JPH0327187Y2 - - Google Patents

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JPH0327187Y2
JPH0327187Y2 JP1985049472U JP4947285U JPH0327187Y2 JP H0327187 Y2 JPH0327187 Y2 JP H0327187Y2 JP 1985049472 U JP1985049472 U JP 1985049472U JP 4947285 U JP4947285 U JP 4947285U JP H0327187 Y2 JPH0327187 Y2 JP H0327187Y2
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support
support shaft
door
bearing
guide opening
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、扉をキヤビネツト本体等に容易に装
着でき、しかも装着後にはその扉が簡単に外れる
ことのない扉用軸受具に関する。
従来の扉をキヤビネツト本体等に回動自在に取
付けるための扉用軸受具、とりわけ下端を支持す
る扉用軸受具としては、例えば第4図に示すよう
に、外径の大きな支持部aを上に、外径の小さな
挿入部bを下に軸心を上下にほぼ一致させて重合
形成させるとともに、その少なくとも支持部aの
軸心に扉の端部の下端に立設させた支軸を回動自
在に支持する上方に開放した支持孔cを穿設し、
この支持孔cに連通させて支持部aの外周から上
方に開放し、且つ幅が前記支軸よりやや大きな案
内開口部dを開放させたものが用いられている。
そして、こうした軸受具を一対、その支持部a
同士を対面させて、この挿入部bをキヤビネツト
本体の上下の中棚11,11′の端部手前側に対
面させて穿設した嵌合孔12,12′に軸受具の
案内開口部dが手前に向くように調整した上で嵌
入させて取付ける。次に、扉9の端部の上下端に
立設された支軸10,10′の内、上部の支軸1
0′を先に上部の軸受具に嵌合させ、次いで扉9
全体を上方に少し押し上げて下部の支軸10を下
部の軸受具の案内開口部dの開口側から奥方向に
押し込み、この支軸10を下部の軸受具の支持孔
Cに嵌合させて、扉9をキヤビネツト本体に装着
させている。ところが、こうした手前側に開口し
た案内開口部dを設けている関係上、扉9の装着
後、扉9に上方への力が負荷されて扉9が上方に
移動すると下部の支軸10が案内開口部dを通じ
て支持孔cから脱け出し、扉9が不用意に外れる
危険性がある。これを改善するには、扉9の立設
された支軸10を可能なかぎり長くすれば良いの
だが、あまり長くすると扉9が中棚11,11′
間につかえて支軸10の支持孔cへの挿入が不可
能となるので、支軸10の長さにはおのづと限界
がある。又、支軸10の長さは最長でも案内開口
部dへの挿入が可能な範囲にある必要があり、こ
れは裏返して言えば、支軸10を案内開口部dか
ら離脱させるときの条件でもあるから、こうした
構造の軸受具では基本的に扉の外れのおそれを解
決することは困難である。
そこで、この問題を解決する軸受具として、例
えば第5図に示すような軸受具の支持部に工夫を
凝らしたものが提案されている。これは、支持部
fの案内開口部iをはさんだ両側に上部と下部に
部材を残して側方に開口した開口部を設け、この
上部材e′と下部材eの間に支軸10が支持孔hに
挿入された後には案内開口部iを閉止する回動部
gをその一端を一方の上部材e′と下部材e間に枢
着させたものである。こうした軸受具を用いた場
合には、扉の不用意な外れのおそれは減少する
が、支持させる扉9が重量物であつたり、又はそ
の上部材e′に大きな荷重が負荷されたときに、こ
の上部材e′が回動部gを押圧して思うように案内
開口部iの開閉ができなくなるという問題があ
る。又、構造が第4図に示す軸受具と比較して複
雑なため高価になるという問題もある。
従来のこうした問題点に鑑みて考案されたの
が、本考案の扉用軸受具で、外径の大きな支持部
2を上に、外径の小さな挿入部3を下に軸心を上
下にほぼ一致させて重合形成させるとともに、そ
の少なくとも支持部2の軸心に扉の端部の端面に
