JPH03273781A - 広帯域映像信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ　産業上の利用分野 本発明は、記録媒体から広帯域の映像信号を再生して表
示装置に出力する広帯域映像信号再生装置に関し、例え
ば高品位テレビジボン信号用のビデオテープレコーダな
どに適用される。

Ｂ　発明の概要 本発明は、記録媒体から再生手段で広帯域の映像信号を
再生して、再生信号処理回路で出力映像信号にする広帯
域映像信号再生装置において、上記再生信号処理回路に
備えた波形特性変換回路により、上記出力映像信号が送
られる表示装置に応した波形特性を上記再生手段で再生
した映像信号に与えることによって、特性の異なる表示
装置でも出力映像信号を良好に表示させることができる
ようにしたものである。

Ｃ従来の技術 一般に、磁気テープや光ディスクなどの記録媒体から映
像信号を再生して、テレビジョン受像装置やプロジェク
ションテレビ装置などの表示装置に出力する例えばビデ
オテープレコーダやビデオディスク装置などの映像信号
再生装置が知られている。従来、このような映像信号再
生装置は、記録媒体に記録されている映像信号を忠実に
再生することに、主眼をおいて開発されていた。

また、従来、このような映像信号再生装置では、記録媒
体から再生した映像信号が劣悪で、画像にノイズが目立
ったり、カラーレベルが不適切だったりするような場合
に、それを補正する機構を備えたものや、記録媒体に記
録されたソフトの種類に応じて画質を変化させる機構を
備えたものが知られている。

Ｄ　発明が解決しようとする課題 ところで、例えばハイビジョンのような高品位テレビジ
ョン（ＨＤＴＶ：旧ｇｈ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　ＴＶ
　）信号や、現行のテレビジョン信号方式と互換性を持
たせたＥ　Ｄ　Ｔ　Ｖ　（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　Ｄｅｆｉ
ｎｉｔｉｏｎ　ＴＶ）信号などの高画質テレビジョン信
号などの、広帯域の映像信号による放送技術が提案され
、かつ、それに用いる各種装置が開発されつつある。

このような広帯域の映像信号による画像をテレビジョン
受像装置やプロジェクション装置などの表示装置に最良
の状態で表示させるには、特性の良い高価な部品を多数
用いて複雑な信号処理を行うことが必要である。しかし
、例えば家庭用の表示装置など、広く普及させるために
安価にせざるをえない表示装置は、高価であっても忠実
な表示が求められる業務用などのモニタ表示装置と比較
して、ある程度性能を犠牲にしなければならず、このた
め、鮮鋭度や解像度などの特性が不充分で、広帯域の映
像信号らしい良好な表示ができないものが市場に出回る
虞れがある。

この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
あって、その目的とするところは、特性の異なる表示装
置でも出力映像信号を良好に表示させることができ、例
えば上記したような特性のやや劣る表示装置でも良好に
表示をさせることができる広帯域映像信号再生装置の提
供にある。

Ｅ　課題を解決するための手段 本発明は、上述の目的を達成するために、記録媒体から
広帯域の映像信号を再生する再生手段と、この再生手段
からの映像信号に信号処理を施して出力映像信号を形成
する再生信号処理回路とからなる広帯域映像信号再生装
置において、上記出力映像信号が送られる表示装置に応
じた波形特性を上記再生手段からの映像信号に与える波
形特性変換回路を上記再生信号処理回路に設けたことを
特徴とするものである。

１作用 本発明に係る広帯域映像信号再生装置では、再生手段に
より記録媒体から再生した広帯域の映像信号に信号処理
を施す再生信号処理回路に設けた波形特性変換回路によ
り、出力映像信号が送られる表示装置に応した波形特性
を上記再生手段からの映像信号に与える。

Ｇ　実施例 以下、本発明に係る広帯域映像信号再生装置の好適な実
施例について、図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明を適用したビデオテープレコーダ（１
）の構成を示すブロック図である。

このビデオテープレコーダ（１）は、ハイビジョンの映
像信号を記録したり再生したりするものであって、人力
映像信号に記録信号処理回路（１０）で記録信号処理を
施して、回転ヘッドドラム（２）に設けられた各磁気ヘ
ッド（３Ａ）　、　（３Ｂ）　、　（４Ａ）　、　（４
Ｂ）により磁気テープ（ＴＰ）に映像信号を記録し、上
記各磁気ヘッド（３Ａ）　、　（３Ｂ）　、　（４Ａ）
　、　（４Ｂ）により映像信号を磁気テープ（ＴＰ）か
ら再生して、再生信号処理回路（２０）で再生信号処理
を施すことによって、出力映像信号を形成するようにな
っている。

