JPH03273960A - シートベルト装置用ウエビング - Google Patents

シートベルト装置用ウエビング

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JPH03273960A
JPH03273960A JP2074159A JP7415990A JPH03273960A JP H03273960 A JPH03273960 A JP H03273960A JP 2074159 A JP2074159 A JP 2074159A JP 7415990 A JP7415990 A JP 7415990A JP H03273960 A JPH03273960 A JP H03273960A
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JP
Japan
Prior art keywords
webbing
dyed
yarn
acrylic
weaving
Prior art date
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Pending
Application number
JP2074159A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakawa
名川 彰
Koki Sato
幸喜 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshino Kogyo KK
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Hoshino Kogyo KK
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hoshino Kogyo KK, Tokai Rika Co Ltd filed Critical Hoshino Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両緊急時の乗員保護用シートベルト装置に用
いられ、乗員を拘束するためのシートベルト装置用ウェ
ビングに関する。
〔従来の技術〕
一般に車両の乗員保護用シートベルト装置に用いられる
ウェビングは、引張強度が大きいなどシートベルト装置
に適した材料であるポリエステル糸が織られることによ
って形成される。
ところで、従来よりウェビングを染色して模様を形成す
ることがなされている。第6図に模様が形成されたウェ
ビングの概念図を示す。
ウェビング30は図の上下方向が長手方向とされており
、淡色に染色された被染色部32と、これよりもウェビ
ング30の幅方向の寸法が短くされ、被染色部32より
も同系色で濃色にされた糸で織られた染色部34とがウ
ェビング30の幅方向に沿って交互に形成されている。
被染色部32と染色部34はポリエステル糸が織り込ま
れて形成されたものである。
以下この従来のウェビング30の製造工程について簡単
に説明する。
高濃度に染色された染色糸及び生成色糸を用いて織り込
み、染色糸で染色部34を形成し生成色糸で被染色部3
2を形成する。次に、この織り込み状態でサーモゾル法
染色を行い、生成色にされている被染色部32を所望の
淡色にて染色を行って模様を有するウェビング30を製
造している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例では、被染色部32も染色部
34もサーモゾル法染色によって染色されやすいポリエ
ステル糸によって形成されている。
そのため、サーモゾル法染色によって被染色部32を染
色する際に、染色部34にサーモゾル法染色に用いられ
る染色の色が重ね合わされるという不都合がある。
よって、上記従来例の如く、染色部34をあらかじt高
濃度の糸にて織り込んでおき、被染色部32を高濃度の
糸と同系色の淡色に染める場合は上言己のような不都合
はあまり生じないが、染色部34を淡色にしておき、被
染色部32を高濃度に染色するような場合、染色部34
に対する被染色部32を染色する染料の色の重なりの影
響が大きくなる。そのため、染色部34と被染色部32
との色のコントラストをつくりにくくなる。すなわち、
従来においては染色部34は高濃度で、被染色部32は
淡色且つ染色部34と同系色でなければならず、色の組
合せの自由度がきわめて少なかった。
この場合において、被染色部32をあらかじめ高濃度に
染色された糸を織り込んで形成しておき、染色部34を
淡色に染めることも考えられる。しかしながら、高濃度
の染色糸は高価なため、幅方向寸法が大きくされた被染
色部32を形成する上記の方法では、ウェビング30の
コストが高くなってしまう。
本発明は上記事実を考慮し、色の組合せの自由度の大き
いシートベルト装置用ウェビングを得ることができるよ
うにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るシートベルト装置用ウェビングはポリエス
テル糸とアクリル糸とを織り込むことによって形成され
るシートベルト装置用ウェビングであって、ポリエステ
ル糸とアクリル糸とが織り込まれた状態でサーモゾル法
染色がなされ前記ポリエステル糸が染色されていること
を特徴としている。
〔作用〕
本発明では、サーモゾル法染色によって染色されるポリ
エステル糸と、サーモゾル法染色によって染色されにく
いアクリル糸とが織り込まれてウェビングが形成されて
いる。このウェビングをサーモゾル法染色によって染色
すると、ポリエステル糸のみが染色され、アクリル糸は
サーモゾル法染色による影響をほとんど受けない。よっ
て、ウェビングのポリエステル糸によって形成された所
