JPH0628647Y2 - 整準ネジの倒れガタ防止装置 - Google Patents
整準ネジの倒れガタ防止装置Info
- Publication number
- JPH0628647Y2 JPH0628647Y2 JP10450388U JP10450388U JPH0628647Y2 JP H0628647 Y2 JPH0628647 Y2 JP H0628647Y2 JP 10450388 U JP10450388 U JP 10450388U JP 10450388 U JP10450388 U JP 10450388U JP H0628647 Y2 JPH0628647 Y2 JP H0628647Y2
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- Japan
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- leveling
- screw
- leveling screw
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、測量機本体等を載設する整準台の整準装置に
係り、特に整準台を水平に調整する整準ネジの倒れガタ
防止装置に関する。
係り、特に整準台を水平に調整する整準ネジの倒れガタ
防止装置に関する。
[従来の技術] 一般に、測量機等を正しく水平に位置させるために、整
準装置を用いているが、この整準装置は整準台と整準ネ
ジとからを構成されており、整準ネジは所定数の整準ネ
ジを調整することによって整準台を水平に位置させてい
る。このとき整準台の水平精度を保持するため、整準台
と係合する整準ネジに、倒れガタを生じないようにする
技術が提案されている。これを図面に基づいて説明する
と、 第4図乃至第6図は従来例を示すもので第4図は整準台
の整準ネジの周辺部における要部縦断面を示すものであ
る。図で示すように、整準台46は、該整準台46の所
定端部(通常3箇所)の下部に配設された下方突出部4
4と、この下方突出部44と螺合した整準ネジ41を介
して底板47上に組み付けられる。そして整準ネジ41
を回動することにより、下方突出部44は整準ネジ41
に沿って上下移動して、整準台46が上下するようにな
っている。この場合に、整準ネジ41と下方突出部44
の螺合部44bには、整準ネジ41が左右に揺動する程
度の遊びがある。測定誤差のない測量を行うには、整準
ネジ41が上記遊びによって生じる左右の揺れ、すなわ
ち整準ネジ41の倒れガタを防止する必要がある。この
ために押えコマ43を用いている。
準装置を用いているが、この整準装置は整準台と整準ネ
ジとからを構成されており、整準ネジは所定数の整準ネ
ジを調整することによって整準台を水平に位置させてい
る。このとき整準台の水平精度を保持するため、整準台
と係合する整準ネジに、倒れガタを生じないようにする
技術が提案されている。これを図面に基づいて説明する
と、 第4図乃至第6図は従来例を示すもので第4図は整準台
の整準ネジの周辺部における要部縦断面を示すものであ
る。図で示すように、整準台46は、該整準台46の所
定端部(通常3箇所)の下部に配設された下方突出部4
4と、この下方突出部44と螺合した整準ネジ41を介
して底板47上に組み付けられる。そして整準ネジ41
を回動することにより、下方突出部44は整準ネジ41
に沿って上下移動して、整準台46が上下するようにな
っている。この場合に、整準ネジ41と下方突出部44
の螺合部44bには、整準ネジ41が左右に揺動する程
度の遊びがある。測定誤差のない測量を行うには、整準
ネジ41が上記遊びによって生じる左右の揺れ、すなわ
ち整準ネジ41の倒れガタを防止する必要がある。この
ために押えコマ43を用いている。
つまり整準台46下面に下方突出部44を固定し、この
下方突出部44の上方に整準ネジ41を取り囲む凹部
(空間)44aを形成し、この凹部44aの上方開口部
周縁には、ストッパー44cがカシメて形成されてい
る。そして凹部44aに、整準ネジ41の外周に螺合す
る押えコマ43を収容し、この押えコマ43と凹部44
aの底面間には圧縮コイルスプリング49を配設する。
この押えコマ43は一般に樹脂製からなり、第5図及び
第6図で示すように、内周面に整準ネジ41と螺合する
ネジ43aが螺刻されて、下半分の領域に3個のスリッ
ト43bが形成されている。そして整準ネジ41に螺合
させた押えコマ43は整準ネジ41のネジの上下方向を
