JPH03271372A - エキシマレーザを用いた酸化物薄膜成膜法 - Google Patents
エキシマレーザを用いた酸化物薄膜成膜法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、酸化物薄膜の成膜法に係り、特に光CVDに
よる半導体工業などで用いられる酸化物薄膜の成膜法に
関する。
よる半導体工業などで用いられる酸化物薄膜の成膜法に
関する。
半導体工業などで、5102 、 Al2O3などの酸
化物薄膜を成膜するたtには、従来から、熱CVD、プ
ラズマCVD、スパッタリングなど種々の方法が採用さ
れてきた。
化物薄膜を成膜するたtには、従来から、熱CVD、プ
ラズマCVD、スパッタリングなど種々の方法が採用さ
れてきた。
近年、従来のプロセスよりも低温化が計れることから、
エキシマレーザを用いた光CVDによる成膜法が、検討
されている。
エキシマレーザを用いた光CVDによる成膜法が、検討
されている。
エキシマレーザを用いた光CVDでは、次のような反応
が報告されている。
が報告されている。
5il(4(モノシラン)
十N20(亜酸化窒素) → 5102^1(CHs)
s ()リメチルアルミ)+N20(亜酸化窒素) →
A1zOs使用光源としては、波長193nmのAr
Fエキシマレーザが使用されている。上記両反応とも、
エキシマレーザの強力な紫外光により、有機金属化合物
を解離するとともに、N20も同時に解離し、活性な酸
素原子を供給し、基板表面に酸化物を堆積させようとす
るものである。
s ()リメチルアルミ)+N20(亜酸化窒素) →
A1zOs使用光源としては、波長193nmのAr
Fエキシマレーザが使用されている。上記両反応とも、
エキシマレーザの強力な紫外光により、有機金属化合物
を解離するとともに、N20も同時に解離し、活性な酸
素原子を供給し、基板表面に酸化物を堆積させようとす
るものである。
ところで、酸素源として使用しているN、0は毒性が強
く、取り扱いが容易でないし、更に未反応ガスの処理も
特別の除害装置を必要とする。
く、取り扱いが容易でないし、更に未反応ガスの処理も
特別の除害装置を必要とする。
このため酸素源としては、無害で取り扱い容易な酸素を
使用したいという要望が強い。しかし、酸素は193n
+nのArFエキシマレーザを用いても、解離して活性
な酸素原子となる効率が、必ずしも高くなく、成膜速度
が制限されるという問題があった。
使用したいという要望が強い。しかし、酸素は193n
+nのArFエキシマレーザを用いても、解離して活性
な酸素原子となる効率が、必ずしも高くなく、成膜速度
が制限されるという問題があった。
そこで、本発明は、安全な酸素を活性酸素として用いて
、しかも活性酸素を有効に発生させ、成膜速度の向上し
たエキシマレーザを用いた酸化物薄膜の成膜法を提供す
ることを目的とする。
、しかも活性酸素を有効に発生させ、成膜速度の向上し
たエキシマレーザを用いた酸化物薄膜の成膜法を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、光CVDによ
る酸化物薄膜の成膜法において、有機金属化合物と酸素
とを原料とし、2種類の波長のエキシマレーザを光源と
して用いることを特徴とする酸化物薄膜成膜法としたも
のである。
る酸化物薄膜の成膜法において、有機金属化合物と酸素
とを原料とし、2種類の波長のエキシマレーザを光源と
して用いることを特徴とする酸化物薄膜成膜法としたも
のである。
上記成膜法において、2種類の波長のエキシマレーザが
、ArF (193r+m)とKrF(248nm)
の2波長のエキシマレーザ光を用い同時に照射するのが
よい。
、ArF (193r+m)とKrF(248nm)
の2波長のエキシマレーザ光を用い同時に照射するのが
よい。
次に、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる光CVDとしては、通常の光CVDが用
いられる。
いられる。
すなわち、レーザなどの光線によって、気体状の原料ガ
スを分解させ、そこで発生したラジカル(化学種)を基
板上で再結合させて薄膜を形成する方法である。
スを分解させ、そこで発生したラジカル(化学種)を基
板上で再結合させて薄膜を形成する方法である。
通常は、適当の大きさのチャンバー内を真空にした後、
原料ガスを所定の流量でチャンバー内に導入し、予めチ
ャンバー内にセットした基板上あるいは基板表面近傍に
光を照射する。基板は通常ある程度の温度に加熱される
ことが多く、この場合には、チャンバー内にヒータを設
けておく。光は合成石英などの窓を通して照射される。
原料ガスを所定の流量でチャンバー内に導入し、予めチ
ャンバー内にセットした基板上あるいは基板表面近傍に
光を照射する。基板は通常ある程度の温度に加熱される
ことが多く、この場合には、チャンバー内にヒータを設
けておく。光は合成石英などの窓を通して照射される。
概略図を第2図、第3図に示す。第2図は、基板に対し
て光を水平に照射する水平照射型であり、第3図は垂直
に照射する垂直照射型がある。第2図の水平照射型は、
基板1表面すれすれの箇所で発生したラジカルを基板上
