JPH03272310A - ハニカムサンドイッチ板のインサートの装着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、航空機や人工衛星構造体などに用いられる
インサートをハニカムサンドイツチ板に装着する方法に
関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は例えば５ＩＩＵＲ−ＬＯＫ　Ｃ０ＲＰＯＲＡＴ
ＩＯＮのカタログに記載された従来のハニカムサンドイ
ッチ板のインサートの装着方法を示す断面図である。図
において、（１）はハニカムサンドイッチ板で、ハニカ
ムコア（ｌａ）と、それを両面からはさむ２枚の表皮（
ｌｂ）、（ｌｃ）からなる、（３）はサンドインチ板（
１）の装着穴（２）に装着されたインサート、（４）は
サンドインチ板（１）のコア（ｌａ）とインサート（３
）とを互いに固着するための充填剤、（５）はインサー
ト（３）とサンドインチ板（１）の表皮（ｉｂ）との高
さを同一にするためのプレート、（６）はプレート（５
）とインサート（３）、およびプレート（５）と表皮（
ｌｂ）とを互いに固定するための両面粘着テープである
。

次に、従来のインサートの装着方法について説明する。

ハニカムコア（１８）とそれをはさむ両面の２枚の表皮
（Ｉｂ）、　（ｌｃ）からなるサンドイツチ板（１）に
設けられた装着穴（２）に、両面粘着テープ（６）によ
りプレート（５）に固定されているインサート（３）を
挿入し、上記両面粘着テープ（６）でサンドイツチ板（
１）の表皮（ｌｂ）とプレート（５）を固定する８次い
でプレート（５）の充填用穴（５ａ）からインサート（
３）の充填用穴（３ａ）を通してインサート（３）の周
囲に充填剤（４）を充填し、サンドイツチ板（１）のコ
ア（１ａ）とインサート（３）を固着する。充填剤（４
）の硬化後、プレート（５）を取り除き、両面粘着テー
プ（６）ｋ除去する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のハニカムサンドイッチ板のインサートの装着方法
では１以上のような工程を経てインサート（３）がサン
ドイツチ板（１）に装着され、インサート（３）とプレ
ート（５）、およびサンドインチ板（１）の表皮（１ｂ
）とプレート（５）の間には両面粘着テープ（６）があ
るため、サンドインチ板（１）の表皮（１ｂ）からイン
サート（３）の沈み量にバラツキが生じ、インサート（
３）がサンドインチ板（１）の表皮（１ｂ）の表面より
突出してしまうという問題点があった。

インサート（３）はサンドインチ板（１）に搭載される
機器を締結するためのもので、この搭載機器は発熱する
ためサンドインチ板（１）の表皮（ｌｂ）を通して放熱
しなければならない。このためインサート（３）が突出
している場合、機器がサンドイツチ板（１）の表皮（１
ｂ）に接触しないため放熱を妨げるので、インサート（
３）は表皮（ｌｂ）と同一面もしくは０．０５ｍｍ程度
沈んでいることが望ましい。

また充填剤（４）の硬化後、最終工程でプレート（５）
を取り除き、両面粘着テープ（６）を除去した後でなけ
れば、インサート（３）のサンドインチ板（１）の表皮
（ｌｂ）からの沈み量が測定できなかった。このためイ
ンサート（３）が表皮（１ｂ）より突出し、あるいは引
っ込みすぎていた場合のインサート（３）の交換が困難
であった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、簡単な工程で表皮からの突出をなくし、沈み
量のバラツキを小さくするとともに、充填剤の充填前に
インサートとサンドインチ板の表皮の沈み量を測定でき
るハニカムサンドイッチ板のインサートの装着方法を得
ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は次のハニカムサンドイツチ板のインサートの装
着方法である。

（））ハニカムコアとそれをはさむ両面の２枚の表皮か
らなるハニカムサンドイッチ板に設けた装着穴に、装着
治具の突起にボルト結合されたインサートを前記突起と
ともに挿入し、次いでインサートの周囲に充填剤を充填
してインサートを固着することを特徴とするハニカムサ
ンドイッチ板のインサートの装着方法。　　・・・〔装
着方法（１）〕（２）ハニカムコアとそれをはさむ両面
の２枚の表皮からなるハニカムサンドイッチ板に設けた
装着穴に、装着治具の突起にボルト結合されたインサー
トを前記突起とともに挿入して、インサートとハニカム
コアとを接着剤で接着し、次いでインサートの周囲に充
填剤を充填してインサートを固着することを特徴とする
ハニカムサンドイツチ板のインサートの装着方法。　　
・・・〔装着方法（■）〕〔作　用〕 この発明のハニカムサンドイッチ板のインサートの装着
方法（１）においては、両面粘着テープを使用しないで
、インサートを装着治具の突起に接するようにセットし
た状態で、インサートおよび突起をハニカムサンドイッ
チ板の装着穴に挿入し、インサートの周囲に充填剤を充
填して固着する。

このように装着方法（１）では、サンドインチ板の表皮
からのインサートの沈み量のバラツキを引き起す両面粘
着テープに使用しないで、サンドイツチ板の表皮からイ
ンサートを沈ませるために設けた装着治具の突起により
沈み量を一定に保ち。

表皮からの突出を防ぐことができる。

この発明のハニカムサンドイッチ板のインサートの装着
方法（ＩＩ）では、両面粘着テープを使用しないで、イ
ンサートを装着治具の突起に接するようにセットした状
態で、ハニカムサンドイツチ板の装着穴にインガートお
よび突起を挿入し、インサート下面と、サンドインチ板
のコアとを接着剤により接着して、インサートの周囲に
充填剤を充填して固着する。