押圧している。このようにして、整準ネジ41は下方突
出部44の螺合部44bと、押えコマ43の配設位置で
支持して、整準ネジ41の倒れガタを防止している。な
お符号48は整準ネジ41に一体化された整準ツマミで
あり、符号49はバネ板である。
下方突出部44の上方に整準ネジ41を取り囲む凹部
(空間)44aを形成し、この凹部44aの上方開口部
周縁には、ストッパー44cがカシメて形成されてい
る。そして凹部44aに、整準ネジ41の外周に螺合す
る押えコマ43を収容し、この押えコマ43と凹部44
aの底面間には圧縮コイルスプリング49を配設する。
この押えコマ43は一般に樹脂製からなり、第5図及び
第6図で示すように、内周面に整準ネジ41と螺合する
ネジ43aが螺刻されて、下半分の領域に3個のスリッ
ト43bが形成されている。そして整準ネジ41に螺合
させた押えコマ43は整準ネジ41のネジの上下方向を
押圧している。このようにして、整準ネジ41は下方突
出部44の螺合部44bと、押えコマ43の配設位置で
支持して、整準ネジ41の倒れガタを防止している。な
お符号48は整準ネジ41に一体化された整準ツマミで
あり、符号49はバネ板である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来技術によれば、凹部44aのネジの上下方向を
押圧させるために、押えコマ43を上方に撓ませるが、
このためスプリング49のばね定数を比較的大きくして
いる。このようにスプリングのばね定数を大きくする
と、スプリング49を圧縮させた状態で押さえながら押
えコマ43を凹部44a内に収容する作業が容易ではな
い。
押圧させるために、押えコマ43を上方に撓ませるが、
このためスプリング49のばね定数を比較的大きくして
いる。このようにスプリングのばね定数を大きくする
と、スプリング49を圧縮させた状態で押さえながら押
えコマ43を凹部44a内に収容する作業が容易ではな
い。
また凹部44aの開口部周縁にカシメ部44cを形成
し、これを押えコマ43のストッパーとしており、上記
のようにスプリング49のバネ定数を大きくしているこ
とから、長期使用によりカシメ部44cが変形し、押え
コマ43が逸脱するおそれがある。
し、これを押えコマ43のストッパーとしており、上記
のようにスプリング49のバネ定数を大きくしているこ
とから、長期使用によりカシメ部44cが変形し、押え
コマ43が逸脱するおそれがある。
更に押えコマ43の内周面には雌ネジ部43aが形成さ
れており、この雌ネジ部43aが整準ネジ41と螺合し
ている。スプリング49のばね圧を調整するため押えコ
マ43を下方にねじ込むときには、押えコマ43は最上
端部より下方に移動させることもあり、この場合、スプ
リング49のバネ圧がより大きくなり、螺合部44bの
摩擦力が増大し、整準ツマミ48が回りにくくなる。こ
のように、整準ツマミ48の回転トルクにむらが生じ、
作業性が悪くなるばかりでなく、整準ネジ41の回転に
よって整準台46にねじれの力が作用して、整準台46
の基準をずらすこととなり角度誤差を生じる等の問題が
あった。
れており、この雌ネジ部43aが整準ネジ41と螺合し
ている。スプリング49のばね圧を調整するため押えコ
マ43を下方にねじ込むときには、押えコマ43は最上
端部より下方に移動させることもあり、この場合、スプ
リング49のバネ圧がより大きくなり、螺合部44bの
摩擦力が増大し、整準ツマミ48が回りにくくなる。こ
のように、整準ツマミ48の回転トルクにむらが生じ、
作業性が悪くなるばかりでなく、整準ネジ41の回転に
よって整準台46にねじれの力が作用して、整準台46
の基準をずらすこととなり角度誤差を生じる等の問題が
あった。
本考案の目的は、耐久性に優れ、整準ツマミによる整準
作業が安定して行なえ、かつ組付け作業の良好な、整準
ネジの倒れガタ防止装置を提供することにある。
作業が安定して行なえ、かつ組付け作業の良好な、整準
ネジの倒れガタ防止装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、本考案の整準ネジの倒れガタ防止装置は、少なくと
も整準台の所定位置下部に配設されネジ部を有する下方
突出部と、この下方突出部と螺合する整準ネジとを備
え、この整準ネジを回動して前記整準台を上下に調整す
る整準装置において、整準ネジの整準台側の部分にはス
トレート部が形成され、下方突出部には整準ネジと螺合
するネジ部と、このネジ部上に空間部が形成され、この
