JPH0327070A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0327070A
JPH0327070A JP2035368A JP3536890A JPH0327070A JP H0327070 A JPH0327070 A JP H0327070A JP 2035368 A JP2035368 A JP 2035368A JP 3536890 A JP3536890 A JP 3536890A JP H0327070 A JPH0327070 A JP H0327070A
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JP2035368A
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Tadafumi Shimizu
忠文 志水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真プロセスによってハードコピー画像
を形成する画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真プロセスは、複写機、ファクシ旦り、光学式プ
リンタなどの画像形成装置におけるハードコビ−画像の
形成手法として広く用いられている. 電子写真プロセスは、感光体の表面を一様に帯電させる
帯電プロセス、画像情報に応じて感光体の表面を露光す
ることにより部分的に帯電荷を除電して潜像を形成する
露光プロセス、潜像に対応したトナー像を形成する現像
プロセス、トナー像を記録用紙(以下「用紙」という)
に転写する転写プロセス、及び転写されたトナー像を用
紙に定着させる定着プロセスからなる. 一般に、現像プロセスには、トナー(熱溶融性樹脂、カ
ーボン、染料などを熔融混合した微粒子)と、鉄粉など
からなるキャリアとを摩擦帯電させる2成分現像剤が用
いられ、現像器に対して所定の電圧(現像バイアス)が
印加される.現像バイアスの印加により、トナーのみが
感光体上に吸着されることになる。現像器には画像形成
による消費に応じてトナーが補給される.現像効率、す
なわち感光体へのトナーの付着の程度は、感光体の表面
電位と現像バイアス電位との相対関係に大きく影響され
る. このような電子写真プロセスによる画像形成装置の製作
に際しては、設計段階において、まず、感光体及び現像
剤を選定し、選定した感光体及び現像剤の特性を基準と
し且つ現像剤のトナー濃度を基本的には一定に保つもの
として、表面電位、露光の光量、現像バイアス電位など
のプロセス条件(物性値)を定め、プロセス条件に合わ
せて各機構部(帯電チャージャ、露光ランプ、現像器な
ど)の動作を設定する. しかしながら、各機構部の動作の設定を固定した場合に
は、例えば感光体の劣化、帯電用のチャージワイヤへの
不純物の付着、露光ランプの劣化、光学系のミラーの汚
れ、制御回路の回路定数の経年変化などのような各機構
部の性能低下及び動作環境(温度、湿度、振動など)の
変動によって、感光体の表面電位と現像バイアス電位と
の相対関係が変化すると、良質の画質を得ることができ
なくなる. したがって、従来の画像形成装置は、例えば感光体上の
トナー像の濃度に応じて、表面電位及び現像バイアス電
位に関係する各機構部の動作条件(設定値)を所定範囲
内で適宜自動的に変更する相対電位制御によって画質を
調整するように構或されている. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、各機構部のそれぞれの性能や他ひ種々の
要因との関連の上で、相対電位制御による画質の調整に
は自ずと限界がある。
したがって、従来の画像形成装置では、相対電位制御に
よる画質の調整が限界に達したにもかかわらず、なおか
つ所望の画質の画像形成が不可能である場合には、その
時点で修理又は清掃などのメンテナンス作業の実施が必
要となる.このため、ユーザーは、サービスマンによる
メンテナンス作業が実施されるまでは、良好な画質の画
像を得ることができないという問題があった.本発明は
、上述の問題に鑑み、所定の画質を得るための調整の範
囲を拡げ、画質劣化の発生を可及的に抑えることのでき
る画像形成装置を提供することを目的としている。
また、他の目的は、各部の性能低下に応した最適のトナ
ー濃度による画像形成を可能とすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像
形成装置は、潜像担持体と、トナー及びキャリアからな
る現像剤を用いる現像手段とを有し、前記潜像担持体の
表面電位を前記現像手段に与えるバイアス電位に対して
相対的に変化させる相対電位制御によって画質の調整を
行うように構成された画像形成装置において、前記現像
剤のトナー濃度を設定する設定手段と、設定されたトナ
ー濃度になるようにトナーの供給量を制御する制御手段
とを有し、前記相対電位制御が限界状態となったときに
は、画質の調整のために前記トナー濃度の設定値を変更
するようにしてなる。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、潜像担持体と、
