JPH0250827A - 制振複合鋼板 - Google Patents

制振複合鋼板

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JPH0250827A
JPH0250827A JP63201729A JP20172988A JPH0250827A JP H0250827 A JPH0250827 A JP H0250827A JP 63201729 A JP63201729 A JP 63201729A JP 20172988 A JP20172988 A JP 20172988A JP H0250827 A JPH0250827 A JP H0250827A
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JP
Japan
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steel plate
conductive sheet
material layer
elastic material
viscoelastic material
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Pending
Application number
JP63201729A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamamoto
和彦 山本
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制振性、剛性、スポット溶接性等に優れた制
振複合鋼板に関する。
〔従来の技術〕
鋼板と鋼板との間に粘弾性材層を積層した制振複合鋼板
が、自動車や建築物等の構造物に使用されている。 制
振複合鋼板は優れた制振性を有しているが、粘弾性材層
が絶縁体となるため構造物の組立時になされる溶接が不
可能となってしまう。
また粘弾性材層が変形を起こすため、鋼板自体と比較し
て剛性が太き(低下してしまうという問題が生じる。 
上記溶接性の問題を解決するために、粘弾性材層中に金
属粉等を添加するという方法が提案されている(特開昭
57−146649号、特開昭62−87341号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこの方法では、剛性低下の問題は解決され
ず、剛性低下のために新たに振動や騒音問題が生じてし
まうという欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
あって、粘弾性層中に基材として導電性シートをラミネ
ートすることによって、良好な溶接性を有すると共に粘
弾性材の見掛は弾性を上げて剛性の大きい制振複合鋼板
を得るものである。
即ち本発明は、鋼板と鋼板との間に粘弾性材層が積層さ
れてなる制振複合鋼板において、上記粘弾性材層中に導
電性シートが挟設されていることを特徴とする制振複合
鋼板を提供する。
本発明において鋼板は特に限定されず、通常ダル鋼板、
亜鉛メッギ鋼板、各種表面処理鋼板等が用いられる。 
またその厚みは通常0.4〜4韮である。
かかる鋼板の間に積層されている粘弾性材とは、粘性と
弾性の両方の性状を有する材料で、粘性により振動エネ
ルギーが熱エネルギーに変換され、弾性により振動エネ
ルギーが保存される。
かかる粘弾性材の具体例としては、アクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂、酢酸ビニル共重合体、コム等の熱可塑性
樹脂や、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂等が使用できる。 また粘弾性材中に種々の充填剤を
添加してもよく、特に金属粉、金属繊維等の使用が好ま
しい。 また粘弾性材層の厚みは、通常0.03〜1.
0鰭である。
本発明においては、上記粘弾性材層中に基材として導電
性シートが挟設されており、かかる導電性シートとして
は、鉄、ステンレス、アルミ等からなる金属型シートや
、プラスチック、紙、パルプ等の絶縁体シートに後述の
方法で導電性を付与したシートが用いられる。 これら
シートの形態は特に限定されず、板状、網状、クロス、
不織布等が挙げられるが、特に網状、クロス、不織布等
のように粘弾性材がシートに含浸するタイプが好ましい
かかる絶縁体シートに導電性を付与する方法としては、
例えば銅、アルミ、ニッケル等の金属、カーホン、導電
性高分子等を、絶縁体シートの表面にコーティング処理
したり、絶縁体の内部に添加したりする方法が挙げられ
る。
上記導電性シートの厚みは、粘弾性材層の厚みの10〜
90%、好ましくは30〜80%が良い。 かかる範囲
内であれば、溶接性が低下することなく良好な剛性及び
制振性を得られる。
本発明の制振複合鋼板は、例えば、導電性シートに粘弾
性材を含浸させたものを2枚の鋼板でサンドイッチし、
または片面に粘弾性材を塗布した鋼板を用い、粘弾性材
が塗布された側で導電性シートをサンドイッチし、ロー
ルまたはプレスにより一体化する方法などにより得られ
る。
このようにして得られた本発明の制振複合鋼板の実例を
、第1図に示す。 2枚の鋼板1の間に粘弾性材層2が
積層されており、かかる粘弾性材層2中に導電性シート
3が挟設されている。
〔発明の効果〕
本発明の制振複合鋼板は、粘弾性材層中に導電性シート
を挟設したため、制振性、剛性、スポット溶接性等に優
れており、自動車や建築物等の構造物に使用することが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例 鋼板として5PCCJダル鋼板(0,4mm厚)、粘弾
性材として、アクリル酸エチル30重量部及びアクリル
酸ブヂル70重量部をトルエン溶媒中で重合して得られ
たポリマー、導電性シートとして下記の2種の基材シー
1〜を用いた。 かかる基材シートに上記ポリマーを含
浸させ、0.1211厚のシートを得、ダル鋼板でサン
ドインチした後、80°Cにて加圧プレスして一体化す
ることによって粘弾性材層厚0.9龍の2種の制振複合
鋼板(1,On厚)を得た。
導電性シート■ 金属クロス 材質: 5US304、線径: 0.04菖璽、目の開
き=0.051 導電性シート■ ポリエステルクロスにアルミニウムを蒸着したクロス クロス厚: 0.09鰭、クロス密度二′11、横共に
60本/25m1、質量: 120g/mこれら導電性
シートは、粘弾性材を鋼板に上記の方法で積層する際に
粘弾性材中に挟設された。
得られた制振複合鋼板の溶接性、剛性及び制振性を以下
の方法および基準で評価した結果を表に示す。
(1)溶接性 加圧力300 kg / cn! 、溶接電流10KA
、溶接時間0.2secの条件下にてスポット溶接を行
った。
〔判断基準〕
1回で溶接が可能 −−−−−−−−−−−−−−○不
可能 −−−−−−−−x (2)剛性 3点支持曲げ強度評価にて行った。 第2図に曲げ強さ
一歪試験の結果を示す。
〔判断基準〕
1.0量II厚5PCG=1]鋼板のスパン1001m
での1mm歪み時の曲げ強度は0.8 kg/10mm
であり、この値の何%の強度を有するかで評価した。
80%以上−−−−−−−−−−−−050〜80%−
−−−−−−−△ 50%以下−=−−−−−−−−−−−−−−−x(3
)制振性 振動リード法による損失係数により評価した。
0.1以上−−−−−−−−−−−−−00,5〜1 
、0−−−−−−−−−−−−−−−−−−−△0.5
以下−−−−−−−−−−−−−−−−一−−−−−x
〔比較例〕 導電性シー1〜を使用しない以外は、実施例と同様にし
て制振複合鋼板を得、それを評価した結果を表及び第2
図に併せて示す。
表及び第2図から明らかなように本発明によれば、従来
の制振複合鋼板より優れた溶接性、剛性を有する制振複
合鋼板を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制振複合鋼板の実例、第2図は制振複
合鋼板の曲げ強さと歪の関係を示すグラフである。 ]−−一一−−−−−−鋼板 2 −−−−−−−−御粘弾性材層 3−−−−−−−−−−導電性シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼板と鋼板との間に粘弾性材層が積層されてなる制振複
    合鋼板において、上記粘弾性材層中に導電性シートが挟
    設されていることを特徴とする制振複合鋼板。
JP63201729A 1988-08-11 1988-08-11 制振複合鋼板 Pending JPH0250827A (ja)

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