立設させた支軸を回動自在に支持する上方に開放
した支持孔4を穿設し、この支持孔4に連通させ
て支持部2の外周壁5から上方に開放し、且つ幅
が前記支軸よりやや大きな支軸受け入れ用の案内
開口部6を開設した硬質素材よりなる基台1のそ
の案内開口部6にその上面が支持部2外周側から
支持孔4に向かつて次第に上方に立ち上がつた支
軸抜け止め用の支軸保持片8をその支持孔4側に
弾性を付与させて設けたことを特徴とする。
本考案の扉用軸受具の詳細を更に添付の図面に
基づき説明する。
この軸受具は、外径の大きな円板状の支持部2
を上に、外径の小さな同じく円板状の挿入部3を
下に上下にほぼ軸心を一致させて重合形成させる
とともに、その上下に向いた軸心に扉の端部の上
下端に立設させた支軸を回動自在に支持する上下
に貫通した支持孔4を穿設し、この支持孔4に連
通させて支持部2の外周壁5から上方に開放し、
且つ幅が前記支軸よりやや大きな支軸受け入れ用
の案内開口部6を開設した硬質合成樹脂体よりな
る基台1のその案内開口部6にその上面が支持部
2外周側から支持孔4に向かつて次第に上方に立
ち上がつた支軸抜け止め用の支軸保持片8をその
支持孔4側に弾性を付与させて設けたものであ
る。
この基台1は硬質合成樹脂体よりなるが、とり
わけナイロン、ポリプロピレン、四弗化エチレン
樹脂等の合成樹脂が好適に利用できる。しかし、
硬質合成樹脂体の他、各種の硬質素材、例えば金
属等が利用可能である。
図示したものでは、支持部2と挿入部3を別体
にして、上下に貼り合わせたものを示している
が、これは勿論一体に形成することは可能であ
る。
又、扉の端部の上下端に立設させた支軸を回動
自在に支持する支持孔4に受け入れるための案内
開口部6に設けたこの支軸の抜け止め用の支軸保
持片8は、例えば基台1又は支持部2と一体にし
て案内開口部6の支持部2外周側の外周壁7側で
はそれとの一体状態を残し、その支持孔4側を基
台1から縁切りさせた遊端状にしたり、又は案内
開口部6の一方の側壁側ではそれとの一体状態を
残し、他方の側壁側を基台1から縁切りさせた遊
端状にしたりして、その支持部2側に弾性を付与
している。この支軸保持片8は、基台1又は支持
部2と別体に形成して、所望の位置に所望の状態
で貼り付ける等して設けることもできる。
又、図示したものでは、支持孔4は基台1の上
下に貫通させて設けたものを示しているが、この
支持孔4は支持部2に上方にだけ開放した状態、
即ち有底状態にして設けることも可能である。
次に、こうした軸受具の使用方法を、第1図、
第2図、第3図に基づいて説明する。まず、この
軸受具を一対、その支持部2同士を対面させて、
この挿入部3をキヤビネツト本体の上下の中棚1
1,11′の端部手前側に対面させて穿設した嵌
合孔12,12′に軸受具の案内開口部6が手前
に向くように調整した上で嵌入させて取付ける。
次に、扉9の端部の上下端に立設された支軸1
0,10′の内、上部の支軸10′を先に上部の軸
受具に嵌合させ、次いで扉9全体を上方に少し押
し上げて下部の支軸10を下部の軸受具の案内開
口部6の開口側から奥方向に押し込み、この支軸
10を下部の軸受具の支持孔4に嵌合させて、扉
9をキヤビネツト本体に装着させる。この下部の
軸受具に支軸10を嵌合させるときには、案内開
口部6の開口端に当てがつた支軸10は扉9の水
平方向に押し込むことにより、この案内開口部6
には支軸10の抜け止め用の支軸保持片8が横断
的にあるので最初わずかに力を入れて支軸10の
先端で支軸保持片8を弾性変形させて押し下げる
が、支軸保持片8は弾性復元力を有し、上方への
復元変形が可能であり、しかも外周壁7から支持
孔4に向かつて立ち上がつた構造を持つているの
で、これは支軸10の支持孔4への嵌合時には下
方に変形し、支軸10の支持孔4への嵌合動作に
支障を生じることはないのである。しかも嵌合後
は原状に復帰して支軸10の案内開口部6を通じ
た離脱が防止される。又、キヤビネツト本体から
扉9を取り外すときには、案内開口部6に設けら
れた支軸保持片8を外側からわずかに押し下げ、
下部の支軸10を案内開口部6に沿つて引き出
し、続いて上部の支軸10′を扉9を下げること
により上部の軸受部から離脱させるものである。
ここで、上部の軸受具は本考案の軸受具ではな
く、案内開口部6並びに支軸保持片8を形成して
