ
チル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−
テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’
:4,5)チェノ(3,2−f)1゜2.4−トリアゾ
ロ(4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I)
においてY=S、 R=4−tert−ブチルフェニル
基である化合物〕 融点=225〜226℃:外観形状:白色粉末大嵐虹耳 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10
−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’ 、
3’ :4,5)チェノ〔3゜2−f)1,2.4−ト
リアゾロ(4,3−all、4−ジアゼピン〔前記の式
(I)においてY=S、R=2−トリフルオロメチルフ
ェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:白色粉末裏蓋量U 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10
−テトラヒドロ−1〜メチル−4H−ピリド(4’、3
’:4.5〕チエノ〔3゜2−f)1,2.4−トリア
ゾロ(4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I
)においてY=S、 R=3−トリフルオロメチルフェ
ニル基である化合物〕 融点:169〜170℃;外観形状:白色粉末裏蓋量■ 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テ
トラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:
4,5)チェノ(3,2−f)L、2.4−トリアゾロ
(4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I)に
おいてY=0、R=4− トリフルオロメチルフェニル
基である化合物〕 融点=212〜217℃:外観形状:淡ベージュ色粉末
裏厳量旦 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10
−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3
’:4,5]チエノ(3゜2−f)1,2.4− トリ
アゾロ(4,3−a)1,4−ジアゼピン〔前記の式(
I)においてY=S、 R=4−トリフルオロメチルフ
ェニル基である化合物〕 融点=179〜180℃;外観形状:白色粉末裏蓋量旦 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−フルオロ)フ
ェニルチオカルバモイル−7、Jl、9.10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,
5)チェノ[3,2−f]1,2゜4−トリアゾロ(4
,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)におい
てY=S、 R=4−フルオロフェニル基である化合物
〕 融点:179〜180℃;外観形状:淡黄白色粉末失意
量H 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,3−ジクロロ
)フェニルカルバモイル−7 チル−4H−ピリド(4’,3’:4,5)チェノ(3
. 2−f) l 、 2. 4−トリアゾロ(4.3
−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I)においてY
;0、R=2.3−ジクロロフェニル基である化合物〕 融点:200〜204℃;外観形状:白色粉末裏蓋量U 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−フェノキシ)
フェニルカルバモイル−7、8,9.10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド(4’,3’:4,5)
チェノ[3.2−f]l,2.4−トリアゾロ(4.3
−a)1.4−ジアゼピンC前記の式(1)においてY
:0、R=4−フェノキシフェニル基である化合物〕 融点:187〜193℃:外観形状:白色粉末裏蓋量旦 6−(2−クロロフェニル)−9−(α−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’ 、3’ :4
,5)チェノ(3,2−f)1,2゜4−トリアゾロ(
4,3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=S、 R=(α−メチル)フェネチル基である
化合物〕 融点:210〜214℃;外観形状:白色粉末大倉舊赳 6−(2−クロロフェニル)−9−(β−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1=メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,5
)チェノ(3,2−f)1,2゜4−トリアゾロ(4,
3−a) 1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)におい
てY=S、 R=(β−メチル)フェネチル基である化
