JPH03266371A - 円筒密閉型ニッケル蓄電池 - Google Patents

円筒密閉型ニッケル蓄電池

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JPH03266371A
JPH03266371A JP2063428A JP6342890A JPH03266371A JP H03266371 A JPH03266371 A JP H03266371A JP 2063428 A JP2063428 A JP 2063428A JP 6342890 A JP6342890 A JP 6342890A JP H03266371 A JPH03266371 A JP H03266371A
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森脇 和郎
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伊勢 忠司
Reizo Maeda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、【業」4」UW分国 本発明は、円筒密閉型ニッケルー水素蓄電池。
円筒密閉型ニンケルーカドミウム蓄電池、或いは円筒密
閉型ニッケルー亜鉛蓄電池等の円筒密閉型ニッケル蓄電
池に関する。
l米皇肢歪 この種電池においては、充電を行って正極が満充電状態
になると、正極が酸素を放出するようになる。この酸素
は、負極によって吸収されるのであるが、この際発熱す
る。この熱は、電池外周側では電池缶から放熱されるが
、電池中心側では放熱されないため、電池中心側の方が
電池外周側に比べて温度が高くなる。このため、電池内
で温度勾配を生じることとなり、電池中心側では電池外
周側に比べて正極の充電効率が低くなる。この結果、電
池容量が低下するという課題を有していた。
特に、急速充電時には上記温度勾配が非常に大きくなる
ため、電池容量が大幅に低下する。
が”しようと る 本発明は、上記課題を考慮してなされたものであって、
正極の充電効率を向上させて電池容量を大幅に向上させ
ることができる円筒密閉型ニッケル蓄電池の提供を目的
とする。
f   ”るための 本発明は上記目的を達成するために、ニッケル正極と負
極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された電極群を
有し、この電極群が電池缶内に装填された円筒密閉型ニ
ッケル蓄電池において、前記負極は、電池中心側より電
池外周側の方が酸素ガス吸収性能に優れるように構成さ
れていることを特徴とする。
また、ニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻
状に巻回された電極群を有し、この電極群が電池缶内に
装填された円筒密閉型ニッケル蓄電池において、前記セ
パレータの厚みが、電池中心側より電池外周側の方が小
さくなるよう構成されていることを特徴とする。
更に、ニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻
状に巻回された電極群を有し、この電極群が電池缶内に
装填された円筒密閉型ニッケル蓄電池において、前記正
極の厚みが、電池中心側より電池外周側の方が小さ(な
るよう構成されていることを特徴とする。
作−U 上記第1発明の如く、電池中心側より電池外周側の方が
酸素ガス吸収性能に優れるような負極の構造であれば、
発熱反応は主として放熱され易い電池外周側で生じ、放
熱され難い電池中心側ではあまり生じないことになる。
従って、電池内での温度分布がフラットになって正極の
充電効率を向上させることができるので、電池容量が低
下するのを抑制することができる。
加えて、電池内の平均温度を下げることができ、且つ過
充電時であっても電池内部の圧力があまり上昇しないの
で、安全弁が作動せず、電解液が電池外に放出するのを
抑制することができる。これらのことから、負極の劣化
が抑制され、サイクル特性を飛躍的に向上させることが
できる。
尚、負極において電池中心側より電池外周側の方が酸素
ガスの吸収性能に優れるような具体的構造としては、以
下のようなものがある。
■電池中心側には酸素ガス吸収性能に劣る平均粒径の小
さな水素吸蔵合金を用いる一方、電池外周側には酸素ガ
ス吸収性能に優れた平均粒径の大きな水素吸蔵合金を用
