JPH0327519Y2 - - Google Patents

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JPH0327519Y2
JPH0327519Y2 JP1984189205U JP18920584U JPH0327519Y2 JP H0327519 Y2 JPH0327519 Y2 JP H0327519Y2 JP 1984189205 U JP1984189205 U JP 1984189205U JP 18920584 U JP18920584 U JP 18920584U JP H0327519 Y2 JPH0327519 Y2 JP H0327519Y2
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JP
Japan
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button
locking
ring
seat
hog
Prior art date
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JP1984189205U
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、シートの表面にボタンを組み込んだ
意匠を有する、いわゆる、ボタンダウンシートに
おけるボタンの取付け構造に関する。
【従来の技術】
従来、ボタンダウンシートを形成する方式とし
ては、スポツトキルト方式、クリツプ方式および
糸縫い方式の3つの方式が知られている。 スポツトキルト方式とは、第4図に示すよう
に、シート20のパツド21、カバーパツド22
および表皮23を糸縫いあるいは高周波溶接など
の手法によりキルテイングし、そのキルテイング
ライン24の内側をボタン25に見せかける方式
である。この方式では、ボタン25の緑がその周
囲の表皮23とU字溝形のキルテイングライン2
4を介して連続しているので、見栄えが貧弱にな
るきらいがある。 クリツプ方式とは、第5図に示すように、シー
ト30のパツド31、カバーパツド32および表
皮33のボタン取付け位置に各挿通孔34,3
5,36を形成し、裏面にクリツプ部37を備え
るボタン本体38を表皮33側から上記各挿通孔
36,35,34に順に挿通し、パツド31の裏
面にあてがわれた座金39に上記クリツプ部37
を掛止する方式である。この方式では、ボタン本
体38が表皮33とは別体に形成さているので、
見栄えは十分良いのであるが、ボタンのクリツプ
部37と座金39とを掛止する時に、ボタン本体
38を表面側から押し込めると同時に、座金39
を裏側からパツド31の裏面に押し付ける必要が
あり、作業性ないし生産性の面から見れば不利で
ある。 最後の糸縫い方式は、第6図に示すように、シ
ート40内に配設されたSバネ等で構成された係
止部材41にボタン42を糸43で結合する方式
である。この方式でもクリツプ方式と同様に十分
良好な見栄えが得られるが、ボタン42の係止部
材41への糸掛け作業は手作業で糸43を数重に
掛ける作業であり、作業能率を高めるには限度が
ある。
【考案の解決すべき課題】
本考案は、上述のような事情のもと考え出され
たもので、その解決すべき課題は、見栄えが良好
なボタンダウンシートを得ることができるうえ、
高能率にボタン取付け作業が行なえるボタンダウ
ンシートのボタン構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような技術課題を解決するため
に次のような技術的手段を講じている。 すなわち、本考案のボタンダウンシートにおけ
るボタンの取付け構造は、 ボタン本体の裏面に、シート内に配設された係
止線部材に対してホグリングを介して連結される
係止リングが設けられており、 上記係止リングは、その係止孔を上記ホグリン
グよりも大径に形成され、かつその先端部をV字
状に形成されているとともに、 上記係止リングをシート内に差し込んだとき、
上記係止リングの先端が上記係止線部材に近接し
うるように構成していることを特徴としている。 ここで、ホグリングとは、たとえば、シートの
表皮を張設するためにその表皮の周縁部に縫い込
まれた針金をシートの底部に設けられたフレーム
線部材に連結する場合などに用いられる針金製の
リングであつて、C字形に形成された針金製の部
材をピストルのようにして簡単に操作される専用
の加締具(ホグリンガ)に支持し、上記針金とフ
レーム線部材とを共に囲む位置に位置させて上記
加締具の引金を引いて円環形に加締めるという簡
単な作業で短時間で上記針金と線部材とを結合で
きるものである。
【考案の作用および効果】
パツド、カバーパツドおよび表皮を表側から押
え付け、シートの表皮を張る場合と同じような加
締具にC形に開かれたホグリングを支持させ、こ
のホグリングをボタンの係止リングとシート内の
配設された係止線部材とを囲い込む円環形に加締
める。これにより、ボタンはその裏面の係止リン
グとホグリングとを介して上記線部材に掛合され
る。このように、本考案によれば、シートのパツ
ド、カバーパツド、表皮を表側から押えながら、
鋏の操作と同じようにして簡単に操作できる専用
の加締具を操作してホグリングを加締めるという
いたつて簡単な作業を行うことにより、シートへ
のボタン止めを行うことができる。しかも、本考
案の場合、ボタンの係止リングは、その先端部を
V字状に形成して尖らせているので、ボタンをシ
ートに差し込み易い。また、係止リングの係止孔
をホグリングよりも大径に形成しているので、ホ
グリング止めにあたり、ホグリングを係止リング
内に通し易く、さらに係止リングをシートに差し
込んだとき、その先端が係止線部材に近接しうる
ように構成しているので、ホグリング止め自体の
作業性も非常に良い。したがつて、ボタン止めの
作業性を従来に比して飛躍的に向上させることが
でき、その作業効率が非常に高まる。さらに、ボ
タンの係止リングは、上述のように先端部をV字
状に形成することにより、その係止孔がリング先
端方につれてテーパ状に小さくなつて、係止孔先
端部の大きさをホグリングの線径と対応させうる
ようにしている。したがつて、ホグリングを係止
孔先端部で係合保持できるので、ホグリングに対
する係止リングないしボタンのずれ動きを防止で
き、ボタンの取付け状態が安定する。また、ボタ
ンが表皮とは別体に形成されているので、外観上
の見栄えも優れている。
【実施例の説明】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。 第3図は高級乗用自動車の運転席または助手席