空間部の整準台側には割りコマの基端部が取着され、割
りコマは前記整準ネジのストレート部を保持すると共に
押圧手段により半径方向内方に押圧されている構成とす
る。
り、本考案の整準ネジの倒れガタ防止装置は、少なくと
も整準台の所定位置下部に配設されネジ部を有する下方
突出部と、この下方突出部と螺合する整準ネジとを備
え、この整準ネジを回動して前記整準台を上下に調整す
る整準装置において、整準ネジの整準台側の部分にはス
トレート部が形成され、下方突出部には整準ネジと螺合
するネジ部と、このネジ部上に空間部が形成され、この
空間部の整準台側には割りコマの基端部が取着され、割
りコマは前記整準ネジのストレート部を保持すると共に
押圧手段により半径方向内方に押圧されている構成とす
る。
また割りコマは、外周面が下方に拡径するスカート状の
筒体にして、このスカート部は軸方向に少なくとも二つ
に分割された分割片から構成すると良い。
筒体にして、このスカート部は軸方向に少なくとも二つ
に分割された分割片から構成すると良い。
さらに割りコマの押圧手段は、前記分割片を半径方向内
方に押圧するばね部材を用いると良い。
方に押圧するばね部材を用いると良い。
[作用] 以上のように、整準ネジは下方突出部のネジ部と螺合支
持されると共に、割りコマによってストレート部が案内
保持されることとなり、したがって整準ネジを回動して
下方突出部を移動するときに、下方突出部のネジ部と、
割りコマとの、軸方向2箇所で案内保持されることとな
り、整準ネジの倒れガタを防ぐことができる。このと
き、整準ネジが回動しても、整準ネジのストレート部
と、下方突出部の空間部内に位置する割りコマが摺動す
るので、整準ネジの回動力を直接下方突出部に与えるこ
とがない。
持されると共に、割りコマによってストレート部が案内
保持されることとなり、したがって整準ネジを回動して
下方突出部を移動するときに、下方突出部のネジ部と、
割りコマとの、軸方向2箇所で案内保持されることとな
り、整準ネジの倒れガタを防ぐことができる。このと
き、整準ネジが回動しても、整準ネジのストレート部
と、下方突出部の空間部内に位置する割りコマが摺動す
るので、整準ネジの回動力を直接下方突出部に与えるこ
とがない。
また押圧手段としてバネ部材のバネ力を用いて割りコマ
のストレート部把持力を常に一定とすることができ、整
準台(即ち下方突出部)が移動して整準ネジの位置が変
化しても、ストレート部と割りコマの把持状態は変化し
ないので、整準ネジの回転トルクにむらがない。
のストレート部把持力を常に一定とすることができ、整
準台(即ち下方突出部)が移動して整準ネジの位置が変
化しても、ストレート部と割りコマの把持状態は変化し
ないので、整準ネジの回転トルクにむらがない。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお
以下に説明する部材,配置等は本考案を限定するもので
はなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することがで
きるものである。
以下に説明する部材,配置等は本考案を限定するもので
はなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することがで
きるものである。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面
図である。第1図において、本例の整準ネジの倒れガタ
防止装置Sは、整準ネジ1と、下部突出部2と、割りコ
マ3と、押圧手段4等から構成されている。
り、第1図は整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面
図である。第1図において、本例の整準ネジの倒れガタ
防止装置Sは、整準ネジ1と、下部突出部2と、割りコ
マ3と、押圧手段4等から構成されている。
本例の下方突出部2は、略三角形状をした整準台6の各
角部下面にそれぞれ固定されるもので、筒状をした本体
2aと、この本体2aの中心中央下部に雌ネジ部2bが
螺刻され、この雌ネジ部2bに連続して、上方に開口す
る凹部2cが形成されている。そして凹部2cの上部外
周面は、上記整準台6との固着部としての雄ネジ部2d
となっており、上記内周面は、次述するコマ止め部材5
の固着手段としての雌ネジ部2eなっている。この雌ネ
ジ部2eには、リング状のコマ止め部材5が固着されて
いる。このコマ止め部材5は、本体5aの外周に、上記