定の個所を高濃度に染色しアクリル糸で形成された個所
は淡色であっても、またサーモゾル法染色による染色の
色と同系色であっても染色の色の重なりの影響が小さく
なりウェビングに形成する色の組合せの自由度が大きく
なる。
本発明において、ウェビングのアクリル糸の含有率を8
%以下にすればアクリル糸の強度の弱さをポリエステル
糸で充分に保護できるため、ウェビングの強度は充分に
保たれる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図はシートベルト装置用ウェビングの一部を示す概
念図である。
ウェビング10は図の上下方向が長手方向となっており
、第2図に示す如く、経糸12と緯糸14とが交叉して
形成された1/2綾織となっている。
ウェビング10には、その幅方向全体にわたって灰色に
染色された被染色部16が形成されている。
この被染色部16はポリエステル糸によって形成されて
いる。なおウェビング10の厚さは1.16mmとなっ
ている。
また、ウェビングlOの幅方向両端部付近にはその長手
方向に沿って所定の間隔をあけて赤色に染色されたアク
リル糸が織り込まれて形成された染色部18ならびに生
成色のアクリル糸が織り込まれて形成された染色部20
が形成されている。
ウェビング10の染色部18.20を形成するアクリル
糸の含有率は、約2%になっている。なお含有率の単位
系は(重量/長さ)である。
アクル糸の含有率が約2%に設定されているのは、アク
リル糸の含有率が大き過ぎると、アクリル糸の強度はポ
リエステル糸より弱いため、ウェビング100強度が弱
くなり、シートベルト装置としての機能を充分に発揮し
得なくなるからである。
なお、アクリル糸は耐光性、耐化学薬品性にすぐれてい
るなどの点においてはウェビング10の材料に適してい
る。
以下ウェビング10の製造工程について説明する。ウェ
ビング10は前記のように172綾織によって形成され
ているが、1/2綾織に用いる緯糸14として生成色の
ポリエステル糸を使用する。
経糸12は生成色のポリエステル糸と、あらかじめ赤色
に染色されたアクリル糸と生成色のアクリル糸を使用す
る。
アクリル糸を赤色に染色するのに使用した染液は以下の
染料等の溶質を含んだ水溶液を使用した。
三菱化成株式会社製の商品名「ダイアクリルYello
w  Au−NJ O,4%(o8w。
f)、三菱化成株式会社製の商品名「グイアクリルRe
d  Au−NJ 0.5%(0、w、f)、「タスリ
ターダPCDJ 0.5%(o、 w、  f)、濃度
90%の酢酸1.0%(oow、f)。
ただし、上記o、w、fは赤色に染色されるアクリル糸
の重量あたりの含有重量を示している(以下同様)。
上記染液のPHは使用する水(染液の溶媒)のPHによ
り変動するが、この水のPHを適当に調節することによ
り、染液のPHを4.5〜5.0に調整した。また、染
液の浴比(溶質:水)は1 :20  (olw、  
f)にした。
アクリル糸に対する赤色染色は上記の種々の条件を備え
た60℃〜100℃の染液にアクリル糸を30分間浸漬
させる(浸染)ことによって行った。
上記の如くアクリル糸を染色した後経糸12と緯糸14
とを172綾織にて織り込み、サーモゾル法染色前のウ
ェビング10を形成する。ここでサーモゾル法染色とは
、染液をバットし乾燥後高温で乾燥処理を連続にて行っ
て染色することをいう。
なお、経糸12として用いられるポリエステル糸は10
00” /96’ 、370本/巾、赤色ならびに生成
色のアクリル糸は150°/6本、8本/巾、緯糸とし
て用いられるポリエステル糸は500D/96’   
19.5本/INにて織り込みがなされている。したが
ってアクリル糸の含有率は、アクリル糸とポリエステル
糸の比重が等しいとした場合、8/378で算出され約
2%になる。
なお上記8の値はアクリル糸の本数(単位巾当たり)を
示している。また上記378の値はアクリル糸の本数(
単位巾当たり)と経糸のポリエステル糸の本数(単位巾
当たり)との和を示している。
なお、Dはデニール(Denier) 、fは(Fil
ament)、本/巾はウェビング10の巾方向に織り
込まれた糸の本数、本/INは、1インチあたりに織り
込まれた糸の本数を示している。
また1 50” /6本は150°の糸が6本合糸され
ていることを示している。
上記経糸12として用いられるポリエステル糸はデニー
ルでは1000D〜2000D、フィラメントに関して
は4D〜15°のものが適用可能であり、アクリル糸は
デニールでは30I]〜2000D、フィラメントに関
しては2D〜20Dのものが適用可能である。また、上
記緯糸14として用いられるポリエステル糸はデニール
では5000〜750Il11フイラメントに関しては
4[1〜15”のものが適用可能である。次にアゾ系、
キノン系などが配合され被染色部16を灰色に染色する
ための分散染料を含んだ染液をウェビング10にパット
し、乾燥させる。その後高温で熱処理(例えば200℃
で3分)を行なう。なお、この熱処理は180℃〜21
0℃、2分〜5分が好ましい。この熱処理においてアク
リル糸は劣化されない。これによってサーモゾル法染色
は完了し、生成色の被染色部16が灰色に染色される。
この場合において、染色部18.20はアクリル糸によ
って形成されているた於、サーモゾル法染色による灰色
による影響をほとんど受けない。
以上のように本実施例によれば、サーモゾル法染色によ
って染色されるポリエステル系と、サーモゾル法染色に
よって染色されにくいアクリル糸とが織り込まれてウェ
ビング10を形成しているため、ウェビング10のポリ
エステル糸によって形成された個所を高濃度に染色して
も染色による色の重なり合いの影響が小さくなり、ウェ
ビング10に模様を形成する際の自由度が大きくなる。
