JPH0751585Y2 - 折戸のピボット受金具 - Google Patents

折戸のピボット受金具

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JPH0751585Y2
JPH0751585Y2 JP1990044162U JP4416290U JPH0751585Y2 JP H0751585 Y2 JPH0751585 Y2 JP H0751585Y2 JP 1990044162 U JP1990044162 U JP 1990044162U JP 4416290 U JP4416290 U JP 4416290U JP H0751585 Y2 JPH0751585 Y2 JP H0751585Y2
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pivot
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conical
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cup
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一男 関根
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高橋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、折戸のピボット受金具に関し、詳しくは、
吊元固定式の折戸に用いられるピボット受金具に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のピボット受金具では、レール内に固定さ
れる金具本体に単にピボットの先端を係入する穴や袋状
の凹部を一体に設けたものが知られている。金具本体の
レール内への固定は、例えば金具本体とこの金具本体に
ねじ部材を介して螺合されるナット部材との間でレール
溝内の突縁を挟持する構成となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、折戸の吊元では折畳み時、折戸の自重による
モーメントが金具本体に対してピボットの軸心をずらす
ように作用するが、上述の構造のものでは、回動時の摩
擦抵抗を少なくするために穴や凹部の径をピボット先端
の径より若干大きくしてあるため、軸心ずれを来し易
い。金具本体に対するピボット先端の軸心ずれの程度
が、例えば第4図に示すように、正規の軸心RからR1
置に変位する僅かなものであっても2点鎖線で示す折戸
8のように、折戸の巾長によって増幅されるため、折戸
の重心が不安定になって折畳み時の回動操作性を低下さ
せていた。
そこでこの考案は、金具本体に対するピボット先端の軸
心ずれを自動的に常に修正でき、折畳み時の回動操作性
の向上を図れる折戸のピボット受金具の提供をその目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもので、
その特徴は、レール内に固定される金具本体と、この金
具本体に回転自在に設けられ折戸のピボット先端を支持
するカップ部とが備えられ、上記金具本体とカップ部と
の間にはカップ部の回転軸心に頂点を有する円錐状凸部
とこの円錐状凸部に係合する円錐状凹部とから成る回転
接触部が設けられている構成にある。
〔作用〕
この考案によれば、折戸の折り畳み時、カップ部の回転
軸心に対してピボット先端の軸心をずらす力が生じた場
合、金具本体とカップ部とのいずれか一方に設けられる
回転接触部の円錐状凸部が他方に設けられる円錐状凹部
の斜面に折戸の自重で押し付けられる。押し付けられた
円錐状凸部は円錐状凹部の抗力によって正規の軸心位置
に押し戻され、常に軸心ずれの修正がなされる。
〔実施例〕
第1図乃至第6図はこの考案の一実施例を示す。
折戸の自重を折戸の下方で支持する軸吊りタイプを例示
したもので、第4図に示すように、上部レール2と下部
レール4との間には移動側の折戸6,と吊元側の折戸8と
が並設され、隣合う端部間を蝶番10で接続されて折畳み
自在に設けられている。
移動側の折戸6の上下端にはそれぞれ、ランナ12,12が
設けられ、吊元側の折戸8の上下端にはそれぞれ、ピボ
ット14,16が設けられている。また、上部レール2と下
部レール4にはピボット14,16を支持するピボット受金
具18,20が設けられている。
下部のピボット受金具20は、第1図乃至第3図に示すよ
うに、下部レール4内に固定される金具本体22と、この
金具本体22に回転接触部23を介して回転自在に設けられ
るカップ部26とから構成されている。また、この例では
折り畳み時の摩擦抵抗を少なくするために、金具本体22
とカップ部26との間にスチールボール等の転動体24が設
けられている。金具本体22は、例えば全体を構成する主
部材28と、この主部材28に嵌合される矩形片状の副部材
30と、副部材30に嵌合される転動体収容部32とから構成
できる。
主部材28の長手方向一端側にはねじ部材34を挿通する挿
通孔28aが形成され、ねじ部材34にはプレート状のナッ
ト部材36は螺合されている。ナット部材36との間で下部
レール4の突縁4a,4aを挟持することによって下部レー
ル4に対する主部材28の固定がなされる。なお、ナット
部材36の周縁に隆起部36aを形成すれば、弾性作用によ
って緩みの生じにくい固定状態を得ることができる。ま
た、主部材28の他端側には、長手方向に間隔を置いて副
部材30に対する嵌合凸部28b,28bが形成され、嵌合凸部2
8b,28bの中間に位置してカップ部26の嵌入孔28cが形成
されている。
副部材30の両端には、主部材28の嵌合凸部28b,28bに対
応する嵌合凹部30a,30aが形成されており、略中央部に
は転動体収容部32を保持する保持凹部30bが形成されて
いる。この例では、主部材28と副部材30とが6ナイロン
等の合成樹脂で、また、カップ部26と転動体収容部32と
が金属で形成されており、転動体収容部32は保持凹部30
bへ押圧嵌入される。保持凹部30bの上端には、嵌入後の
