JPH0327056Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0327056Y2 JPH0327056Y2 JP1985127422U JP12742285U JPH0327056Y2 JP H0327056 Y2 JPH0327056 Y2 JP H0327056Y2 JP 1985127422 U JP1985127422 U JP 1985127422U JP 12742285 U JP12742285 U JP 12742285U JP H0327056 Y2 JPH0327056 Y2 JP H0327056Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- blade
- blade body
- cutting board
- eaves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、スノーブレードの改良、詳しくは、
路側に形成される雪庇・雪堤を路面の除雪と同時
簡易に行なえる雪庇・雪堤の雪切り機能を有する
スノーブレードに関するもので、豪雪地域の除雪
に非常に役立つ。
路側に形成される雪庇・雪堤を路面の除雪と同時
簡易に行なえる雪庇・雪堤の雪切り機能を有する
スノーブレードに関するもので、豪雪地域の除雪
に非常に役立つ。
北国の山間部は、冬期には数メートルもの積雪
に見舞われるため、これら山間の道路沿いには、
積雪量の増加と共に山側から吹き降す風や谷側か
ら吹き上げる風により、擁壁頂部分や雪崩防止柵
などの上に雪庇が生じる。この雪庇は、新らたな
る積雪や底部の融雪によつてバランスを失い一時
に崩落するため、通行車両や通行人にとつて大き
な危険となる。
に見舞われるため、これら山間の道路沿いには、
積雪量の増加と共に山側から吹き降す風や谷側か
ら吹き上げる風により、擁壁頂部分や雪崩防止柵
などの上に雪庇が生じる。この雪庇は、新らたな
る積雪や底部の融雪によつてバランスを失い一時
に崩落するため、通行車両や通行人にとつて大き
な危険となる。
また、山間部に限らず平地部においても、積雪
や拡幅除雪などによつて道路脇の雪堤が高くなつ
てくると、吹雪による雪庇が生じたりすることが
ある。この場合における雪堤も、その高さが一定
限度を超えるとロータリー除雪車による投雪が困
難となつて道路の拡幅除雪作業に支障を来すうえ
に、雪堤・雪庇それ自体による視界不良や、倒壊
による交通障害をも招来することから、かかる雪
庇・雪堤の切崩しが欠かせない。しかも、なるべ
くならば、雪庇および雪堤が成長して弊害を生ず
る以前の時点で素早く切崩し、事故を未然に防止
したいところである。
や拡幅除雪などによつて道路脇の雪堤が高くなつ
てくると、吹雪による雪庇が生じたりすることが
ある。この場合における雪堤も、その高さが一定
限度を超えるとロータリー除雪車による投雪が困
難となつて道路の拡幅除雪作業に支障を来すうえ
に、雪堤・雪庇それ自体による視界不良や、倒壊
による交通障害をも招来することから、かかる雪
庇・雪堤の切崩しが欠かせない。しかも、なるべ
くならば、雪庇および雪堤が成長して弊害を生ず
る以前の時点で素早く切崩し、事故を未然に防止
したいところである。
ところで、雪庇や高雪堤の切崩し処理は、時と
ともに雪庇や雪堤が硬化したりすると作業が困難
となり、場合によつては作業不能となるので、雪
が軟かいうちに早目に行うことが望まれている。
ともに雪庇や雪堤が硬化したりすると作業が困難
となり、場合によつては作業不能となるので、雪
が軟かいうちに早目に行うことが望まれている。
本考案は、このような雪庇・雪堤の切崩し作業
を迅速かつ容易に行うことができるスノーブレー
ドを提供しようとするものである。
を迅速かつ容易に行うことができるスノーブレー
ドを提供しようとするものである。
本考案者が上記技術的課題を解決するために採
用した手段を添附図面に従つて説明すると、次の
とおりである。
用した手段を添附図面に従つて説明すると、次の
とおりである。
即ち、本考案は、除雪車の前部に配置され、道
路上の雪を側方に押し遣つて除雪するスノーブレ
ードに対し、 雪切り板の一端に長孔4を設け、この長孔4に
枢支ピン3に遊嵌して、ブレード本体1の側縁上
部に左右へ遊動可能に雪切り板2をクリアランス
結合し、雪切り板2とブレード本体1間に流体圧
作動シリンダ6を架設して、この流体圧シリンダ
6の伸縮動作により、雪切り板2がブレード本体
1から一方の路側へオーバーハングし、あるいは
ブレード本体1に沿つて折畳まれるように動作す
るようにすることにより、雪庇・雪堤を切り崩す
ことができる、雪庇・雪堤の雪切り板を備えるス
ノーブレードを提供したのである。
路上の雪を側方に押し遣つて除雪するスノーブレ
ードに対し、 雪切り板の一端に長孔4を設け、この長孔4に
枢支ピン3に遊嵌して、ブレード本体1の側縁上
部に左右へ遊動可能に雪切り板2をクリアランス
結合し、雪切り板2とブレード本体1間に流体圧
