JPH0326538A - 制振金属合板 - Google Patents
制振金属合板Info
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- JPH0326538A JPH0326538A JP16183189A JP16183189A JPH0326538A JP H0326538 A JPH0326538 A JP H0326538A JP 16183189 A JP16183189 A JP 16183189A JP 16183189 A JP16183189 A JP 16183189A JP H0326538 A JPH0326538 A JP H0326538A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、金属系多孔シートを介して、金属板を貼着し
てなり、剛性、スポット溶接性等に優れる制振金属合板
に関する。
てなり、剛性、スポット溶接性等に優れる制振金属合板
に関する。
従来の技術及び課題
従来、樹脂層を介して金属板を貼着してなる制振金属合
板が知られていた。しかし、同厚の金属単板に比べて曲
げ強度等の剛性に乏しい問題点があった。
板が知られていた。しかし、同厚の金属単板に比べて曲
げ強度等の剛性に乏しい問題点があった。
一方、前記の樹脂層に金属粉末等の導電性粒子を混入さ
せてスポット溶接を可能にした創振金属合板が知られて
いたく特開昭57−146649号公報、同62−87
341号公報〉。しかしながら、導電性粒子の混入に伴
い、樹脂層の強度低下や制振性能の低下を避け得ず、そ
れらとスポット溶接性をバランスよく調和させることが
難しい問題点があった。
せてスポット溶接を可能にした創振金属合板が知られて
いたく特開昭57−146649号公報、同62−87
341号公報〉。しかしながら、導電性粒子の混入に伴
い、樹脂層の強度低下や制振性能の低下を避け得ず、そ
れらとスポット溶接性をバランスよく調和させることが
難しい問題点があった。
課題を解決するための手段
本発明は、金属からなる多孔シートを用いて上記の課題
を克服したものである。
を克服したものである。
すなわち本発明は、金属からなる多孔シートを介し金属
板を貼着してなり、その多孔シートにおける空隙部に粘
弾性物質が充填されており、かつ多孔シートが両側の金
属板と接触して厚さ方向に導電性を有することを特徴と
する制振金属合板を提供するものである。
板を貼着してなり、その多孔シートにおける空隙部に粘
弾性物質が充填されており、かつ多孔シートが両側の金
属板と接触して厚さ方向に導電性を有することを特徴と
する制振金属合板を提供するものである。
作用
金属製多孔シートを中間層に用いることにより、剛性を
向上させ、かつ良好なスポット溶接性と制振性を付与す
ることができる。すなわち、シートの多孔性に基づいて
その空隙部に粘弾性物質を充填することが可能となり、
これにより粘弾性物質と金属板の広面積な接触が達成さ
れて良好な制振性能をもたせることができ、かつシート
が金属製であることに基づいて、言わば粘弾性物質の弾
性率を向上させたが如く機能して剛性に優れるものとす
ることができる。しかも、中間層を形威する多孔シート
とその両側の金属板とを接触させることにより、大きい
通電域を形戒することができて厚さ方向にも安定した導
電性を有することとなり、良好な溶接性が付与される。
向上させ、かつ良好なスポット溶接性と制振性を付与す
ることができる。すなわち、シートの多孔性に基づいて
その空隙部に粘弾性物質を充填することが可能となり、
これにより粘弾性物質と金属板の広面積な接触が達成さ
れて良好な制振性能をもたせることができ、かつシート
が金属製であることに基づいて、言わば粘弾性物質の弾
性率を向上させたが如く機能して剛性に優れるものとす
ることができる。しかも、中間層を形威する多孔シート
とその両側の金属板とを接触させることにより、大きい
通電域を形戒することができて厚さ方向にも安定した導
電性を有することとなり、良好な溶接性が付与される。
前記において、多孔シートの場合には孔による空隙部が
あるものの一体性を具備することが、金属粉末や金属繊
維等の金属塊を単位としたものに比べ、剛性の向上や、
通電性、ないし各通電点による通電域の広域化を高めそ
の結果、剛性、割振性能、スポット溶接性をバランスよ
く調和させることを可能にする。
あるものの一体性を具備することが、金属粉末や金属繊
維等の金属塊を単位としたものに比べ、剛性の向上や、
通電性、ないし各通電点による通電域の広域化を高めそ
