JPH03264661A - スズ‐マグネシウム合金またはその酸化物よりなる薄膜及びその薄膜の形成方法 - Google Patents

スズ‐マグネシウム合金またはその酸化物よりなる薄膜及びその薄膜の形成方法

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JPH03264661A
JPH03264661A JP6525790A JP6525790A JPH03264661A JP H03264661 A JPH03264661 A JP H03264661A JP 6525790 A JP6525790 A JP 6525790A JP 6525790 A JP6525790 A JP 6525790A JP H03264661 A JPH03264661 A JP H03264661A
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JP
Japan
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tin
magnesium
thin film
film
oxide
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JP6525790A
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English (en)
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Shinji Tanigawara
谷川原 進二
Wasaburo Ota
太田 和三郎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、銅張プリント、配線パターン被膜、電極並び
に接点材料として応用される金g薄膜またはガス検知膜
や透明導電膜を初めとして、熱反射膜、腐食防止膜、耐
衝撃・耐摩耗膜等に応用される金属酸化物薄膜及びこれ
ら薄膜の形成方法に関する。
〔従来技術〕
金属薄膜あるいは金属酸化物薄膜は多くの分野で利用さ
れているが、それらはガラス、シリコンウェハ、プラス
チックフィルム等の基板上に形成される。薄膜形成に先
だって、基板表面は洗浄やエツチング処理によって、充
分に清浄化しておく必要がある。いま、この充分に清浄
化された基板上に、真空蒸着法やスパッタリング方法等
によって、金属スズ膜を厚さ0.03〜0.5μI11
程度に形成したものの表面状態を観察してみると、鏡面
金属光沢にはならず白濁を呈していることが判る。更に
これを電子顕微鏡などで微細に観察すると、基板上に粒
径0.03〜0.5μm程度のスズ粒状体が並んだ状態
を呈しており、粒子同士の接触は非常にすくなくなって
いるのが判る。第1図は基板1上にスズ粒子2が形成さ
れ、さらにこれが酸化されて酸化スズ粒子3が形成され
た状態を表している。ここで酸化スズ粒子は、スズ粒子
を酸素ガス存在下で加熱することにより得られるが、ス
ズの融点は231℃であるため、これ以下の温度で酸化
させる必要がある。そのために、完全に酸化させるには
長時間を要する。例えば0.1μmのスズ膜を200℃
で酸化処理した場合には、10日間程度を要する。又、
成膜用真空槽内に酸素あるいは酸素と不活性ガスの混合
ガスを導入し酸化スズ膜を形成しても、同様に粒状を呈
している。
スズ膜は銅張プリント、配線パターン被膜、電極並びに
接点材料として応用され、酸化スズ膜は金属酸化物半導
体であり、ガス検知膜や透明導電膜を初めとして、熱反
射膜、腐食防止膜、耐衝撃・耐摩耗膜等に応用されてい
る。しかし、第1図にみられるような微細粒子同士の接
触がすくないスズ膜2または酸化スズ膜3の面抵抗値は
メガオーダー07口以上であり、これを低抵抗を必要と
する接点面や電極材料、その他各種機能膜として用いる
のは不適当である。
〔目  的〕
本発明の目的は、前記のごとき不都合の見られない、1
μm程度以下に基板上に形成された主成分がスズあるい
は酸化スズの薄膜及びそれらの形成方法を提供すること
にある。
〔構  成〕
スズのみを蒸発材料あるいはターゲット材料として真空
蒸着法あるいはスパッタリング法でスズ膜を基板上に形
成した場合、膜厚が1μm程度以下の場合には連続膜と
はならず、粒状を呈しやすい。本発明者らは、その原因
を検討した結果、形成されるべき金属の表面張力が大き
く関係していることを確めた。
つまり、固体(基板)の表面張力をγS、液体(スズ)
の表面張力をγL、固液界面張力をγSLとした場合、 0〈γS−γL−γSLのとき液体は固体面を濡らし、 O〉γS−γL−γSLのとき液体は固体面を濡らさな
い。
スズの表面張力は685dyne/cm(215℃)で