作動シリンダ6を架設して、この流体圧シリンダ
6の伸縮動作により、雪切り板2がブレード本体
1から一方の路側へオーバーハングし、あるいは
ブレード本体1に沿つて折畳まれるように動作す
るようにすることにより、雪庇・雪堤を切り崩す
ことができる、雪庇・雪堤の雪切り板を備えるス
ノーブレードを提供したのである。
以下、図示の実施例に基き、本考案を更に詳細
に説明する。。
に説明する。。
第1図、第2図に示すように雪切り板2は、長
手方向に沿つて長孔4を有しており、この長孔4
に枢支ピン3が遊嵌されて、ブレード本体1の側
縁上部に設けられたブラケツト8に、クリアラン
ス遊動可能に枢支されている。さらに、雪切り板
2の長孔4上方とブレード本体1との間に、流体
圧作動シリンダ6が架設されており、この流体圧
作動シリンダ6が伸縮すると、雪切り板2が起立
してブレード外側へオーバーハングし、あるいは
ブレード本体1側に折り畳まれる。
手方向に沿つて長孔4を有しており、この長孔4
に枢支ピン3が遊嵌されて、ブレード本体1の側
縁上部に設けられたブラケツト8に、クリアラン
ス遊動可能に枢支されている。さらに、雪切り板
2の長孔4上方とブレード本体1との間に、流体
圧作動シリンダ6が架設されており、この流体圧
作動シリンダ6が伸縮すると、雪切り板2が起立
してブレード外側へオーバーハングし、あるいは
ブレード本体1側に折り畳まれる。
しかして、雪庇・雪堤の切崩し処理作業を行う
ときには、スノーブレードを除雪車前部に取り付
けた上で、流体シリンダー6を伸長させれば、当
該雪切り板2はピン3を中心として揺動し、ブレ
ード本体1の幅よりも若干外方へ突出した斜線位
置(第1図2点鎖線にて表示2′)に保持される。
また、雪切り板2の枢支ピン3下方は、長く垂れ
てブレード本体1に接している。この状態で除雪
車を走行させれば、雪切り板2が除雪車走行レー
ンの左側にある雪庇・雪堤を切り崩すのである。
そして、雪切り板2の枢支ピン3下方のブレード
本体1に接する部分は、枢支ピン3を支点とし
て、雪庇・雪堤から受ける抵抗を支えている。
ときには、スノーブレードを除雪車前部に取り付
けた上で、流体シリンダー6を伸長させれば、当
該雪切り板2はピン3を中心として揺動し、ブレ
ード本体1の幅よりも若干外方へ突出した斜線位
置(第1図2点鎖線にて表示2′)に保持される。
また、雪切り板2の枢支ピン3下方は、長く垂れ
てブレード本体1に接している。この状態で除雪
車を走行させれば、雪切り板2が除雪車走行レー
ンの左側にある雪庇・雪堤を切り崩すのである。
そして、雪切り板2の枢支ピン3下方のブレード
本体1に接する部分は、枢支ピン3を支点とし
て、雪庇・雪堤から受ける抵抗を支えている。
このとき、路側に標識や電柱等の障害物があつ
ても、雪切り板2を第1の処理位置(2点鎖線に
て表示2′)よりもブレード本体1の幅内へ退避
させる必要があり、この時は流体シリンダー6を
縮小させることによつて直ちに即応出来る。
ても、雪切り板2を第1の処理位置(2点鎖線に
て表示2′)よりもブレード本体1の幅内へ退避
させる必要があり、この時は流体シリンダー6を
縮小させることによつて直ちに即応出来る。
もし、雪の中に埋まつた障害物が雪切り板2に
衝突しても、第3図、第4図に示すように、雪切
り板2を2つ折り可能に構成した上で、進行方向
側の支点部位Aにシヤーピン9を配設しておけ
ば、衝突時に雪切り板2にブレード本体1側への
力が加わらなくとも、雪切り板3を損傷を防止す
ることができる。尚、第3図の2点鎖線に示す符
号2″はシヤーピン切断時の状態を示す。
衝突しても、第3図、第4図に示すように、雪切
り板2を2つ折り可能に構成した上で、進行方向
側の支点部位Aにシヤーピン9を配設しておけ
ば、衝突時に雪切り板2にブレード本体1側への
力が加わらなくとも、雪切り板3を損傷を防止す
ることができる。尚、第3図の2点鎖線に示す符
号2″はシヤーピン切断時の状態を示す。
他方、雪庇・雪堤の切崩し処理作業を必要とし
ない場合には、流体圧作動シリンダー6をストロ
ークエンドまで縮小することによつて、ブレード
本体1の背面にブレード高さよりはみ出すことな
く、雪切り板2の枢支ピン3下方側もブレード本
体1左側へ凸出することなく、ブレード本体1に
沿つて折畳んでおくことができ、通常の除雪作業
にも何ら支障をきたすことがない。
ない場合には、流体圧作動シリンダー6をストロ
ークエンドまで縮小することによつて、ブレード
本体1の背面にブレード高さよりはみ出すことな
く、雪切り板2の枢支ピン3下方側もブレード本
体1左側へ凸出することなく、ブレード本体1に
沿つて折畳んでおくことができ、通常の除雪作業
にも何ら支障をきたすことがない。
以上説明したとおり、本考案によれば、雪切り
板を枢支ピンを中心として揺動させ、流体圧シリ
ンダでブレード本体の外方に突出させることによ
つて処理位置に設定できる簡単な構造のもので、
ブレード本体に付設することによつて雪庇・雪堤