合物〕 融点:200℃;外観形状:淡黄白色粉末失直且■ 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メチルスルホ
ニル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−
テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’
:4,5)チェノ(3,2−f)1.2.4−トリアゾ
ロ[4,3−all、4−ジアゼピン〔前記の式(1)
においてY=S、 R=(4−メチルスルホニル)フェ
ニル基である化合物〕 融点=214〜215℃;外観形状:淡ベージュ色粉末
大蓋夏互 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,4−ジーte
rt−ブチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9
,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4
’、3’:4,5)チェノ(3,2−f〕1.2,4−
トリアゾロ[4,3−a)1,4−ジアゼピン〔前記の
式(1)においてY=S、 R=(2,4−ジーter
t−ブチル)フェニル基である化合物〕 融点:146〜148℃:外観形状:淡ベージュ色粉末
失厳班幽 6−(2−クロロフェニル)−9−ベンジルカルバモイ
ル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4
H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(3,2−f
ll、2.4−トリアゾロ(4,3−a)1,4−ジア
ゼピン〔前記の式(I)においてY=O,l=ベンジル
基である化合物〕融点:246〜249℃:外観形状:
淡黄白色粉末失直旌■ 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フルフリル)
チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4.5)チェ
ノ(3,2−f)1,2.4−トリアゾロ(4,3−a
)1.4−ジアゼピン〔前記の式(I)においてY=S
、 R=2−フルフリル基である化合物〕融点:174
℃;外観形状:淡黄色粉末大鼻舊出 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−キノリル)チ
オカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ
(3,2−f)1,2,4− トリアゾロ(4,3−a
) 1.4−ジアゼピン〔前記)式(1)においてY=
S、 R=3−キノリル基である化合物〕融点=192
〜193℃;外観形状:淡ベージュ色粉末去Eu4脛 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロへキシルチオ
カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(
3,2−f)1,2.4−トリアゾロ[4,3−all
、4−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=S、 
R=シクロヘキシル基である化合物〕融点:209〜2
14℃;外観形状:白色粉末失廠量U 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロヘキシルカル
バモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチ
ル−4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(3,
2−f)1,2.4−トリアゾロ(4,3−a)1.4
−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=O1R=シ
クロヘキシル基である化合物〕融点:220℃;外観形
状:淡黄白色粉末失直舊旦 6−(2−クロロフェニル)−9−アリルチオカルバモ
イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−
4H−ピリド(4’、3’:4,5)チェノ(3,2−
f)1,2.4− トリアゾロ(4,3−a)1.4−
ジアゼピン〔前記の式(1)においてY=S、 R=ア
リル基である化合物〕融点:224〜226℃;外観形
状:淡黄白色粉末失直量聾 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,3−ジフルオ
ロ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4.
5)チェノ(3,2−f)1,2゜4−トリアゾロ(4
,3−all、4−ジアゼピン〔前記の式(I)におい
てY=0. R=2.3−ジフルオロフェニル基である
化合物〕 融点:245〜250℃:外観形状:白色粉末去」04
狙 6−(2−クロロフェニル)−9−(フェニルスJレホ
ニル)チオカルバモイル−7,8,9,to−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’、3’:4,5
)チェノ(3,2−f)1,2.4−トリアゾO(4,
3−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)において