の結果、剛性、割振性能、スポット溶接性をバランスよ
く調和させることを可能にする。
実施例
本発明の制振金属合板は、第1図の如く粘弾性物質3が
充填された多孔シ一ト2の両側に金属板1,4を設けた
ものである。
充填された多孔シ一ト2の両側に金属板1,4を設けた
ものである。
多孔シートは金属〈合金も含む〉からなり、これにより
導電性を具備する。多孔シートの形態は任意である。一
般には、金属繊維からなる網状物や編成物、あるいはス
リット入り金属箔の延伸処理物等からなるエキスバンド
メタルなどが用いられる。多孔シートにおける孔に基づ
く空隙部の占有面積(片表面〉は、剛性と溶接性の点よ
り50%以上、就中70〜99%が適当である。多孔シ
ートを形威する金属については特に限定はなく、導電性
や弾性率などに優れるものが好ましい。一般には鉄、ス
テンレス、鋼、アルミニウムなどからなるものが用いら
れる。
導電性を具備する。多孔シートの形態は任意である。一
般には、金属繊維からなる網状物や編成物、あるいはス
リット入り金属箔の延伸処理物等からなるエキスバンド
メタルなどが用いられる。多孔シートにおける孔に基づ
く空隙部の占有面積(片表面〉は、剛性と溶接性の点よ
り50%以上、就中70〜99%が適当である。多孔シ
ートを形威する金属については特に限定はなく、導電性
や弾性率などに優れるものが好ましい。一般には鉄、ス
テンレス、鋼、アルミニウムなどからなるものが用いら
れる。
用いる多孔シートは、少なくとも金属板間の設定間隙と
同じ厚さを有するものである。これにより、当該設定間
隙において、多孔シートとその両側の金属板とを接触さ
せて厚さ方向の導電性をもたせることができる。多孔シ
ートがネット体の如く圧縮性のもので厚さが変化しやす
いものである場合には、金属板との圧着処理時における
厚さの変化を考慮して通例、当該設定間隙よりも厚いも
のが用いられる。その場合、厚さの上限は粘弾性物質と
金属板の良好な接着状態の形成性により決定され、通例
その厚さは当該設定間隙の3倍以下である。
同じ厚さを有するものである。これにより、当該設定間
隙において、多孔シートとその両側の金属板とを接触さ
せて厚さ方向の導電性をもたせることができる。多孔シ
ートがネット体の如く圧縮性のもので厚さが変化しやす
いものである場合には、金属板との圧着処理時における
厚さの変化を考慮して通例、当該設定間隙よりも厚いも
のが用いられる。その場合、厚さの上限は粘弾性物質と
金属板の良好な接着状態の形成性により決定され、通例
その厚さは当該設定間隙の3倍以下である。
粘弾性物質としては、弾性挙動に基づいて振動エネルギ
ーを保存しつつ、その振動エネルギーを粘性挙動に基づ
いて熱エネルギーに変換し、制振性能を発揮するものが
用いられる。一般には、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、酢酸ビニル共重合系樹脂、ゴムの如き熱可塑系樹脂
や、エボキシ系樹脂、フェノール系樹脂の如き熱硬化性
樹脂などが用いられる。
ーを保存しつつ、その振動エネルギーを粘性挙動に基づ
いて熱エネルギーに変換し、制振性能を発揮するものが
用いられる。一般には、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、酢酸ビニル共重合系樹脂、ゴムの如き熱可塑系樹脂
や、エボキシ系樹脂、フェノール系樹脂の如き熱硬化性
樹脂などが用いられる。
粘弾性物質は、多孔シートの孔に基づく空隙部に介在し
、両側に設けられた金属板と接着する。
、両側に設けられた金属板と接着する。
その粘弾性物質の層厚は0.03〜lmが一般的である
。粘弾性物質の使用割合は、その種類や、多孔シートの
厚さ、金属部ないし空隙部の割合などに応じて多孔シー
トのlO〜1000重量%、就中20〜250重量%と
なる量が適当である。その使用割合がlO重量%未満で
は多孔シートによる拘束で副振性能に乏しかったり、金
属板との接着が不良となる場合があり、lO00重量%
を超えると溶接性、剛性に乏しくなる。
。粘弾性物質の使用割合は、その種類や、多孔シートの
厚さ、金属部ないし空隙部の割合などに応じて多孔シー
トのlO〜1000重量%、就中20〜250重量%と
なる量が適当である。その使用割合がlO重量%未満で
は多孔シートによる拘束で副振性能に乏しかったり、金
属板との接着が不良となる場合があり、lO00重量%
を超えると溶接性、剛性に乏しくなる。
多孔シートの両側に設ける金属板としては特に限定はな
い。ダル鋼板や亜鉛メッキ鋼板の如き鋼板などのように
