JPH0326862Y2 - - Google Patents

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JPH0326862Y2
JPH0326862Y2 JP1984184266U JP18426684U JPH0326862Y2 JP H0326862 Y2 JPH0326862 Y2 JP H0326862Y2 JP 1984184266 U JP1984184266 U JP 1984184266U JP 18426684 U JP18426684 U JP 18426684U JP H0326862 Y2 JPH0326862 Y2 JP H0326862Y2
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JP
Japan
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glass plate
joint
glass
face
filling
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JP1984184266U
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JPS61100777U (ja
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は視野を広く求め、視野を防げる柱類を
コーナー部に用いない建物でのコーナー部におい
て、直交する大板ガラスを相互に突き合せて接合
する際のガラス板の取付構造に関する。
さらに具体的には競輪場、競艇場あるいは競馬
場等の大観客を収容するような場所における観客
席の窓、さらには建物における採光を出来るだけ
大きくしたい窓等に本考案の構造が採用され得、
耐風圧および耐震上からもより安全なガラス板の
取付構造として施工し得るものである。
〔従来の技術〕
従来から前述のようなコーナー部では第4図お
よび第5図に示すような斜交い(はすかい)構造
および単なる突き合せ構造等が通常採用されてい
る。一方弾性封止部を有するシール型材をガラス
相互の突き合せた接合部に挿着するものも提案さ
れている。(例えば、実開昭57−26585号公報) 〔考案が解決しようとする問題点〕 前述した斜交い構造については耐震性を重視す
る場合好都合であり、加えて耐風圧に対しても良
くバランスがとれていて、外観上もよいものであ
るが、第4図で示すとおり板ガラス端面の斜断形
状を得るための加工費の高騰、加工時および取扱
い時における鋭突したエツジ部に破損が多く発生
し採用されることが少ない構造である。一方第5
図に示すように単なる突き合せ構造は上述した欠
点がある斜交い構造にかわつて最近多く採用され
ている構造であるが、正面および側面のどちらか
で耐震性に弱い面があり耐震・耐風圧を両立させ
る場合、綜合的にバランスがとれているものとは
必ずしもいえないものである。
さらに前述の実開昭57−26585号公報に開示さ
れたようなシール構造においても上述の突き合せ
構造と同様の傾向があるものであり、部材を使用
するので視野が狭ばるという欠点を有するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述した欠点に鑑み、ガラス板の端
面部でその一部を残して面取り加工し傾斜面をも
たせ、該傾斜面を相対するように突き合せ、しか
も、これらガラス板でなす間隙部にシール材を充
填して形成される目地充填部の断面形状が斜交い
構造の一部である中央部で略平行四辺形を、また
その両外側に連続してガラス板の端面を一部残し
たためにできる略台形をなしている取付構造であ
る。なお、突き合せによつて生じるガラス板の間
隙である中央部目地幅については通常一般に用い
られる要領で決定するものであり、建物の層間変
位と強度上必要な板厚に合せて耐震・耐風圧の両
面から適切な目地幅を任意に選ぶものであつて、
耐震性を求めるためには目地幅が大きい方がよい
が変位量を大きくとり過ぎると耐風圧上ガラス板
の強度が低くなり、両者からみて合理的な点を求
めるものである。
〔作用〕
本考案は、前述の構成により、地震力に対して
は斜め方向に逃し、風圧力に対しては端面でその
一部を安定的に受けもち耐震性能および耐風圧強
度の何れか一方が不合理な条件となることはなく
バランスのとれた構造となり、必要最少限の中央
部目地幅とで構成され、視野も充分広く採れて外
観上もきわめてすぐれた美観を呈し、さらにガラ
ス板の面取加工量が少ないので加工時間および加
工費も少なく、端面を残すので加工時および取付
時等の破損も発生しにくいものとなり、最適の取
付け構造となるものである。
とくに、第7図で示すように観客席が段階的に
後方に行くに従つて高くなつている建物では側面
(妻側)のガラス板の底辺が必然的に傾斜し、ガ
ラス板の面全体が台形を呈する。この台形ガラス
板と通常の水平底辺を有する長方形ガラス板に対
して同じ層間変位量が与えられた場合、台形の側
面ガラス板の上部の変位量は明らかに水平底辺を
有する長方形の側面ガラス板より大きくなり、し
たがつて従来構造である第5図の場合では正面ガ
ラス板を押し込む量も大きく、側面ガラス板の突
端から破損が生じることがある。この際でも本考
案によれば容易にかかる問題を解決することがで
きるものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図および第2図に示すようには建物の開
口部を硝子壁面で構成したそのコーナー部であ
り、該コーナー部は端面7を面取した傾斜面8
を内向きにした正面ガラス板2とこれに相対する
ように側面ガラス板3の端面7′および傾斜面
8′を突き合せ、当該間隙部にシール材を充填し
て形成される目地充填部にて接合してなるもの
である。さらに該目地充填部の断面形状はその
中央部5が略平行四辺形をなし、該中央部5に連
続して両外側部6,6′が略台形をなしている。
第3図については本考案の構成における耐震性
と耐風圧性を説明しようとするもので、T,
T′(TとT′は等しくても違つてもよい)厚みのガ
ラス板の端面t,t′(tとt′は等しくても違つても
よい)を残して面取した傾斜面A,A′をもつ二
枚のガラス板2,3をA,B面とt′,A′面を相対
するよう突き合せA面とA′面の間隙をbだけと
つてシール材を充填して形成した目地充填部