トナー及びキャリアからなる現像剤を用いる現像手段と
を有し、電子写真プロセスによってハードコピー画像を
形成する画像形成装置において、前記潜像担持体の表面
電位を測定す゛るセンサー手段を設け、前記センサー手
段による測定値に基づいて前記現像剤のトナー濃度を変
化させるようにしてなる。
〔作 用〕
トナー及びキャリアからなる現像剤を用いてハードコピ
ー画像が形成される。
現像剤のトナー濃度は、設定手段によって設定され、設
定されたトナー濃度になるように制御手段によってトナ
ーの供給量が制御される。
通常は、潜像担持体の表面電位を現像手段に与えるバイ
アス電位に対して相対的に変化させる相対電位制御によ
って画質の調整が行われる.相対電位制御が限界状態に
なった場合には、トナー濃度の設定値を変更することに
よって画質が調整される。
トナー濃度の設定は、表面電位を測定するセンサー手段
の出力に基づいて行われる. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は複写llAの要部を示す正面断面図である。
同図において、感光体ドラム5は矢印Maの方向に一定
の周速度Vで回転可能に配置され、その周囲には、電子
写真プロセスのための、帯電チャージャ6、像間イレー
サ10、現像装置7、転写チャージャ2日、分離チャー
ジャ29、クリーニング装置9、及びメインイレーサ8
が配設されている.また、露光位置X2と像間イレーサ
lOとの間には、感光体ドラム5の表面電位を測定する
ための表面電位計90が設けられ、分離チャージ+29
とクリーニング装W9との間には、基準トナー像の濃度
を測定するために発光素子19a及び受光素子19bか
らなる反射型のフォトセンサー19が設けられている。
感光体ドラム5の表面は、帯電チャージャ6を通過する
ことにより一様に帯電され、露光位置X2にて光学系2
0により露光される。露光により感光体ドラム5の表面
電荷は部分的に除電され、感光体ドラム5の表面に原稿
Dに対応する潜像が形成される.潜像以外の部分の表面
電荷は、像間イレーサ10によって消去される。
光学系20は、原稿台ガラス1上にil!置された原稿
Dを照射する露光ランブ21、原稿Dからの反射光Bを
露光位置X2へ導くためのξラー22a − d、及び
投影レンズ23から構成されている.原稿Dに対する露
光走査時には、露光ランブ21及びミラー22aは矢印
Mbの方向に速度v / m(mは複写倍率)で移動し
、ξラー22b,22Cは速度v / 2 mで移動可
能とされている.感光体ドラム5の表面に形成された潜
像は、現像装置7により現像されてトナー像として顕像
化される。
現像装置7は、磁性キャリアと絶縁性のトナーとの混合
物からなる現像剤を用い、周知の磁気ブラシ方式によっ
て現像位置x3を通過する潜像(電荷存在部分すなわち
非露光部分)にトナーを付着させる、いわゆる正規現像
を行なう。現像槽70の内部には、磁気ローラ72を内
蔵した現像スリーブ71、穂高規制板73、パケットロ
ーラ74、スクリューローラ75が設けられ、スクリュ
ーローラ75の下方にはトナー濃度センサー80が配置
されている. バケントローラ74が矢印Mcの方向に回転すると、現
像剤は現像スリーブ71の外周面に磁気ローラ72の磁
力で吸着され、現像スリーブ71の矢印Mdの方向への
回転に基づいて現像位置X3へ搬送される。トナー濃度
センサー80は現像剤の透磁率から現像剤の全体に対す
るトナーの重量比T/C[wt%]を測定するためのも
のである. 現像槽70の上部にはトナータンク76が設けられ、そ
の底部にはトナー補給ローラ77が設けられている.ト
ナー補給ローラ77が補給モータ78によって回転駆動
されると、トナータンク76からスクリューローラ75
ヘトナーが補給される。補給されたトナーは、スクリュ
ーローラ75の回転により既に現像槽70の内部に存在
する現像剤と攪拌混合されてパケットローラ74に送ら
れる.ここでの攪拌混合により摩擦帯電が生じ、磁性キ
ャリア及びトナーは互いに異極性の電荷を帯びる.負極
性のトナーは、現像位置X3において、感光体ドラム5
の表面電荷との静電吸着によって感光体ドラム5の表面
に付着する.このとき感光体ドラム5の表面の残留電荷
(露光部分に残った電荷)によるトナーの付着を防止す
るため、現像スリーブ71には所定電圧の現像バイアス
VBが加えられる. 一方、タイミングローラ30により感光体ドラム5の回
転とタイミングをとりつつ用祇Pが搬送され、転写位置
X4にて転写チャージャ28により用紙Pにトナー像が
転写される.トナー像が転写された用11,Pは、分離
チャージャ29により感光体ドラム5から分離され、図
外の定着装置へ送られる。
その後、感光体ドラム5の表面は、クリーニング装置9
によって残余のトナーが取り除かれ、メインイレーサ8
により残留電荷が除去されて次回の露光に備えられる. 第2図は光学系20の一部を拡大して示す図である. 露光ランブ21及びミラー22aを支持するスライダユ
ニット24は、複写動作時において、上述のように原稿
Dを露光走査するために原稿台ガラス1の下方で往復移
動可能に設けられ、また、後述する画像調整時において