処理が道路上の除雪と同時に行うことができる。
また、雪切り板はクリアランス遊動してその下部
を枢支ピン下へ長く垂下させながらブレード本体
に接するため、雪庇・雪堤処理の際に受ける力を
支えることができる。
板を枢支ピンを中心として揺動させ、流体圧シリ
ンダでブレード本体の外方に突出させることによ
つて処理位置に設定できる簡単な構造のもので、
ブレード本体に付設することによつて雪庇・雪堤
処理が道路上の除雪と同時に行うことができる。
また、雪切り板はクリアランス遊動してその下部
を枢支ピン下へ長く垂下させながらブレード本体
に接するため、雪庇・雪堤処理の際に受ける力を
支えることができる。
このように、本考案の雪庇・雪堤の雪切り板を
備えるスノーブレードは、豪雪地域における雪
庇・雪堤の切崩しも迅速かつ容易にしかも確実に
行なえるので、道路の安全確保と道路除雪の質的
向上に極めて有意義である。
備えるスノーブレードは、豪雪地域における雪
庇・雪堤の切崩しも迅速かつ容易にしかも確実に
行なえるので、道路の安全確保と道路除雪の質的
向上に極めて有意義である。
第1図は本考案に係るブレードの実施例を示す
正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の側面図、第4図aおよびbは第3図における
A部の拡大側面図および拡大平面図であつてシヤ
ーピン部の詳細を示すものである。また、第5図
aおよびbは本考案ブレードで雪庇・雪堤の切り
崩し処理をしている状況を表わした説明図であ
る。 1……ブレード本体、2……雪切り板、3……
ピン、4……長孔、5……ピン、6……流体シリ
ンダー、7……受け台、8……ブラケツト、9…
…シヤーピン。
正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の側面図、第4図aおよびbは第3図における
A部の拡大側面図および拡大平面図であつてシヤ
ーピン部の詳細を示すものである。また、第5図
aおよびbは本考案ブレードで雪庇・雪堤の切り
崩し処理をしている状況を表わした説明図であ
る。 1……ブレード本体、2……雪切り板、3……
ピン、4……長孔、5……ピン、6……流体シリ
ンダー、7……受け台、8……ブラケツト、9…
…シヤーピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 除雪車の前部に配置され、道路上の雪を側方に
押し遣つて除雪するスノーブレードにおいて、一
端に長孔4が設けられ、この長孔4に枢支ピン3
が遊嵌されることによつて、ブレード本体1の側
縁上部に左右へ遊動可能にクリアランス結合され
る雪切り板2と、 雪切り板2とブレード本体1間に架設され、自
身の伸縮動作により、雪切り板2をブレード本体
1から一方の路側へオーバーハングさせ、あるい
はブレード本体1に沿つて折り畳まれるように動
作させる流体圧作動シリンダ6とを有することを
特徴とする雪庇・雪堤の雪切り板を備えるスノー
ブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985127422U JPH0327056Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985127422U JPH0327056Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110322U JPS62110322U (ja) | 1987-07-14 |
JPH0327056Y2 true JPH0327056Y2 (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=31022157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985127422U Expired JPH0327056Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0327056Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0439289Y2 (ja) * | 1986-04-30 | 1992-09-14 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6176818U (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-23 |
-
1985
- 1985-08-21 JP JP1985127422U patent/JPH0327056Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62110322U (ja) | 1987-07-14 |
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