いない軸受具を用いることも可能である。
こうした軸受具では、支軸受け入れ用の案内開
口部6を備え、しかもこの案内開口部6には支軸
保持片8をその支持孔4側では弾性を付与させて
設けたから、組み立て時には支軸を容易に軸受具
の支持孔4に嵌合させることができ、又支軸の嵌
合後は案内開口部6に設けられた支軸保持片8が
支軸の支持孔4から離脱することを防止するの
で、扉に振動等が付加されても扉が不用意に外れ
ることがなく安全に使用できる。又、引つ越し等
により分解するときにも、支軸保持片8を外側か
らわずかに押し下げるだけで支軸を支持孔4から
外すことができる。更に、この軸受具は構造が簡
単であり、しかも可動部分も支軸保持片8だけで
耐久性があり、又製造も一体成形可能で簡略化で
き、低コストで生産できる至便性があるうえに扉
の上下端に同じものが使えるので効率的である。
又、扉が重量物であつても、扉の取り付けや組み
立てに支障を生じることもないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の扉用軸受具の斜視図、第2図
はその縦断面図、第3図はこの扉用軸受具の使用
状態を示す分解斜視図、第4図は従来の扉用軸受
具を示す斜視図、第5図は従来の他の扉用軸受具
を示す斜視図である。 1:基台、2:支持部、3:挿入部、4:支持
孔、5,7:外周壁、6:案内開口部、8:支軸
保持片、9:扉、10,10′:支軸、11,1
1′:中棚、12,12′:嵌合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外径の大きな支持部2を上に、外径の小さな挿
    入部3を下に軸心を上下にほぼ一致させて重合形
    成させるとともに、その少なくとも支持部2の軸
    心に扉の端部の端面に立設させた支軸を回動自在
    に支持する上方に開放した支持孔4を穿設し、こ
    の支持孔4に連通させて支持部2の外周壁5から
    上方に開放し、且つ幅が前記支軸よりやや大きな
    支軸受け入れ用の案内開口部6を開設した硬質素
    材よりなる基台1のその案内開口部6にその上面
    が支持部2外周側から支持孔4に向かつて次第に
    上方に立ち上がつた支軸抜け止め用の支軸保持片
    8をその支持孔4側に弾性を付与させて設けた扉
    用軸受具。
JP1985049472U 1985-04-03 1985-04-03 Expired JPH0327187Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985049472U JPH0327187Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JP1985049472U JPH0327187Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166074U JPS61166074U (ja) 1986-10-15
JPH0327187Y2 true JPH0327187Y2 (ja) 1991-06-12

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ID=30566707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985049472U Expired JPH0327187Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JP (1) JPH0327187Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419975U (ja) * 1977-07-12 1979-02-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419975U (ja) * 1977-07-12 1979-02-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61166074U (ja) 1986-10-15

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