固着手段としての雌ネジ部2eと螺合する雄ネジ部5b
が螺刻されていると共に、内周面には、後述する割りコ
マ3の基端部3aと係合する係合部としての雌ネジ部5
cが形成されている。
角部下面にそれぞれ固定されるもので、筒状をした本体
2aと、この本体2aの中心中央下部に雌ネジ部2bが
螺刻され、この雌ネジ部2bに連続して、上方に開口す
る凹部2cが形成されている。そして凹部2cの上部外
周面は、上記整準台6との固着部としての雄ネジ部2d
となっており、上記内周面は、次述するコマ止め部材5
の固着手段としての雌ネジ部2eなっている。この雌ネ
ジ部2eには、リング状のコマ止め部材5が固着されて
いる。このコマ止め部材5は、本体5aの外周に、上記
固着手段としての雌ネジ部2eと螺合する雄ネジ部5b
が螺刻されていると共に、内周面には、後述する割りコ
マ3の基端部3aと係合する係合部としての雌ネジ部5
cが形成されている。
整準ネジ1は、一端側に下端部が尖った膨出部1aが形
成され、この膨出部1aに連続して、中央部には雄ネジ
部1bが螺刻されており、さらにこの雄ネジ部1bに連
続して、雄ネジ部1bより小径のストレート部1cが他
端側(整準台6側)に形成されている。そしてこのスト
レート部1cの先端は膨径ストッパー1dとなってい
る。膨径ストッパ1dはストレート部1cがつまみ11
を回すことにより、割コマ3が抜けてしまうことを防止
する抜け止めの役割をする。
成され、この膨出部1aに連続して、中央部には雄ネジ
部1bが螺刻されており、さらにこの雄ネジ部1bに連
続して、雄ネジ部1bより小径のストレート部1cが他
端側(整準台6側)に形成されている。そしてこのスト
レート部1cの先端は膨径ストッパー1dとなってい
る。膨径ストッパ1dはストレート部1cがつまみ11
を回すことにより、割コマ3が抜けてしまうことを防止
する抜け止めの役割をする。
割りコマ3は、第2図及び第3図で示すように、外観略
円錐台形状をした中空のすり割り部を備えた部材であ
り、基端部3aとスカート部3bとから構成されてい
る。基端部3aは雄ネジとなっており、この基端部3a
は段部3cを介してスカート部3bと連続して形成され
ている。本例のスカート部3bは円周等分4箇所の縦ス
リット3dによって軸方向4個の分割片3b1〜3b4
に分割されている。この分割片3b1〜3b4は、内側
に係止突起3eガ形成されており、この係止突起3eの
内周面は上記ストレート部1cと摺接するものであり、
また係止突起3eの下端部(第2図下方)は、第3図で
示すようにテーパー面3fが形成されている。
円錐台形状をした中空のすり割り部を備えた部材であ
り、基端部3aとスカート部3bとから構成されてい
る。基端部3aは雄ネジとなっており、この基端部3a
は段部3cを介してスカート部3bと連続して形成され
ている。本例のスカート部3bは円周等分4箇所の縦ス
リット3dによって軸方向4個の分割片3b1〜3b4
に分割されている。この分割片3b1〜3b4は、内側
に係止突起3eガ形成されており、この係止突起3eの
内周面は上記ストレート部1cと摺接するものであり、
また係止突起3eの下端部(第2図下方)は、第3図で
示すようにテーパー面3fが形成されている。
また押圧手段4として、本例では圧縮コイルスプリング
を用いている。なお符号7は整準ネジ1下端部の膨出部
1aを底板に押しつける押えバネ板、符号8は底板、符
号9は底板8の中央部に形成されている定心桿引きつけ
ネジ、符号10は押えバネ板の固着ネジ、符号11は整
準1に一体化された整準ツマミである。
を用いている。なお符号7は整準ネジ1下端部の膨出部
1aを底板に押しつける押えバネ板、符号8は底板、符
号9は底板8の中央部に形成されている定心桿引きつけ
ネジ、符号10は押えバネ板の固着ネジ、符号11は整
準1に一体化された整準ツマミである。
次に、上記各構成部材の組付け及び作用を説明する。
組付け手順としては、先ず、コマ止め部材5に割りコマ
3を螺着し、この割りコマ3のスカート部3bを縮形さ
せた状態で、押圧手段4としての圧縮スプリングを割り
コマ3の外周に配設して、コマ止め部材5,割りコマ
3,押圧手段4としての圧縮スプリングの三者を一体と
する。その後、このコマ止め部材5,割りコマ3,押圧
手段4としての圧縮スプリングの三者が組付けられたも
のを、下方突出部2の上部内周縁の雌ネジ部2eに螺着
する。このようにして、割りコマ3は、下方突出部2の
上部内周縁に螺着されたコマ止め部材5に螺着されて、
