JPH03269994A - 薄膜elパネル - Google Patents

薄膜elパネル

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JPH03269994A
JPH03269994A JP2069216A JP6921690A JPH03269994A JP H03269994 A JPH03269994 A JP H03269994A JP 2069216 A JP2069216 A JP 2069216A JP 6921690 A JP6921690 A JP 6921690A JP H03269994 A JPH03269994 A JP H03269994A
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panel
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Takuro Yamashita
山下 卓郎
Takashi Ogura
隆 小倉
Masaru Yoshida
勝 吉田
Shigeo Nakajima
中島 重夫
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
などのデイスプレィ装置に使用される薄膜EL(エレク
トロルミネセンス)パネルに関するものである。
〈従来の技術〉 従来の薄膜ELパネルは、第2図に示すように、ガラス
基板2上に下部透明電極3.下部絶縁層4゜発光層5.
上部絶縁層6および上部電極7を順次形成してELL子
1を作製し、このEL素素子への湿気の侵入を防止する
ため、裏ばりガラス8をガラス基板2にエポキシ樹脂の
接着剤9を用いて張り合わせていた。そして、更に湿気
に対処して高信頼性を確保するため、上記裏ばりガラス
8の穴IOを通してシリカゲル粉末と黒色粉末とを分散
したシリコンオイルをELL子1と裏ばりガラス8との
間の空間11に封入して、吸湿性能を持たせ、その穴I
Oをトールンール12で密封していた。
また、特開昭61−290693号公報に見られるよう
なラミネートフィルムを用いてEL素子への湿気の侵入
を防止する構成のものも知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前者では裏ばりガラス8とシリカゲル粉
末および黒色粉末を分散させたノリコンオイルの価格が
高く、更に、シリコンオイルを封入する工程に長時間を
要するため、薄膜ELパネルの低コスト化に対して大き
な障害となっていた。
加えて、裏ばりガラス8自体の厚み、重さのために、こ
のタイプの薄膜ELパネルの薄型、軽量化には限界があ
った。
一方、後者のタイプでは、耐湿に対する高信頼性確保の
ための吸湿機能に対して、何等具体的検討がなされてお
らず、また、高コントラスト化に対する配慮もなされて
いなかった。
この発明は、上述の事情を考慮してなされたもので、防
湿シートの内側にシリコンオイルを用いることなく吸湿
機能を付与し、薄膜ELパネルの信頼性を欠くことなく
、材料価格の低減化、工程の簡略化、ELパネルの薄型
軽量化、高コントラスト化を実現しようとするものであ
る。
く課題を解決するための手段〉 この発明の基本構成は、透光性基板上に形成された薄膜
EL素子上を表示品質を高めることを主目的として黒色
シリコーン樹脂でコートし、更に、その黒色ンリコーン
樹脂を防湿コートて被覆した点である。加えて、湿気に
対する信頼性向上を目的に、薄膜EL素子と防湿ノート
との間に下記$■、■の様な形で、粉末又は粒状の水分
吸収体を配置している。
■上記黒色シリコーン樹脂中に粉末又は粒状の水分吸収
体を分散させる。
■上記黒色シリコーン樹脂と防湿ソートとの間に粉末又
は粒状の水分吸収体を配置する。
■上記黒色シリコーン樹脂と防湿ソートとの間に、粉末
又は粒状の水分吸収体を内蔵した通気性を有する袋を配
置する。
なお、この発明におけるEL素子とは、ガラス基板など
の透光性基板上に透明導電膜、下部絶縁膜、EL発光層
、上部絶縁膜、背面電極膜を順次積層して構成する。上
記絶縁膜の一方が無いEL素子の構成であってもよい。
〈作用〉 この発明の薄膜ELパネルでは、防湿シートにより、外
部からの湿気の侵入が防止される。そして更に、防湿ソ
ートの内側に上記■、■、■の形態で配置された粉末又
は粒状の水分吸収体が水分を吸収するから、湿気に対し
て更に高信頼性が確保される。
コントラストの面からは黒色のンリコーン樹脂でEL素
子をコートしているので、透光性基板側から見て、表示
面の背景は黒色であり、コントラストは良く、表示品質
が高い。しかも、黒色ンリコーン樹脂はEL素子に密着