いる。
■電池中心側の負極活物質の充填量を電池外周側のそれ
よりも少な(する。
■電池中心側より電池外周側の方が負極の厚みを太き(
する。
又、第2発明によれば、電池中心側の方が電池外周側よ
りセパレータの厚みが大きいので、電池中心側の方が酸
素を透過し難くなる。したがって、電池中心側での発熱
反応を抑制することができるので、電池内部での温度分
布をフラットにすることができる。
加えて、第3発明によれば、電池中心側より電池外周側
の方が正極の厚みが小さいので、電池外周側の方が酸素
を発生し易く、酸素吸収は主として電池外周側で生じる
。したがって、放熱し難い電池中心側での発熱を抑制す
ることができるので、電池内部での温度分布をフラット
にすることが可能となる。
筆上尖旅■ 本発明の第1実施例を第1図〜第5図に基づいて以下に
説明する。
〔実施例I〕
第1図は本発明の一例を示す円筒密閉型ニッケルー水素
アルカリ蓄電池の断面図であって、焼結式ニッケルから
成る正極1と、水素吸蔵合金を含む負極2と、これら正
負両極1・2間に介挿されたセパレータ3とから成る電
極群4は渦巻状に巻回されている。この電極群4は負極
端子兼用の外装罐6内に配置されている。上記外装罐6
の上部開口にはバッキング7を介して封口体8が装着さ
れており、この封口体8の内部にはコイルスプリング9
が設けられている。このコイルスプリング9は電池内部
の内圧が異常上昇したときに矢印A方向に押圧されて内
部のガスが大気中に放出されるように構成されている。
ここで、上記構造の円筒密閉型ニッケルー水素アルカリ
蓄電池を、以下のようにして作製した。
先ず、市販のMm(ミツシュメタル:希土類元素の混合
物)、Ni、Co、All及びMnを元素比で1:3.
2:1:0.2:0.6の割合となるように秤量した後
、アルゴン不活性雰囲気中のアーク溶解炉内で溶解し、 MmN i 12 COA l o、t M no、6
で示される合金のインゴットを作成した。次に、上記イ
ンゴットをボールミル内で粉砕する。この際、平均粒径
が30amのものと60μmのものとを作成する。
次いで、上記2種類の粒径を有する水素吸蔵合金粉末に
夫々結着剤としてのPTFE (ポリテトラフルオロエ
チレン)粉末を加えて混練し、ペーストを作成する。尚
、以下上記ペーストのうち、粒径の小さな水素吸蔵合金
粉末を有するペーストをペーストAと称し、粒径の大き
な水素吸蔵合金粉末を有するペーストをペーストBと称
する。
この後、上記ペーストA、Bをパンチングメタルから成
る集電体の表面に圧着して負極2を作製した。この際、
第2図に示すように、電池中心側1aには上記ベース)
Aを用い、電池外周側1bには上記ペーストBを用いた
尚、水素吸蔵合金粉末の粒径以外(水素吸蔵合金粉末の
充填密度、負極厚み、セパレータ枚数、及び正極厚み)
の条件は、電池中心側と電池外周側とで同一となってい
る。具体的には、合金粉末の充填密度は5g/cJ、負
極厚みは0.35mm、セパレータ枚数は1枚、正極厚
みは0.55mmである。
次いで、上記負極2と、焼結式ニッケル正極1とを、不
織布からなるセパレータ3を介して巻回し、電極群4を
作製した。しかる後、この電極群4を電池缶6内に挿入
し、更に30重量%のに○H水溶液を上記電池缶6内に
注液した後、電池缶6を密閉することにより円筒密閉型
ニッケルー水素蓄電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(A、)電池と称
する。
〔実施例■〜実施例■〕
下記第1表に示すように、電池中心側に用いるペースト
Aと、電池外周側に用いるペース)Bとの合金の平均粒
径を変える他は、上記実施例Iと同様にして電極及び電
池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(A2)電池〜(
A6)電池と称する。
〔以下、余白〕
第1表 〔比較例I〜比較例■〕 上記第1表に示すように、電池中心側に用いるペースト
Aと、電池外周側に用いるペーストBとの合金の平均粒
径を変える他は、上記実施例■と同様にして電極及び電
池を作製した。尚、上記実施例r〜■においては、ペー
ストAに含まれる合金の平均粒径はペース)Bに含まれ
る合金の平均粒径より小さくなるように構成されている
が、比較例においては、ペーストAに含まれる合金の平
均粒径はペーストBに含まれる合金の平均粒径と同じか