に用いられるボタンダウンセパレートシートの斜
視図である。このボタンダウンシート1のシート
クツシヨン2には左右各対をなすボタン3が前後
に並べて取付けられ、また、シートバツク4にも
左右各対をなすボタン3が上下に並べられて取付
けられている。 たとえば、シート1の前側の両ボタン3は、第
1図および第2図に示すように、シートクツシヨ
ン2のパツド5の上面を肉盗みして形成された左
右横長の溝6の左右両側部に位置させられる。上
記パツド5にはSバネなどからなる係止線部材7
が上記溝6の底部に露出するように埋設されてい
る。パツド5の上面を覆うカバーパツド8は上記
溝6の上側に沿つて左右に広がる割溝9を有し、
この割溝9間からカバーパツド5の上側を覆う表
皮10をU字袖状に引き込み、その袖状の引き込
み布11に針金12が挿入される。この針金12
を上記係止線部材7に引き寄せてホグリング13
によりその係止線部材7に掛合させることによ
り、表皮10に適当な張力が与えられる。 上記ボタン3は、表面を表皮10と同質、同色
の表皮で覆つたボタン本体14と、これの裏面に
一体的に形成され、上記係止線部材7とホグリン
グ15を介して連結される係止リング16とから
なる。 上記係止リング16は、その係止孔16aがホ
グリング15よりも大径に形成されているととも
に、先端部をV字状に形成されている。このよう
に、先端部をV字状に形成することにより、係止
リング16のシートへの差し込みを容易かつスム
ーズに行わせる。また、係止孔16aが、リング
先端方にむかうにつれてテーバ状に小さくなるよ
うにして、その先端部の大きさをホグリング15
の線径と対応させる。したがつて、係止孔先端部
でホグリングを係合保持できる。 また、本例の場合、上記係止リング16を比較
的大きく形成するとともに、係止線部材7をシー
ト表面部の比較的近い部位に設けることにより、
係止リング16をシートに差し込んだとき、その
先端を係止線部材7に近接させうるように構成し
ている。 なお、上記表皮10の溝6に引き込まれた部分
の上側には左右の両ボタン3間を横一文字に結ぶ
合せ目(図示略)が形成されるが、この合せ目を
覆つてシート1の見栄えを良くし、豪華な印象を
与えるようにベルト状の柔軟な当て板17が用い
られる。この当て板17は左右両端部にボタン3
の係止リング16を挿通し、ボタン本体14で覆
い隠されるようなボタン孔18を有している。 上記ボタン3の取付けは、たとえば、次のよう
な手順にしたがつて行なわれる。 すなわち、引き込み布11の係止線部材7への
ホグリングへの掛合を行つた後、引き込み布11
の上側の合わせ目を当て板17で覆つてから、そ
の当て板17を押し下げ、当て板17のボタン孔
18およびカバーパツド8の割溝9からのぞき出
された係止線部材7に上記ボタン3の係止リング
16を接近させ、図示しない加締具に支持したC
字形のホグリング15を係止線部材7とボタン3
の係止リング16とを取り囲むように位置させ、
加締具の引金を引いてホグリング15を円形に加
締めて変形させる。このようにして、上記ボタン
3がホグリング15を介して係止線部材7に結合
される。 このようにしてボタン3や取付けられた上記シ
ート1は、ボタン3が表皮10とは別体に作られ
ているので、従来のクリツプ方式や糸縫い方式と
同様に優れた見栄えを有している。また、ボタン
の取付け作業は、シート1の表側からだけの作業
であり、また、ホグリングを加締具に支持させて
所要の位置に位置させ、加締具を鋏のように操作
して加締めるという簡単な作業で、短時間で行え
る。 しかも、ボタンの係止リング16は、これをホ
グリング15よりも大径に形成してホグリング1
5を通し易くしているとともに、係止リング16
をシートに差し込んだときこれと係止線部材7と
を近接させうるようにしているので、ホグリング
止め自体の作業性も非常に良い。したがつて、ボ
タンの取付け作業性は従来の比して飛躍的に向上
する。 もちろん、本考案は上述の一実施例に限定され
ることはなく、たとえば、上記係止線部材7はシ
ート1のフレームに連結してもよい。また、係止
リング16は、基本的に、ホグリングよりも大径
の係止孔と、先端V字状部とを有するものであれ
ば、その具体的形状は特に問われない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は要部の縦断正面図、第2図は第1図
の−線に沿う縦断側面図、第3図はボタンダ
ウンセパレートシートの斜視図、第4図はスポツ
トキルト方式を例示する要部の縦断面図、第5図
は従来のクリツプ方式を例示する要部の縦断面
図、第6図は従来の糸縫い方式を例示する要部の
縦断面図である。 1……ボタンダウンシート、7……係止線部
材、14……ボタン本体、15……ホグリング、
16……係止リング、16a……係止孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートの表面にボタンを組み込んでなるボタン
    ダウンシートにおけるボタンの取付け構造であつ
    て、 ボタン本体の裏面に、シート内に配設された係
    止線部材に対してホグリングを介して連結される
    係止リングが設けられており、 上記係止リングは、その係止孔を上記ホグリン
    グよりも大径に形成され、かつその先端部をV字
    状に形成されているとともに、 上記係止リングをシート内に差し込んだとき、
    上記係止リングの先端が上記係止線部材に近接し
    うるように構成していることを特徴とする、ボタ
    ンダウンシートにおけるボタンの取付け構造。
JP1984189205U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPH0327519Y2 (ja)

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JP1984189205U JPH0327519Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

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JPS61102199U JPS61102199U (ja) 1986-06-30
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JPS61102199U (ja) 1986-06-30

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