しており、樹脂の厚さも均一である為、パネル表示面の
見栄えも従来に比して格段に良い。
このように、この発明の薄膜ELパネルは、湿気に対す
る信頼性は十分保った上に、高コントラスト化か図れる
また、裏ばりガラスを用いない等の材料面での低コスト
化と同時に、ノール工程が簡略化できるので、この面か
らの低コスト化も図れる。更に裏ばりガラスを用いなく
なる為、薄膜ELパネルはよりいっそう薄型、軽量とな
る。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図(a) 、 (b) 、 (c)はこの発明の各
実施例を示し、第2図に示した従来例と同一の構成要素
については同一の符号を付している。第1図の(a) 
、 (b) 、 (c)は水分吸収体の配置形態か異な
っているだけで、他の基本的構成は同しもので、第1図
(a)は粉末又は粒状の水分吸収体を黒色シリコーン樹
脂の中に分散させたもの、第1図(b)は水分吸収体を
黒色シリコーン樹脂の上に配置したもの、第1図(c)
は黒色シリコーン樹脂の上に通気性を有する袋に入れた
水分吸収体を配置したものである。
第1図(a) 、 (b) 、 (c)において、lは
EL素子で、このELL子1は、例えばガラス基板にて
構成される透光性基板2の上面に、互いに一定間隔で平
行配列された帯状の下部透明電極3と、下部絶縁層4と
、ELL光層5と、上部絶縁層6と、下部透明電極3に
直交する方向に互いに一定間隔で平行配列された帯状の
上部電極7とを順次積層して構成している。
13は黒色シリコーン樹脂である。この黒色シリコーン
樹脂13はEL素素子型覆う様に塗布又は印刷形成され
る。14は粉末又は粒状の水分吸収体であり、例えばシ
リカ(SiOJとかモレキュラーシーブ等の粉末又は粒
状物で構成される。第1図(a)では、この水分吸収体
14は黒色シリコーン樹脂13中に分散させている。第
1図(b)では、水分吸収体14は黒色シリコーン樹脂
13の上に配置している。第1図(c)では、水分吸収
体14は通気性を有する袋20内に配置して、その袋2
0を黒色シリコーン樹脂13の上に配置している。
また、第1図(a) 、 (b) 、 (c)おいて、
18は防湿シートであり、厚さ5〜50μmのAQ等の
金属箔16の上下を厚さ5〜50μmのポリエステル等
の有機樹脂フィルム15.17でサンドイッチした構造
の積層シートである。有機樹脂フィルム15と17は、
同一材料でも異なるものでもかまわない。
この際、防湿効果は主としてAf2等の金属箔I6が不
透湿であることによって達成される。この金属箔16の
上下に形成されるポリエステル等の有機樹脂フィルム1
5.17は、金属箔16の表面保護、およびEL素素子
型の電気的絶縁が、その主な役目であるが、透湿性の低
い材料が好ましいことは言うまでもない。
上記防湿シート18はEL素素子型の間に、空間19を
形成するようにして、EL素素子型被覆したのち、その
周辺部を透光性基板2(透光性基板2上には下部透明電
極3、あるいは上部電極7が形成されている箇所もある
。)にエポキシ系樹脂9で接着して完全に密封している
また、上記水分吸収体14は防湿シー)1Bの内側に何
等かの理由で存する水分を吸収するから、EL素素子型
湿気に対する信頼性が更に向上する。
なお、粉末又は粒状の水分吸収体14の角により、防湿
ンート18が損傷を受ける事を防止する目的で、防湿シ
ート18の内側に緩衝材として不織布、織布、紙、フィ
ルム等を配置してもよい。
次に、本発明の薄膜ELパネルの作製方法について述べ
る。透光性基板2上に薄膜EL素子lを形成した後、真
空中で200°C以上に昇温してEL素素子型ガス出し
を行い、残留水分を可能な限り除去する。ここまでは第
1図(a) 、 (b) 、 (c)共に同様である。
次に、第1図(a)の場合はELパネルを乾燥N。
ガス又は乾燥空気中に移し、薄膜EL素子lを覆う様に
、粉末又は粒状の水分吸収体14が分散されている黒色
シリコーン樹脂13を塗布又は印刷する。この場合、塗
布又は印刷する水分吸収体入り黒色シリコーン樹脂酸は
、100℃以上に昇温して真空脱水した必要量の粉末又
は粒状の水分吸収体14と真空で脱水、脱泡した黒色ン
リコーン樹脂演とを室温で混合して用意される。塗布又
は印刷時のELパネル及び黒色シリコーン樹脂族の温度
は室温である。
その後、使用する黒色シリコーン樹脂I3の性質に従っ
て、一定時間、一定温度(例えば150℃、1時間)に
昇温して、黒色シリコーン樹脂I3を硬化させる。黒色
シリコーン樹脂13か硬化したe、防湿シート18をエ
ポキシ系樹脂9で貼り合わせる。この場合も周囲雰囲気