、調整位置Y1又はY2に置かれる。
複写機Aの本体上部カバー26の下面には、調整位置Y
l,Y2に対応するように調整用シール25a,25b
が貼り付けられている。調整用シール25aは通常の原
稿紙の地肌(白地)に相当する反射率を有しており、調
整用シール25bは灰色の地肌(ハーフトーン画像)に
相当する反射率を有している。
第3図は帯電チャージャ6及び出力回路202の構戒を
示す図である。
帯電チャージャ6は、チャージワイヤ61、安定板64
、メッシュ状のグリッド63から構成されたスコロトロ
ン方弐のチャージャである.チャージワイヤ61には、
後述する第I CPU201によりオンオフ制御される
高圧トランス62から一定の高電圧が供給される.グリ
ッド63は、出力回路202内の直列接続のバリスタ6
5a − iを介して接地されており、バリスタ65a
〜hのそれぞれの両端子間は短絡スイッチSWI〜8に
よって短絡可能とされている。第I CPU201から
の制御信号によって各短絡スイッチSW1〜8をオンオ
フすることにより、グリッド63の電位が制御される。
これにより、チャージワイヤ61から感光体ドラム5の
表面に向かう電荷量が制御され、感光体ドラム5の表面
電位が設定される。
第4図は帯電チャージャ6の設定レベルを示す甥である
。本実施例では、バリスタ65a−hの定格電圧は15
ボルト、バリスタ65iの定格電圧は790ボルトに設
定され、感光体ドラム5の表面電位は、標準となるレベ
ル5を中心にl5ボルトピッチでレベル1〜9の9段階
の設定が可能である.例えばレベル5では、感光体ドラ
ム5の表面電位が650ボルトとなるように短絡スイッ
チSWI〜4をオンとする制御が行われる.なお、バリ
スタ65axhの定格電圧を互いに異ならせ、レベル数
を増大させることも可能である.なお、以下の説明では
、帯電チャージャ6の設定レベルのことをrHVレベル
」という。
第5図は複写機Aの制御回路200のブロック図である
. 制御回路200は、複写機Aの全体的な制御を行う第I
CPU201、時計機能をもつ第2CPU221,RA
M209,210,ROM211などを有している。一
方のRAM209は図外のメイン電源によりバックアッ
プされ、メイン電源をオフすると初期化される.また、
他方のRAM210は、バンテリーによりバ・冫クアッ
フ゜され、RAM2 1 0に書き込まれたデータはメ
イン電源のオンオフに係わらず保持される。212〜2
l4はRAM209,2 1 0,ROM2 1 1の
それぞれと第ICPU201とを接続するデータパスで
ある. 第I CPU2 0 1には、上述の表面電位計90の
出力電圧VD、トナー濃度センサー80の出力電圧VT
、及びフォトセンサー19の出力電圧VPが、それぞれ
A/D変換器205〜207によってデジタル信号に変
換されて入力され、また、露光ランプ21を点灯させる
ための露光ランプ電源50、及び現像バイアスVBを印
加するための高圧電aI40には、第lCPU20lか
らD/A変換器203,204を介して制御信号が加え
られる。208は補給モータ78を駆動するためのt源
、216は操作パネル100と第ICPU201との間
でデータの送受を行うためのインターフェイスである.
また、223はホストコンピュータなどの外部装置との
通信のためのオンラインコントローラである. 第9図は感光体ドラム5の表面電位VHと表面電位計9
0の出力電圧VDの関係を示すグラフである。
同図に示されているように、表面電位VHが70ボルト
であれば、出力電圧VDは0.35ボルト、同様に表面
電位VHが350ボルトのとき出力電圧VDはl.75
ボルト、表面電位VHが650ボルトのとき出力電圧V
Dは3.25ボルトとなる.表面電位VHにおける70
,350.650ボルトは、複写機Aでの明電位VR、
グレイ電位vi、及び暗電位vOのそれぞれに対する標
準値とされている。
明電位VRとは、露光により除電された部分(原稿Dの
白地部に対応する部分)に相当する電位であり、最良の
状態であっても残’!電荷によりOボルトにはならない
.明電位VRは、110ボルト以下であれば適正であり
、110ボルトを越えて150ボルトまでは不適正であ
るが異常ではなく、150ボルトを越えた場合は異常で
ある。
なお、本実施例においては、調整用シール25aに対応
する露光部分の電位を明電位VRとしている. グレイ電位Viとは、調整用シール25bに対応する露
光部分の電位であり、暗電位vOとは、感光体ドラム5
の表面における非露光部(黒の部分)に対応する部分の
電位である. これらグレイ電位v1、暗電位VO、及び現像バイアス
VBは、明電位VRを基準にして定められる。すなわち
、上述の感光体ドラム5及び現像装置7などの形状、材
質などから規定される標準の電子写真プロセス条件に対
応する最適値は、式(1)〜(3)で示される. VB=VR+150    −(1) Vi−VB+130    − (2)VO=VB+4
30    −(3) 第10図は現像バイアスVBの設定レベルを示す図であ
る. 式(1)のように、現像バイアスVBと明電位VRとの
差としては150ボルトが最適である.150ボルトよ