Y=S、 R=フェニルスルホニル基である化合物〕 融点=205℃;外観形状:白色粉末 失直舊… 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フリルスルホ
ニルチオカルバモイル−7、8,9.10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド(4’,3’:4,5)
チェノ(3,2−f)1,2.4−トリアゾO (4.
3−all,4−ジアゼピン〔前記の式(1)において
Y=S. R=2−フリルスルホニル基であるイし合物
〕 融点:222〜226℃:外観形状:淡ベージュ色粉末
失直舊U 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−チエニルスル
ホニルル−4H−ピリド(4’,3’:4,5)チェパ
3,2−f)1,2.4−トリアゾロ[4,3−a)1
.4−ジアゼピン〔前記の式(1)にオイテY:O.R
=2ーチエニルスルホニル基である化合物〕 融点:233℃;外観形状:白色粉末 失意型U 6−(2−クロロフェニル)−9− (2−ピロリルス
ルホニル)チオカルバモイル−7、8,9.10−テト
ラヒドロ−1メチル−4H−ピリド(4’,3’:4,
5)チェノ(3,2−f)1,2。
4−トリアゾロ(4.3−a)1.4−ジアゼピン〔前
記の式(I)においてY=S. R=2−ピロリルスル
ホニル基である化合物〕 融点:211〜213℃;外観形状:白色粉末失意型丼 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−ピリジルスル
ホニル)カルバモイル−7、8,9.10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド(4’,3’:4,5)
チェノ(3.2−f)1,2.4−トリアゾロ(4,3
−a)1.4−ジアゼピン〔前記の式(1)においてY
=O、R=3−ピリジルスルホニル基である化合物〕 融点=184〜189℃;外観形状:ベージュ色粉末去
Jil匝 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−キノリルスル
ホニル)チオカルバモイル−7、8,9.10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド(4’ 、3’ :
4,5)チェノ(3.2−f)1,2。
4−トリアゾロ(4.3−a)1.4−ジアゼピン〔前
記の式(1)においてY=S, R=4−キノリルスル
ホニル基である化合物〕 融点:240〜253℃;外観形状:白色粉末失意型並 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−モルホリニル
スルホニル)カルバモイル−7、8,9.10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド[4’,3’:4,
5)チェノ[3.2−f]l,2。
4−トリアゾロ(4.3−a)1.4−ジアゼピン〔前
記の式(1)においてY=O、R=4−モルホリニルス
ルホニル基である化合物〕 融点:207〜211℃;外観形状:白色粉末皇−A 本発明の方法で製造した前記の式(1)で表わされるチ
エツートリアゾロ−ジアゼピン誘導体はいずれもマウス
に投与量1g/kg(体重)の経口投与では毒性は認め
られなかった。マウスでの腹腔(IP)投与では、実施
例1O、17、18及び33の化合物のみがLDs,値
0.4〜1g/kg(体重)を示したが、他の化合物は
全て投与量1g/kg(体重)で毒性は認められなかっ
た。
東星に監 本発明の方法で製造した前記の式(I)で表わされるチ
エツートリアゾロ−ジアゼピン誘導体について種々の薬
理試験を行なった。薬理試験の概要は以下の通りである
この試験はrLab. Invest.J, 48. 
98(1980)(R。
KINLOUGH. RATHBON, J. P. 
CAZENAVE, M.PACKHAM及びF.MU
STARDらの論文)の方法に従って行なった。
この試験にはニューシーラントウサギ(平均体重5kg
の雄性ニューシーラントウサギ)を使用した。
グラフ記録計を連結したchrono−1og Cou
lronics凝集検出計(agregometer)
を用いて57℃で行なった。測定結果(分子濃度の単位
)は第1表の中央の柵に示した。
2)ベンゾジアゼピン   に する ムの庄歪 先の試験の対象(interest)はこの試験で得ら
れた結果に依存する。
すなわち、本発明の化合物はベンゾジアゼピンに似た構
造を有するので、血小板の凝集が抑制される投与量で特
定のベンゾジアゼピン活性が現われないかどうかを確認
することが重要である。
従って、本試験はMOHLERH,とRICHARD 
J、G、の方法[rNatureJ、 294.763
−765(1981) r試験管内(in vitro
)での作動薬(agonist)と拮抗薬(antag
onist)のベンゾジアゼピン受容体に対する相互作
用」という題目の論文〕に従って行なった。
この試験は、トレーサー(tracer)として” H
−RO−15−4788と” H−RO−5−4864
(NEN)を使用し、対照拮抗薬としてRO−15−4
718とRO−5−4864を使用して、4℃で1.5
時間保持(incubate) L/たラットの脳で行
なった。尚、RO−15−4788及びRO−5−48
64はロッシュ(Roche)社が製造した化合物であ
り、ベンゾジアゼピン受容体の対照拮抗薬である。また