剛性に優れる金属板の場合、多孔シートの使用による剛
性の向上がより有利に発揮される。用いる金属板の厚さ
は通常0.4〜4閣である。なお、多孔シートの両側に
設ける金属板は異種のものであってもよい。
い。ダル鋼板や亜鉛メッキ鋼板の如き鋼板などのように
剛性に優れる金属板の場合、多孔シートの使用による剛
性の向上がより有利に発揮される。用いる金属板の厚さ
は通常0.4〜4閣である。なお、多孔シートの両側に
設ける金属板は異種のものであってもよい。
本発明の制振金属合板の製造は例えば、粘弾性物質の層
を設けた多孔シートの両側に金属板を配置し、これをロ
ール方式やプレス方式等で加熱圧着処理する方法や、片
面に粘弾性物質層を設けた金属板を多孔シートの両側に
配置してこれを加熱圧着処理する方法などにより行うこ
とができる。
を設けた多孔シートの両側に金属板を配置し、これをロ
ール方式やプレス方式等で加熱圧着処理する方法や、片
面に粘弾性物質層を設けた金属板を多孔シートの両側に
配置してこれを加熱圧着処理する方法などにより行うこ
とができる。
加熱圧着処理により、粘弾性物質の溶融流動で多孔シー
トが露出して金属板と接触し、かつ多孔シートの空隙部
に粘弾性物質が侵入して金属板と接着し、その冷却下に
一体化して目的とする制振金属合板が形威される。前記
した粘弾性物質の層を設けた多孔シートは例えば、多孔
シートに粘弾性物質を含浸させたり、多孔シートの片面
又は両面に粘弾性物質を塗工したり、粘弾性物質のシー
トを貼着する方法などにより得ることができる。なお、
片面に粘弾性物質層を設けた金属板を用いる後者の方法
の場合、かかる金属板を多孔シートの片側のみに用いる
方法によってもよい。
トが露出して金属板と接触し、かつ多孔シートの空隙部
に粘弾性物質が侵入して金属板と接着し、その冷却下に
一体化して目的とする制振金属合板が形威される。前記
した粘弾性物質の層を設けた多孔シートは例えば、多孔
シートに粘弾性物質を含浸させたり、多孔シートの片面
又は両面に粘弾性物質を塗工したり、粘弾性物質のシー
トを貼着する方法などにより得ることができる。なお、
片面に粘弾性物質層を設けた金属板を用いる後者の方法
の場合、かかる金属板を多孔シートの片側のみに用いる
方法によってもよい。
メタル重量(粘弾性物質割合〉は83.3%であった。
実施例2
厚さ50μmのステンレス箔(SOS 304)からな
り、線径0.2醜、目の開き0.7閣、厚さ0.1m,
坪量320g / jのエキスバンドメタルを用いたほ
かは実施例1に準じて制振金属合板を得た。なお、粘弾
性物質割合は3I.3%であった。
り、線径0.2醜、目の開き0.7閣、厚さ0.1m,
坪量320g / jのエキスバンドメタルを用いたほ
かは実施例1に準じて制振金属合板を得た。なお、粘弾
性物質割合は3I.3%であった。
実施例1
亜鉛メッキされた厚さ30−の電解鉄箔からなり、線径
0.2m+,目の開き1.6m,厚さ0.175m,坪
量120g/Jのエキスバンドメタルの片面に、アクリ
ル酸ブチル70重量部とアクリル酸エチル30重量部か
らなるアクリル系樹脂のトルエン溶液を塗布含浸させた
のち乾燥して厚さ90uwのアクリル系樹脂層を形威し
、これを厚さ0.4+w+のダル鋼板(SPCC−d)
でサンドイッチして100℃で加圧プレスすることによ
り一体化し、割振金属合板を得た。なお、アクリル系樹
脂層重量/エキスバンド比較例1 アクリル系樹脂層の厚さを30μ一としたほかは実施例
2に準じて制振金属合板を得た。なお、粘弾性物質割合
は9.3%であった。
0.2m+,目の開き1.6m,厚さ0.175m,坪
量120g/Jのエキスバンドメタルの片面に、アクリ
ル酸ブチル70重量部とアクリル酸エチル30重量部か
らなるアクリル系樹脂のトルエン溶液を塗布含浸させた
のち乾燥して厚さ90uwのアクリル系樹脂層を形威し
、これを厚さ0.4+w+のダル鋼板(SPCC−d)
でサンドイッチして100℃で加圧プレスすることによ
り一体化し、割振金属合板を得た。なお、アクリル系樹
脂層重量/エキスバンド比較例1 アクリル系樹脂層の厚さを30μ一としたほかは実施例
2に準じて制振金属合板を得た。なお、粘弾性物質割合
は9.3%であった。
比較例2
一方のダル鋼板の片面に厚さ90nのアクリル系樹脂層
を形成し、これを介して実施例1に準じダル鋼板を一体
化して多孔シートを有しない制振金属合板を得た。
を形成し、これを介して実施例1に準じダル鋼板を一体
化して多孔シートを有しない制振金属合板を得た。
評価試験
実施例、比較例で得た制振金属合板について下記の試験
を行った。
を行った。