り小さくなると、露光部分(残留電荷のある部分)への
トナー付着、いわゆる地肌汚れが生じ、逆に150ボル
トより大きくなると、磁性キャリアの付着が生じる. そこで、本実施例では、明電位VRの変動に対応できる
ように、標準となる現像バイアスVB(220−70+
150ボルト)を目標値とするレベル5を中心に10ボ
ルトピッチで9段階の現像バイアスVBの設定が可能で
ある.なお、以下の説明では、現像バイアスVBの設定
レベルのことをrVBレベルJという. 第6図はトナー重量比T/Cとトナー濃度センサー80
の出力電圧VTの関係を示すグラフである. 標準の電子写真プロセス条件(標準値)として規定され
ているトナー重量比T/Cの値は5[wt%]であり、
このときのトナー濃度センサー80の出力電圧VTは2
.85ボルトである。この標準値をトナー重量比T/C
の設定値として複写動作を行う場合には、第1cPU2
01は、基準電位となる2.85ボルトと出力電圧VT
の値との比較を行う。出力電圧VTの値がr2,85J
よりも大きいとき、つまり、トナー重量比T/Cが標準
値を下回るときには、第ICPU201は補給モータ7
8の電源208をオンしてトナー補給を行ない、トナー
重量比T/C−t−標準値に近づける。
このようにトナー重量比T/Cを設定値に保持する制御
は、複写動作時において随時行われるが、トナー重量比
T/Cの設定値は、後述する画像調整処理における自己
診断に基づいて変更される。
第7図はトナー重量比T/Cの設定レベルと暗電位VO
及びグレイ電位Viの関係を示す図である。本実施例で
は、トナー重量比T/Cの設定値はレベル1〜4の4段
階の設定が可能である。なお、以下の説明では、トナー
重量比T/Cの設定レベルのことをrT/Cレベル」と
いう。
一般にトナー重量比T/Cの値が大きくなるにしたがっ
て現像効率が高まるので、感光体ドラム5と現像スリー
ブ71との間の電位差を小さくした場合であっても、ト
ナー重量比T/Cを大きくすることによって適正濃度の
ハードコピー画像を得ることが可能である。そこで、後
述する画像調整処理では、標準のトナー重量比T/C、
つまり、T/Cレベル「l」において帯電チャージャ6
の出力調整が限界になった場合には、T/Cレベルが変
更される.ただし、トナー重量比T/Cが8[wt%]
を越えると、パケットローラ74などに過剰の駆動トル
クが加わり、また現像槽70からトナーが溢れ出るなど
の弊害が生じるため、トナー重量比T/Cの上限値は8
[wt%]に規定されている。
第11図は露光量の設定レベルを示す図である。
露光量は露光ランプ電源50から露光ランプ21へ供給
される点灯電力を制御することによって設定される.複
写mAでは、2.  00 [Lux −seclを目
標イ直とするレベル5を中心に1.6〜2.4 [Lu
x=sec]の範囲で9段階の設定が可能である。なお
、以下では、露光量の設定レベルのことをrEXPレベ
ル」という。
第8図はフォトセンサ19の出力電圧VPと准定濃度I
Dの関係を示すグラフである。
このグラフは、感光体ドラム5上のトナー像の濃度と、
そのトナー像を用祇Pに転写定着したハードコピー画像
について実測した濃度との関係に対応する.例えば、出
力電圧VPの値が「2.5」であれば、形成されるハー
ドコピー画像の濃度は1.0[マクベス]であると推定
できる。グラフデータGDは予めROM2 1 1に格
納されている. 第ICPLI201は、ROM2 1 1のデータを参
照し、フォトセンサl9の出力電圧■Pに基づいて複写
動作において形成されるハードコピー画像の推定濃度r
Dを算出する。つまり、電子写真プロセスに伴う物性値
の1つであるトナー像の濃度(トナー像の反射率)に基
づいて、オペレータが目視することになるハードコピー
画像の濃度が准定される. 次に、第12図〜第14図のフローチャートに従って複
写機Aの動作を説明する。
第12図は第ICPU20Lの動作を概略的に示すメイ
ンフローチャートである。
電源が投入されてプログラムがスタートすると、まず、
ステップ#1で各部の初期設定を行い、ステンプ#2で
、第ICPU201の1ルーチンの長さを規定するため
の内部タイマーのセットを行う。
ステップ#3では、操作パネル100の操作キ、各部の
センサーやスイッチ類からの信号を受け付ける入力処理
を行い、続いて、画像調整処理(ステップ#4)、警告
表示・複写禁止処理(ステンプ#5)を実行する.なお
、画像調整処理は複写機Aの電源の投入時にのみ実行さ
れる。
その後、画像調整処理にて検知された複写機六の動作状
態を示す状態データをRAM2 1 0に記憶させるデ
ータ書き込み処理(ステンプ#6)、メンテナンスのた
めの管理データを操作パネル100のメッセージ表示部
に表示させるデータ表示処理(ステップ#7)、管理デ
ータを外部の管理装置へ送信するデータ送信処理(ステ
ップ#8)を順次実行し、ステップ#9において、複写
動作を実行する。そして、ステップ#loにおいて第2
CPU221との通信処理を行う. これらの処理を実行した後、ステップ#11で、内部タ
イマーの待ち合わせを行い、ステップ#2へ戻る.これ
により、1ルーチンの長さが一定に保たれ、電源が投入