、或いは大きくなるように構成されている。
このようにして作製した電池を、以下(X、)電池〜(
X4)電池と称する。
〔実験I〕
上記本発明の電極を用いた(A1)電池〜(A6)電池
と比較例の電極を用いた(X、)電池〜(X4)電池に
おける放電容量を調べたので、その結果を上記第1表に
併せて示す。尚、実験条件は、それぞれ0.2C及び2
Cの電流で電池容量の120%まで充電した後、同一電
流で電池電圧が1■に低下するまで放電するという条件
である。
第1表から明らかなように、どちらの電流値であっても
、(AI)電池〜(A6)電池は(X。
)電池〜(X4)電池に比べて放電容量が増加している
ことが認められる。特に、2Cの場合には、(A1)電
池〜(A6)電池は(X+)ii池〜(X4)電池より
略100mAh放電容量が多くなっていることが認めら
れる。
〔実験■〕
上記(A、)電池〜(A6)電池と(X、)電池〜(X
4)!池との、サイクル寿命を調べたので、その結果を
上記第1表及び第3図に示す。尚、実験条件は、2Cの
電流で電池容量の120%まで充電した後、同一電流で
電池電圧が1■に低下するまで放電するという条件であ
って、電池容量が初期容量の50%となった時点を電池
寿命としている。
第1表及び第3図から明らかなように、(AI)電池〜
(A6)電池は(Xl)電池〜(X4)電池に比べて初
期放電容量が大きく、且つサイクル寿命が長くなってい
ることが認められる。
〔実験■〕
電池中心側の水素吸蔵合金粉末の平均粒径を30μmと
し、電池外周側の水素吸蔵合金粉末の平均粒径を変化さ
せた場合の放電容量の変化を調べたので、その結果を第
4図に示す。
第4図から明らかなように、電池外周側の合金粉末の平
均粒径が40μmを境に太き(変化しており、40μm
未満になると放電容量が著しく少な(なることが認めら
れる。
C実験■〕 電池外周側の水素吸蔵合金粉末の平均粒径を60μmと
し、電池中心側の水素吸蔵合金粉末の平均粒径を変化さ
せた場合の放電容量の変化を調べたので、その結果を第
5図に示す。
第5図から明らかなように、電池中心側の合金粉末の平
均粒径が40μmを境に大きく変化しており、40%m
以上になると放電容量が著しく少な(なることが認めら
れる。
上記実験■及び実験■の結果から、電池中心側の合金粉
末の平均粒径は40μm未満であることが望ましく、ま
た電池外周側の合金粉末の平均粒径は40μm以上であ
ることが望ましいことが窺える。但し、100μmを超
えると電極作製に支障を来す。したがって、電池外周側
の合金粉末の平均粒径は40μm以上100μm以下で
あることが望ましい。
第11差■ 〔実施例〕 水素吸蔵合金粉末の充填密度を、電池中心側で4.5g
/dとし、電池外周側で5.5g/cyilとする他は
、前記第1実施例の比較例■と同様にして電極及び電池
を作製した。即ち、水素吸蔵合金粉末の充填密度以外の
条件(水素吸蔵合金粉末の平均粒径、負極厚み、セパレ
ータ枚数、及び正極厚み)は、電池中心側と電池外周側
とでは同一である。具体的には、合金粉末の平均粒径は
60μm、負極厚みは0.35mm、セパレータ枚数は
1枚、正極厚みは0.55mmである。
このようにして作製した電池を、以下(B)電池と称す
る。
〔比較例〕
比較例としては、前記(x2)電池を用いている。
[実験I〕 上記本発明の電極を用いた(B)電池と比較例の電極を
用いた(X2)電池との、0.20及び2Cにおける放
電容量を調べたので、その結果を下記第2表に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験Iと同様の条件で
ある。
第2表から明らかなように、どちらの電流値であっても
、(B)電池は(X2)電池に比べて放電容量が増加し
ていることが認められる。特に、2Cの場合には大幅に
放電容量が多くなっていることが認められる。
〔実験■〕
上記(B)電池と(X2)電池との、サイクル寿命を調
べたので、その結果を下記第2表及び第6図に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験■と同様の条件で
ある。
第2表及び第6図から明らかなように、(B)電池は(
Xt )電池に比べて初期放電容量が大きく、且つサイ
クル寿命が長くなっていることが認められる。
〔以下、余白〕
第2表 〔実施例〕 第7図に示すように、電池中心側の負極厚み!、を0.