〔溶接性1
加圧力3 0 0 kg / cd ,溶接電流10
k A ,溶接時間0.2秒の条件でスポット溶接を行
い、下記の基準で評価した。
k A ,溶接時間0.2秒の条件でスポット溶接を行
い、下記の基準で評価した。
1回で溶接できた場合一−−−○
同できなかった場合一一−−−− x
[制振性】
振動リード法による損失係数を調べ、その係数に基づい
て下記の基準で評価した。
て下記の基準で評価した。
0.1以上−−一−一−−一−0
0.05〜0.1−−−−−一−△
0.05以下−−−−−−−− x
結果を表に示した。
[剛性]
スパン100mで3点支持曲げ強度試験を行い、III
Il1歪ませた時の曲げ応力を調べ、厚さ1閣のダル鋼
板( 0 . 8 kg / 1 0 m )に対する
下記の相対強さに基づいて評価した。
Il1歪ませた時の曲げ応力を調べ、厚さ1閣のダル鋼
板( 0 . 8 kg / 1 0 m )に対する
下記の相対強さに基づいて評価した。
80%以上一一一一一一〇
50〜80%一一一一△
50%以下−−−−−− X
なお、第2図に曲げ応カー歪み特性を示した。
表及び第2図から明らかなように、本発明の制振金属合
板は、溶接性、剛性及び制振性のいずれにも優れている
。
板は、溶接性、剛性及び制振性のいずれにも優れている
。
発明の効果
本発明の制振金属合板は、金属製多孔シートを用いたの
で、剛性に優れており、かつ金属板間の広面積な導電接
触を達戒できて割振性を損なうことなく良好な溶接性を
付与できて、スポット溶接をムラなく安定して行うこと
ができる。
で、剛性に優れており、かつ金属板間の広面積な導電接
触を達戒できて割振性を損なうことなく良好な溶接性を
付与できて、スポット溶接をムラなく安定して行うこと
ができる。
第1図は本発明の割振金属合板を例示した断面図、第2
図は曲げ応力一歪み特性を示したグラフである。 1.4:金属板 2:多孔シ一ト 3:粘弾性物質
図は曲げ応力一歪み特性を示したグラフである。 1.4:金属板 2:多孔シ一ト 3:粘弾性物質
Claims (1)
- 1、金属からなる多孔シートを介し金属板を貼着してな
り、その多孔シートにおける空隙部に粘弾性物質が充填
されており、かつ多孔シートが両側の金属板と接触して
厚さ方向に導電性を有することを特徴とする制振金属合
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16183189A JPH0326538A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 制振金属合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16183189A JPH0326538A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 制振金属合板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0326538A true JPH0326538A (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=15742750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16183189A Pending JPH0326538A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 制振金属合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326538A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102365506A (zh) * | 2009-03-27 | 2012-02-29 | 大金工业株式会社 | 空调装置、外壳及装饰面板 |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP16183189A patent/JPH0326538A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102365506A (zh) * | 2009-03-27 | 2012-02-29 | 大金工业株式会社 | 空调装置、外壳及装饰面板 |
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