されている間は、ステップ#2〜ステップ#l1の処理
が繰り返される。
第13図(a)〜(e)は上述のステップ#4の画像調
整処理のフローチャートである。
このルーチンは、複写機Aの動作状態が、適正状態、作
像可能であるが各部の設定値が標準値と異なる不適正状
態、及び作像不能な異常状態のいずれの状態であるかを
判断する自己診断に基づいて、感光体ドラム5の周囲の
各装置に対する設定を行う画像調整のための設定処理(
ステート「1」〜ステート「15」)と、自己診断によ
って得られた各部の状態を示す状態データを記憶する状
態記憶処理(ステート「16」〜ステート「22」)と
から構成されている。
このルーチンでは、最初にステップ#101でステート
のチェックを行い、ステートに応じて以下のような処理
を実行する。
ステート「1」においては、ステップ#111で、現時
点のT/CレベルをRAM2 0 9カラ12み出す. 次に、T/Cレベルが「l」であるか否か、すなわち、
標準のT/Cレベルに設定されているか否かをチェック
し(ステップ#112)、イエスであればステップ#1
13でステートを「2」とする。ステンプ#112でノ
ーであれば、ステップ#1l4で、T/Cレベルを「1
」に設定した後にステップ#1】3を実行する. ステート「2」においては、ステップ#121で、帯電
チャージャ6をオンして感光体ドラム5を回転させ、H
Vレベルを順次変更して各HVレベル「1」〜「9」に
おける暗電位vOの測定を行う. ステップ#l22では、ステップ#l21での測定値、
つまり表面電位計90の出力電圧VDの値が、暗電位V
○の標準値(650ボルト)に対応する3.25ボルト
に最も近い値となったHVレベル’x I J  (H
Vレベル「IJ〜19Jの中のいずれか〉を選択する。
そしてステートを「3」とする(ステップ#l 2 3
)。
ステ−143Jにおいては、ステンプ#13lで、前の
ステート「2」で選択したHVレベルrxl」で(7)
出力電圧VD(7)値「■DXl」が2.0ボルト以上
であるか否かをチェックする。すなわち、暗電位■Oが
複写動作を可能とする下限値(400ボルト)以上であ
るか否かをチェックする.ステップ#131でイエスで
あれば、ステップ#132で、仮のHVレベルとしてH
Vレベル「x1」を設定する. ステップ#13Iでノーの場合は、帯電チャージャ6の
チャージワイヤ61の断線などの重大な不具合(トラブ
ル)が発生しており、複写動作の実行は不可能である.
すなわち、複写機八の動作状態は異常状態である.この
場合には、ステートを「2l」とする(ステップ#13
4).ステート「4」においては、光学系20のスライ
ダユニット24を上述の調整位i1Ylに移動させ(ス
テップ#141)、ステートを「5」とする(ステップ
#1 4 2)。
ステートr5」においては、まず、ステップ#151で
、EXPレベルを順次変更して調整用シール253を照
射し、各EXPレベル「l」〜「9」における明電位V
Rの測定を行う.次に、ステップ#152では、ステッ
プ#151での測定値である表面電位計90の出力電圧
VDの値が、明電位VRの標準値(70ボルト)に対応
する0.35ボルトに最も近い値となったEXPレベル
rx2,を選択する.そしてステートを「6」とする(
ステップ#153)。
ステート「6」においては、ステップ#161で、EX
Pレペル「x2」での出力電圧VDの値ry[)x2」
が0.75ボルト以下であるか否かをチェックする。す
なわち、明電位vOが複写動作を可能とする上限値(1
50ボルト)以下であるか否かをチェックする. ステンプ#l61でノーの場合には、露光ランブ2lの
故障などのトラブルが発生しており、複写動作は不可能
であって複写機Aの動作状態は異常状態である.この場
合には、ステップ#166へ移ってステートを「22j
とする. ステップ#16lでイエスであれば、ステンプ#l62
で、仮のEXPレベルとしてEXPレベル「X2」を設
定する。
続くステップ#163で、実測値’VDx2Jが0.5
5ボルト以下であるか否かを判断する。
ステップ#163でイエスであれば、上述の式(1)を
満たす現像バイアスVBの設定が可能であり、適正な画
質の複写画像を形成することができる。複写機Aの動作
状態は適正状態である,この場合にはステップ#164
でステートを「7」とする。
ステップ#163でノーの場合には、複写動作の実行は
可能であるが、調整限界であるVBレベル「9」を選択
したとしても式(1)を満たす現像バイアスVBを設定
することは不可能であり、複写画像の画質が不適正とな
る恐れがある.したがって、複写機Aの動作状態は不適
正状態となる.この場合にはステートを「18」とする
(ステップ#165). ステート「7」においては、電子写真プロセス条件の1
つである現像バイアスVBが定められる。
すなわち、上述の実測値rVDx2」に対応する明電位
VRの値「VRx2」を算出し、現像バイ7スVBl7
)目標値が「vRX2+150」ボルトに最も近くなる
VBレベル「X3」を選択し(ステップ#171)、V
BレベルとしてVBレベル「x3」を設定する(ステッ
プ#172),例えば、実測値rVDx2」が0.35