転動体収容部32の離脱を阻止するために環状の突縁30c
が形成されている。また、主部材28の嵌合凸部28b,28b
と、副部材30の両端にはそれぞれ、止軸ピン38を挿通す
る挿通孔28d、30dが形成されている。
回転接触部23は、カップ部26と転動体収容部32との対向
面にそれぞれ形成される円錐状凸部26aと、円錐状凹部3
2cとから構成されている。円錐状凸部26aはカップ部26
の回転軸心R上に頂点を有する円錐状に形成され、円錐
状凹部32cはこれに対応して形成される。また、円錐状
凸部26aと円錐状凹部32cとは、第7図に示すように、カ
ップ部26に円錐状凹部26gを形成するとともに、転動体
収容部32に円錐状凸部32fを形成する逆態様としてもよ
く、カップ部26と金具本体22との間において相対的に形
成することができるものである。この回転接触部23によ
って後述の軸心ずれ防止機能を得ることができる。
転動体収容部32には、転動体24を収容する環状の収容溝
32aが形成され、中央の軸部32bに回転接触部23、円錐状
凹部32cが形成されている。
カップ部26には、円錐状凸部26aの反対側にピボット16
の先端42aを支持するための係合凹部26bが形成され、係
合凹部26bの開口端にはピボット16の係合を円滑にする
ために面取り部26cが形成されている。また、カップ部2
6の円錐状凸部26a寄りには、主部材28に対する抜止めの
ための鍔部26dが形成され、これに対応する主部材28の
部位には、ピボット16に対するカップ部26の支持が柔軟
になされるように座ぐり部28e,28eが形成されている。
また、カップ部26の転動体24に対する接触面26eと転動
体収容部32の上面32eとの間には、転動体24のころがり
摩擦による機能が阻害されないように空隙部39が設定さ
れている。
ピボット16は、従来のものを利用したもので、折戸8の
下端に埋め込まれるケース本体40と、このケース本体40
に螺合して取付けられる軸本体42とから構成されてい
る。
以上の構成において折戸6,8を折り畳んだ場合、ピボッ
ト16の先端42aには折戸8の自重が集中するので、カッ
プ部26とピボット16の先端42aとの摩擦係数は極めて大
きくなる。しかしながら、下方においてカップ部26が転
動体24によって支持されているので、転動体24のころが
り摩擦による機能が優先し、カップ部26とピボット16の
先端42aとは一体に回転する。これによって、回動時の
摩擦抵抗が極力減じられ、折戸8の自重による影響も回
避される。従って、折り畳み時の回動操作性の向上を図
ることができる。また、折戸8の上下調整は、第5図に
示すように、既存のピボット16の軸本体42の螺合量を調
整することによって容易に行える。すなわち、軸本体42
の螺合量をd1からd2に変えることにより、折戸8の上下
位置を(d2−d1)分調整することができる。
このようにすれば、折り畳み時の回動操作性の向上を図
ることができるばかりでなく、既存のピボット16の利用
によって取付コストの低減を図ることができる。
なお、この例では金具本体22とカップ部26との間の接触
面構造を特定したが、これに限られるものではなく、例
えば第7図に示すように、カップ部26に転動体24の収容
溝26fを設ける構造とすることもできるなど、転動体24
によるころがり摩擦機能が得られる範囲で適宜に変更で
きる。
次に回転接触部23による軸心ずれの防止機能について説
明する。
第6図に示すように、カップ部26の円錐状凸部26aは、
カップ部26の軸心R上に頂点を有する円錐状に形成され
ている。折戸8の自重によるモーメント作用でピボット
16の軸心をずらす力Fが生じ、仮に軸心RがR1位置に変
位した場合、円錐状凸部26aの一側面26hと、円錐状凹部
32cの対向側面32gとが密接するが、円錐状凸部26aには
常に折戸8の自重Wが作用しているため、水平分力F1
よって正規の軸心R位置に押し戻される。従って、常に
軸心ずれが修正されるので、折戸8の重心不安定による
回動操作への悪影響が回避される。なお、円錐状凸部26
aは、円錐状凹部32cとの間で軸心ずれ防止機能が確実に
得られるように、また、転動体24のころがり摩擦機能を
妨げないように、頂部をカットした截頭円錐状に形成す
るのが望ましい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、折戸の折り畳み時、カップ部の回転
軸心に対してピボット先端の軸心をずらす力が生じて
も、回転接触部によってピボット軸心が常に正規の軸心
位置に修正されるので、軸心ずれによる折戸の重心の不
安定を回避でき、よって折畳み操作性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る折戸のピボット受金具の一実施
例を示す図で、同図(A)は使用状態の断面図、同図
(B)はその側面図、第2図は分解斜視図、第3図は金
具本体の要部平面図、第4図は使用状態を示す斜視図、
第5図はピボットの調整による折戸の上下調整を示す
図、第6図は軸心ずれの防止機能を示す図、第7図は第
1図で示したピボット受金具の他例を示す要部断面図で
ある。 2……上部レール(レール) 4……下部レール(レール) 6,8……折戸、22……金具本体 23……回転接触部、26……カップ部 26a,32f……円錐状凸部 26g,32c……円錐状凹部 42a……ピボット先端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール内に固定される金具本体と、この金
    具本体に回転自在に設けられ折戸のピボット先端を支持
    するカップ部とが備えられ、上記金具本体とカップ部と
    の間にはカップ部の回転軸心に頂点を有する円錐状凸部
    とこの円錐状凸部に係合する円錐状凹部とから成る回転
    接触部が設けられている折戸のピボット受金具。
JP1990044162U 1990-04-25 1990-04-25 折戸のピボット受金具 Expired - Fee Related JPH0751585Y2 (ja)

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