まず、このビデオテープレコーダ（１）の記録系につい
て説明する。

すなわち、このビデオテープレコーダ（１）において、
上記記録信号処理回路（１０）の各入力端子（ＩＩＹ）
　（ＩＩＢ）、（ＩＩＢ）、、　（ＩＩＲ）には、人力
映像信号として、輝度信号ＹとＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの各色信
号ＰＲ，Ｐ。

とに分離された広帯域の映像信号が供給される。

上記記録信号処理回路（１０）は、これら各信号Ｙ。

ｐＨ，ＰＲがアナログ・ディジタル（Ａ／Ｄ）変換器（
１２Ｙ）　、　（１２Ｂ）　、　（１２Ｒ）によりそれ
ぞれディジタル化されて供給されるＴ　ＣＩ　（Ｔｉｍ
ｅ　Ｃｏｍｐｒｅｓｓｅｄ　Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏｎ）
　Ｉンコーダ（１３）を備える。このＴＣＩエンコーダ
（１３）は、上記Ａ／Ｄ変換器（１２Ｙ）　、　（１２
Ｂ）（１２Ｒ）によりディジタル化された各信号Ｙ、Ｐ
、。

Ｐ、について、第２図に示すように、輝度信号Ｙとライ
ン毎に線順次に切り換えた各色信号Ｐ８ＰＲとを時分割
多重したＴＣＩ映像信号を２チヤンネル化して、水平同
期信号ＳＹとタイムベース用バースト信号ＢＡをそれぞ
れ付加した２チヤンネルのＴＣＩ映像信号Ｃ，、Ｃ，を
形成する。

上記ＴＣＩエンコーダ（１３）により得られる２チヤン
ネルのＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢは、それぞれディジタ
ル・アナログ（Ｄ／Ａ）変換器（１４八）、　（１４Ｂ
）でアナログ化され、エンファシス回路（１５Ａ）　、
　（１５Ｂ）やＦＭ変調回路（１６八）、（１６Ｂ）　
、イコライザー回路（１７Ａ）　、　（１７Ｂ）などに
より所定の信号処理が施されて、記録アンプ（１８Ａ）
　、　（１８Ｂ）から出力される。そして、これら記録
アンプ（１８Ａ）　、　（１８Ｂ）から出力される２チ
ヤンネルのＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢは、上記回転ヘッ
ドドラム（２）の各磁気ヘッド（３Ａ）。

（３Ｂ）　、　（４Ａ）　、　（４Ｂ）に供給され、チ
ャンネル毎に上記磁気テープ（ＴＰ）の別々のトラック
に並列記録される。

次に、このビデオテープレコーダの再生系について説明
する。

上記磁気テープ（ＴＰ）に記録されている２チヤンネル
のＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢは、上記回転ヘッドドラム
（２）の各磁気ヘッド（３Ａ）　、　（３Ｂ）　、　（
４Ａ）　。

（４Ｂ）により再生され、上記再生信号処理回路（２０
）に送られる。上記再生信号処理回路（２０）では、上
記２チヤンネルのＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢについて、
再生アンプ（２ＬＡ）　、　（２１Ｂ）やイコライザ回
路（２２Ａ）、（２２Ｂ）　、ＦＭ復調回路（２３Ａ）
、（２３Ｂ）　、デイエンファシス回路（２４Ａ）　、
　（２４Ｂ）などにより、上記した記録系とは逆の信号
処理を施す。そして、これらＴＣＩ映像信号Ｃａ、Ｃｎ
は、Ａ／Ｄ変換器（２５Ａ）　、　（２５Ｂ）でディジ
タル化されて、ＴＣＩデコーダ（２６）に送られる。こ
のＴＣＩデコーダ（２６）は、上記２ヂヤンネルのＴＣ
Ｉ映像信号Ｃｒｔ、Ｃｎについて、時間軸補正処理とと
もに記録時におけるＴＣＩエンコード処理と逆のＴＣＩ
デコード処理を行うことによって、輝度信号ＹとＲ−Ｙ
、　　ＢＹの各色信号Ｐ、、ＰＲとを形成する。上記Ｔ
ＣＩデコーダ（２６）により得られる輝度信号ＹとＲ−
Ｙ、Ｂ−Ｙの各色信号ｐＨ，ＰＲは、それぞれＤ／Ａ変
換器（２７Ｙ）　、　（２７Ｂ）　、　（２７Ｒ）でア
ナログ化されて出力される。これらＤ／Ａ変換器（２７
Ｙ）　、　（２７Ｂ）　。