割りコマ3はスカート部3bを下向きとして凹部2b内
に垂下されることとなる。
3を螺着し、この割りコマ3のスカート部3bを縮形さ
せた状態で、押圧手段4としての圧縮スプリングを割り
コマ3の外周に配設して、コマ止め部材5,割りコマ
3,押圧手段4としての圧縮スプリングの三者を一体と
する。その後、このコマ止め部材5,割りコマ3,押圧
手段4としての圧縮スプリングの三者が組付けられたも
のを、下方突出部2の上部内周縁の雌ネジ部2eに螺着
する。このようにして、割りコマ3は、下方突出部2の
上部内周縁に螺着されたコマ止め部材5に螺着されて、
割りコマ3はスカート部3bを下向きとして凹部2b内
に垂下されることとなる。
そして、スカート部3b内に、整準ネジ1のストレート
部1cを挿通する。このときスカート部3bの係止突起
3e内周面がガイドとなり、膨径ストッパー1dの挿通
を容易にすると共に、係止突起3eと膨径ストッパー1
dにより離脱を防止することができる。
部1cを挿通する。このときスカート部3bの係止突起
3e内周面がガイドとなり、膨径ストッパー1dの挿通
を容易にすると共に、係止突起3eと膨径ストッパー1
dにより離脱を防止することができる。
このように、割りコマ3のスカート部3bの分割片3b
1〜3b4は縮径する方向に押圧されており、整準ネジ
1のストレート部1cがスカート部3bで弾性的に把持
される。従って整準ネジ1は、雄ネジ部1bが下方突出
部2の雌ネジ部1bで支持されるとともに、上方のスー
ト部1cが割りコマ3のスカート部3bによって弾性的
に支持されて、整準ネジ1の左右方向の揺動、即ち、整
準ネジ1の倒れガタが防止される。
1〜3b4は縮径する方向に押圧されており、整準ネジ
1のストレート部1cがスカート部3bで弾性的に把持
される。従って整準ネジ1は、雄ネジ部1bが下方突出
部2の雌ネジ部1bで支持されるとともに、上方のスー
ト部1cが割りコマ3のスカート部3bによって弾性的
に支持されて、整準ネジ1の左右方向の揺動、即ち、整
準ネジ1の倒れガタが防止される。
また本例のように、押圧手段4として圧縮コイルスプリ
ングを用いると、整準ネジ1の上下方向の位置に関係な
く、圧縮スプリングのバネ力は一定となるため、スカー
ト部によるストレート部の把持力も常に一定であり、整
準ツマミの回転トルクが一定となり、従来のような回転
トルクの変動という不具合がなくなる。
ングを用いると、整準ネジ1の上下方向の位置に関係な
く、圧縮スプリングのバネ力は一定となるため、スカー
ト部によるストレート部の把持力も常に一定であり、整
準ツマミの回転トルクが一定となり、従来のような回転
トルクの変動という不具合がなくなる。
さらに本実施例のように、各部材の組付けに、ネジを用
いているので、組付け後分解修理も容易である。
いているので、組付け後分解修理も容易である。
なお、上記実施例では割りコマ3のスカート部3bを4
つのスリットによって4個としているが、縦スリットは
3つ,5つ,2つ等に形成して、分割片を3,5,2個
等に形成することもできる。
つのスリットによって4個としているが、縦スリットは
3つ,5つ,2つ等に形成して、分割片を3,5,2個
等に形成することもできる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の整準ネジの倒れガタ防止
装置によれば、倒れガタ防止ができると共に、整準ネジ
を案内保持する割りコマは常に一定の圧力で整準ネジの
ストレート部を把持することができ、整準ツマミの回転
トルクにむらを生じず、スムーズな整準作業が可能とな
る。
装置によれば、倒れガタ防止ができると共に、整準ネジ
を案内保持する割りコマは常に一定の圧力で整準ネジの
ストレート部を把持することができ、整準ツマミの回転
トルクにむらを生じず、スムーズな整準作業が可能とな
る。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面図、第2
図は割りコマの斜視図、第3図は割りコマの底面図であ
り、第4図乃至第6図は従来例を示すもので、第4図は
整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面図、第5図は
押えコマの斜視図、第6図は押えコマの底面図である。 1……整準ネジ、1b……ネジ部(雄ネジ部)、 1c……ストレート部、2……下方突出部、 2b……ネジ部(雌ネジ部)、 2c……空間部(凹部)、3……割りコマ、 3a……基端部(雄ネジ部)、3b……分割片、 4……押圧手段(圧縮コイルスプリング)、 6……整準台、 S……整準ネジの倒れガタ防止装置。