で結合させる方式で、大面積の成膜に適している。一方
、第3図の垂直照射型は、基板1界面を直接励起できる
ため、基板との密着性に優れた膜形成が可能である。
て光を水平に照射する水平照射型であり、第3図は垂直
に照射する垂直照射型がある。第2図の水平照射型は、
基板1表面すれすれの箇所で発生したラジカルを基板上
で結合させる方式で、大面積の成膜に適している。一方
、第3図の垂直照射型は、基板1界面を直接励起できる
ため、基板との密着性に優れた膜形成が可能である。
本発明で用いられる有機金属化合物としては、膜形成し
ようとする酸化物を構成する金属元素と、メチル基、エ
チル基、カルボニル基その他の有機基との化合物(一部
には金属の水素化合物も含む)の内、ArFあるいはに
rFエキシマレーザ光で光分解可能な化合物である。
ようとする酸化物を構成する金属元素と、メチル基、エ
チル基、カルボニル基その他の有機基との化合物(一部
には金属の水素化合物も含む)の内、ArFあるいはに
rFエキシマレーザ光で光分解可能な化合物である。
例えば、最終生成物として^l、03を成膜しようとす
る時には、Alを含み、ArFあるいはKrFエキシマ
レーザ光で光分解可能な、Al(CH3)3;トリメチ
ルアルミニウム、Al(C2H5) s ; )リエ
チルアルミニウムあるいはAll5 ;よう化アルミニ
ウムなどを用いる。
る時には、Alを含み、ArFあるいはKrFエキシマ
レーザ光で光分解可能な、Al(CH3)3;トリメチ
ルアルミニウム、Al(C2H5) s ; )リエ
チルアルミニウムあるいはAll5 ;よう化アルミニ
ウムなどを用いる。
5tOzを成膜しようとする場合には、5i(QC−H
−) 。
−) 。
;テトラエチルオルソシリケート、SiH,;モノシラ
ン、5lzHa ニジシランなどを用いる。
ン、5lzHa ニジシランなどを用いる。
酸素(02)は、次のように光解離する。
hν (光子エネルギー)
↓
02−〉0 十〇 ・■
ここで発生した活性酸素の一部は、成膜反応に使用され
るが、前述のように、193nmの^rFエキシマレー
ザ光を用いた場合、その解離効率は必ずしも高くないの
で、成膜速度は低くならざるを得ない。
るが、前述のように、193nmの^rFエキシマレー
ザ光を用いた場合、その解離効率は必ずしも高くないの
で、成膜速度は低くならざるを得ない。
成膜反応に使われなかった0は次の反応でオゾンとなる
。
。
02 +O−〉03 ・ ・■
オゾンは、25 Onm付近の波長で高い吸収のピーク
を示し、次のように解離する。
を示し、次のように解離する。
↓ hν
03−〉02 十〇 ・■
ここで発生する0は励起状態の酸素原子であり、■式で
発生するものと比較して、より活性である。
発生するものと比較して、より活性である。
そこで、基板上に02ガスを導入し、ArFエキシマレ
ーザ光と波長248nmのKrFエキシマレーザを、同
時に照射すると、ArF光により、■の反応が起こり、
■の反応で生じた03がKrF光により、■式の反応を
起こす。これにより、活性な0が有効に発生させること
ができる。そこで、02を酸素源として用いる時に問題
となる、低い成膜速度を改善することが可能である。
ーザ光と波長248nmのKrFエキシマレーザを、同
時に照射すると、ArF光により、■の反応が起こり、
■の反応で生じた03がKrF光により、■式の反応を
起こす。これにより、活性な0が有効に発生させること
ができる。そこで、02を酸素源として用いる時に問題
となる、低い成膜速度を改善することが可能である。
以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されない。
はこれらの実施例に限定されない。
実施例1
第1図に実施例に用いた装置の概要図を示す。
ステンレス鋼、アルミニウムなど適当な材質で製作した
チャンバー3内に、シリコンあるいはガラスなどの基板
1をセットし、チャンバー内を10−’torr程度の
真空にひいた後、酸素およびテトラエチルオルソシリケ
ートを混合したガス8を数torr〜数気圧の範囲で導
入する。チャンバーには合成石英製の窓5が設けられて
おり、ここを通してにrPエキシマレーザ光を垂直に、
^rFエキシマレーザ光をシリンドリカルレンズ7でシ
ート状の光6として基板表面から0.2〜2闘の位置に
水平に照射する。
チャンバー3内に、シリコンあるいはガラスなどの基板
1をセットし、チャンバー内を10−’torr程度の
真空にひいた後、酸素およびテトラエチルオルソシリケ
ートを混合したガス8を数torr〜数気圧の範囲で導
入する。チャンバーには合成石英製の窓5が設けられて
おり、ここを通してにrPエキシマレーザ光を垂直に、
^rFエキシマレーザ光をシリンドリカルレンズ7でシ
ート状の光6として基板表面から0.2〜2闘の位置に
水平に照射する。
酸素はArFエキシマレーザ光により分解してオゾンを
生成する。このオゾンはKrFエキシマレーザ光により
再び分解し、酸素と活性な酸素原子を生成する。一方、
テトラエチルオルソシリケートは、^rFエキシマレー
ザ光およびKrFx + シアレーザ光により分解して
、Siラジカルを生成する。この活性な酸素原子とSi