接合した場合、例えば地震力P′1またはP2がそれ
ぞれ矢印の方向に働いた際、その力はAとA′面
で受けとめながら斜め方向に逃がして地震力を緩
和し、風圧力Q1またはQ2がそれぞれ矢印の方向
に働いた際Q1に対しては端面t′が安定的に受けと
めると同時にA′部もこれを受けることができ、
Q2に対しては、A部が受けとめるが、必要なら
ば側面ガラス3の端面t′部を正面ガラス2の内側
面Bより△tだけラツプさせることにより安定性
を増すことが出来る。いずれにしても平面と斜面
の組合せで力を分散し、しかも最も局部的切断応
力が集中する部分をより広い面で受けとめること
ができることを示すもので、耐震性および耐風圧
性にすぐれ、バランスがとれたものとなる。
第7図は本考案を採用して最も有効に効果を発
揮しうる多層階建ての傾斜観客席10を設置した
広い視野を求められる構築物の場合であ、正面ガ
ラス板2と台形をなす側面ガラス板13とでコー
ナー部を形成する施工例を示すものである。
第8図は、第7図で示した本考案の適用例にお
ける台形ガラス板13と、通常の建物での前記コ
ーナー部における長方形ガラス板14とにおいて
仮りに同量の回転変位h2(タテ方向)が起きた場
合について、その影響度の差異を説明する図であ
る。
すなわち、長方形ガラス板14の水平底辺12
(E−f)に対し台形ガラス板13の傾斜底辺1
1(E−i)はh1だけ上り傾斜をもち、他の寸法
はすべて両ガラス板同一であるものとするとE点
を中心として両ガラス板は同じ層間変位量h2が発
生した場合、水平底辺12はf点からf′点、傾斜
底辺11はi点からi′点へ変位し、正面ガラス板
と突き合う辺の上部点は変位後e点から台形ガラ
ス板では13′で示すようにe2点に、長方形ガラ
ス板14′ではe点にそれぞれ移動することとな
り、その差(e2−e1)は△Wとなり台形ガラス板
の方が長方形ガラス板より正面ガラス板を上端部
で押し込む量が大きくなるのでその影響度が強
く、場合よつてはガラス板のカケ、破損へつなが
ることもあるものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案はガラス板を少しの面取加
工をするだけで、特異な目地充填部を形成させる
構成とするため、加工費の低減、歩留の向上が計
られ、加えて取扱いが容易になり作業性が向上
し、前述したように施工後における耐震性および
耐風圧性が向上するとともにバランスがとれ、視
野を損うことなく外観上も美観をもたせることが
できるという幾多の効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すコーナー部の
斜視図、第2図は第1図で示した本考案の一実施
例のコーナー部の断面図、第3図は本考案の作用
効果を説明するための説明図、第4図、第5図お
よび第6図は従来例を示すコーナー部の断面図、
第7図は本考案の適用の一例を示す建物の側面
図、第8図は、第7図で示す適用例と通常の建物
での前記コーナー部における回転変位の影響度を
対比した説明図である。 ……コーナー部、2……正面ガラス板、3…
…側面ガラス板、……目地充填部、5……充填
部中央部、6,6′……充填部側面部、7,7′,
t,t′……端面、8,8′,A,A′……傾斜面、
B……正面ガラス板の内側面、b……目地幅、a
……シール型材、Q1,Q2……風圧、P1,P2……
地震力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正面ガラス板の端面と側面ガラス板が面一とな
    るように二枚の直交するガラス板を相互に突き合
    せてコーナー部を形成する接合部において、前記
    両ガラス板の端面でその一部を残して面取した傾
    斜面を相対するように突き合せ、かつ前記ガラス
    板相互でなす隙間部にシール材を充填して形成さ
    れる目地充填部の断面形状が中央部で略平行四辺
    形、該中央部に続く両外側部で略台形をなし、且
    つ側面ガラス板と面一とし、その外形は正面ガラ
    ス板と側面ガラス板が連続して直角状に形成され
    ていることを特徴とするガラス板の取付構造。
JP1984184266U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH0326862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984184266U JPH0326862Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984184266U JPH0326862Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61100777U JPS61100777U (ja) 1986-06-27
JPH0326862Y2 true JPH0326862Y2 (ja) 1991-06-11

Family

ID=30741751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984184266U Expired JPH0326862Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Country Status (1)

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JP (1) JPH0326862Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4526197Y1 (ja) * 1966-02-23 1970-10-13
JPS5617604U (ja) * 1979-07-18 1981-02-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4526197Y1 (ja) * 1966-02-23 1970-10-13
JPS5617604U (ja) * 1979-07-18 1981-02-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61100777U (ja) 1986-06-27

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