’H−RO−15−4788及び3H−RO−5−48
64はそれぞれ上記の化合物をトリチウム化した化合物
である。
得られた結果を第■表の右欄に分子濃度の単位で示した
裏−上当L」込ユ 凰J二違」U 笈−L1已江a 3) PAFで  した   痙彎に するrEur、
 J、 Pharmacol、」、 127.83−9
5(1986)(S。
DESQ[IAND、 C,TOUVAY、 J、 R
ANDON、 V、 LAGENTE。
B、 VILAIN、 1. MARIDONNEAU
−PARINT、 A、 ETIENNE。
J、 LEFORT、 P、BRAQUET及びB、 
VARGAFTIGらの“Interference 
of BN 52021(Ginkolide B) 
withthe bronchopulmonary 
effects of PAF −acetherin
 the guinea−pig”という題目の論文〕
に従って、麻酔をかけたモルモットにPAFを静脈内投
与し白血球減少症と血小板減少症を伴なった気管支狭窄
を誘発させた。
次いで、ウレタン(2g/体重−11P投与)で麻酔を
かけた雄性ハートレー・モルモット(体重400〜45
0g)(チャールズ・リバ一種)を気管切開し。
呼吸ポンプを用いて70〜80回/分、1回当りの送気
量:空気1mQ/体重100gの条件で強制呼吸にかけ
た。薬剤注入用のカテーテルを頚静脈に挿入し、血液採
取用のカテーテルを頚動脈に挿入した。
KonzettとRδ5slerの方法に従って初期抵
抗を水柱103の圧力下に一定に保ち、気管支狭窄率の
交換機(transducor) : UGOBASI
REと記録計(enregistror): GEMI
NIとを用いて過剰の空気を測定した。モルモットには
その自然呼吸を抑制するためにパンクロニウム(pan
 curonium) (パブロン(Pavulon)
)を静脈内(IV)投与した。
本発明の方法で製造した前記の式(1)で表わされるチ
エツートリアゾロ−ジアゼピン誘導体と対照化合物11
EB2086(前記ベーリンガー社特許;米国特許第4
,621,083号参照)とをそれぞれ、粘稠な水懸濁
物として調製し、経口投与し、その1時間後にPAFで
刺激した。
気管支狭窄は次式: %式% (式中、Aは■表示の誘発された気管支狭窄を表わし、
Bは態表示の最大気管支狭窄を表わす)で表わされる気
管支狭窄率を算出することによって評価した。
焦−1−表 ノー4量 ヒトの治療においては、本発明の方法で製造される前記
の式(,1)で表わされるチエツートリアゾロ−ジアゼ
ピン誘導体は経口投与によって投与するのが好ましい。
好ましい投与剤形としては錠剤、ゼラチンカプセル剤等
が挙げられる。上記の場合には投与薬量は通常1日当り
(per diem)50■〜500■である。
単位投与量は、適当な担体及び薬剤を一緒にして50■
であるのが好ましい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Rは多く
    てC_5までの低級直鎖アルケニル基;多くてC_2_
    0までの直鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC_5まで
    の環式基;アリール基又はヘテロアリール基で置換され
    た多くてC_5までの直鎖又は分岐鎖アルキル基;多く
    てC_5までのアルキル基又は低級アルコキシ基、フェ
    ノキシ基、多くてC_5までの低級アルキルスルホニル
    基、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基の1
    個又は数個で置換されたフェニル基;異種原子を含有す
    る縮合した二環式残基;及びフェニル基、ヘテロアリー
    ル基又は縮合した二環式基で置換されたスルホニル基を
    表わす)で表わされるチエノ−トリアゾロ−ジアゼピン
    誘導体の製造法であって、次式(A): ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (式中、Yは前記の意義を有する)で表わされるチエノ
    −トリアゾロ−ジアゼピン化合物とR−N=C=Y誘導
    体(式中、R及びYは前記の意義を有する)とを窒素循
    環下にプロトン性溶媒中で還流下1/2〜24時間反応
    させ、次いで得られた次式(B):▲数式、化学式、表
    等があります▼(B) (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
    化合物とヒドラジン水和物とを窒素循環下に非プロトン
    性溶媒中で0℃〜室温の温度で5分〜約1時間反応させ
    、最後に、得られた次式(C):▲数式、化学式、表等
    があります▼(C) (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
    化合物とオルト酢酸トリ(低級アルキル)エステルとを
    窒素循環下にプロトン性溶媒中で室温で15分〜3時間
    、次いで還流下に1/2〜5時間環化反応させることか
    らなる前記チエノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製
    造法。 2、前記オルト酢酸トリ(低級アルキル)エステルがオ
    ルト酢酸トリエチルである前記請求項1記載の方法
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