ラジカルは基板上で結合して5102薄膜が成膜される
。
生成する。このオゾンはKrFエキシマレーザ光により
再び分解し、酸素と活性な酸素原子を生成する。一方、
テトラエチルオルソシリケートは、^rFエキシマレー
ザ光およびKrFx + シアレーザ光により分解して
、Siラジカルを生成する。この活性な酸素原子とSi
ラジカルは基板上で結合して5102薄膜が成膜される
。
原料ガスとして酸素とトリメチルアルミニウムを用いた
場合には、前記と同様な機構により、活性な酸素原子と
A1ラジカルの結合により、AIJsが成膜される。
場合には、前記と同様な機構により、活性な酸素原子と
A1ラジカルの結合により、AIJsが成膜される。
本発明はArFエキシマレーザ光とKrFエキシマレー
ザ光を同時に照射することにより、活性酸素を有効に発
生させることが可能となり、有機金属化合物を用いた光
CVD法による酸化物薄膜成膜において、安全な02(
酸素)を酸素供給源として使用した際の成膜速度を改善
するものである。
ザ光を同時に照射することにより、活性酸素を有効に発
生させることが可能となり、有機金属化合物を用いた光
CVD法による酸化物薄膜成膜において、安全な02(
酸素)を酸素供給源として使用した際の成膜速度を改善
するものである。
第1図は、本発明の実施例に用いた装置の概略図であり
、第2図、第3図は、光CVDを説明するたtの概略図
である。 1 ・・基板、2・・・ヒータ、3 ・チャンバー
4・ ・エキシマサーザ、5石英窓、6・ ・シートビ
ーム、7 ・・シリンドリカルレンズ、8・・・原料ガ
ス
、第2図、第3図は、光CVDを説明するたtの概略図
である。 1 ・・基板、2・・・ヒータ、3 ・チャンバー
4・ ・エキシマサーザ、5石英窓、6・ ・シートビ
ーム、7 ・・シリンドリカルレンズ、8・・・原料ガ
ス
Claims (2)
- 1.光CVDによる酸化物薄膜の成膜法において、有機
金属化合物と酸素とを原料とし、2種類の波長のエキシ
マレーザを光源として用いることを特徴とする酸化物薄
膜成膜法。 - 2.2種類の波長のエキシマレーザが、ArFとKrF
の2波長のエキシマレーザ光である請求項1記載の酸化
物薄膜成膜法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983290A JPH03271372A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | エキシマレーザを用いた酸化物薄膜成膜法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983290A JPH03271372A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | エキシマレーザを用いた酸化物薄膜成膜法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271372A true JPH03271372A (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=13414148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6983290A Pending JPH03271372A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | エキシマレーザを用いた酸化物薄膜成膜法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03271372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1171675A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-03-16 | Siemens Ag | 酸化セラミックから成る薄膜の製造方法 |
JP2007273843A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fujifilm Corp | 成膜方法、半導体層、及び半導体素子 |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP6983290A patent/JPH03271372A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1171675A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-03-16 | Siemens Ag | 酸化セラミックから成る薄膜の製造方法 |
JP2007273843A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fujifilm Corp | 成膜方法、半導体層、及び半導体素子 |
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