さらに本実施例では、ウェビング10を形成するアクリ
ル系の含有率が約2%にされているため、ウェビング1
0の強度が充分に確保される。
以上本発明を上記実施例に基づいて説明したが、ウェビ
ング10に形成する染色部18あるいは染色部20は第
1図に示すものに限定されるものではない。すなわち、
所定の色に染色されたアクリル糸(経糸)の緯糸に対す
る織り込み位置をウェビング10の長手方向(第3図の
上下方向)に対して斜めに順次ずらしながら織り込むこ
とにより、第3図に示すようにウェビング10の長手方
向に対して斜めに延びる染色部18を形成することがで
きる。
また、所定の色に染色されたアクリル糸(経糸)に対す
る織り込み位置をウェビングの長手方向(第4図の上下
方向)に対して直交する方向へ順次ずらしながら織り込
むことにより、第4図に示すようにウェビング10の長
手方向に対して直交する方向へ延びる染色部18を形成
することができる。
またウェビング10に形成する染色部18あるいは染色
部20を第5図に示すように形成することも可能である
。第5図の実施例では、所定の色に染色されたアクリル
糸(経糸)をウェビング10の長手方向(第5図の上下
方向)に沿って織り込むことによってアクリル糸とポリ
エステル糸(緯糸)とがウェビング10の長手方向に沿
って交互にあられれる破線模様(アクリル糸)18Aが
形成されている。また、上記と同様にして形成され、ア
クリル糸の織り込み位置が破線模様18Aに対してウェ
ビング10の長手方向にずらされて形成された破線模様
18Bが、破線模様18Aよりもわずかにウェビング1
0の幅方向へずらされて形成されている。上記のような
織り込みを行うことにより外観上ウェビング10の長手
方向に沿って連続して延びる染色部18を形成すること
ができる。なお、上記織り込みを繰り返し行うことによ
り、染色部18を所望の太さにてウェビング10の長手
方向に沿って連続して延びるようにして形成できるよう
になる。
さらに上記実施例では、染色部18を赤色に染色してい
るが、何色であってもよい。また染色部18.20はそ
れぞれ被染色部16と同系色であってもよい。また、ア
クリル糸としてブライト糸を用いて染色部18あるいは
染色部20を形成することにより、この部分が光沢を有
するウェビング10を形成することもできる。
さらに上記実施例では、アクリル糸の含有率が約2%の
場合について説明したがこれに限定されるものではなく
、アクリル糸の含有率は約8%をを越えない範囲にて設
定することができる。
この含有率8%は、以下のように算出した。
現在使われている最も一般的な引張強度(2800kg
f)相当のウェビングを考え、このウェビング(厚さ約
1.16mm)にアクリル糸を織り込んでウェビングを
実用的な厚さである1、25mm以下にしようとすると
、次式よりアクリル糸の含有率は約8%となる。
なおアクリル糸を強制的に最大限織り込み、JIS法定
強度(2270kgf以下)を最低限満足するウェビン
グを考えた場合、ウェビングの強度は2400kgf 
となる。この場合のウェビングの厚さは約1mmとなり
、アクリル糸の含有率は次式より25%となる。
すなわち技術的にはアクリル糸の含有率25%のウェビ
ングを作るが可能である。またウェビングの厚さの限定
をはずせば、さらにアクリル糸の含有率の高いウェビン
グを作ることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、色の組合せの自由度
の大きいシートベルト装置用ウェビングを得ることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るシートベルト装置用ウ
ェビングの一部を示す概念図、第2図はウェビングの織
り込み状態を説明するための図、第3図乃至第5図は本
発明の他の実施例に係るウェビングの一部を示す概念図
、第6図は従来のウェビングの一部を示す概念図である
。 10・・・ウェビング、 12・・・経糸、 14・・・緯糸、 16・・・被染色部、 18.20・・・染色部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル糸とアクリル糸とを織り込むことに
    よって形成されるシートベルト装置用ウエビングであっ
    て、ポリエステル糸とアクリル糸とが織り込まれた状態
    でサーモゾル法染色がなされ前記ポリエステル糸が染色
    されていることを特徴とするシートベルト装置用ウエビ
    ング。
JP2074159A 1990-03-23 1990-03-23 シートベルト装置用ウエビング Pending JPH03273960A (ja)

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JP (1) JPH03273960A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0535870U (ja) * 1991-10-08 1993-05-14 菊地工業株式会社 シートベルト用ウエビング
JP2005527713A (ja) * 2002-04-23 2005-09-15 ダイオレン インダストリアル ファイバーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シートベルト用帯材を製造するための方法
WO2013053790A2 (de) 2011-10-12 2013-04-18 Carl Stahl Gmbh & Co. Kg Sicherheitsgurtband für ein sicherheitsgurtsystem

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