は乾燥N2ガス又は乾燥空気とする。従って、空間I9
には乾燥N2ガス又は乾燥空気が封入さ礼る。なお、前
述の如く緩衝材として防湿シート18の内側にシート状
の不織布、織布、紙、フィルム等を配置しても良い。こ
れは第1図(a) 、 (b) 、 (c)共に同様で
ある。
次に、第1図(b) 、 (c)の場合は、ELパネル
を乾燥N、ガス又は乾燥空気中に移した後、あらかじめ
真空で脱水、脱泡している黒色シリコーン樹脂酸を薄膜
EL素子lを覆う様に塗布又は印刷する。
その後、黒色シリコーン樹脂13を昇温、硬化す第1図
(b)の場合は、黒色シリコーン樹脂13が硬化した後
、この黒色シリコーン樹脂13の上に100℃以上に昇
温しで真空脱水した水分吸収体14を必要量だけ配置す
る。
第1図(c)の場合は必要量の水分吸収体14が入った
通気性の袋20を、あらかじめ100℃以上に昇温して
真空脱水しておき、硬化した黒色ンリコーン樹脂13の
上に置く。このように水分吸収体14を通気性の袋14
に入れると、水分吸収体の取り扱い、管理が容易になる
こうした後、第1図(b) 、 (c)共に防湿シート
18を透光性基板2上にエポキン系樹脂9で貼り合わせ
る。周囲雰囲気が乾燥N2ガス又は乾燥空気である点は
第1図(a)の場合と同様である。
第1図(a) 、 (b) 、 (c)のパネルの室温
常湿での表示品質劣化までの推定寿命は約50,000
時間であり、十分実使用に耐え得ることがわかった。
この発明の薄膜ELパネルは薄膜EL素子lをそれに密
着した黒色シリコーン樹脂13でコートしである為、透
光性基板2側から見て、表示面の背景は黒色とむり、コ
ントラストが良く、表示品質か高くなり、パネルの見栄
えも格段に良い。
なお、ンリコーン樹脂jユ硬化反応の際に副生成物の生
じない付加反応タイプのものか好ましい。
更に、この発明の薄膜ELパネル1よ、ノール工程が乾
燥雰囲気中で塗布、貼合わせを行うたけてよく、裏ばり
カラス8を用いる従来法に比へ簡略である。 また、材
料面での低コスト化、裏ばりガラス8を用いない事によ
るパネルの薄型、軽量化もはかれる。
上記実施例においてはEL素子かドツトマトリックス型
の素子の場合について説明したか、セグメント型のEL
素子であっても良い。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明の薄膜ELパネルは
、透光性基板上に形成された薄膜EL素子上を黒色ンリ
コーン樹脂でコートし、樹脂中又は樹脂と防湿シートと
の間に粉末又は粒状の水分吸収体を配置し、その上から
防湿ノートで被覆したので、湿気に対する信頼性を高く
保つと同時に、コントラストおよび表示面の見栄えを良
くすることができる。
また、この発明の薄膜ELパネルは、従来の裏ばりガラ
ス、シリコンオイルを用いたものに比べて、材料費が安
価となり、パネルの薄型、軽量化もはかれる。加えて、
シーリング工程が簡略になる事による低コスト化も実現
できる。
また、粉末又は粒状の水分吸収体を通気性を有する袋に
入れたものは、水分吸収体の取り扱い、分量の管理が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) 、 (c)は、この発明の
実施例の要部拡大縦断面図、第2図は従来例の要部拡大
縦断面図である。 l・・・EL素子、2・・・透光性基板、8・・・裏ば
りガラス、13・・・黒色ンリコーン樹脂、14・・水
分吸収体、18・・防湿シート、20・・・袋。 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透光性基板上に形成された薄膜EL素子上を、粉
    末又は粒状の水分吸収体が分散されている黒色シリコー
    ン樹脂でコートし、更にその黒色シリコーン樹脂の上を
    防湿シートで被覆したことを特徴とする薄膜ELパネル
  2. (2)透光性基板上に形成された薄膜EL素子上を黒色
    シリコーン樹脂でコートし、更にその黒色シリコーン樹
    脂の上に粉末又は粒状の水分吸収体を配置し、更にその
    水分吸収体の上から黒色シリコーン樹脂を防湿シートで
    被覆したことを特徴とする薄膜ELパネル。
  3. (3)透光性基板上に形成された薄膜EL素子上を黒色
    シリコーン樹脂でコートし、その黒色シリコーン樹脂の
    上に粉末又は粒状の水分吸収体を内蔵した通気性を有す
    る袋を配置し、更にその袋の上から黒色シリコーン樹脂
    を防湿シートで被覆したことを特徴とする薄膜ELパネ
    ル。
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