あり、水銀の表面張力(464dyne/cm(15℃
)〕よりも大きな値であり、基板との濡れが悪く連続膜
になりにくい。連続膜にするには、基板の表面張力を大
きくするか、スズの表面張力あるいはスズと基板間の界
面張力を小さくする必要がある。そこで、本発明者らは
この結果に基づき、さらに研究を重ね、本発明に至った
ものである。
すなわち、第1の本発明は、マグネシウムがスズとマグ
ネシウムの合計量に対して0.5〜5.0tgt%含有
されていることを特徴とするスズ−マグネシウム合金ま
たはその酸化物よりなる薄膜に関する。
第2の本発明は、薄膜形成用原料として、マグネシウム
がスズとマグネシウムの合計量に対して0.5〜5.0
wt%含有されている合金を用いることを特徴とするス
ズ−マグネシウム合金薄膜の形成方法に関する。
第3の本発明は、スズ−マグネシウム薄膜を酸素が存在
する雰囲気中で加熱することを特徴とするスズ−マグネ
シウム酸化物薄膜の形成方法に関する。
第4の本発明は、薄膜形成用原料として、マグネシウム
がスズとマグネシウムの合計量に対して0.5〜5 、
0wt%含有されている合金を用い、かつ成膜用真空槽
内に酸素あるいは酸素と不活性ガスの混合ガスを導入す
ることを特徴とするスズ−マグネシウム酸化物薄膜の形
成方法に関する。
本発明のスズ−マグネシウム合金薄膜は、真空蒸着法の
ように蒸発材料を使用する場合には、蒸発材料としてス
ズ95.5〜95 、0wt%とマグネシウム0.5〜
5.0wt%よりなる合金を使用し、又、スパッタリン
グ法のようにターゲットを使用する場合にも、ターゲッ
ト材料として、前記合金を使用し、それぞれの作製方法
に準じて行なえば、目的の基板上に形成することができ
る。
スズ−マグネシウム合金は、公知の手段で容易に製造し
得、蒸発材料またはターゲット材料用に成型しておけば
よい。
また、基板としては、ガラス、シリコンウェハ及びプラ
スチックフィルム等、従来から用いているものが全て利
用できる。
本発明のスズ−マグネシウム合金酸化物薄膜は、基板上
に形成された前記スズ−マグネシウム合金薄膜を酸素が
存在する雰囲気中で加熱処理することにより形成するこ
とができる。
薄膜の酸化処理において、膜中にマグネシウムが存在せ
ず、スズのみの場合にはその融点の低さから、完全に酸
化させるには非常に長時間を要する。しかし、膜中にマ
グネシウムが存在する場合には、500°Cに加熱され
た炉内にゆっくり挿入し、その後700℃に昇温しでも
膜が溶けて形態が崩れることは無い。これは、酸化マグ
ネシウムがバインダーの役割を果たすためと考えられる
。この場合、膜厚が0.2μmであっても、数時間で酸
化は完了する。
また、本発明のスズ−マグネシウム合金酸化物薄膜は、
成膜中に真空槽内に酸素あるいは酸素と不活性ガスの混
合ガスを導入する方法を用いても形成することができる
本発明のスズ−マグネシウム合金またはその酸化物薄膜
は、1μmの厚みであっても、また1μm以下でも、特
に0.03μmの厚みでも連続膜として形成できる。
本発明のスズ−マグネシウム合金またはその酸化物より
なる薄膜が、連続膜になる理由は、マグネシウムの特定
量が含有していることによりスズ単体よりも表面張力が
減少するか、あるいは基板との界面張力が小さくなるた
めなどが考えられる。
本発明において、スズ中におけるマグネシウムの量を0
.5〜5.(ht%としているのは銅張プリ− ントやガス検知膜などに応用した場合に、その性能を維
持しつつ、かつ1μm程度以下の厚みでも連続膜として
得られるからである。すなわち、マグネシウムが0 、
5tyt%以下の場合、連続膜となりにくくなる。逆に
マグネシウムの量が多くなるにつれ、特に酸化物薄膜で
顕著なのだが抵抗値が大きくなり、透明導電膜としては
当然使用できなくなる。又5 、 Owt%程度になる
とガス検知膜としても抵抗値が大きくなりすぎて使用不
可となる。又、マグネシウムの存在は、その量により、
面抵抗を制御することができる。
金属膜として使用する場合には、あまりマグネシウムの
量は厳しくないが(但し最低0.5tyt%以上は無い
と連続膜にならない)、酸化物薄膜の場合、抵抗値がマ
グネシウム添加量により大Tllに変化する。できるだ
け低抵抗で使用したいものは連続膜になる最低量を使用
する。又、酸化してガス検知膜として使用する場合には
酸化マグネシウムは触媒として働くため、ガス感度が向
」ニする。とくにガスセンサとしてはドライブ8 回路、ガス感度、経時特性を考慮すると2wt%程度が
良い。
〔実施例〕
実施例1 真空蒸着法における蒸発原料としてスズ98.0wt%
とマグネシウム2.Ovt%よりなる合金を使用し、ス
ズ−マグネシウム薄膜をガラス板上に下記処理条件で形
成した。
処理条件 圧   力  2X10−4Pa 成膜速度 20人/see 形成された薄膜の厚みは0.1μmであり、電子顕微鏡