図は整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面図、第2
図は割りコマの斜視図、第3図は割りコマの底面図であ
り、第4図乃至第6図は従来例を示すもので、第4図は
整準ネジの倒れガタ防止装置の要部縦断面図、第5図は
押えコマの斜視図、第6図は押えコマの底面図である。 1……整準ネジ、1b……ネジ部(雄ネジ部)、 1c……ストレート部、2……下方突出部、 2b……ネジ部(雌ネジ部)、 2c……空間部(凹部)、3……割りコマ、 3a……基端部(雄ネジ部)、3b……分割片、 4……押圧手段(圧縮コイルスプリング)、 6……整準台、 S……整準ネジの倒れガタ防止装置。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも整準台の所定位置下部に配設さ
れネジ部を有する下方突出部と、該下方突出部と螺合す
る整準ネジとを備え、前記整準ネジを回動して前記整準
台を上下に調整する整準装置において、 前記整準ネジの整準台側の部分にはストレート部が形成
され、前記下方突出部には整準ネジと螺合するネジ部と
該ネジ部上に空間部が形成され、該空間部の整準台側に
は割りコマの基端部が取着され、前記割りコマは前記整
準ネジのストレート部を保持すると共に押圧手段により
半径方向内方に押圧された整準ネジの倒れガタ防止装
置。 - 【請求項2】前記割りコマは、外周面が下方に拡径する
スカート状の筒体であって、このスカート部は軸方向に
少なくとも二つに分割された分割片からなる請求項1記
載の整準ネジの倒れガタ防止装置。 - 【請求項3】前記割りコマの押圧手段は、前記分割片を
半径方向内方に押圧するばね部材である請求項1,2記
載の整準ネジの倒れガタ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10450388U JPH0628647Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 整準ネジの倒れガタ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10450388U JPH0628647Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 整準ネジの倒れガタ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225814U JPH0225814U (ja) | 1990-02-20 |
JPH0628647Y2 true JPH0628647Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31336280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10450388U Expired - Fee Related JPH0628647Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 整準ネジの倒れガタ防止装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0628647Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170036485A1 (en) * | 2014-04-25 | 2017-02-09 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
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1988
- 1988-08-09 JP JP10450388U patent/JPH0628647Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20170036485A1 (en) * | 2014-04-25 | 2017-02-09 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0225814U (ja) | 1990-02-20 |
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