 3mn、電池外周側の負極厚み12を0゜4mとする
他は、前記第1実施例の比較例■と同様にして電極及び
電池を作製した。即ち、負極厚み以外の条件(水素吸蔵
合金粉末の平均粒径、水素吸蔵合金粉末の充填密度、セ
パレータ枚数、及び正極厚み)は、電池中心側と電池外
周側とで同一である。具体的には、合金粉末の平均粒径
は60μm、合金粉末の充填密度5g/alt、セパレ
ータ枚数は1枚、正極厚みは0.55mmである。
このようにして作製した電池を、以下(C)電池と称す
る。
〔比較例〕
比較例としては、前記(X2)電池を用いている。
〔実験I〕
上記本発明の電極を用いた(C)電池と比較例の電極を
用いた(X2)電池との、0.2C及び2Cにおける放
電容量を調べたので、その結果を下記第3表に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験1と同様の条件で
ある。
第3表から明らかなように、いずれの電流値であっても
、(C)電池は(x2)電池に比べて放電容量が増加し
ていることが認められる。特に、2Cの場合には、大幅
に放電容量が多くなっていることが認められる。
〔実験■〕
上記(C)電池と(X2)電池との、サイクル寿命を調
べたので、その結果を下記第3表及び第6図に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験■と同様の条件で
ある。
第3表及び第6図から明らかなように、(C)電池は(
X2)電池に比べて初期放電容量が大きく、且つサイク
ル寿命が長くなっていることが認められる。
第3表 〔実施例〕 第8図に示すように、電池中心側のセパレータ3の枚数
を2枚とする他は、前記第1実施例の比較例■と同様に
して電極及び電池を作製した。即ち、セパレータの枚数
以外の条件(水素吸蔵合金粉末の平均粒径、水素吸蔵合
金粉末の充填密度、負極厚み、及び正極厚み)は、電池
中心側と電池外周側とで同一である。具体的には、合金
粉末の平均粒径は60μm、合金粉末の充填密度5g/
d、負極厚み0.35mm、正極厚みは0.55mmで
ある。
このようにして作製した電池を、以下(D)電池と称す
る。
〔比較例] 比較例としては、前記(X2)電池を用いている。
〔実験■〕
上記本発明の電極を用いた(D)電池と比較例の電極を
用いた(X2)電池との、0.20及び2Cにおける放
電容量を調べたので、その結果を下記第4表に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験Iと同様の条件で
ある。
第4表から明らかなように、いずれの電流値であっても
、(D)電池は(X2)電池に比べて放電容量が増加し
ていることが認められる。特に、2Cの場合には、大幅
に放電容量が多くなっていることが認められる。。
〔実験■〕
上記(D)電池と(X2)電池との、サイクル寿命を調
べたので、その結果を下記第4表及び第6図に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験■と同様の条件で
ある。
第4表及び第6図から明らかなように、(D)電池は(
X2)電池に比べて初期放電容量が大きく、且つサイク
ル寿命が長くなっていることが認められる。
第4表 〔実施例〕 第9図に示すように、電池中心側の正極厚み!3を0.