で表面a察したところ連続膜であった。
なお、膜の抵抗値がマグネシウム添加無しの場合はメガ
オーダーΩ/口に対し、マグネシウムを添加すると通常
の金属膜の抵抗値となることから連続膜であると評価し
てもよい。
また、確認はしていないが、この金属膜はSn−Mg融
点図より考察すると、SnとMg2Snの共晶であると
思われる。
実施例2 スパッタリング法におけるターゲラ1−としてスズ98
.(ht%とマグネシウム2.(ht%よりなる合金を
使用し、スズ−マグネシウム薄膜をシリコンウェハ上に
下記処理条件で形成した。
処理条件 圧   力  2Pa RF電力 100W 成膜速度 100人/min 形成された薄膜の厚みは0.〕μmであり、電子顕微鏡
で表面観察したところ連続膜であった。
実施例3 実施例1及び2で形成した薄膜をそれぞれ500℃に加
熱した炉内にゆっくり挿入し、その後700℃に昇温し
で酸化処理した。
酸化処理された実施例1及び2の薄膜の厚みはそれぞれ
変更もなくかつ連続膜のままであった。
実施例4 実施例1及び2の成膜時に真空槽内に酸素:不活性ガス
=5=1の混合ガスを導入し、その他は同様にして薄膜
を形成した。
得られた薄膜はそれぞれ実施例1及び2の厚みと変わら
ずかつ連続膜のままであった。
〔効  果〕
本発明のスズ−マグネシウム合金またはその酸化物より
なる薄膜は、膜厚が0.03〜1μmの薄膜であっても
その膜は連続膜となり、各種の膜に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は基板上にスズ粒子が形成され、さらにこれが酸
化されて酸化スズ粒子が形成された状態を示す説明図で
ある。 1・・・基板     2・・・スズ粒子3・・・酸化
スズ粒子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.マグネシウムがスズとマグネシウムの合計量に対し
    て0.5〜5.0wt%含有されていることを特徴とす
    るスズ−マグネシウム合金またはその酸化物よりなる薄
    膜。
  2. 2.薄膜形成用原料として、マグネシウムがスズとマグ
    ネシウムの合計量に対して0.5〜5.0wt%含有さ
    れている合金を用いることを特徴とするスズ−マグネシ
    ウム合金薄膜の形成方法。
  3. 3.スズ−マグネシウム薄膜を酸素が存在する雰囲気中
    で加熱することを特徴とするスズ−マグネシウム酸化物
    薄膜の形成方法。
  4. 4.薄膜形成用原料として、マグネシウムがスズとマグ
    ネシウムの合計量に対して0.5〜5.0wt%含有さ
    れている合金を用い、かつ成膜用真空槽内に酸素あるい
    は酸素と不活性ガスの混合ガスを導入することを特徴と
    するスズ−マグネシウム酸化物薄膜の形成方法。
JP6525790A 1990-03-15 1990-03-15 スズ‐マグネシウム合金またはその酸化物よりなる薄膜及びその薄膜の形成方法 Pending JPH03264661A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3502301A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-26 TE Connectivity Germany GmbH Coating for a component, component with a coating and method of applying a coating to a component

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3502301A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-26 TE Connectivity Germany GmbH Coating for a component, component with a coating and method of applying a coating to a component
WO2019122026A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-27 Te Connectivity Germany Gmbh Coating for a component, component with a coating and method of applying a coating to a component

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