ボルトであったとすると、これに対応する明電位VRの
値rVRx2」は最適値の70ボルトであり(第9図参
照)、220 (70+150)ボルトを目標値とする
VBレベル「5」 (第10図参照)の設定が行われる
。そしてステップ#173ではステートを「8」とする
. ステート「8Jにおいては、まず、ステップ#181で
、VBレベル「x3」での現像バイアスVB(7)値r
VBx3」を、第7図に示されるその時点のT/Cレベ
ルに対応した暗電位voの式に代入して暗電位V○の目
標値’VOX4Jに対応する出力電圧VDの計算値’V
DX4Jを算出する. 次に、ステップ#182で、第7図に示されるその時点
のT/Cレベルに対応したグレイ電位■iの式に、値「
VBx3」を代入してグレイ電位Viの目標値1’yi
x6」に対応する出力電圧VDの計算値rVDx6Jを
算出する,そして、ステップ#183でステートを「9
」とする。
ステート「9」においては、上述のステートr2」のス
テップ#121での測定4tl (出力電圧VDの値)
が計算値rVDX4Jに最も近いHVレベル「x5」を
選択し(ステップ#191)、ステートを「10」とす
る(ステップ#192)。
ステート「10」においては、先ずステップ#201で
、実際の暗電位vOが計算により求めた目標値に応じて
定まる適正範囲内の値であるか否かを61認する.すな
わち、HVレベルrx51に対応する出力電圧VDの実
測値rVDx5,1と計算値rVDx4」との関係が、
次の式(4)を満たすか否かをチェックする。
VDx5≧VDx4−0.25 [V] − (4)な
お、出力電圧VDにおける0.25ボルトの差は表面電
位vHに換算すると50ボルトの差となる。
ステップ#201でイエスであれば、晴電位V○は適正
であるので、HVレベルとしてHVレベル「x5」を設
定し(ステップ#202)、ステートをrl IJとす
る(ステップ#203)。
ステップ#201でノーの場合には、ステップ#204
でステートを「14ノとする.この場合は、暗電位VO
が適正値よりも低く、動作状態は不適正状態である。こ
の不適正状態において複写動作が実行されると、トナー
の付着量が少なく淡い画像が形成される。
ステート「1l」においては、スライダユニット24を
調整位置Y2に停止させ(ステップ#211)、ステー
トを「12」とする(ステップ#212), ステートr12」においては、まず、ステップ#221
で、EXPレベルを順次変更して調整用シール25bを
照射し、各EXPレベル「1」〜「9」におけるグレイ
電位Viの測定を行う。
次に、前のステップ#221での測定値である出力電圧
VDの値が、上述の計算値rVDx6」に最も近い値と
なったEXPレベル「x7」を選択し(ステップ#22
1)、EXPレベルとじてEXPレベル「X7」を設定
する(ステップ#222).そして、ステップ#223
でステートを「13」とする. ステートrl 3Jにおいては、ステップ#23lで、
実際のグレイ電位Viが計算により求めた目標値rVi
xfBに応じて定まる通正範囲内の値(V i x 6
±10ボルト)か否かを確認する.すなわち、EXPレ
ベルrx1jに対応する出力電圧VDの実測値rVDx
7,+と計算値r’VDx6」との関係が、次の式(5
)を満たすか否かをチェックする. VDx6−0.05≦VDx7≦V D x6+0.0
5 [V ](5) ステンブ#231でイエスであれば、グレイ電位VOは
適正であり、ステップ#232へ進んでステートを「l
6」とする. ステップ#23lでノーの場合には、グレイ電位VOは
不適正であり、ステップ#233でステートを「17j
とする. ステート「14」は、上述のステー}rlOJにおいて
暗電位VOが不適正であると判断された場合に実行され
る。ステップ#241で、チャージワイヤ61の清掃状
態を示すチャージャフラグFCMが「O」であるか否か
をチェックする。
ステップ#241でイエスの場合は、チャージワイヤ6
1の清掃が行われておらず、暗電位■○が不適正である
原因はチャージワイヤ61の汚れと考えられる。そこで
、ステップ#242で、チャージワイヤ61の清掃を実
行する。その後、ステンプ#243で、チャージャフラ
グFCMを「l」にセットし、ステップ#244でステ
ートを「2」とする。したがって、ステップ#241で
イエスの場合には、チャージワイヤ61の汚れを落とし
た状熊で、再度、ステート「2」以降の各処理が実行さ
れる。
ステップ#241でノーの場合は、既にチャージワイヤ
61の清掃が行われているにも係わらず適正な暗電位V
○が得られない場合である。この場合には、ステップ#
245で、ステートを「l5」とする. ステート「l5」においては、まず、ステップ#251
で、T/Cレベルの変更回数nが「3」であるか否かを
チェックする. ステップ#251でノーの場合には、ステップ#252
へ進み、T/Cレベルを1レベルだけアップさせる。す
なわち、トナー重量比T/Cが大きくなるようにT/C
レベルの設定変更を行う.例えば、現状の設定がT/C
レベル「IJであればT/Cレベル「2」に変更する。
次に、ステップ#253で、変更回数nを現状の値に1
を加えた値とし、ステップ#254で、ステートを「8