（２７Ｒ）から出力される輝度信号Ｙと各色信号ＰＲ２
ＰＲは、２系統に分配され、そのうちの一系統はそのま
ま出力端子（２ＢＹ）　、　（２８Ｂ）　、　（２８Ｒ
）に与えられて第１の出力映像信号として出力される。

上記出力端子（２８Ｙ）から出力される第１の出力映像
信号の輝度信号Ｙは、その周波数特性を第３図に破線で
示すように、誇張のない平坦な周波数特性のまま出力さ
れる。これにより、上記出力端子（２８Ｙ）　、　（２
８Ｂ）　、　（２８Ｒ）から出力される第１の出力映像
信号は、上記磁気テープ（ＴＰ）に記録された映像信号
を忠実に再生したものとなり、例えばモニタテレビジョ
ン装置などの高性能の表示装置で良好に表示させること
ができる。

また、上記各Ｄ／Ａ変換器（２７Ｙ）　、　（２７Ｂ）
　、　（２７Ｒ）から分配される他の一系統の輝度信号
Ｙと各色信号ＰＲ，ｐＨは、上記輝度信号Ｙが波形特性
変換回路（２９）を介して出力端子（３０Ｙ）に与えら
れるとともに、各色信号ＰＲ，Ｐ、はそのまま出力端子
（３０Ｂ）　、　（３０Ｒ）に与えられて、第２の出力
映像信号として出力される。

上記波形特性変換回路（２９）は、上記第３図に破線で
示した周波数特性と比較して実線で示すように、上記Ｄ
／Ａ変換器（２７）からの輝度信号ＹにｌＯ〜１５ＭＨ
ｚを中心とする成分を２〜３ｄＢ程度増幅した周波数特
性をアナログ信号処理により与えて出力する。これによ
り、上記出力端子（３０Ｙ）。

（３０Ｂ）　、　（３０Ｒ）から出力される第２の出力
映像信号は、上記出力端子（２８Ｙ）　、　（２８Ｂ）
　、　（２８Ｒ）から出力される第１の出力映像信号と
比較して、周波数の高い信号成分で表される画像の細部
が強調されて、例えば特性がやや劣る普及用テレビジョ
ン受像機や普及用プロジェクションテレビ装置などの表
示装置でも鮮鋭感や解像感などの良好な表示をさせるこ
とができる。

したがって、このビデオテープレコーダ（１）では、上
記磁気テープ（ＴＰ）から再生された映像信号に、上記
再生信号処理回路（２０）に設けた波形特性変換回路（
２９）により、上記したような鮮鋭感や解像感を増すた
めの波形特性を与えることによって、上記性能がやや劣
る表示装置でも広帯域の映像信号らしい良好な表示をさ
せることができる。

なお、この実施例では、上記波形特性変換回路（２９）
により上記Ｄ／Ａ変換器（２７Ｙ）の出力にアナログ信
号処理で波形特性変換処理を施すようにしたが、上記Ｔ
ＣＩデコーダ（２６）と上記Ｄ／Ａ変換器（２７Ｙ）　
との間に、デジタルフィルタによる波形特性変換回路を
設けて、上記したような波形特性変換処理をディジタル
信号処理で施すようにすることもできる。なお、この場
合には、波形特性変換回路による波形特性変換処理を施
した出力と施さない出力とを別々にアナログ信号化して
２系統の出力映像信号とすることもでき、また、上記各
１ 出力を切換回路などにより切り換え選択して、どちらか
一方を上記Ｄ／Ａ変換器（２７Ｙ）に与えて出力映像信
号として出力するようにしてもよい。

第４図は、本発明を適用した他のビデオテープレコーダ
の再生系の構成を示すブロック図である。

この第４図に示すビデオテープレコーダにおいて、上記
第１図に示したビデオテープレコーダ（１）と同様に構
成されている部分については、第１図中の番号を第４図
中に付して、その詳細な説明を省略する。