57mm、電池外周側の正極厚み!4を0゜52鴫とす
る他は、前記第1実施例の比較例■と同様にして電極及
び電池を作製した。即ち、正極厚み以外の条件(水素吸
蔵合金粉末の平均粒径、水素吸蔵合金粉末の充填密度、
負極厚み、及びセパレータの枚数)は、電池中心側と電
池外周側とでは同一である。具体的には、合金粉末の平
均粒径は60μm、合金粉末の充填密度5g/Cl11
、負極厚み0.35mm、セパレータの枚数1枚である
このようにして作製した電池を、以下(E)電池と称す
る。
〔比較例〕
比較例としては、前記(X2)電池を用いている。
〔実験■〕
上記本発明の電極を用いた(E)電池と比較例の電極を
用いた(X2)電池との、0.20及び2Cにおける放
電容量を調べたので、その結果を下記第5表に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験■と同様の条件で
ある。
第5表から明らかなように、いずれの電流値であっても
、(E)電池は(X2)電池に比べて放電容量が増加し
ていることが認められる。特に、2Cの場合には、大幅
に放電容量が多くなっていることが認められる。。
〔実験■〕
上記(E)電池と(X2)電池との、サイクル寿命を調
べたので、その結果を下記第5表及び第6図に示す。尚
、実験条件は、上記第1実施例の実験■と同様の条件で
ある。
第5表及び第6図から明らかなように、(E)電池は(
X2)電池に比べて初期放電容量が大きく、且つサイク
ル寿命が長くなっていることが認められる。
第5表 尚、上記実施例においては円筒密閉型ニッケルー水素蓄
電池を例にとって説明したが、これに限4゜ 定されるものではなく、円筒密閉型ニッケルーカドミウ
ム蓄電池、円筒密閉型ニッケルー亜鉛蓄電池等であって
も同様の効果を奏することを実験により確認している。
光肌二肱果 以上説明したように本発明によれば、電池内での温度分
布がフラットになるので、正極の充電効率を向上させる
ことができる。この結果、電池容量が低下するのを大幅
に抑制することができる。
加えて、電池内の平均温度を下げることができ、且つ電
解液が電池外に放出するのを抑制することができるので
、合金の劣化が抑制され、サイクル特性を向上させるこ
とができる。
これらのことから、電池性能を飛躍的に向上させること
ができるという効果を奏する。特に、電池内での温度勾
配が大きくなる急速充電時における効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の円筒密閉型ニッケル蓄電池の断面図、
第2図は第1実施例における電極群の構成を示す斜視図
、第3図は本発明の(AI )電池〜(A6)電池と比
較例の(χ1)電池〜(X。 )電池のサイクル特性を示すグラフ、第4図は電池外周
側における合金粉末の平均粒径と放電容量との関係を示
すグラフ、第5図は電池中心側における合金粉末の平均
粒径と放電容量との関係を示すグラフ、第6図は本発明
の(B)電池〜(E)電池と比較例の(X2)電池のサ
イクル特性を示すグラフ、第7図は第3実施例における
電極群の構成を示す斜視図、第8図は第4実施例におけ
る電極群の構成を示す斜視図、第9図は第5実施例にお
ける電極群の構成を示す斜視図である。 1・・・正極、2・・・負極、3・・・セパレータ、4
・・・電極群、6・・・電池缶。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻
    状に巻回された電極群を有し、この電極群が電池缶内に
    装填された円筒密閉型ニッケル蓄電池において、 前記負極は、電池中心側より電池外周側の方が酸素ガス
    吸収性能に優れるように構成されていることを特徴とす
    る円筒密閉型ニッケル蓄電池。
  2. (2)ニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻
    状に巻回された電極群を有し、この電極群が電池缶内に
    装填された円筒密閉型ニッケル蓄電池において、 前記セパレータの厚みが、電池中心側より電池外周側の
    方が小さくなるよう構成されていることを特徴とする円
    筒密閉型ニッケル蓄電池。
  3. (3)ニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻
    状に巻回された電極群を有し、この電極群が電池缶内に
    装填された円筒密閉型ニッケル蓄電池において、 前記正極の厚みが、電池中心側より電池外周側の方が小
    さくなるよう構成されていることを特徴とする円筒密閉
    型ニッケル蓄電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159330A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Toyota Motor Corp 蓄電装置
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