」とする。
したがって、ステップ#251でノーの場合には、第7
図に示したように、新たなT/Cレベルに対応した暗電
位VO及びグレイ電位Viの各目標値が算出され、その
ロ標値に基づいて適正な画像が得られるようにHVレベ
ル及びEXPレベルの設定が行われることになる。
ステップ#251でイエスの場合は、T/Cレベルとし
てT/Cレベル「4」が設定されている場合であり、既
にT/Cレベルは調整限界に達しているので、T/Cレ
ベルの変更は行われず、ステップ#255でステートを
「19」とする。
ステー}rl6Jにおいては、ステップ#26lで、変
更回数nが「0」であるか否かをチェソクする。ステッ
プ#261でイエスの場合には、T/Cレベルとして標
準のT/Cレベル「1」が設定されているので、ステッ
プ#262で、T/Cレベルが適正であることを示す状
態データC。Xを記憶する。本ルーチンにおける記憶は
、RAM209にデータを格納することにより行われる
ステップ#261でノーの場合には、ステップ#264
で、T/Cレベルが不適正であることを示す状態データ
C T/Cを記憶する.ステップ#262又はステップ
#264の実行の後、ステップ#263でステートを「
20」とする。
ステート「17」においては、ステップ#271で、変
更回数nが「OJであるか否かをチェソクし、イエスの
場合は、グレイ電位Viが不適正であることを示す状態
データCv!を記憶し(ステ?プ#272)、ノーの場
合は,.状態データcvi及び状態データC7/,を記
憶する(ステップ#273)。ステップ#272又はス
テップ#273の実行の後、上述のステップ#263へ
進む。
ステーF−rl8Jにおいては、明電位VRが不適正で
あることを示す状態データC■を記憶し(ステップ#2
75)、上述のステップ#263へ進む。
ステート「l9」においては、暗電位■○が不適正であ
ることを示す状態データCVOを記憶し(ステップ#2
76)、上述のステップ#263へ進む。
ステート「20」においては、上述のようにして設定さ
れた電子写真プロセス条件によるハードコピー画像の濃
度を推定するための処理が実行される。
すなわち、ステップ#281で、露光ランプ21を消灯
して形成したトナー像(黒色に相当するトナー像)、調
整位置Y1で露光ランブ21を点灯して形成したトナー
像(白色に相当するトナー像)、及び調整位置Y2で露
光ランプ21を点灯して形成したトナー像(灰色に相当
するトナー像)の3種のトナー像の濃度をフォトセンサ
ー19を用いて測定する. 次に、ステップ#282で、フォトセンサーl9の出力
電圧vPと、ROM2 1 1に格納されているグラフ
データGD1とに基づいて、ハードコビ−画像の推定濃
度IDを求める演算を行い、黒色、白色、灰色の3種の
ハードコピー画像のそれぞれに対する推定濃度データI
D.,ID.,ID正を算出する。
その後、ステップ#283で、感光体ドラム5周囲の各
装置に対する設定が終了したことを示すための画像調整
終了フラグFCを「1」にセットする。
ステート「21」においては、ステップ#291で、上
述のステート「3」での自己診断に基づき、帯電チャー
ジャ6が異常状態であることを示す状態データCeMを
記憶する。そして、ステップ#292で、画像調整終了
フラグFCを「1」にセットする。
ステート「22」においては、上述のステート「6」で
の自己診断に基づき、露光ランプ21が異常状態である
ことを示す状態デークC !XFを記憶し(ステップ#
293)、上述のステンプ#292へ進む。
第14図は第l2図のステップ#5の警告表示・複写禁
止処理のフローチャートである.このルーチンにおいて
も、まず、ステップ#301でステートをチェックし、
ステートに応じて以下の処理を実行する。
ステー}r31.Jにおいては、ステップ#311で、
信号S1の入力の有無をチェックする。信号S1は、操
作パネル100の濃度指定キーが押されたときに、イン
ターフエイス216を介して第I CPU2 0 1に
人力される。ステップ#311でノーであれば、ステッ
プ#315で、ステートを「32」とする。 ステップ
#3l1でイエスの場合は、オペレータが画質のlつの
要素である濃度の設定を行った場合である。この場合に
は、?ペレータは画質に対して特に注意を払っていると
考えられる。このため、複写機Aの動作状態が不適正状
態のときには、複写動作の開始以前に、所望画質の複写
画像の形成が困難であることをオペレータに知らせる必
要がある。
そこで、ステップ#312〜ステップ#3l4で、状態
データCvi,  Cv■ CVOがそれぞれ記憶され
ているか否か、つまり、各データがRAM209内にあ
るか否かをチェックする。各ステップ#312〜ステッ
プ#314のいずれかでイエスの場合は、複写機Aの動
作状態は不適正状態である。この場合にはステップ#3
16へ進む.ステソプ#3l6では、操作バネル100
のメッセージ表示部117に複写機Aの動作状態が不適
正状態である旨の警告表示を行なう。
ステートr32Jにおいては、まず、ステップ#32l
で、状態データCC++が記憶されているか否かをチェ
ックし、記憶されているときには、ステップ#322で