この第４図に示すビデオテープレコーダでは、第１図に
示したものと同様に、記録媒体である磁気テープ（ＴＰ
）から再生手段により再生された２チヤンネルのＴＣＩ
映像信号Ｃａ、ＣＢが再生信号処理回路（４０）に送ら
れて、再生アンプ（２１八）、　（２１Ｂ）やイコライ
ザ回路（２２Ａ）、（２２Ｂ）　、ＦＭ復調回路（２３
Ａ）、（２３Ｂ）　、デイエンファシス回路（２４Ａ）
　、　（２４Ｂ）を順に介して出力される。これらデイ
エンファシス回路（２４Ａ）　、　（２４Ｂ）から出力
される２チヤンネルのＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢは、制
御入力端子２ （４１）に供給される切換制御信号に応じた切り換え動
作を行う切換回路（４２Ａ）　、　（４２Ｂ）により、
上記デイエンファシス回路（２４Ａ）　、　（２４Ｂ）
から直接又は波形特性変換回路（４３Ａ）　、　（４３
Ｂ）を介してＡ／Ｄ変換器（２５Ａ）　、　（２５Ｂ）
に送られる。上記Ａ／Ｄ変換器（２５Ａ）　、　（２５
Ｂ）によりディジタル化された２チヤンネルのＴＣＩ映
像信号ＣＡ、ＣＢは、ＴＣｒデコーダ（２６）で上記し
たようなＴＣＩデコード処理が施されてから、Ｄ／Ａ変
換器（２７Ｙ）　、　（２７Ｂ）　、　（２７Ｒ）でア
ナログ信号化されて各出力端子（２８Ｙ）　、　（２８
Ｂ）　。

（２８Ｒ）から出力映像信号として出力される。

ここで、上記制御入力端子（４１）に供給される切換制
御信号としては、例えば使用者による選択操作や、上記
各出力端子（２８Ｙ）　、　（２８Ｂ）　、　（２８Ｒ
）に接続されている表示装置から外部入力されるコント
ロール信号などで指示される表示装置の特性を示す信号
が与えられる。そして、この切換制御信号により、上記
切換回路（４２Ａ）　、　（４２Ｂ）は、上記各出力端
子（２ＢＹ）　、　（２８Ｂ）　、　（２８Ｒ）から出
力映像信号が送られる表示装置が高性能な例えばモニタ
テレビジョン装置などである場合に上記Ａ／Ｄ変換器（
４２Ａ）（４２Ｂ）を選択し、また、上記表示装置の性
能がやや劣る普及用テレビジョン受像機などである場合
に上記波形特性変換回路（４３Ａ）　、　（４３Ｂ）を
選択する。

上記波形特性変換回路（４３Ａ）　、　（４３Ｂ）は、
上記切換回路（４２Ａ）　、　（４２Ｂ）を介して供給
される２チヤンネルのＴＣＩ映像信号ＣＡ、ＣＢに、上
記第３図に実線で示した周波数特性と同様な周波数特性
を与える波形特性変換処理により、各映像信号の細部を
強調して、出力映像信号が表示装置に送られた場合に鮮
鋭感や解像感などのある良好な表示となるようにする。

なお、この実施例では、上記波形特性変換回路（４３Ａ
）　、　（４３Ｂ）を上記Ａ／Ｄ変換器（２５Ａ）　、
　（２５Ｂ）の前段に設けて、波形特性変換処理をアナ
ログ信号処理で施すようにしたが、波形特性変換回路を
上記Ａ／Ｄ変換器（２５八）、（２５Ｂ）の後段に設け
て、映像信号の高域成分を増強させる波形特性変換処理
をディジタル信号処理で施すようにしてもよい。

また、これらの実施例ではハイビジョン用のビデオテー
プレコーダを例に本発明を説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、前記したような高品位テレビ
ジョン信号や高画質テレビジョン信号などの広帯域の映
像信号を再生する広帯域映像信号再生装置に適用するこ
とが可能である。

Ｈ発明の効果 本発明に係る広帯域映像信号再生装置では、再生信号処
理回路に設けた波形特性変換回路により、再生手段によ
り記録媒体から再生される広帯域の映像信号に、出力映
像信号が送られる表示装置に応じた波形特性を与える。

このため、本発明によれば、特性の異なる表示装置でも
良好な表示がなされる出力映像信号を形成することがで
き、例えば前記したような特性がやや劣る普及用テレビ
ジョン受像器や普及用プロジェクション装置でも、鮮鋭
度や解像度の良好な広帯域の映像信号らしい素晴らしい
映像で使用者を楽しませることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したビデオテープレコーダの構成
を示すブロック図、第２図は上記ビデオテープレコーダ
におけるＴＣＩエンコーダの動作を説明するための波形
図、第３図は上記ビデオテープレコーダに用いた波形特
性変換回路の波形特性を説明するための周波数特性図、
第４図は本発明を適用した他のビデオテープレコーダの
再生系の構成を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体から広帯域の映像信号を再生する再生手段と、
   この再生手段からの映像信号に信号処理を施して出力映
   像信号を形成する再生信号処理回路とからなる広帯域映
   像信号再生装置において、上記出力映像信号が送られる
   表示装置に応じた波形特性を上記再生手段からの映像信
   号に与える波形特性変換回路を上記再生信号処理回路に
   設けたことを特徴とする広帯域映像信号再生装置。