このように装着方法（■）では、サンドインチ板の表皮
からのインサートの沈み量のバラツキを引き起す両面粘
着テープを使用しないで、サンドインチ板の表皮からイ
ンサートを沈ませるために設けた装着治具の突起により
インサートの沈み量を一定に保ち、表皮からの突出を防
ぐとともに、インサート下面とサンドインチ板のコアと
を接着剤により接着することにより、充填剤の充填前に
ボルトおよび装着治具を取りはずし、サンドインチ板の
表皮からインサートの沈み量を測定することができる。

さらに、装着方法（１）および（Ｕ）では、インサート
を突起を設けた装着治具にセットするという簡単な工程
で、最少限の介在物によりインサートを支えるため、異
物が混入することなく、沈み菫のバラツキを容易に、し
かも極めて小さくすることができる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図は装着方法（１）の実施例を示す断面図であり１
図において、第３図と同一符号は同一または相当部分を
示す、（７）は装着治具で、サンドインチ板（１）の表
皮（ｌｂ）からインサート（３）を一定菫だけ沈ませる
ために、装着穴（２）に挿入される突起（７ａ）および
充填用穴（７ｂ）が中央部に設けられている。（８）は
インサート（３）および装着治具（７）を接合するボル
トで、インサート（３）のねじ穴（９）にねじ付けられ
ている。　（１０）は装着治具（７）を表皮（］ｂ）に
固定する粘着テープである。

ハニカムサンドイッチ板のインサートの装着方法は、ボ
ルト（８）により装着治具（７）の突起（７ａ）にセッ
トしたインサート（３）を、突起（７ａ）とともに、サ
ンドインチ板（１）の装着穴（２）に挿入し、装着治具
（７）を粘着テープ（ｌＯ）で表皮（１ｂ）に固定する
。

次いで装着治具（７）にあけられた充填用穴（７ｂ）か
らインサート（３）にあけられた充填用穴（３ａ）を通
して充填剤（４）を充填し、インサート（３）をサンド
イツチ板（１）に固着する。

充填剤（４）の硬化後、粘着テープ（１ｏ）、ボルト（
８）および装着治具（７）を取り除く。

第２図は装着方法（ＩＩ）の実施例を示す断面図であり
、図において、（１１）はインサート（３）の下面とサ
ンドインチ板（１）のハニカムコア（１ａ）とを接着す
る接着剤である。

ハニカムサンドイッチ板のインサートの装着方法は、ボ
ルト（８）によりインサート（３）を装着治具（７）の
突起（７ａ）にセットする。このインサート（３）の下
面には接着剤（１１）を塗布し、インサート（３）およ
び突起（７ａ）をサンドインチ板（１）の装着穴（２）
に挿入し、サンドインチ板（１）のコア（１ａ）と接着
する。接着剤（１１）の硬化後、ボルト（８）および装
着治具（７）を取り除き、サンドインチ板（１）の表皮
（１ｂ）からのインサート（３）の沈み量を測定する。

突出もしくは沈みすぎが生じた場合、インサート（３）
を除去し、再び同じ工程を繰り返す６次いでインサート
（３）にあけられた充填用穴（３ａ）を通して充填剤（
４）を充填し、インサート（３）をサンドイツチ板（１
）に固着する。

なお、上記実施例において、装着治具（７）、インサー
ト（３）等の構造は図示のもの限定されず。

変更可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明の装着方法（１）によれば、両
面粘着テープやスペーサを使用しないで、装着治具の突
起にインサートを結合して突起とともに装着穴に挿入す
るという簡単な工程により、サンドインチ板の表皮から
インサートが突出することなく、沈み量が均一に保たれ
、バラツキが小さくなる。

またこの発明の装着方法（Ｕ）によれば、両面粘着テー
プやスペーサを使用しないで、装着治具の突起にインサ
ートを結合して突起とともに装着穴に挿入し、かつ接着
剤で接着するという簡単な工程により、サンドイツチ板
の表皮がらインサートが突出することなく、沈み量が均
一に保たれ、バラツキが小さくなるとともに、サンドイ
ンチ板の表皮からのインサートの沈み量が充填前に測定
でき、インサートの沈みすぎまたは突出のある場合でも
、インサートの除去および再接着が比較的容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の別の実施例によるハニ
カムサンドイッチ板のインサートの装着方法を示す断面
図、第３図は従来のハニカムサンドイッチ板のインサー
トの装着方法を示す断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、（１）
はハニカムサンドイッチ板、（１ａ）はハニカムコア、
（Ｉｂ）、　（ｌｃ）は表皮、（２）は装着穴、（３）
はインサート、（４）は充填剤、（７）は装着治具、　
（７ａ）は突起、（８）はボルト、（９）はねじ穴、（
ｌＯ）は粘着テープ、　（Ｊｌ）は接着剤である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハニカムコアとそれをはさむ両面の２枚の表皮か
   らなるハニカムサンドイッチ板に設けた装着穴に、装着
   治具の突起にボルト結合されたインサートを前記突起と
   ともに挿入し、次いでインサートの周囲に充填剤を充填
   してインサートを固着することを特徴とするハニカムサ
   ンドイッチ板のインサートの装着方法。
2. （２）ハニカムコアとそれをはさむ両面の２枚の表皮か
   らなるハニカムサンドイッチ板に設けた装着穴に、装着
   治具の突起にボルト結合されたインサートを前記突起と
   ともに挿入して、インサートとハニカムコアとを接着剤
   で接着し、次いでインサートの周囲に充填剤を充填して
   インサートを固着することを特徴とするハニカムサンド
   イッチ板のインサートの装着方法。