異常状態の警告表示を行う。この場合には、異常状態の
場合のメッセージ文とともにトラブル箇所(異常箇所)
が表示される。
次に、ステップ#323で、複写動作の開始を禁止する
複写禁止処理を実行する.すなわち、操作パネル100
の各キーの入力を禁止するとともにデータ処理に関係す
る装置を除いて各部の電源をオフするための制御を行う
その後、ステップ#324で、ステートを「33」に更
新する. ステートr33,においては、まず、ステップ#331
で、状態データC EXFが記憶されているか否かをチ
ェックし、記憶されているときには、ステップ#332
で露光ランプ21に係る異常状態の警告表示を行う。
ステップ#333では、上述のステップ#323と同様
の複写禁止処理が実行され、ステップ#334で、ステ
ートを「31」に戻す。
上述の実施例によれば、画像調整処理において、帯電チ
ャージ十6のHVレベル及び露光ランプ21のEXPレ
ベルを適当に変更し、すなわち現像バイアスVBと表面
電位VHと相対関係を変更する相対電位制御を行い、こ
の相対電位制御によっても感光体5における所定の表面
電位VHが得られない場合、つまり、帯電チャージャ6
及び露光ランプ21の調整が限界に達した場合にのみ、
トナー重量比T/Cを高めることによって画質劣化を防
止するようにしたので、トナー重量比T/Cを上げるこ
とによって発生し易くなるトナー溢れ、現像H7の駆動
モータのトルク過剰、帯電不良などの不部合を最小限に
抑えることができる.上述の実施例によれば、適宜変更
されるT/Cレベル(トナー濃度)に応じて、改めて暗
電位■O、グレイ電位Viの目標値が定められるので、
各部の性能低下状態及び動作環境に適合した最適のプロ
セス条件によって画像形成を行うことができる. 上述の実施例において、下地色の濃い原稿Dに対して明
瞭な複写画像を形成するため、オペレータによる濃度指
定キーの操作に対応してトナー重量比T/Cを下げるよ
うにしてもよい。
〔発明の効果] 請求項1の発明によれば、所定の画質のハードコピー画
像を得るための調整の範囲を拡げることができ、画質劣
化の発生を可及的に抑えることができる。また、表面電
位を現像バイアス電位に対して相対的に変化させる相対
電位制御による画質の調整が限界状態となったときに、
はしめて現像剤のトナー濃度の設定値が変更されるので
、画像形成上の不都合が生じる恐れのあるトナー濃度の
変化を最小限に抑えることができる。
請求項2の発明によれば、各部の性能低下に対応した的
確なトナー濃度による画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の要部を示す正面断面図、第2図は光学
系の一部を拡大して示す図、第3図は帯電チャージャ及
び出力回路の構成を示す図、 第4図は帯電チャージャの設定レベルを示す図、第5図
は複写機の制御回路のブロック図、第6図はトナー重量
比とトナー濃度センサーの出力電圧の関係を示すグラフ
、 第7図はトナー重量比の設定レベルと暗電位及びグレイ
電位の関係を示す図、 第8図はフォトセンサの出力電圧と推定濃度の関係を示
すグラフ、 第9図は感光体ドラムの表面電位と表面電位計の出力電
圧の関係を示すグラフ、 第10図は現像バイアスの設定レベルを示す図、第11
図は露光量の設定レベルを示す図、第12図〜第14図
は複写機の動作を示すフローチャートである. 5・・・感光体(Wj像担持体)、7・・・現像器(現
像手段)、90・・・表面電位計(センサー手段)、A
・・・復写II(画像形成装置)、201・・・第IC
PU(設定手段、制御手段)、T/C・・・トナー重量
比(トナー濃度)、VB・・・現像バイアス(バイアス
電位)、■H・・・表面電位.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)潜像担持体と、トナー及びキャリアからなる現像
    剤を用いる現像手段とを有し、前記潜像担持体の表面電
    位を前記現像手段に与えるバイアス電位に対して相対的
    に変化させる相対電位制御によって画質の調整を行うよ
    うに構成された画像形成装置において、 前記現像剤のトナー濃度を設定する設定手段と、 設定されたトナー濃度になるようにトナーの供給量を制
    御する制御手段とを有し、 前記相対電位制御が限界状態となったときには、画質の
    調整のために前記トナー濃度の設定値を変更するように
    してなる ことを特徴とする画像形成装置。
  2. (2)潜像担持体と、トナー及びキャリアからなる現像
    剤を用いる現像手段とを有し、電子写真プロセスによっ
    てハードコピー画像を形成する画像形成装置において、 前記潜像担持体の表面電位を測定するセンサー手段を設
    け、 前記センサー手段による測定値に基づいて前記現像剤の
    トナー濃度を変化させるようにしてなる ことを特徴とする画像形成装置。
JP2035368A 1990-02-16 1990-02-16 画像形成装置 Pending JPH0327070A (ja)

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